JP3398784B2 - モータ駆動回路 - Google Patents

モータ駆動回路

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JP3398784B2 JP24415692A JP24415692A JP3398784B2 JP 3398784 B2 JP3398784 B2 JP 3398784B2 JP 24415692 A JP24415692 A JP 24415692A JP 24415692 A JP24415692 A JP 24415692A JP 3398784 B2 JP3398784 B2 JP 3398784B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Hブリッジ型駆動回路
を利用したモータ駆動回路に係り、特に正転と逆転で回
転速度を変化させることができるようにしたモータ駆動
回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、1チップIC化したHブリッ
ジ型モータ駆動回路は、負荷(モータ)に流す電流の大
きさが、正転と逆転で同一(同一速度)であり、速度可
変を前提としたものはない。しかし、ディスクリート部
品を使用して構成したHブリッジ型駆動回路では、図3
に示すように、飽和領域で動作させるMOSFETから
なる駆動トランジスタ1〜4によりHブリッジ回路を構
成し、その中点間に負荷としての直流モータ5を接続し
て、駆動トランジスタ1、2を第1コントローラ6で、
また駆動トランジスタ3、4を第2コントローラ7でオ
ン/オフさせるよう全体を構成し、このような回路に更
に駆動トランジスタ4に直列に抵抗8を挿入したもので
ある。
【0003】この回路では、第1コントローラ6によっ
て、駆動トランジスタ1のゲート電圧を低くすると共に
駆動トランジスタ2のゲート電圧を高くし、第2コント
ローラ7によって駆動トランジスタ3のゲート電圧を高
くすると共に駆動トランジスタ4のゲート電圧を低くす
れば、駆動トランジスタ1、2がオンし、駆動トランジ
スタ3、4がオフして直流モータ5に矢印A方向の電流
が流れ、そのモータ5が正転する。このときのモータ5
の電流Iaは、 Ia=[Vcc−(Vds1+Vds2+Vm)]/Rm ・・・(1) である。Vccは電源電圧、Vds1、Vds2は駆動
トランジスタ1、2のドレイン・ソース間電圧、Vmは
モータ5の逆起電力、Rmはモータ5の内部抵抗であ
る。
【0004】逆に、第1コントローラ6によって、駆動
トランジスタ1〜4のゲート電圧を上記と逆にすれば、
駆動トランジスタ1、2がオフし、駆動トランジスタ
3、4がオンしてモータ5に矢印B方向の電流が流れ、
モータ5が逆転する。このときは、抵抗8が介在するの
で、モータ5の電流Ibは、 Ib=[Vcc−(Vds3+Vds4+Vm+V8)]/Rm・・・(2) となる。Vds3、Vds4はFTE3、4のドレイン
・ソース間電圧、V8は抵抗8に発生する電圧である。
【0005】式1、2において、Vds1=Vds3、
Vds2=Vds4であるので、正転時の電流Iaと逆
転時の電流Ibとは、Ia>Ibとなって、逆転の回転
数が正転回転数よりも低下する。9、10は制御端子で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した回路
では、デスクリート部品を使用するため特性を揃えるこ
とが困難でバラツキが大きく、また抵抗8はそこで消費
する電力が大きいので固定抵抗を使用しなければならな
いことから外部から正逆回転の回転数の差を調整するこ
とはできず、更に特性変更のための微調整は抵抗8の値
の調整となるので多くの手間と時間がかかるという問題
点があった。
【0007】本発明の目的は、制御のバラツキが少な
く、正逆回転の回転数の差を簡単に調整できるようにし
たモータ駆動回路を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】このために第1の発明
は、飽和領域で使用される第1〜第4の駆動トランジス
タとモータとでHブリッジ回路を構成するように接続
し、上記モータを介して直列接続される第1と第2の駆
動トランジスタを第1コントローラで制御し、上記モー
タを介して直列接続される第3と第4の駆動トランジス
タを第2コントローラで制御するモータ駆動回路におい
て、上記第1〜第4の駆動トランジスタの内の少なくと
も1個の駆動トランジスタに直列に制御トランジスタを
接続して、上記1個の駆動トランジスタをオンさせると
きに上記制御トランジスタをオンさせて非飽和領域で使
用し、該制御トランジスタの内部抵抗を連続的に変化さ
せることで、上記モータの回転数を連続に制御するよ
うに構成した。
【0009】第2の発明は、上記第1〜第4の駆動トラ
ンジスタの内の少なくとも1個の駆動トランジスタに並
列に制御トランジスタを接続して、上記1個の駆動トラ
ンジスタをオンさせるときに上記制御トランジスタをオ
ン/オフし、該制御トランジスタをオンさせるときに前
記制御トランジスタの内部抵抗を連続的に変化させるこ
とで、上記モータに流れる電流を連続に制御するよう
に構成した。
【0010】
【作用】第1の発明では、制御トランジスタの制御によ
ってモータに流れる電流を変化させることができるの
で、その回転数を正逆異ならせた状態でその差を連続的
変化調整させることができ、また全体を1チップIC
化することによりバラツキも小さなものにできる。
【0011】第2の発明では、第1の発明の作用に加え
て、その回転数を正逆同一としたり異ならせたすること
ができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1はその一実施例のモータ駆動回路の回路図である。図
3に示したものと同一のものには同一の符号を付した。
11は駆動トランジスタ4と同様のNチャンネルのMO
SFETからなる制御トランジスタであって、その駆動
トランジスタ4に直列に挿入されている。12はこの制
御トランジスタ11を制御するための第3コントロー
ラ、13は制御端子である。
【0013】この回路では、モータ5に矢印A方向の電
流Iaを流すときは、図3における場合と同じである。
【0014】矢印B方向に電流を流すときは、第2コン
トローラ7によって駆動トランジスタ3、4をオンさ
せ、更に第3コントローラ12によって駆動トランジス
タ11を導通させる。このときの電流Ibは、 Ib=[Vcc−(Vds3+Vm+Vds4+Vds11)]/Rm ・・・(3) となる。Vds11は制御トランジスタ11のドレイン
・ソース間電圧である。このとき、制御トランジスタ1
1は第3コントローラ12によって非飽和領域で使用さ
れる。このとき、その内部抵抗を2段以上に、又は連続
的に変化させることでき、モータ5の回転数を2段以上
又は連続的に変化させることができる。なお、飽和領域
で使用すれば、この駆動トランジスタ11はゲートバイ
アス電圧に応じた定電流負荷として働くために、電流制
限機能を持つようになる。
【0015】このように図1の回路では、モータ5の正
逆の回転数を異ならせることができるばかりか、その回
転数を外部から入力させる制御信号によって変化させる
こともでき、更に全体を1チップIC化することもで
き、特性のバラツキも防止できる。
【0016】図2は別の実施例のモータ駆動回路を示す
図である。この回路は、駆動トランジスタ3、4に並列
に制御トランジスタ21、22を接続し、その制御トラ
ンジスタ21、22をナンドゲート23、アンドゲート
24で制御するようにしたものである。このナンドゲー
ト23、アンドゲート24は第4コントローラ25と第
2コントローラ7の出力を受けてゲートのオン/オフを
行う。26は制御端子である。
【0017】この回路では、第4コントローラ25の出
力を「L」レベルにしておけば、ナンドゲート23は他
方の入力の状態如何に拘らず出力が「H」レベルに固定
され、アンドゲート24は他方の入力の状態如何に拘ら
ず出力が「L」レベルに固定されて、制御トランジスタ
21、22はいずれもオフする。よって、第1コントロ
ーラ6の出力、又は第2コントローラ7の出力のみによ
ってモータ5は回転し、正逆方向で同一回転数となる。
【0018】ここで、第2コントローラ7の出力によっ
て駆動トランジスタ3、4がオンしているとき、つまり
駆動トランジスタ3のゲート電圧が低電圧、駆動トラン
ジスタ4のゲート電圧が高電圧のとき、第4コントロー
ラ25の出力を「H」レベルに設定すると、ナンドゲー
ト23の出力が「L」レベルとなるので制御トランジス
タ21がオンし、アンドゲート24の出力が「H」レベ
ルとなるので制御トランジスタ22がオンする。
【0019】よって、制御トランジスタ21、22を流
れる電流分だけモータ5に流れる電流Ibが増大するの
で、逆回転時の回転速度が高くなる。このように、制御
トランジスタ21、22は第2コントローラ7と第4コ
ントローラ25の両方の出力状態によって、制御され
る。
【0020】なお、ここでは第4コントローラ25の出
力を「H」か「L」レベルの2値出力とし、ナンドゲー
ト23とナンドゲート24を使用しているが、第4コン
トローラ25の出力を3値以上又は連続するアナログ出
力とし、ナンドゲート23、アンドゲート24を第2コ
ントローラの出力でオン/オフが制御され且つ第4コ
ントローラ25の出力で内部抵抗を変化させる電子ボリ
ウムに置換すれば、モータ5に流れる電流を2段以上
に、又は連続的に変化させることができる。
【0021】上記制御トランジスタ21、22はモータ
5の電流の一部が流れるので、その面積を駆動トランジ
スタ1〜4に比べて相当小さくでき、このためgmを大
きくできるので、そのgmのバラツキが少なくなる。よ
って、この制御トランジスタ21、22の内部抵抗を連
続的に変化させて使用するとき、その制御のバラツキも
小さな範囲に抑えることができる。
【0022】
【発明の効果】以上から本発明によれば、モータの回転
数を回転方向によって異ならせることができることは勿
論のこと、その差異を細かく調整することもできるよう
なり、更に全体を1チップIC化できるので特性バラツ
キを極めて小さい範囲に抑えることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のモータ駆動回路の回路図
である。
【図2】 本発明の別の実施例のモータ駆動回路の回路
図である。
【図3】 従来のモータ駆動回路の回路図である。
【符号の説明】
1〜4:駆動トランジスタ、5:モータ、6:第1コン
トローラ、7:第2コントローラ、8:抵抗、9、1
0:制御端子、11:制御トランジスタ、12:第3コ
ントローラ、13:制御端子、21、22:制御トラン
ジスタ、23:ナンドゲート、24:アンドゲート、2
5:第3コントローラ、26:制御端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 5/00 - 5/26 H02P 7/00 - 7/34

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飽和領域で使用される第1〜第4の駆動
    トランジスタとモータとでHブリッジ回路を構成するよ
    うに接続し、上記モータを介して直列接続される第1と
    第2の駆動トランジスタを第1コントローラで制御し、
    上記モータを介して直列接続される第3と第4の駆動ト
    ランジスタを第2コントローラで制御するモータ駆動回
    路において、 上記第1〜第4の駆動トランジスタの内の少なくとも1
    個の駆動トランジスタに直列に制御トランジスタを接続
    して、上記1個の駆動トランジスタをオンさせるときに
    上記制御トランジスタをオンさせて非飽和領域で使用
    し、該制御トランジスタの内部抵抗を連続的に変化させ
    ることで、上記モータの回転数を連続に制御するよう
    にしたことを特徴とするモータ駆動回路。
  2. 【請求項2】 飽和領域で使用される第1〜第4の駆動
    トランジスタとモータとでHブリッジ回路を構成するよ
    うに接続し、上記モータを介して直列接続される第1と
    第2の駆動トランジスタを第1コントローラで制御し、
    上記モータを介して直列接続される第3と第4の駆動ト
    ランジスタを第2コントローラで制御するモータ駆動回
    路において、 上記第1〜第4の駆動トランジスタの内の少なくとも1
    個の駆動トランジスタに並列に制御トランジスタを接続
    して、上記1個の駆動トランジスタをオンさせるときに
    上記制御トランジスタをオン/オフし、該制御トランジ
    スタをオンさせるときに前記制御トランジスタの内部抵
    抗を連続的に変化させることで、上記モータに流れる電
    流を連続に制御するようにしたことを特徴とするモー
    タ駆動回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2282400A2 (en) 2009-08-06 2011-02-09 Honda Motor Co., Ltd. Motor driving system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2282400A2 (en) 2009-08-06 2011-02-09 Honda Motor Co., Ltd. Motor driving system

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