JPH0529134A - 電動式リニアアクチユエータ - Google Patents

電動式リニアアクチユエータ

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Publication number
JPH0529134A
JPH0529134A JP20114291A JP20114291A JPH0529134A JP H0529134 A JPH0529134 A JP H0529134A JP 20114291 A JP20114291 A JP 20114291A JP 20114291 A JP20114291 A JP 20114291A JP H0529134 A JPH0529134 A JP H0529134A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
shaft
casing
linear actuator
electric motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP20114291A
Other languages
English (en)
Inventor
Isamu Chikuma
勇 竹間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
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Publication of JPH0529134A publication Critical patent/JPH0529134A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電力消費並びにヒステリシスを小さく抑える。 【構成】軸1をケーシング5の内側に、軸方向に亙る変
位のみ自在に支持する。軸1の周囲に設けた筒4を前記
ケーシング5の内側に、回転のみ自在に支持する。捩り
コイルばね10により前記筒4に、回転方向の弾力を付
与する。ケーシング5と筒4との間に電動モータ18を
設ける。この電動モータ18は、通電に伴なって前記筒
4を、捩りコイルばね10の弾力方向と逆方向に回転さ
せる。筒4と軸1との間には送り螺子部14を、ケーシ
ング5と軸1との間にはこの軸1の回転を阻止する周り
止め部17を、それぞれ設ける。従って、前記筒4の回
転に伴なって前記軸1が、軸方向に変位する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係る電動式リニアアク
チュエータは、例えば各種油圧回路の途中に設ける流量
制御弁等を駆動する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車に設けられる油圧回路に設
ける流量制御弁等を、制御器からの指令に基づいて駆動
する為には、電動式のリニアアクチュエータが必要とな
る。この為従来から、ソレノイドと圧縮ばねとを組み合
わせた電動式リニアアクチュエータが使用されている。
【0003】この従来から知られた電動式リニアアクチ
ュエータは、ロッド等の変位部材を前記圧縮ばねによっ
て一方に付勢しておき、この変位部材を変位させる必要
が生じた場合には、前記ソレノイドに通電する事により
前記変位部材を、前記圧縮ばねの弾力に抗して変位させ
るものである。変位部材の変位量は、前記ソレノイドへ
の通電量を制御し、このソレノイドが前記変位部材を吸
引する力の大きさを変える事で調節する。即ち、前記変
位部材は、前記圧縮ばねの弾力と前記ソレノイドの吸引
力とが釣り合う位置迄変位して停止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の様な
ソレノイドを利用した従来の電動式リニアアクチュエー
タの場合、変位部材を変位させる際に、ソレノイドに大
きな電流を流す必要がある為、例えば自動車の油圧回路
の切り換えに使用した場合、バッテリーに負担をかける
原因となり、好ましくない。
【0005】又、圧縮ばねの弾力とソレノイドの吸引力
とを釣り合わせる事で、前記変位部材の変位量を調節す
るが、圧縮ばねにより変位部材を付勢する構造はヒステ
リシスが大きい為、前記ソレノイドに同じ電流を流した
としても、前記変位部材を一方に変位させる場合と他方
に変位させる場合とで変位量が大きく異なってしまう。
この為、流量制御弁の開度を微調節する事等が難しかっ
た。
【0006】本発明の電動式リニアアクチュエータは、
上述の様な不都合を解消するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電動式リニアア
クチュエータは、軸と、この軸と同心に、この軸に対す
る相対的回転を自在として設けられた筒と、この筒と前
記軸との内で、回転のみ自在な一方の部材と固定の部分
との間に設けられ、この一方の部材に回転方向の弾力を
付与する弾性部材と、前記軸の外周面と前記筒の内周面
との間に設けられ、前記一方の部材の回転に伴なって、
前記軸と筒との内の他方の部材を、軸方向に亙って変位
させる送り螺子部と、前記筒の周囲に設けられたケーシ
ングと、このケーシングの内側に設けられて、通電に伴
なって前記一方の部材を、前記弾性部材の弾力に抗して
回転させる電動モータと、前記ケーシングと前記他方の
部材との間に設けられ、この他方の部材の軸方向に亙る
変位は許容するが回転を阻止する回り止め部とから構成
される。
【0008】
【作用】上述の様に構成される本発明の電動式リニアア
クチュエータの場合、電動モータへの非通電時には、軸
と筒との内の一方の部材が、弾性部材の弾力により一方
向に回転する。この際、前記軸と筒との内の他方の部材
は、回り止め部により回転を阻止される為、送り螺子部
によりこの他方の部材が、軸方向一端に迄変位させられ
る。
【0009】又、電動モータに通電すると、前記一方の
部材が、通電量に応じて回転する。即ち、この一方の部
材は、通電量に応じて定まる前記電動モータの回転トル
クと、前記弾性部材の弾力とが釣り合う状態に迄回転し
た状態で停止する。そして、前記一方の部材の回転に伴
ない、前記送り螺子部により前記他方の部材が、軸方向
他端に向けて変位する。
【0010】
【実施例】図1〜2は本発明の実施例を示している。中
心部に設けられた軸1は、回転する事なく軸方向(図1
の左右方向)にのみ変位し、流量制御弁の弁体等を駆動
する(平行移動させる)。この軸1の周囲には、第一筒
部2と第二筒部3とを互いに直列に組み合わせた筒4
が、この軸1と同心に設けられており、更に、この筒4
の周囲には、ケーシング5が設けられている。
【0011】後述する電機子6を介して接続され、前記
筒4を構成する、前記第一筒部2と第二筒部3との内、
第一筒部2は前記ケーシング5の前蓋7の内周縁に、第
二筒部3は後蓋8の開口縁部に、それぞれ転がり軸受
9、9を介して、回転のみ自在に支承している。
【0012】又、弾性部材である捩りコイルばね10の
一端を、前記第二筒部3の端面に、この捩りコイルばね
10の他端を前記後蓋8の内面に、それぞれ係止してい
る。この結果、前記第二筒部3を含む筒4には、回転方
向の弾力が付与された状態となる。
【0013】又、前記軸1の外周面に形成した螺旋溝1
1と、前記筒4を構成する第二筒部3の内周面に形成し
た螺旋溝12との間には、複数のボール13、13を設
ける事で、ボール螺子機構を構成し、前記第二筒部3の
回転に伴なって、前記軸1を軸方向に亙って変位させる
送り螺子部14を構成している。一方、前記後蓋8の内
面中央部には、図2に示す様な非円形の凹部15を形成
しており、この凹部15に、前記軸1の端部に形成した
非円柱部16を挿入している。そして、この非円柱部1
6と前記凹部15との係合により、前記軸1の軸方向に
亙る変位は許容するが、この軸1の回転を阻止する回り
止め部17を構成している。
【0014】更に、前記ケーシング5の内側には、通電
に伴なって前記筒4を、前記捩りコイルばね10の弾力
に抗して回転させる電動モータ18を設けている。即
ち、前記ケーシング5の胴部を構成する円筒部19の内
周面に永久磁石20を固定し、この永久磁石20の内周
面と、前記第一筒部2と第二筒部3とに掛け渡して設け
られた電機子6の外周面とを対向させている。前記第一
筒部2の外周面には整流子21を固定しており、この整
流子21の外周面に、ブラシ22の内端面を摺接させて
いる。このブラシ22は、前記円筒部19に固設された
ホルダ23内に、この円筒部19の直径方向に亙る変位
を自在として嵌装され、圧縮ばね24により、前記整流
子21に向け押圧されている。
【0015】上述の様に構成される本発明の電動式リニ
アアクチュエータの場合、電動モータ18への非通電時
には、捩りコイルばね10の弾力により筒4が、一方向
に回転する。この際前記軸1は、回り止め部17を構成
する凹部15の内周面と非円柱部16の外周面との係合
により、前記筒4と共に回転する事はない。この為、前
記送り螺子部14により前記軸1が、軸方向一端に迄変
位させられる。
【0016】又、前記ブラシ22を介して電動モータ1
8に通電すると、前記筒4が、通電量に応じて回転す
る。即ち、この筒4は、通電量に応じて定まる前記電動
モータ18の回転トルクと、前記捩りコイルばね10の
弾力とが釣り合う状態に迄回転し、通電量を変えない限
り、そのままの状態で停止する。
【0017】前記筒4を構成する第二筒部3の内周面と
前記軸1の外周面との間には、ボール螺子機構である送
り螺子部14が設けられている為、前記筒4の回転に伴
ない、前記送り螺子部14により前記軸1が、軸方向他
端に向けて変位する。従って、前記軸1の端部に流量制
御弁の弁体等を支持すれば、前記電動モータ18への通
電量を変える事で、この流量制御弁による流量制御を行
なえる。
【0018】捩りコイルばね10は、前記従来のソレノ
イド式のリニアアクチュエータに組み込まれている引っ
張りばねに比べて、ばね自体のヒステリシスが小さく、
しかも電動モータ18の回転力を軸1の変位に変換する
為の構造も、摩擦損失の小さなボール螺子機構により構
成されている為、リニアアクチュエータ全体としてのヒ
ステリシスは小さなものとなる。又、前記ボール螺子機
構による送り螺子部14が、電動モータ18のトルクを
増大させてから前記軸1に伝達する為、この軸1を軸方
向に亙って変位させる為に、前記電動モータ18に通電
する電流の値が、比較的小さくて済む。
【0019】尚、本発明の電動式リニアアクチュエータ
を構成する場合に、図示の場合とは逆に、軸1を回転さ
せ、筒4を軸方向に変位させる構造とする事も出来る。
【0020】
【発明の効果】本発明の電動式リニアアクチュエータ
は、以上に述べた通り構成され作用する為、少ない電力
消費で大きな力を得る事が出来、しかもヒステリシスの
小さな電動式リニアアクチュエータとして、流量制御弁
等、各種機器を微妙に制御する事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図。
【図2】図1の拡大A−A断面図。
【符号の説明】
1 軸 2 第一筒部 3 第二筒部 4 筒 5 ケーシング 6 電機子 7 前蓋 8 後蓋 9 転がり軸受 10 捩りコイルばね 11 螺旋溝 12 螺旋溝 13 ボール 14 送り螺子部 15 凹部 16 非円柱部 17 回り止め部 18 電動モータ 19 円筒部 20 永久磁石 21 整流子 22 ブラシ 23 ホルダ 24 圧縮ばね

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 軸と、この軸と同心に、この軸に対する
    相対的回転を自在として設けられた筒と、この筒と前記
    軸との内で、回転のみ自在な一方の部材と固定の部分と
    の間に設けられ、この一方の部材に回転方向の弾力を付
    与する弾性部材と、前記軸の外周面と前記筒の内周面と
    の間に設けられ、前記一方の部材の回転に伴なって、前
    記軸と筒との内の他方の部材を、軸方向に亙って変位さ
    せる送り螺子部と、前記筒の周囲に設けられたケーシン
    グと、このケーシングの内側に設けられて、通電に伴な
    って前記一方の部材を、前記弾性部材の弾力に抗して回
    転させる電動モータと、前記ケーシングと前記他方の部
    材との間に設けられ、この他方の部材の軸方向に亙る変
    位は許容するが回転を阻止する回り止め部とから成る電
    動式リニアアクチュエータ。
JP20114291A 1991-07-17 1991-07-17 電動式リニアアクチユエータ Pending JPH0529134A (ja)

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JP20114291A JPH0529134A (ja) 1991-07-17 1991-07-17 電動式リニアアクチユエータ

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JP20114291A JPH0529134A (ja) 1991-07-17 1991-07-17 電動式リニアアクチユエータ

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JPH0529134A true JPH0529134A (ja) 1993-02-05

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JP20114291A Pending JPH0529134A (ja) 1991-07-17 1991-07-17 電動式リニアアクチユエータ

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JP (1) JPH0529134A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002214509A (ja) * 2001-01-23 2002-07-31 Nidec Copal Corp レンズ駆動装置
US6734582B2 (en) * 2001-04-10 2004-05-11 International Business Machines Corporation Linear actuator using a rotating motor
JP2006504906A (ja) * 2002-03-05 2006-02-09 ムービング マグネット テクノロジーズ エム.エム.テ. ブラシレス多相電気モータを備えるリニアアクチュエータ

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JP2006504906A (ja) * 2002-03-05 2006-02-09 ムービング マグネット テクノロジーズ エム.エム.テ. ブラシレス多相電気モータを備えるリニアアクチュエータ

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