JP2749663B2 - ポリカーボネートと他の熱可塑性プラスチック又はエラストマーとの混合物 - Google Patents
ポリカーボネートと他の熱可塑性プラスチック又はエラストマーとの混合物Info
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L69/00—Compositions of polycarbonates; Compositions of derivatives of polycarbonates
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、 a)下記の式(I): 式中、 R1およびR2は相互に独立に水素、ハロゲン、C1−C8−ア
ルキル、C5−C6−シクロアルキル、C6−C10−アリー
ル、及びC7−C12−アラールキルを表し、 mは4ないし7の整数であり、及び 少なくとも1個の原子XにおいてR3及びR4の双方がとも
にアルキルを表すことを前提として、 R3およびR4は各々のXについて個々に選択してよく、相
互に独立に水素またはC1−C6−アルキルを表し、 Xは炭素水素を表す に相当するジフェノールをベースとする熱可塑性ポリカ
ーボネート、及び b)エストラマー又は成分a)以外の熱可塑性プラスチ
ック及び、随時 c)標準的な添加剤 を含む混合物、それらの製造方法、及びフィルムの製造
用としてのそれらの利用に関する。
ルキル、C5−C6−シクロアルキル、C6−C10−アリー
ル、及びC7−C12−アラールキルを表し、 mは4ないし7の整数であり、及び 少なくとも1個の原子XにおいてR3及びR4の双方がとも
にアルキルを表すことを前提として、 R3およびR4は各々のXについて個々に選択してよく、相
互に独立に水素またはC1−C6−アルキルを表し、 Xは炭素水素を表す に相当するジフェノールをベースとする熱可塑性ポリカ
ーボネート、及び b)エストラマー又は成分a)以外の熱可塑性プラスチ
ック及び、随時 c)標準的な添加剤 を含む混合物、それらの製造方法、及びフィルムの製造
用としてのそれらの利用に関する。
ドイツ特許出願P3 832 396.6は本発明による混合物の
ポリカーボネート(a)及びそれらの原料及びそれらの
製造方法を記載している。
ポリカーボネート(a)及びそれらの原料及びそれらの
製造方法を記載している。
ポリカーボネート(a)の出発生成物は式(I) 式中、 R1およびR2は相互に独立に水素、ハロゲン、好ましくは
塩素又は臭素、C1−C8−アルキル、C5−C6−シクロアル
キル、C6−C10アリール、好ましくはフェニル、及びC7
−C12−アラールキル、好ましくはフェニル−C1−C4−
アルキル、特にベンジルを表し、 mは4ないし7の整数、好ましくは4または5を表し、
及び、 少なくとも1個の原子XにおいてR3及びR4の双方がとも
にアルキルを表すことを前提として、 R3およびR4は各々のXについて個々に選択してよく、相
互に独立に水素又はC1−C6−アルキルを表し、 Xは炭素原子を表す に相当するジヒドロキシジフェニルシクロアルカンであ
る。
塩素又は臭素、C1−C8−アルキル、C5−C6−シクロアル
キル、C6−C10アリール、好ましくはフェニル、及びC7
−C12−アラールキル、好ましくはフェニル−C1−C4−
アルキル、特にベンジルを表し、 mは4ないし7の整数、好ましくは4または5を表し、
及び、 少なくとも1個の原子XにおいてR3及びR4の双方がとも
にアルキルを表すことを前提として、 R3およびR4は各々のXについて個々に選択してよく、相
互に独立に水素又はC1−C6−アルキルを表し、 Xは炭素原子を表す に相当するジヒドロキシジフェニルシクロアルカンであ
る。
好ましくは、R3とR4とは同時に1個また2個の原子X
上の、特に、ただ1個の原子X上のアルキルを表す。好
ましいアルキル基はメチルである;ジフェニル置換炭素
原子(C−1)に対してα−位のX原子は、好ましくは
二アルキル置換されておらず、対照的に、C−1に対し
てβ−位の二アルキル置換が好ましい。C−1に対して
β−位にあるX原子が二アルキル置換されており、β′
−位にあるX原子が−アルキル置換されていることが最
も好ましい。
上の、特に、ただ1個の原子X上のアルキルを表す。好
ましいアルキル基はメチルである;ジフェニル置換炭素
原子(C−1)に対してα−位のX原子は、好ましくは
二アルキル置換されておらず、対照的に、C−1に対し
てβ−位の二アルキル置換が好ましい。C−1に対して
β−位にあるX原子が二アルキル置換されており、β′
−位にあるX原子が−アルキル置換されていることが最
も好ましい。
好ましいジヒドロキシジフェニルシクロアルカンは、
環状脂肪族基に5ないし6個の環炭素原子を有する[式
(I)においてmが4または5を表すもの]、例えば下
記式: 及び に対応するジフェノールであり、1,1−ビス−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサ
ン(式II)が特に好ましい。
環状脂肪族基に5ないし6個の環炭素原子を有する[式
(I)においてmが4または5を表すもの]、例えば下
記式: 及び に対応するジフェノールであり、1,1−ビス−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサ
ン(式II)が特に好ましい。
式(I)に対応するジヒドロキシジフェニルシクロア
ルカン(I)は式(V)に対応するフェノール: と式(VI)に対応するケトン: 式(V)及び(VI)中、 X、R1、R2、R3、R4およびmは式(I)において定義し
たものと同様である との縮合により、既知の手法で製造することができる。
ルカン(I)は式(V)に対応するフェノール: と式(VI)に対応するケトン: 式(V)及び(VI)中、 X、R1、R2、R3、R4およびmは式(I)において定義し
たものと同様である との縮合により、既知の手法で製造することができる。
式(V)に対応するフェノールは文献から既知の物質
であるか、または、文献から既知の方法により得られる
物質である(クレゾール、キシレノールに関しては、例
えばウルマン(Ullmann)、工業化学事典(Enzyklopadi
e der technishen Chemie)、第4改定増補版、第15
巻、61-77頁、フェアラーク・ヘミー(Veralag Chemi
e)、ワインハイム(Weinheim)/ニューヨーク、1978;
クロロフェノールに関してはウルマン、工業化学事典、
第4版、フェアラーク・ヘミー、1979、第18巻、191-21
4頁を参照)。
であるか、または、文献から既知の方法により得られる
物質である(クレゾール、キシレノールに関しては、例
えばウルマン(Ullmann)、工業化学事典(Enzyklopadi
e der technishen Chemie)、第4改定増補版、第15
巻、61-77頁、フェアラーク・ヘミー(Veralag Chemi
e)、ワインハイム(Weinheim)/ニューヨーク、1978;
クロロフェノールに関してはウルマン、工業化学事典、
第4版、フェアラーク・ヘミー、1979、第18巻、191-21
4頁を参照)。
式(V)に対応する適当なフェノールの例はフェノー
ル、o−クレゾール、m−クレゾール、2,6−ジメチル
フェノール、2−クロロフェノール、3−クロロフェノ
ール、2,6−ジクロロフェノール、2−シクロヘキシル
フェノール、2,6ジフェニルフェノール、及びo−ベン
ジルフェノールである。
ル、o−クレゾール、m−クレゾール、2,6−ジメチル
フェノール、2−クロロフェノール、3−クロロフェノ
ール、2,6−ジクロロフェノール、2−シクロヘキシル
フェノール、2,6ジフェニルフェノール、及びo−ベン
ジルフェノールである。
式(IV)に対応するケトンは文献から既知の物質であ
る(例えば下記の文献を参照のこと)バイルシュタイ
ン、有機化学ハンドブック(Beilsteis Handbuch der o
rganischen Chemie)、第7巻、第4版、スプリンガー
・フェアラーク(Springer-Verlag)、ベルリン、192
5、及び対応する補遺版、第1ないし4巻、及びジャー
ナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサイエティ(J.
Am.Chem.Soc.)79巻、(1957)、1488−1492頁、米国特
許第2,692,289号、ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサ
イエティ(J.Chem.Soc.)(1959)、2186-2192頁及びジ
ャーナル・オブ・オルガニック・ケミストリー(J.Org.
Chem.)38巻、(1973)、4431-4435頁、ジャーナル・オ
ブ・アメリカン・ケミカル・ソサイエティ87、(1965)
1353−1364頁を参照);式(VI)に対応するケトンの一
般的製造方法は、例えば“オルガニクム(Organik
m)”、第15版、1977、VEB-ドイッチャー科学出版(VEB
-Deutscher Verlag der Wissenschaften Berlin)、ベ
ルリン、例えば698頁に記載されている。
る(例えば下記の文献を参照のこと)バイルシュタイ
ン、有機化学ハンドブック(Beilsteis Handbuch der o
rganischen Chemie)、第7巻、第4版、スプリンガー
・フェアラーク(Springer-Verlag)、ベルリン、192
5、及び対応する補遺版、第1ないし4巻、及びジャー
ナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサイエティ(J.
Am.Chem.Soc.)79巻、(1957)、1488−1492頁、米国特
許第2,692,289号、ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサ
イエティ(J.Chem.Soc.)(1959)、2186-2192頁及びジ
ャーナル・オブ・オルガニック・ケミストリー(J.Org.
Chem.)38巻、(1973)、4431-4435頁、ジャーナル・オ
ブ・アメリカン・ケミカル・ソサイエティ87、(1965)
1353−1364頁を参照);式(VI)に対応するケトンの一
般的製造方法は、例えば“オルガニクム(Organik
m)”、第15版、1977、VEB-ドイッチャー科学出版(VEB
-Deutscher Verlag der Wissenschaften Berlin)、ベ
ルリン、例えば698頁に記載されている。
式(VI)に対応する既知のケトンの例は:3,3−ジメチ
ルシクロペンタノン、2,2−ジメチルシクロヘキサノ
ン、3,3−ジメチルシクロヘキサノン、4,4−ジメチルシ
クロヘキサノン、3−エチル−3−メチルシクロペンタ
ノン、2,3,3−トリメチルシクロペンタノン、3,3,4−ト
リメチルシクロペンタノン、3,3−ジメチルシクロヘプ
タノン、4,4−ジメチルシクロヘプタノン、3−エチル
−3−メチルシクロヘキサノン、2,4,4−トリメチルシ
クロヘキサノン、3,34−トリメチルシクロヘキサノン、
3,3,5−トリメチルシクロヘキサノン、3,4,4−トリメチ
ルシクロヘキサノン、3,3,5−トリメチルシクロヘプタ
ノン、3,5,5−トリメチルシクロヘプタノン、5−エチ
ル−2,5−ジメチルシクロヘプタノン、2,3,3,5−テトラ
メチルシクロヘプタノン、2,3,5,5−テトラメチルシク
ロヘプタノン、3,3,5,5−テトラメチルシクロヘプタノ
ン、4−エチル−2,3,4−トリメチルシクロペンタノ
ン、3−エチル−4−イソプロピル−3−メチルシクロ
ペンタノン、4−第2ブチル−3,3−ジメチルシクロペ
ンタノン、2−イソプロピル−3,3,4−トリメチルシク
ロペンタノン、3−エチル−4−イソプロピル3−3メ
チルシクロヘキサノン、4−エチル−3−イソプロピル
−4−メチルシクロヘキサノン、3−第2ブチル−4,4
−ジメチルシクロヘキサノン、2−ブチル−3,3,4−ト
リメチルシクロペンタノン、2−ブチル−3,3,4−トリ
メチルシクロヘキサノン、4−ブチル−3,3,5−トリメ
チルシクロヘキサノン、3−イソヘキシル−3−メチル
シクロヘキサノン、及び3,3,8−トリメチルシクロオク
タノンである。
ルシクロペンタノン、2,2−ジメチルシクロヘキサノ
ン、3,3−ジメチルシクロヘキサノン、4,4−ジメチルシ
クロヘキサノン、3−エチル−3−メチルシクロペンタ
ノン、2,3,3−トリメチルシクロペンタノン、3,3,4−ト
リメチルシクロペンタノン、3,3−ジメチルシクロヘプ
タノン、4,4−ジメチルシクロヘプタノン、3−エチル
−3−メチルシクロヘキサノン、2,4,4−トリメチルシ
クロヘキサノン、3,34−トリメチルシクロヘキサノン、
3,3,5−トリメチルシクロヘキサノン、3,4,4−トリメチ
ルシクロヘキサノン、3,3,5−トリメチルシクロヘプタ
ノン、3,5,5−トリメチルシクロヘプタノン、5−エチ
ル−2,5−ジメチルシクロヘプタノン、2,3,3,5−テトラ
メチルシクロヘプタノン、2,3,5,5−テトラメチルシク
ロヘプタノン、3,3,5,5−テトラメチルシクロヘプタノ
ン、4−エチル−2,3,4−トリメチルシクロペンタノ
ン、3−エチル−4−イソプロピル−3−メチルシクロ
ペンタノン、4−第2ブチル−3,3−ジメチルシクロペ
ンタノン、2−イソプロピル−3,3,4−トリメチルシク
ロペンタノン、3−エチル−4−イソプロピル3−3メ
チルシクロヘキサノン、4−エチル−3−イソプロピル
−4−メチルシクロヘキサノン、3−第2ブチル−4,4
−ジメチルシクロヘキサノン、2−ブチル−3,3,4−ト
リメチルシクロペンタノン、2−ブチル−3,3,4−トリ
メチルシクロヘキサノン、4−ブチル−3,3,5−トリメ
チルシクロヘキサノン、3−イソヘキシル−3−メチル
シクロヘキサノン、及び3,3,8−トリメチルシクロオク
タノンである。
好ましいケトンの例は: および である。
上記のビスフェノールを製造するには、一般に、ケト
ン(IV)1モル当たり2ないし10モルの、好ましくは2.
5ないし6モルのフェノール(V)を使用する。好まし
い反応時間は1ないし100時間である。この反応は一般
に、−30ないし300℃の、好ましくは−15℃ないし150℃
の温度で、1ないし20barの、好ましくは1ないし10bar
の圧力下で実施する。
ン(IV)1モル当たり2ないし10モルの、好ましくは2.
5ないし6モルのフェノール(V)を使用する。好まし
い反応時間は1ないし100時間である。この反応は一般
に、−30ないし300℃の、好ましくは−15℃ないし150℃
の温度で、1ないし20barの、好ましくは1ないし10bar
の圧力下で実施する。
上記の縮合は一般に、酸触媒の存在下に実施する。例
は塩化水素、臭化水素、弗化水素、三弗化硼素、三塩化
アルミニウム、二塩化亜鉛、四塩化チタニウム、四塩化
錫、ハロゲン化燐、五酸化燐、燐酸、濃塩酸又は濃硫
酸、および酢酸と無水酢酸との混合物である。酸性イオ
ン交換体を使用することも可能である。
は塩化水素、臭化水素、弗化水素、三弗化硼素、三塩化
アルミニウム、二塩化亜鉛、四塩化チタニウム、四塩化
錫、ハロゲン化燐、五酸化燐、燐酸、濃塩酸又は濃硫
酸、および酢酸と無水酢酸との混合物である。酸性イオ
ン交換体を使用することも可能である。
上記の反応は、更に助触媒、例えばC1−C18−アルキ
ルメルカプタン、硫化水素、チオフェノール、チオ酸及
び硫化ジアルキルを、好ましくはケトン1モル当たり0.
01ないし0.4モル、特にケトン1モル当たり0.05ないし
0.2モルの量で添加することにより加速することができ
る。
ルメルカプタン、硫化水素、チオフェノール、チオ酸及
び硫化ジアルキルを、好ましくはケトン1モル当たり0.
01ないし0.4モル、特にケトン1モル当たり0.05ないし
0.2モルの量で添加することにより加速することができ
る。
上記の縮合は無溶媒で、又は不活性溶媒(例えば脂肪
族炭化水素及び芳香族炭化水素又はクロロ炭化水素)の
存在下に実施することができる。
族炭化水素及び芳香族炭化水素又はクロロ炭化水素)の
存在下に実施することができる。
触媒が同時に脱水剤としても機能する場合には脱水剤
を別個に使用する必要はないが、使用した触媒が反応で
生成する水と結合しない場合において、良好な転化を達
成するには脱水剤の使用が有利である。
を別個に使用する必要はないが、使用した触媒が反応で
生成する水と結合しない場合において、良好な転化を達
成するには脱水剤の使用が有利である。
適当な脱水剤の例は例えば無水酢酸、ゼオライト、ポ
リ燐酸及び五酸化燐である。
リ燐酸及び五酸化燐である。
フェノール(V)及びケトン(VI)は(V)対(VI)
のモル比が2:1ないし10:1、及び好適には2.5:1ないし6:
1で、−30℃ないし300℃、好適には−15℃ないし150℃
の温度で、1ないし20バール、及び好適に1ないし10ba
rの圧力下で、酸性触媒の存在において及び随時助触媒
及び/又は溶剤及び/又は脱水剤の存在において反応す
ることができる。
のモル比が2:1ないし10:1、及び好適には2.5:1ないし6:
1で、−30℃ないし300℃、好適には−15℃ないし150℃
の温度で、1ないし20バール、及び好適に1ないし10ba
rの圧力下で、酸性触媒の存在において及び随時助触媒
及び/又は溶剤及び/又は脱水剤の存在において反応す
ることができる。
式(I)において、R3とR4とは同時に1個ないし2個
の原子Xにおいて双方共アルキルであることが好ましい
が、特に、ただ1個の原子X上においてアルキルである
ことが好ましい。好適なアルキル基はメチルであるが、
エチル又は直鎖状又は分枝状C3−C6アルキル基も使用す
ることができる。ジフェノール置換C原子(C−1)に
対しα−位になるX原子は好適には二アルキル置換され
ていないが、C−1に対しβ−位にあるX原子は二アル
キル置換されていることが好ましい。一つのβ−位が二
アルキル置換されていて、他のβ−位がモノ−アルキル
置換されている化合物が最も好ましい。
の原子Xにおいて双方共アルキルであることが好ましい
が、特に、ただ1個の原子X上においてアルキルである
ことが好ましい。好適なアルキル基はメチルであるが、
エチル又は直鎖状又は分枝状C3−C6アルキル基も使用す
ることができる。ジフェノール置換C原子(C−1)に
対しα−位になるX原子は好適には二アルキル置換され
ていないが、C−1に対しβ−位にあるX原子は二アル
キル置換されていることが好ましい。一つのβ−位が二
アルキル置換されていて、他のβ−位がモノ−アルキル
置換されている化合物が最も好ましい。
多くの場合においては、反応は完全に一様ではなく、
即ち数種の位なる生成物が生じる可能性があり、従って
最初に所望の生成物を混合物から単離しなければならな
い。反応の詳細については、シュネル(Schnell)、ポ
リカーボネートの化学と物理(Chemistry and Physics
of Polycarbonates)、インターサイエンス・パブリッ
シャーズ(Interscience Publishers)、ニューヨー
ク、1964を参照されたい。或場合には、適当な触媒及び
反応条件を通じて所望の化合物の単離が一層容易となる
ように化合物を沈澱又は晶出させるような方法で反応を
制御することが可能である。式(II)に対応するジフェ
ノールの製造は下記に記載される。
即ち数種の位なる生成物が生じる可能性があり、従って
最初に所望の生成物を混合物から単離しなければならな
い。反応の詳細については、シュネル(Schnell)、ポ
リカーボネートの化学と物理(Chemistry and Physics
of Polycarbonates)、インターサイエンス・パブリッ
シャーズ(Interscience Publishers)、ニューヨー
ク、1964を参照されたい。或場合には、適当な触媒及び
反応条件を通じて所望の化合物の単離が一層容易となる
ように化合物を沈澱又は晶出させるような方法で反応を
制御することが可能である。式(II)に対応するジフェ
ノールの製造は下記に記載される。
実施例A.1 撹拌機、滴下濾斗、温度計、還流冷却器、及びガス導
入管を備えた1の丸底フラスコに、7.5モル(705g)
のフェノール及び0.15モル(30.3g)のドデシルチオー
ルを装入し、28ないし30℃で乾燥HCIガスを飽和させ
る。得られる溶液に1.5モル(210g)のジヒドロイソフ
ォロン(3,3,5−トリメチルシクヘキサン−1−オン)
及び1.5モル(151g)のフェノールを3時間に亙って滴
下して加える。その際反応溶液を通じてHCIガスを流し
続ける。添加後、HCIガスを更に5時間導入する。次い
で混合物を室温で8時間反応させる。次いで水蒸気蒸留
により過剰なフェノールを除去する。残渣を熱時石油エ
ーテル(60-90)で二度、塩化メチレンで一度熱時抽出
し、濾別する。収量:370g。融点:205-207℃。
入管を備えた1の丸底フラスコに、7.5モル(705g)
のフェノール及び0.15モル(30.3g)のドデシルチオー
ルを装入し、28ないし30℃で乾燥HCIガスを飽和させ
る。得られる溶液に1.5モル(210g)のジヒドロイソフ
ォロン(3,3,5−トリメチルシクヘキサン−1−オン)
及び1.5モル(151g)のフェノールを3時間に亙って滴
下して加える。その際反応溶液を通じてHCIガスを流し
続ける。添加後、HCIガスを更に5時間導入する。次い
で混合物を室温で8時間反応させる。次いで水蒸気蒸留
により過剰なフェノールを除去する。残渣を熱時石油エ
ーテル(60-90)で二度、塩化メチレンで一度熱時抽出
し、濾別する。収量:370g。融点:205-207℃。
実施例A.2 式(II)のジフェノールの製造 撹拌機、温度計、還流冷却器、及びガス導入管を備え
た撹拌装置中に、1692g(18モル)のフェノール、60.6g
(0.3モル)のドデシルチオール及び420g(3モル)の
ジヒドロイソフォロン(3,3,5−トリメチルシクヘキサ
ン−1−オン)を23-30℃で導入する。この溶液に乾燥H
CIガスを28-30℃において5時間に亙って導入する。次
いで混合物を28-30℃で約10時間反応させる。95%のケ
トンが転化した時(GCにより試験)、反応混合物に2.5l
の水を添加し、45%NaOHを加えてpH値を6に調節する。
反応混合物を80℃で1時間撹拌し、ついで25℃に冷却す
る。水相をデカンテーションで捨て、残留する残渣を80
℃で水で洗浄する。得られる粗製生成物を濾別し、n−
ヘキサンで二回熱時抽出し、及び塩化メチレンで二回抽
出し、次いで濾過する。残渣をキシレンから二回再結晶
する。
た撹拌装置中に、1692g(18モル)のフェノール、60.6g
(0.3モル)のドデシルチオール及び420g(3モル)の
ジヒドロイソフォロン(3,3,5−トリメチルシクヘキサ
ン−1−オン)を23-30℃で導入する。この溶液に乾燥H
CIガスを28-30℃において5時間に亙って導入する。次
いで混合物を28-30℃で約10時間反応させる。95%のケ
トンが転化した時(GCにより試験)、反応混合物に2.5l
の水を添加し、45%NaOHを加えてpH値を6に調節する。
反応混合物を80℃で1時間撹拌し、ついで25℃に冷却す
る。水相をデカンテーションで捨て、残留する残渣を80
℃で水で洗浄する。得られる粗製生成物を濾別し、n−
ヘキサンで二回熱時抽出し、及び塩化メチレンで二回抽
出し、次いで濾過する。残渣をキシレンから二回再結晶
する。
収量:753g 融点:209-211℃ 実施例A.3 式(II)のジフェノールの製造 撹拌機、温度計、還流冷却器、及びガス導入管を備え
た撹拌装置中に、564g(6モル)のフェノール、10.8g
(0.12モル)のブタンチオール及び140g(1モル)のジ
ヒドロイソフォロン(3,3,5−トリメチルシクヘキサン
−1−オン)を30℃で導入する。この温度で37%HCIガ
スを44g添加する。次いで反応混合物を28-30℃で約70時
間撹拌する。95%のケトンが転化した時(GCにより試
験)、反応混合物に2lの水を添加し、45%NaOHを加えて
pH値を6に調節する。反応混合物を80℃で1時間撹拌
し、次いで25℃に冷却する。水相をデカンテーションで
捨て、残留する残渣を80℃で水で洗浄する。得られる粗
製生成物を濾別し、n−ヘキサンで二回熱時抽出し、及
び塩化メチレンで二回抽出し、次いで30℃で濾過する。
た撹拌装置中に、564g(6モル)のフェノール、10.8g
(0.12モル)のブタンチオール及び140g(1モル)のジ
ヒドロイソフォロン(3,3,5−トリメチルシクヘキサン
−1−オン)を30℃で導入する。この温度で37%HCIガ
スを44g添加する。次いで反応混合物を28-30℃で約70時
間撹拌する。95%のケトンが転化した時(GCにより試
験)、反応混合物に2lの水を添加し、45%NaOHを加えて
pH値を6に調節する。反応混合物を80℃で1時間撹拌
し、次いで25℃に冷却する。水相をデカンテーションで
捨て、残留する残渣を80℃で水で洗浄する。得られる粗
製生成物を濾別し、n−ヘキサンで二回熱時抽出し、及
び塩化メチレンで二回抽出し、次いで30℃で濾過する。
収量:253g 融点:205-208℃ 実施例A.4 式(Ib)(R1及びR2=CH3)のジフェノールの製造 撹拌機、温度計、還流冷却器、及びガス導入管を備え
た撹拌装置中に、2196g(18モル)の2,6−ジメチルフェ
ノール、38.2g(0.36モル)のβ−メルカプトプロピオ
ン酸及び420g(3モル)のジヒドロイソフォロン(3,3,
5−トリメチルシクヘキサン−1−オン)を35℃で導入
する。この溶液に乾燥HCIガスを35℃において5時間に
亙って導入する。次いで混合物を28-30℃で約10時間に
亙って反応させる。95%のケトンが転化した時(GCによ
り試験)、反応混合物に2.5lの水を添加し、45%NaOH溶
液を加えてpH値を6に調節する。反応混合物を80℃で1
時間撹拌し、次いで室温に冷却する。水相をデカンテー
ションで捨て、残留する残渣を60℃で水で洗浄する。得
られる粗製生成物を濾別し、n−ヘキサンで三回熱時抽
出し、次いで濾過する。
た撹拌装置中に、2196g(18モル)の2,6−ジメチルフェ
ノール、38.2g(0.36モル)のβ−メルカプトプロピオ
ン酸及び420g(3モル)のジヒドロイソフォロン(3,3,
5−トリメチルシクヘキサン−1−オン)を35℃で導入
する。この溶液に乾燥HCIガスを35℃において5時間に
亙って導入する。次いで混合物を28-30℃で約10時間に
亙って反応させる。95%のケトンが転化した時(GCによ
り試験)、反応混合物に2.5lの水を添加し、45%NaOH溶
液を加えてpH値を6に調節する。反応混合物を80℃で1
時間撹拌し、次いで室温に冷却する。水相をデカンテー
ションで捨て、残留する残渣を60℃で水で洗浄する。得
られる粗製生成物を濾別し、n−ヘキサンで三回熱時抽
出し、次いで濾過する。
収量:856g 融点:236-238℃ 実施例A.5 式(III)のジフェノールの製造 実施例A.2と同じ方法により、3モルのジヒドロイソ
フォロンの代わりに3モルの3,3−ジメチルシクロヘキ
サンを使用する。生成物の融点は199-201℃であった。
フォロンの代わりに3モルの3,3−ジメチルシクロヘキ
サンを使用する。生成物の融点は199-201℃であった。
ポリカーボネートはドイツ特許出願P38 32 396.6によ
り式(I)に対応するジフェノールから製造することが
できる。
り式(I)に対応するジフェノールから製造することが
できる。
式(I)に対応する単一のジフェノール、及び式
(I)に対応する数種のジフェノールの両方を使用する
ことが可能であり、前者の場合はホモポリカーボネート
が生成し、後者の場合は共重合ポリカーボネートが生成
する。
(I)に対応する数種のジフェノールの両方を使用する
ことが可能であり、前者の場合はホモポリカーボネート
が生成し、後者の場合は共重合ポリカーボネートが生成
する。
更に磁気(I)に対応するジフェノールは又高分子量
の熱可塑性芳香族ポリカーボネートを製造するために、
他のジフェノール、例えば式 HO-Z-OH(VIII)に対応するジフェノールと混合物して
使用することができる。
の熱可塑性芳香族ポリカーボネートを製造するために、
他のジフェノール、例えば式 HO-Z-OH(VIII)に対応するジフェノールと混合物して
使用することができる。
式HO-Z-OH(VIII)に対応する適当な他のジフェノー
ルは、Zが一個又は多数個の芳香族核を含んでいてもよ
く、置換されていてもよく、及び脂肪族残基又は式
(I)に対応するもの以外の環状脂肪族残基又は架橋成
分としてヘテロ原子を含んでいてもよい、6ないし30炭
素原子を含む芳香族残機であるジフェノールである。
ルは、Zが一個又は多数個の芳香族核を含んでいてもよ
く、置換されていてもよく、及び脂肪族残基又は式
(I)に対応するもの以外の環状脂肪族残基又は架橋成
分としてヘテロ原子を含んでいてもよい、6ないし30炭
素原子を含む芳香族残機であるジフェノールである。
式(VII)に対応するジフェノールの例はハイドロキ
ノン、ジヒドロキシジフェニル、ビス−(ヒドロキシフ
ェニル)−アルカン、ビス−(ヒドロキシフェニル)−
シクロアルカン、ビス−(ヒドロキシフェニル)−スル
フィド、ビス−(ヒドロキシフェニル)−エーテル、ビ
ス−(ヒドロキシフェニル)−ケトン、ビス−(ヒドロ
キシフェニル)−スルホン、ビス−(ヒドロキシフェニ
ル)−スルホキシド、α,α′−ビス−(ヒドロキシフ
ェニル)−ジイソプロピルベンゼン及びそれらの核ハロ
ゲン化化合物である。
ノン、ジヒドロキシジフェニル、ビス−(ヒドロキシフ
ェニル)−アルカン、ビス−(ヒドロキシフェニル)−
シクロアルカン、ビス−(ヒドロキシフェニル)−スル
フィド、ビス−(ヒドロキシフェニル)−エーテル、ビ
ス−(ヒドロキシフェニル)−ケトン、ビス−(ヒドロ
キシフェニル)−スルホン、ビス−(ヒドロキシフェニ
ル)−スルホキシド、α,α′−ビス−(ヒドロキシフ
ェニル)−ジイソプロピルベンゼン及びそれらの核ハロ
ゲン化化合物である。
これら及び他の適当なジフェノールは例えば米国特許
第3,028,365号、2,999,835号、3,148,172号、3,275,601
号、2,991,273号、3,271,367号、3,062,781号、2,970,1
31号及び2,999,846号に;ドイツ特許公開公報第1,570,7
03号、2,063,050号、2,063,052号、2,221,0956号に;フ
ランス特許第1,561,518号に、及び前記の“ポリカーボ
ネートの化学と物理”、インターサイエンス・パブリッ
シャーズ、ニューヨーク、1964、と題したH.シュネル
(Schnell)の本に記載されている。
第3,028,365号、2,999,835号、3,148,172号、3,275,601
号、2,991,273号、3,271,367号、3,062,781号、2,970,1
31号及び2,999,846号に;ドイツ特許公開公報第1,570,7
03号、2,063,050号、2,063,052号、2,221,0956号に;フ
ランス特許第1,561,518号に、及び前記の“ポリカーボ
ネートの化学と物理”、インターサイエンス・パブリッ
シャーズ、ニューヨーク、1964、と題したH.シュネル
(Schnell)の本に記載されている。
好適な他のジフェノールは、例えば、4,4′−ジヒド
ロキシジフェニル、2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェ
ニル)−プロパン、2,4−ビス−(4−ヒドロキシフェ
ニル)−2−メチルブタン、1,1−ビス−(4−ヒドロ
キシフェニル)−シクロヘキサン、α,α′−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼ
ン、2,2−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)−プロパン、2,2−ビス−(3−クロロ−4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン、ビス−(3,5−ジメチル−
4−ヒドロキシフェニル)−メタン、2,2−ビス−(3,5
−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、ビ
ス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−ス
ルホン、2,4−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシ
フェニル)−2−メチルブタン、1,1−ビス−(3,5−ジ
メチル−4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキサン、
α,α′−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)−p−ジイソプロピルベンゼン、2,2−ビス−
(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)−プロパ
ン及び2,2−ビス−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフ
ェニル)−プロパンである。
ロキシジフェニル、2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェ
ニル)−プロパン、2,4−ビス−(4−ヒドロキシフェ
ニル)−2−メチルブタン、1,1−ビス−(4−ヒドロ
キシフェニル)−シクロヘキサン、α,α′−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼ
ン、2,2−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)−プロパン、2,2−ビス−(3−クロロ−4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン、ビス−(3,5−ジメチル−
4−ヒドロキシフェニル)−メタン、2,2−ビス−(3,5
−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、ビ
ス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−ス
ルホン、2,4−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシ
フェニル)−2−メチルブタン、1,1−ビス−(3,5−ジ
メチル−4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキサン、
α,α′−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)−p−ジイソプロピルベンゼン、2,2−ビス−
(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)−プロパ
ン及び2,2−ビス−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフ
ェニル)−プロパンである。
特に好適な式(VII)に対応するジフェノールは、例
えば2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパ
ン、2,2−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)−プロパン、2,2−ビス−(3,5−ジクロロ−4−
ヒドロキシフェニル)−プロパン、2,2−ビス−(3,5−
ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン及び1,
1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキサ
ンである。
えば2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパ
ン、2,2−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)−プロパン、2,2−ビス−(3,5−ジクロロ−4−
ヒドロキシフェニル)−プロパン、2,2−ビス−(3,5−
ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン及び1,
1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキサ
ンである。
2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン
が特に好適である。
が特に好適である。
他のジフェノールは個々に及び相互に混合して使用し
てもよい。
てもよい。
式(I)に対応するジフェノール対随時使用される、
例えば式(VIII)に対応する他のジフェノールのモル比
は、(I)100モル%対他のジフェノール0モル%から
(I)2モル%対他のジフェノール98モル%、好適には
(I)100モル%対他のジフェノール0モル%ないし
(I)5モル%対他のジフェノール95モル%、及び一層
好適には(I)100モル%対他のジフェノール0モル%
ないし(I)10モル%対他のジフェノール90モル%、及
び最も好適には(I)100モル%対他のジフェノール0
モル%ないし(I)20モル%対他のジフェノール80モル
%である。
例えば式(VIII)に対応する他のジフェノールのモル比
は、(I)100モル%対他のジフェノール0モル%から
(I)2モル%対他のジフェノール98モル%、好適には
(I)100モル%対他のジフェノール0モル%ないし
(I)5モル%対他のジフェノール95モル%、及び一層
好適には(I)100モル%対他のジフェノール0モル%
ないし(I)10モル%対他のジフェノール90モル%、及
び最も好適には(I)100モル%対他のジフェノール0
モル%ないし(I)20モル%対他のジフェノール80モル
%である。
随時他のジフェノールと併用された、式(I)に対応
するジフェノールの高分子量ポリカーボネートは、ポリ
カーボネートを製造するの使用される任意の既知な方法
で製造することができる。
するジフェノールの高分子量ポリカーボネートは、ポリ
カーボネートを製造するの使用される任意の既知な方法
で製造することができる。
その際各種のジフェノールが相互に結合してランダム
及びブロック共重合体を形成することができる。
及びブロック共重合体を形成することができる。
ポリカーボネートは既知の方法で分枝していてもよ
い。分枝が必要な場合は、少量の、好適には0.05ないし
2.0モル%(使用されたジフェノールに対して)の三官
能性又は三官能性以上化合物、特に三個又は三個以上の
フェノール性ヒドロキシル基を含む化合物を共縮合させ
ることにより、既知の方法で達成することができる。三
個又は三個以上のフェノール性ヒドロキシル基を含む分
枝剤はフロログルシノール、4,6−ジメチル−2,4,6−ト
リ−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプト−2−エン、
4,6−ジメチル−2,4,6−トリ−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−ヘプタン、1,3,5−トリ−(4−ヒドロキシフェ
ニル)−ベンゼン、1,1,1−トリ−(4−ヒドロキシフ
ェニル)−エタン、トリ−(4−ヒドロキシフェニル)
−フェニルメタン、2,2−ビス−(4,4−ビス−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−シクロヘキシル)−プロパン、2,
4−ビス−(4−ヒドロキシフェニルイソプロピル)−
フェノール、2,6−ビス−(2−ヒドロキシ−5′−メ
チルベンジル)−4−メチルフェノール、2−(4−ヒ
ドロキシフェノール)−2−(2,4−ジヒドロキシフェ
ニル)プロパン、ヘキサ−(4−(4−ヒドロキシフェ
ニル−イソプロピル)−フェニル)−オルト−テレフタ
ル酸エステル、テトラ−(4−ヒドロキシフェニル)−
メタン、テトラ−(4−(4−ヒドロキシフェニル−イ
ソプロピル)−フェノキシ)−メタン及び1,4−ビス−
((4′−,4″−ジヒドロキシトリフェニル)−メチ
ル)−ベンゼンを含んでいる。
い。分枝が必要な場合は、少量の、好適には0.05ないし
2.0モル%(使用されたジフェノールに対して)の三官
能性又は三官能性以上化合物、特に三個又は三個以上の
フェノール性ヒドロキシル基を含む化合物を共縮合させ
ることにより、既知の方法で達成することができる。三
個又は三個以上のフェノール性ヒドロキシル基を含む分
枝剤はフロログルシノール、4,6−ジメチル−2,4,6−ト
リ−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプト−2−エン、
4,6−ジメチル−2,4,6−トリ−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−ヘプタン、1,3,5−トリ−(4−ヒドロキシフェ
ニル)−ベンゼン、1,1,1−トリ−(4−ヒドロキシフ
ェニル)−エタン、トリ−(4−ヒドロキシフェニル)
−フェニルメタン、2,2−ビス−(4,4−ビス−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−シクロヘキシル)−プロパン、2,
4−ビス−(4−ヒドロキシフェニルイソプロピル)−
フェノール、2,6−ビス−(2−ヒドロキシ−5′−メ
チルベンジル)−4−メチルフェノール、2−(4−ヒ
ドロキシフェノール)−2−(2,4−ジヒドロキシフェ
ニル)プロパン、ヘキサ−(4−(4−ヒドロキシフェ
ニル−イソプロピル)−フェニル)−オルト−テレフタ
ル酸エステル、テトラ−(4−ヒドロキシフェニル)−
メタン、テトラ−(4−(4−ヒドロキシフェニル−イ
ソプロピル)−フェノキシ)−メタン及び1,4−ビス−
((4′−,4″−ジヒドロキシトリフェニル)−メチ
ル)−ベンゼンを含んでいる。
他の三官能性化合物の例を挙げれば、2,4−ジヒドロ
キシ安息香酸、トリメシン酸、塩化シアヌール及び3,3
−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−2
−オキソ−2,3−ジヒドロインドールである。
キシ安息香酸、トリメシン酸、塩化シアヌール及び3,3
−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−2
−オキソ−2,3−ジヒドロインドールである。
ポリカーボネート(a)の分子量を調節する連鎖停止
剤として、単官能性化合物を既知の方法により普通の濃
度で使用することができる。適当な化合物は例えばフェ
ノール、tert.−ブチルフェノール又は他のアルキル−C
1−C7−置換フェノールである。式(VIII) 上式中 Rは分枝したC8及び/又はアルキル基である、 に対応する少量のフェノールは分子量の調節に特に適当
である。アルキル残基Rにおいて、CH3プロトンの%は4
7ないし89%で、CH及びCH2のプロトンの%は53ないし11
%の間である。RはOH基に対してo−及び/又はp−位
にあることが好ましく、特にオルト成分の特に好適な上
限は20%である。連鎖停止剤は使用されるジフェノール
に対し、一般に0.5モルないし10モル%の量で、及び好
適には1.5ないし8モル%の量で使用される。
剤として、単官能性化合物を既知の方法により普通の濃
度で使用することができる。適当な化合物は例えばフェ
ノール、tert.−ブチルフェノール又は他のアルキル−C
1−C7−置換フェノールである。式(VIII) 上式中 Rは分枝したC8及び/又はアルキル基である、 に対応する少量のフェノールは分子量の調節に特に適当
である。アルキル残基Rにおいて、CH3プロトンの%は4
7ないし89%で、CH及びCH2のプロトンの%は53ないし11
%の間である。RはOH基に対してo−及び/又はp−位
にあることが好ましく、特にオルト成分の特に好適な上
限は20%である。連鎖停止剤は使用されるジフェノール
に対し、一般に0.5モルないし10モル%の量で、及び好
適には1.5ないし8モル%の量で使用される。
ポリカーボネート(a)は既知の方法で、好適には相
界面重縮合法(H.シュネル“ポリカーボネートの化学及
び物理”、ポリマー、レビューズ(Polymer Review
s)、IX巻、33頁以下、インターサイエンス・パブリッ
シャーズ(Interscience Publ)、1964参照)によって
製造することができる。この方法においては、式(I)
に対応するジフェノールを水性アルカリ相に溶解する。
他のジフェノールとの共重合ポリカーボネートを製造す
るためには、式(I)に対応するジフェノールと他のジ
フェノール、例えば式(VIII)に対応するジフェノール
の混合物が使用される。分子量を調節するために、例え
ば式(VIII)に対応する連鎖停止剤を添加することがで
きる。次いで反応は不活性な、好適にはポリカーボネー
トを溶解する有機相の存在において相界面重縮合法によ
りホスゲンを用いて行われる。反応温度は0ないし40℃
の範囲である。
界面重縮合法(H.シュネル“ポリカーボネートの化学及
び物理”、ポリマー、レビューズ(Polymer Review
s)、IX巻、33頁以下、インターサイエンス・パブリッ
シャーズ(Interscience Publ)、1964参照)によって
製造することができる。この方法においては、式(I)
に対応するジフェノールを水性アルカリ相に溶解する。
他のジフェノールとの共重合ポリカーボネートを製造す
るためには、式(I)に対応するジフェノールと他のジ
フェノール、例えば式(VIII)に対応するジフェノール
の混合物が使用される。分子量を調節するために、例え
ば式(VIII)に対応する連鎖停止剤を添加することがで
きる。次いで反応は不活性な、好適にはポリカーボネー
トを溶解する有機相の存在において相界面重縮合法によ
りホスゲンを用いて行われる。反応温度は0ないし40℃
の範囲である。
随時使用される分枝剤(好適には0.05ないし2モル
%)は最初にジフェノールと共に水性アルカリ相に導入
してもよく、又はホスゲン化の前に有機溶剤中の溶液に
添加してもよい。
%)は最初にジフェノールと共に水性アルカリ相に導入
してもよく、又はホスゲン化の前に有機溶剤中の溶液に
添加してもよい。
式(I)のジフェノールの外に、随時他のジフェノー
ル(VIII)、そのモノ−及び/又はビス−クロロ蟻酸エ
ステルも使用することができ、その場合これらは有機溶
剤に溶解して添加される。使用される連鎖停止剤及び分
枝剤の量は、式(I)、及び随時式(VII)に対応する
ジフェノーレート残基のモル量によって決定される。ク
ロロ蟻酸エステルが使用される場合は、既知の方式によ
ってホスゲンの量を軽減することができる。
ル(VIII)、そのモノ−及び/又はビス−クロロ蟻酸エ
ステルも使用することができ、その場合これらは有機溶
剤に溶解して添加される。使用される連鎖停止剤及び分
枝剤の量は、式(I)、及び随時式(VII)に対応する
ジフェノーレート残基のモル量によって決定される。ク
ロロ蟻酸エステルが使用される場合は、既知の方式によ
ってホスゲンの量を軽減することができる。
連鎖停止剤及び随時、分枝剤及びクロロ蟻酸エステル
に適当な溶剤は、例えば塩化メチレン、クロロベンゼ
ン、アセトン、アセトニトリル及びこれらの溶剤の混合
物、特に塩化メチレンとクロロベンゼンの混合物であ
る。使用される連鎖停止剤及び分枝剤を随時同じ溶剤に
溶解してもよい。
に適当な溶剤は、例えば塩化メチレン、クロロベンゼ
ン、アセトン、アセトニトリル及びこれらの溶剤の混合
物、特に塩化メチレンとクロロベンゼンの混合物であ
る。使用される連鎖停止剤及び分枝剤を随時同じ溶剤に
溶解してもよい。
相界面重縮合の有機溶剤として、例えば塩化メチレ
ン、クロロベンゼン、及び塩化メチレンとクロロベンゼ
ンの混合物が使用される。
ン、クロロベンゼン、及び塩化メチレンとクロロベンゼ
ンの混合物が使用される。
水性アルカリ性相として例えばHaOH水溶液が使用され
る。
る。
相界面重縮合法によるポリカーボネート(a)の製造
は第三アミン、特に第三脂肪族アミン、例えばトリブチ
ルアミン又はトリエチルアミンのような触媒によって普
通の方法で接触される。触媒は、使用されるジフェノー
ルのモルを基準として、0.05ないし10モル%の量で使用
される。触媒はホスゲン化の始まる前又はその最中又は
ホスゲン化の後で添加してもよい。
は第三アミン、特に第三脂肪族アミン、例えばトリブチ
ルアミン又はトリエチルアミンのような触媒によって普
通の方法で接触される。触媒は、使用されるジフェノー
ルのモルを基準として、0.05ないし10モル%の量で使用
される。触媒はホスゲン化の始まる前又はその最中又は
ホスゲン化の後で添加してもよい。
ポリカーボネート(a)は又既知の均質相法、所謂
“ピリジン法”により、及び又例えばホスゲンの替わり
にジフェニルカーボネートを使用する既知の熔融エステ
ル交換法により製造することができる。
“ピリジン法”により、及び又例えばホスゲンの替わり
にジフェニルカーボネートを使用する既知の熔融エステ
ル交換法により製造することができる。
ポリカーボネート(a)の分子量w(予め鮫正した
後ゲル・クロマトグラフィーにより測定された、重量平
均分子量)は少なくとも10,000、及びより好適には10,0
00ないし300,000の範囲、及びポリカーボネートが射出
成形品の製造に使用される場合、20,000ないし80,000の
範囲にあることが最も好ましい。それらは直鎖状であっ
てもよく、分枝状であってもよい。且つポリカーボネー
ト(a)は、式(I)に対応するジフェニルを基剤とし
た均質ポリカーボネート又は共重合ポリカーボネートで
ある。
後ゲル・クロマトグラフィーにより測定された、重量平
均分子量)は少なくとも10,000、及びより好適には10,0
00ないし300,000の範囲、及びポリカーボネートが射出
成形品の製造に使用される場合、20,000ないし80,000の
範囲にあることが最も好ましい。それらは直鎖状であっ
てもよく、分枝状であってもよい。且つポリカーボネー
ト(a)は、式(I)に対応するジフェニルを基剤とし
た均質ポリカーボネート又は共重合ポリカーボネートで
ある。
従って本発明の意味するところのポリカーボネート
(a)は、少なくとも10,000、及び好適には10,000ない
し300,000の範囲、及びより好適にはポリカーボネート
が射出成形品の製造に使用される場合、20,000ないし8
0,000の範囲にあるw値(重量平均分子量)を有し、式
(1a) 上式中 X、R1、R2、R3、R4及びmは式(I)に定義された通
りである、 に対応する二官能性カーボネート構造単位を、各場合と
もポリカーボネート中の二官能性カーボネート構造単位
の合計量を100モル%として、100モル%ないし2モル%
の量で、好適には100モル%ないし5モル%の量で、よ
り好適には100モル%ないし10モル%の量で、及び最も
好適には100モル%ないし20モル%の量で含む、高分子
量、熱可塑性、芳香族ポリカーボネートである。
(a)は、少なくとも10,000、及び好適には10,000ない
し300,000の範囲、及びより好適にはポリカーボネート
が射出成形品の製造に使用される場合、20,000ないし8
0,000の範囲にあるw値(重量平均分子量)を有し、式
(1a) 上式中 X、R1、R2、R3、R4及びmは式(I)に定義された通
りである、 に対応する二官能性カーボネート構造単位を、各場合と
もポリカーボネート中の二官能性カーボネート構造単位
の合計量を100モル%として、100モル%ないし2モル%
の量で、好適には100モル%ないし5モル%の量で、よ
り好適には100モル%ないし10モル%の量で、及び最も
好適には100モル%ないし20モル%の量で含む、高分子
量、熱可塑性、芳香族ポリカーボネートである。
従ってこのポリカーボネートは各場合共100モル%を
補足する量まで、例えば式(VIIa) 式(VIIa)中、 −Z−は式(VII)中の−Z−に相当する、 に対応する他の二官能カーボネート構造単位を、各場合
ともポリカーボネート中の二官能性カーボネート構造単
位の合計量を100モル%として、0モル%(を包含し
て)ないし98モル%(まで包含して)、好適には0モル
%ないし95モル%、より好適には0モル%ないし90モル
%、及び最も好適には0モル%ないし80モル%の量で含
んでいる。
補足する量まで、例えば式(VIIa) 式(VIIa)中、 −Z−は式(VII)中の−Z−に相当する、 に対応する他の二官能カーボネート構造単位を、各場合
ともポリカーボネート中の二官能性カーボネート構造単
位の合計量を100モル%として、0モル%(を包含し
て)ないし98モル%(まで包含して)、好適には0モル
%ないし95モル%、より好適には0モル%ないし90モル
%、及び最も好適には0モル%ないし80モル%の量で含
んでいる。
他の好都合な性質と共に高い耐熱性を有する新規ポリ
カーボネートは式(I)に対応するジフェノールの組込
みによって得られる。これは特にmが4又は5である、
ジフェノール(I)を基剤としたポリカーボネートにお
いて、特に式(Ib) 上式中 相互に独立であるR1及びR2は式(I)に定義された意
味を有し、一層好適には水素を表す、 に対応するジフェノール基剤とするポリカーボネートに
おいて適用される。
カーボネートは式(I)に対応するジフェノールの組込
みによって得られる。これは特にmが4又は5である、
ジフェノール(I)を基剤としたポリカーボネートにお
いて、特に式(Ib) 上式中 相互に独立であるR1及びR2は式(I)に定義された意
味を有し、一層好適には水素を表す、 に対応するジフェノール基剤とするポリカーボネートに
おいて適用される。
好適なポリカーボネート(a)は、式(Ia)に対応す
る構造単位において、mが4又は5であるポリカーボネ
ート、特に式(Ic) 上式中 R1及びR2は式(Ia)に定義された意味を有するが、好
適には水素である、 に対応する単位のポリカーボネートである。
る構造単位において、mが4又は5であるポリカーボネ
ート、特に式(Ic) 上式中 R1及びR2は式(Ia)に定義された意味を有するが、好
適には水素である、 に対応する単位のポリカーボネートである。
これらの、R1及びR2が好適には水素である、式(Ib)
に対応するジフェノールを基剤としたポリカーボネート
は、その高い耐熱性以外に又高い紫外線安定性、及び熔
融物の良好な流動的挙動を示す。
に対応するジフェノールを基剤としたポリカーボネート
は、その高い耐熱性以外に又高い紫外線安定性、及び熔
融物の良好な流動的挙動を示す。
更に、ポリカーボネートの性質は他のジフェノール、
特に式(VII)に対応するジフェノールとの組合わせに
よって好都合に変化させることができる。
特に式(VII)に対応するジフェノールとの組合わせに
よって好都合に変化させることができる。
下記の実施例B.1ないしB.5はポリカーボネート(a)
の製造を記載する。相対粘度はCH2Cl2に溶かしたポリカ
ーボネートの0.5重量%溶液に測定された。
の製造を記載する。相対粘度はCH2Cl2に溶かしたポリカ
ーボネートの0.5重量%溶液に測定された。
ガラス転移温度は示差走査熱量計(DSC)によって測
定された。
定された。
実施例B.1 31.0g(0.1モル)の実施例(A.1)のジフェノール、3
3.6g(0.6モル)のKOH及び560gの水を不活性ガス雰囲気
中で撹拌しながら溶解する。次いで560mlの塩化メチレ
ンに溶かした0.188gのフェノールの溶液を添加する。pH
13ないし14で、及び温度21ないし25℃で徹底的に撹拌さ
れた溶液中に19.8g(0.2モル)のホスゲンを導入し、次
いで0.1mlのエチルピリジンを添加し、続けて45分間撹
拌した。ビスフェノールを含まない水性相を分別し、燐
酸で酸性とした後有機相を水で中性となるまで洗浄し、
溶剤を除去した。ポリカーボネートは1.259の相対粘度
を有していた。
3.6g(0.6モル)のKOH及び560gの水を不活性ガス雰囲気
中で撹拌しながら溶解する。次いで560mlの塩化メチレ
ンに溶かした0.188gのフェノールの溶液を添加する。pH
13ないし14で、及び温度21ないし25℃で徹底的に撹拌さ
れた溶液中に19.8g(0.2モル)のホスゲンを導入し、次
いで0.1mlのエチルピリジンを添加し、続けて45分間撹
拌した。ビスフェノールを含まない水性相を分別し、燐
酸で酸性とした後有機相を水で中性となるまで洗浄し、
溶剤を除去した。ポリカーボネートは1.259の相対粘度
を有していた。
重合体のガラス転移温度は233℃(DSC)であることが
認められた。
認められた。
実施例B.2 68.4g(0.3モル)のビスフェノールA(2,2−ビス−
(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン)、217.0g(0.
7モル)の実施例(A.1)のジフェノール、336.6g(6モ
ル)のKOH及び2700gの水を不活性ガス雰囲気中で撹拌し
ながら溶解する。次いで2500mlの塩化メチレンに溶かし
た1.88gのフェノールの溶液を添加する。pH13ないし14
で、及び温度21ないし25℃で徹底的に撹拌された溶液中
に198g(2モル)のホスゲンを導入し、次いで1mlのエ
チルピリジンを添加し、続けて45分間撹拌した。ビスフ
ェノールを含まない水性相を分別し、燐酸で酸性とした
後有機相を水で中性となるまで洗浄し、溶剤を除去し
た。ポリカーボネートは1.336の相対粘度を有してい
た。
(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン)、217.0g(0.
7モル)の実施例(A.1)のジフェノール、336.6g(6モ
ル)のKOH及び2700gの水を不活性ガス雰囲気中で撹拌し
ながら溶解する。次いで2500mlの塩化メチレンに溶かし
た1.88gのフェノールの溶液を添加する。pH13ないし14
で、及び温度21ないし25℃で徹底的に撹拌された溶液中
に198g(2モル)のホスゲンを導入し、次いで1mlのエ
チルピリジンを添加し、続けて45分間撹拌した。ビスフ
ェノールを含まない水性相を分別し、燐酸で酸性とした
後有機相を水で中性となるまで洗浄し、溶剤を除去し
た。ポリカーボネートは1.336の相対粘度を有してい
た。
重合体のガラス転移温度は212℃(DSC)であることが
認められた。
認められた。
実施例B.3 114g(0.5モル)のビスフェノールA及び155g(0.5モ
ル)の実施例(A.1)のジフェノールの混合物を実施例
B.2のように反応させてポリカーボネートを形成した。
ル)の実施例(A.1)のジフェノールの混合物を実施例
B.2のように反応させてポリカーボネートを形成した。
ポリカーボネートは1.386の相対粘度を有していた。
重合体のガラス転移温度は195℃(DSC)であることが
認められた。
認められた。
実施例B.4 159.6g(0.7モル)のビスフェノールA及び93g(0.3
モル)の実施例(A.3)のジフェノールの混合物を実施
例B.2のように反応させてポリカーボネートを形成し
た。
モル)の実施例(A.3)のジフェノールの混合物を実施
例B.2のように反応させてポリカーボネートを形成し
た。
ポリカーボネートは1.437の相対粘度を有していた。
重合体のガラス転移温度は180℃(DSC)であることが
認められた。
認められた。
実施例B.5 31.0g(0.1モル)の実施例(A.3)のジフェノール、2
4.0g(0.6モル)のNaOH及び270gの水を不活性ガス雰囲
気中で撹拌しながら溶解する。次いで250mlの塩化メチ
レンに溶かした0.309gの4−(1,1,3,3−テトラメチル
ブチル)−フェノールの溶液を添加する。pH13ないし14
で、及び温度21ないし25℃で徹底的に撹拌された溶液中
に19.8g(0.2モル)のホスゲンを導入し、次いで0.1ml
のエチルピリジンを添加し、続けて45分間撹拌した。ビ
スフェノールを含まない水性相を分別し、燐酸で酸性と
した後有機相を水で中性となるまで洗浄し、溶剤を除去
した。ポリカーボネートは1.314の相対粘度を有してい
た。
4.0g(0.6モル)のNaOH及び270gの水を不活性ガス雰囲
気中で撹拌しながら溶解する。次いで250mlの塩化メチ
レンに溶かした0.309gの4−(1,1,3,3−テトラメチル
ブチル)−フェノールの溶液を添加する。pH13ないし14
で、及び温度21ないし25℃で徹底的に撹拌された溶液中
に19.8g(0.2モル)のホスゲンを導入し、次いで0.1ml
のエチルピリジンを添加し、続けて45分間撹拌した。ビ
スフェノールを含まない水性相を分別し、燐酸で酸性と
した後有機相を水で中性となるまで洗浄し、溶剤を除去
した。ポリカーボネートは1.314の相対粘度を有してい
た。
重合体のガラス転移温度は234℃(DSC)であることが
認められた。
認められた。
実施例B.6 148.2g(0.65モル)の2,2−ビス−(4−ヒドロキシ
フェニル)−プロパン、108.5g(0.35モル)の実施例
(A.1)のジフェノール、336.6g(6モル)のKOH、及び
2700gの水を不活性ガス雰囲気中で撹拌しながら溶解す
る。次いで2500mlの塩化メチレンに溶かした8.86gの4
−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−フェノールの溶
液を添加する。pH13-14で、及び温度21-25℃で徹底的に
撹拌された溶液中に198g(2モル)のホスゲンを導入す
る。次いで1mlのエチルピリジンを添加し、続けて混合
物を45分間撹拌する。ビスフェノレートを含まない水性
相を分別し、燐酸で酸性とした後有機相を水で中性とな
るまで洗浄し、溶剤を除去した。ポリカーボネートは1.
20の相対粘度を有していた。
フェニル)−プロパン、108.5g(0.35モル)の実施例
(A.1)のジフェノール、336.6g(6モル)のKOH、及び
2700gの水を不活性ガス雰囲気中で撹拌しながら溶解す
る。次いで2500mlの塩化メチレンに溶かした8.86gの4
−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−フェノールの溶
液を添加する。pH13-14で、及び温度21-25℃で徹底的に
撹拌された溶液中に198g(2モル)のホスゲンを導入す
る。次いで1mlのエチルピリジンを添加し、続けて混合
物を45分間撹拌する。ビスフェノレートを含まない水性
相を分別し、燐酸で酸性とした後有機相を水で中性とな
るまで洗浄し、溶剤を除去した。ポリカーボネートは1.
20の相対粘度を有していた。
実施例B.7 3.875kg(12.5モル)の実施例(A.2)のビスフェノー
ルを6.675kgの45%NaOH及び30lの水中に不活性ガス雰囲
気中で撹拌しながら溶解する。次いで9.43lの塩化メチ
レン、11.3lのクロロベンゼン及び23.5gのフェノールを
添加する。pH13-14で、及び温度20-25℃で良く撹拌され
た溶液中に2.475kgのホスゲンを導入する。導入が完結
した後、12.5mlのN−エチルピリジンを添加する。次い
で混合物を45分間反応させる。ビスフェノレートを含ま
ない水性相を分別し、燐酸で有機相を酸性とした後、電
解質が無くなるまで洗浄し、溶剤を除去する。
ルを6.675kgの45%NaOH及び30lの水中に不活性ガス雰囲
気中で撹拌しながら溶解する。次いで9.43lの塩化メチ
レン、11.3lのクロロベンゼン及び23.5gのフェノールを
添加する。pH13-14で、及び温度20-25℃で良く撹拌され
た溶液中に2.475kgのホスゲンを導入する。導入が完結
した後、12.5mlのN−エチルピリジンを添加する。次い
で混合物を45分間反応させる。ビスフェノレートを含ま
ない水性相を分別し、燐酸で有機相を酸性とした後、電
解質が無くなるまで洗浄し、溶剤を除去する。
相対粘度:1.300 ガラス転移温度:238℃。
実施例B.8 15.5g(0.05モル)の実施例A.3のビスフェノール、1
3.4g(0.05モル)のビス−(4−ヒドロキシフェニル)
−シクロヘキサン(ビスフェノールZ)及び24.0g(0.6
モル)のNaOHを不活性ガス雰囲気中で撹拌しながら362m
lの水中に溶解する。次いで271mlの塩化メチレン中に溶
解した0.516gの4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)
フェノールを添加する。pH13-14で、及び温度20-25℃で
徹底的に撹拌された溶液中に19.8gのホスゲンを導入す
る。導入が完了した5分間後0.1mlのN−エチルピリジ
ンを添加する。混合物を45分間反応させる。ビスフェノ
レートを含まない水性相を分別し、燐酸で酸性とした後
有機相を水で中性となるまで洗浄し、溶剤を除去した。
3.4g(0.05モル)のビス−(4−ヒドロキシフェニル)
−シクロヘキサン(ビスフェノールZ)及び24.0g(0.6
モル)のNaOHを不活性ガス雰囲気中で撹拌しながら362m
lの水中に溶解する。次いで271mlの塩化メチレン中に溶
解した0.516gの4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)
フェノールを添加する。pH13-14で、及び温度20-25℃で
徹底的に撹拌された溶液中に19.8gのホスゲンを導入す
る。導入が完了した5分間後0.1mlのN−エチルピリジ
ンを添加する。混合物を45分間反応させる。ビスフェノ
レートを含まない水性相を分別し、燐酸で酸性とした後
有機相を水で中性となるまで洗浄し、溶剤を除去した。
相対粘度:1.297 ガラス転移温度:208℃ 実施例B.9 15.5g(0.05モル)の実施例(A.1)のビスフェノー
ル、17.6g(0.05モル)の(4,4′−ジヒドロキシテトラ
フェニルメタン及び24.0g(0.6モル)のNaOHを不活性ガ
ス雰囲気中で411mlの水中に撹拌しながら溶解する。つ
いで308mlの塩化メチレン中に溶解した0.516gの4−
(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−フェノールを添加
する。pH13-14で、及び温度20-25℃で徹底的に撹拌され
た溶液中に19.8gのホスゲンを導入する。導入が完了し
た5分間後、0.1mlのN−エチルピリジンを添加する。
混合物を45分間反応させる。ビスフェノレートを含まな
い水性相を分別し、燐酸で酸性とした後有機相を水で中
性となるまで洗浄し、溶剤を除去した。
ル、17.6g(0.05モル)の(4,4′−ジヒドロキシテトラ
フェニルメタン及び24.0g(0.6モル)のNaOHを不活性ガ
ス雰囲気中で411mlの水中に撹拌しながら溶解する。つ
いで308mlの塩化メチレン中に溶解した0.516gの4−
(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−フェノールを添加
する。pH13-14で、及び温度20-25℃で徹底的に撹拌され
た溶液中に19.8gのホスゲンを導入する。導入が完了し
た5分間後、0.1mlのN−エチルピリジンを添加する。
混合物を45分間反応させる。ビスフェノレートを含まな
い水性相を分別し、燐酸で酸性とした後有機相を水で中
性となるまで洗浄し、溶剤を除去した。
相対粘度:1.218 ガラス転移温度:212℃ 実施例B.10 18.3g(0.05モル)の実施例(A.4)のビスフェノール
及び23.6g(0.42モル)のKOHを不活性ガス雰囲気中で10
0mlの水中に撹拌しながら溶解する。次いで100mlの塩化
メチレンを添加する。pH13-14で、及び温度20-25℃で徹
底的に撹拌された溶液中に17.3gのホスゲンを導入す
る。導入が完了した5分間後、0.3mlのN−エチルピリ
ジンを添加する。混合物を45分間反応させる。ビスフェ
ノレートを含まない水性相を分別し、燐酸で有機相を酸
性とした後、水で中性となるまで洗浄し、溶剤を除去し
た。
及び23.6g(0.42モル)のKOHを不活性ガス雰囲気中で10
0mlの水中に撹拌しながら溶解する。次いで100mlの塩化
メチレンを添加する。pH13-14で、及び温度20-25℃で徹
底的に撹拌された溶液中に17.3gのホスゲンを導入す
る。導入が完了した5分間後、0.3mlのN−エチルピリ
ジンを添加する。混合物を45分間反応させる。ビスフェ
ノレートを含まない水性相を分別し、燐酸で有機相を酸
性とした後、水で中性となるまで洗浄し、溶剤を除去し
た。
相対粘度:1.310 ガラス転移温度:241℃ 実施例B.11 29.6g(0.1モル)の実施例(A.5)のビスフェノール
及び24.0g(0.6モル)のNaOHを不活性ガス雰囲気中で37
0mlの水中に撹拌しながら溶解する。次いで277mlの塩化
メチレンを溶かした0.413gの4−(1,1,3,3−テトラメ
チルブチル)フェノールを添加し、pH13-14で、及び温
度20-25℃で徹底的に撹拌された溶液中に17.3gのホスゲ
ンを導入する。導入が完了した5分間後、0.1mlのN−
エチルピリジンを添加する。混合物を45分間反応させ
る。ビスフェノレートを含まない水性相を分別し、燐酸
で有機相を酸性とした後、水で中性となるまで洗浄し、
溶剤を除去した。
及び24.0g(0.6モル)のNaOHを不活性ガス雰囲気中で37
0mlの水中に撹拌しながら溶解する。次いで277mlの塩化
メチレンを溶かした0.413gの4−(1,1,3,3−テトラメ
チルブチル)フェノールを添加し、pH13-14で、及び温
度20-25℃で徹底的に撹拌された溶液中に17.3gのホスゲ
ンを導入する。導入が完了した5分間後、0.1mlのN−
エチルピリジンを添加する。混合物を45分間反応させ
る。ビスフェノレートを含まない水性相を分別し、燐酸
で有機相を酸性とした後、水で中性となるまで洗浄し、
溶剤を除去した。
相対粘度:1.370 ガラス転移温度:193℃ 実施例B.12 62.0g(0.2モル)のビスフェノール A.1、182.4g(0.
8モル)のビスフェノールA及び240g(6モル)のNaOH
を不活性ガス雰囲気中で2400mlの水中に撹拌しながら溶
解する。次いで2400mlの塩化メチレンに溶かした6.603g
の4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノールを
添加する。pH13-14で、及び温度20-25℃で徹底的に撹拌
された溶液中に17.3gのホスゲンを導入する。導入が完
了した5分間後、1mlのN−エチルピリジンを添加す
る。混合物を45分間反応させる。ビスフェノレートを含
まない水性相を分別し、燐酸で有機相を酸性とした後、
水で中性となるまで洗浄し、溶剤を除去した。
8モル)のビスフェノールA及び240g(6モル)のNaOH
を不活性ガス雰囲気中で2400mlの水中に撹拌しながら溶
解する。次いで2400mlの塩化メチレンに溶かした6.603g
の4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノールを
添加する。pH13-14で、及び温度20-25℃で徹底的に撹拌
された溶液中に17.3gのホスゲンを導入する。導入が完
了した5分間後、1mlのN−エチルピリジンを添加す
る。混合物を45分間反応させる。ビスフェノレートを含
まない水性相を分別し、燐酸で有機相を酸性とした後、
水で中性となるまで洗浄し、溶剤を除去した。
相対粘度:1.298 ガラス転移温度:172℃ 実施例B.13 170.5g(0.55モル)の実施例(A.3)のビスフェノー
ル、102.6g(0.45モル)のビスフェノールA及び240g
(6モル)のNaOHを不活性ガス雰囲気中で2400mlの水中
に撹拌しながら溶解する。次いで2400mlの塩化メチレン
を溶かした5.158gの4−(1,1,3,3−テトラメチルブチ
ル)フェノールを添加しする。pH13-14で、及び温度20-
25℃で徹底的に撹拌された溶液中に198gのホスゲンを導
入する。導入が完了した5分間後、1mlのN−エチルピ
リジンを添加する。混合物を45分間反応させる。ビスフ
ェノレートを含まない水性相を分別し、燐酸で有機相を
酸性とした後、水で中性となるまで洗浄し、溶剤を除去
した。
ル、102.6g(0.45モル)のビスフェノールA及び240g
(6モル)のNaOHを不活性ガス雰囲気中で2400mlの水中
に撹拌しながら溶解する。次いで2400mlの塩化メチレン
を溶かした5.158gの4−(1,1,3,3−テトラメチルブチ
ル)フェノールを添加しする。pH13-14で、及び温度20-
25℃で徹底的に撹拌された溶液中に198gのホスゲンを導
入する。導入が完了した5分間後、1mlのN−エチルピ
リジンを添加する。混合物を45分間反応させる。ビスフ
ェノレートを含まない水性相を分別し、燐酸で有機相を
酸性とした後、水で中性となるまで洗浄し、溶剤を除去
した。
相対粘度:1.302 ガラス転移温度:203℃ 実施例B.14 108.5g(0.35モル)の実施例(A.1)のビスフェノー
ル、148.2g(0.65モル)のビスフェノールA及び240g
(6モル)のNaOHを不活性ガス雰囲気中で2400mlの水中
に撹拌しながら溶解する。次いで2400mlの塩化メチレン
に溶かした6.189gの4−(1,1,3,3−テトラメチルブチ
ル)フェノールを添加する。pH13-14で、及び温度20-25
℃で徹底的に撹拌された溶液中に198gのホスゲンを導入
する。導入が完了した5分間後、1mlのN−エチルピリ
ジンを添加する。混合物を45分間反応させる。ビスフェ
ノレートを含まない水性相を分別し、燐酸で有機相を酸
性とした後、水で中性となるまで洗浄し、溶剤を除去し
た。
ル、148.2g(0.65モル)のビスフェノールA及び240g
(6モル)のNaOHを不活性ガス雰囲気中で2400mlの水中
に撹拌しながら溶解する。次いで2400mlの塩化メチレン
に溶かした6.189gの4−(1,1,3,3−テトラメチルブチ
ル)フェノールを添加する。pH13-14で、及び温度20-25
℃で徹底的に撹拌された溶液中に198gのホスゲンを導入
する。導入が完了した5分間後、1mlのN−エチルピリ
ジンを添加する。混合物を45分間反応させる。ビスフェ
ノレートを含まない水性相を分別し、燐酸で有機相を酸
性とした後、水で中性となるまで洗浄し、溶剤を除去し
た。
相対粘度:1.305 ガラス転移温度:185℃ 新規ポリカーボネートのUV安定性を評価するために水
銀灯(エッジ[edge]・フィルター305nm)を用いてUV
照射下の一次遊離基の生成を、2,2−ビス−(4−ヒド
ロキシフェニル)−プロパンを基剤としたポリカーボネ
ートと比較して測定した。実施例B.1のポリカーボネー
トは一次遊離基生成速度が小さく、従ってUV安定性が高
いことを示している。
銀灯(エッジ[edge]・フィルター305nm)を用いてUV
照射下の一次遊離基の生成を、2,2−ビス−(4−ヒド
ロキシフェニル)−プロパンを基剤としたポリカーボネ
ートと比較して測定した。実施例B.1のポリカーボネー
トは一次遊離基生成速度が小さく、従ってUV安定性が高
いことを示している。
本発明は a)少なくとも10,000、好適には10,000ないし300,00
0、及びより好適には生成混合物が射出成形品の製造に
使用される場合、20,000ないし80,000のw値(重量平
均分子量)を有し、式(1a) 上式中 X、R1、R2、R3、R4及びmは式(I)に定義された通
りである、 に対応する二官能性カーボネート構造単位を、各場合と
もポリカーボネート中の二官能性カーボネート構造単位
の合計量を100モル%として、100モル%ないし2モル%
の量で、好適には100モル%ないし5モル%の量で、よ
り好適には100モル%ないし10モル%の量で、及び最も
好適には100モル%ないし20モル%の量で含む、高分子
量、熱可塑性、芳香族ポリカーボネート、 b)99.6重量%ないし0.1重量%、好適には99重量%な
いし2重量%及び一層好適には97.5重量%ないし10重量
%の、エラストマー又は成分a)のポリカーボネート以
外の熱可塑性プラスチック、 を含む混合物に関する。
0、及びより好適には生成混合物が射出成形品の製造に
使用される場合、20,000ないし80,000のw値(重量平
均分子量)を有し、式(1a) 上式中 X、R1、R2、R3、R4及びmは式(I)に定義された通
りである、 に対応する二官能性カーボネート構造単位を、各場合と
もポリカーボネート中の二官能性カーボネート構造単位
の合計量を100モル%として、100モル%ないし2モル%
の量で、好適には100モル%ないし5モル%の量で、よ
り好適には100モル%ないし10モル%の量で、及び最も
好適には100モル%ないし20モル%の量で含む、高分子
量、熱可塑性、芳香族ポリカーボネート、 b)99.6重量%ないし0.1重量%、好適には99重量%な
いし2重量%及び一層好適には97.5重量%ないし10重量
%の、エラストマー又は成分a)のポリカーボネート以
外の熱可塑性プラスチック、 を含む混合物に関する。
特に好適なポリカーボネート(a)は式(Ia)におい
てmが4又は5であり、一層好適には式(Ic) 上式中 R1及びR2は式(Ia)に定義された通りであるが、好適
には水素である、 に対応する構造単位を有するポリカーボネートである。
てmが4又は5であり、一層好適には式(Ic) 上式中 R1及びR2は式(Ia)に定義された通りであるが、好適
には水素である、 に対応する構造単位を有するポリカーボネートである。
本発明における成分(b)として適当な他の熱可塑性
プラスチックは b1)好適には40℃よりも高い、特に60℃ないし220℃の
範囲のガラス温度を有する非晶質熱可塑性プラスチッ
ク、及び又 b2)好適には60℃よりも高い、及び一層好適には80℃な
いし400℃の範囲の融点を有する部分的に結晶性の熱可
塑性プラスチック の両者である。
プラスチックは b1)好適には40℃よりも高い、特に60℃ないし220℃の
範囲のガラス温度を有する非晶質熱可塑性プラスチッ
ク、及び又 b2)好適には60℃よりも高い、及び一層好適には80℃な
いし400℃の範囲の融点を有する部分的に結晶性の熱可
塑性プラスチック の両者である。
本発明による混合物の成分b)のエラストマーは b3)9℃以下、好適には−10℃以下及び一層好適には15
℃ないし−140℃の範囲のガラス温度を有する重合体で
ある。
℃ないし−140℃の範囲のガラス温度を有する重合体で
ある。
他の非晶熱可塑性プラスチックの例はポリカーボネー
ト、ポリエステル、ポリエステルカーボネート、ポリア
ミド、ポリオレフィン、ポリスルホン、ポリケトン、熱
可塑性ビニル重合体、例えばポリメチルアクリレート、
又は芳香族ビニル化合物の均質重合体、芳香族ビニル化
合物の共重合体又はゴム、ポリエーテル、ポリイミド、
及び熱可塑性ポリウレタン上へのビニル単量体のグラフ
ト重合体の部類から成る非晶質重合体である。
ト、ポリエステル、ポリエステルカーボネート、ポリア
ミド、ポリオレフィン、ポリスルホン、ポリケトン、熱
可塑性ビニル重合体、例えばポリメチルアクリレート、
又は芳香族ビニル化合物の均質重合体、芳香族ビニル化
合物の共重合体又はゴム、ポリエーテル、ポリイミド、
及び熱可塑性ポリウレタン上へのビニル単量体のグラフ
ト重合体の部類から成る非晶質重合体である。
結晶性熱可塑性プラスチックb2)の例は脂肪族ポリエ
ステル、ポリアリーレンスルフィドであり、熱可塑性プ
ラスチックの部分的に結晶性の例は上記のb1)に表示さ
れている。
ステル、ポリアリーレンスルフィドであり、熱可塑性プ
ラスチックの部分的に結晶性の例は上記のb1)に表示さ
れている。
エラストマーb3)の例は各種のゴムであり、例えばエ
チレン−プロピレンホム、ポリイソプレン、ポリクロロ
プレン、ポリシロキサン、ランダムポリプロピレン、ジ
エン、オレフィン及びアクリルゴム及び天然ゴム、スト
レン−ブタジエン・ブロック共重合体、エチレンと酢酸
ビニルとの又は(メタ)アクリレートとの共重合体、b
1)又はb2)の項で熱可塑性プラスチックとして表示さ
れていなければ弾性ポリウレタン及び弾性ポリカーボネ
ート−ポリエーテル・ブロック共重合体である。
チレン−プロピレンホム、ポリイソプレン、ポリクロロ
プレン、ポリシロキサン、ランダムポリプロピレン、ジ
エン、オレフィン及びアクリルゴム及び天然ゴム、スト
レン−ブタジエン・ブロック共重合体、エチレンと酢酸
ビニルとの又は(メタ)アクリレートとの共重合体、b
1)又はb2)の項で熱可塑性プラスチックとして表示さ
れていなければ弾性ポリウレタン及び弾性ポリカーボネ
ート−ポリエーテル・ブロック共重合体である。
非晶質の熱可塑性プラスチックb1)は特にドイツ特許
出願P3,832,396.6によるポリカーボネート以外のポリカ
ーボネートである。これらの他のポリカーボネートは均
質ポリカーボネート及び又共重合ポリカーボネートの両
者であってもよく、及び直鎖状状又は分枝状の両者であ
ってもよい。ポリカーボネートとして特に好適なビスフ
ェノールはビスフェノールA[=2,2−ビス−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−プロパン]である。
出願P3,832,396.6によるポリカーボネート以外のポリカ
ーボネートである。これらの他のポリカーボネートは均
質ポリカーボネート及び又共重合ポリカーボネートの両
者であってもよく、及び直鎖状状又は分枝状の両者であ
ってもよい。ポリカーボネートとして特に好適なビスフ
ェノールはビスフェノールA[=2,2−ビス−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−プロパン]である。
これらの他の熱可塑性ポリカーボネートは既知であ
る。
る。
他の熱可塑性ポリカーボネートの分子量w(テトラ
ヒドロフラン中でゲル透過クロマトグラフィーにより測
定された重量平均分子量)は10,000ないし300,000の範
囲にあり、好適には12,000ないし150,000の範囲内にあ
る。
ヒドロフラン中でゲル透過クロマトグラフィーにより測
定された重量平均分子量)は10,000ないし300,000の範
囲にあり、好適には12,000ないし150,000の範囲内にあ
る。
他の熱可塑性ポリカーボネートは単独で、及び本発明
による混合物の成分b)との混合物中での両者の場合共
使用することができる。
による混合物の成分b)との混合物中での両者の場合共
使用することができる。
本発明による混合物の製造のための成分b)として好
適な他の熱可塑性プラスチックは又脂肪族、熱可塑性ポ
リエステルであり、より好適にはポリアルキレンテレフ
タレート、即ち例えばエチレングリコール、プロパン−
1,3−ジオオール、ブタン−1,4−ジオール、ヘキサン−
1,3−ジオール及び1,4−ビス−ヒドロキシメチルシクロ
ヘキサンである。
適な他の熱可塑性プラスチックは又脂肪族、熱可塑性ポ
リエステルであり、より好適にはポリアルキレンテレフ
タレート、即ち例えばエチレングリコール、プロパン−
1,3−ジオオール、ブタン−1,4−ジオール、ヘキサン−
1,3−ジオール及び1,4−ビス−ヒドロキシメチルシクロ
ヘキサンである。
これらのポリアルキレンテレフタレートの分子量(
w)は10,000ないし80,000の範囲にある。ポリアルキレ
ンテレフタレートは既知の方法、例えばエステル交換に
よりテレフタアル酸二アルキルエステルと対応するジオ
ールから得ることができる(例えば米国特許第2,647,88
5号、2,643,989号、2,534,028号、2,578,660号、2,742,
494号、2,901,466号参照)。これらのポリエステルは既
知である。
w)は10,000ないし80,000の範囲にある。ポリアルキレ
ンテレフタレートは既知の方法、例えばエステル交換に
よりテレフタアル酸二アルキルエステルと対応するジオ
ールから得ることができる(例えば米国特許第2,647,88
5号、2,643,989号、2,534,028号、2,578,660号、2,742,
494号、2,901,466号参照)。これらのポリエステルは既
知である。
好適な他の熱可塑性プラスチックは熱可塑性ポリアミ
ドをも含む。
ドをも含む。
適当な熱可塑性ポリアミドは任意の部分的に結晶性の
ポリアミド、特にポリアミド−6,ポリアミド−6,6及び
これらの二種の成分を基剤とした部分的に結晶性の共重
合ポリアミドである。他の適当な熱可塑性ポリアミド
は、酸成分が完全に又は部分的に、特にアジピン酸又は
テレフタル酸及び/又はイソフタル酸及び/又はスベリ
ン酸及び/又はセバチン酸及び/又はアゼライン酸及び
/又はドデカンジカルボン酸及び/又はアジピン酸及び
/又はシクロヘキサンカルボン酸のカプロラクタムから
成り、及びジアミン成分が完全に又は部分的に、特にm
−及び/又はp−キシリレンジアミン及び/又はテトラ
メチレンジアミン及び/又はヘキサメチレンジアミン及
び/又は2,2,4−及び/又は2,4,4−トリメチルヘキサメ
チレンジアミン及び/又はイソホロンジアミン及び/又
は1,4−ジアミノブタンから成る、部分的に結晶性のポ
リアミドであり、その組成は原理的には先行技術から既
知である(例えばエンサイクロペジア・オブ・ポリマー
ズ(Encyclopedia of Polymers)11巻、315頁以下参
照)。
ポリアミド、特にポリアミド−6,ポリアミド−6,6及び
これらの二種の成分を基剤とした部分的に結晶性の共重
合ポリアミドである。他の適当な熱可塑性ポリアミド
は、酸成分が完全に又は部分的に、特にアジピン酸又は
テレフタル酸及び/又はイソフタル酸及び/又はスベリ
ン酸及び/又はセバチン酸及び/又はアゼライン酸及び
/又はドデカンジカルボン酸及び/又はアジピン酸及び
/又はシクロヘキサンカルボン酸のカプロラクタムから
成り、及びジアミン成分が完全に又は部分的に、特にm
−及び/又はp−キシリレンジアミン及び/又はテトラ
メチレンジアミン及び/又はヘキサメチレンジアミン及
び/又は2,2,4−及び/又は2,4,4−トリメチルヘキサメ
チレンジアミン及び/又はイソホロンジアミン及び/又
は1,4−ジアミノブタンから成る、部分的に結晶性のポ
リアミドであり、その組成は原理的には先行技術から既
知である(例えばエンサイクロペジア・オブ・ポリマー
ズ(Encyclopedia of Polymers)11巻、315頁以下参
照)。
他の適当な熱可塑性ポリアミドは、随時一種又は多種
の上記の出発成分を使用して、完全に又は部分的に炭素
原子6ないし12を含むラクタムから製造される部分的に
結晶性のポリアミドである。
の上記の出発成分を使用して、完全に又は部分的に炭素
原子6ないし12を含むラクタムから製造される部分的に
結晶性のポリアミドである。
特に好適な部分的に結晶性のポリアミドはポリアミド
−6、ポリアミド−6,6又は少量の(最高約10重量%ま
で)他の共重合成分を含む共重合ポリアミドである。
−6、ポリアミド−6,6又は少量の(最高約10重量%ま
で)他の共重合成分を含む共重合ポリアミドである。
適当なポリアミドは、例えばヘキサメチレンジアミ
ン、デカメチレンジアミン、2,2,4−及び2,4,4−トリメ
チルヘキサメチレンジアミン、m−又はp−キシレンジ
アミン、ビス−(4−アミノシクロヘキシル)−メタ
ン、4,4′−及び2,2′−ジアミノジシクロヘキシルメタ
ン、2,2−ビス−(4−アミノシクロヘキシル)−プロ
パン、4,4′−及び2,2′−ジアミノジシクロヘキシルメ
タンの混合物、2,2−ビス−(4−アミノシクロヘキシ
ル)−プロパン、3,3′−ジメチル−4,4′−ジアミノジ
シクロヘキシルメタン、3−アミノエチル−3,5,5−ト
リメチルシクロヘキシルアミン、2,5−ビス−(アミノ
メチル)−ノルボルナン、2,6−ビス−(アミノエチ
ル)−ノルボルナン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、
及びこれらのジアミンの混合物のようなジアミンと、例
えば蓚酸、アジピン酸、アゼライン酸、デカンジカルボ
ン酸、ヘプタデカンジカルボン酸、2,2,4−トリメチル
アジピン酸、2,4,4−トリメチルアジピン酸、イソフタ
ル酸及びテレフタル酸、及びこれらのジカルボン酸の混
合物との重縮合により得られる非晶質のポリアミドであ
る。従って、上に挙げられた数種のジアミン及び/又は
ジカルボン酸の重縮合により得られた非晶質共重合ポリ
アミドも又含るれる。ω−アミノカプロン酸、ω−アミ
ノウンデカン酸又はω−アミノラウリン酸のようなω−
アミノカルボン酸、又はそれらのラクタムを用いて製造
された非晶質の共重合ポリアミドも又包含される。
ン、デカメチレンジアミン、2,2,4−及び2,4,4−トリメ
チルヘキサメチレンジアミン、m−又はp−キシレンジ
アミン、ビス−(4−アミノシクロヘキシル)−メタ
ン、4,4′−及び2,2′−ジアミノジシクロヘキシルメタ
ン、2,2−ビス−(4−アミノシクロヘキシル)−プロ
パン、4,4′−及び2,2′−ジアミノジシクロヘキシルメ
タンの混合物、2,2−ビス−(4−アミノシクロヘキシ
ル)−プロパン、3,3′−ジメチル−4,4′−ジアミノジ
シクロヘキシルメタン、3−アミノエチル−3,5,5−ト
リメチルシクロヘキシルアミン、2,5−ビス−(アミノ
メチル)−ノルボルナン、2,6−ビス−(アミノエチ
ル)−ノルボルナン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、
及びこれらのジアミンの混合物のようなジアミンと、例
えば蓚酸、アジピン酸、アゼライン酸、デカンジカルボ
ン酸、ヘプタデカンジカルボン酸、2,2,4−トリメチル
アジピン酸、2,4,4−トリメチルアジピン酸、イソフタ
ル酸及びテレフタル酸、及びこれらのジカルボン酸の混
合物との重縮合により得られる非晶質のポリアミドであ
る。従って、上に挙げられた数種のジアミン及び/又は
ジカルボン酸の重縮合により得られた非晶質共重合ポリ
アミドも又含るれる。ω−アミノカプロン酸、ω−アミ
ノウンデカン酸又はω−アミノラウリン酸のようなω−
アミノカルボン酸、又はそれらのラクタムを用いて製造
された非晶質の共重合ポリアミドも又包含される。
特に適当な非晶質、熱可塑性ポリアミドはイソフタル
酸、ヘキサメチレンジアミン及び4,4′−ジアミニジシ
クロヘキシルメタン、イソフォロンジアミン、2,2,4−
及び2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、2,5−
及び/又は2,6−ビス−(アミノメチル)−ノルボルネ
ン;のような他のジアミンから得られたポリアミド;イ
ソフタル酸、4,4′−ジアミニジシクロヘキシルメタン
及びω−カプロラクタムから得られたポリアミド;イソ
フタル酸、3,3−ジメチル−4,4′−ジアミノジシクロヘ
キシルメタン及びω−ラウリンラクタムから得られたポ
リアミド;及びテレフタル酸及び2,2,4−及び2,4,4−ト
リメチルヘキサメチレンジアミンの異性体混合物から得
られたポリアミドである。
酸、ヘキサメチレンジアミン及び4,4′−ジアミニジシ
クロヘキシルメタン、イソフォロンジアミン、2,2,4−
及び2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、2,5−
及び/又は2,6−ビス−(アミノメチル)−ノルボルネ
ン;のような他のジアミンから得られたポリアミド;イ
ソフタル酸、4,4′−ジアミニジシクロヘキシルメタン
及びω−カプロラクタムから得られたポリアミド;イソ
フタル酸、3,3−ジメチル−4,4′−ジアミノジシクロヘ
キシルメタン及びω−ラウリンラクタムから得られたポ
リアミド;及びテレフタル酸及び2,2,4−及び2,4,4−ト
リメチルヘキサメチレンジアミンの異性体混合物から得
られたポリアミドである。
純粋な4,4′−ジアミノジシクロヘキシルメタンを使
用する代わりに、 70ないし99モル%の4,4′−ジアミノ異性体、1ない
し30モル%の2,4′−ジアミノ異性体、0ないし2モル
%の2,2′−ジアミノ異性体 及び、随時工業用銘柄のジアミノジフェニルメタンの水
素化により得られる対応する高度に縮合したジアミン から成るジアミノジシクロヘキシルメタンの位置異性体
の混合物を使用することも可能である。
用する代わりに、 70ないし99モル%の4,4′−ジアミノ異性体、1ない
し30モル%の2,4′−ジアミノ異性体、0ないし2モル
%の2,2′−ジアミノ異性体 及び、随時工業用銘柄のジアミノジフェニルメタンの水
素化により得られる対応する高度に縮合したジアミン から成るジアミノジシクロヘキシルメタンの位置異性体
の混合物を使用することも可能である。
適当な熱可塑性ポリアミドは、非晶質ポリアミド成分
が部分的に結晶性のポリアミド成分よりも少ない、部分
的に結晶性及び非晶質なポリアミドの混合物から成って
いてもよい。非晶質ポリアミド及びそれらの製造方法は
既往技術から周知である(例えば、ウルマン、工業化学
事典、19巻、50頁参照)。
が部分的に結晶性のポリアミド成分よりも少ない、部分
的に結晶性及び非晶質なポリアミドの混合物から成って
いてもよい。非晶質ポリアミド及びそれらの製造方法は
既往技術から周知である(例えば、ウルマン、工業化学
事典、19巻、50頁参照)。
好適な他の熱可塑性プラスチックb)は所謂“LC重合
体”である。LC重合体と称される重合体は液晶融成物を
形成できる重合体である。“サーモットピック(thermo
tropic)”としても記載されているこの種の重合体は、
多数開示されている(例えばヨーロッパ特許公開公報EP
-A第0,131,845号、0,132,637号及び0,134,959号を参
照)。上記の文献には更に文献が挙げられており、重合
体融成物の液晶状態の測定法も又記載されている。
体”である。LC重合体と称される重合体は液晶融成物を
形成できる重合体である。“サーモットピック(thermo
tropic)”としても記載されているこの種の重合体は、
多数開示されている(例えばヨーロッパ特許公開公報EP
-A第0,131,845号、0,132,637号及び0,134,959号を参
照)。上記の文献には更に文献が挙げられており、重合
体融成物の液晶状態の測定法も又記載されている。
“LC重合体”は例えば、随時置換されたp−ヒドロキ
シ安息香酸、随時置換されたイソ−及び/又はテレフタ
ル酸、2,7−ジヒドロキシナフタレン及び他のジフェノ
ールを基剤とした芳香族ポリエステル(EP-A第0,131,84
6号)、随時置換されたp−ヒドロキシ安息香酸、ジフ
ェノール、炭酸及び随時芳香族ジカルボン酸を基剤とし
た芳香族ポリエステル(EP-A第0,132,637号)及び随時
置換されたp−ヒドロキシ安息香酸、3−クロロ−4−
ヒドロキシ安息香酸、イソフタル酸、ハイドロキノン及
び3,4′−及び/又は4,4′−ジヒドロキシジフェニルエ
ーテル及び/又は3,4′−及び/又は4,4′−ジヒドロキ
シジフェニルスルフィドを基剤とした芳香族ポリエステ
ル(EP-A第0,134,959号)である。
シ安息香酸、随時置換されたイソ−及び/又はテレフタ
ル酸、2,7−ジヒドロキシナフタレン及び他のジフェノ
ールを基剤とした芳香族ポリエステル(EP-A第0,131,84
6号)、随時置換されたp−ヒドロキシ安息香酸、ジフ
ェノール、炭酸及び随時芳香族ジカルボン酸を基剤とし
た芳香族ポリエステル(EP-A第0,132,637号)及び随時
置換されたp−ヒドロキシ安息香酸、3−クロロ−4−
ヒドロキシ安息香酸、イソフタル酸、ハイドロキノン及
び3,4′−及び/又は4,4′−ジヒドロキシジフェニルエ
ーテル及び/又は3,4′−及び/又は4,4′−ジヒドロキ
シジフェニルスルフィドを基剤とした芳香族ポリエステ
ル(EP-A第0,134,959号)である。
LC重合体は室温で18ないし1300Å、好適には25ないし
300Å及び特に25ないし150Åの持続(persistence)長
さを有している。
300Å及び特に25ないし150Åの持続(persistence)長
さを有している。
室温における重合体の持続長さは、Θ条件下での希薄
溶液中の分子鎖の平均回転半径(convolution)(例え
ばP.J.フローリ[Flory]“高分子化学の原理[Princip
les of Polymer Chemistry]”コーネル[Cornell]大
学出版、アイサカ[Ithaca]、ニューヨーク、参照)及
びクーン(Kuhn)のステップ(step)長さの半分を特徴
付けるものである。持続長さは希薄溶液中で種々の方
法、例えば光散乱及びX線小角測定により測定できる。
適当な試料を用いれば、持続長さは中性子小角散乱を使
用して固体中でも測定できる。それ以上の理論的及び実
験的方法は例えばS.H.ウェンドルフ(Wendorff)によ
り、“重合体における液晶配列(Lipuid Crystalline O
rder in Polymers)”、A.ブルームシュタイン[Blumst
ein]、カデミック・プレス(Academic Press)、197
8、f16頁以下に、及び“S.M.アーロニ[Aharoni]、Mac
romolecules 19、(1986)、429頁以下に引用された文
献中に記載されている。
溶液中の分子鎖の平均回転半径(convolution)(例え
ばP.J.フローリ[Flory]“高分子化学の原理[Princip
les of Polymer Chemistry]”コーネル[Cornell]大
学出版、アイサカ[Ithaca]、ニューヨーク、参照)及
びクーン(Kuhn)のステップ(step)長さの半分を特徴
付けるものである。持続長さは希薄溶液中で種々の方
法、例えば光散乱及びX線小角測定により測定できる。
適当な試料を用いれば、持続長さは中性子小角散乱を使
用して固体中でも測定できる。それ以上の理論的及び実
験的方法は例えばS.H.ウェンドルフ(Wendorff)によ
り、“重合体における液晶配列(Lipuid Crystalline O
rder in Polymers)”、A.ブルームシュタイン[Blumst
ein]、カデミック・プレス(Academic Press)、197
8、f16頁以下に、及び“S.M.アーロニ[Aharoni]、Mac
romolecules 19、(1986)、429頁以下に引用された文
献中に記載されている。
好適な他の熱可塑性プラスチックは芳香族ポリエステ
ルカーボネートをも含んでいる。
ルカーボネートをも含んでいる。
本発明により熱可塑性プラスチックb)として使用す
ることができる芳香族ポリエステル及びポリエステルカ
ーボネートは、少なくとも一つの芳香族ビスフェノー
ル、例えば式(VII)の化合物、少なくとも一つの芳香
族ジカルボン酸及び随時炭酸から構成されている。適当
な芳香族ジカルボン酸は例えばオルトフタル酸、テレフ
タル酸、イソフタル酸、tert−ブチルイソフタル酸、3,
3′−ジフェニルジカルボン酸、4,4′−ジフェニルジカ
ルボン酸、4,4′−ベンゾフェノンジカルボン酸、3,4′
−ベンゾフェノンジカルボン酸、4,4′−ジフェニルエ
ーテルジカルボン酸、4,4′−ジフェニルスルホンジカ
ルボン酸、2,2−ビス−(4−カルボキシフェニル)−
プロパン及びトリメチル−3−フェニルインダン−4,
5′−ジカルボン酸である。
ることができる芳香族ポリエステル及びポリエステルカ
ーボネートは、少なくとも一つの芳香族ビスフェノー
ル、例えば式(VII)の化合物、少なくとも一つの芳香
族ジカルボン酸及び随時炭酸から構成されている。適当
な芳香族ジカルボン酸は例えばオルトフタル酸、テレフ
タル酸、イソフタル酸、tert−ブチルイソフタル酸、3,
3′−ジフェニルジカルボン酸、4,4′−ジフェニルジカ
ルボン酸、4,4′−ベンゾフェノンジカルボン酸、3,4′
−ベンゾフェノンジカルボン酸、4,4′−ジフェニルエ
ーテルジカルボン酸、4,4′−ジフェニルスルホンジカ
ルボン酸、2,2−ビス−(4−カルボキシフェニル)−
プロパン及びトリメチル−3−フェニルインダン−4,
5′−ジカルボン酸である。
芳香族ジカルボン酸の中でテレフタル酸及び/又はイ
ソフタル酸が特に好適に使用される。
ソフタル酸が特に好適に使用される。
芳香族ポリエステル及びポリエステルーボネートは、
例えば均一な溶液中での方法により、熔融物中のエステ
ル交換法により、及び二相界面法によるような、ポリエ
ステル又はポリエステルカーボネートの製造のための文
献から既知な種類の方法により製造することができる。
熔融物中のエステル交換法及び特に二相界面法が好適に
使用される。
例えば均一な溶液中での方法により、熔融物中のエステ
ル交換法により、及び二相界面法によるような、ポリエ
ステル又はポリエステルカーボネートの製造のための文
献から既知な種類の方法により製造することができる。
熔融物中のエステル交換法及び特に二相界面法が好適に
使用される。
熔融物のエステル交換法(酢酸エステル法及びフェニ
ルエステル法)は例えば米国特許第3,494,885号、4,38
6,186号、4,661,580号、4,680,371号及び4,680,372号及
びヨーロッパ特許公開公報EP-A第26,120号、26,121号、
26,684号、28,030号、39,845号、91,602号、97,970号、
79,075号、146,887号、156,103号、234,913号、234,919
号及び240,301号及びドイツ特許公開公報DE-OS第1,495,
626号及び2,232,977号に記載されている。二相界面法は
例えばヨーロッパ特許公開公報EP-A第68,014号、88,322
号、134,898号、151,750号、182,189号、219,708号、27
2,426号に、ドイツ特許公開公報DE-OS第2,949,024号、
3,007,934号、3,440,020号に、及びポリマー・レビュー
(Polymer Review)、10“界面及び溶液法による縮合重
合体(Condensation Polymers by Interfacial and Sol
ution)”、ポール(Paul).W.モーガン(Morgan)、イ
ンターサイエンス・パブリッシャーズ(Interscience P
ublishers)、ニューヨーク1965、第VIII章、325頁、ポ
リエステルに記載されている。
ルエステル法)は例えば米国特許第3,494,885号、4,38
6,186号、4,661,580号、4,680,371号及び4,680,372号及
びヨーロッパ特許公開公報EP-A第26,120号、26,121号、
26,684号、28,030号、39,845号、91,602号、97,970号、
79,075号、146,887号、156,103号、234,913号、234,919
号及び240,301号及びドイツ特許公開公報DE-OS第1,495,
626号及び2,232,977号に記載されている。二相界面法は
例えばヨーロッパ特許公開公報EP-A第68,014号、88,322
号、134,898号、151,750号、182,189号、219,708号、27
2,426号に、ドイツ特許公開公報DE-OS第2,949,024号、
3,007,934号、3,440,020号に、及びポリマー・レビュー
(Polymer Review)、10“界面及び溶液法による縮合重
合体(Condensation Polymers by Interfacial and Sol
ution)”、ポール(Paul).W.モーガン(Morgan)、イ
ンターサイエンス・パブリッシャーズ(Interscience P
ublishers)、ニューヨーク1965、第VIII章、325頁、ポ
リエステルに記載されている。
酢酸エステル法においては、一般にビスフェノールジ
アセテートが、及びフェニルエステル法においては一般
にビスフェノール、芳香族ジカルボン酸又は芳香族ジカ
ルボン酸のジフェニルエステル及び随時ジフェニルカー
ボネートが、フェノールの脱離を伴い、及び随時CO2の
脱離を伴って、ポリエステル又はポリエステルカーボネ
ートの生成に使用される。二相界面法においては、ポリ
エステル及びポリエステルカーボネートの製造に使用さ
れる出発物質は一般にアルカリ金属フェノレート、芳香
族ジカルボン酸ジクロリド及び随時ホスゲンである。こ
の縮合法においては、ポリエステル及びポリエステルカ
ーボネートはアルカリ金属塩化物の生成と共に生じる。
一般に生成する塩は水相中に溶解するが、生成するポリ
エステル又は生成するポリエステルカーボネートは有機
相中に溶解して存在し、それから単離される。
アセテートが、及びフェニルエステル法においては一般
にビスフェノール、芳香族ジカルボン酸又は芳香族ジカ
ルボン酸のジフェニルエステル及び随時ジフェニルカー
ボネートが、フェノールの脱離を伴い、及び随時CO2の
脱離を伴って、ポリエステル又はポリエステルカーボネ
ートの生成に使用される。二相界面法においては、ポリ
エステル及びポリエステルカーボネートの製造に使用さ
れる出発物質は一般にアルカリ金属フェノレート、芳香
族ジカルボン酸ジクロリド及び随時ホスゲンである。こ
の縮合法においては、ポリエステル及びポリエステルカ
ーボネートはアルカリ金属塩化物の生成と共に生じる。
一般に生成する塩は水相中に溶解するが、生成するポリ
エステル又は生成するポリエステルカーボネートは有機
相中に溶解して存在し、それから単離される。
好適な他の熱可塑性プラスチックは又熱可塑性、直鎖
状又は分枝状ポリアリーレンスルフィドを含んでいる。
それらは下記の一般式 上式中 R1ないしR4は個々別々は同一であってもよく、C1−C6
アルキル、フェニル又は水素を表す、 に対応する構造単位を有している。ポリアリーレンスル
フィドは又ジフェニル単位を含んでいてもよい。
状又は分枝状ポリアリーレンスルフィドを含んでいる。
それらは下記の一般式 上式中 R1ないしR4は個々別々は同一であってもよく、C1−C6
アルキル、フェニル又は水素を表す、 に対応する構造単位を有している。ポリアリーレンスル
フィドは又ジフェニル単位を含んでいてもよい。
ポリアリーレンスルフィド及びそれらの製造方法は既
知である(例えば米国特許第3,354,129号、ヨーロッパ
特許公開公報EP-A第0,171,021号参照)。
知である(例えば米国特許第3,354,129号、ヨーロッパ
特許公開公報EP-A第0,171,021号参照)。
好適な他の熱可塑性プラスチックb)は熱可塑性ポリ
アリーレンスルホンである。
アリーレンスルホンである。
適当なポリアリーレンスルホンは平均重量平均分子量
w(CHCl3中にて光散乱法に離測定した)が1,000ない
し200,000及び好適には20,000ないし60,000の範囲にあ
る。一例として既知の方法により4,4′−ジクロロフェ
ニルスルホン及びビスフェノール、特に2,2−ビス−
(4−ヒドロキシフェニル)−プロパンから得られる2,
000ないし200,000の平均重量平均分子量wを有するポ
リアリーレンスルホンがある。
w(CHCl3中にて光散乱法に離測定した)が1,000ない
し200,000及び好適には20,000ないし60,000の範囲にあ
る。一例として既知の方法により4,4′−ジクロロフェ
ニルスルホン及びビスフェノール、特に2,2−ビス−
(4−ヒドロキシフェニル)−プロパンから得られる2,
000ないし200,000の平均重量平均分子量wを有するポ
リアリーレンスルホンがある。
これらのポリアリーレンスルホンは既知である(例え
ば米国特許第3,264,536号、ドイツ特許公告公報DE-AS第
1,794,171号、英国特許第1,264,900号、米国特許第3,64
1,207号、ヨーロッパ特許公開公報EP-A−第038,028号、
ドイツ特許公開公報DE-OS第3,601,419号及び第3,601,42
0号参照)。適当なポリアリーレンスルホンは又既知の
方法で分枝していてもよい(例えばドイツ特許公開公報
DE-OS第2,305,413号参照)。
ば米国特許第3,264,536号、ドイツ特許公告公報DE-AS第
1,794,171号、英国特許第1,264,900号、米国特許第3,64
1,207号、ヨーロッパ特許公開公報EP-A−第038,028号、
ドイツ特許公開公報DE-OS第3,601,419号及び第3,601,42
0号参照)。適当なポリアリーレンスルホンは又既知の
方法で分枝していてもよい(例えばドイツ特許公開公報
DE-OS第2,305,413号参照)。
好適な他の熱可塑性プラスチックb)は又ポリフェニ
レンオキシド、好適なポリ−(2,6−ジアルキル−1,4−
フェニレンオキシド)である。本発明の目的に適当なポ
リフェニレンオキシドは2,000ないし100,000、好適には
20,000ないし60,000の重量平均分子量w(クロロホル
ム中で光散乱法に離測定)を有している。これらのポリ
フェニレンオキシドは既知である。
レンオキシド、好適なポリ−(2,6−ジアルキル−1,4−
フェニレンオキシド)である。本発明の目的に適当なポ
リフェニレンオキシドは2,000ないし100,000、好適には
20,000ないし60,000の重量平均分子量w(クロロホル
ム中で光散乱法に離測定)を有している。これらのポリ
フェニレンオキシドは既知である。
好適なポリ−(2,6−ジアルキル−1,4−フェニレンオ
キシド)は銅塩及び第三アミンの複合触媒の存在におい
て酸素を用いて2,6−ジアルキルフェノールを酸化縮合
することにより既知の方法で得ることができる(例えば
ドイツ特許公開公報DE-OS第2,126,434号及び米国特許第
3,306,875号を参照)。
キシド)は銅塩及び第三アミンの複合触媒の存在におい
て酸素を用いて2,6−ジアルキルフェノールを酸化縮合
することにより既知の方法で得ることができる(例えば
ドイツ特許公開公報DE-OS第2,126,434号及び米国特許第
3,306,875号を参照)。
適当なポリ−(2,6−ジアルキル−1,4−フェニレンオ
キシド)は特に、例えばポリ−(2,6−ジメチル−1,4−
フェニレンオキシド)のような、ポリ−[2,6−ジ−(C
1−C4−アルキル)−1,4−フェニレンオキシド]であ
る。
キシド)は特に、例えばポリ−(2,6−ジメチル−1,4−
フェニレンオキシド)のような、ポリ−[2,6−ジ−(C
1−C4−アルキル)−1,4−フェニレンオキシド]であ
る。
好適な他の熱可塑性プラスチックb)は芳香族ポリエ
ーテルケトンをも含む(例えば英国特許第1,078,234
号、米国特許第4,010,147号及びヨーロッパ特許公告公
報EP-OS第0,135,938号参照)。
ーテルケトンをも含む(例えば英国特許第1,078,234
号、米国特許第4,010,147号及びヨーロッパ特許公告公
報EP-OS第0,135,938号参照)。
それらは下記繰り返し構造要素 −O−E−O−E′− 上式中 −E′−は二つの結合手を有するビスアリールケトン
の残基であり、−O−E−O−は二つの結合手を有する
ジフェノレート残基である、 それらは例えば英国特許第1,078,234号に従い、式ア
ルカリ−O−E−O−アルカリを有するジアルカリジフ
ェノレート及び式ハロゲン−E′−ハロゲンを有するビ
ス−(ハロアリール)−ケトンから得ることができる。
一つの適当なジアルカリジフェノレートは例えば2,2−
ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパンからのも
のであり、一方適当なビス−(ハロアリール)−ケトン
は4,4−ジクロロベンゾフェノンである。
の残基であり、−O−E−O−は二つの結合手を有する
ジフェノレート残基である、 それらは例えば英国特許第1,078,234号に従い、式ア
ルカリ−O−E−O−アルカリを有するジアルカリジフ
ェノレート及び式ハロゲン−E′−ハロゲンを有するビ
ス−(ハロアリール)−ケトンから得ることができる。
一つの適当なジアルカリジフェノレートは例えば2,2−
ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパンからのも
のであり、一方適当なビス−(ハロアリール)−ケトン
は4,4−ジクロロベンゾフェノンである。
好適な他の熱可塑性プラスチックb)は熱可塑性ビニ
ル重合体をも含んでいる。
ル重合体をも含んでいる。
本発明の意義におけるビニル重合体のビニル化合物の
均質重合体、ビニル化合物の共重合体及びゴム上のビニ
ル重合体のグラフト重合体である。
均質重合体、ビニル化合物の共重合体及びゴム上のビニ
ル重合体のグラフト重合体である。
本発明の目的に適当な均質重合体及び共重合体はスチ
レン、α−メチルスチレン、アクリロニトリル、メタク
リロニトリル、(メタ)アクリル酸のC1−C12(シク
ロ)アルキルエステル、C1−C4−カルボン酸ビニルエス
テルの重合体であり、共重合体も又既知の方法によりこ
れらのビニル化合物の混合物から得ることができる。
レン、α−メチルスチレン、アクリロニトリル、メタク
リロニトリル、(メタ)アクリル酸のC1−C12(シク
ロ)アルキルエステル、C1−C4−カルボン酸ビニルエス
テルの重合体であり、共重合体も又既知の方法によりこ
れらのビニル化合物の混合物から得ることができる。
均質重合体又は共重合体は0.3ないし1.5dl/g(既知の
方法で23℃でトルエン中での測定値)の極限粘度を持た
ねばならない。
方法で23℃でトルエン中での測定値)の極限粘度を持た
ねばならない。
適当なビニル重合体は例えば熱可塑性ポリ−C1−C4−
アルキルメタクリレート、例えばメチル、エチル、プロ
ピル又はブチルメタクリレート、好適にはメチル又はエ
チルメタクリレートである。これらのメタクリレートの
均質重合体及び共重合体の両者が含まれる。更に、他の
エチレン系不飽和、共重合可能な単量体、例えば(メ
タ)アクリロニトリル、(α−メチル)スチレン、ブロ
モスチレン、酢酸ビニル、C1−C8−アルキルアクリレー
ト、(メタ)アクリル酸エチレン、プロピレン及びN−
ビニルピロリドンも少量に共重合することができる。
アルキルメタクリレート、例えばメチル、エチル、プロ
ピル又はブチルメタクリレート、好適にはメチル又はエ
チルメタクリレートである。これらのメタクリレートの
均質重合体及び共重合体の両者が含まれる。更に、他の
エチレン系不飽和、共重合可能な単量体、例えば(メ
タ)アクリロニトリル、(α−メチル)スチレン、ブロ
モスチレン、酢酸ビニル、C1−C8−アルキルアクリレー
ト、(メタ)アクリル酸エチレン、プロピレン及びN−
ビニルピロリドンも少量に共重合することができる。
本発明の目的に適当な熱可塑性ポリ−C1−C4−アルキ
ルメタクリレートは文献上既知であるか又は文献から既
知な方法により得ることができる。
ルメタクリレートは文献上既知であるか又は文献から既
知な方法により得ることができる。
適当なビニル重合体は、随時最高40重量%のアクリル
酸又はメタクリル酸のエステル、特にメチルメタクリレ
ート又はn−ブチルアクリレートを含む、スチレン又は
α−メチルスチレン及びアクリロニトリルの共重合体を
含んでいる。スチレン誘導体は常時単量体として存在し
なければならない。スチレン誘導体は100ないし10重量
%、好適には90ないし20重量%、及び一層好適には80な
いし30重量%の比率で存在し、塊状、溶液、懸濁液又は
乳化状の遊離基重合のような標準的な方法により得るこ
とができるが、水中の遊離基乳化重合によることが好ま
しい。
酸又はメタクリル酸のエステル、特にメチルメタクリレ
ート又はn−ブチルアクリレートを含む、スチレン又は
α−メチルスチレン及びアクリロニトリルの共重合体を
含んでいる。スチレン誘導体は常時単量体として存在し
なければならない。スチレン誘導体は100ないし10重量
%、好適には90ないし20重量%、及び一層好適には80な
いし30重量%の比率で存在し、塊状、溶液、懸濁液又は
乳化状の遊離基重合のような標準的な方法により得るこ
とができるが、水中の遊離基乳化重合によることが好ま
しい。
適当なグラフト重合体は、ガラス転移温度0℃以下、
好適には−20℃以下のゴムの存在において、上に言及し
たビニル単量体又はビニル単量体の混合物の重合により
形成される。グラフト重合体は一般に1ないし85重量%
及び好適にあ10ないし80重量%のゴムを含む。グラフト
重合体は溶液、塊状又は乳化液中で、好適には乳化液中
で製造することができる。;ビニル単量体の混合物が同
時に又は順次グラフト重合することができる。
好適には−20℃以下のゴムの存在において、上に言及し
たビニル単量体又はビニル単量体の混合物の重合により
形成される。グラフト重合体は一般に1ないし85重量%
及び好適にあ10ないし80重量%のゴムを含む。グラフト
重合体は溶液、塊状又は乳化液中で、好適には乳化液中
で製造することができる。;ビニル単量体の混合物が同
時に又は順次グラフト重合することができる。
適当なゴムは好適にはジエンゴム及びアクリレートゴ
ムである。
ムである。
ジエンゴムは例えばポリブタジエン、ポリイソプレン
及びブタジエンと最高35重量%の、スチレン、アクリロ
ニトリル、メチルメタクリレート及びC1−C6アルキルア
クリレートのようなコモノマーとの共重合体である。
及びブタジエンと最高35重量%の、スチレン、アクリロ
ニトリル、メチルメタクリレート及びC1−C6アルキルア
クリレートのようなコモノマーとの共重合体である。
アクリレートゴムは例えば、随時最高15重量%のスチ
レン、メチルメタクリレート、ブタジエン、ビニルメチ
ルエーテル、アクリロニトリルのような、他の不飽和単
量体、及び少なくとも一種の例えばジビニルベンゼン、
グリコール−ビス−アクリレート、ビス−アクリルアミ
ド、燐酸トリアリルエーテル、クエン酸トリアリルエー
テル、アクリル酸及びメタクリル酸のアリルエステル、
トリアリルイソシアヌレートのような多官能性架橋剤と
混合された、C1−C6−アルキリアクリレート、特にC2−
C6−アルキルアクリレートの架橋した、粒状の乳化重合
体であり、アクリレートゴムは最高4重量%の架橋剤コ
モノマーを含んでいる。
レン、メチルメタクリレート、ブタジエン、ビニルメチ
ルエーテル、アクリロニトリルのような、他の不飽和単
量体、及び少なくとも一種の例えばジビニルベンゼン、
グリコール−ビス−アクリレート、ビス−アクリルアミ
ド、燐酸トリアリルエーテル、クエン酸トリアリルエー
テル、アクリル酸及びメタクリル酸のアリルエステル、
トリアリルイソシアヌレートのような多官能性架橋剤と
混合された、C1−C6−アルキリアクリレート、特にC2−
C6−アルキルアクリレートの架橋した、粒状の乳化重合
体であり、アクリレートゴムは最高4重量%の架橋剤コ
モノマーを含んでいる。
ジエンゴムとアクリレートゴムとの混合物及び又芯−
鞘構造を有するゴムは又グラフト重合体の製造に適当で
ある。
鞘構造を有するゴムは又グラフト重合体の製造に適当で
ある。
グラフト重合の場合、ゴムは分割された粒子状に、例
えばラテックス状として、存在しなければならない。こ
れらに粒子は一般に10nmないし2000nmの平均粒径を有し
ている。
えばラテックス状として、存在しなければならない。こ
れらに粒子は一般に10nmないし2000nmの平均粒径を有し
ている。
グラフト重合体は既知の方法、例えばペルオキシジス
ルフェート、又はレドックス開始剤のような水溶液の開
始剤を用いて、50ないし90℃の温度で、ゴムラテックス
の存在においてビニル単量体の遊離基乳化グラフト重合
により製造することができる。
ルフェート、又はレドックス開始剤のような水溶液の開
始剤を用いて、50ないし90℃の温度で、ゴムラテックス
の存在においてビニル単量体の遊離基乳化グラフト重合
により製造することができる。
80重量%以上のゲル含量及び80ないし800nmの平均粒
径(d50)を有する。粒子状の高度に架橋したゴム(ジ
エン又はアルキルアクリレートゴム)上の遊離基グラフ
ト重合により製造された乳化グラフト重合体が好適であ
る。
径(d50)を有する。粒子状の高度に架橋したゴム(ジ
エン又はアルキルアクリレートゴム)上の遊離基グラフ
ト重合により製造された乳化グラフト重合体が好適であ
る。
工業用のABS重合体が特に適当である。
ビニル均質重合体及び/又はグラフト重合体とビニル
重合体の混合物も適当である。
重合体の混合物も適当である。
好適な他の熱可塑性プラスチックb)は熱可塑性ポリ
ウレタンを含んでいる。これらはジイソシアネート、完
全に又は主として脂肪族のオリゴー及び/又はポリ−エ
ステル及び/又は−エーテルと一種又は多種の連鎖延長
剤との反応生成物である。これらの熱可塑性ポリウレタ
ンは事実上直鎖状であり、熱可塑性的な加工特性を有し
ている。
ウレタンを含んでいる。これらはジイソシアネート、完
全に又は主として脂肪族のオリゴー及び/又はポリ−エ
ステル及び/又は−エーテルと一種又は多種の連鎖延長
剤との反応生成物である。これらの熱可塑性ポリウレタ
ンは事実上直鎖状であり、熱可塑性的な加工特性を有し
ている。
熱可塑性ポリウレタンは既知であり、周知の方法で得
ることができる(例えば米国特許第3,214,411号;J.H.サ
ンダース(Saunders)及びK.C.フリッシ(Frisch)、
“ポリウレタン、化学と技術(Polyurethanes,Chemistr
y and Technology)”、II巻、299頁ないし451頁、イン
テアサイエンス・パブリッシャーズ、ニューヨーク、19
64;及びモーベイ・ケミカル(Mobay Chemical)社、“A
Processing Handbook for Texin Urethane Elastoplas
tic Materials"、ピッツバーグ(Pittburgh)、ペンシ
ルバニア、参照)。
ることができる(例えば米国特許第3,214,411号;J.H.サ
ンダース(Saunders)及びK.C.フリッシ(Frisch)、
“ポリウレタン、化学と技術(Polyurethanes,Chemistr
y and Technology)”、II巻、299頁ないし451頁、イン
テアサイエンス・パブリッシャーズ、ニューヨーク、19
64;及びモーベイ・ケミカル(Mobay Chemical)社、“A
Processing Handbook for Texin Urethane Elastoplas
tic Materials"、ピッツバーグ(Pittburgh)、ペンシ
ルバニア、参照)。
オリゴエステル及びポリエステルの製造の出発原料は
例えばアジピン酸、琥珀酸、セバチン酸スベリン酸、蓚
酸、メチルアジピン酸、グルタール酸、ピメリン酸、ア
ゼライン酸、フタル酸、テレフタル酸及びイソフタル酸
である。
例えばアジピン酸、琥珀酸、セバチン酸スベリン酸、蓚
酸、メチルアジピン酸、グルタール酸、ピメリン酸、ア
ゼライン酸、フタル酸、テレフタル酸及びイソフタル酸
である。
アジピン酸が好適である。
オリゴエステル及びポリエステルの製造に適当なグリ
コールは、例えばエチレングリコール、1,2−及び1,3−
プロピレングリコール、ブタン−1,2−、−1,3−、−1,
4−、−2,3−及び−2,4−ジオール、ヘキサンジオー
ル、ビス−ヒドロキシメチルシクロヘキサン、ジエチレ
ングリコール及び2,2−ジメチルプロピレングリコール
である。更に少量の、即ち最高1モル%の三価又は多価
アルコール、例えばトリメチロールプロパン、グリセロ
ール、ヘキサントリオール等がグリコールと共に使用で
きる。
コールは、例えばエチレングリコール、1,2−及び1,3−
プロピレングリコール、ブタン−1,2−、−1,3−、−1,
4−、−2,3−及び−2,4−ジオール、ヘキサンジオー
ル、ビス−ヒドロキシメチルシクロヘキサン、ジエチレ
ングリコール及び2,2−ジメチルプロピレングリコール
である。更に少量の、即ち最高1モル%の三価又は多価
アルコール、例えばトリメチロールプロパン、グリセロ
ール、ヘキサントリオール等がグリコールと共に使用で
きる。
得られるヒドロキシオリゴエステル又はポリエステル
は少なくとも600の分子量、約25ないし190、及び好適に
は約40ないし150のヒドロキシル価、約0.5ないし2の酸
価及び約0.01ないし0.2%の水分含量を有している。
は少なくとも600の分子量、約25ないし190、及び好適に
は約40ないし150のヒドロキシル価、約0.5ないし2の酸
価及び約0.01ないし0.2%の水分含量を有している。
オリゴエステル及びポリエステルは又、例えばオリゴ
カプロラクトン又はポリカプロラクトンのようなオリゴ
マー的又は高分子的ラクトン、及び例えばポリブテン−
1,4−ジオールカーボネート又はポリヘキサン−1,6−ジ
オールカーボネートのような脂肪族ポリカーボネートを
含んでいる。
カプロラクトン又はポリカプロラクトンのようなオリゴ
マー的又は高分子的ラクトン、及び例えばポリブテン−
1,4−ジオールカーボネート又はポリヘキサン−1,6−ジ
オールカーボネートのような脂肪族ポリカーボネートを
含んでいる。
熱可塑性ポリウレタン用の出発物質として特に適当な
オリゴエステルはアジピン酸と少なくとも一つの第一ヒ
ドロキシル基を含むグリコールから製造される。酸価が
10、及び好適には約0.5ないし2に達した時に縮合を終
了する。反応の際に形成する水は、最終水分含量が約0.
01ないし0.05%、及び好適にか0.01ないし0.02の間にな
るように、同時に又は後で分別される。
オリゴエステルはアジピン酸と少なくとも一つの第一ヒ
ドロキシル基を含むグリコールから製造される。酸価が
10、及び好適には約0.5ないし2に達した時に縮合を終
了する。反応の際に形成する水は、最終水分含量が約0.
01ないし0.05%、及び好適にか0.01ないし0.02の間にな
るように、同時に又は後で分別される。
熱可塑性ポリウレタンの製造のためのオリゴエーテル
又はポリエーテルは、例えばテトラメチレングリコー
ル、プロピレングリコール及びエチレングリコールを基
剤としたものである。
又はポリエーテルは、例えばテトラメチレングリコー
ル、プロピレングリコール及びエチレングリコールを基
剤としたものである。
ポリアセタールは又はポリエーテルと同様に見做さ
れ、そのように使用される。
れ、そのように使用される。
オリゴエーテル又はポリエーテルは600ないし2,000、
及び好適には1,000ないし2,000の平均分子量w(生成
物のOH価により測定された数平均)を有していなければ
ならない。
及び好適には1,000ないし2,000の平均分子量w(生成
物のOH価により測定された数平均)を有していなければ
ならない。
4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネートはポリウ
レタンの製造の有機ジイソシアネートとして好適に使用
される。それは5%よりも少ない2,4′−ジフェニルメ
タンジイソシアネート及び2%よりも少ないジフェニル
メタンジイソシアネートの二量体を含んでいなければな
らない。更に、HC1で表した酸度は約0.005ないし0.2%
の範囲になければならない。HC1%として表される酸度
は、熱い水性メタノール溶液中のイソシアネートから塩
化物を抽出し、又は水で加水分解により塩化物を遊離さ
せ、その中に存在する塩素イオンの濃度を求めるために
標準の硝酸銀溶液で抽出物を滴定することにより測定さ
れる。
レタンの製造の有機ジイソシアネートとして好適に使用
される。それは5%よりも少ない2,4′−ジフェニルメ
タンジイソシアネート及び2%よりも少ないジフェニル
メタンジイソシアネートの二量体を含んでいなければな
らない。更に、HC1で表した酸度は約0.005ないし0.2%
の範囲になければならない。HC1%として表される酸度
は、熱い水性メタノール溶液中のイソシアネートから塩
化物を抽出し、又は水で加水分解により塩化物を遊離さ
せ、その中に存在する塩素イオンの濃度を求めるために
標準の硝酸銀溶液で抽出物を滴定することにより測定さ
れる。
熱可塑性ポリウレタンの製造に、例えばエチレン、プ
ロピレン、ブチレン、シクロ−1,3−ペンチレン、シク
ロ−1,4−ヘキシレン、シクロ−1,2−ヘキシレン、2,4
−トリレン、2,6−トリレン、p−フェニレン、n−フ
ェニレン、キシリレン、1,4−ナフチレン、1,5−ナフチ
レン、4,4′−ジフェニレンのジイソシアネート;2,2−
ジフェニルプロパン−4,4′−ジイソシアネート、アゾ
ベンゼン−4,4′−ジイソシアネート、ジフェニルスル
ホン−4,4′−ジイソシアネート、ジクロロヘキサメチ
レンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、1−クロロ−2,
4−ジイソシアネート、フルフリルジイソシアネート、
ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、イソフォロ
ンジイソシアネート、ジフェニルエタンジイソシアネー
ト及びエチレングリコール、ブタンジオール等のビス−
(イソシアネートフェニル)−エーテルを含む他のジイ
ソシアネートを使用することも可能である。
ロピレン、ブチレン、シクロ−1,3−ペンチレン、シク
ロ−1,4−ヘキシレン、シクロ−1,2−ヘキシレン、2,4
−トリレン、2,6−トリレン、p−フェニレン、n−フ
ェニレン、キシリレン、1,4−ナフチレン、1,5−ナフチ
レン、4,4′−ジフェニレンのジイソシアネート;2,2−
ジフェニルプロパン−4,4′−ジイソシアネート、アゾ
ベンゼン−4,4′−ジイソシアネート、ジフェニルスル
ホン−4,4′−ジイソシアネート、ジクロロヘキサメチ
レンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、1−クロロ−2,
4−ジイソシアネート、フルフリルジイソシアネート、
ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、イソフォロ
ンジイソシアネート、ジフェニルエタンジイソシアネー
ト及びエチレングリコール、ブタンジオール等のビス−
(イソシアネートフェニル)−エーテルを含む他のジイ
ソシアネートを使用することも可能である。
適当な連鎖延長剤はイソシアネートと反応する活性水
素を含む有機二官能性化合物、例えばジオール、ヒドロ
キシカルボン酸、ジカルボン酸、ジアミン及びアルカノ
ールアミン及び水である。かような連鎖延長剤の例は、
例えばエチレン、プロピレン及びブチレングリコール、
ブタン−1,4−ジオール、ブタンジオール、キシリレン
グリコール、アミレングリコール、1,4−フェニレン−
ビス−β−ヒドロキシエチルエーテル、1,3−フェニレ
ン−ビス−β−ヒドロキシエチルエーテル、ビス−(ヒ
ドロキシメチルシクロヘキサン),ヘキサンジオール、
アジピン酸、ω−ヒドロキシカプロン酸、チオジグリコ
ール、エチレンジアミン、プロピレン、ブチレン、ヘキ
サメチレン、シクロヘキシレン、フェニレン、トリレン
及びキサイリレンジアミン、ジアミノジシクロヘキシル
メタン、イソフォロンジアミン、3,3′−ジクロロベン
ジジン、3,3′−ジニトロベンジジン、エタノールアミ
ン、アミノプロピルアルコール及びp−アミノベンジル
アルコールである。オリゴエステル又はポリエステル対
二官能性連鎖延長剤のモル比は1:1ないし1:50の範囲及
び好適には1:2ないし1:30の範囲である。
素を含む有機二官能性化合物、例えばジオール、ヒドロ
キシカルボン酸、ジカルボン酸、ジアミン及びアルカノ
ールアミン及び水である。かような連鎖延長剤の例は、
例えばエチレン、プロピレン及びブチレングリコール、
ブタン−1,4−ジオール、ブタンジオール、キシリレン
グリコール、アミレングリコール、1,4−フェニレン−
ビス−β−ヒドロキシエチルエーテル、1,3−フェニレ
ン−ビス−β−ヒドロキシエチルエーテル、ビス−(ヒ
ドロキシメチルシクロヘキサン),ヘキサンジオール、
アジピン酸、ω−ヒドロキシカプロン酸、チオジグリコ
ール、エチレンジアミン、プロピレン、ブチレン、ヘキ
サメチレン、シクロヘキシレン、フェニレン、トリレン
及びキサイリレンジアミン、ジアミノジシクロヘキシル
メタン、イソフォロンジアミン、3,3′−ジクロロベン
ジジン、3,3′−ジニトロベンジジン、エタノールアミ
ン、アミノプロピルアルコール及びp−アミノベンジル
アルコールである。オリゴエステル又はポリエステル対
二官能性連鎖延長剤のモル比は1:1ないし1:50の範囲及
び好適には1:2ないし1:30の範囲である。
二官能性連鎖延長剤に加えて、三官能性又は三官能性
以上の連鎖延長剤を、使用される二官能性連鎖延長剤の
モル数に対して最高約5モル%の少ない量で使用するこ
とも可能である。
以上の連鎖延長剤を、使用される二官能性連鎖延長剤の
モル数に対して最高約5モル%の少ない量で使用するこ
とも可能である。
三官能性又は三官能性以上の連鎖延長剤の例はグリセ
ロール、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオー
ル、ペンタエリトリトール及びトリエタノールアミンで
ある。
ロール、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオー
ル、ペンタエリトリトール及びトリエタノールアミンで
ある。
単官能性成分、例えばブタノールも熱可塑性ポリウレ
タンの製造に使用することができる。
タンの製造に使用することができる。
熱可塑性ポリウレタンの構造単位として挙げられたジ
イソシアネート、オリゴエステル、ポリエーテル、連鎖
延長剤及び単官能性成分いずれも文献上既知であるか又
は文献上既知の方法によって得ることができる。
イソシアネート、オリゴエステル、ポリエーテル、連鎖
延長剤及び単官能性成分いずれも文献上既知であるか又
は文献上既知の方法によって得ることができる。
ポリウレタンの既知の製造法は、例えば下記のように
行われる: 例えばオリゴエステル又はポリエステル、有機ジイソ
シアネート及び連鎖延長剤は好適には約50ないし220℃
の温度に個々に加熱され、次いで混合される。オリゴエ
ステル又はポリエステルを好適に最初個々に加熱し、次
いで連鎖延長剤と混合し、得られる混合物を予熱された
イソシアネートと混合する。
行われる: 例えばオリゴエステル又はポリエステル、有機ジイソ
シアネート及び連鎖延長剤は好適には約50ないし220℃
の温度に個々に加熱され、次いで混合される。オリゴエ
ステル又はポリエステルを好適に最初個々に加熱し、次
いで連鎖延長剤と混合し、得られる混合物を予熱された
イソシアネートと混合する。
ポリウレタンの製造の出発成分は短時間に強力な混合
を与える任意の機械的撹拌機により混合することができ
る。混合物の粘度の上昇が機械的撹拌の際にあまり早過
ぎるようであれば、反応速度を低下させるために温度を
下げるか、又は少量(エステルに対し0.001ないし0.05
重量%)のクエン酸等を添加してもよい。反応速度を上
げるためには、例えば米国特許第2,729,618号に言及さ
れた第三アミンのような適当な触媒を使用することもで
きる。
を与える任意の機械的撹拌機により混合することができ
る。混合物の粘度の上昇が機械的撹拌の際にあまり早過
ぎるようであれば、反応速度を低下させるために温度を
下げるか、又は少量(エステルに対し0.001ないし0.05
重量%)のクエン酸等を添加してもよい。反応速度を上
げるためには、例えば米国特許第2,729,618号に言及さ
れた第三アミンのような適当な触媒を使用することもで
きる。
エラストマーb3)の例は、エチレン/プロピレンゴ
ム、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、ポリシロキサ
ン、アタクチックポリプロピレン、ジエン、オレフィン
及びアクリレートゴム並びに天然ゴムのような各種のゴ
ム、スチレン/ブタジエンブロック共重合体、エチレン
と酢酸ビニル又は(メタ)アクリル酸エステルとの共重
合体、弾性ポリウレタン、弾性ポリカーボネートポリエ
ーテルブロック共重合体及びポリエステルポリエーテル
ブロック共重合体である。
ム、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、ポリシロキサ
ン、アタクチックポリプロピレン、ジエン、オレフィン
及びアクリレートゴム並びに天然ゴムのような各種のゴ
ム、スチレン/ブタジエンブロック共重合体、エチレン
と酢酸ビニル又は(メタ)アクリル酸エステルとの共重
合体、弾性ポリウレタン、弾性ポリカーボネートポリエ
ーテルブロック共重合体及びポリエステルポリエーテル
ブロック共重合体である。
本質的に少なくとも二種の下記の単量体:クロロプレ
ン、ブタジエン、イソプレン、イソブテン、スチレン、
アクリロニトリル、エチレン、プロピレン酢酸ビニル及
びアルコール成分中に1ないし18炭素原子を有する(メ
タ)アクリル酸エステルから得られる、弾性的性質を有
する共重合体、即ち例えば“有機化学の方法(Methoden
der Orgabnischen Chemie)”、フーベン−ヴァイル
(Houben-Weyl)、14/1巻、ゲオルグ・ティーメ(Georg
Thieme)社、ストゥットガルト(Stuttgart)、1961、
393ないし403頁に、及びC.B.バックナル(Bucknall)、
“強化プラスチック(Toughened Plastics)”、サイエ
ンス・パブリッシャーズ、ロンドン、1977に記載された
種類の重合体−特にグラフト共重合体(グラフトゴム)
−を使用することが好ましい。
ン、ブタジエン、イソプレン、イソブテン、スチレン、
アクリロニトリル、エチレン、プロピレン酢酸ビニル及
びアルコール成分中に1ないし18炭素原子を有する(メ
タ)アクリル酸エステルから得られる、弾性的性質を有
する共重合体、即ち例えば“有機化学の方法(Methoden
der Orgabnischen Chemie)”、フーベン−ヴァイル
(Houben-Weyl)、14/1巻、ゲオルグ・ティーメ(Georg
Thieme)社、ストゥットガルト(Stuttgart)、1961、
393ないし403頁に、及びC.B.バックナル(Bucknall)、
“強化プラスチック(Toughened Plastics)”、サイエ
ンス・パブリッシャーズ、ロンドン、1977に記載された
種類の重合体−特にグラフト共重合体(グラフトゴム)
−を使用することが好ましい。
一例を挙げれば15ないし45重量%の酢酸ビニル単位を
有し、DIN 53735により190℃で測定して非流動性ないし
1000、好適には0.1ないし20のメルト・インデックス及
び2.16kpの耐荷力を有するエチレン/酢酸ビニル共重合
体がある。
有し、DIN 53735により190℃で測定して非流動性ないし
1000、好適には0.1ないし20のメルト・インデックス及
び2.16kpの耐荷力を有するエチレン/酢酸ビニル共重合
体がある。
下記のものも挙げることができる:エチレン対プロピ
レン残基の重量比が40:60ないし90:10、好適には40:60
ないし65:35の範囲にある所謂EPM又はEPDMゴム。
レン残基の重量比が40:60ないし90:10、好適には40:60
ないし65:35の範囲にある所謂EPM又はEPDMゴム。
非架橋EPM又はEPDMゴムのムーニー粘度(ML1+4/100
℃)は25ないし100、及び好適には35ないし90の間にあ
る。非架橋EPM又はEPDMゴムのゲル含量は1重量%以下
である。
℃)は25ないし100、及び好適には35ないし90の間にあ
る。非架橋EPM又はEPDMゴムのゲル含量は1重量%以下
である。
使用されるエチレン/プロピレン共重合体(EPM)は
事実上二重結合を含まないが、エチレン/プロピレン/
ジエン三元共重合体は1000C原子当たり1ないし20の二
重結合を含んでいる。例えば下記のものは適当なジエン
単量体と言うことができる:例えばイソプレン及びブタ
ジエンのような共役ジエン、及び例えば1,4−ペンタジ
エン、1,4−ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン、2,5−
ジメチル−1,5−ヘキサジエン及び1,4−オクタジエンの
ような5ないし25C原子を有する非共役ジエン;例えば
シクロペンタジエン、シクロヘキサジエン、シクロオク
タジエン及びジシクロペンタジエンのような環式ジエ
ン;例えば5−エチリデン−2−ノルボンネン、5−ブ
チリデン−2−ノルボルネン、2−メタリル−5−ノル
ボルネン、2−イソプロペニル−5−ノルボルネンのよ
うなアルケニルノルボルネン、及び例えば3−メチル−
トリシクロ−(5,2,1,0,2,6)−3,8−デカジエンのよう
なトリシクロジエン。非共役ジエン、1,5−ヘキサジエ
ン、エチリデンノルボルネン及びジシクロペンタジエン
が好適であるといえる。EPDM中のジエン含量は0.5ない
し10重量%が好ましい。
事実上二重結合を含まないが、エチレン/プロピレン/
ジエン三元共重合体は1000C原子当たり1ないし20の二
重結合を含んでいる。例えば下記のものは適当なジエン
単量体と言うことができる:例えばイソプレン及びブタ
ジエンのような共役ジエン、及び例えば1,4−ペンタジ
エン、1,4−ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン、2,5−
ジメチル−1,5−ヘキサジエン及び1,4−オクタジエンの
ような5ないし25C原子を有する非共役ジエン;例えば
シクロペンタジエン、シクロヘキサジエン、シクロオク
タジエン及びジシクロペンタジエンのような環式ジエ
ン;例えば5−エチリデン−2−ノルボンネン、5−ブ
チリデン−2−ノルボルネン、2−メタリル−5−ノル
ボルネン、2−イソプロペニル−5−ノルボルネンのよ
うなアルケニルノルボルネン、及び例えば3−メチル−
トリシクロ−(5,2,1,0,2,6)−3,8−デカジエンのよう
なトリシクロジエン。非共役ジエン、1,5−ヘキサジエ
ン、エチリデンノルボルネン及びジシクロペンタジエン
が好適であるといえる。EPDM中のジエン含量は0.5ない
し10重量%が好ましい。
かようなEPM又はEPDMゴムはドイツ特許公開公報DE-OS
第2,808,709号に記載されている。
第2,808,709号に記載されている。
下記のものは又エラストマーC)として好適である:
ビニル芳香族単量体(X)及び共役ジエン(Y)のY−
Y−型の部分的に水素化されたブロック共重合体。これ
らのブロック共重合体は既知の方法によって製造できる
(例えばシェル[Shell]社製のクラトン[Kraton]G
)。
ビニル芳香族単量体(X)及び共役ジエン(Y)のY−
Y−型の部分的に水素化されたブロック共重合体。これ
らのブロック共重合体は既知の方法によって製造できる
(例えばシェル[Shell]社製のクラトン[Kraton]G
)。
一般にスチレン/ジエンブロック共重合体の製造に利
用され、“高分子科学及び技術辞典(Encyclopedia of
Polymer Science and Tschnology)”、15巻、インター
サイエンス、ニューヨーク(1971)508頁以下に記載さ
れている技術は、例えばスチレン、α−メチルスチレン
及び/又はビニルトルエン及びブタジエン及び/又はイ
ソプレンのような共役ジエンの適当なX−Yブロック共
重合体製造に利用することができる。選択的な水素化
は、エチレン系二重結合が事実上完全に水素化される
が、芳香族系二重結合は本質的に影響されないような、
それ自体既知の方法により行うことができる。
用され、“高分子科学及び技術辞典(Encyclopedia of
Polymer Science and Tschnology)”、15巻、インター
サイエンス、ニューヨーク(1971)508頁以下に記載さ
れている技術は、例えばスチレン、α−メチルスチレン
及び/又はビニルトルエン及びブタジエン及び/又はイ
ソプレンのような共役ジエンの適当なX−Yブロック共
重合体製造に利用することができる。選択的な水素化
は、エチレン系二重結合が事実上完全に水素化される
が、芳香族系二重結合は本質的に影響されないような、
それ自体既知の方法により行うことができる。
かような選択的に水素化されたブロック共重合体は例
えばドイツ特許公開公報DE-OS第3,000,282号に記載され
ている。
えばドイツ特許公開公報DE-OS第3,000,282号に記載され
ている。
下記のものも好適である:スチレン及び/又はアクリ
ロニトリル及び/又はアルキル(メタ)アクリレートで
グラフトされたポリブタジエン、ブタジエン/スチレン
共重合体及びポリ(メタ)アクリレート、例えばスチレ
ン又はアルキルスチレン及び共役ジエン(耐衝撃性ポリ
スチレン)、即ちドイツ特許公開公報DE-OS第1,694,173
号(=米国特許第3,564,077号)に記載されている種類
の共重合体、アクリレート又はメタクリレート、酢酸ビ
ニル、アクリロニトリル、スチレン及び/又はアルキル
スでグラフトされたポリブタジエン、ブタジエン/スチ
レン又はブタジエン/アクリロニトリル共重合体又はポ
リイソブテン又はポリイソプレン、即ちドイツ特許公開
公報DE-OS第2,348,377号(=米国特許第3,919,353号)
又はDE-OS第3,105,364号及びDE-OS第3,019,233号に記載
された種類のもの。
ロニトリル及び/又はアルキル(メタ)アクリレートで
グラフトされたポリブタジエン、ブタジエン/スチレン
共重合体及びポリ(メタ)アクリレート、例えばスチレ
ン又はアルキルスチレン及び共役ジエン(耐衝撃性ポリ
スチレン)、即ちドイツ特許公開公報DE-OS第1,694,173
号(=米国特許第3,564,077号)に記載されている種類
の共重合体、アクリレート又はメタクリレート、酢酸ビ
ニル、アクリロニトリル、スチレン及び/又はアルキル
スでグラフトされたポリブタジエン、ブタジエン/スチ
レン又はブタジエン/アクリロニトリル共重合体又はポ
リイソブテン又はポリイソプレン、即ちドイツ特許公開
公報DE-OS第2,348,377号(=米国特許第3,919,353号)
又はDE-OS第3,105,364号及びDE-OS第3,019,233号に記載
された種類のもの。
特に好適なエラストマーは例えばドイツ特許公開公報
DE-OS第2,035,390号(=米国特許第3,644,574号)又はD
E-OS第2,248,242号(=英国特許第1,409,275号)に記載
された種類のABS重合体(混合物型及びグラフト型の双
方)である。
DE-OS第2,035,390号(=米国特許第3,644,574号)又はD
E-OS第2,248,242号(=英国特許第1,409,275号)に記載
された種類のABS重合体(混合物型及びグラフト型の双
方)である。
更にエラストマーは I.グラフト生成物に対して10ないし40、好適には10な
いし35、特に15ないし25重量%の少なくとも1種の(メ
タ)アクリレート及び/又は混合物に対して10ないし3
5、好適には20ないし35重量%のアクリロニトリル及び
混合物に対して65ないし90、好適には65ないし80重量%
のスチレンを、 II.グラフト基質である、IIを基準として少なくとも7
0重量%のブタジエン残基を含む、グラフト生成物を基
準として60ないし90、好適には65ないし90、特に75ない
し85重量%のブタジエン重合体上に グラフト反応を行うことにより得られ、グラフト基質
IIのゲル含量は≧70%(トルエン中で測定して)であ
り、グラフトの度合Gは0.15ないし0.55であり、及びグ
ラフト重合体C)の平均粒径d50は0.2ないし0.6、好適
には0.3ないし0.5μmであるエラストマーが最も好適に
使用される(例えば、ドイツ特許公開公報DE-OS第3,32
4,398号及びヨーロッパ特許公開公報EP-A−第56,243号
参照)。
いし35、特に15ないし25重量%の少なくとも1種の(メ
タ)アクリレート及び/又は混合物に対して10ないし3
5、好適には20ないし35重量%のアクリロニトリル及び
混合物に対して65ないし90、好適には65ないし80重量%
のスチレンを、 II.グラフト基質である、IIを基準として少なくとも7
0重量%のブタジエン残基を含む、グラフト生成物を基
準として60ないし90、好適には65ないし90、特に75ない
し85重量%のブタジエン重合体上に グラフト反応を行うことにより得られ、グラフト基質
IIのゲル含量は≧70%(トルエン中で測定して)であ
り、グラフトの度合Gは0.15ないし0.55であり、及びグ
ラフト重合体C)の平均粒径d50は0.2ないし0.6、好適
には0.3ないし0.5μmであるエラストマーが最も好適に
使用される(例えば、ドイツ特許公開公報DE-OS第3,32
4,398号及びヨーロッパ特許公開公報EP-A−第56,243号
参照)。
特に好適なエラストマーは a)グラフト基質として−20℃以下のガラス転移温度を
有する、グラフト生成物を基準として25ないし98重量%
のアクリレートゴム、及び b)グラフト単量体として、その均質重合体又は共重合
体が(a)の不存下に製造されれば25℃よりも高いガラ
ス転移温度を有する筈である、グラフト生成物を基準と
して2ないし75重量%の、少なくとも一種の重合体可能
なエチレン系不飽和単量体(例えばヨーロッパ特許公開
公報EP-A−第50,265号参照) のグラフト重合体を含んでいる。
有する、グラフト生成物を基準として25ないし98重量%
のアクリレートゴム、及び b)グラフト単量体として、その均質重合体又は共重合
体が(a)の不存下に製造されれば25℃よりも高いガラ
ス転移温度を有する筈である、グラフト生成物を基準と
して2ないし75重量%の、少なくとも一種の重合体可能
なエチレン系不飽和単量体(例えばヨーロッパ特許公開
公報EP-A−第50,265号参照) のグラフト重合体を含んでいる。
上記のエラストマー以外に、弾性ポリウレタン(例え
ばテキシン[Texin] )、弾性ポリエステル/ポリエ
ーテルブロック共重合体(例えばハイトレル[Hytrel]
)及び弾性ポリカーボネート/ポリエーテルブロック
共重合体を使用することも可能である。これらのエラス
トマーは既知であり、例えばH.G.エリアス(Elias)、
マクロモレキューレ(Makulomolekule)、ヒュッティッ
ヒ・ウント・ヴェップ(Huthig u.Wepf)社、バーゼ
ル、4版、1981、787頁及びA.ノシェイ(Noshay)及び
J.E.マクグラス(McGrath)、ブロック共重合体(Block
Copolymers)、アカデミック・プレス・ニューヨー
ク、1977、341頁に記載されている。
ばテキシン[Texin] )、弾性ポリエステル/ポリエ
ーテルブロック共重合体(例えばハイトレル[Hytrel]
)及び弾性ポリカーボネート/ポリエーテルブロック
共重合体を使用することも可能である。これらのエラス
トマーは既知であり、例えばH.G.エリアス(Elias)、
マクロモレキューレ(Makulomolekule)、ヒュッティッ
ヒ・ウント・ヴェップ(Huthig u.Wepf)社、バーゼ
ル、4版、1981、787頁及びA.ノシェイ(Noshay)及び
J.E.マクグラス(McGrath)、ブロック共重合体(Block
Copolymers)、アカデミック・プレス・ニューヨー
ク、1977、341頁に記載されている。
例えばドイツ特許公開公報DE-OS第3,629,763号に記載
されてある種類のシリコングラフトゴムも使用されるエ
ラストマーとして適当である。
されてある種類のシリコングラフトゴムも使用されるエ
ラストマーとして適当である。
これらのエラストマーは既知である。
ポリカーボネートa)及びエラストマーb3)の混合物
は、例えばニーダー、一軸スクリュー又は二軸スクリュ
ー押出機又はロールのような標準的な装置中で熔融物中
で成分a)及びb3)を混合することにより製造できる。
は、例えばニーダー、一軸スクリュー又は二軸スクリュ
ー押出機又はロールのような標準的な装置中で熔融物中
で成分a)及びb3)を混合することにより製造できる。
本発明は又 0.1ないし99.9重量%、好適には1ないし98重量%及
びより好適には2.5ないし90重量%のポリカーボネート
a)と99.9ないし0.1重量%、好適には99ないし2重量
%及び、より好適には97.5ないし10重量%のエラストマ
ーb3)の、ポリカーボネートa)を熔融し、エラストマ
ーb3)を添加してポリカーボネートの熔融物中に均質化
することを特徴とする 混合物の製造方法に関する ポリカーボネートa)及び他の熱可塑性プラスチック
b1)又はb2)は、例えば成分a)及びb)の溶液を混合
することにより、又は各成分をニーダー中、ロール上又
は一軸スクリュー又は多軸スクリュー押出機中で混合物
することにより製造することができる。
びより好適には2.5ないし90重量%のポリカーボネート
a)と99.9ないし0.1重量%、好適には99ないし2重量
%及び、より好適には97.5ないし10重量%のエラストマ
ーb3)の、ポリカーボネートa)を熔融し、エラストマ
ーb3)を添加してポリカーボネートの熔融物中に均質化
することを特徴とする 混合物の製造方法に関する ポリカーボネートa)及び他の熱可塑性プラスチック
b1)又はb2)は、例えば成分a)及びb)の溶液を混合
することにより、又は各成分をニーダー中、ロール上又
は一軸スクリュー又は多軸スクリュー押出機中で混合物
することにより製造することができる。
本発明は又 0.1ないし99.9重量%、好適には1ないし99重量%及
びより好適には2.5ないし90重量%のポリカーボネート
a)と99.9ないし0.1重量%、好適には99ないし2重量
%及び、より好適には97.5ないし10重量%の他の熱可塑
性プラスチックb1)又はb2)の、総ての成分を溶液状に
して混合し、得られる混合物を通常の方法で加工するか
又は総ての成分を混合して熔融物中で均質化することを
特徴とする 混合物の製造方法に関する。成分b)のために通常使
用される添加剤、例えば充填剤及び/又は成分剤及び/
又は繊維及び/又は潤滑剤及び/又は柔軟剤及び/又は
着色剤は通常の量で成分c)として混合物に添加するこ
とができる。
びより好適には2.5ないし90重量%のポリカーボネート
a)と99.9ないし0.1重量%、好適には99ないし2重量
%及び、より好適には97.5ないし10重量%の他の熱可塑
性プラスチックb1)又はb2)の、総ての成分を溶液状に
して混合し、得られる混合物を通常の方法で加工するか
又は総ての成分を混合して熔融物中で均質化することを
特徴とする 混合物の製造方法に関する。成分b)のために通常使
用される添加剤、例えば充填剤及び/又は成分剤及び/
又は繊維及び/又は潤滑剤及び/又は柔軟剤及び/又は
着色剤は通常の量で成分c)として混合物に添加するこ
とができる。
無機性充填剤は例えば亜硝酸アルミニウム、シリケー
ト、二酸化チタン、タルク、雲母、カーボン・ブラック
のようなセラミック充填剤であり;繊維は例えばガラ
ス、カーボン又は液晶重合体の繊維である。
ト、二酸化チタン、タルク、雲母、カーボン・ブラック
のようなセラミック充填剤であり;繊維は例えばガラ
ス、カーボン又は液晶重合体の繊維である。
成核剤の例は硫酸バリウム及びTiO2である。
これらの添加剤は通常の量で成分b)に本発明による
混合物の製造の前に又は成分a)のポリカーボネートと
一緒に又は成分a)及びb)の本発明による混合物中に
引き続き混和するかいずれかの方法で添加することがで
きる。
混合物の製造の前に又は成分a)のポリカーボネートと
一緒に又は成分a)及びb)の本発明による混合物中に
引き続き混和するかいずれかの方法で添加することがで
きる。
同様に上記の添加剤は通常の量で成分a)のポリカー
ボネートに、成分b)との混合物の前又は最中又は後で
添加することができる。
ボネートに、成分b)との混合物の前又は最中又は後で
添加することができる。
本発明による混合物は標準的な混合装置中で通常の方
法で加工され、任意の種類の成形体を形成することがで
きる。
法で加工され、任意の種類の成形体を形成することがで
きる。
本発明による混合物は自動車用のハブキャップ、ダッ
シュボード及びハンドル柱ケーシング(stering column
casing)の製造に使用することができる。例えばバン
パー用のように低温度で高度の靭性が要求される場合、
第二成分としてエラストマー(成分b3))を含むスポイ
ラ及び衝撃ストリップが有利である。
シュボード及びハンドル柱ケーシング(stering column
casing)の製造に使用することができる。例えばバン
パー用のように低温度で高度の靭性が要求される場合、
第二成分としてエラストマー(成分b3))を含むスポイ
ラ及び衝撃ストリップが有利である。
本発明による混合物又は家庭用電気器具のケーシン
グ、多点挿込栓(multipoin connector)及び洗濯槽と
して利用できる。
グ、多点挿込栓(multipoin connector)及び洗濯槽と
して利用できる。
特に本発明の混合物からフィルムを製造することがで
きる。フィルムは1ないし1500μmの好適な厚さ、及び
10ないし900μmの特に好適な厚さを有している。
きる。フィルムは1ないし1500μmの好適な厚さ、及び
10ないし900μmの特に好適な厚さを有している。
得られるフィルムは既知の方法で一軸的に又は二軸的
に、好適には1:1.5ないし1:3の比で伸張することができ
る。
に、好適には1:1.5ないし1:3の比で伸張することができ
る。
フィルムはフィルムを製造する既知の方法で、例えば
シート・ダイを通して重合体熔融物の押出により、フィ
ルム吹込機中で吹込することにより、深絞りにより又は
流し込みにより製造することができる。後者は適当な溶
剤中の重合体の濃厚溶液を平滑な基材上に注加し、溶剤
を蒸発し、製造されたフィルムを基材から持ち上げる事
により行われる。
シート・ダイを通して重合体熔融物の押出により、フィ
ルム吹込機中で吹込することにより、深絞りにより又は
流し込みにより製造することができる。後者は適当な溶
剤中の重合体の濃厚溶液を平滑な基材上に注加し、溶剤
を蒸発し、製造されたフィルムを基材から持ち上げる事
により行われる。
混合物の成分b)に依存して、及び成分a)、b)及
びc)の混合物の重量組成に依存して、一般に80ないし
450℃での押出によって製造されるフィルムは少なくと
も20℃まで冷却後屡々二軸的に延伸される。深絞りに適
当したフィルムは(a))、b)及びc)の混合物の予
備成形されたフィルムを最高約290℃の温度で圧延する
ことによっても得ることができる。
びc)の混合物の重量組成に依存して、一般に80ないし
450℃での押出によって製造されるフィルムは少なくと
も20℃まで冷却後屡々二軸的に延伸される。深絞りに適
当したフィルムは(a))、b)及びc)の混合物の予
備成形されたフィルムを最高約290℃の温度で圧延する
ことによっても得ることができる。
流し込みフィルムは重合体混合物の随時濃厚な溶液を
平滑な表面上に流し込み、25ないし290℃で溶剤を蒸発
することによって得られる。例えばガラス、セラミッ
ク、銅等のような材料の平行平面板の外に、使用される
平滑な平面は重合体溶液よりも高密度であって、重合体
もその溶剤も溶解しない液体の表面であってもよい。
平滑な表面上に流し込み、25ないし290℃で溶剤を蒸発
することによって得られる。例えばガラス、セラミッ
ク、銅等のような材料の平行平面板の外に、使用される
平滑な平面は重合体溶液よりも高密度であって、重合体
もその溶剤も溶解しない液体の表面であってもよい。
本発明によるフィルムはそれ自体で又は他の重合体の
フィルムと組み合わせても使用できる。
フィルムと組み合わせても使用できる。
混合物の組成及び成分b)、及び随時c)の選択に依
存して、光に高度に透過性であり、複合フィルム用の追
加フィルムの選択又は成分b)/c)の選択によって極め
て均一な表面構造を有する、特に厚さが最高1000μm及
び更には特に最高800μmの厚さのフィルムを製造する
ことが可能である。これらのフィルムは印刷が容易で、
耐引掻性がある。
存して、光に高度に透過性であり、複合フィルム用の追
加フィルムの選択又は成分b)/c)の選択によって極め
て均一な表面構造を有する、特に厚さが最高1000μm及
び更には特に最高800μmの厚さのフィルムを製造する
ことが可能である。これらのフィルムは印刷が容易で、
耐引掻性がある。
本発明によるフィルムは多くの工業分野において情報
キャリヤーとして使用することができる。応用例は自動
装置の監視及び警告系及び家庭電化製品の指針盤(scal
e)、工業機械及び事務用機械及び電気絶縁フィルムを
含んでいる。
キャリヤーとして使用することができる。応用例は自動
装置の監視及び警告系及び家庭電化製品の指針盤(scal
e)、工業機械及び事務用機械及び電気絶縁フィルムを
含んでいる。
より詳細には、このフィルムは高い耐熱性を必要とす
る任意の用途に使用できる。
る任意の用途に使用できる。
或用途としては、本発明によるフィルムを保護ラッカ
ーで被覆することが有利である、 フィルム又は複合フィルムは均質膜、複合膜又は不斉
膜の形態で製造され、既知の方法で使用されることがで
きる。膜、フィルム又は複合フィルムは平滑であり、各
種の幾何学的形状−円筒形、球状又は管状−の中空品を
形成することができ、又は中空繊維を形成することもで
きる。かような成形物品は当業者には既知の方法で製造
できる。
ーで被覆することが有利である、 フィルム又は複合フィルムは均質膜、複合膜又は不斉
膜の形態で製造され、既知の方法で使用されることがで
きる。膜、フィルム又は複合フィルムは平滑であり、各
種の幾何学的形状−円筒形、球状又は管状−の中空品を
形成することができ、又は中空繊維を形成することもで
きる。かような成形物品は当業者には既知の方法で製造
できる。
本発明によるフィルムは加熱下に特に高度な寸法安定
性を有し、極めて選択的ではあるが多くの気体に対し透
過性がある。従ってゲル透過法に好都合に使用すること
ができる。
性を有し、極めて選択的ではあるが多くの気体に対し透
過性がある。従ってゲル透過法に好都合に使用すること
ができる。
実施例 C)成分 C1)実施例B1)に対応する C2)既知の方法でスチレンの遊離基重合により製造され
たポリスチレン、w(光散乱により測定)260,000 C3)ビスフェノール−A−ポリカーボネート、相対粘度
ηrel(25℃でC=0.5g/dlでCH2Cl2中で測定)1.28 C4)ポリメチルメタクリレート V811(レーム&ハース
[Rohm & Haas]) C5)ポリカプロラクタム、相対粘度3.0(m−クレゾー
ル中で0.5重量%溶液で測定) C6)フェノール/o−ジクロロベンゼン(重量比1:1)中
で25℃で測定された極限粘度0.72を有するポリエチレン
テレフタレート C7)フェノール/o−ジクロロベンゼン(重量比1:1)中
で25℃で測定された極限粘度1.21を有するポリブチレン
テレフタレート C8)エッソ(Esso)社製のEPMゴム エキセラ(Exxelo
r)VA 1803 C9)80重量部の架橋ブタジエン(トルエン中で70重量%
以上のゲル含量)及び18重量部のメチルメタクリレート
及び2重量部のn−ブチルアクリレートから成るグラフ
ト基剤からの乳化重合体で、ラテックス中に存在するグ
ラフト基剤の平均粒径は0.3ないし0.4μmである。
たポリスチレン、w(光散乱により測定)260,000 C3)ビスフェノール−A−ポリカーボネート、相対粘度
ηrel(25℃でC=0.5g/dlでCH2Cl2中で測定)1.28 C4)ポリメチルメタクリレート V811(レーム&ハース
[Rohm & Haas]) C5)ポリカプロラクタム、相対粘度3.0(m−クレゾー
ル中で0.5重量%溶液で測定) C6)フェノール/o−ジクロロベンゼン(重量比1:1)中
で25℃で測定された極限粘度0.72を有するポリエチレン
テレフタレート C7)フェノール/o−ジクロロベンゼン(重量比1:1)中
で25℃で測定された極限粘度1.21を有するポリブチレン
テレフタレート C8)エッソ(Esso)社製のEPMゴム エキセラ(Exxelo
r)VA 1803 C9)80重量部の架橋ブタジエン(トルエン中で70重量%
以上のゲル含量)及び18重量部のメチルメタクリレート
及び2重量部のn−ブチルアクリレートから成るグラフ
ト基剤からの乳化重合体で、ラテックス中に存在するグ
ラフト基剤の平均粒径は0.3ないし0.4μmである。
C10)クロロホルム中で25℃で測定された相対粘度ηrel
(0.5重量%溶液)1.62を有するポリ(2,6−ジメチル−
1,4−フェニレン)−エーテルC11)ビスフェノールAを
基剤として50重量%のエステル含量を有し(イソフタル
酸:テレフタル酸=1:1)1.30の相対粘度(塩化メチレ
ン中の0.5重量%溶液)を有する芳香族ポリカーボネー
ト C13)既知の方法によりジクロロジメチルスルホン及び
ビスフェノールAをジフェニルスルホン中で反応させる
ことにより製造され、1.249の相対粘度(塩化メチレン
中の0.5重量%溶液)を有するビスフェノールAを基剤
とするポリエーテルスルホン C14)既知の方法によりジフルオロベンゾフェノン及び
ビスフェノールAを反応させることにより製造され、1.
455の相対粘度(塩化メチレン中の0.5重量%溶液)を有
するビスフェノールAを基剤とするポリエーテルケトン C15)乳化重合法により製造された28重量%のアクリロ
ニトリル含量を有するスチレンとアクリロニトリルの共
重合体 C16)実施例B13)に対応する C17)実施例B14)に対応する C18)実施例B7)に対応する。
(0.5重量%溶液)1.62を有するポリ(2,6−ジメチル−
1,4−フェニレン)−エーテルC11)ビスフェノールAを
基剤として50重量%のエステル含量を有し(イソフタル
酸:テレフタル酸=1:1)1.30の相対粘度(塩化メチレ
ン中の0.5重量%溶液)を有する芳香族ポリカーボネー
ト C13)既知の方法によりジクロロジメチルスルホン及び
ビスフェノールAをジフェニルスルホン中で反応させる
ことにより製造され、1.249の相対粘度(塩化メチレン
中の0.5重量%溶液)を有するビスフェノールAを基剤
とするポリエーテルスルホン C14)既知の方法によりジフルオロベンゾフェノン及び
ビスフェノールAを反応させることにより製造され、1.
455の相対粘度(塩化メチレン中の0.5重量%溶液)を有
するビスフェノールAを基剤とするポリエーテルケトン C15)乳化重合法により製造された28重量%のアクリロ
ニトリル含量を有するスチレンとアクリロニトリルの共
重合体 C16)実施例B13)に対応する C17)実施例B14)に対応する C18)実施例B7)に対応する。
D)混合物 D1)C1)の37g及びC2)の37gを各々200mlの塩化メチレ
ン中に溶解した。次いで溶液を一緒にし、溶剤を真空中
で部分的に除去して濃厚溶液を残し、厚さ200μmのフ
ィルムをフィルム延伸卓上で製造した。このフィルムの
6片を互いに重ねて置き、200バールの圧力下で270℃に
5分間空気中で加圧し、厚さ1.042mmの長方形の積層物
を形成した。
ン中に溶解した。次いで溶液を一緒にし、溶剤を真空中
で部分的に除去して濃厚溶液を残し、厚さ200μmのフ
ィルムをフィルム延伸卓上で製造した。このフィルムの
6片を互いに重ねて置き、200バールの圧力下で270℃に
5分間空気中で加圧し、厚さ1.042mmの長方形の積層物
を形成した。
D2)C1)の30g及びC2)の30gを各々200mlの塩化メチレ
ン中に溶解した。次いで溶液を一緒にし、D1)のように
して溶剤を濃縮し、厚さ210μmのフィルムを製造し
た。実施例D1)のようにしてこのフィルムの6片を互い
に重ねて置き、210バールの圧力下で250℃に5分間空気
中で加圧し、厚さ0.989mmの長方形の積層物を形成し
た。
ン中に溶解した。次いで溶液を一緒にし、D1)のように
して溶剤を濃縮し、厚さ210μmのフィルムを製造し
た。実施例D1)のようにしてこのフィルムの6片を互い
に重ねて置き、210バールの圧力下で250℃に5分間空気
中で加圧し、厚さ0.989mmの長方形の積層物を形成し
た。
D3)C1)の25g及びC2)の25gを各々200mlの塩化メチレ
ン中に溶解した。次いで溶液を一緒にし、真空中で溶剤
を部分的に除去して濃厚溶液を残し、厚さ200μmのフ
ィルムをフィルム延伸卓上で製造した。このフィルムの
6片を互いに重ねて置き200バールの圧力下で270℃に5
分間空気中で加圧し、厚さ0.61mmの長方形の積層物を形
成した。
ン中に溶解した。次いで溶液を一緒にし、真空中で溶剤
を部分的に除去して濃厚溶液を残し、厚さ200μmのフ
ィルムをフィルム延伸卓上で製造した。このフィルムの
6片を互いに重ねて置き200バールの圧力下で270℃に5
分間空気中で加圧し、厚さ0.61mmの長方形の積層物を形
成した。
D4)C5)の70g及びC1)30gを約260℃ないし280℃の温度
で熔融し、フラスコ中で均一にする。熔融物が冷却した
後、混合物を粉砕し、粒状物を圧延して実施例D3)に記
載された方法と同様にして厚さ1.6mmの成形物を形成し
た。
で熔融し、フラスコ中で均一にする。熔融物が冷却した
後、混合物を粉砕し、粒状物を圧延して実施例D3)に記
載された方法と同様にして厚さ1.6mmの成形物を形成し
た。
D5)C6)の35g及びB1)15g実施例D4)に記載されたよう
に圧延し、厚さ1.6mmの成形物を形成した。
に圧延し、厚さ1.6mmの成形物を形成した。
D6)C16)の物質60gをC7)の物質40gと混合し、実施例D
4)に記載されたように圧延し、厚さ1.6mmの成形物を形
成した。
4)に記載されたように圧延し、厚さ1.6mmの成形物を形
成した。
D7)C16)の物質40gをC7)の物質60gと混合し、実施例D
4)に記載されたように圧延し、厚さ1.6mmの成形物を形
成した。
4)に記載されたように圧延し、厚さ1.6mmの成形物を形
成した。
D8)C16)の物質60gをC6)の物質40gと混合し、実施例D
4)に記載されたように圧延し、厚さ1.6mmの成形物を形
成した。
4)に記載されたように圧延し、厚さ1.6mmの成形物を形
成した。
D9)C16)の物質40gをC6)の物質60gと混合し、実施例D
4)に記載されたように圧延し、厚さ1.6mmの成形物を形
成した。
4)に記載されたように圧延し、厚さ1.6mmの成形物を形
成した。
D10)C16)の物質80重量部を340℃の温度で二軸スクリ
ュー押出機中でC8)の物質20重量部と共に均質化し、普
通の射出成形機中で80×10×4mmの試験片を成形するた
めに射出成形した。
ュー押出機中でC8)の物質20重量部と共に均質化し、普
通の射出成形機中で80×10×4mmの試験片を成形するた
めに射出成形した。
D11)C16)の物質80重量部を340℃の温度で二軸スクリ
ュー押出機中でC9)の物質20重量部と共に均質化し、普
通の射出成形機中で80×10×4mmの試験片を成形するた
めに射出成形した。
ュー押出機中でC9)の物質20重量部と共に均質化し、普
通の射出成形機中で80×10×4mmの試験片を成形するた
めに射出成形した。
D12)C18)の物質70gとC11)の物質30gを各々400mlの塩
化メチレン中に溶解する。溶液を一緒にし、真空中で溶
剤を殆ど完全に除去する;フィルム塗布卓上で濃厚溶液
から厚さ190μmのフィルムを製造する。このフィルム
の6片を互いに重ねて置き、200バールの圧力下で270℃
に5分間空気中で加圧し、厚さ0.92mmの長方形の成形物
を形成した。
化メチレン中に溶解する。溶液を一緒にし、真空中で溶
剤を殆ど完全に除去する;フィルム塗布卓上で濃厚溶液
から厚さ190μmのフィルムを製造する。このフィルム
の6片を互いに重ねて置き、200バールの圧力下で270℃
に5分間空気中で加圧し、厚さ0.92mmの長方形の成形物
を形成した。
D13)C18)の物質30gとC11)の物質70gを各々400mlの塩
化メチレン中に溶解する。溶液を一緒にし、真空中で溶
剤を殆ど完全に除去する;フィルム塗布卓上で濃厚溶液
から厚さ200μmのフィルムを製造する。このフィルム
の6片を互いに重ねて置き、200バールの圧力下で270℃
に5分間空気中で加圧し、厚さ1.0mmの長方形の成形物
を形成した。
化メチレン中に溶解する。溶液を一緒にし、真空中で溶
剤を殆ど完全に除去する;フィルム塗布卓上で濃厚溶液
から厚さ200μmのフィルムを製造する。このフィルム
の6片を互いに重ねて置き、200バールの圧力下で270℃
に5分間空気中で加圧し、厚さ1.0mmの長方形の成形物
を形成した。
D14)C18)の物質70gとC12)の物質30gを各々400mlの塩
化メチレン中に溶解する。溶液を一緒にし、真空中で溶
剤を殆ど完全に除去する;フィルム塗布卓上で濃厚溶液
から厚さ200μmのフィルムを製造する。このフィルム
の6片を互いに重ねて置き、200バールの圧力下で270℃
に5分間空気中で加圧し、厚さ0.98mmの長方形の成形物
を形成した。
化メチレン中に溶解する。溶液を一緒にし、真空中で溶
剤を殆ど完全に除去する;フィルム塗布卓上で濃厚溶液
から厚さ200μmのフィルムを製造する。このフィルム
の6片を互いに重ねて置き、200バールの圧力下で270℃
に5分間空気中で加圧し、厚さ0.98mmの長方形の成形物
を形成した。
D15)C18)の物質30gとC12)の物質70gを各々400mlの塩
化メチレン中に溶解する。溶液を一緒にし、真空中で溶
剤を殆ど完全に除去する;フィルム塗布卓上で濃厚溶液
から厚さ180μmのフィルムを製造する。このフィルム
の6片を互いに重ねて置き、200バールの圧力下で270℃
に5分間空気中で加圧し、厚さ0.8mmの長方形の成形物
を形成した。
化メチレン中に溶解する。溶液を一緒にし、真空中で溶
剤を殆ど完全に除去する;フィルム塗布卓上で濃厚溶液
から厚さ180μmのフィルムを製造する。このフィルム
の6片を互いに重ねて置き、200バールの圧力下で270℃
に5分間空気中で加圧し、厚さ0.8mmの長方形の成形物
を形成した。
D16)C18)の物質70gとC10)の物質30gを各々400mlの塩
化メチレン中に溶解する。溶液を一緒にし、真空中で溶
剤を殆ど完全に除去する;フィルム塗布卓上で濃厚溶液
から厚さ190μmのフィルムを製造する。このフィルム
の6片を互いに重ねて置き、200バールの圧力下で270℃
に5分間空気中で加圧し、厚さ1.05mmの長方形の成形物
を形成した。
化メチレン中に溶解する。溶液を一緒にし、真空中で溶
剤を殆ど完全に除去する;フィルム塗布卓上で濃厚溶液
から厚さ190μmのフィルムを製造する。このフィルム
の6片を互いに重ねて置き、200バールの圧力下で270℃
に5分間空気中で加圧し、厚さ1.05mmの長方形の成形物
を形成した。
D17)C18)の物質30gとC10)の物質70gを各々400mlの塩
化メチレン中に溶解する。溶液を一緒にし、真空中で溶
剤を殆ど完全に除去する;フィルム塗布卓上で濃厚溶液
から厚さ200μmのフィルムを製造する。このフィルム
の5片を互いに重ねて置き、200バールの圧力下で270℃
に5分間空気中で加圧し、厚さ0.7mmの長方形の成形物
を形成した。
化メチレン中に溶解する。溶液を一緒にし、真空中で溶
剤を殆ど完全に除去する;フィルム塗布卓上で濃厚溶液
から厚さ200μmのフィルムを製造する。このフィルム
の5片を互いに重ねて置き、200バールの圧力下で270℃
に5分間空気中で加圧し、厚さ0.7mmの長方形の成形物
を形成した。
D18)C18)の物質70gをC13)の物質30gと混合し、実施
例D4)に記載されたように圧延し、厚さ1.5mmの成形物
を形成した。
例D4)に記載されたように圧延し、厚さ1.5mmの成形物
を形成した。
D19)C18)の物質70gをC14)の物質30gと混合し、実施
例D4)に記載されたように圧延し、厚さ1.6mmの成形物
を形成した。
例D4)に記載されたように圧延し、厚さ1.6mmの成形物
を形成した。
D20)C17)の物質60gをC15)の物質40gを各々400mlの塩
化メチレン中に溶解する。溶液を一緒にし、真空中で溶
剤を殆ど完全に除去する;フィルム塗布卓上で濃厚溶液
から厚さ200μmのフィルムを製造する。このフィルム
の6片を互いに重ねて置き、200バールの圧力下で270℃
に5分間空気中で加圧し、厚さ1.0mmの長方形の成形物
を形成した。
化メチレン中に溶解する。溶液を一緒にし、真空中で溶
剤を殆ど完全に除去する;フィルム塗布卓上で濃厚溶液
から厚さ200μmのフィルムを製造する。このフィルム
の6片を互いに重ねて置き、200バールの圧力下で270℃
に5分間空気中で加圧し、厚さ1.0mmの長方形の成形物
を形成した。
E)Dに従って製造された試験片の試験: 試験片の剪断弾性率ブラベンダー(Brabender)型802
301捩り振子を用いて室温以上に測定した。試験片を1K/
分の加熱速度で下記に示された温度に加熱し、試験片は
測定時間を通じて10pの引張り荷重に暴露された。トル
クは1570gcm2であった。試験片は充分な内部強度を有し
ていないので、10Mpa以下の弾性値で、試験片の変形は
明らかに感知できる。
301捩り振子を用いて室温以上に測定した。試験片を1K/
分の加熱速度で下記に示された温度に加熱し、試験片は
測定時間を通じて10pの引張り荷重に暴露された。トル
クは1570gcm2であった。試験片は充分な内部強度を有し
ていないので、10Mpa以下の弾性値で、試験片の変形は
明らかに感知できる。
F)透過挙動の特性: 重合体膜の気体(透過)に対する透過率の測定 不透過性重合体膜を通る気体の透過は溶解/拡散法に
より記載される。この方法の特性定数は所与の圧力差Δ
pの場合一定時間tの間に既知の表面積F及び厚さdの
フィルムを通過する気体の容積Vを指示する透過係数P
である。定常状態においては、透過経過の微分式から下
記式 が誘導できる。更に、透過性は温度及び気体の水分に依
存する。
より記載される。この方法の特性定数は所与の圧力差Δ
pの場合一定時間tの間に既知の表面積F及び厚さdの
フィルムを通過する気体の容積Vを指示する透過係数P
である。定常状態においては、透過経過の微分式から下
記式 が誘導できる。更に、透過性は温度及び気体の水分に依
存する。
測定装置は一定温度に調節された二室系から成ってい
る。一室は試験気体を受け入れように設計されており、
他室は透過気体を受け入れるように設計されている。二
室は測定すべき膜により隔離される。
る。一室は試験気体を受け入れように設計されており、
他室は透過気体を受け入れるように設計されている。二
室は測定すべき膜により隔離される。
気体を導入する前に、二室を10-3mbarまで真空に引
き、次いで第一室に気体を充填する。次いで透過した気
体(不活性気体)は一定容積の透過室の圧力の増加を生
じ、気体の通過が定常状態に達するまで時間の関数とし
ての圧力の増加を圧力記録計(MKSバラトロン[Baratro
n])によより定量的に記録する。VはNTPで計算され
る。外部の空気圧を考慮に入れた予定された圧力差Δp
は各場合共105Paに調節される。膜の厚さdは膜表面に
亙る10回の独立した厚さの測定の平均値としてマイクロ
メーターにより測定される。
き、次いで第一室に気体を充填する。次いで透過した気
体(不活性気体)は一定容積の透過室の圧力の増加を生
じ、気体の通過が定常状態に達するまで時間の関数とし
ての圧力の増加を圧力記録計(MKSバラトロン[Baratro
n])によより定量的に記録する。VはNTPで計算され
る。外部の空気圧を考慮に入れた予定された圧力差Δp
は各場合共105Paに調節される。膜の厚さdは膜表面に
亙る10回の独立した厚さの測定の平均値としてマイクロ
メーターにより測定される。
これらの値から、透過係数Pは下記の寸法を用いて 膜の厚さ1mmを基準として(I)に従って測定される。
以上の測定パラメータは: 印度:25±1℃ 相対湿度:0% である。
G)フィルムの製造 実施例G1) 20gの実施例B2に対応するポリカーボネート及び50重
量部のポリカーボネート及びビスフェノールA及びイソ
−/テレフタル酸(1:1)を基剤とした50重量部の芳香
族ポリエステルから成り、c=0.5g/dl及び25℃で塩化
メチレン中で測定して1.30の相対粘度を有する20gの芳
香族ポリエステルエステルを各々強力に撹拌しながら20
0mlの塩化メチレンに溶解し、二種の溶液を一緒にし、
濃縮後、平滑なガラス板上に圧約150μmのフィルムを
作成した。このフィルムは190℃で寸法的に安定であっ
た。このフィルムを温度90℃で真空中で乾燥した。次い
で透過係数Pを測定した: O2に対して : 184.9 CO2に対して :1106.6 N2に対して : 39.5 CH4に対して : 42.3 このフィルムを、相対粘度1.28;ガラス転移温度150℃
のビスフェノールAポリカーボネートの厚さ154μmの
フィルムと組み合わせ、210barの圧力下約200℃で約3
分間圧延し、厚さ約250μmの複合フィルムを作成し
た。
量部のポリカーボネート及びビスフェノールA及びイソ
−/テレフタル酸(1:1)を基剤とした50重量部の芳香
族ポリエステルから成り、c=0.5g/dl及び25℃で塩化
メチレン中で測定して1.30の相対粘度を有する20gの芳
香族ポリエステルエステルを各々強力に撹拌しながら20
0mlの塩化メチレンに溶解し、二種の溶液を一緒にし、
濃縮後、平滑なガラス板上に圧約150μmのフィルムを
作成した。このフィルムは190℃で寸法的に安定であっ
た。このフィルムを温度90℃で真空中で乾燥した。次い
で透過係数Pを測定した: O2に対して : 184.9 CO2に対して :1106.6 N2に対して : 39.5 CH4に対して : 42.3 このフィルムを、相対粘度1.28;ガラス転移温度150℃
のビスフェノールAポリカーボネートの厚さ154μmの
フィルムと組み合わせ、210barの圧力下約200℃で約3
分間圧延し、厚さ約250μmの複合フィルムを作成し
た。
この複合フィルムは190℃でなお寸法的に安定であっ
た。透過係数P: O2に対して : 112.3 CO2に対して : 703.7 N2に対して : 31.4 (上記のようにして測定された)。
た。透過係数P: O2に対して : 112.3 CO2に対して : 703.7 N2に対して : 31.4 (上記のようにして測定された)。
実施例G2) ヨーロッパ特許EP-PS第142,024号、実施例2に従って
製造され、306℃及び1000/秒の剪断速度で測定して120P
a・sの熔融粘度を有する15gのポリp−フェニレンスル
フィド、及び更に15gの成分C1)(実施例B1にに対応)
から、約310℃で小さいニーダー中で充分に混合するこ
とにより混合物を製造した。280℃で200barの圧力下で
混合物から約403μmの厚さのフィルムを圧延した(加
圧時間:約4分間)。
製造され、306℃及び1000/秒の剪断速度で測定して120P
a・sの熔融粘度を有する15gのポリp−フェニレンスル
フィド、及び更に15gの成分C1)(実施例B1にに対応)
から、約310℃で小さいニーダー中で充分に混合するこ
とにより混合物を製造した。280℃で200barの圧力下で
混合物から約403μmの厚さのフィルムを圧延した(加
圧時間:約4分間)。
100℃以上230℃まで弾性が顕著に低下することなく耐
熱性を有しながら、下記のような透過値(上記のように
して測定)が得られた: O2に対して : 27.1 CO2に対して : 114.3。
熱性を有しながら、下記のような透過値(上記のように
して測定)が得られた: O2に対して : 27.1 CO2に対して : 114.3。
比較のために、ポリp−フェニレンスルフィドのみに
ついてO2及びCO2の透過値を測定した。記述の材料から
約280℃で4分間圧延することにより対応するフィルム
を作成した。
ついてO2及びCO2の透過値を測定した。記述の材料から
約280℃で4分間圧延することにより対応するフィルム
を作成した。
フィルムは387μmの厚さを持っていた。
O2に対して : 4.4 CO2に対して : 18.6。
このフィルムは80℃及び150℃の間で弾性の明らかな
低下を示した。
低下を示した。
実施例G3) 実施例D3)に従ってフィルム塗布卓上で製造され、51
μmの厚さを有するフィルムの透過係数Pの測定結果は
下記のようである: O2に対して : 21.1 N2に対して : 2.7 CH4に対して : 3.5 CO2に対して : 94.2 フィルムは約160℃まで酢ぽう的に安定であった。
μmの厚さを有するフィルムの透過係数Pの測定結果は
下記のようである: O2に対して : 21.1 N2に対して : 2.7 CH4に対して : 3.5 CO2に対して : 94.2 フィルムは約160℃まで酢ぽう的に安定であった。
実施例G4) 実施例D2)に従って製造され、100μmの厚さを有す
るフィルムの透過係数Pの測定結果は下記のようであ
る: O2に対して : 136.9 N2に対して : 27.4 CH4に対して : 39.1 CO2に対して : 836.4 フィルムは約180℃まで酢ぽう的に安定であった。
るフィルムの透過係数Pの測定結果は下記のようであ
る: O2に対して : 136.9 N2に対して : 27.4 CH4に対して : 39.1 CO2に対して : 836.4 フィルムは約180℃まで酢ぽう的に安定であった。
従って、本発明による実施例は本発明によるフィルム
の大きな利点、即ち高い耐熱性及び良好な透過的性質を
例示するものである。
の大きな利点、即ち高い耐熱性及び良好な透過的性質を
例示するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ギユンター・バイマンス ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルク ーゼン1・カルル‐アルノルト‐シユト ラーセ4 (56)参考文献 特開 平2−88634(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 69/00 C08L 21/00 CA(STN) REGISTRY(STN) WPI/L(QUESTEL)
Claims (2)
- 【請求項1】(a)下記の式(I): 式中、 R1およびR2は相互に独立に水素、ハロゲン、C1−C8−ア
ルキル、C5−C6−シクロアルキル、C6−C10−アリー
ル、及びC7−C12−アラールキルを表し、 mは4ないし7の整数であり、 少なくとも1個の原子XにおいてR3及びR4の双方がとも
にアルキルを表すことを前提として、 R3およびR4は各々のXについて個々に選択してよく、相
互に独立に水素又はC1−C6−アルキルを表し、 Xは炭素水素を表す に相当するジフェノールを基剤とする熱可塑性芳香族ポ
リカーボネート、 及び (b)エストラマー又は成分(a)以外の熱可塑性プラ
スチック及び、 随時 (c)標準的な添加剤 を含む混合物。 - 【請求項2】熱可塑性芳香族ポリカーボネート(a)を
熔融し、エラストマー又は成分(a)以外の熱可塑性プ
ラスチツク(b)及び随時標準的な添加剤(c)を添加
し、成分(a)の熔融物中で均質化することを特徴とす
る、上記1に記載の混合物の製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3833953A DE3833953A1 (de) | 1988-10-06 | 1988-10-06 | Mischungen von speziellen, neuen polycarbonaten mit anderen thermoplasten oder mit elastomeren |
DE3837089 | 1988-11-01 | ||
DE3840166A DE3840166A1 (de) | 1988-11-01 | 1988-11-29 | Folien aus mischungen von speziellen, neuen polycarbonaten mit anderen thermoplasten oder mit elastomeren |
DE3837089.1 | 1988-11-29 | ||
DE3840166.5 | 1988-11-29 | ||
DE3833953.6 | 1988-11-29 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02166156A JPH02166156A (ja) | 1990-06-26 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26039689A Expired - Lifetime JP2749663B2 (ja) | 1988-10-06 | 1989-10-06 | ポリカーボネートと他の熱可塑性プラスチック又はエラストマーとの混合物 |
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KR (1) | KR0142879B1 (ja) |
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CA (1) | CA1340125C (ja) |
DE (1) | DE58901536D1 (ja) |
DK (1) | DK174612B1 (ja) |
ES (1) | ES2032641T3 (ja) |
FI (1) | FI98734C (ja) |
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MX (1) | MX170145B (ja) |
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DE3918406A1 (de) * | 1989-06-06 | 1990-12-13 | Bayer Ag | Verwendung von polycarbonatmischungen in der optik |
DE3918895A1 (de) * | 1989-06-09 | 1990-12-13 | Bayer Ag | Hochwaermeformbestaendige polycarbonat /abs-formmassen |
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DE3925635A1 (de) * | 1989-08-03 | 1991-02-07 | Bayer Ag | Ternaere thermoplastische mischungen |
DE3927137A1 (de) * | 1989-08-17 | 1991-02-21 | Bayer Ag | Polyarylensulfid-mischungen |
DE3931771A1 (de) * | 1989-09-23 | 1991-04-04 | Bayer Ag | Thermoplastische legierungen mit polyestern und polyestercarbonaten auf basis substituierter cycloalkylidenbisphenole |
DE3933544A1 (de) * | 1989-10-07 | 1991-04-11 | Bayer Ag | Thermoplastische mischungen |
DE4000173A1 (de) * | 1990-01-05 | 1991-07-11 | Bayer Ag | Waermeformbestaendige, gut verarbeitbare und thermostabile polycarbonat-formmassen |
DE4008463A1 (de) * | 1990-03-16 | 1991-09-19 | Bayer Ag | Schlagzaehe polycarbonat-formmassen |
DE4142765A1 (de) * | 1991-12-23 | 1993-06-24 | Bayer Ag | Blends aus polyether-copolycarbonaten und hochmolekularen filmbildenden thermoplasten |
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US5461120A (en) * | 1994-05-18 | 1995-10-24 | Bayer Corporation | Transparent thermoplastic molding compositions |
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