JPH11125355A - 電動弁駆動回路および電動弁駆動方法 - Google Patents

電動弁駆動回路および電動弁駆動方法

Info

Publication number
JPH11125355A
JPH11125355A JP29235397A JP29235397A JPH11125355A JP H11125355 A JPH11125355 A JP H11125355A JP 29235397 A JP29235397 A JP 29235397A JP 29235397 A JP29235397 A JP 29235397A JP H11125355 A JPH11125355 A JP H11125355A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive
motor
switching element
valve
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29235397A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomonaga Oouchi
共存 大内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikoki Corp
Original Assignee
Fujikoki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikoki Corp filed Critical Fujikoki Corp
Priority to JP29235397A priority Critical patent/JPH11125355A/ja
Publication of JPH11125355A publication Critical patent/JPH11125355A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動弁において、増し締めによって生じる開
弁時の過大トルクの必要性に対処することができる電動
弁駆動回路を提供する。 【解決手段】 電動機の駆動巻線(W1〜W4)と、駆動
用スイッチング素子(Tr1〜Tr4)と、抵抗(R1
2)を直列に接続した電動弁駆動回路において、抵抗
(R1,R2)に並列にバイパス用スイッチング素子(T
r11,Tr12)を接続するとともに、電動弁の開弁時に駆
動電流が抵抗(R1,R2)からバイパスするように動作
する駆動制御回路40を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍サイクルや空
調機器などに用いられる電動弁の駆動回路および電動弁
駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空調機用冷凍サイクルに広く用い
られる電動弁の一例として、図2にその概略構成を示す
ような電動弁がある。電動弁6は、ステッピングモータ
60で駆動される弁64から構成される。ステッピング
モータ60は、複数の駆動巻線(ステータ)61と、キ
ャン63内に格納された永久磁石からなるロータ62と
から構成される。ロータ62の回転軸には、先端にニー
ドル66が、軸受部に雄ネジが形成されている。弁64
は、ステッピングモータ61に取り付けられた弁本体6
5内に形成され、ニードル66と該ニードルが挿入され
て着座するオリフィス67と、ロータに形成された雄ネ
ジが螺合されるネジ部68と、冷媒が流通する配管69
とから構成される。
【0003】ロータ62が回転すると、回転軸に形成し
たネジ部68によってニードル66は移動し、開弁量が
調整される。
【0004】この電動弁の駆動回路を図3を用いて説明
する。この回路では、1相励磁のステッピングモータを
例に取って説明する。駆動回路は、ステッピングモータ
の駆動巻線(W1)11,(W2)12,(W3)13,
(W4)14と、該駆動巻線に直列に接続された駆動用
スイッチング素子(Tr1)21,(Tr2)22,(T
r3)23,(Tr4)24と、直列抵抗(R1)31,
(R2)32と、駆動制御回路40とから構成される。
駆動巻線(W1)11と駆動用スイッチング素子(T
r1)21の直列回路と、駆動巻線(W3)13と駆動用
スイッチング素子(Tr3)23の直列回路は、並列に接
続され、この並列回路は、直列抵抗(R1)31に直列
に接続されている。同様に、駆動巻線(W2)12と駆
動用スイッチング素子(Tr2)22の直列回路と、駆動
巻線(W4)14と駆動用スイッチング素子(Tr4)2
4の直列回路は、並列に接続され、この並列回路は、直
列抵抗(R2)32に直列に接続されている。
【0005】このような駆動回路は、駆動用スイッチン
グ素子を(Tr1)21−(Tr2)22−(Tr3)23−
(Tr4)24−(Tr1)21の順に動作させて、駆動巻
線を(W1)11−(W2)12−(W3)13−(W4
14−(W1)11の順に通電して励磁して行くことに
より、ロータ62を回転させている。モータを逆転させ
るときには、上記順序と逆に励磁することにより、ロー
タ62を逆方向に回転させている。
【0006】ロータ62が回転すると、ニードル66は
回転に従って上下に移動し、オリフィス67との開口面
積が変化して、配管69内を流れる冷媒の流量を制御す
ることができる。このような電動弁にあっては、弁が閉
じた位置と完全に開いた位置との間で、例えば、500
個の駆動パルスを与えてニードル66を全ストロークで
移動させている。
【0007】この電動弁6は、ユニット据付け時、リモ
ートコントローラがオフとされたとき、電源がオフとさ
れたときなどには、イニシャライズパルスを印加して電
動弁を閉弁し、初期化処理(0点出し処理)を行ってい
る。すなわち、駆動弁の動作を停止したときには、次ぎ
の動作開始に備えて弁を閉弁状態(0点へ戻す)として
いる。このような駆動弁では、動作停止時の弁の位置を
検出していないので、0点出し処理は、全ストローク移
動させるのに必要な数のパルスに、さらに、弁のシール
性をよくするために必要な数のパルスを加えて、ニード
ル66をオリフィス67へ着座させている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、駆動弁
の動作停止時に、増し締めしてニードル66をオリフィ
ス67へ着座させ、ニードルとオリフィスを密に接触さ
せるようにした駆動回路においては、ニードルを移動さ
せるための雌ネジと雄ネジの接触面の抵抗が増し締めに
よって大きくなり、通常のニードルの移動に比べて大き
なトルクを加えなければ開弁できなくなる場合がある。
また、ネジの抵抗が大きくなることによって、ロータに
適正な回転量を与えることができず、印加した駆動パル
スに比例した開弁量を得ることができなくなる問題を生
ずるおそれがある。
【0009】本発明は上記問題に鑑み、増し締めによっ
て生じる開弁時の過大トルクの必要性に対処することが
できる電動弁駆動回路および電動弁駆動方法を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、電動機の駆動巻線と、駆動用スイッチン
グ素子と、抵抗を直列に接続した電動弁駆動回路におい
て、前記抵抗に並列にバイパス用スイッチング素子を接
続した。
【0011】さらに、本発明は、電動機の駆動巻線と、
駆動用スイッチング素子と、抵抗を直列に接続した電動
弁駆動回路において、前記抵抗に並列にバイパス用スイ
ッチング素子を接続するとともに、電動弁の開弁時に駆
動電流が前記抵抗をバイパスするようにバイパス用スイ
ッチング素子を動作させる駆動制御回路を備えた。
【0012】また、上記目的を達成するために、本発明
は、電動機の駆動巻線と、駆動用スイッチング素子と、
抵抗を直列に接続し、該抵抗に並列にバイパス用スイッ
チング素子を接続した電動弁駆動回路の駆動方法におい
て、電動弁の起動時に駆動電流が前記抵抗をバイパスす
るようにバイパス用スイッチング素子を動作させるよう
にした。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明にかかる電動弁駆
動回路の構成を示す回路図である。本発明にかかる電動
弁駆動回路は、ステッピングモータの駆動巻線(W1
11,(W2)12,(W3)13,(W4)14と、該
駆動巻線に直列に接続された駆動用スイッチング素子
(Tr1)21,(Tr2)22,(Tr3)23,(Tr4
24と、直列抵抗(R1)31,(R2)32と、駆動制
御回路40と、バイパス用スイッチング素子(Tr11
51,(Tr12)52から構成される。駆動巻線(W1
11と駆動用スイッチング素子(Tr1)21の直列回路
と、駆動巻線(W3)13と駆動用スイッチング素子
(Tr3)23の直列回路は並列に接続され、この並列回
路は直列抵抗(R1)31に直列に接続されている。同
様に、駆動巻線(W2)12と駆動用スイッチング素子
(Tr2)22の直列回路と、駆動巻線(W4)14と駆
動用スイッチング素子(Tr4)24の直列回路は並列に
接続され、この並列回路は直列抵抗(R2)32に直列
に接続されている。
【0014】駆動巻線(W1)11と駆動巻線(W3)1
3、駆動巻線(W2)12と駆動巻線(W4)14は、そ
れぞれ互いに逆方向の磁束を形成するように構成されて
いる。直列抵抗(R1)31,(R2)32は、時定数を
改善するための抵抗で、磁束の立上り特性を良好にする
働きがあり、駆動巻線のインピーダンスと等しいインピ
ーダンスとすることが望ましい。
【0015】直列抵抗(R1)31,(R2)32には、
それぞれ並列にバイパス用スイッチング素子(Tr11
51,(Tr12)52が接続され、このスイッチを導通
させて直列抵抗に流れる駆動電流をバイパスさせる。
【0016】このような駆動回路は、駆動用スイッチン
グ素子を(Tr1)21−(Tr2)22−(Tr3)23−
(Tr4)24の順に動作させて、駆動巻線を(W1)1
1−(W2)12−(W3)13−(W4)14の順に通
電して励磁して行くことにより、ロータ62を回転させ
ている。モータを逆転させるときには、駆動用スイッチ
ング素子を(Tr1)21−(Tr4)24−(Tr3)23
−(Tr2)22−(Tr1)21の順に動作させて、駆動
巻線を(W1)11−(W4)14−(W3)13−
(W2)12の順に通電して、ロータ62を逆方向に回
転させている。
【0017】通常の動作では、バイパス用スイッチング
素子(Tr11)51,(Tr12)52は非導通の状態にあ
り、電源電圧は直列抵抗と駆動巻線とに分圧されるが、
ニードル66を上下させるに十分なトルクを得ることが
できる。
【0018】イニシャライズした後の最初の開弁時に
は、増し締めに対応する大きなトルクを必要とするの
で、ステッピングモータ起動時にバイパス用スイッチン
グ素子(Tr11)51を導通させ、駆動電流を直列抵抗
(R1)31からバイパスさせることによって、電源電
圧が駆動巻線(W1)11に直接印加され大きなトルク
を得ることができ、正確な開弁量とすることができる。
この、開弁時のバイパス用スイッチング素子を導通させ
る動作は、起動時の1パルスでもよく、数パルス連続し
て与えるようにして開弁時の大きなトルクを必要としな
くなるまで動作させれてもよい。
【0019】本発明にかかる駆動制御回路40は、従来
の駆動制御回路の持つ、駆動巻線を所定の順序で動作さ
せる機能に、さらに、開弁時の所定のパルスの間、バイ
パス用スイッチング素子を導通させる機能を付加したも
のである。
【0020】この実施の形態では、ステッピングモータ
の励磁方法として1相型励磁方式の例を説明したが、2
または1−2相励磁の場合でも、本発明を適用すること
によって起動時の駆動電流を大きくすることができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、電動弁
の駆動回路において、開弁時に、駆動巻線に印加される
電圧を高くして駆動トルクを大きなものとしたので、イ
ニシャライズ後の増し締めによって必要となる大きな起
動トルクを与えることができ、正確な開弁量で制御する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電動弁の駆動回路の構成を示す
回路図。
【図2】電動弁の構成を説明する断面図。
【図3】従来の電動弁の駆動回路の構成を示す回路図。
【符号の説明】
6電動弁 11〜14 パルスモータの駆動巻線 21〜24 駆動用駆動用スイッチング素子 31、32 直列抵抗 40 駆動制御回路 51、52 バイパス用スイッチング素子 60 ステッピングモータ 61 駆動巻線(ステータ) 62 ロータ 63 キャン 64 弁 65 弁本体 66 ニードル(弁体) 67 オリフィス 68 ネジ部 69 配管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機の駆動巻線と、駆動用スイッチン
    グ素子と、抵抗を直列に接続した電動弁駆動回路におい
    て、前記抵抗に並列にバイパス用スイッチング素子を接
    続したことを特徴とする電動弁駆動回路。
  2. 【請求項2】 電動機の駆動巻線と、駆動用スイッチン
    グ素子と、抵抗を直列に接続した電動弁駆動回路におい
    て、前記抵抗に並列にバイパス用スイッチング素子を接
    続するとともに、電動弁の開弁時に駆動電流が前記抵抗
    をバイパスするようにバイパス用スイッチング素子を動
    作させる駆動制御回路を備えたことを特徴とする電動弁
    駆動回路。
  3. 【請求項3】 電動機の駆動巻線と、駆動用スイッチン
    グ素子と、抵抗を直列に接続し、該抵抗に並列にバイパ
    ス用スイッチング素子を接続した電動弁駆動回路の起動
    方法において、電動弁の起動時に駆動電流が前記抵抗を
    バイパスするようにバイパス用スイッチング素子を動作
    させることを特徴とする電動弁駆動方法。
JP29235397A 1997-10-24 1997-10-24 電動弁駆動回路および電動弁駆動方法 Pending JPH11125355A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29235397A JPH11125355A (ja) 1997-10-24 1997-10-24 電動弁駆動回路および電動弁駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29235397A JPH11125355A (ja) 1997-10-24 1997-10-24 電動弁駆動回路および電動弁駆動方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11125355A true JPH11125355A (ja) 1999-05-11

Family

ID=17780710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29235397A Pending JPH11125355A (ja) 1997-10-24 1997-10-24 電動弁駆動回路および電動弁駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11125355A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006078466A (ja) * 2004-08-11 2006-03-23 Surpass Kogyo Kk 流量計及びこれを用いた流量制御システム
WO2006046612A1 (ja) * 2004-10-29 2006-05-04 Surpass Industry Co., Ltd. 流量調整弁
KR20130022465A (ko) * 2011-08-24 2013-03-07 위니아만도 주식회사 냉장고의 스테핑 밸브 구동장치 및 구동방법
JP2021181833A (ja) * 2019-11-25 2021-11-25 株式会社エム・システム技研 アクチュエータ、及び、流体制御機器

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006078466A (ja) * 2004-08-11 2006-03-23 Surpass Kogyo Kk 流量計及びこれを用いた流量制御システム
WO2006046612A1 (ja) * 2004-10-29 2006-05-04 Surpass Industry Co., Ltd. 流量調整弁
JP2006153262A (ja) * 2004-10-29 2006-06-15 Surpass Kogyo Kk 流量調整弁
US8292262B2 (en) 2004-10-29 2012-10-23 Surpass Industry Co., Ltd. Flow control valve
KR20130022465A (ko) * 2011-08-24 2013-03-07 위니아만도 주식회사 냉장고의 스테핑 밸브 구동장치 및 구동방법
JP2021181833A (ja) * 2019-11-25 2021-11-25 株式会社エム・システム技研 アクチュエータ、及び、流体制御機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7629760B2 (en) Controlling device for range switch mechanism
US5783916A (en) Apparatus and method for generating rotor position signals and controlling commutation in a variable reluctance electric motor
JP2003513607A (ja) オーバシュートのないステップモータ駆動方法
US20080297081A1 (en) Brushless motor driving apparatus
JPS5829719B2 (ja) 少なくとも2つのモ−タを有する駆動装置
US10033311B2 (en) Actuator with a brushless two-phase DC motor
JPH04505095A (ja) マイクロステッピング単極モーター用のパラメトリック電流制御法
US6222333B1 (en) DC brushless motor controller apparatus and method
JPH11125355A (ja) 電動弁駆動回路および電動弁駆動方法
US20020047351A1 (en) Method of starting brushless DC motor on the basis of induced voltage in armature coil for detection of position of rotor
JPH07217760A (ja) 弁制御装置
JP4494593B2 (ja) 保温機能付きステッピングモータ
JPH05276710A (ja) 電動機
JPH07236299A (ja) 鉄心モータ装置及び鉄心モータの駆動制御方法
JPS58215997A (ja) ステツピングモ−タ駆動方法
JP4416226B2 (ja) 同期モータの制御方法及び装置
JPS62171489A (ja) ブラシレスモ−タ駆動制御装置
JPH0681975A (ja) 電動膨張弁の駆動回路
JP3105557B2 (ja) モータ装置
JP2005113768A (ja) 電子制御弁駆動装置
JPH0713439Y2 (ja) 車両用ステップモータの制御装置
JPH11168896A (ja) ブラシレスモータの駆動制御装置及び冷凍サイクル装置
JPS6020795A (ja) ステツピングモ−タの駆動方法
WO1996028874A1 (en) Self-starting controllable ac motor
JPS5812840B2 (ja) ステツプモ−タ