JP3054478B2 - モータ駆動回路 - Google Patents

モータ駆動回路

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JP3054478B2
JP3054478B2 JP3316220A JP31622091A JP3054478B2 JP 3054478 B2 JP3054478 B2 JP 3054478B2 JP 3316220 A JP3316220 A JP 3316220A JP 31622091 A JP31622091 A JP 31622091A JP 3054478 B2 JP3054478 B2 JP 3054478B2
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  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータの逆起電圧を検
出し供給電圧を制御して回転数制御を行う電子ガバナ式
モータの駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子ガバナ式のモータが知ら
れており、比較的簡単な制御機構によって一定回転を得
ることができるため、テープレコーダの駆動モータ等に
広く利用されている。
【0003】この電子ガバナ式モータは、原理的には、
図2に示すように、モータMと抵抗R1 、R2 、R3 と
でブリッジを形成し、その中点同士(a,b)の電位差
Vabを誤差増幅器OPに入力し、電位差Vabに応じてト
ランジスタTrを制御し、モータMに流れる電流を制御
する。そして、モータMは、内部抵抗rと逆起電圧E0
の直列回路として等価的に表せ、抵抗R1 、R2 、R3
,rの値はあらかじめ定められたものである。このた
め、この回路において抵抗値を所定の値に設定すると、
モータの回転数が減少し逆起電圧E0 が所定値以下とな
ったときにトランジスタTrがオンし、モータの回転数
を上昇することになる。そこで、モータの一定回転制御
を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、このような電
子ガバナ式モータの制御回路は、集積回路(IC)によ
り構成される場合が多い。そして、ICの場合には、上
述のトランジスタのように大電流を流すトランジスタ
は、同一の電流を流すトランジスタを複数並列に配置し
て大電流を得る場合が多い。また、このような同一電流
を流す複数のトランジスタは、チップ面積の縮小のため
に、大きな共通のコレクタ中にベース拡散、エミッタ拡
散を行って形成する。
【0005】しかし、このような構成にすると、複数の
トランジスタから構成されるトランジスタTrと、この
トランジスタTrに電位差Vabに応じたベース電流を供
給するための回路を構成するトランジスタとの特性にず
れが生じ、一定回転のための動作が十分に行えなくなる
という問題点があった。
【0006】すなわち、共通コレクタ内に複数のベー
ス、エミッタを形成したトランジスタと、独立して形成
されたトランジスタとでは、電圧が変化した場合におけ
る特性が異なる。通常の場合トランジスタTrにおいて
比較的電流が流れやすくなり、トランジスタTrをオン
するタイミングが遅くなり、逆起電圧E0が低い値に制
御されることになり、回転数が下がるという問題点があ
った。
【0007】本発明は、上記問題点を解決することを課
題としてなされたものであり、広い電源電圧の変動に対
しても、モータ回転数を一定に保持できるモータ駆動回
路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るモータ駆動
回路は、モータと並列に配置された少なくとも3つの抵
抗からなる直列抵抗群と、この直列抵抗群によって得ら
れる分割電圧に応じて動作する基準トランジスタと、こ
の基準トランジスタに流れる電流に比例した電流をモー
タに流す電流調整トランジスタと、一端が上記直列抵抗
群の中間点に接続され、電流の一部をアースに向けて流
す補正用抵抗と、を有し、補正用抵抗に微小電流を流す
ことにより、前記基準トランジスタに流す電流を補正す
ることを特徴とする。
【0009】
【作用】このように、本発明においては、補正用抵抗を
有している。そして、この補正用の抵抗に直列抵抗群の
中間点から電源電圧の変化に伴い前記基準トランジスタ
と前記電流調整トランジスタの間で生じる電流特性の差
を補償するための電流を流す。このため、基準トランジ
スタに流す電流をこの補正用抵抗に流れる電流により調
整することができ、トランジスタの特性の相違によるモ
ータ回転数変動を抑制しモータを一定回転させることが
できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面に基
づいて説明する。図1は、全体構成を示す図であり、電
源電圧Vccが供給されるモータMに対し、抵抗RT 、R
A、RB が並列接続されている。そして、抵抗RA とRB
の接続点には誤差増幅器の非反転入力端子が接続さ
れ、この誤差増幅器の出力端は基準トランジスタQAの
ベースに接続されている。一方誤差増幅器の反転入力端
子には所定の基準電圧Vrefが入力されている。従っ
て、誤差増幅器は抵抗RA とRB の接続点の電圧と基準
電圧Vrefの差に応じた信号を出力する。そして、こ
のトランジスタQA のコレクタ(上流側)は、抵抗RT
とRA の接続点に接続され、エミッタ(下流側)は抵抗
を介しアースに接続されているため、誤差増幅器からの
出力信号に応じた電流がトランジスタQA に流れる。
【0011】また、モータMおよび抵抗RB の下流側に
は、複数のトランジスタからなるトランジスタQB が設
けられている。このため、抵抗RB およびモータMに流
れる電流は、このトランジスタQA によって決定され
る。そして、このトランジスタQB はそのベースがトラ
ンジスタQB と共通になっており、トランジスタQB の
1つずつのトランジスタに流れる電流はトランジスタQ
A に流れる電流と等しくなる(トランジスタQA とトラ
ンジスタQB の1つずつのトランジスタはいわゆるカレ
ントミラーを構成する)。そこで、トランジスタQB の
トランジスタ数をk個とすると、このトランジスタQB
に流れる電流はトランジスタQA に流れる電流のk倍と
なる。
【0012】ここで、この回路における電流量について
検討する。モータMにかかる電圧をVm、ここに流れる
電流をIm、モータに発生する逆起電圧をE0とする。
そして、誤差増幅器の動作により抵抗RA の両端の電位
差は常にVrefとなる。また、トランジスタQA とト
ランジスタQB の電流の比は1:kであるため、トラン
ジスタQA に流れる電流はIm/kとなる。そこで、モ
ータMにかかる電圧Vmは、 Vm=Im・Rm+E0=RT ・Im/k+Vref(1+RB /RA ) となり、逆起電圧E0 は、 E0 =Vref(1+RB /RA )−(Rm−RT /k)Im となる。なお、抵抗RA 、RB に流れる電流は小さいた
め、無視した。
【0013】そして、理想的にはRm=RT /kとして
右辺第2項を0とし、右辺第1項であるVref(1+
RB /RA )をモータMの設定回転数における逆起電圧
に合わせることにより、定速回転が達成される。すなわ
ち、負荷が大きくなる等の原因でモータMの回転数が落
ちてくると逆起電圧E0 が小さくなる。このため、RT
,RA の接続点からみた抵抗RA 、RB の接続点の電
位が上昇し、誤差増幅器が動作してトランジスタQA ,
QB の電流量が大きくなり、逆起電圧E0 が設定値にま
で上昇され、モータMの回転数が定速に維持される。
【0014】ところが、上述のように、電源電位Vccの
変動に伴い、トランジスタQA 、QB の特性の相違によ
り、kが変動し、右辺第2項が0でなくなる。すなわ
ち、電源電圧Vccが大きくなると、kが大きくなり、モ
ータ回転数が小さくなる。
【0015】ところが、本実施例においては、抵抗値の
大きな抵抗Rvが、抵抗RT 、RAの接続点とアースの
間に接続されている。従って、抵抗RT 、RA の接続点
からアースに向けて常時電流が流れ、この電流量は、抵
抗RT 、RA の接続点の電位に比例したものとなる。そ
して、この抵抗Rvに流れる電流をkの変動に伴う(R
m−RT /k)Imの変動に対応したものとすることに
よって、電源電圧Vccの変動によらず、モータMを定速
回転することができる。
【0016】例えば、電源電圧VccがV1 →V2 に変化
したとすると、この場合の抵抗Rvに流れる電流の変化
分は、(V1 −V2)/Rvとなる。そこで、電源電圧
Vccが5→15Vに変化し、抵抗Rv=90kΩとすれ
ば、抵抗Rvに流れる電流の変化分は、10/90k=
111μAとなる。一方、10VでIm=80mA、K
=21程度で駆動する従来のガバナ式モータにおいて
は、通常時の抵抗RT に流れる電流量は3.8095
(80/21mA)であるが、電源電圧Vccが5→15
Vのように変化した場合、kが3%程度上昇する。従っ
て、そのままでは、k=21.63となり、抵抗RT に
流れる電流は3.6986mAとなる。しかし、本実施
例の抵抗Rvを設けることによって、抵抗RT に流れる
電流に111μAが付加されるため、抵抗RT に流れる
電流は3.8096mAとなり、kの上昇分がこの抵抗
Rvに流れる電流によって補償され、モータを定速回転
を維持できることが理解される。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
補正用抵抗を有しており、これによって電圧変動時にお
けるkの変動を補償する。従って、電圧変動によらずモ
ータの定速回転を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るモータ駆動回路の全体
構成を示す回路図である。
【図2】従来のモータ駆動回路の構成を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
M モータ Rv 補正用抵抗 QA 基準トランジスタ QB 電流調整トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 5/00 - 5/26 H02P 7/00 - 7/34

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータと並列に配置された少なくとも3つ
    の抵抗からなる直列抵抗群と、 この直列抵抗群によって得られる分割電圧に応じて動作
    する基準トランジスタと、 この基準トランジスタに流れる電流に比例した電流をモ
    ータに流す電流調整トランジスタと、 一端が上記直列抵抗群の中間点に接続され、電源電圧の
    変化に伴い前記基準トランジスタと前記電流調整トラン
    ジスタの間で生じる電流特性の差を補償するために電流
    の一部をアースに向けて流す補正用抵抗と、 を有し、 補正用抵抗に微小電流を流すことにより、前記基準トラ
    ンジスタに流す電流を補正することを特徴とするモータ
    駆動回路。
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