JP2752724B2 - 直流モータの速度制御回路 - Google Patents

直流モータの速度制御回路

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JP2752724B2 JP1246729A JP24672989A JP2752724B2 JP 2752724 B2 JP2752724 B2 JP 2752724B2 JP 1246729 A JP1246729 A JP 1246729A JP 24672989 A JP24672989 A JP 24672989A JP 2752724 B2 JP2752724 B2 JP 2752724B2
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英一 石井
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、テープレコーダやラジカセなどに使用され
る小型直流モータの回転速度制御回路の改良に関する。
〔従来の技術〕
近年、テープレコーダやラジカセなどの小型化にとも
ない、直流モータの回転速度制御回路も小型で高安定、
且つ低電圧で作動し高効率であるものが要求されてい
る。このような要請に応えるため、実公昭63−41839号
公報には5端子構成の直流モータの回転数制御回路が開
示されている。
第3図はこの5端子型ICをIC−IIIとして示したもの
で、このIC−IIIは第1〜第5の外部導出端子1〜5を
備え、端子1,5は電源供給端子で端子1には正極としてV
CC電圧が印加され、端子5は負極として接地されてい
る。端子2の外部には抵抗RT、回転数調整用可変抵抗RN
が接続され、抵抗RTの他端は端子1に、また、回転数調
整用可変抵抗RNの他端は端子3に接続され、且つ抵抗RS
の一端に接がれ、直流モータMの他端は端子1に接がれ
ている。一方、IC−III内部には反転入力端が端子3
に、基準電圧源6の一端が非反転入力端に、出力が分流
用トランジスタであるQ1,Q2のベースに接続された演算
増幅器OPが設けられ、基準電圧源6の他端は、端子4に
接がれている。又、トランジスタQ1,Q2はそのエミッタ
が夫々抵抗R1,R2を介し端子5に接地接続され、トラン
ジスタQ1のコレクタは端子2に、Q2のコレクタは端子4
に接続され、分流比を決定するカレントミラー回路を構
成しており、トランジスタQ1のコレクタ電流I1と、トラ
ンジスタQ2のコレクタ電流I2の比、すなわち分流比は、
各トランジスタの素子のエミッタ面積比で決定し、一定
値Kになるように設定されている。
つまり、I2/I1=K ……(1) このIC−III回路において可変抵抗RNと抵抗RSと直列
回路に流れる電流ISは、RSの降下電圧をVRとすると、 IS=VR/RS ……(2) と基準電圧源駆動用電流IXはトランジスタQ1,Q2のコレ
クタ電流I1,I2に比し充分小さいので無視して考える
と、モータ電流IMはトランジスタQ2のコレクタ電流I
2に、また抵抗RTに流れる電流はトランジスタQ1のコレ
クタ電流I1に等しい。
従って演算増幅器OPは、直流モータMの逆起電圧E
0と、内部抵抗RMによる電圧降下IM×RMの和の電圧VMは VM=E0+IM×RM ……(3) と、端子2,4間の電圧V1と抵抗RTの電圧降下の和の電圧
Vは、前述のとおりRTに流れる電流はI1にほぼ等しいの
で、 V=V1+I1×RT ……(4) が等しくなるようにトランジスタQ1,Q2を駆動するので
ある。
ここで、V1=(RN+RS)×ISであり、しかも(2)の
ISを代入すると、 又電流I1は式(1)より I1=I2/K ……(6) であるから、電圧Vは、(4)式ないし(6)式から となる。ここで、抵抗RTを直流モータMの内部抵抗RM
K倍に設定すると、(7)式第2項は、I2×RMとなり、 で表せる。従って式(3)と、式(8)が等しいとおく
と、 ここで、IM+IS=I2であって、一般にIM≫ISなので、IM
≒Iとなる。すると(9)式で左辺と右辺の第1項,第
2項同士はそれぞれ等しくなり、 となり、直流モータの回転数に比例する逆起電圧E0は、
基準電圧VR及び抵抗比RN/RSを一定にする事により一定
に保たれ、回転数も一定に保たれるのである。よって、
モータの1回転当りの起電力を表す逆起電力定数をKE
すると直流モータの回転数Nは、 となり、基準電圧VR及び可変抵抗RNと抵抗RSの比で決ま
る回転数に制御される。
〔発明が解決しようとする課題〕 ところで上記の従来の直流モータの回転数制御回路
は、小型直流モータが特に電池駆動等の低電圧駆動の機
器に使用される傾向がある。したがって、その電力効率
向上の面から分流比Kの向上が望まれ、当然のこと乍ら
直流モータの定格電圧も低下し、モータの逆起電圧定数
KEも小さくなり演算増幅器OPの減電圧特性も要求され、
この増幅器にはPNPトランジスタ構成の作動増幅器が適
用される。又、IC−III内部には端子1から保護用直列
抵抗R0も内蔵される。こうした事から、負荷が軽くなり
モータ電流IMが小さくなるのに加え分流比Kも大きくな
り、抵抗RTによる電圧降下も小さく且つ端子2,3間の電
圧も小さくなる。又保護用抵抗R0の電圧降下及び作動増
幅器OPのPNPトランジスタQPのベース−エミッタ間電圧V
BEPが必然的に入ることから、差動増幅器OPを構成す
る。PNPトランジスタQPのエミッタに接がる定電流バイ
アス源I0の両端電圧Vが小さくなり、特に軽負荷時、定
電流バイアス源I0の動作が不安定になり演算増幅器OPの
動作を保証できない欠点がある。定電流バイアス源I0
安定作動するためには、トランジスタQ1,Q2によるカレ
ントミラー回路が使用される関係から最低でも0.3Vの電
圧が必要である。つまり、具体的には、保護用抵抗R0
抵抗値は通常100Ω、電流は1.5mA程度でその電圧降下VC
は約150mA、モータMの内部抵抗RMを3Ω、分流比Kを5
0、モータMの逆起電圧定数KEを0.45mV/r.p.m、使用回
転数Nを2000r.p.m、駆動電流IMを150mA、作動増幅器OP
の入力段を構成するPNPトランジスタOPのベース−エミ
ッタ電圧VBEPを0.7Vとすると、定電流バイアス源I0の両
端、電圧Vは抵抗RNの電圧が逆起電圧N×KEと逆起電圧
と反対向き電圧VRとの差となるので、 となり、定電流バイアス源I0の両端電圧Vを0.3V以上に
するためには基準電圧VRを0.2V以下とする必要がある。
式(11)よりモータの回転数Nを低いところ迄可変とす
るためには、基準電圧VRは低い方が良いことになるが、
実用上外来ノイズ等の影響を受け易く、且つ精度的にも
苦しくなる欠点を有する。
本発明は従来の問題点を解決す可く、演算増幅器の非
反転入力端とモータの電源供給側と接続しない他端と接
続する第1の端子間に第1の基準電圧源を設けると共
に、反転入力端とモータと並列に接続されている、モー
タの回転数調整用可変抵抗と、上記モータの他端と接続
している抵抗との接続第3の端子間に第2の基準電圧源
を設けることにより、第1の端子と第3の端子間に第1
の基準電圧源の電圧と、第2の基準電圧源の電圧との和
の一定電圧を作り出す構成とした。
〔作用〕
上記の構成によると、前述した式(12)で示したこと
から第1,第3端子間に第1の基準電圧源の電圧と第2の
基準電圧源の電圧の和の電圧0.2V以上を発生させ、且つ
差動増幅器の定電流バイアス源の両端電圧を0.3V以上に
確保することができる。
〔実施例〕
以下、本発明について図面を参照して説明する。
第1図はこの発明の第1の実施例回路図である。
図において、破線B1内の回路IC−Iは本案により構成
される内部回路である。第3図に示す従来例とは演算増
幅器OPの反転入力端8mと端子3間に第2の基準電圧源7
を設け、且つ該反転入力端8mと接地された端子5の間に
基準電圧源6を作動するための定電流バイアス源IBが設
けられ、従来例に含まれる基準電圧発生源6を第1の基
準電圧発生源6とする他は、同様な構成で同一記号を持
いており詳細構成についての説明は割愛する。なお、演
算増幅器OPは通常差動増幅器であり、8pはその非反転入
力端である。
この実施例によれば、端子3,4間には演算増幅器OPは
常に反転入力端,非反転入力端の電圧が等しくなるよう
に作動し、反転入力端,非反転入力端は見掛け上短絡さ
れた(イマジナリーショート)と見なせることから、第
1の基準電圧源6の電圧VR1と、第2の基準電圧源の電
圧VR2の和の電圧が発生し、これが回路IC−I内で発生
する基準電圧VRと見なせる。
よって、VR=VR1+VR2 ……(13) が成立従って従来例の説明中用いた差動増幅器の定電流
バイアス源I0の両端電圧Vを表す式(12)は V=RM×IM+{N×KE−(VR1+VR2)+VC−VBEP ……(14) で表せる。
ここで式(12)を解く上で代入した数値を代入する
と、 V=3×0.15+{0.9−(VR1+VR2)}+VR2−0.15−0.7 ……(15) =0.5−VR1 ……(16) となり、 端子3,4間電圧がVR1とVR2の和の電圧となりながら従来
列と全く同一式で表せることがわかる。
今、一例としてVR1=VR2=0.2Vとすると、端子3,4間
の電圧VRは0.4Vであるにもかかわらず、差動増幅器の定
電流バイアス源I0の両端電圧Vは0.3Vを保証できるので
ある。勿論、式(15),(16)からわかる通り、端子3,
4間の電圧を0.4Vと保ちつつも第1の基準電圧源6の電
圧VR1を0.2V以下とし第2の基準電圧源7の電圧VR2との
和の電圧を0.4Vと設定すれば、差動増幅器の定電流バイ
アス源I0の両端電圧Vは0.3V以上確保できることがわか
る。なお、この回路における直流モータMの回転数N
は、直流モータの逆起電圧定数をKEとすると式(11)と
同様 で表せる。
第2図には本発明の第2の実施例回路図を示す。
この回路は第1の実施例回路の端子2と端子3をIC回
路内で接続した特例であり、破線B2内がIC−IIを示す。
第1の実施例回路の端子2,3間の電圧が端子23と端子4
間に現れるのみの違いであり、外部回路から見ると第1
図に示す第1の実施例回路における可変抵抗RNを短絡し
た状態で且つ抵抗RSを可変抵抗にしただけの違いであ
る。いわゆる4端子構成としたものである。この回路に
おいては第1の実施例回路において可変抵抗RNに流れる
電流IS=VR/RS(VRはVR1+VR2)により発生していた電
圧を、抵抗RTにISを流す事により、抵抗RTの両端に発生
させる構成である。この電流ISを変えることにより、モ
ータの回転数Nを決定するのである。この回路における
直流モータMの回転数Nは で表わせ上記第2項、 のISを可変抵抗RSを変えることにより変化させ回転数を
調整するのである。
本実施例回路における有効性も第1の実施例に示す内
容と全く同じものが得られる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、第1の基準電圧源と第
2の基準電圧源を夫々演算増幅器の非反転入力端と端子
間、反転入力端と端子間に設けることにより演算増幅器
を構成する差動増幅器の定電流バイアス源の両端電圧を
誤作動なきレベルに保ち、且つIC内で発生する基準電圧
を充分大きく取ることを可能とし、低電圧,低負荷で使
用されるモータにおいての制御特性を向上するだけでな
く、同時に高精度,高安定動作をも可能とする効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例回路図、第2図は本発明
の第2の実施例回路図、第3図は従来の回路図である。 2……第2の端子、3,23……第3の端子、4……第1の
端子、5……接地端子、6,7……基準電圧源、8m……反
転入力端、8p……非反転入力端、VCC……電源入力端
子、M……直流モータ、RT……分流抵抗、RN,RS……速
度設定用分圧抵抗、OP……演算増幅器(差動増幅器)、
Q1……第1のトランジスタ、Q2……第2のトランジス
タ、IC−I,IC−II……IC内部回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−86085(JP,A) 実開 昭58−179896(JP,U) 実開 昭59−56997(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部電源を接続した電源入力端子と、接地
    された接地端子とを有し、一端を上記外部電源に接続し
    た直流モータの他端子を接続する第1の端子と、上記外
    部電源に一端を接続した分流抵抗を接続した第2の端子
    と、上記直流モータの他端子と上記分流抵抗の他端子間
    に接続された少くとも2つの速度設定用分圧抵抗の接続
    点を接続した第3の端子とを備え、上記第3の端子と第
    1の端子間の電圧を一定に保ちモーターの回転数を一定
    に保つ演算増幅器と、この演算増幅器の出力によりベー
    スを駆動される夫々のエミッタが抵抗を介し接地され、
    コレクタが上記第1,第2の端子に接続された第1及び第
    2のトランジスタよりなる分流回路を備えた直流モータ
    の速度制御回路において、 上記第3の端子と演算増幅器の反転入力端との間、及び
    第1の端子と非反転入力端との間に、夫々独立した2個
    の基準電圧源を備えてなる直流モータの速度制御回路。
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