JPH0431838Y2 - - Google Patents
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- JPH0431838Y2 JPH0431838Y2 JP1987075166U JP7516687U JPH0431838Y2 JP H0431838 Y2 JPH0431838 Y2 JP H0431838Y2 JP 1987075166 U JP1987075166 U JP 1987075166U JP 7516687 U JP7516687 U JP 7516687U JP H0431838 Y2 JPH0431838 Y2 JP H0431838Y2
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 3
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 2
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
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- Control Of Direct Current Motors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は小型直流モータの速度制御回路に係
り、基準電圧を利用して定電流源を作り、この電
流による抵抗の電圧降下と直流モータの逆起電圧
を比較することによりモータの逆起電圧が低くと
も充分に速度制御を行なえる小型直流モータの速
度制御回路を提供することを目的とする。
り、基準電圧を利用して定電流源を作り、この電
流による抵抗の電圧降下と直流モータの逆起電圧
を比較することによりモータの逆起電圧が低くと
も充分に速度制御を行なえる小型直流モータの速
度制御回路を提供することを目的とする。
従来の直流モータの速度制御回路の1例を第1
図に示す。同図中、破線で囲んだ部分は半導体集
積回路化された部分であり、1〜4はその外部導
出端子である。端子1,2の間には抵抗R1が接
続され、端子2,3の間には速度調整用の可変抵
抗VR1が接続され、端子1,3の間に直流モータ
5が接続されている。また、端子4は接地され、
端子1,4の間に直流電源6が接続されている。
図に示す。同図中、破線で囲んだ部分は半導体集
積回路化された部分であり、1〜4はその外部導
出端子である。端子1,2の間には抵抗R1が接
続され、端子2,3の間には速度調整用の可変抵
抗VR1が接続され、端子1,3の間に直流モータ
5が接続されている。また、端子4は接地され、
端子1,4の間に直流電源6が接続されている。
一方、集積回路内には、コレクタを端子2に接
続されエミツタが抵抗R3を介して端子4に接続
されたトランジスタTr1と、このトランジスタ
Tr1とベースを共通接続され、かつコレクタを端
子3に接続されエミツタが抵抗R4を介して端子
4に接続されたトランジスタTr2が設けられてい
る。また、端子7aを端子1に接続され端子7b
を端子4に接続された演算増幅器7が設けられ、
この非反転入力端子は端子3に接続され、反転入
力端子は基準電圧源8を介して端子2に接続され
ると共に定電流源9を介して端子4に接続されて
差動増幅器を構成しており、出力端子はトランジ
スタTr1,Tr2のベースと接続されている。
続されエミツタが抵抗R3を介して端子4に接続
されたトランジスタTr1と、このトランジスタ
Tr1とベースを共通接続され、かつコレクタを端
子3に接続されエミツタが抵抗R4を介して端子
4に接続されたトランジスタTr2が設けられてい
る。また、端子7aを端子1に接続され端子7b
を端子4に接続された演算増幅器7が設けられ、
この非反転入力端子は端子3に接続され、反転入
力端子は基準電圧源8を介して端子2に接続され
ると共に定電流源9を介して端子4に接続されて
差動増幅器を構成しており、出力端子はトランジ
スタTr1,Tr2のベースと接続されている。
この回路において、演算増幅器7は基準電圧源
8により発生された基準電圧と直流モータ5の逆
起電圧及びモータの内部抵抗による電圧降下とを
差動増幅し、この出力となる差電圧によつてトラ
ンジスタTr1を含む直流モータを駆動するための
トランジスタTr2を駆動し、直流モータ5に流れ
る電流を制御することにより直流モータ5の回転
を一定となるよう制御する。
8により発生された基準電圧と直流モータ5の逆
起電圧及びモータの内部抵抗による電圧降下とを
差動増幅し、この出力となる差電圧によつてトラ
ンジスタTr1を含む直流モータを駆動するための
トランジスタTr2を駆動し、直流モータ5に流れ
る電流を制御することにより直流モータ5の回転
を一定となるよう制御する。
ここで、この基準電圧源8としては通常バンド
ギヤツプによる電圧が用いられ、この電圧は略
1.25Vである。しかし、直流モータ5がマイクロ
カセットテープレコーダ等に用いられる小型のも
のであり、1.25V以下の逆起電力で回転動作を行
なう場合はその回転制御を行なうことができない
という欠点があつた。
ギヤツプによる電圧が用いられ、この電圧は略
1.25Vである。しかし、直流モータ5がマイクロ
カセットテープレコーダ等に用いられる小型のも
のであり、1.25V以下の逆起電力で回転動作を行
なう場合はその回転制御を行なうことができない
という欠点があつた。
本考案は上記の欠点を除去したものであり、第
2図以下と共にその各実施例について説明する。
2図以下と共にその各実施例について説明する。
第2図は本考案になる小型直流モータの速度制
御回路の第1実施例の回路図を示す。同図中、破
線で囲まれた部分は半導体集積回路化された部分
であり、10,12〜15はその外部導出端子で
ある。端子10,11の間には抵抗R5が接続さ
れ、端子11,12の間には抵抗R6が接続され、
端子12,13の間には抵抗R7が接続され、端
子13,14の間には直流モータ16の回転速度
調整用の可変抵抗VR2が接続されており、端子1
1,14の間に直流モータ16が接続されてい
る。また、端子15は接地され、端子11,15
の間には直流電源17が接続されている。
御回路の第1実施例の回路図を示す。同図中、破
線で囲まれた部分は半導体集積回路化された部分
であり、10,12〜15はその外部導出端子で
ある。端子10,11の間には抵抗R5が接続さ
れ、端子11,12の間には抵抗R6が接続され、
端子12,13の間には抵抗R7が接続され、端
子13,14の間には直流モータ16の回転速度
調整用の可変抵抗VR2が接続されており、端子1
1,14の間に直流モータ16が接続されてい
る。また、端子15は接地され、端子11,15
の間には直流電源17が接続されている。
次に集積回路内には、コレクタを端子12に接
続されエミツタが抵抗R8を介して端子15に接
続されたトランジスタTr3と、このトランジスタ
Tr3とベースが共通接続され、かつコレクタを端
子14に接続されたエミツタが抵抗R9を介して
端子15に接続されたトランジスタTr4が設けら
れている。また、このトランジスタTr3,Tr4の
ベースにその出力端子18eを接続された演算増
幅器18が設けられ、その端子18aは端子10
に接続され、さらにこの端子10より直流電源1
7を逆接続したとき半導体集積回路に過電流が流
れて回路を破壊しないよう保護する抵抗R5を介
して端子11に接続されて動作電流を供給されて
いる。端子18bは端子15に接続されてアース
されている。この演算増幅器18の非反転入力端
子18cは端子13に接続され、反転入力端子1
8dは後述する定電流回路を構成するトランジス
タTr5のコレクタに接続されている。
続されエミツタが抵抗R8を介して端子15に接
続されたトランジスタTr3と、このトランジスタ
Tr3とベースが共通接続され、かつコレクタを端
子14に接続されたエミツタが抵抗R9を介して
端子15に接続されたトランジスタTr4が設けら
れている。また、このトランジスタTr3,Tr4の
ベースにその出力端子18eを接続された演算増
幅器18が設けられ、その端子18aは端子10
に接続され、さらにこの端子10より直流電源1
7を逆接続したとき半導体集積回路に過電流が流
れて回路を破壊しないよう保護する抵抗R5を介
して端子11に接続されて動作電流を供給されて
いる。端子18bは端子15に接続されてアース
されている。この演算増幅器18の非反転入力端
子18cは端子13に接続され、反転入力端子1
8dは後述する定電流回路を構成するトランジス
タTr5のコレクタに接続されている。
次に定電流回路は演算増幅器19とトランジス
タTr5及び抵抗R10により構成されている。演算
増幅器19の端子19aは端子10に接続されて
動作電流を供給され、端子19bは端子15と接
続されてアースされている。演算増幅器19の出
力端子19eはトランジスタTr5のベースと接続
され、反転入力端子19dは抵抗R10を介して端
子15に接続されたトランジスタTr5のエミツタ
に接続されており、非反転入力端子19cは後述
する抵抗R11,R12の接続点に接続されている。
またトランジスタTr5のコレクタは抵抗R13を介
して端子12に接続されている。また、端子10
に接続された定電流源20の他端は基準電圧源2
1の一端に接続され、基準電圧源21の他端は端
子15に接続されている。この基準電圧源21と
並列に直列接続された抵抗R11,R12が接続され
ている。
タTr5及び抵抗R10により構成されている。演算
増幅器19の端子19aは端子10に接続されて
動作電流を供給され、端子19bは端子15と接
続されてアースされている。演算増幅器19の出
力端子19eはトランジスタTr5のベースと接続
され、反転入力端子19dは抵抗R10を介して端
子15に接続されたトランジスタTr5のエミツタ
に接続されており、非反転入力端子19cは後述
する抵抗R11,R12の接続点に接続されている。
またトランジスタTr5のコレクタは抵抗R13を介
して端子12に接続されている。また、端子10
に接続された定電流源20の他端は基準電圧源2
1の一端に接続され、基準電圧源21の他端は端
子15に接続されている。この基準電圧源21と
並列に直列接続された抵抗R11,R12が接続され
ている。
上記の構成の回路において、トランジスタ
Tr3,Tr4のエミツタ面積の比は1:K(Kは正整
数)とされている。このため直流モータ16の逆
起電圧をEg、内部抵抗をRg、直流モータ16に
流れる電流をIMとし、抵抗R13を流れる電流をIZ、
トランジスタTr3のコレクタ電流をIK、抵抗R7及
び可変抵抗VR2を流れる電流をIS、抵抗R6の両端
電圧をVSとし、たとえば抵抗R6の抵抗値はR6と
表わすとする。ここで演算増幅器18の入力イン
ピーダンスは比重に高いので端子13よりこの演
算増幅器18には電流は流れないものとする。こ
のとき次式の関係が成立する。
Tr3,Tr4のエミツタ面積の比は1:K(Kは正整
数)とされている。このため直流モータ16の逆
起電圧をEg、内部抵抗をRg、直流モータ16に
流れる電流をIMとし、抵抗R13を流れる電流をIZ、
トランジスタTr3のコレクタ電流をIK、抵抗R7及
び可変抵抗VR2を流れる電流をIS、抵抗R6の両端
電圧をVSとし、たとえば抵抗R6の抵抗値はR6と
表わすとする。ここで演算増幅器18の入力イン
ピーダンスは比重に高いので端子13よりこの演
算増幅器18には電流は流れないものとする。こ
のとき次式の関係が成立する。
Eg+Rg・IM=(R6+R7+VR2)・IS+R6(IZ+IK)
…(1) ここで、 IS=VS/R7 …(2) IK=I/K・IM つまり K=IM/IK …(3) この(2),(3)式を(1)式に代入して次式を得る。
…(1) ここで、 IS=VS/R7 …(2) IK=I/K・IM つまり K=IM/IK …(3) この(2),(3)式を(1)式に代入して次式を得る。
Eg+Rg・IM=(R6+R7+VR2)VS/R7+R6・IZ+R6・I
M/K…(4) ブリツジのバランス条件よりこの(4)式の左辺第1
項と右辺の第1、第2項、また左辺第2項と右辺
第3項より次式が成立する。
M/K…(4) ブリツジのバランス条件よりこの(4)式の左辺第1
項と右辺の第1、第2項、また左辺第2項と右辺
第3項より次式が成立する。
Eg=(R6+R7+VR2)VS/R7+R6・IZ …(5)
Rg・IM=R6・IM/K …(6)
(6)式よりR6=KRgが導かれる。
第2図示の回路において、基準電圧源に発生し
た電圧が抵抗R11,R12により分圧されて、演算
増幅器19に第2の基準電圧として供給され、演
算増幅器19はこの第2の基準電圧とトランジス
タTr5のエミツタ電流による抵抗R10の電圧降下
とを比較し、これが等しくなるように動作してト
ランジスタTr5のコレクタ電流を一定に保つ。す
なわち、これらは定電流回路を構成している。こ
のコレクタ電流による抵抗R13の電圧降下が演算
増幅器18に第1の基準電圧として供給される。
演算増幅器18はこの第1の基準電圧と端子13
より供給される直流モータ16の逆起電圧及びモ
ータの内部抵抗による電圧降下とを差動増幅し、
その差電圧によつてトランジスタTr3,Tr4を駆
動して直流モータ16に流れる電流を制御する。
た電圧が抵抗R11,R12により分圧されて、演算
増幅器19に第2の基準電圧として供給され、演
算増幅器19はこの第2の基準電圧とトランジス
タTr5のエミツタ電流による抵抗R10の電圧降下
とを比較し、これが等しくなるように動作してト
ランジスタTr5のコレクタ電流を一定に保つ。す
なわち、これらは定電流回路を構成している。こ
のコレクタ電流による抵抗R13の電圧降下が演算
増幅器18に第1の基準電圧として供給される。
演算増幅器18はこの第1の基準電圧と端子13
より供給される直流モータ16の逆起電圧及びモ
ータの内部抵抗による電圧降下とを差動増幅し、
その差電圧によつてトランジスタTr3,Tr4を駆
動して直流モータ16に流れる電流を制御する。
たとえば、直流モータ16の回転数が増すよう
な変動がおこると直流モータ16の逆起電圧Eg
が高くなり、このため端子13の電圧が低下す
る。このため演算増幅器18の出力電流は減少
し、これによりトランジスタTr3,Tr4のコレク
タ電流が減少し、直流モータ16のモータ電流が
減少してその回転数が低下する方向に速度制御が
行なわれる。また、回転数が減るような変動の場
合は上記と逆の動作により速度制御が行なわれ
る。
な変動がおこると直流モータ16の逆起電圧Eg
が高くなり、このため端子13の電圧が低下す
る。このため演算増幅器18の出力電流は減少
し、これによりトランジスタTr3,Tr4のコレク
タ電流が減少し、直流モータ16のモータ電流が
減少してその回転数が低下する方向に速度制御が
行なわれる。また、回転数が減るような変動の場
合は上記と逆の動作により速度制御が行なわれ
る。
ここで演算増幅器18に供給される第1の基準
電圧は、前記した通り、基準電圧源21よりの電
圧を基準とする定電流源を作り、この定電流によ
る抵抗R13の電圧降下を用いているため、従来の
ようにバンドギヤツプによる電圧略1.25Vに制限
されることがなく、直流モータ16の逆起電圧等
による被比較電圧が1.25V以下であつても充分に
比較することができ、抵抗R13の抵抗値をかえる
ことにより第1の基準電圧を任意の値とすること
ができる。
電圧は、前記した通り、基準電圧源21よりの電
圧を基準とする定電流源を作り、この定電流によ
る抵抗R13の電圧降下を用いているため、従来の
ようにバンドギヤツプによる電圧略1.25Vに制限
されることがなく、直流モータ16の逆起電圧等
による被比較電圧が1.25V以下であつても充分に
比較することができ、抵抗R13の抵抗値をかえる
ことにより第1の基準電圧を任意の値とすること
ができる。
ここで、演算増幅器18,19は夫々第3図
A,Bに示す回路構成である。第3図Aにおい
て、端子18aは抵抗R15を介して差動増幅第1
段を構成するNPN型トランジスタQ1,Q2のコレ
クタに接続されると共に定電流源をなす抵抗
R16、トランジスタQ3を介して差動増幅第2段を
構成するPNP型トランジスタQ4,Q5のコレクタ
に接続されている。トランジスタQ1のベースは
反転入力端子18dと接続され、エミツタはトラ
ンジスタQ4のベース及びトランジスタQ6のコレ
クタと接続されており、トランジスタQ2のベー
スは非反転入力端子18cと接続され、エミツタ
はトランジスタQ5のベース及びトランジスタQ7
のコレクタと接続されている。トランジスタQ4
のコレクタは出力端子18eと接続されると共に
トランジスタQ8のコレクタに接続されている。
またトランジスタQ5のコレクタはトランジスタ
Q9のコレクタに接続されている。トランジスタ
Q8,Q9のベースは接続され、更にこの接続点に
トランジスタQ9のコレクタが接続されてカレン
トミラー回路を構成している。このトランジスタ
Q8,Q9のエミツタは共に端子18bに接続され、
トランジスタQ6,Q7のエミツタは接続された後
抵抗R17を介して端子18bに接続されている。
A,Bに示す回路構成である。第3図Aにおい
て、端子18aは抵抗R15を介して差動増幅第1
段を構成するNPN型トランジスタQ1,Q2のコレ
クタに接続されると共に定電流源をなす抵抗
R16、トランジスタQ3を介して差動増幅第2段を
構成するPNP型トランジスタQ4,Q5のコレクタ
に接続されている。トランジスタQ1のベースは
反転入力端子18dと接続され、エミツタはトラ
ンジスタQ4のベース及びトランジスタQ6のコレ
クタと接続されており、トランジスタQ2のベー
スは非反転入力端子18cと接続され、エミツタ
はトランジスタQ5のベース及びトランジスタQ7
のコレクタと接続されている。トランジスタQ4
のコレクタは出力端子18eと接続されると共に
トランジスタQ8のコレクタに接続されている。
またトランジスタQ5のコレクタはトランジスタ
Q9のコレクタに接続されている。トランジスタ
Q8,Q9のベースは接続され、更にこの接続点に
トランジスタQ9のコレクタが接続されてカレン
トミラー回路を構成している。このトランジスタ
Q8,Q9のエミツタは共に端子18bに接続され、
トランジスタQ6,Q7のエミツタは接続された後
抵抗R17を介して端子18bに接続されている。
この演算増幅器18においては、直流モータ1
6の逆起電圧が低いため端子18c,18dの電
位は端子18aの電位より略0.7〜0.8V低い程度
である。しかし、トランジスタQ1,Q2のNPN型
のトランジスタであるため、トランジスタQ4,
Q5のベース電位は端子18aより略1.3〜1.4V低
くなる。また、抵抗R16による電圧降下は略0.5〜
0.6VであるのでトランジスタQ4,Q5のベース−
エミツタ間電圧は略0.6V以上となり、トランジ
スタQ4,Q5は正常な増幅動作を行なうことが出
来る。
6の逆起電圧が低いため端子18c,18dの電
位は端子18aの電位より略0.7〜0.8V低い程度
である。しかし、トランジスタQ1,Q2のNPN型
のトランジスタであるため、トランジスタQ4,
Q5のベース電位は端子18aより略1.3〜1.4V低
くなる。また、抵抗R16による電圧降下は略0.5〜
0.6VであるのでトランジスタQ4,Q5のベース−
エミツタ間電圧は略0.6V以上となり、トランジ
スタQ4,Q5は正常な増幅動作を行なうことが出
来る。
次に第3図Bにおいて、端子19aは抵抗
R18、トランジスタQ10よりなる定電流源を介し
て差動増幅器を構成するトランジスタQ12,Q13
のエミツタに接続されると共に、抵抗R19、トラ
ンジスタQ11よりなる定電流源を介してトランジ
スタQ14のコレクタに接続されている。トランジ
スタQ12のベースは非反転入力端子19cに接続
され、コレクタはトランジスタQ15のコレクタ及
びトランジスタQ14のベースに接続されており、
トランジスタQ13のコレクタはトランジスタQ16
のコレクタに接続されている。トランジスタQ14
のコレクタ−ベース間はコンデンサC1により接
続され、エミツタは端子19bに接続されてい
る。トランジスタQ15,Q16のベースは接続され、
この接続点はトランジスタQ16のコレクタに接続
されてカレントミラー回路を構成している。これ
らのトランジスタQ15,Q16のエミツタは端子1
9bに接続されている。
R18、トランジスタQ10よりなる定電流源を介し
て差動増幅器を構成するトランジスタQ12,Q13
のエミツタに接続されると共に、抵抗R19、トラ
ンジスタQ11よりなる定電流源を介してトランジ
スタQ14のコレクタに接続されている。トランジ
スタQ12のベースは非反転入力端子19cに接続
され、コレクタはトランジスタQ15のコレクタ及
びトランジスタQ14のベースに接続されており、
トランジスタQ13のコレクタはトランジスタQ16
のコレクタに接続されている。トランジスタQ14
のコレクタ−ベース間はコンデンサC1により接
続され、エミツタは端子19bに接続されてい
る。トランジスタQ15,Q16のベースは接続され、
この接続点はトランジスタQ16のコレクタに接続
されてカレントミラー回路を構成している。これ
らのトランジスタQ15,Q16のエミツタは端子1
9bに接続されている。
この演算増幅器19の端子19c,19dは端
子19bすなわちアースレベルより略0.2V高い
だけであり、トランジスタQ15,Q16の動作時の
トランジスタQ12,Q13のコレクタ電位は略アー
スレベルであり、トランジスタQ12,Q13はNPN
型では動作しないためPNP型のトランジスタが
用いられている。
子19bすなわちアースレベルより略0.2V高い
だけであり、トランジスタQ15,Q16の動作時の
トランジスタQ12,Q13のコレクタ電位は略アー
スレベルであり、トランジスタQ12,Q13はNPN
型では動作しないためPNP型のトランジスタが
用いられている。
第4図に示す回路は本考案回路の第2実施例を
示す。第4図中、第2図と同一部分には同一符号
を付し、その説明を省略する。第4図中、演算増
幅器18の反転入力端子18dはトランジスタ
Tr5のコレクタに接続され、その接続点は端子1
3に接続されている。端子12,13の間には抵
抗値が第2図示の抵抗R13と略等しい可変抵抗
RV3が接続され、端子13,14の間は開放され
ている。また演算増幅器19の反転入力端子19
dはトランジスタTr5のエミツタに接続され、そ
の接続点は外部導出端子22に接続され、端子1
5,22の間には抵抗R20が接続されている。こ
の回路は第2図示の回路の抵抗R10,R13を抵抗
R20,RV3として集積回路の外部に設けたもので、
その動作は第2図示回路と同様であり説明を省略
する。
示す。第4図中、第2図と同一部分には同一符号
を付し、その説明を省略する。第4図中、演算増
幅器18の反転入力端子18dはトランジスタ
Tr5のコレクタに接続され、その接続点は端子1
3に接続されている。端子12,13の間には抵
抗値が第2図示の抵抗R13と略等しい可変抵抗
RV3が接続され、端子13,14の間は開放され
ている。また演算増幅器19の反転入力端子19
dはトランジスタTr5のエミツタに接続され、そ
の接続点は外部導出端子22に接続され、端子1
5,22の間には抵抗R20が接続されている。こ
の回路は第2図示の回路の抵抗R10,R13を抵抗
R20,RV3として集積回路の外部に設けたもので、
その動作は第2図示回路と同様であり説明を省略
する。
また、この第4図示の回路において直流モータ
16が負の温度特性を持つ場合抵抗R20に温度特
性が負のものを用い、直流モータ16が正の温度
特性の場合は可変抵抗VR3に正の温度特性のもの
を用いて温度変化の影響をうけない制御回路を得
ることができる。
16が負の温度特性を持つ場合抵抗R20に温度特
性が負のものを用い、直流モータ16が正の温度
特性の場合は可変抵抗VR3に正の温度特性のもの
を用いて温度変化の影響をうけない制御回路を得
ることができる。
上述の如く、本考案になる小型直流モータの速
度制御回路は、第2の基準電圧を発生する基準電
圧源と、 PNP型トランジスタを入力段とする差動増幅
器により構成され、出力電流から得られる電圧と
第2の基準電圧とを差動増幅して出力電流を定電
流とする定電流回路と、 定電流が自らを流れることにより生じる電圧降
下を第1の基準電圧として比較回路に供給する抵
抗とを有し、 比較回路はレベルシフトを行なうNPN型トラ
ンジスタを入力段とする差動増幅器により構成し
てなるため、逆起電圧が低い小型の直流モータで
あつてもその速度制御が可能であり、逆起電圧と
比較する第1の基準電圧を任意な値に選ぶことが
でき、基準電圧を発生させるため基準電圧源に供
給される電流の変化がモータ速度の変化として現
われず、上記比較する電圧が小さくとも夫々の比
較回路を構成するトランジスタは充分に正常な動
作を行なう等の特長を有するものである。
度制御回路は、第2の基準電圧を発生する基準電
圧源と、 PNP型トランジスタを入力段とする差動増幅
器により構成され、出力電流から得られる電圧と
第2の基準電圧とを差動増幅して出力電流を定電
流とする定電流回路と、 定電流が自らを流れることにより生じる電圧降
下を第1の基準電圧として比較回路に供給する抵
抗とを有し、 比較回路はレベルシフトを行なうNPN型トラ
ンジスタを入力段とする差動増幅器により構成し
てなるため、逆起電圧が低い小型の直流モータで
あつてもその速度制御が可能であり、逆起電圧と
比較する第1の基準電圧を任意な値に選ぶことが
でき、基準電圧を発生させるため基準電圧源に供
給される電流の変化がモータ速度の変化として現
われず、上記比較する電圧が小さくとも夫々の比
較回路を構成するトランジスタは充分に正常な動
作を行なう等の特長を有するものである。
第1図は従来の直流モータの速度制御回路の1
例の回路図、第2図は本考案になる小型直流モー
タの速度制御回路の第1実施例の回路図、第3図
A,Bは第2図示回路の一部の回路図、第4図は
本考案回路の第2実施例の回路図である。 10〜15,22……端子、16……直流モー
タ、17……直流電源、18,19……演算増幅
器、20……定電流源、21……基準電圧源、
R1〜R20……抵抗、VR1〜VR3……可変抵抗、
Tr1〜Tr5,Q1〜Q16……トランジスタ。
例の回路図、第2図は本考案になる小型直流モー
タの速度制御回路の第1実施例の回路図、第3図
A,Bは第2図示回路の一部の回路図、第4図は
本考案回路の第2実施例の回路図である。 10〜15,22……端子、16……直流モー
タ、17……直流電源、18,19……演算増幅
器、20……定電流源、21……基準電圧源、
R1〜R20……抵抗、VR1〜VR3……可変抵抗、
Tr1〜Tr5,Q1〜Q16……トランジスタ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 直流モータ16の回転によつて生じる逆起電圧
と第1の基準電圧とを比較回路18で比較し、該
比較により検出された差電圧によつて該モータの
駆動電流を制御して該モータの回転数を一定とす
る小型直流モータの速度制御回路において、 第2の基準電圧を発生する基準電圧源21,
R11,R12と、 PNP型トランジスタQ12,Q13を入力段とする
差動増幅器により構成され、出力電流から得られ
る電圧と該第2の基準電圧とを差動増幅して該出
力電流を定電流とする定電流回路19と、 該定電流が自らを流れることにより生じる電圧
降下を該第1の基準電圧として該比較回路18に
供給する抵抗R13とを有し、 該比較回路18はレベルシフトを行なうNPN
型トランジスタQ1,Q2を入力段とする差動増幅
器により構成してなる小型直流モータの速度制御
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987075166U JPH0431838Y2 (ja) | 1987-05-21 | 1987-05-21 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987075166U JPH0431838Y2 (ja) | 1987-05-21 | 1987-05-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62198895U JPS62198895U (ja) | 1987-12-17 |
JPH0431838Y2 true JPH0431838Y2 (ja) | 1992-07-30 |
Family
ID=30921057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987075166U Expired JPH0431838Y2 (ja) | 1987-05-21 | 1987-05-21 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0431838Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55136887A (en) * | 1979-04-10 | 1980-10-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Speed-controlling device of dc motor |
-
1987
- 1987-05-21 JP JP1987075166U patent/JPH0431838Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55136887A (en) * | 1979-04-10 | 1980-10-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Speed-controlling device of dc motor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62198895U (ja) | 1987-12-17 |
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