JP2003042325A - 電動弁及び電動弁の駆動装置並びに冷凍サイクル装置 - Google Patents

電動弁及び電動弁の駆動装置並びに冷凍サイクル装置

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JP2003042325A
JP2003042325A JP2001225754A JP2001225754A JP2003042325A JP 2003042325 A JP2003042325 A JP 2003042325A JP 2001225754 A JP2001225754 A JP 2001225754A JP 2001225754 A JP2001225754 A JP 2001225754A JP 2003042325 A JP2003042325 A JP 2003042325A
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motor
operated valve
pole
valve
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Shinichi Kitano
信一 北野
Seiichi Nakano
誠一 中野
Tamon Itani
多聞 猪谷
Seiichi Nakahara
誠一 中原
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Saginomiya Seisakusho Inc
Original Assignee
Saginomiya Seisakusho Inc
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B41/00Fluid-circulation arrangements
    • F25B41/30Expansion means; Dispositions thereof
    • F25B41/31Expansion valves
    • F25B41/34Expansion valves with the valve member being actuated by electric means, e.g. by piezoelectric actuators
    • F25B41/35Expansion valves with the valve member being actuated by electric means, e.g. by piezoelectric actuators by rotary motors, e.g. by stepping motors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気調和機の膨張弁等の電動弁において、基
点位置出し時の異音や振動等を防止する。 【解決手段】 駆動コイル14aに駆動パルスを供給し
てロータ13を回動し、ニードル弁18を昇降する。ニ
ードル弁18を弁座11dに着座/離座させて弁の開度
を制御する。ロータ13を収容するケース12の外周に
ホールICユニット200を配設する。基点位置出し時
には、駆動コイル14aに基点位置出しパルスを出力す
る。ニードル弁18が着座するようなロータ13の回動
を、着座後にストッパ機構15により停止させる。ロー
タ13のマグネット13bの磁気をホールICユニット
200で検出し、ロータ13の停止を検出する。停止の
検出により基点位置出しパルスの供給を停止する。また
は、ロータ13の駆動用のマグネット13bの代わりに
磁気ドラムを設け、磁気ドラムの磁気によりロータ13
の停止を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機に関わ
り、膨張弁として用いるのに好適な電動弁、及び該電動
弁の駆動装置並びに冷凍サイクル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ルームエアコンやカーエアコンな
どの空気調和機において、冷凍サイクル中に設けられ電
動弁(膨張弁)としてステッピングモータを用いている
ものがある。この電動弁では、ステッピングモータの回
転駆動により、その駆動と同軸に配設された弁体を摺動
し、弁を開閉するものである。また、例えば弁開度の制
御のために、起動時などに弁の全開位置または全閉位置
(通常、「基点位置」という。)における基点位置出し
を行う必要がある。このため、ステッピングモータの回
動により基点位置になるに十分なパルス数のパルス出力
をもってステッピングモータを駆動する。
【0003】しかし、この基点位置ではステッピングモ
ータのロータなどがストッパに当接することで停止する
ようになっているので、このストッパに当接した後もス
テッピングモータに駆動パルスを出力していると、異音
や振動が発生し、快適性を損なうことになる。そこで、
この異音や振動を速やかに防止する技術が要求されてい
る。
【0004】従来、上記のような電動弁における異音や
信号を防止する技術として、例えば特許第303783
1号公報(従来技術−1という。)に開示されたものが
ある。この従来技術−1は、基点位置出し時の異音、振
動の発生を防止、あるいは電動弁の寿命低下を防止する
ために、電動弁にマグネットと磁気検出手段とを備え、
該磁気検出手段を例えば、リードスイッチで構成し、該
リードスイッにより全開信号を出力するように、構成さ
れている。
【0005】また、ステッピングモータの回動位置を検
出する技術として、例えば特開2001−12633号
公報(従来技術−2という。)に開示されたものがあ
る。この従来技術−2の第1実施例は、弁開度の検出及
び脱調の検出を行うために、電動弁の回転軸に固定した
磁気ドラム、並びに回転軸の端部に磁石を設け、磁気ド
ラムのNS極の磁界の大きさと極性を検出する2つの磁
気センサ及び磁石の上下位置を検出する磁気センサの検
出値から弁開度を演算するように構成されている。ま
た、従来技術−2の第2実施例は、2つの磁気センサを
磁気ドラムの上面に配し、磁気ドラムの上下動も2つの
磁気センサによって検出するように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術−1
のものでは、ケース内にマグネットと可動部材からなる
構造を収容する必要があり、全体構造が複雑となるとい
う問題がある。また、従来技術−2においては、開度の
検出(演算)を行っているが、複数の磁気センサを用い
ており、基点位置出し時の異音、振動の発生を防止する
ため適用するには、構造が複雑すぎるという問題があ
る。
【0007】本発明は、空気調和機の電動弁において、
簡単な構造で基点位置出し時の異音や振動等を防止する
ことを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の電動
弁は、非磁性体からなるケースに設けられたステータと
該ケース内に設けられたロータとによりステッピングモ
ータを構成し、前記ステータの駆動コイルに通電して前
記ロータを周方向に回転させることにより弁を開閉する
とともに、該ロータの基点位置を規制するストッパを有
する電動弁において、前記ケースの外周面上に磁気検出
手段を設け、該磁気検出手段により、前記ロータと同軸
に固定され周上に配置されたN極及びS極の磁気を検出
し、該ロータの回転及び停止を検出できるようにしたこ
とを特徴とする。
【0009】本発明の請求項2の電動弁は、請求項1の
構成を備え、前記磁気検出手段は、前記ロータのN極及
びS極の磁気を検出することを特徴とする。
【0010】本発明の請求項3の電動弁は、請求項1の
構成を備え、前記磁気検出手段は、前記ロータと同軸に
固定された磁気ドラムのN極及びS極の磁気を検出する
ことを特徴とする。
【0011】本発明の請求項4の電動弁の駆動装置は、
請求項1、請求項2、または請求項3の電動弁を駆動
し、該電動弁の基点位置出し時に前記ロータを基点位置
に復帰するように前記駆動コイルに基点位置出しパルス
出力を行う電動弁の駆動装置であって、前記磁気検出手
段からの磁気検出信号を入力し、前記基点位置に対応す
る磁気検出信号が所定時間以上入力されたら、前記基点
位置出しパルス出力を停止することを特徴とする。
【0012】本発明の請求項5の冷凍サイクル装置は、
請求項1、請求項2、または請求項3の電動弁と、請求
項4の電動弁の駆動装置を備えたことを特徴とする。
【0013】請求項1の電動弁によれば、磁気検出手段
がケースの外周面上に設けられているので構成が簡単に
なるとともに、基点位置出し時にロータがストッパによ
って停止したことを磁気検出手段によりすぐに検出でき
るので、駆動コイルに通電する基点位置出しパルスをす
ぐに停止して、異音や振動等を防止することができる。
また、ロータ回転時に磁気検出手段により回転信号が得
られるので、コイルのオープン・ショートの検知がで
き、断線検知回路が不要になる。
【0014】請求項2の電動弁によれば、請求項1と同
様な作用効果が得られるとともに、ロータのN極及びS
極を利用することで、構成がさらに簡単になる。
【0015】請求項3の電動弁によれば、請求項1と同
様な作用効果が得られるとともに、磁気ドラムのN極と
S極の周方向のピッチをロータのN極とS極の周方向の
ピッチより狭く(または広く)できるで、請求項2より
も広い位置でロータの停止を検出できる。
【0016】請求項4の電動弁の駆動装置によれば、請
求項1、請求項2、または請求項3と同様な作用効果が
得られる。
【0017】請求項5の冷凍サイクル装置によれば、請
求項1、請求項2、または請求項3と同様な作用効果が
得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明による電動弁及び電
動弁の駆動装置並びに冷凍サイクル装置の実施形態を図
面を参照して説明する。
【0019】図6は実施形態の冷凍サイクル装置の概略
を示す図であり、この冷凍サイクル装置は例えばヒート
ポンプ式エアコンに用いられる。図中1は後述する絞り
装置としての電動弁、2Aは室内ユニットに搭載された
室内熱交換器、2Bは室外ユニットに搭載された室外熱
交換器、3は圧縮機、4はアキュムレータ、5は流路切
換弁(四方弁)である。
【0020】圧縮機3の吐出口は流路切換弁5に接続さ
れ、圧縮機3の吸入口はアキュムレータ4を介して流路
切換弁5に接続されている。また、流路切換弁5は室内
熱交換器2Aと室外熱交換器2Bとに接続され、室内熱
交換器2Aと室外熱交換器2Bとの間に電動弁1が介設
されている。これにより、圧縮機3、室内熱交換器2
A、室外熱交換器2B、電動弁1、アキュムレータ4、
及び流路切換弁5は冷凍サイクルを構成している。
【0021】電動弁1、室内熱交換器2A、室外熱交換
器2B、圧縮機3は、マイクロコンピュータ等から構成
された制御部100により制御される。そして、流路切
換弁5の流路が切り換え制御され、圧縮機3で圧縮され
た冷媒は、暖房モード時には実線の矢印のように還流さ
れ、冷房モード時には破線の矢印のように還流される。
また、電動弁1には磁気検出手段200が備えられてお
り、この磁気検出手段200からの磁気検出信号は制御
部100に入力される。そして、電動弁1はドライバ1
10を介して制御部100により制御され、例えば暖房
運転時、冷房運転時にそれぞれ所定の開度に制御され、
さらに、エアコンの始動時などに後述のように基点位置
出しの制御が行われる。
【0022】次に、実施形態の電動弁1の構造と具体的
な動作について説明する。図1は実施形態の電動弁1の
断面図であり、閉状態を示している。この電動弁1は弁
本体11を備え、弁本体11には弁室11aが形成され
ている。弁室11aにはその側面に開口する第1ポート
11bと下面に開口する第2ポート11cが形成され、
第2ポート11cの弁室11a側の端部には弁座11d
が形成されている。第1ポート11bには室内熱交換器
2Aに接続された一次継手10が接続され、第2ポート
11cには室外熱交換器2Bに接続された二次継手20
が接続されている。
【0023】弁本体11の上方には皿状の蓋12a円筒
状の上ケース12bからなるケース12が取り付けられ
ており、ケース12の内部にはロータ13が回動自在に
配設されている。ロータ13は樹脂製で筒状に形成され
た回転軸13aと、この回転軸13aの外周配設された
マグネット13bとで構成されている。回転軸13aの
内周の一カ所には半径方向中心側に突出するとともに上
下に板状に延びるストッパ部13cが形成され、さら
に、回転軸13aの内面には、雌ネジ17aが切られて
いる雌ネジ部材17が配設されている。また、ケース1
2の外周には駆動コイル14aを収納したコイル部14
が取付られており、ロータ13及びコイル部14はステ
ッピングモータを構成している。
【0024】ケース12の上端内面の中央にはストッパ
機構15が取り付けられている。ストッパ機構15は、
ステム15aと、その周囲に嵌着された螺旋状のガイド
15bと、このガイド15bに沿って摺動自在に配設さ
れた螺旋状のスライダばね15cとで構成されている。
ガイド15bの下端にはストッパ部15b−1が形成さ
れ、スライダばね15cの上端には水平に突出した突出
端部15c−1が形成されている。
【0025】弁本体11の第2ポート11cと反対側に
は、弁室11aから上端に通じる透孔11eが形成さ
れ、この透孔11eの上には筒状の雄ネジ16aが切ら
れている雄ネジ部材16が配設されている。雄ネジ16
aの外周には雌ネジ17aが螺合されている。雌ネジ部
材17の上部中央にはニードル弁18が配設されてお
り、このニードル弁18は雄ネジ部材16内及び透孔1
1eを貫通して、その下端部が弁本体11の弁座11d
に当接される。また、雌ネジ部材17とニードル弁18
との間にはコイルバネ19が配設されており、ニードル
弁18は雌ネジ部材17に対して下方に付勢されてい
る。
【0026】以上の構成により、コイル部14の駆動コ
イル14aに所定の駆動パルスを供給するとロータ13
が回転し、雌ネジ部材17、ニードル弁18、及びコイ
ルバネ19がロータ13の回転方向に応じて下降または
上昇する。すなわち、駆動コイル14aに正位相の駆動
パルスを供給すると、ニードル弁18が下降してその下
端部が弁座11dに着座し(図1の状態)、駆動コイル
14aに逆位相の駆動パルスを供給すると、ニードル弁
18が上昇して下端部が弁座11dから離座する。
【0027】一方、ロータ13が回転すると、ロータ1
3のストッパ部13cがスライダばね15cの突出端部
15c−1に当接し、スライダばね15cがロータ13
と供に回転する。そして、ロータ13が正位相の駆動パ
ルスにより回転すると、スライダばね15cの下端のス
トッパ部15c−2がガイド15bのストッパ部15b
−1に当接して、このスライダばね15cの回転が規制
され、これによって、ロータ13の回転も強制的に停止
される。このときのロータ13の回転の停止はストッパ
機構15の機械的な作用によるものであり、当該電動弁
1の基点位置出し時の動作である。すなわち、基点位置
出し時には、駆動コイル14aに正位相の駆動パルスを
供給してロータ13を回転し、ニードル弁18が弁座1
1dに着座し、さらにコイルバネ19を圧縮しながらロ
ータ13を回転し、上記ストッパ機構15によりロータ
13の回転が規制される。そして、この基点位置出し時
に、ロータ13のストッパ機構15による停止を検出
し、即座に駆動パルスの供給を停止する。
【0028】上ケース12bの周囲でコイル部14の上
面一箇所には、「磁気検出手段」としてのホールICユ
ニット200が取り付けられている。図2はホールIC
ユニット200とマグネット13bの関係を示す概略斜
視図であり、駆動用のマグネット13bの外周には等間
隔でN極及びS極が着磁されているが、ホールICユニ
ット200は、このマグネット13bの最も接近してい
る部分からの磁気とその変化に応じて作動し、S極の接
近により出力がONし、N極の接近により出力はOFF
する。なお、この実施形態ではマグネット13bは全周
で20極であり、ホールICユニット200の感知領域
は図2のの破線の領域である。
【0029】このホールICユニット200の位置は、
ロータ13が前記ストッパ機構15により停止したとき
のマグネット13bのS極の位置に設定されている。し
たがって、このロータ13がストッパ機構15により停
止した時にはホールICユニット200の出力はONと
なる。
【0030】図3はホールICユニット200からホー
ルIC出力(磁気検出信号)を得るための回路の一例を
示す図であり、ホールICユニット200にS極が接近
すると、出力がONとなり発行ダイオードpが発光して
フォトトランジスタtが導通し、ホールIC出力がハイ
レベルとなる。また、ホールICユニット200にN極
が接近すると、出力がOFFとなり発行ダイオードpが
消灯してフォトトランジスタtが非導通となり、ホール
IC出力がローレベルとなる。このホールIC出力は
「磁気検出信号」として制御部100に入力される。な
お、ロータ13がストッパ機構15により停止した時に
はホールIC出力がハイレベルとなる。
【0031】図4は制御部100の動作の一例を示すタ
イミングチャート、図5は制御部100が基点位置出し
処理を行うときのフローチャートである。なお、図4の
基点位置出し信号a.は、制御部100において他の処
理で基点位置出し処理を行うと決定した場合にセットさ
れるフラグ等の出力に対応する内部信号である。また、
停止タイマ信号c.のハイレベル区間は制御部100が
備える停止タイマの計時時間を示している。さらに基点
位置出しパルス送り停止信号d.は、制御部100から
ドライバ110に出力される信号であり、この基点位置
出しパルス送り停止信号d.がハイレベルになると、ド
ライバ110は前記駆動コイル14aに対する基点位置
出しパルスの出力を停止する。
【0032】図5において、ステップS1で基点位置出
し信号a.に基づいて、基点位置出しを行うのか否かを
判定し、基点位置出しを行わなければ処理を終了し、基
点位置出しを行うのであれば、ステップS2でホールI
C出力がハイレベルであるか否かを判定する。ホールI
C出力がハイレベルでなければ、ステップS3で停止タ
イマをリセットしてステップS1に戻る。
【0033】ステップS2でホールIC出力がハイレベ
ルであれば、ステップS4で停止タイマが作動中である
か否かを判定し、作動中であればそのままステップS6
に進み、作動中でなければステップS5で停止タイマを
スタートさせてステップS6に進む。ステップS6では
停止タイマの計時時間Tが設定時間T0を超過している
か否かを判定し、計時時間Tが設定時間T0を超過して
いなければステップS2に戻り、計時時間Tが設定時間
T0を超過していれば、ステップS7で基点位置出しパ
ルス送り停止信号をハイレベルにして処理を終了する。
なお、設定時間T0はロータ13の回転時にホールIC
出力がハイレベルとなる1パルスの時間よりも長く設定
されている。
【0034】以上の処理により、通常の制御中でもロー
タ13が停止すると、ホールIC出力はハイレベルまた
はローレベルになるが、基点位置出し信号がオフ(ロー
レベル)のときは停止タイマはカウントされず、制御が
続けられる。一方、基点位置出し処理を開始して基点位
置出し信号がオン(ハイレベル)になると、ロータ13
がストッパ機構15により停止するまでは、ホールIC
出力はハイレベルとローレベルに交互に変化するが、ロ
ータ13がストッパ機構15により停止すると、ホール
IC出力はハイレベルのままとなる。
【0035】そして、停止タイマはホールIC出力がハ
イレベルになるとカウントを開始し、ホールIC出力が
ローレベルになるとリセットするようになっているの
で、ロータ13がストッパ機構15により停止すると停
止タイマが設定時間T0を超過するので、駆動コイル1
4aに出力されている基点位置出しパルスがすぐに停止
される。したがって、異音や振動等を防止することがで
きる。なお、基点位置出しパルスを停止すると、その時
のロータ13の位置(回転位置)を基点として、以降の
開度制御を行う。
【0036】上記の実施形態では、ホールICユニット
200が、ロータ13を駆動するためのマグネット13
bの磁気を検出するようにしているが、図7及び図8に
示した各実施形態のようにしてもよい。なお、図7及び
図8において図1及び図2と同様な要素には同符号を付
記してその詳細な説明は省略する。
【0037】図7の実施形態では、マグネット13bに
駆動用の着磁部13b−1と基点位置出し用の着磁部
(磁気ドラム)13b−2とを形成する。基点位置出し
用の着磁部13b−2におけるN極とS極は、その周方
向のピッチが駆動用の着磁部13b−1におけるN極と
S極の周方向のピッチの半分となるように、それぞれ着
磁されている。そして、ホールICユニット200は基
点位置出し用の着磁部13b−2におけるN極とS極に
より前記実施形態と同様に基点位置出しを行う。なお、
この実施形態ではマグネット13bの駆動用の着磁部1
3b−1は全周で20極、基点位置出し用の着磁部13
b−2は全周で40極であり、ホールICユニット20
0の感知領域は図7のの破線の領域である。
【0038】図8の実施形態では、ロータ13にこのロ
ータ13と同軸に基点位置出し専用の磁気ドラム13d
を設けている。磁気ドラム13dのN極とS極は、その
周方向のピッチが、駆動用のマグネット13bのN極と
S極の周方向のピッチの半分となるように、それぞれ着
磁されている。そして、ホールICユニット200は磁
気ドラム13dにおけるN極とS極により前記実施形態
と同様に基点位置出しを行う。
【0039】図1の実施形態の場合は、基点位置出し時
のロータ13のストッパ当たりを検出するために、組立
時にホールICユニット200の位置をロータ13のS
極中心に対して±1パルス以内(各極の幅は駆動パルス
4パルス分に当たる)の幅に押さえなければならない
が、図7及び図8の実施形態では、ホールICユニット
200の取り付け位置に関わらず、ロータ13のストッ
パ当たりを検出することができる。
【0040】なお、基点位置出し時にホールIC出力の
1〜2回の反転を許容できるのであれば、基点位置出し
用の磁気ドラムの磁極のピッチは駆動用の磁極のピッチ
より広くしてもよい。
【0041】実施形態では冷暖房を行う空気調和機につ
いて説明したが、冷房専用式の空気調和機であってもよ
い。
【0042】また、以上の実施形態では本発明の電動弁
を空気調和機の膨張弁として利用した好適な例について
説明したが、本発明における電動弁は他の用途に利用し
てもよい。
【0043】
【発明の効果】請求項1の電動弁によれば、磁気検出手
段がケースの外周面上に設けられているので構成が簡単
になるとともに、基点位置出し時にロータがストッパに
よって停止したことを磁気検出手段によりすぐに検出で
きるので、駆動コイルに通電する基点位置出しパルスを
すぐに停止して、異音や振動等を防止することができ
る。
【0044】請求項2の電動弁によれば、請求項1と同
様な効果が得られるとともに、ロータのN極及びS極を
利用することで、構成がさらに簡単になる。
【0045】請求項3の電動弁によれば、請求項1と同
様な効果が得られるとともに、磁気ドラムのN極とS極
の周方向のピッチをロータのN極とS極の周方向のピッ
チより狭く(または広く)できるので、請求項2よりも
広い位置でロータの停止を検出できる。
【0046】請求項4の電動弁の駆動装置によれば、請
求項1、請求項2、または請求項3と同様な効果が得ら
れる。
【0047】請求項5の冷凍サイクル装置によれば、請
求項1、請求項2、または請求項3と同様な効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の電動弁の断面図である。
【図2】本発明の実施形態におけるホールICユニット
とマグネットの関係を示す概略斜視図である。
【図3】実施形態におけるホールICユニットからホー
ルIC出力を得るための回路の一例を示す図である。
【図4】実施形態における制御部の動作の一例を示すタ
イミングチャートである。
【図5】実施形態における制御部が基点位置出し処理を
行うときのフローチャートである。
【図6】実施形態における冷凍サイクル装置の概略を示
す図である。
【図7】他の実施形態におけるホールICユニットとマ
グネットの関係を示す概略斜視図である。
【図8】さらに他の実施形態の電動弁の断面図である。
【符号の説明】
1 電動弁 2A 室内熱交換器 2B 室外熱交換器 3 圧縮機 4 アキュムレータ 5 流路切換弁 11d 弁座 12 ケース 13 ロータ 13b マグネット 13c ストッパ部 14a 駆動コイル 15 ストッパ機構 18 ニードル弁 100 制御部 200 ホールICユニット(磁気検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猪谷 多聞 埼玉県狭山市笹井535 株式会社鷺宮製作 所狭山事業所内 (72)発明者 中原 誠一 埼玉県狭山市笹井535 株式会社鷺宮製作 所狭山事業所内 Fターム(参考) 3H062 AA02 AA15 BB33 CC02 DD01 EE08 FF02 HH04 HH08 HH09 3H065 AA01 BA01 BA07 BB16 BB18 BC13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性体からなるケースに設けられたス
    テータと該ケース内に設けられたロータとによりステッ
    ピングモータを構成し、前記ステータの駆動コイルに通
    電して前記ロータを周方向に回転させることにより弁を
    開閉するとともに、該ロータの基点位置を規制するスト
    ッパを有する電動弁において、 前記ケースの外周面上に磁気検出手段を設け、該磁気検
    出手段により、前記ロータと同軸に固定され周上に配置
    されたN極及びS極の磁気を検出し、該ロータの回転及
    び停止を検出できるようにしたことを特徴とする電動
    弁。
  2. 【請求項2】 前記磁気検出手段は、前記ロータのN極
    及びS極の磁気を検出することを特徴とする請求項1記
    載の電動弁。
  3. 【請求項3】 前記磁気検出手段は、前記ロータと同軸
    に固定された磁気ドラムのN極及びS極の磁気を検出す
    ることを特徴とする請求項1記載の電動弁。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2、または請求項3の
    電動弁を駆動し、該電動弁の基点位置出し時に前記ロー
    タを基点位置に復帰するように前記駆動コイルに基点位
    置出しパルス出力を行う電動弁の駆動装置であって、 前記磁気検出手段からの磁気検出信号を入力し、前記基
    点位置に対応する磁気検出信号が所定時間以上入力され
    たら、前記基点位置出しパルス出力を停止することを特
    徴とする電動弁の駆動装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、請求項2、または請求項3の
    電動弁と、請求項4の電動弁の駆動装置を備えたことを
    特徴とする冷凍サイクル装置。
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