JP2750216B2 - ペレタイザのダイス研磨方法 - Google Patents

ペレタイザのダイス研磨方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、溶融合成樹脂をダイスから押出し、空中又
は水中でカッタ刃により切断し、ペレットを作るペレタ
イザのダイス研磨方法に関するものである。
(従来の技術) 一般に、この種ペレタイザとしては、第7図に例示す
るものが知られている(実公昭63−3777号公報参照)。
このペレタイザは、混練押出スクリューシャフト2等を
有する押出機3の押出前端に付設されたダイス1と、該
ダイス1の前面水室4内に回転自在に配置されたカッタ
刃6と、該カッタ刃6を弾性的に保持する進退自在な駆
動軸5等から成っている。そして、カッタ刃6はダイス
1と所定の間隙を保持して回転させるが、その間隙及び
直角度調整を水室4とハウジング10との間で押引ボルト
26により行い、熱間(ダイス1を加熱した状態)で芯出
しをしている。なお、ダイス1とカッタ刃6間で摩耗が
発生するが、カッタ刃6は消耗品として交換し、ダイス
1はその表面に、第8図に例示するように、WC(ダング
ステンカーボン)チップやWC溶射WCによる表面処理が施
されている。
形の揃った良形状のペレットを得る上で重要なこと
は、ダイス1とカッタ刃6間の間隙を可及的に小さくす
ることであり、カッタ刃6の形状及びカッタ刃ホルダ7
のカッタ刃取付面の平面度は十分に高精度に加工されて
いるので、駆動軸5とダイス1との直角度を高めること
が、ダイス1とカッタ刃6間の間隙を小さくすることに
なる。
しかし、カッタ刃6の摩耗に加えて、ダイス1の表面
1aも徐々に摩耗し、例えば、第9図に示すように、表面
1aがカッタ刃6の追い込みによって凹凸状となったり、
第10図に示すように、ダレCが発生し、良形状のペレッ
トが得られなくなる。
従来、前記ダイス1は、定期的に取り外し、研磨機に
よりその表面1aの再研磨が行っている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、ダイス1を押出機3から取り外して再研磨
し、再び押出機3に取付けた場合、非常に手間のかかる
熱間芯出しを行わなければならず、熟練と多くの時間を
要するという問題があった。
また、駆動軸5とダイス1の直角度は、ダイス1の加
工精度、調整用押引きボルト26の調整限界、取付時のダ
イス1の変形などから、一般には0.005〜0.020mm程度に
おさえるのが限界であり、これがカッタ刃6とダイス1
との間に所要以上の間隙を生じさせ、ペレットの切れ味
を悪くさせている。
本発明は、上述のような実状に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ダイスを押出機から取外
すことなく再研磨でき、ダイスの再芯出し調整が不要で
しかも簡単かつ短時間で熟練を要しないペレタイザのダ
イス研磨方法を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 本発明では、上記目的を達成するために、次の技術的
手段を講じている。
即ち、本発明は、ダイス1とその前面に回転自在に配
置されたカッタ刃6と、該カッタ刃6を弾性的に保持す
る進退自在な駆動軸5から構成されるペレタイザにおい
て、 前記カッタ刃6を駆動軸5から取り外した後、該駆動
軸5に前面に砥粒24が固着された研磨体23を取付け、駆
動軸5を前進させると共に回転駆動して研磨体23を前記
ダイス1に接触させ、ダイス表面1aを研磨することを特
徴としている。
(作用) 本発明によれば、駆動軸5に取付けられる研磨体23の
ホルダ25は、前記軸5に対して精度よく加工されている
ので、駆動軸5を前進させて研磨体23の砥粒24固着面を
ダイス表面1aに接触させ、その状態で駆動軸5を回転さ
せてダイス表面1aを研磨させることにより、ダイス表面
1aと駆動軸5の直角度が精度よく調整されている状態で
研磨が行われる。したがって、ダイス1と駆動軸5との
直角度が高精度に確保され、ダイス1とカッタ刃6の所
要間隙が精度よく得られる。
なお、ペレタイザの運転状態に近い状態下、即ち、水
室4に水又は温水を満たし、ダイス1を加熱した状態で
ダイス表面1aの研磨を行うと、熱による直角度の狙いを
防止することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図及び第2図はペレタイザの一例を示し、1はダ
イスで混練押出スクリューシャフト2等を備えた押出機
3の押出シリンダ前端中央に取付けられ、押出機3前端
に取付けた水室4内に面している。
前記水室4内には、前記シャフト2と同軸心上に位置
する駆動軸5の端部5aが臨入軸支され、該端部5aには、
カッタ刃6のカッタホルダ7がコイルばね8を介してボ
ルト9により取付けられ、カッタ刃6がダイス表面1aに
正対して回転するようになっており、ダイス1の押出孔
1bから押出される混練合成樹脂材料が、カッタ刃6によ
り切断されて、ペレット形状に造形される。
前記駆動軸5は、水室4と水封遮断されるハウジング
10に回動自在に軸支されると共に、ハウジング10を貫通
して前方に突出した軸端5bには、回転駆動用モータ11が
連結されている。
12はベアリングハウジングで、前記ハウジング10内の
軸方向摺動自在に嵌入され、前記駆動軸5をベアリング
13を介して軸支しており、その外端には駆動軸5を貫通
させた連結板14が、閉塞状に固着されている。この連結
板14には上下に延びる連結アーム15が設けられ、前記ハ
ウジング10の外周面上下2カ所に取付けたエアシリンダ
16(又は油圧シリンダ)のロッド外端17が、前記アーム
15端にピン18を介して連結されている。
19はウォームホイルで、前記ハウジング10内面のめね
じ部20と螺合するおねじ部21を有し、かつ同ハウジング
10内に設けられたウォーム軸22と噛合し、該ウォーム軸
22の回転によってウォームホイル19が回転して、前記ダ
イス1に対して前後進するようになっており、これによ
って、カッタ刃6の位置を調整する。26は押引ボルトで
ある。
なお、前記カッタホルダ7は、第2図に示すように、
駆動軸5の端部5aに軸方向摺動可能に外嵌され、駆動軸
5の中空部5cに装入されたコイルばね8によって、常に
ダイス1の方向に弾性的に押圧されている。そして、カ
ッタホルダ7は、ボルト9を取外すことによって、駆動
軸5から簡単に取外すことができ、カッタ刃6の取替え
が容易に行いうるようになっている。
第3図〜第6図は、本発明方法の実施に使用される研
磨体23を示し、第3図及び第4図は前面にダイヤモンド
砥粒24が固着された研磨体23が一体的に形成され、ホル
ダ25に固着されたものであり、第5図及び第6図は研磨
体23が2分割されたものである。なお、ホルダ25は、第
2図に示すカッタホルダ7と同形同寸で、しかも、駆動
軸5への取付け状態もカッタホルダ7と同じ状態になる
ように取付けられる。また、ホルダ25はカッタホルダ7
と同等以上の精度に仕上げられている。
前記ダイス1の取付、芯出し調整は、従来例と同様に
熱間で行われる。
そこで、ダイス1を再研磨する場合は、まず、駆動軸
5に螺着してあるボルト9を取外し、駆動軸5からカッ
タ刃6をホルダ7と共に抜き取り、研磨体23のホルダ25
を駆動軸5にコイルばね8を介して外嵌し、ボルト9に
よりホルダ25を駆動軸5に固着する。次いで、水室4に
水(温水)を満たし、ダイス1を加熱して実際の運転状
態に近い状態とした後、駆動軸5をエアシリンダ16によ
り前進させ、研磨体23のダイヤモンド砥粒24をダイス前
面1aに接触させてから、駆動軸5を前記モータ11により
回転させ、ダイス表面1aを研磨する。なお、ダイス1の
研磨量の調整は、駆動軸5の移動量微調整機構であるウ
ォーム軸22及びウォームホイル19の回転駆動により行う
ことができる。
このようにして、ダイス表面1aの再研磨が完了すれ
ば、研磨体23を駆動軸5から取外し、カッタ刃6を駆動
軸5に取付ける。このとき、ダイス表面1aと駆動軸5と
の直角度は、最初のダイス1取付・芯出し調整時の状態
が保持されており、再調整の必要は全くない。即ち、研
磨作業が、実際のペレタイザ運動状態に近い状態で行わ
れるので、熱による直角度の狙いを防止することができ
る。
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、例
えば、研磨体23は、カッタ刃6のカッタホルダ7に取付
けることができ、また、ダイヤモンド粒を含む材料等で
成形される砥石を基本に固着して構成することができ
る。
(発明の効果) 本発明は、上述のように、ダイス1とその前面に回転
自在に配置されたカッタ刃6と、該カッタ刃6を弾性的
に保持する進退自在な駆動軸5から構成されるペレタイ
ザにおいて、 前記カッタ刃6を駆動軸5から取り外した後、該駆動
軸5に前面に砥粒24が固着された研磨体23を取付け、駆
動軸5を前進させると共に回転駆動して研磨体23を前記
ダイス1に接触させ、ダイス表面1aを研磨することを特
徴とするものであるから、ダイス1を押出機3から取外
すことなく再研磨でき、しかも再研磨後のダイス表面1a
と駆動軸5の直角度はダイス取付時の状態が確保されて
いるので再調整の必要がなく、また作業は簡単で熟練を
要することなく短時間で行うことができ、ダイス表面1a
とカッタ刃6との間隙を所要量に保持して良好なペレッ
トを造粒することができ、ペレタイザの運転休止時間を
大幅に短縮できると共に再研磨コストを大幅に低下させ
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明の実施例を示すもので、第1図
はペレタイザの中央縦断面図、第2図は駆動軸へのカッ
タ刃又は研磨体の取付状態の断面図、第3図及び第4図
は研磨体の正面図及び側面図、第5図及び第6図は研磨
体の他の例を示す正面図及び側面図、第7図は従来例の
一部破断側面図、第8図は第7図のA部拡大図、第9図
及び第10図はダイス表面摩耗状態説明図である。 1……ダイス、1a……ダイス表面、5……駆動軸、6…
…カッタ刃、23……研磨体、24……砥粒。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 伸宏 兵庫県神戸市灘区篠原伯母野山町2―3 ―1 (56)参考文献 特公 昭44−26518(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイス(1)とその前面に回転自在に配置
    されたカッタ刃(6)と、該カッタ刃(6)を弾性的に
    保持する進退自在な駆動軸(5)から構成されるペレタ
    イザにおいて、 前記カッタ刃(6)を駆動軸(5)から取り外した後、
    該駆動軸(5)に前面に砥粒(24)が固着された研磨体
    (23)を取付け、駆動軸(5)を前進させると共に回転
    駆動して研磨体(23)を前記ダイス(1)に接触させ、
    ダイス表面(1a)を研磨することを特徴とするペレタイ
    ザのダイス研磨方法。
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