JP2754284B2 - 煮沸容器 - Google Patents

煮沸容器

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JP2754284B2
JP2754284B2 JP3509263A JP50926391A JP2754284B2 JP 2754284 B2 JP2754284 B2 JP 2754284B2 JP 3509263 A JP3509263 A JP 3509263A JP 50926391 A JP50926391 A JP 50926391A JP 2754284 B2 JP2754284 B2 JP 2754284B2
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    • Y10T292/20Clamps
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    • Y10T292/212With expanding or contracting means

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は,外側へ湾曲された環状容器縁2を持つ容器
と,この容器上に載置可能な蓋と,少なくとも1つの閉
鎖部材を持つ閉鎖装置とを持ち,この閉鎖部材が蓋に,
なるべく蓋縁の範囲に,配置されて,蓋を容器に対して
釈放する開放位置から,容器縁の外縁又はこの外縁の接
線に対してほぼ平行に延びる旋回軸線の周りを鎖錠位置
へ旋回可能であり,この鎖錠位置で閉鎖部材が,蓋を容
器に対して圧力漏れなしに鎖錠するために容器縁の下に
係合する煮沸容器に関する。
軸線を中心に旋回可能に蓋に支持された,個々の鉤状
閉鎖部材の鉤状部分が,蓋の載置の際に容器縁の下に係
合することができる,この種の煮沸容器は公知である。
しかしこのやり方では煮沸容器の確実な密封は達成され
ない。更に,個々の閉鎖部材は面倒なやり方で容器縁を
越えて旋回せしめられなければならない。容器が圧力を
受けている間は,容器の開放防止ができない。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第3232907号明細書か
ら公知の煮沸容器は,環状縁を持つ煮沸物容器と蓋を持
つており,この蓋は分割されておりかつ大体において円
形帽体と,この帽体に対して同心的なかつこの帽体に覆
うように係合する枠とから成る。この枠の範囲において
複数のクランプが蓋の周囲にわたつて均一に分布されて
配置されており,これらのクランプは閉鎖位置において
枠及び容器縁を包囲する。枠と容器縁の間に密封異形材
が配置されている。蓋の周囲にわたつて分布されている
ばねを介して,帽体と枠が互いに締め付けられ,これら
のばねは同時に軸線方向にクランプに作用する。この圧
力鍋を開放するために,先ず上から蓋取つ手を押さなけ
ればならない。続いて,帽体を枠に対してばねの力に抗
して下方へ押すことができる。この場合,U字状クランプ
の下側脚辺は容器の縁から離れる。取つ手,従つて又帽
体を更に押すことによつて,拘束部材が枠の孔から出
る。次いで帽体を枠に対して回すことができる。その
際,クランプはほぼ半径方向外側へ移動しかつこれらの
クランプの下側脚辺は容器の縁から釈放されるので,蓋
を取り外すことができる。従つてこの閉鎖機構は,費用
のかかる製造を必要とする,非常に複雑な部品である。
クランプは蓋の表面に対して平行に移動せしめられるか
ら,これらのクランプは,下方へ湾曲されている鍋縁の
外縁にしか係合することができない。この場合,容器内
圧の作用のための,大きい効果的なレバー腕が生ずる。
この理由から,幅の広い縁を持つ鍋が安定的に構成され
なければならない。この公知の圧力鍋において,クラン
プの原理による摺動はばね圧力を受けて比較的大きい閉
鎖力を生ぜしめ,この閉鎖力は実際上開放及び閉鎖を困
難にする。更に,閉鎖及び開放過程が不便である。なぜ
ならば同時に押したり、回したりしなければならないか
らである。最後に,密封片は,枠を鍋に対して位置決め
するために,高い摩擦値を持たなければならない。しか
し油又は他の滑剤が密封片と鍋縁の間に入ると,この鍋
縁は閉鎖又は開放され得ない。
本発明の課題は,楽に,確実にかつ少ない力消費で開
放及び閉鎖でき,簡単に構成された閉鎖機構を持ち,従
つてコスト的に有利で製造できる,冒頭に挙げた種類の
煮沸容器を提供することである。
この課題は本発明によれば,閉鎖部材が,旋回軸線の
方向に対してほぼ平行に延びている,ほぼ円筒状又は角
柱状の壁を持つ中空体として構成されており,この壁が
閉鎖部材の周囲の一部だけにわたつて延びておりかつ鎖
錠壁部分が開放位置から鎖錠位置へ旋回可能であり,そ
してこの閉鎖部材が成形体上に支持されていることによ
つて解決される。
なるべく容器縁の外縁のすぐ近くに旋回軸線を持つ,
閉鎖部材及びこの閉鎖部材の旋回可能な支持装置の特別
な構成により,この閉鎖部材は容器縁の周りを旋回する
ことができかつそれによつて容器縁の下に,この容器縁
が外側に下方へ湾曲されている場合にも,内側に深く,
容器壁にすぐ接して係合することができる。閉鎖部材に
はばね力も容器内圧も作用せず,従つて小さい摩擦力し
か作用しないから,特に,成形体がプラスチツクのよう
な,摩擦係数の小さい材料から成る場合に,開放及び閉
鎖過程は使用者により楽にかつ少ない力消費で確実に行
える。本発明による閉鎖原理は,円形又は長円形の煮沸
容器及び多角形,特に正方形又は長方形の煮沸容器に使
用可能であり,この場合,異なる形状の容器が,異なる
相互配置における異なる外側輪郭に合わせるだけで,常
に同じ閉鎖部材及び成形体を備えることができる。閉鎖
部材を持つ閉鎖機構全体を単位体として蓋に配置するこ
とができ,この閉鎖機構は容器の使用の際に,例えば煮
沸物の充填及び注出しの際に邪魔にならない。閉鎖部材
を蓋縁の範囲に配置することによつて更に,旋回軸線の
適当な配置において適当な角度の旋回運動のために閉鎖
部材が僅かな操作機構により容器縁の下に深く係合する
ことができるようになる。容器縁における旋回可能な閉
鎖部材の正確な係合範囲は,旋回軸線の位置の選択によ
り決定可能である。閉鎖部材の形成は更に,これらの閉
鎖部材が比較的高い圧力にも耐え得ることを保証する。
閉鎖部材の内側輪郭に合わされた成形体上の閉鎖部材の
支持により,煮沸容器の開放及び閉鎖のための許容旋回
運動が達成される。
成形体が蓋縁に配置されておりかつ扇形切欠きの中に
容器縁及び蓋縁を受け入れる場合は,特に場所を節約す
る構造様式が得られる。
支持面として使われる成形体の表面の一部が閉鎖部材
の内縁に合わせて円筒状に形成されている場合は,煮沸
容器を開放又は閉鎖するために,閉鎖部材の操作に僅か
な操作力しか必要でない。
本発明思想の拡張において,成形体の支持面は少なく
とも1つの偏平部又は没入部を持つており,これらは閉
鎖部材の鎖錠位置において,閉鎖部材の,偏平な又は相
補的に湾曲された止め壁部分と共同作用する。この場
合,成形体及び閉鎖部材はそれぞれ,閉鎖部材の鎖錠位
置において蓋が,容器内部空間に確立する圧力を受けて
容器から少し離れることができるように寸法設定されて
いる。この場合,容器に対する蓋の密封は環状密封片に
よつて依然として保証されている。こうして,容器内圧
が確立している場合にはじめて閉鎖部材が開放位置へ旋
回しながら戻ることができるようにすることができる。
従つてこの配置は零圧力防止装置を形成する。
容器に対する蓋の密封は,容器縁に配置された環状密
封片の密封リツプによつて保証され得るのが好ましく,
この密封リツプは容器内圧を受けて容器又は蓋に接触す
る。
本発明の別の特徴により,閉鎖部材用の成形体の支持
面が,小さい摩擦値を持つ材料,特にプラスチツク,か
ら成る場合,本発明による閉鎖機構は一層容易に操作可
能である。
極端な場合には,例えば,蓋が閉鎖部材とは反対側に
おいて容器に枢着されている場合には,唯1つの閉鎖部
材で十分である。
しかし一層好ましいのは,複数の閉鎖部材を容器縁の
周囲にわたつて分布させて配置することである。すべて
の閉鎖部材及び成形体が,たとえ容器縁の外側輪郭が円
形又は長円形であつても,同じ形状を持つことができる
ようにするために,閉鎖部材は,蓋を上から見て,なる
べく多角形をなして容器縁の範囲に配置されるのが好ま
しい。これらの閉鎖部材は一層大きい又は一層小さい相
互間隔を持つことができ,この場合,それぞれの成形体
の長さは閉鎖部材の長さに制限され得る。しかしこれら
の成形体は閉鎖部材を越えて,これらの閉鎖部材の間へ
延びることもでき,この場合は特に,閉鎖部材が,側方
においてこれらの閉鎖部材の中へ突き出ている,これら
の閉鎖部材の間に配置された成形体の軸頸上に支持され
るようにすることもできる。閉鎖部材の多角形状の配置
は特に,これらの閉鎖部材が管部分状に構成されている
場合に得られる。直線状の容器縁範囲を持つ煮沸容器に
おいて,本発明による閉鎖機構の閉鎖部材は,これらの
閉鎖部材に付属する容器縁に対して平行に延びることが
できる。多角形をなして配置された12の閉鎖部材を持
つ,直径が普通でかつ外側輪郭が円形である煮沸容器で
は容器縁のほぼ完全な係合が達成可能であることが分か
つており,この場合,各閉鎖部材は,煮沸容器の使用
中,力を単に分担に応じて吸収するだけである。
本発明による煮沸容器の開放及び閉鎖は,閉鎖部材が
共通の操作機構を介して同期的に操作可能であることに
よつて更に簡単化され得る。
この発明思想の特に簡単な構成において,操作機構
が,容器縁に合わせた,閉鎖部材を一緒に操作するため
の可撓軸を持つている。
閉鎖部材を旋回させるために,軸に,閉鎖部材を操作
する係合腕が取り付けられ得る。
軸が,成形体にある旋回軸線の範囲に,なるべくこの
旋回軸線に対して同軸的に,回転可能に配置されている
場合は,特に好ましいかつ場所を節約する配置が得られ
る。この場合,各成形体にはそれぞれの係合腕の旋回運
動のための切欠きが設けられている。操作機構のこの特
別の構成により,閉鎖力及び開放力を1個所で可撓軸又
は閉鎖部材へ導入することしか必要でない。なぜならば
他の閉鎖部材は可撓軸を介して互いに結合しておりかつ
それによつて一緒に旋回せしめられるからである。
開放及び閉鎖過程は,特に,軸又は閉鎖部材の少なく
とも1つが,例えば操作棒を持つ操作手段を介して蓋の
上面,なるべく蓋取つ手,から中央で操作可能である場
合,使用者により容易に行える。冒頭に述べた公知の煮
沸容器の場合のように同時に回転及び押圧することは必
要でない。
操作手段が,軸又は閉鎖部材の少なくとも1つに取り
付けられた旋回レバーに係合する場合,開放及び閉鎖過
程は,例えば操作レバーの簡単な往復運動又は操作ボタ
ンの回転又は押圧などによつて行える。
本発明の別の構成では,可撓軸又は閉鎖部材の少なく
とも1つに,外側へ向いている手動操作レバーが取り付
けられており,この手動操作レバーによつて,煮沸容器
は特別な力消費なしにすぐに閉鎖及び開放され得る。
操作機構が,容器内圧に関係して零圧力防止装置とし
て作用する拘束部材によつて閉鎖部材の開放防止可能で
あるようにすることも本発明の範囲内で可能であるの
で,煮沸容器は,容器内部空間の圧力が減少した場合に
はじめて開放され得る。
この拘束部材を,例えば蓋に配置された,容器内圧を
受けて又は自重により上下に移動する拘束ピンとして構
成することができ,この拘束ピンは拘束位置において開
放位置への閉鎖部材用の操作手段の移動を防止する。
本発明の別の有利な構成によれば,煮沸容器は,容器
内部空間に確立する容器内圧により操作される閉鎖部材
用の操作手段を持つている。こうして,閉鎖部材は確立
する容器内圧により自動的に閉じ,他方,これらの閉鎖
部材は,容器内圧が所定の程度まで減少した場合に又は
場合にのみ開く。この構成では,手による煮沸容器の閉
鎖及び開放はもはや必要でなく,閉鎖及び開放過程は自
動的に行われる。使用者は蓋を容器上に載せ又は煮沸過
程の終了及び圧力の減少後に取り外しさえすればよい。
この場合,操作手段は,容器内圧を受けて上昇しかつ
自重により下降する内側蓋の運動を閉鎖部材又は軸へ伝
達する伝達手段を持つようにしてあるのが好ましい。こ
の構成において,容器内に確立する容器内圧は内側蓋を
上昇させるために使われ,それによつて内側蓋は閉鎖部
材を鎖錠位置へ旋回させる。煮沸容器の終了及び容器内
圧の減少後に,内側蓋は自重により再び下降しかつ伝達
手段によつてこの運動を閉鎖部材へ伝達し,これらの閉
鎖部材はそれによつて自動的に開放位置へ旋回する。
この発明思想の簡単な構成では,伝達手段が,内側蓋
及び軸又は閉鎖部材の少なくとも1つに係合する,例え
ば内側蓋を包囲する針金環として構成された結合部材を
持つようにしてある。
結合部材の特に簡単なかつ好ましい保持は,この結合
部材が,一方では内側蓋と固定的に結合されてこの内側
蓋の周溝に係合し,他方では回転可能に支持されて閉鎖
部材の環に係合する場合に達成される。
自動鎖錠機構の更に別の,特に簡単な構成において,
蓋は,蓋縁を形成する外側環状部分を持つており,この
環状部分上に閉鎖部材が配置されておりかつこの環状部
分に内側蓋が上下に移動可能に案内されている。
この場合,内側蓋は,場合によつては流通口を持つ密
封リツプによつて環状部分に案内されている。密封リツ
プにより内側蓋へ及ぼされる摩擦力は,密封片によつ
て,例えば蓋の容器の間で作用する環状密封片の,容器
内壁に接触する密封リツプによつて,環状部分を容器に
保持する力より小さく保たれなければならない。こうし
て,内側蓋が容器内部における圧力確立の際に環状部分
に対して次第に上昇し,他方,空けておいてある流通口
を介して,煮沸開始の際に容器内部にある空気が容器内
部空間から出ることができるので,蓋により芳香弁の機
能が果される。
本発明思想のこの構成において,内側蓋は,外側へ湾
曲された密封線を介して環状部分の下に係合するのが好
しく,この密封縁は内側蓋の最上閉鎖位置においてはじ
めて,従つて十分に確立した容器内圧を受けて,場合に
よつては環状密封片を介して,漏れのないように環状部
分に接触する。これによつて,環状部分と内側蓋の間の
良好な密封が保証されるので,煮沸中に,即ち所定の容
器内圧を超えた際に,蒸気は流出し得ない。
内側蓋を環状部分に案内させている密封リツプは,内
側蓋の密封縁に接触するためにも使われる環状密封片の
一部を形成することができるのが好ましい。
この種の摩耗部分にとつて重要なことであるが,環状
密封片が環状部分上にはめられている場合に,環状密封
片は交換可能に環状部分の内縁に配置できる。
この場合,環状密封片は,容器内圧を受けて容器壁の
内面に接触する密封リツプを持つているのが好ましい,
その結果,煮沸容器の密封性が容器内圧の上昇と共に更
に高められる。
本発明による煮沸容器の蓋に好ましい外観を与えるた
めにかつ閉鎖部材及び成形体を汚損から守るために,本
発明の別の構成では,閉鎖部材が,蓋を包囲する覆いに
より覆われている。この種の帽体状覆いには更に,冷水
のもとでの煮沸容器の圧力軽減の際に水が外部へ出され
るという大きな利点がある。
この覆いは蓋縁又はこの蓋縁を形成する環状部分又は
その一部分と共に,自動的に組立て可能及び分解可能な
構造単位体を形成することができる。この構造単位体を
清掃のために簡単に蓋から取外すことができかつ清掃後
に再び蓋に取り付けることができる。
しかし、蓋は,閉鎖部材及び場合によつては内側蓋の
上に係合する上蓋を持つことも可能であり,その結果,
閉鎖機構は外側に上方へ実際上完全に覆われておりかつ
煮沸容器に「技巧的」外観が与えられている。
本発明の特に簡単な構成において,成形体を上蓋の縁
部分自体により形成することができ,従つてこの縁部分
はこの場合,例えばプラスチツクから成ることができ
る。
特に閉鎖部材及び内側蓋が上蓋により覆われている場
合は,内側蓋が,環状部分に対する内側蓋の位置を表示
する表示ピンと共同作用するならば有利である。こうし
て,この場合のためにも,煮沸容器が閉鎖又は開放状態
にあるかどうかを確認することができる。
この表示ピンはなるべく蓋取つ手の中に軸線方向に移
動可能に支持されかつこの蓋取つ手と共に構造単位体を
形成することができるのが好ましい。
本発明の範囲内で更に,温度計が,上蓋の中心に設け
られた蓋取つ手の中に配置されており,延長部が容器内
部空間まで上蓋の壁及び場合によつては内側蓋の壁の中
に通されている場合は有利である。こうして,通気を蓋
の最上位置及び温度計のそばで行うことが可能であり,
それによつて一層良好な熱伝達及び確実な温度測定が保
証されている。
この延長部は内側蓋の壁の中に移動可能に支持されて
いるのが好ましい。
本発明の別の特徴は,蓋取つ手が下側に周囲密封片を
持つており,この周囲密封片に内側蓋の壁が閉鎖位置に
おいて漏れのないように接触していることに存する。こ
うして,蓋取つ手と内側蓋の間の空間が閉鎖位置におい
て外部に対して密封されていることが保証され得る。
好ましいことに,内側蓋の壁の中に,延長部用の案内
ブシユが,通気間隙を保持しながら配置されており,こ
の案内ブシユは内側肩部を持ち,この内側肩部に延長部
が内側蓋の閉鎖位置において漏れのないように接触して
いる。こうして,内側蓋が完全に閉じるまで,上部にお
いて内側蓋の下に溜まる空気が容器内部空間から温度計
延長部のそばを通り過ぎて容器内部空間の実際上完全な
通気のために流出することができ,他方では容器内部空
間が,内側蓋が完全に上昇せしめられた際に,温度計の
範囲においても気密に密封されていることが保証され
る。
同じ目的のために,本発明の別の構成では,延長部
が,通気間隙を保持しながら,内側蓋の壁の中に通され
ており,蓋取つ手が下側に,延長部を直接包囲する環状
密封片を支持しており,この環状密封片に内側蓋の壁が
閉鎖位置において漏れのないように接触するようにして
ある。
本発明の拡張において,別の構成では,例えば蓋取つ
手は,蒸気排出弁を覆いながら,回転可能に上蓋の壁に
保持されかつ操作カムを持つており,この操作カムによ
つて,蓋取つ手を回して,蒸気排出弁の閉鎖体が閉鎖位
置から開放位置へ移行可能である。
この蓋取つ手は蒸気排出弁の範囲に流出口を持つてい
るのが好ましく,この流出口は,蒸気排出弁を通つて流
出する蒸気を側方へそらすので,使用者は蒸気排出弁の
操作の際に蓋取つ手を回すことにより流出蒸気に触れて
手にやけどをすることがない。
蒸気排出弁自体は,例えば内側蓋の壁の中に配置され
かつそれによつて保護され得る。
本発明のそれ以外の目的,特徴,利点及び適用の可能
性は,図面による実施例の以下の説明から明らかにな
る。この場合,記載かつ(又は)図示されたすべての特
徴は,それだけで又は任意の有利な組合せにより請求の
範囲におけるその総括に関係なく本発明の対象を形成す
る。
図1a及び1bは,本発明の構成による閉鎖機構の,閉鎖
部材の旋回軸線に対して直角方向の断面図であり,図1a
は閉鎖部材の開放位置にある場合を示し,図1bは鎖錠位
置にある場合を示す。
図2a及び2bは,本発明の別の構成の,図1a及び1bに対
応する断面図である。
図3a及び3bは,本発明の更に別の構成の,図1a及び1b
に対応する断面図である。
図4a及び4bは,本発明の第4の構成の,図1a及び1bに
対応する断面図である。
図5は,閉鎖機構が蓋から操作可能である本発明の構
成の断面図である。
図6a及び6bは,閉鎖機構の閉鎖及び開放が容器内圧に
関係して自動的に行われる本発明の構成の,図1a及び1b
に対応する断面図である。
図6cは,一部を切り欠いて示しかつ上蓋を取り外した
際の,図6a及び6bの実施例による本発明の煮沸容器の平
面図である。
図6dは,図6aないし6cに示された,特別に構成された
蓋取つ手を持つ実施例による本発明の煮沸容器の垂直断
面図である。
図7は,本発明の更に別の構成の,図6dに対応する断
面図である。
図1a及び1bに一部示されている煮沸容器は、上部が開
いている,例えば深鍋又は平鍋として構成された,外側
に下方へ湾曲された容器縁2を持つ,煮沸物を受け入れ
る容器1を持つている。容器縁2上に,蓋縁7付きの蓋
3をかぶせることができる。蓋縁7上に,横断面がほぼ
U字状に形成された環状密封片26がはめられている。蓋
縁7のはめる範囲は,環状密封片26の上面が蓋縁7の内
部に続く範囲の上面と一直線をなすように下方へ湾曲さ
れている。容器縁2と蓋縁7の間に位置するのに至る環
状密封片26の下側脚辺は密封リツプ28に延びており,こ
の密封リツプは,容器内部空間15に生ずる圧力を受けて
容器縁2の上面に押し付けられる。
煮沸容器は閉鎖装置を備えており,この閉鎖装置は,
均一な間隔を置いて容器の周囲にわたつて分布されたい
くつかの閉鎖部材4を持つている。これらの閉鎖部材4
は蓋縁7の範囲に配置されておりかつ蓋3を容器1に対
して釈放する開放位置(図1a)から,容器縁2の外縁5
又はこの外縁5の接線に対してほぼ平行に延びている旋
回軸線Sの周りを鎖錠位置(図1b)へ旋回可能であり,
この鎖錠位置において閉鎖部材4は蓋3を容器1に対し
て圧力漏れなしに鎖錠するために容器縁2の下に係合す
る。旋回軸線Sは,図示された例では,ほぼ蓋縁7の範
囲においてこの蓋縁の少し上方に位置している。旋回軸
線Sの位置は,プラスチツク又は小さい摩擦値を持つ他
の材料から成る成形体6により決定されており,この成
形体上にそれぞれ閉鎖部材4が旋回可能に支持されてい
る。閉鎖部材4は,この構成において,その周囲の一部
にわたつて切り欠かれた中空体として形成されており,
この中空体の円筒状壁は旋回軸線Sに対してほぼ平行に
延びている。この周壁のうち中空体の切欠き部分を区画
する一方の部分は鎖錠壁部分13を形成しており,この鎖
錠壁部分は,図1aに示された,この鎖錠壁部分13の端部
が容器縁2の周囲の外部にある開放位置から,鎖錠壁部
分13の外端が容器縁2の面に接触する,図1bによる鎖錠
位置へ旋回可能である。
成形体6は切欠き23を持つており,この切欠きは,こ
の切欠き23の上部を区画する成形体6の面が環状密封片
26の上側脚辺及び蓋縁7の内部に続く部分の上に載つて
おり,他方,切欠き23の外部を区画する面が環状密封片
26の外側に接触するように配置及び寸法設定されてい
る。切欠き23は下方へ開いている。切欠き23は,蓋3が
容器1にかぶせられた際に蓋縁7及び容器縁2が環状密
封片26も含めてこの切欠きに受け入れられかつ鎖錠壁部
分13が妨げられずに容器縁2の下へ旋回可能であるよう
に幅及び高さを設定されている。閉鎖部材4をかぶせら
れた成形体6は,図示されていないやり方で蓋縁7に取
り付けられている。平面図で見て,閉鎖部材4は管部分
の形をしている。閉鎖部材4及び成形体6はそれぞれ互
いに同じ直線状部片から成りかつそれによつて,周囲が
円形の蓋3又は蓋縁7を上から見て,多角形をなしてい
る。
図面から分かるように,旋回軸線Sの位置の選択によ
りかつ閉鎖部材4の直径の選択により,鎖錠壁部分13が
容器縁2の下面のどこに係合するかが決定可能である。
従つて例えば,この係合範囲が容器壁24にできるだけ密
に接触し,その結果,容器縁2が高い圧力を受けても変
形されないように決定可能である。
図面からも分かるように,旋回軸線Sの配置及び中空
体としての閉鎖部材4の構成により,外縁5における容
器縁2の下方湾曲部が包囲される。
図2a及び2bに示された本発明の実施例は,閉鎖部材4
が横断面を円筒形にではなく多角形に形成されているこ
とでのみ,図1a及び1bに示された実施例と異なる。従つ
て閉鎖部材4は,旋回軸線Sに対してほぼ平行に延びる
壁範囲を持つ角柱状壁を持つている。この場合にも壁は
その周囲の一部にわたつて切り欠かれているので,鎖錠
壁部分13は旋回により,図2aに示された開放位置から,
図2bに示された鎖錠位置へ移行可能である。成形体6の
支持面31はこの場合にも円筒状である。この支持面は,
閉鎖部材4の個々の壁部分と共同作用する。
図3a及び3bに示された本発明の実施例においても,閉
鎖部材4は角柱状の形状,図示した例では,横断面がほ
ぼ正方形の形状を持つている。成形体6の支持面31は完
全には円筒状ではなく,それぞれ水平線に対して45°の
角度をなして90°の間隔を置いて偏平部32を持つてい
る。この結果,閉鎖部材4の縦軸線は,図3bに示された
鎖錠位置におけるより,図3aに示された開放位置におけ
る方が少し高く位置している。この原因は,閉鎖部材4
の,互いに隣接する両方の上側止め壁部分33が鎖錠位置
において支持面31の円筒状部分に接触せず,旋回軸線S
から一層小さい間隔を置いている偏平部32の範囲で接触
することにある。このことは,図3bから分かるように,
容器縁2及び蓋縁7が,容器内部空間15に確立する圧力
を受けて,図3aの初期位置におけるより大きい相互間隔
を持つことができることを意味する。しかし煮沸容器の
密封性は、環状密封片26の密封リツプ28は確立する容器
内圧により,この内圧が高ければ高いほど強く容器縁2
の上面に押し付けられることによつて保証される。図3b
の形状寸法からも分かるように,このような容器内圧を
受けて閉鎖部材4は,図3aの開放位置へもはや簡単には
戻れない。これは,容器内圧に打ち勝つて,即ち容器1
及び蓋3を少し押し付けてはじめて可能になる。従つて
図3a及び3bによる構成は零圧力防止装置である。
図4a及び4bによる本発明の構成は,既に述べた構成に
似ている。この場合,閉鎖部材4はほぼ円筒状である。
しかしこれらの閉鎖部材は水平線から45°の間隔を置い
てかつ互いに90°ずらされて,内側へ湾曲された止め壁
部分33を持つており,これらの止め壁部分は,図4bに示
された鎖錠位置において成形体6の没入部32に係合する
ことができる。これによつても,零圧力防止装置は前述
のやり方で得られる。
図5に示された本発明の構成によれば,閉鎖部材4は
共通の操作機構を介して同期的に操作可能である。この
操作機構は,容器縁に合わせた可撓軸8を持つている。
軸8は,この軸の回転軸線が閉鎖部材4の旋回軸線Sに
一致するように成形体6の中に受け入れられている。軸
8は,個々の閉鎖部材4を操作するための,ほぼ半径方
向の係合腕9を持つている。これらの係合腕9は閉鎖部
材4の開口29にはまり込む。各成形体6は,係合腕9の
旋回のためのスリツト状切欠き10を持つている。軸8又
は少なくとも1つの閉鎖部材4に旋回レバー12が取り付
けられており,この旋回レバーは,図示された実施例で
は操作棒として構成された操作手段11と係合している。
この操作棒は蓋3の中心へ,従つて例えばそこに設けら
れた蓋取つ手へ導かれており,ここからこの操作棒は使
用者により,図示した矢印方向に往復運動せしめられ得
るので,すべての閉鎖部材4は一緒に,図示した開放位
置又は破線で示した鎖錠位置へ揺動せしめられ得る。
閉鎖部材4は,蓋3を包囲する覆い36により覆われて
いる。蓋3の壁の中でピン状拘束部材35が容器内圧を受
けて又は自重により上下に移動可能である。図5に示さ
れた下側釈放位置において操作手段11の移動は妨げられ
ていない。容器内部空間15における圧力確立により拘束
部材35は上昇し,この拘束部材の密封環54は,蓋3の壁
の中に配置された案内スリーブ55の端面に漏れないよう
に当たる。この拘束位置において拘束部材35は,破線で
示されているように,操作手段11の移動を妨げるので,
煮沸容器内に内圧が生じた場合の閉鎖機構の開放が防止
されている。
蓋縁7は,図5に示された実施例では,蓋本体から独
立している環状素子として構成されている。この蓋縁
は、これに取り付けられた成形体6,この成形体上に支持
された,可撓軸8を含む閉鎖部材4,係合腕9,旋回レバー
12及び覆い36と共に,独立して組立て可能及び分解可能
な構造単位体として構成され得る。蓋3の本体は,外側
へ湾曲された縁フランジ56を持つており,この縁フラン
ジ上に,横断面がU字状の環状密封片22がはめられてい
る。環状密封片22の上側脚辺は縁フランジ56とかぶせら
れた蓋縁7の間にある。下方へ垂直に向いている環状密
封片22の密封リツプ30は,容器内圧により容器壁24へ押
し付けられる。
図6aないし6cに示された本発明の実施例において,蓋
3は,蓋縁7を形成する環状部分20と,容器内圧を受け
て上昇しかつ自重により下降する内側蓋19とに分割され
ている。これらの閉鎖部材4は成形体6を介して蓋縁7
に配置されている。成形体6を保持するために,これら
の成形体はスリツト57を介して,上方へ曲げられた蓋縁
7の縁部分58上にはめられている。内側蓋19は密封リツ
プ37によつて環状部分20に案内されており,この密封リ
ツプは間隔を置いて流通口38を持つている。密封リツプ
37は環状密封片22の一部を形成しており,この環状密封
片は閉鎖位置において,下端が外側へ曲げられた内側蓋
19の密封縁21の接触のためにも役立つ。密封リツプ37と
内側蓋19の外面の間で作用する摩擦力は,環状部分20が
環状密封片22の密封リツプ25を介して容器1に保持され
る際の摩擦力より小さい。従つて内側蓋19は容器内圧の
上昇の際に環状部分20に対して上昇することができる。
流通口38は,容器内部空間15から排出されるべき空気が
圧力上昇の際に逃げることができ,他方,内側蓋19が,
図6bに示された,密封縁21が密封リツプ37に接触する閉
鎖位置をとるまで,この内側蓋を上昇させる十分な圧力
が確立するように小さく寸法設定されている。この場
合,環状密封片22は環状部分20の外側へ曲げられた部分
59上にはめられている。
この構成では閉鎖部材4用の操作手段14が設けられて
おり,これらの操作手段は,容器内部空間15に確立する
容器内圧により操作される。即ち,内側蓋19の上下運動
は伝達手段16により閉鎖部材4の少なくとも1つ又は可
撓軸8へ伝達される。図6cから分かるように,伝達手段
16は結合部材として,内側蓋19及び可撓軸8又は閉鎖部
材4の少なくとも1つに係合し内側蓋19を包囲する針金
環を持つている。針金環として構成された伝達手段16
は,一方では内側蓋19の周溝17に係合しながら内側蓋19
と固定的に結合されており,他方では回転可能に閉鎖部
材4の環18に支持されている。図6aと6bとの比較から分
かるように,内側蓋19は圧力上昇の際に閉鎖部材4に係
合しかつこれらの閉鎖部材を開放位置から鎖錠位置へ旋
回させる。容器内圧の低下の際に,鎖錠位置から開放位
置への閉鎖部材4の戻り旋回は自動的に行われるので,
蓋3は簡単に容器1から再び取り外され得る。
図6a及び6bに示された本発明の実施例において,内側
蓋19及び閉鎖機構付きの環状部分20は閉鎖部材4を含め
て,環状部分20と結合された上蓋34により覆われてい
る。
これは,特に図6dから分かる。そこに示されている本
発明の実施例では,上蓋34の中心の切欠き60に蓋取つ手
40が回転可能に支持されている。蓋取つ手40の一部分に
表示ピン39が下側の作動停止位置から上側の閉鎖位置へ
の内側蓋19の移行の際に上側の表示位置へ軸線方向に移
動せしめられるように配置されている。従つて表示ピン
39の位置において,容器縁2に保持された環状部分20に
対する内側蓋19の位置を読み取ることができかつそれに
よつて,煮沸容器がまだ圧力を受けているかどうかを確
認することができる。蓋取つ手40の中心の凹所42に温度
計41が配置されており,この温度計の,金属又は他の伝
熱材料から成る下側のスリーブ状延長部44は上蓋34の壁
の中に固定されている。凹所42の底は中心範囲において
延長部44の上側フランジ部分43により形成される。延長
部44の下端は通気間隙53を保持しながら,内側蓋19の壁
の中心の切欠きにはめ込まれた案内ブシユ50の中へ突き
出ている。延長部44はスリーブ状に構成されているか
ら,延長部44の内部は容器内部空間15と流通可能に接続
されており,それによつて有利な熱伝達が達成される。
良好な熱伝達は更に,煮沸容器の加熱の際に上昇する空
気が環状間隙53を通つて延長部44を通過して外部へ流出
し,内側蓋19が上側の閉鎖位置に達しかつ延長部44の下
側端面が,案内ブシユ50の内側肩部上に支持されている
密封環61に接触することによつて保証される。それによ
つて空気又は蒸気の更なる流出はそこにおいても,密封
縁21が密封リツプ37に接触したらすぐに防止される。蓋
取つ手40は下向きの環状部分62に周囲密封片49を保持し
ており,この周囲密封片は内側蓋19の閉鎖位置において
この内側蓋の上面に濡れのないように接触する。周囲密
封片49内には内側蓋19の壁の中に蒸気排出弁45が配置さ
れている。回転可能に支持された蓋取つ手40は,蒸気排
出弁45に対応した操作カム46を持つており,この操作カ
ムによつて蓋取つ手40の回転のもとに蒸気排出弁45の閉
鎖体47は,内側蓋19が上側の閉鎖位置にある場合に,閉
鎖位置から開放位置へ移行可能である。蒸気排出弁45か
ら逃げる蒸気は側方の流出口48を通つて側方へ逃げるこ
とができるので,蓋取つ手40をつかむ使用者の手は蒸気
と接触しない。
図7に示された本発明の実施例では,上蓋34自体が外
縁に成形体6を形成している。この場合,成形体6を含
む上蓋34はプラスチツクから成ることができる。
その他の点では,図7による本発明のこの実施例は,
蓋取つ手40から容器内部空間15への温度計貫通部の範囲
の点でしか,図6cに示した実施例と異ならない。延長部
44は通気間隙53を空けて内側蓋19の壁を貫通している。
蓋取つ手40の下面に環状密封片52が設けられており,こ
の環状密封片は延長部44を直接包囲しているので,通気
間隙52は内側蓋19の上側閉鎖位置において環状密封片52
により密封される。この実施例においても,延長部44が
容器内部空間15内にまで突き出ておりかつ加熱の際に上
昇する空気が延長部44を通つて流れるからかつ通気間隙
53が中心に配置され,それによつて,上昇する空気が蒸
気の流出するまで実際上完全に排出され得るから,確実
な温度測定が行われる。

Claims (40)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外側へ湾曲された環状容器縁(2)を持つ
    容器(1)と,この容器(1)上に載置可能な蓋(3)
    と,少なくとも1つの閉鎖部材(4)を持つ閉鎖装置と
    を持ち,この閉鎖部材が蓋(3)に,なるべく蓋縁
    (7)の範囲に,配置されて,蓋(3)を容器(1)に
    対して釈放する開放位置から,容器縁(2)の外縁
    (5)又はこの外側(5)の接線に対してほぼ平行に延
    びる旋回軸線(S)の周りを鎖錠位置へ旋回可能であ
    り,この鎖錠位置で閉鎖部材が,蓋(3)を容器(1)
    に対して圧力漏れなしに鎖錠するために容器縁(2)の
    下に係合する煮沸容器において,閉鎖部材(4)が,旋
    回軸線(S)の方向に対してほぼ平行に延びている,ほ
    ぼ円筒状又は角柱状の壁を持つ中空体として構成されて
    おり,この壁が閉鎖部材の周囲の一部だけにわたつて延
    びておりかつ鎖錠壁部分(13)が開放位置から鎖錠位置
    へ旋回可能であり,そしてこの閉鎖部材(4)が成形体
    (6)上に支持されていることを特徴とする煮沸容器。
  2. 【請求項2】成形体(6)が蓋縁(7)に配置されてお
    りかつ扇形切欠き(23)の中に容器縁(2)及び蓋縁
    (7)を受け入れることを特徴とする,請求項1に記載
    の煮沸容器。
  3. 【請求項3】閉鎖部材(4)用の成形体(6)の支持面
    (31)の一部が円筒状に形成されていることを特徴とす
    る,請求項1又は2に記載の煮沸容器。
  4. 【請求項4】支持面(31)が少なくとも1つの偏平部又
    は没入部(32)を持つており,これらが閉鎖部材(4)
    の鎖錠位置において,閉鎖部材(4)の,偏平な又は相
    補的に湾曲された止め壁部分と共同作用することを特徴
    とする,請求項1ないし3のうち1つに記載の煮沸容
    器。
  5. 【請求項5】蓋(3)が容器内圧を受けて容器(1)に
    対して上昇し,容器内部空間(15)の密封が,容器縁
    (2,7)に配置された環状密封片(26)の密封リツプ(2
    8)によつて保証されており,この密封リツプが容器内
    圧を受けて容器(1)又は蓋(3)に接触することを特
    徴とする,請求項1ないし4のうち1つに記載の煮沸容
    器。
  6. 【請求項6】閉鎖部材(4)用の成形体(6)の支持面
    が,小さい摩擦値を持つ材料,特にプラスチツク,から
    成ることを特徴とする,請求項1ないし5のうち1つに
    記載の煮沸容器。
  7. 【請求項7】複数の閉鎖部材(4)が,蓋(3)を上か
    ら見て多角形をなして容器縁(2,7)の範囲に配置され
    ていることを特徴とする,請求項1ないし6のうち1つ
    に記載の煮沸容器。
  8. 【請求項8】閉鎖部材(4)が共通の操作機構を介して
    同期的に操作可能であることを特徴とする,請求項1な
    いし7のうち1つに記載の煮沸容器。
  9. 【請求項9】操作機構が,容器縁(2,7)に合わせた,
    閉鎖部材(4)を操作するための可撓軸(8)を持つて
    いることを特徴とする,請求項8に記載の煮沸容器。
  10. 【請求項10】軸(8)に,閉鎖部材(4)を操作する
    係合腕(9)が取り付けられていることを特徴とする,
    請求項9に記載の煮沸容器。
  11. 【請求項11】軸(8)が,成形体(6)にある旋回軸
    線(S)の範囲に,なるべくこの旋回軸線に対して同軸
    的に,回転可能に配置されており,各成形体(6)に係
    合腕(9)の旋回運動のための切欠き(10)が設けられ
    ていることを特徴とする,請求項9又は10に記載の煮沸
    容器。
  12. 【請求項12】軸(8)又は閉鎖部材(4)の少なくと
    も1つが,例えば操作棒を持つ操作手段(11)を介して
    蓋(3)の上面,なるべく蓋取つ手(40),から中央で
    操作可能であることを特徴とする,請求項9ないし11の
    うち1つに記載の煮沸容器。
  13. 【請求項13】操作手段(11)が,軸(8)又は閉鎖部
    材(4)の少なくとも1つに取り付けられた旋回レバー
    (12)に係合することを特徴とする,請求項12に記載の
    煮沸容器。
  14. 【請求項14】可撓軸(8)又は閉鎖部材(4)の少な
    くとも1つに,外側へ向いている手動操作レバーが取り
    付けられていることを特徴とする,請求項9ないし11の
    うち1つに記載の煮沸容器。
  15. 【請求項15】操作機構が,容器内圧を受けて零圧力防
    止装置として作用する拘束部材(35)によつて閉鎖部材
    (4)の開放防止可能であることを特徴とする,請求項
    8ないし14のうち1つに記載の煮沸容器。
  16. 【請求項16】拘束部材(35)が,蓋(3)に配置され
    た,容器内圧を受けて又は自重により上下に移動する拘
    束ピンとして構成されており,この拘束ピンが拘束位置
    において開放位置への閉鎖部材(4)用の操作手段(1
    1)の移動を防止することを特徴とする,請求項15に記
    載の煮沸容器。
  17. 【請求項17】容器内部空間(15)に確立する容器内圧
    により操作される閉鎖部材(4)用の操作手段(14)が
    設けられていることを特徴とする,請求項1ないし16の
    うち1つに記載の煮沸容器。
  18. 【請求項18】操作手段(14)が,容器内圧を受けて上
    昇しかつ自重により下降する内側蓋(19)の運動を閉鎖
    部材(4)の少なくとも1つ又は軸(8)へ伝達する伝
    達手段(16)を持つていることを特徴とする,請求項17
    に記載の煮沸容器。
  19. 【請求項19】伝達手段(16)が,内側蓋(19)及び軸
    (8)又は閉鎖部材(4)の少なくとも1つに係合す
    る,例えば内側蓋(19)を包囲する針金環として構成さ
    れた結合部材を持つていることを特徴とする,請求項18
    に記載の煮沸容器。
  20. 【請求項20】結合部材が,一方では内側蓋(19)と固
    定的に結合されてこの内側蓋(19)の周溝(17)に係合
    し,他方では回転可能に支持されて閉鎖部材(4)の環
    (18)に係合することを特徴とする,請求項19に記載の
    煮沸容器。
  21. 【請求項21】蓋(3)が,蓋縁(7)を形成する外側
    環状部分(20)を持つており,この環状部分上に閉鎖部
    材(4)が配置されておりかつこの環状部分に内側蓋
    (19)が上下に移動可能に案内されていることを特徴と
    する,請求項17ないし20のうち1つに記載の煮沸容器。
  22. 【請求項22】内側蓋(19)が,場合によつては流通口
    (38)を持つ密封リツプ(37)によつて環状部分(20)
    に案内されていることを特徴とする,請求項1ないし21
    のうち1つに記載の煮沸容器。
  23. 【請求項23】内側蓋(19)が,外側へ湾曲された密封
    縁(21)を介して環状部分(20)の下に係合し,この密
    封縁が内側蓋(19)の最上閉鎖位置においてはじめて,
    容器内圧を受けて,場合によつては環状密封片(22)を
    介して,漏れのないように環状部分(20)に接触するこ
    とを特徴とする,請求項21又は22に記載の煮沸容器。
  24. 【請求項24】密封リツプ(37)が,内側蓋(19)の密
    封縁(21)に接触するために使われる環状密封片(22)
    の一部を形成していることを特徴とする,請求項23に記
    載の煮沸容器。
  25. 【請求項25】環状密封片(22)が環状部分(20)の内
    縁にはめられていることを特徴とする,請求項24に記載
    の煮沸容器。
  26. 【請求項26】環状密封片(22)が,容器内圧を受けて
    容器壁(24)の内面に接触する密封リツプ(25)を持つ
    ていることを特徴とする,請求項24又は25に記載の煮沸
    容器。
  27. 【請求項27】閉鎖部材(4)が,蓋(3)を包囲する
    覆い(36)により覆われていることを特徴とする,請求
    項1ないし26のうち1つに記載の煮沸容器。
  28. 【請求項28】覆い(36)が蓋縁(7)又はこの蓋縁
    (7)を形成する環状部分(20)又はその一部分と共
    に,自動的に組立て可能及び分解可能な構造単位体を形
    成していることを特徴とする,請求項27に記載の煮沸容
    器。
  29. 【請求項29】蓋(3)が,閉鎖部材(4)及び場合に
    よつては内側蓋(19)の上に係合する上蓋(34)を持つ
    ていることを特徴とする,請求項1ないし28のうち1つ
    の記載の煮沸容器。
  30. 【請求項30】成形体(6)が上蓋(34)の縁部分によ
    り形成されていることを特徴とする,請求項1ないし29
    のうち1つに記載の煮沸容器。
  31. 【請求項31】内側蓋(19)が、環状部分(20)に対す
    る内側縁(19)の位置を表示する表示ピン(39)と共同
    作用することを特徴とする,請求項18ないし30のうち1
    つに記載の煮沸容器。
  32. 【請求項32】表示ピン(39)が蓋取つ手(40)の中に
    軸線方向に移動可能に支持されていることを特徴とす
    る,請求項31に記載の煮沸容器。
  33. 【請求項33】温度計(41)が,上蓋(34)の中心に設
    けられた蓋取つ手(40)の中に配置されており,延長部
    (44)が容器内部空間(15)まで上蓋(34)の壁及び場
    合によつては内側蓋(19)の壁の中に通されていること
    を特徴とする,請求項1ないし32のうち1つに記載の煮
    沸容器。
  34. 【請求項34】延長部(44)が内側蓋(19)の壁の中に
    移動可能に支持されていることを特徴とする,請求項33
    に記載の煮沸容器。
  35. 【請求項35】蓋取つ手(40)が下側に周囲密封片(4
    9)を持つており,この周囲密封片に内側蓋(19)の壁
    が閉鎖位置において漏れのないように接触していること
    を特徴とする,請求項33又は34に記載の煮沸容器。
  36. 【請求項36】内側蓋(19)の壁の中に,延長部(44)
    用の案内ブシユ(50)が,通気間隙(53)を保持しなが
    ら配置されており,この案内ブシユ(50)が内側肩部
    (51)を持ち,この内側肩部に延長部(44)が内側蓋
    (19)の閉鎖位置において漏れのないように接触してい
    ることを特徴とする,請求項33ないし35のうち1つに記
    載の煮沸容器。
  37. 【請求項37】延長部(44)が,通気間隙(53)を保持
    しながら,内側蓋(19)の壁の中に通されており,蓋取
    つ手(40)が下側に,延長部(44)を直接包囲する環状
    密封片(52)を支持しており,この環状密封片に内側蓋
    (19)の壁が閉鎖位置において漏れのないように接触し
    ていることを特徴とする,請求項33ないし35のうち1つ
    に記載の煮沸容器。
  38. 【請求項38】蓋取つ手(30)が,蒸気排出弁(45)を
    覆いながら,回転可能に上蓋(34)の壁に保持されかつ
    操作カム(46)を持つており,この操作カムによつて,
    蓋取つ手(40)を回して,蒸気排出弁(45)の閉鎖体
    (47)が閉鎖位置から開放位置へ移行可能であることを
    特徴とする,請求項33ないし37のうち1つに記載の煮沸
    容器。
  39. 【請求項39】蓋取つ手(40)が蒸気排出弁(45)の範
    囲に流出口(48)を持つており,この流出口が,蒸気排
    出弁(45)を通つて流出する蒸気を側方へそらすことを
    特徴とする,請求項38に記載の煮沸容器。
  40. 【請求項40】蒸気排出弁(45)が内側蓋(19)の壁の
    中に配置されていることを特徴とする,請求項38又は39
    に記載の煮沸容器。
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