JP2746094B2 - トラッキング誤差検出装置 - Google Patents

トラッキング誤差検出装置

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JP2746094B2 JP6008246A JP824694A JP2746094B2 JP 2746094 B2 JP2746094 B2 JP 2746094B2 JP 6008246 A JP6008246 A JP 6008246A JP 824694 A JP824694 A JP 824694A JP 2746094 B2 JP2746094 B2 JP 2746094B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラッキング制御を行
う機器のトラッキング誤差検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオテープレコーダ(以下、V
TRと称する)など、磁気記録テープを媒体とした磁気
記録再生装置が実用化され、普及している。磁気記録テ
ープの記録密度を上げるためにはトラック幅を狭める必
要がある。このため再生時には、記録された狭トラック
を正確に走査する技術が重要となる。その技術としてAu
tomatic Track Finding(以下、ATFと称する)制御
がある。
【0003】以下、図面を参照しながらVTRの例を用
いて、まず、ATF制御について説明する。(図21)
はATF制御を行うVTRの構成図であり、以下の手順
で制御を行う。
【0004】記録したい情報に数種((図21)ではf
1とf2の2種)の異なる周波数であるパイロット信号を
順次サイクリックに切り換えて、記録したい情報に周波
数多重あるいは変調を行って記録する。トラック2aは
周波数f1で記録されたパイロット信号、トラック2c
は周波数f2で記録されたパイロット信号である。再生
時には、再生トラック2bに隣接する両トラック2a,
2cから漏れてくるパイロット信号f1、f2を再生目的
の信号と共にヘッド1で再生し、アンプ13で増幅し
て、再生信号iを出力する。そして、再生信号iに含ま
れる、両隣接トラック2a,2cからのそれぞれのパイ
ロット信号f1,f2の振幅を、それぞれの検波回路4
a,4bで検出される。検出された前記2種類のパイロ
ット信号の振幅を用いて差分器6により差分を求める。
パイロット信号f1、f2のそれぞれの振幅は、目標トラ
ックとヘッドとのずれ、すなわちトラッキング誤差に応
じて差動的に変化するため、差分器6の出力はトラッキ
ング誤差に応じて正負に振れる信号つまり、トラッキン
グ誤差信号hとなる。すなわち、(図21)のように目
標トラック2bの左側にパイロット信号f1が、右側に
パイロット信号f2が記録されているときには、トラッ
キング誤差検出装置5は、ヘッド1が目標トラック2b
より左側のトラック2aの方向にずれているならば、正
の信号を出力し、ヘッドが目標トラック2bより右側の
トラック2cの方向にずれているならば負の信号を出力
する。ここで、図中5を特にトラッキング誤差検出装置
と呼ぶことにする。このようにして得られた前記トラッ
キング誤差信号hが、制御器8を通じてテープ送りを司
るキャプスタンモータ11を制御することにより、ヘッ
ドと目標とするトラックの位置関係を常に正しく保つ事
ができる。
【0005】次に、トラッキング誤差検出装置の従来技
術の一例を図面を参照にしながら説明する。
【0006】(図22)は、従来のトラッキング誤差検
出装置の一例の基本構成図を示すものである。同図にお
いて、441a,441bは帯域通過フィルタ、442
a,442bは整流回路、460は差動増幅器である。
【0007】帯域通過フィルタ441aにより、再生さ
れた信号中からパイロット信号f1が抜き出され、整流
回路442aで、抜き出されたパイロット信号f1の振
幅を検出する。帯域通過フィルタ441b、整流回路4
42bはパイロット信号f1の振幅検出と同様にして、
パイロット信号f2の振幅を検出する。この振幅検出方
法は包絡線検波として知られているものである。次に、
差動増幅器460によって、パイロット信号f1の振幅
とパイロット信号f2の振幅との差分をとり、トラッキ
ング誤差信号hを出力する。帯域通過フィルタ441
a,441b、整流回路442a,442bは、いずれ
もコイル、コンデンサ、抵抗等を基本とするアナログ回
路により構成される(例えば、特開平2−59538号
公報)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のトラッキング誤差検出装置では、帯域通過フ
ィルタ、整流回路はいずれもアナログ回路により構成さ
れ、特に帯域通過フィルタでは、容量の大きなコンデン
サや抵抗、コイルを必要とし、IC化が困難であった。
また、帯域通過フィルタを構成するコンデンサや抵抗、
コイルは、使用環境や作成状態により素子の特性がばら
つく危険があった。このため、パイロット信号の周波数
から検出する中心周波数がずれたり、ゲイン変動するな
ど検出特性の悪化要因となっていた。また、上記課題を
解決するためには調整回路を必要とし、コストアップに
つながるという欠点があった。
【0009】本発明は上記問題点に鑑み、回路を構成し
ている素子のばらつきに強く、無調整でパイロット信号
を正確に検出することが可能であり、IC化が容易なト
ラッキング誤差検出装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のトラッキング誤差検出装置は、検出を行
うパイロット信号周波数の公倍数に等しいかもしくは略
等しい周波数のサンプリング信号でもって再生信号のA
/D変換を行い、A/D変換された前記再生信号からパ
イロット信号の振幅検出を直交2相検波で行うことを特
徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明は、上記した構成により、コンデンサや
コイルなどの素子のばらつきの影響を受けず、IC化が
容易となる。また、サンプリング周波数が、検出を行う
各パイロット信号周波数の倍数となり、振幅検出回路の
構成が簡単になる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例におけるトラッ
キング誤差検出装置について図面を参照しながら説明す
る。
【0013】(図1)は本発明のトラッキング誤差検出
装置の第1の実施例の構成図である。なお、構成要素が
従来例で述べたものと同様に機能するものについては、
同一の符号を付し、説明を省略する。
【0014】再生信号iには、周波数がf1[Hz]、
およびf2[Hz]であるパイロット信号が含まれてい
る。クロック発生手段301の出力からサンプリングク
ロック発生手段302で分周を行い、周波数がf1とf2
の公倍数であるfs[Hz]のサンプリングクロックk
を作成する。f1[Hz]成分とf2[Hz]成分を通過
させる低域通過フィルタであるフィルタ304は、再生
信号iから、後のサンプリングの折り返し雑音となる成
分を除き、処理に余分な成分を除去する。なお、フィル
タ304は、パイロット周波数近傍が帯域の帯域通過フ
ィルタであるならば、さらにA/D入力信号のSNRが
良くなり、検出精度が向上するという効果が得られる。
【0015】サンプリング手段303は、フィルタ30
4の出力をサンプリングクロックkでサンプリングし、
A/D変換を行う。サンプリング手段303の出力か
ら、第1の振幅検出回路401aではサンプリングクロ
ックkを用いてf1[Hz]のパイロット信号の振幅を
検出し、第2の振幅検出回路401bでは同様にf
2[Hz]のパイロット信号の振幅を検出する。差分器
600は第1の振幅検出回路401aの出力と第2の振
幅検出回路401bからの出力との差を求め、トラッキ
ング誤差信号hを出力する。第1の振幅検出回路401
aおよび第2の振幅検出回路401bは、包絡線検波、
直交2相検波等を用いて検出する。
【0016】次に、包絡線検波による振幅検出回路40
1について説明する。ここでは、説明平易のため、検出
する信号の周波数ををfn[Hz]とする。ただし、パ
イロット周波数fnは、前掲と同じf1およびf2であ
る。(図2)は、包絡線検波による振幅検出回路の構成
図である。周波数fn[Hz]を含むサンプリング手段
(A/D変換器303)の出力信号gは、帯域通過フィ
ルタ431によりfn[Hz]の成分のみ通過し、絶対
値回路432および低域通過フィルタ433により振幅
を求めて、周波数がfn[Hz]であるパイロット信号
の振幅に比例した信号を出力する。このとき、帯域通過
フィルタ431の動作クロックは、(図1)におけるサ
ンプリングクロック発生手段302の出力であるサンプ
リングクロックkである。そのため、周波数はfnの倍
数となり、fn[Hz]を通過させる帯域通過フィルタ
431の構成が簡単となる。例えば、サンプリング周波
数が4fnの場合には、帯域通フィルタ431を(図
3)の様に、D型フリップフロップ434、435およ
び減算器436から成るFIRフィルタで構成する場
合、サンプリングクロックを直接D型フリップフロップ
434、435に入力するのみで実現できる。
【0017】さらに、直交2相検波による振幅検出回路
401について説明する。包絡線検波の説明と同様、検
出する信号の周波数をfn[Hz]とする。また、説明
平易のため、サンプリングを行わない値で説明する。
(図4)は、直交2相検波による振幅検出回路の構成図
である。入力信号gは、パイロット信号fnを含んでい
るので、パイロット信号の振幅をAとすると、 Asin(2πtfn+Ψ)+Noise で表わすことができる。ここで、tは時間[sec]、
Ψは位相[rad]、N oiseは入力信号のうちfn[H
z]以外の周波数の信号である。2相信号発生手段41
4は、サンプリングクロック発生手段302の出力信号
kから、位相差がπ/2であるfn[Hz]のパイロッ
ト検出信号pおよびqを出力する。pおよびqは、それ
ぞれsin2πfnt、cos2πfntと表せる。よっ
て、乗算器402aの出力は、 {Asin(2πtfn+Ψ)+Noise}×sin2π
nt=A/2{cosΨ−cos(4πfnt+Ψ)}
+Noisesin2πfnt 一方、乗算器402bの出力は {Asin(2πtfn+Ψ)+Noise}×cos2π
nt=A/2{sinΨ−sin(4πfnt+Ψ)}
+Noisecos2πfntであり、これらを低域通過フ
ィルタ413a、413bに通すと直流成分のみ残り、
低域通過フィルタ413aの出力はA・cosΨ/2、
低域通過フィルタ413bの出力はA・sinΨ/2と
なる。上記2式のそれぞれを自乗演算手段405a、4
05bで自乗演算し、加算器416でそれらの和を求め
ると、 (A・cosΨ/2)2+(A・sinΨ/2)2 =A2(cos2Ψ+sin2Ψ)/4 =A2/4 この正の平方根を平方根演算手段407でとると、A/
2となり、パイロット信号の振幅Aに比例した信号を得
ることができる。
【0018】以上の直交2相検波の過程は、サンプリン
グした値で行っても、振幅Aに比例した信号が得られる
ことは、明らかである。
【0019】ここで、2相信号発生手段414は、クロ
ック発生手段fの出力から、fn[Hz]のパイロット
検出信号の2相(位相差はπ/2)信号をサンプリング
周波数fs[Hz]でサンプリングされた値で2相信号
として出力する。この出力パターンは2相信号pがsi
n(2πfnj/fs)、2相信号qがcos(2πf n
j/fs)(ただし、j=1,2,…fs/fn)のj=1
からfs/fnの繰り返しで、2相信号発生手段414
は、サンプリングクロック発生手段出力信号kに伴っ
て、この繰り返しパターンを出力する回路で構成され
る。
【0020】例えば、サンプリング周波数fsを入力パ
イロットfn[Hz]の6倍に選ぶと、j=1、2、
3、4、5、6となり、2相信号p=31/2/2、31/2
/2、0、−31/2/2、−31/2/2、0、……、2相
信号q=1/2、−1/2、−1、−1/2、1/2、
1、……である。よって(図5)の様に、2相信号発生
手段414は、定数を出力する回路707、708、7
09のいずれかの出力を、サンプリング信号に同期し
て、セレクター705aで選択して、2相信号pを出力
し、定数を出力する回路710、711、712、71
3のいずれかの出力をセレクター705bで選択して、
2相信号qを出力する回路で構成する。
【0021】特に、サンプリング周波数fsを一方のパ
イロット周波数fn[Hz]の4倍に選ぶことにより、
2相信号p=0,1,0,−1,0,1,0,−1,…
…、2相信号q=1,0,−1,0,1,0,−1,
0,……となり、2相信号発生手段414および乗算器
402a、402bを合わせた回路は(図6)の様にカ
ウンタ701、デコーダ702、0出力回路703、極
性反転器704、セレクター705から構成することが
でき、実際の乗算を行わなくても良く、回路構成を簡単
にできる。
【0022】以上のように、サンプリングクロックをパ
イロット周波数の公倍数にすると、サンプリング周波数
は、各パイロット周波数の整数倍となり、フィルタ、乗
算器等の構成を簡単にすることができる。特に、サンプ
リングクロックがパイロット周波数の4倍の時には、乗
算器が実質の乗算回路を必要とせず、回路構成の簡略化
に効果がある。
【0023】なお、自乗演算手段405a、405b、
平方根演算手段407は、ROMなどのメモリ等で構成
することができる。
【0024】(図7)は自乗演算手段405の構成図で
ある。この例では入力に2の補数表現で8ビットの信号
が入る場合を示している。自乗演算の出力は、入力の極
性によらず大きさのみで決まるので、正負にふれる入力
データは絶対値演算手段1001によって大きさのみが
取り出される。絶対値演算手段の出力はROM1002
にアドレスとして入力され自乗データに変換される。自
乗演算手段の出力の最下位ビットは絶対値演算手段の最
下位ビットが、また最下位から2番目のビットはグラン
ドに接続され、残りの12ビット分がROMから出力さ
れる。 ここでROM入力をB6,B5,B4,B3,B2,B1,
0とすると、自乗した後の最下位ビットはB0 2=B0
あり、ROM入力の最下位ビットと等しくなることが解
る。また同様に、出力の最下位から2番目のビットはB
0とB1の積を2倍したものであるから、常に0である。
従って、自乗演算では本来、ROMのアドレス長が7ビ
ットであれば出力は14ビット必要であるが、この様に
最下位ビットを絶対値演算手段の最下位ビットとし、最
下位から2番目のビットを常に0にすれば、ROMの出
力語長を12ビットに減らすことが可能となる。これに
よりROMの大きさを削減する事が可能でLSI化する
上で効果が大きい。
【0025】(図8)は平方根演算手段407の構成図
である。入力データは入力範囲判別手段1010に入力
され、その大きさに応じてグループ分けがなされ、グル
ープ判別信号が出力される。そのグループ判別信号に応
じて、ビット抽出手段1011では入力データの中の計
算精度を維持するのに必要なビットを抜き出す。アドレ
ス決定手段1012ではグループ判別信号と抽出された
入力信号のビットから、ROM1013のアドレスを決
定する。ROMでは入力の概略の大きさを示すグループ
判別信号と抽出された残りの入力信号のビットから入力
値の平方根にあたる出力データを出力する。
【0026】今、入力データをX、出力データをYとす
ると
【0027】
【数1】
【0028】である。両辺を微分すると、
【0029】
【数2】
【0030】である。この式は入力の値により入力の必
要精度が決まることを示している。たとえば、出力の誤
差dYを1より小さくするためには、XがX≧212なら
ばdX<27、すなわち26以下のビットは切り捨てても
かまわないことを示している。同様に、XがX≧28
らば入力の24以下のビットは切り捨てても、変換精度
に影響はない。
【0031】(図9)は入力データの範囲とROMアド
レスの関係を示す関係図の一例である。以上の考察よ
り、入力データの大きさによりグループ分けを(図9)
のように定めると、ROMのアドレスとしてはグループ
判別の為の2ビットと、入力データの一部を抽出した7
ビットの合わせて9ビットあればよい。入力データがこ
の例の様に、14ビット長ある時には、アドレスとして
14個必要のところ、2 9個に削減することが可能であ
る。従ってROMの大きさは1/16に圧縮され、LS
I化する際、大きな回路規模の削減をはかることができ
る。
【0032】(図10)は以上の動作を行うための入力
範囲判別手段1010、(図11)はビット抽出手段1
011、アドレス決定手段1012に係わる部分の具体
的な構成図である。入力範囲判別手段1010ではOR
回路1020、1021、NOR回路1022により入
力データのそれぞれのビットがデコードされ、入力の大
きさが判別される。この例では入力Xに対し、X≧
12、X≧28、X=0の時それぞれ1が出力される。
入力範囲判別手段1010で判別されたグループ判別信
号を用いて、(図9)の関係図に従い、ビット抽出手段
1011、アドレス決定手段1012でROMのアドレ
スが決定される。ROMアドレスの上位2ビットは、グ
ループ判別信号をOR回路1138によってデコードす
ることにより作られる。AND回路1130、113
1、1132は入力データから必要なビットを抜き出す
ゲートである。ROMアドレスの下位ビットは、それぞ
れのAND回路の出力をOR回路1133で集めること
により作り出される。AND回路1134、1136、
1137、反転回路1135、1139、1140は入
力範囲に応じてそれぞれのゲート信号を作り出すデコー
ダである。1130、1131、1132はビット抽出
手段、1133はアドレス決定手段である。以上の様に
ビット抽出手段、アドレス決定手段では、グループ判別
信号を用いて、(図9)の関係図に従ってROMの各ア
ドレス毎に、入力をセレクトあるいは、デコードすれば
よい。
【0033】(図12)は、別の入力データの範囲とR
OMアドレスの関係を示す関係図である。前例ではグル
ープ判別信号によってROMのアドレス空間を4分割
し、その領域判別の為に、上位2ビットを固定長の特定
パターンとしたが、この例では、入力の大きさによって
8分割し、1〜8ビットの可変長の特定パターンによ
り、領域の判別を行う。特に各特定パターンは0の値の
アドレスがそれぞれの領域で異なる様に決められ、残り
を1とすることで重複するアドレスが発生しない様に工
夫されている。この例ではアドレスとして28個のみで
済み、1/32にROMの大きさを圧縮することができ
る。
【0034】(図13)はこの例における入力範囲判別
手段1010の具体例である。前例と同様にOR回路1
040、1041、1042、1043、1044、1
045、1046、反転回路1047によって入力デー
タをデコードすればよい。
【0035】(図14)はビット抽出手段1011、ア
ドレス決定手段1012に係わる部分の、この実施例に
おける具体的な構成図である。ROMアドレスの最上位
ビットは、グループ判別信号の内、X≧212を反転回路
1232によって反転することにより作られる。AND
回路1230、1231は入力データから必要なビット
を抜き出すゲートである。他のROMアドレスのビット
は、それぞれのAND回路の出力とグループ判別信号を
反転回路1234、1237等でデコードした信号を、
OR回路1233で集めることにより作り出される。A
ND回路1236、反転回路1235は入力範囲に応じ
てそれぞれのゲート信号を作り出すデコーダであり、1
240はビット抽出手段、1241はアドレス決定手段
である。この様に、ビット抽出手段、アドレス決定手段
も前例と同様にグループ判別信号を用いて、(図12)
の関係図に従って入力データあるいはグループ判別信号
をセレクトあるいは、デコードすればよい。
【0036】なお、この例では各特定パターンを0の位
置で判別できるようにしたが、もちろんのこと、0、1
をいれかえてもよい。またROMアドレスのビット並び
もこの例に限られる事なく発明の主旨を逸脱しない範囲
で変形することが可能である。
【0037】次に、本発明の第2の実施例のトラッキン
グ誤差検出装置について図面を参照しながら説明する。
【0038】(図15)は本発明のトラッキング誤差検
出装置の第2の実施例の構成図である。(図16)はこ
の第2の実施例の振幅検出回路のタイムチャートであ
る。なお、構成要素が従来例と同様に機能するものにつ
いては、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0039】再生信号iに含まれるパイロット信号は、
それぞれ2つあり、周波数は共にf 1[Hz],f2[H
z]である。クロック発生手段301の出力からサンプ
リングクロック発生手段302で分周を行い、周波数が
1とf2の公倍数であるfs[Hz]のサンプリングク
ロックkを作成する。再生信号iは、低域通過フィルタ
であるフィルタ304に入力され、サンプリング時の折
り返し雑音となる成分が除かれる。なお、フィルタ30
4が、パイロット周波数近傍が帯域の帯域通過フィルタ
であるならば、第1の実施例同様、検出精度が向上する
という効果が得られる。サンプリング手段303は、フ
ィルタ304の出力をサンプリングクロックkでサンプ
リングする。時間多重振幅検出回路401は、サンプリ
ング手段303の出力gから、パイロット信号f1[H
z]およびf2[Hz]の振幅を時間多重で検出し、f1
パイロット信号の振幅に比例した信号およびf2パイロ
ット信号に比例した信号を交互に出力する。時間多重振
幅検出回路401は、直交2相検波あるいは、包絡線検
波等を用いて検出する。
【0040】(図16)にこのタイムチャートを示す。
時間多重差分器601は、パイロット信号f1[Hz]
およびf2[Hz]の振幅の差を求め、トラッキング誤
差信号hを出力する。時間多重差分器601は、遅延器
602、減算器604とラッチ603からなり、時系列
に交互に入力されるf1およびf2パイロット信号を遅
延器602により、信号を遅らせ、元の信号との差を減
算器604で求める。この結果、(f1パイロット信号
の振幅−f2パイロット信号の振幅)と(f2パイロッ
ト信号の振幅−f1パイロット信号の振幅)が、交互に
減算器604より出力される。このうち、ラッチ603
により所望の信号のみを出力することにより、トラッキ
ング誤差信号が得られる。
【0041】この第2の実施例では、振幅検出回路が各
パイロット信号の振幅を時間多重で検出することによ
り、1個の時間多重幅検出回路で構成され、第1の実施
例より回路規模が小さくなるという効果を有する。
【0042】次に、第2の実施例の時間多重振幅検出回
路401における直交2相検波を用いた例を説明する。
【0043】(図17)は本発明の第2の実施例におけ
る振幅検出装置401の構成図である。なお、構成要素
が上記従来例および本発明の実施例と同様に機能するも
のについては、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0044】時間多重2相信号発生手段424は、クロ
ック発生手段301の出力fから、f1[Hz]のパイ
ロット検出信号の2相(位相差はπ/2)信号およびf
2[Hz]のパイロット検出信号の2相(位相差はπ/
2)信号をfs[Hz]でサンプリングされた値で時間
多重に2相信号rとして出力する。この出力パターン
は、 sin(2πf1×1/fs) cos(2πf1×1/fs) sin(2πf2×1/fs) cos(2πf2×1/fs) sin(2πf1×2/fs) cos(2πf1×2/fs) sin(2πf2×2/fs) cos(2πf2×2/fs) : : sin(2πf1×j/fs) cos(2πf1×j/fs) sin(2πf2×j/fs) cos(2πf2×j/fs) ただし、jはfs/f1とfs/f2の最小公倍数であり、
出力パターンは、これらの繰り返しとなる。乗算器40
2では、2相信号rとサンプリング手段出力信号gとで
乗算を行う。時間多重低域通過フィルタ423では、時
間多重された2個2相の乗算器402からの出力信号か
ら、それぞれの信号の周波数低域成分(直流成分を含
む)を検出する。自乗演算手段405では時間多重低域
通過フィルタ423からの出力の自乗演算を行う。時間
多重加算器426では、時間多重された2組2相の自乗
演算手段405からの出力を2相間で和を求めて出力す
る。平方根演算手段407では、時間多重加算器426
の出力の平方根を求め、f1およびf2パイロット信号の
振幅を交互に出力する。
【0045】時間多重加算器426は、遅延器612、
加算器614とラッチ613からなり、(図15)にお
ける差分回路601と同様の原理で、時系列に交互に入
力される2相信号、つまりsin(2πfn×j/fs
およびcos(2πfn×j/fs)をそれぞれ乗算する
ことにより得られた信号の和を求めることができる(た
だし、fn=f1,f2、j=1………fs/fn)。時間
多重低域通過フィルタ423は、(図18)に示すとお
り、734、735、736および737の遅延器、加
算回路733、定数(1−p)を乗算する回路738、
定数pを乗算する回路739からなる。ここで、遅延器
734、735、736および737の遅延時間の合計
を時間多重された信号の1つの期間とすることにより、
時系列に並んだ4つの信号のそれぞれの低域成分のみを
それぞれ独立して通過させることが出来、時間多重低域
通過フィルタの役割を果たす。なお、ここでは、(図1
8)に示す時間多重低域通過フィルタについて述べた
が、他の方式の低域通過フィルタでも、遅延を4分割す
ることにより、同様の効果をもたらすことは明らかであ
り、時間多重低域通過フィルタが、他の方式の低域通過
フィルタでもかまわない。
【0046】(図20)は、(図17)の時間多重振幅
検出回路を使用した第2の実施例のタイムチャートであ
る。(図20)において、(a)は、サンプリング手段
出力信号g、(a’)は、乗算回路の出力、(b)は、
時間多重振幅検出回路の出力、(c)は、時間多重差分
回路の出力である。サンプリングされた信号501は、
乗算器402により、f12相信号pf1が乗算された信
号507a、f12相信号qf1が乗算された信号507
b、f22相信号pf2が乗算された信号507c、f2
相信号qf2が乗算された信号507dが得られる。それ
らの信号を、時間多重低域通過フィルタおよび自乗演算
手段を通し、2相間での加算、平方根演算手段を通し、
1およびf2パイロット信号振幅間での減算を行い、ト
ラッキングエラー信号505が得られる。
【0047】なお、自乗演算手段、平方根演算手段は、
第1の実施例同様、ROMなどのメモリ等で構成するこ
とができる。
【0048】なお、2つのパイロット周波数、f1,f
2が、f2=1.5×f1の関係にあるとき、(図1
7)に於ける時間多重2相信号発生手段424および時
間多重乗算回路402を合わせた回路は、(図19)の
ような構成で実現できる。つまり、サンプリング周波数
fs=6×f1=4×f2とすると、(図17)の時間
多重乗算器402で乗算すべき値は、 sin(2πf1×1/fs)=31/2/2 cos(2πf1×1/fs)=1/2 sin(2πf2×1/fs)=1 cos(2πf2×1/fs)=0 sin(2πf1×2/fs)=31/2/2 cos(2πf1×2/fs)=−1/2 sin(2πf2×2/fs)=0 cos(2πf2×2/fs)=−1 sin(2πf1×3/fs)=0 cos(2πf1×3/fs)=−1 sin(2πf2×3/fs)=−1 cos(2πf2×3/fs)=0 : : sin(2πf1×24/fs)=0 cos(2πf1×24/fs)=1 sin(2πf2×24/fs)=0 cos(2πf2×24/fs)=1 となり、0、1、1/2、31/2/2、−1、−1/
2、−31/2/2のいずれかである。よって、サンプリ
ング手段出力信号gに定数乗算回路714、716ある
いは0を出力する回路703によって、0、1、1/
2、31/2/2を乗算した値のいずれかをセレクター7
15aで選び、その出力と、その出力に−1を乗算した
値のいずれかをセレクター719で選ぶことにより、所
望の乗算した値が得られる。この振幅検出回路の実施例
では、各パイロット信号の振幅検出における2組2相の
信号を時間多重で検出することにより、1相分の時間多
重割幅検出回路で構成する事が可能で、回路規模削減に
効果を有する。
【0049】なお、第1の実施例および第2の実施例に
おいては、トラッキング誤差検出回路が、2周波パイロ
ット信号の包絡線検波あるいは直交2相信号乗算型検波
である場合について説明したが、8mmVTR、DAT
等の4周波パイロット信号を用いたパイロット信号検出
においても、本発明を適用可能なことは言うまでもな
い。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のトラッキング誤差検出装置によれば、パイロット信号
の信号検出はディジタル信号で行われかつ、直交2相検
波で行われるため、素子のばらつきに強く、高精度なパ
イロット信号検出が行え、また再生信号はパイロット周
波数の公倍数の周波数でサンプリングされ、複数のパイ
ロット信号の振幅検出が時間多重に処理がなされるた
め、回路規模を小さくでき、IC化を含めた小型化が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第1の実施例を示すトラッキン
グ誤差検出装置の構成図
【図2】本発明に係わる第1の実施例におけるトラッキ
ング誤差検出装置の包絡線検波を用いた振幅検出装置の
構成図
【図3】本発明に係わる第1の実施例における包絡線検
波を用いたトラッキング誤差検出回路の帯域通過フィル
タの構成図
【図4】本発明に係わる第1の実施例におけるトラッキ
ング誤差検出装置の直交2相検波を用いた振幅検出回路
の構成図
【図5】本発明に係わる第1の実施例における直交2相
検波を用いたトラッキング誤差検出装置の2相信号発生
手段の構成図
【図6】サンプリング周波数が、パイロット周波数の4
倍の時の、本発明に係わる第1の実施例における直交2
相検波を用いたトラッキング誤差検出装置の2相信号発
生手段および乗算器を合わせた回路の構成図
【図7】本発明の実施例における自乗演算手段の構成図
【図8】本発明の実施例における平方根演算手段の構成
【図9】本発明の実施例における平方根演算手段の入力
データの範囲とROMアドレスの関係を示す関係図
【図10】本発明の実施例における入力範囲判別手段の
構成図
【図11】本発明の実施例におけるビット抽出手段、ア
ドレス決定手段に係わる部分の構成図
【図12】本発明の実施例における平方根演算手段の別
の入力データの範囲とROMアドレスの関係を示す関係
【図13】図12における入力範囲判別手段の構成図
【図14】図12におけるビット抽出手段、アドレス決
定手段に係わる部分の構成図
【図15】本発明に係わる第2の実施例を示すトラッキ
ング誤差検出装置の構成図
【図16】本発明に係わる第2の実施例におけるトラッ
キング誤差検出装置の振幅検出装置のタイムチャート
【図17】本発明に係わる第2の実施例におけるトラッ
キング誤差検出装置の振幅検出装置の構成図
【図18】本発明に係わる振幅検出装置が直交2相検波
である第2の実施例におけるトラッキング誤差検出装置
の低域通過フィルタの構成図
【図19】本発明に係わる振幅検出装置が直交2相検波
である第2の実施例におけるトラッキング誤差検出装置
の時間多重2相信号発生手段と乗算器を合わせた回路の
構成図
【図20】本発明に係わる振幅検出装置が直交2相検波
である第2の実施例におけるトラッキング誤差検出装置
のタイムチャート
【図21】ATF制御を行うVTRの構成図
【図22】従来のトラッキング誤差検出装置の構成図
【符号の説明】
301 クロック発生手段 302 サンプリングクロック発生手段 303 サンプリング手段 401a,401b 振幅検出回路 600 差分回路 i 再生信号 h トラッキング誤差信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 啓 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 本庄 謙一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 橋本 清一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 下田代 雅文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−274045(JP,A)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープの長手方向に対して斜めに形成
    され、パイロット信号が情報信号と多重されて記録され
    たトラックを回転ヘッドにより再生し、前記回転ヘッド
    により再生走査すべき主トラックの両隣接トラックから
    再生されたパイロット信号のレベル差を求め、前記主ト
    ラックに対する前記回転ヘッドの走査軌跡のずれを補正
    するためのトラッキング信号を形成するトラッキング誤
    差検出装置において、 クロック発生手段と、前記クロック発生手段の出力信号
    をもとに、両隣接トラックから再生された前記パイロッ
    ト信号周波数の公倍数と等しいかもしくは略等しい周波
    数のサンプリング信号を発生するサンプリングクロック
    発生手段と、再生信号を前記サンプリング信号でサンプ
    リングしてA/D変換するサンプリング手段と、前記サ
    ンプリング手段の出力信号から隣接トラックから再生さ
    れたパイロット信号の振幅を検出する第1、第2の振幅
    検出手段と、前記第1、第2の振幅検出手段の出力の差
    分を求めてトラッキング誤差信号を出力する差分手段と
    を具備し、 前記第1、第2の振幅検出手段は、各々、 前記サンプリングクロック発生手段の出力信号から各パ
    イロット周波数に等しいか、もしくは略等しい周波数で
    ある2相のパイロット検出信号を発生する2相信号発生
    手段と、前記2相信号発生手段からの出力信号と前記サ
    ンプリング手段からの出力信号との間でそれぞれ乗算を
    行う第1、第2の乗算手段と、前記第1、第2の乗算手
    段の出力からそれぞれの信号の低域成分を抜き出す第
    1、第2の低域通過フィルタと、前記第1、第2の低域
    通過フィルタからの出力信号を各々自乗演算する第1、
    第2の自乗演算手段と、前記第1、第2の自乗演算手段
    の出力信号を加算演算する加算演算手段と、前記加算演
    算手段からの出力信号を平方根演算し、その演算結果を
    前記差分手段へ出力する平方根演算手段とを有する こと
    を特徴とするトラッキング誤差検出装置。
  2. 【請求項2】磁気テープの長手方向に対して斜めに形成
    され、パイロット信号が情報信号と多重されて記録され
    たトラックを回転ヘッドにより再生し、前記回転ヘッド
    により再生走査すべき主トラックの両隣接トラックから
    再生されたパイロット信号のレベル差を求め、前記主ト
    ラックに対する前記回転ヘッドの走査軌跡のずれを補正
    するためのトラッキング信号を形成するトラッキング誤
    差検出装置において、 クロック発生手段と、前記クロック発生手段の出力信号
    をもとに、両隣接トラックから再生された前記パイロッ
    ト信号周波数の公倍数と等しいかもしくは略等しい周波
    数のサンプリング信号を発生するサンプリングクロック
    発生手段と、再生信号を前記サンプリング信号でサンプ
    リングしてA/D変換するサンプリング手段と、前記サ
    ンプリング手段の出力信号から隣接トラックから再生さ
    れたパイロット信号の振幅を検出する第1、第2の振幅
    検出手段と、前記第1、第2の振幅検出手段の出力の差
    分を求めてトラッキング誤差信号を出力する時間多重差
    分手段とを具備し、 前記第1、第2の振幅検出手段は、各々、 前記サンプリングクロック発生手段の出力信号から各パ
    イロット周波数に等しいか、もしくは略等しい周波数で
    ある2相のパイロット検出信号を、時間多重に発生する
    時間多重2相信号発生手段と、前記時間多重2相信号発
    生手段からの出力信号と前記サンプリング手段からの出
    力信号との間で乗算を行う乗算手段と、前記乗算手段の
    出力から前記2相信号のそれぞれの低域成分を時間多重
    で抜き出す時間多重低域通過フィルタと、前記時間多重
    低域通過フィルタからの出力信号を自乗演算する自乗演
    算手段と、前記自乗演算手段の出力信号を前記2相信号
    間で加算演算を行う時間多重加算演算手段と、前記時間
    多重加算演算手段から出力される2相信号をそれぞれ平
    方根演算し、その演算結果を前記差分手段へ出力する平
    方根演算手段とを有することを特徴とするトラッキング
    誤差検出装置。
  3. 【請求項3】サンプリングクロック発生手段のサンプリ
    ング周波数は、両隣接トラックからのパイロット信号の
    うちどちらかのパイロット信号の周波数の4倍もしくは
    略4倍であることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載のトラッキング誤差検出装置。
  4. 【請求項4】平方根演算手段は、入力データの大きさに
    よりグループ分けを行い、グループ判別信号を出力する
    入力範囲判別手段と、前記グループ判別信号に応じて前
    記入力データの特定のビットを抜き出すビット抽出手段
    と、前記グループ判別手段と前記ビット抽出手段の出力
    を元にアドレスを出力するアドレス決定手段と、前記ア
    ドレスに応じて出力データを出力するメモリより構成さ
    れることを特徴とする請求項1または請求項2記載のト
    ラッキング誤差検出装置。
  5. 【請求項5】アドレス決定手段は、入力範囲判別手段の
    出力に応じて決まる特定パターンと、ビット抽出手段の
    出力の組み合わせによりアドレスを出力することを特徴
    とする請求項4記載のトラッキング誤差検出装置。
  6. 【請求項6】アドレス決定手段は、入力範囲判別手段に
    よって分けられたグループ毎に異なる位置に0を、それ
    以外の位置には1を割り振った特定パターンとビット抽
    出手段の出力の組み合わせによりアドレスを出力するこ
    とを特徴とする請求項5記載のトラッキング誤差検出装
    置。
  7. 【請求項7】自乗演算手段は、絶対値演算手段と、前記
    絶対値演算手段の出力をアドレスとするメモリにより構
    成され、出力の最下位ビットは前記絶対値演算手段の最
    下位ビットであり、残りのビットは前記メモリより出力
    されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    トラッキング誤差検出装置。
  8. 【請求項8】自乗演算手段は、絶対値演算手段と、前記
    絶対値演算手段の出力をアドレスとするメモリにより構
    成され、出力の最下位から2番目のビットは0を出力
    し、残りのビットは前記メモリより出力されることを特
    徴とする請求項1または請求項2記載のトラッキング誤
    差検出装置。
  9. 【請求項9】自乗演算手段は、絶対値演算手段と、前記
    絶対値演算手段の出力をアドレスとするメモリにより構
    成され、出力の最下位ビットは前記絶対値演算手段の最
    下位ビットであり、かつ、出力の最下位から2番目のビ
    ットは0を出力し、残りのビットは前記メモリより出力
    されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    トラッキング誤差検出装置。
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