JPH08124250A - トラッキング誤差検出装置 - Google Patents

トラッキング誤差検出装置

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JPH08124250A
JPH08124250A JP6260200A JP26020094A JPH08124250A JP H08124250 A JPH08124250 A JP H08124250A JP 6260200 A JP6260200 A JP 6260200A JP 26020094 A JP26020094 A JP 26020094A JP H08124250 A JPH08124250 A JP H08124250A
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signal
pilot
head
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detection means
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JP6260200A
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Tomohiko Maruoka
智彦 丸岡
Hiroshi Ichikawa
啓 市川
Makoto Goto
誠 後藤
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 f1パイロット信号とf2パイロット信号を
1トラックおきにサイクリックに記録し、再生時には第
1のヘッドと軌跡がオーバーラップするように配した第
2のヘッドにより、制御信号を得るトラッキング誤差検
出装置において、小規模な回路で効率よくパイロット信
号の検波を行うトラッキング誤差検出装置を提供する。 【構成】 f1パイロット検波手段301と、f2パイ
ロット検波手段302と、ヘッド21の再生信号をf1
パイロット検波手段301に入力し、ヘッド22の再生
信号をf2パイロット検波手段302に入力する第1の
モードと、ヘッド21の再生信号をf2パイロット検波
手段に入力しヘッド22の再生信号をf1パイロット検
波手段に入力する第2のモードとを切り替える信号切替
手段303を備えて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、狭トラック化に対応し
たトラッキング制御を行うためのトラッキング誤差検出
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオテープレコーダ(以下、V
TRと称する)など、磁気記録テープを媒体とした磁気
記録再生装置において、磁気記録テープの記録密度を上
げるために、ガードバンドなしで記録し、隣接トラック
のクロストークを少なくするため、アジマス記録を行っ
ている。また、再生時にヘッドがトラックを正確に走査
するためのトラッキング制御技術には、低周波パイロッ
ト信号をトラック毎に記録するATF制御がある。AT
F制御では、再生時に得られる両隣接トラックに記録し
た2つの低周波パイロット信号のクロストーク量を比較
することにより、トラッキング誤差を検出し、トラッキ
ング制御をかける(例えば、テレビジョン学会誌 Vo
l.44,No.9 pp1170〜1174)。
【0003】さらに狭トラックの記録再生を行うため、
再生時に1つのトラックをオーバーラップ領域を設けた
2つのヘッドで走査を行いATF制御再生を行うダブル
スキャントラッキング方式がある。以下にダブルスキャ
ントラッキング方式について図面を参照しながら従来の
例で説明する。
【0004】(図15)は従来例におけるダブルスキャ
ントラッキング方式のトラッキング誤差検出ブロック図
を示すものである。(図16)は、ダブルスキャントラ
ッキング方式におけるヘッド−トラックの配置を示す図
である。また、(図17)は、ダブルスキャントラッキ
ング方式におけるヘッドのシリンダ上の配置を示す図で
ある。
【0005】(図16)において、1はトラッキング誤
差検出用パイロット信号を主信号とともに記録した磁気
テープである。21、22は磁気テープ1に記録してい
る信号を再生するための2つの磁気ヘッドである。記録
時には、(図17)のヘッド21およびヘッド26を用
いてテープ1に信号を記録する。このとき、ヘッド21
は主信号のみを、ヘッド26はf1パイロット信号およ
びf2パイロット信号を1トラックごと交互に主信号と
共に記録する。つまり、(図16)のトラック11〜1
5に示すように、トラックにはトラッキング誤差検出用
のf1パイロット信号とf2パイロット信号が主信号と
ともに1トラック間隔をあけながら交互に現れるように
記録する。磁気ヘッド21、22は同一アジマス角を有
し((図16)の場合、トラック12、14と同一アジ
マス。トラック11、13、15と逆アジマス。)、同
一トラック((図16)の場合、トラック12)をオー
バーラップして再生するように配置する。磁気ヘッド2
6、27は磁気ヘッド21と異なるアジマス角を有し、
同一トラック((図16)の場合、トラック13)をオ
ーバーラップして再生するように配置する。シリンダ1
回転のうち、半回転中すなわちヘッド21およびヘッド
22がテープ1に接し、トラックからの信号を再生する
ときには、磁気ヘッド21および22から隣接トラック
のクロストークとして、トラック11よりf1、トラッ
ク13よりf2のトラッキング誤差検出用のパイロット
信号が再生される。パイロット信号検波回路319で
は、ヘッド21から再生されたトラック13からのf2
パイロット信号の振幅を検出する。パイロット信号検波
回路318では、ヘッド21から再生されたトラック1
1からのf1パイロット信号の振幅を検出する。パイロ
ット信号検波回路317では、ヘッド22から再生され
たトラック11からのf1パイロット信号の振幅を検出
する。パイロット信号検波回路316では、ヘッド22
から再生されたトラック13からのf2パイロット信号
の振幅を検出する。差分器421では、前記パイロット
信号検波回路319の出力と前記パイロット信号検波回
路318の出力の差を求めヘッド21からのトラッキン
グ誤差信号を出力する。差分器422では、前記パイロ
ット信号検波回路316の出力と前記パイロット信号検
波回路317の出力の差を求めヘッド22からのトラッ
キング誤差信号を出力する。加算機423では、前記差
分器421の出力と前記差分器422の出力を加算し、
トラッキング誤差信号を出力する(例えば、特開平6−
84239号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のトラッキング誤差検出装置では、(図16)
において、ヘッド21およびヘッド22がトラック12
を走査しているとき、再生フリンジがあるため、パイロ
ット信号は、ヘッド21では波線23、ヘッド22では
波線24がヘッド進行方向に移動する範囲を含んで再生
される。このため、ヘッド21およびヘッド22が走査
すべきトラックからずれてオフトラックとなったとして
も、ヘッド21から再生されるf1パイロット信号レベ
ルおよびヘッド22から再生されるf2パイロット信号
レベルの変化するオフトラックの範囲が狭く、(図1
5)のパイロット信号検波回路316およびパイロット
信号検波回路318の出力は誤差信号に効果を持たず、
パイロット信号検波回路316およびパイロット信号検
波回路318は余分な検出回路となる。
【0007】また両隣接トラックのパイロット信号のう
ち、誤差信号に効果をもたらすパイロット信号の再生を
両隣接別々のヘッドで再生し、それぞれのパイロット信
号検波回路で行っているので、ヘッド、パイロット信号
検波回路のばらつきに弱い。
【0008】本発明は上記問題点に鑑み、回路を構成が
単純かつ有効で、ヘッド、パイロット信号検波回路のば
らつきに強い、狭トラック化に対応したトラッキング制
御を行うトラッキング誤差検出装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のトラッキング誤差検出装置(請求項1に
記載の発明)は、f1パイロット信号を検波するf1パ
イロット検波手段と、f2パイロット信号を検波するf
2パイロット検波手段と、ヘッド21およびヘッド22
が1トラック走査する毎に、前記ヘッド21の再生信号
を前記f1パイロット検波手段に入力し前記ヘッド22
の再生信号を前記f2パイロット検波手段に入力する第
1のモードと、前記ヘッド21の再生信号を前記f2パ
イロット検波手段に入力し前記ヘッド22の再生信号を
前記f1パイロット検波手段に入力する第2のモードと
を順次切り替える信号切替手段を備えている。
【0010】また、本発明のトラッキング誤差検出装置
(請求項2ないし請求項3に記載の発明)は、一方のヘ
ッドから再生された再生信号からf1パイロット信号を
検波する第1のf1パイロット検波手段と、同ヘッドか
ら再生された再生信号からf2パイロット信号を検波す
る第1のf2パイロット検波手段と、他方のヘッドから
再生された再生信号からf1パイロット信号を検波する
第2のf1パイロット検波手段と、同ヘッドから再生さ
れた再生信号からf2パイロット信号を検波する第2の
f2パイロット検波手段と、前記第1のf1パイロット
検波手段の出力と前記第1のf2パイロット検波手段の
出力との間で除算を行う第1の除算演算手段と、前記第
2のf1パイロット検波手段の出力と前記第2のf2パ
イロット検波手段の出力との間で除算を行う第2の除算
演算手段を備えている。
【0011】また、本発明のトラッキング誤差検出装置
(請求項4に記載の発明)は、一方のヘッドから再生さ
れた再生信号からf1パイロット信号を検波する第1の
f1パイロット検波手段と同ヘッドから再生された再生
信号からf2パイロット信号を検波する第1のf2パイ
ロット検波手段と、他方のヘッドから再生された再生信
号からf1パイロット信号を検波する第2のf1パイロ
ット検波手段と同ヘッドから再生された再生信号からf
2パイロット信号を検波する第2のf2パイロット検波
手段と、前記第1のf1パイロット検波手段の出力と前
記第2のf1パイロット検波手段の出力との積を求める
第1の乗算演算手段と、前記第1のf2パイロット検波
手段の出力と前記第2のf2パイロット検波手段の出力
との積を求める第2の乗算除算演算手段を備えている。
【0012】さらに、本発明のトラッキング誤差検出装
置(請求項5ないし請求項7に記載の発明)は、時分割
処理で複数のパイロット信号の振幅を検出する検波手段
を備えている。
【0013】
【作用】本発明は、上記したトラッキング誤差検出装置
(請求項1記載の発明)の構成により、走査を行うトラ
ックによってヘッド21からの再生信号とヘッド22か
らの再生信号の入力を入れ替え、再生されるパイロット
信号の振幅変化が再生フリンジにより低下する影響を受
けないトラックのみのパイロット信号振幅検出を行うの
で、パイロット信号検波回路はf1パイロット信号およ
びf2パイロット信号を検波する装置を1組備えるだけ
でよい。
【0014】また、上記したトラッキング誤差検出装置
(請求項2ないし請求項4記載の発明)の構成では、両
隣接トラックからヘッド21およびヘッド22それぞれ
で再生し検波された4つの信号のうち、トラッキング誤
差に依存する信号と、再生フリンジの効果によりトラッ
キング誤差に依存しない信号が得られる。これらの4つ
の信号全ては、ヘッド21、ヘッド22あるいはそれぞ
れの誤差検出装置に依存した信号である。よって、これ
らの信号間で演算を行うことにより、ヘッド、パイロッ
ト信号検波回路のばらつきをキャンセルする補正が行え
る。
【0015】さらに、上気したトラッキング誤差検出装
置(請求項5ないし請求項7記載の発明)の構成では、
複数のパイロット信号検出を時分割並列処理で検出され
るので、1組の検出装置を備えるだけでよい。
【0016】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について図面を
参照しながら説明する。(図1)は本発明のトラッキン
グ誤差検出装置の第1の実施例である。また、(図2)
は本発明のトラッキング誤差検出装置の第1の実施例の
データの流れを示すタイムチャートである。なお、構成
要素が従来例で述べたものと同様に機能するものについ
ては、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0017】クロック発生器340はサンプリング周波
数の2倍の周波数2fs[Hz]のクロックを発生させ
る。磁気テープ1よりヘッド21およびヘッド22から
再生される再生信号eおよびfには、周波数がf1[H
z]およびf2[Hz]であるパイロット信号が含まれ
ている。フィルタ301および302は、前記再生信号
eおよびfから各々f1[Hz]成分とf2[Hz]成
分を通過させ、後のサンプリングの折り返し雑音となる
成分を除き、処理に余分な成分を除去する。スイッチ3
03は、フィルタ301および302の出力gおよびh
をサンプリング周波数周期で交互に出力し、A/D変換
器304によりA/D変換を行う。このとき、(図2)
の(D)に示すように、排他的論理和305により、前
記ヘッド21および22が走査を行うトラックによって
gおよびhを出力する順番を入れ替える。
【0018】時間多重パイロット信号検波回路313で
は前記A/D変換器304の出力からf1[Hz]およ
びf2[Hz]のパイロット信号の振幅を時間多重に検
出し、f1パイロット信号の振幅に比例した信号および
f2パイロット信号に比例した信号を交互に出力する。
このとき、(図2)の(D)および(E)に示すよう
に、前記ヘッド21からの信号gからf1[Hz]、前
記ヘッド22からの信号hからf2[Hz]、あるいは
前記ヘッド21からの信号からf2[Hz]、前記ヘッ
ド22からの信号hからf1[Hz]のパイロット信号
の振幅を検出する。時間多重差分器401は、検波され
たパイロット信号f1[Hz]およびf2[Hz]の振
幅の差を求める。前記時間多重差分器401は、ディレ
ー413、減算器411とラッチ412からなり、時系
列に交互に入力される検波されたf1パイロット信号お
よびf2パイロット信号をディレー413により信号を
遅らせ、元の信号との差を減算器411で求める。
【0019】この結果、(f1パイロット信号の振幅−
f2パイロット信号の振幅)と(f2パイロット信号の
振幅−f1パイロット信号の振幅)が、交互に前記減算
器411より出力される。このうち、ラッチ412によ
り所望の信号のみを出力することにより、トラッキング
誤差信号が得られる。極性反転器601は、ヘッド21
およびヘッド22が走査するトラックによってトラック
のずれ方向と、前記時間多重差分器401の出力の極性
が異なるので、トラックによって符号を反転させ、極性
を合わせ、トラッキング誤差信号を出力する。
【0020】次に、第1の実施例の時間多重パイロット
検波回路313を直交2相検波に用いて実現する例を説
明する。
【0021】(図3)は本発明の第1の実施例における
時間多重パイロット信号検波回路313の構成図であ
る。
【0022】時間多重2相信号発生手段320は、互い
に位相差がπ/2となる2相のf1[Hz]パイロット
検波信号および2相のf2[Hz]パイロット検波信号
の計4系統の信号の各々をサンプリング周波数fs[H
z]でサンプリングした計4つの値を1/fs[s]の
間に時間多重して2相信号rとして出力する(以下、こ
の4系統の信号をf1sin信号、f1cos信号、f
2sin信号、f2cos信号と称する。)。この出力
パターンは、 sin(2πf1×1/fs) cos(2πf1×1/fs) sin(2πf2×1/fs) cos(2πf2×1/fs) sin(2πf1×2/fs) cos(2πf1×2/fs) sin(2πf2×2/fs) cos(2πf2×2/fs) : : sin(2πf1×j/fs) cos(2πf1×j/fs) sin(2πf2×j/fs) cos(2πf2×j/fs) である。ただし、jはfs/f1とfs/f2の最小公
倍数であり、出力パターンは、この4j個のパターンの
繰り返しとなる。乗算器321では、2相信号rと時間
多重パイロット検波回路入力信号gとで乗算を行う。時
間多重低域通過フィルタ322では、時間多重された2
個2相の前記乗算器321からの出力信号から、それぞ
れの信号の周波数低域成分(直流成分を含む)を検出す
る。自乗演算手段323では前記時間多重低域通過フィ
ルタ322からの出力の自乗演算を行う。時間多重加算
器327では、時間多重された2個2相の前記自乗演算
手段323からの出力を2相間で和を求めて出力する。
平方根演算手段328では、前記時間多重加算器327
の出力の平方根を求め、f1パイロット信号およびf2
パイロット信号の振幅を交互に出力する。
【0023】前記時間多重加算器327は、ディレー3
24、加算器325とラッチ326からなり、(図1)
における差分回路401と同様の原理で、時系列に交互
に入力される2相信号つまりsin(2πfn×j/f
s)およびcos(2πfn×j/fs)をそれぞれ乗
算することから得られた信号の和を求めることができる
(ただし、fn=f1,f2、j=1,・・・,fs
n)。時間多重低域通過フィルタ322は、(図4)
に示すとおり、734、735、736および737の
ディレー(遅れ時間1/(4fs)[s])、733の
加算回路、定数1−pを乗算する回路738、定数pを
乗算する回路739からなる。ここで、ディレー73
4、735、736および737のディレー時間の合計
は時間多重された信号の1周期(1/fs[s])とな
るので、時系列に並んだ4つの信号のそれぞれの低域成
分のみをそれぞれ独立して通過させることが出来、時間
多重低域通過フィルタの役割を果たす。
【0024】以上の時間多重パイロット信号検波回路の
動作をまとめてタイムチャートで示したものを(図5)
に示す。(図5)において、(a)は、時間多重パイロ
ット信号検波回路313入力信号、(b)は、乗算回路
321の出力、(c)は、時間多重パイロット信号検波
回路の出力である。時間多重パイロット信号検波回路入
力信号501、502は、乗算器321により、f1s
in信号が乗算された信号507a、f1cos信号が
乗算された信号507b、f2sin信号が乗算された
信号507c、f2cos信号が乗算された信号507
dが得られる。それらの信号を時間多重低域通過フィル
タおよび自乗演算手段を通し、2相間での加算、平方根
演算手段を通し、f1パイロット信号およびf2パイロ
ット信号振幅を時分割で出力し、時間多重パイロット信
号検波回路出力信号が得られる。
【0025】次に、本発明の第2の実施例について図面
を参照しながら説明する。(図6)は本発明のトラッキ
ング誤差検出装置の第2の実施例である。また、(図
7)は本発明のトラッキング誤差検出装置の第2の実施
例のデータの流れを示すタイムチャートである。なお、
構成要素が従来例および本発明の実施例と同様に機能す
るものについては、同一の符号を付し、説明を省略す
る。
【0026】スイッチ303は、フィルタ301および
302の出力gおよびhをサンプリング周波数の2倍の
周波数で交互に出力し、A/D変換器304によりA/
D変換を行う。時間多重パイロット信号検波回路314
では前記A/D変換器304の出力からf1[Hz]お
よびf2[Hz]のパイロット信号の振幅を時間多重に
検出し、f1パイロット信号の振幅に比例した信号およ
びf2パイロット信号に比例した信号を交互に出力す
る。このとき、(図7)の(E)および(F)に示すよ
うに、前記ヘッド21からの信号gからf1[Hz]お
よびf2[Hz]、前記ヘッド22からの信号hからf
2[Hz]、f1[Hz]のパイロット信号の振幅を検
出し、サンプリング周波数fs[Hz]の周期で順番に
出力する。補正回路801では、トラッキング情報を含
むパイロット信号振幅をトラッキング情報を含まないパ
イロット信号振幅で除算を行う。補正回路801はディ
レー812、入れ替えスイッチ813、除算回路811
からなり、(図7)(F)および(G)に示すようにデ
ィレー812および除算回路811を用いて、同一ヘッ
ドに由来する検出されたパイロット信号間で除算を行
う。ヘッド21の再生信号から検出されたパイロット信
号のf1およびf2の除数および被除数の関係とヘッド
22の再生信号から検出されたパイロット信号のf1お
よびf2の除数および被除数の関係が異なるようにし、
また、ヘッドが走査するトラックにより入れ替えスイッ
チ812を切り換え、前記関係を入れ替える。時間多重
差分器401は、パイロット信号(f1信号振幅)/
(f2信号振幅)および(f2信号振幅)/(f1信号
振幅)の差を求める。
【0027】ここで、ヘッド21およびフィルタ301
を併せたゲインをa、ヘッド22およびフィルタ302
を併せたゲインをb、ヘッド21から再生されるf1パ
イロット信号レベルをf1_level1、f2パイロ
ット信号レベルをf2_level1、ヘッド22から
再生されるf1パイロット信号レベルをf1_leve
l2、f2パイロット信号レベルをf2_level2
とすると、時間多重パイロット信号検波の出力はそれぞ
れa・f1_level1、a・f2_level1、
b・f1_level2、b・f2_level2とな
る。これらの信号についてトラッキング情報を含むパイ
ロット信号振幅からトラッキング情報を含まないパイロ
ット信号振幅で除算を行い差を求めるので、 a・f1_level1/(a・f2_level1) −b・f2_level2/(b・f1_level2) =f1_level1/f2_level1 −f2_level2/f1_level2 となり、ヘッド、フィルタのばらつきに依存するa、b
をキャンセルすることが出来る。
【0028】次に、第2の実施例の時間多重振パイロッ
ト信号検波回路314における直交2相検波を用いた例
を説明する。
【0029】(図8)は本発明の第2の実施例における
時間多重振パイロット信号検波回路314の構成図であ
る。なお、構成要素が上記従来例および本発明の実施例
と同様に機能するものについては、同一の符号を付し
た。
【0030】時間多重2相信号発生手段330は、f1
[Hz]のパイロット検波信号の2相(位相差はπ/
2)信号およびf2[Hz]のパイロット検波信号の2
相(位相差はπ/2)信号をサンプリングfs[Hz]
でサンプリングされた値で時間多重に2度づつ2相信号
sとして出力する。この出力は、 sin(2πf1×1/fs) cos(2πf1×1/fs) sin(2πf2×1/fs) cos(2πf2×1/fs) sin(2πf2×1/fs) cos(2πf2×1/fs) sin(2πf1×1/fs) cos(2πf1×1/fs) sin(2πf1×2/fs) cos(2πf1×2/fs) sin(2πf2×2/fs) cos(2πf2×2/fs) sin(2πf2×2/fs) cos(2πf2×2/fs) sin(2πf1×2/fs) cos(2πf1×2/fs) : : sin(2πf1×j/fs) cos(2πf1×j/fs) sin(2πf2×j/fs) cos(2πf2×j/fs) sin(2πf2×j/fs) cos(2πf2×j/fs) sin(2πf1×j/fs) cos(2πf1×j/fs) の繰り返しであり、1つの値の出力時間は、1/8fs
[s]である。ただし、jはfs/f1とfs/f2の
最小公倍数である。乗算器321では、2相信号sと時
間多重パイロット信号検波回路入力信号とで乗算を行
う。時間多重低域通過フィルタ332では、時間多重さ
れた4組2相の乗算器321からの出力信号から、それ
ぞれの信号の周波数低域成分(直流成分を含む)を検出
する。自乗演算手段323では時間多重低域通過フィル
タ332からの出力の自乗演算を行う。時間多重加算器
327では、時間多重された2相4組の自乗演算手段3
23からの出力を2相間で和を求めて出力する。平方根
演算手段328では、時間多重加算器327の出力の平
方根を求め、ヘッド21およびヘッド22から再生され
た信号に由来するf1パイロット信号およびf2パイロ
ット信号の振幅をそれぞれ出力する。
【0031】時間多重低域通過フィルタ332は、(図
9)に示すとおり、740、741、742、743、
744、745、746および747のディレー、73
3の加算回路、定数1−pを乗算する回路738、定数
pを乗算する回路739からなる。ここで、ディレー7
40、741、742、743、744、745、74
6および747のディレー時間の合計を時間多重された
信号の1つの期間とすることにより、時系列に並んだ8
つの信号のそれぞれの低域成分のみをそれぞれ独立して
通過させることが出来、時間多重低域通過フィルタの役
割を果たす。
【0032】(図10)は、時間多重振パイロット信号
検波回路314のタイムチャートである。(図10)に
おいて、(a)は、時間多重振パイロット信号検波回路
314の入力信号、(b)は、乗算回路の出力、(c)
は、時間多重パイロット信号検波回路314の出力であ
る。ヘッド21から再生され時間多重パイロット信号検
波回路に入力された信号901およびヘッド22から再
生され時間多重パイロット信号検波回路に入力された信
号902は、乗算器321により、ヘッド21からの再
生信号にf1の2相信号が乗算された信号905a、9
05b、f2の2相信号が乗算された信号905c、9
05d、ヘッド22からの再生信号にf1の2相信号が
乗算された信号906a、906b、f2の2相信号が
乗算された信号906c、906dが得られる。それら
の信号を、時間多重低域通過フィルタおよび自乗演算手
段を通し、2相間での加算、平方根演算手段を通し、f
1パイロット信号およびf2パイロット信号振幅をそれ
ぞれのヘッドについて時分割で出力する。
【0033】次に、本発明の第3の実施例について図面
を参照しながら説明する。(図11)は本発明のトラッ
キング誤差検出装置の第3の実施例の構成図である。ま
た、(図12)は本発明のトラッキング誤差検出装置の
第3の実施例のデータの流れを示すタイムチャートであ
る。なお、構成要素が従来例および本発明の実施例と同
様に機能するものについては、同一の符号を付し、説明
を省略する。
【0034】時間多重パイロット信号検波回路315で
は前記A/D変換器304の出力からf1[Hz]およ
びf2[Hz]のパイロット信号の振幅を時間多重に検
出し、f1パイロット信号の振幅に比例した信号および
f2パイロット信号に比例した信号を交互に出力する。
このとき、(図12)の(E)および(F)に示すよう
に、前記ヘッド21からの信号gからf1[Hz]およ
びf2[Hz]、前記ヘッド22からの信号hからf1
[Hz]、f2[Hz]のパイロット信号の振幅をこの
順番で検出する。補正回路802では、ヘッド21から
再生された信号に由来するパイロット信号振幅と、ヘッ
ド22から再生された信号に由来するパイロット信号振
幅とでそれぞれのパイロット周波数毎に乗算を行う。補
正回路802はディレー822、乗算器821からな
り、(図12)の(F)および(G)に示すように、同
一パイロット周波数の振幅をヘッド間で乗算を行う。時
間多重差分器403は、f1パイロット信号とf2パイ
ロット信号の差を求める。極性反転器601は、ヘッド
21およびヘッド22が走査するトラックによってトラ
ックのずれ方向と、時間多重差分器403の出力の極性
が異なるので、トラックによって符号を反転させ、極性
を合わせ、トラッキング誤差信号を出力する。
【0035】ヘッド21から再生され検出される信号の
ゲインをa、ヘッド22から再生され検出される信号の
ゲインをb、ヘッド21から再生されるf1パイロット
信号レベルをf1_level1、f2パイロット信号
レベルをf2_level1、ヘッド22から再生され
るf1パイロット信号をf1_level2、f2パイ
ロット信号をf2_level2とすると、時間多重パ
イロット信号検波の出力はそれぞれa・f1_leve
l1、a・f2_level1、b・f1_level
2、b・f2_level2となる。これらの信号につ
いて同一周波数のパイロット信号振幅で乗算を行い差を
求めるので、 a・f1_level1×(b・f1_level2) −b・f2_level2×(a・f2_level1) =a・b・(f1_level1×f1_level2 −f2_level2×f2_level1) となり、ヘッド、フィルタのばらつきに依存するa、b
を相対的に補正することが出来る。
【0036】次に、第3の実施例の時間多重振パイロッ
ト信号検波回路315における直交2相検波を用いた例
を説明する。
【0037】第3の実施例の時間多重振パイロット信号
検波は、第2の実施例の時間多重振パイロット信号検波
と同様の構成であるため、第2実施例同様(図8)を用
いる。
【0038】第3の実施例の時間多重振パイロット信号
検波が、第2の実施例の時間多重振パイロット信号検波
と異なる点は、時間多重2相信号発生手段330の出力
パターンのみであり、時間多重2相信号発生手段330
の出力パターンのみ説明する。時間多重2相信号発生手
段330の出力パターンは、 sin(2πf1×1/fs) cos(2πf1×1/fs) sin(2πf2×1/fs) cos(2πf2×1/fs) sin(2πf1×1/fs) cos(2πf1×1/fs) sin(2πf2×1/fs) cos(2πf2×1/fs) sin(2πf1×2/fs) cos(2πf1×2/fs) sin(2πf2×2/fs) cos(2πf2×2/fs) sin(2πf1×2/fs) cos(2πf1×2/fs) sin(2πf2×2/fs) cos(2πf2×2/fs) : : sin(2πf1×j/fs) cos(2πf1×j/fs) sin(2πf2×j/fs) cos(2πf2×j/fs) sin(2πf1×j/fs) cos(2πf1×j/fs) sin(2πf2×j/fs) cos(2πf2×j/fs) ただし、jはfs/f1とfs/f2の最小公倍数であ
り、出力パターンは、これらの繰り返しとなる。この出
力パターンの違いにより、検出されるパイロット信号の
順番は、(図12)(F)に示すように、ヘッド21か
ら再生されるf1パイロット信号、ヘッド21から再生
されるf2パイロット信号、ヘッド22から再生される
f1パイロット信号、ヘッド22から再生されるf2パ
イロット信号となる。
【0039】次に、本発明の第4の実施例について図面
を参照しながら説明する。(図13)は本発明のトラッ
キング誤差検出装置の第4の実施例の構成図である。ま
た、(図14)は本発明のトラッキング誤差検出装置の
第4の実施例のデータの流れを示すタイムチャートであ
る。なお、構成要素が従来例および本発明の実施例と同
様に機能するものについては、同一の符号を付し、説明
を省略する。
【0040】スイッチ303では、第1の実施例同様分
周器64の出力により、ヘッドが走査するトラックによ
り、ヘッド21の出力とヘッド22からの出力のサンプ
リングの順番を入れ替え、A/D変換器304でサンプ
リングを行う。時間多重パイロット信号検波回路314
では前記A/D変換器304の出力からf1[Hz]お
よびf2[Hz]のパイロット信号の振幅を時間多重に
検出し、f1パイロット信号の振幅に比例した信号およ
びf2パイロット信号に比例した信号を出力する。この
とき、(図14)の(E)および(F)に示すように、
前記ヘッド21からの信号gからf1[Hz]およびf
2[Hz]、前記ヘッド22からの信号hからf2[H
z]、f1[Hz]のパイロット信号の振幅をこの順番
で検出する。補正回路803では、f1パイロット信号
の振幅とf2パイロット信号振幅で除算を行う。前記補
正回路803はディレー832、除算器831からな
り、(図14)の(F)および(G)に示すように、f
1パイロット信号の振幅とf2パイロット信号振幅との
間で除算を行う。時間多重差分器402で差を求める。
極性反転器601は、トラックによって符号を反転さ
せ、極性を合わせ、トラッキング誤差信号を出力する。
【0041】このとき、第2の実施例と同様の原理で、
ヘッド、フィルタのばらつきに依存するa、bを補正す
ることが出来る。
【0042】なお、第1の実施例では、スイッチ30
3、A/D変換器304、時間多重パイロット信号検波
回路313および時間多重差分器401を用いて、パイ
ロット信号の検出を時分割並列処理で求めたが、パイロ
ット信号検出器を2つの検出器で別々に検出する構成で
も同様の効果をもたらすことは明らかであり、パイロッ
ト信号検出器を2つ用いた構成とすることができる。
【0043】また、第2の実施例では、スイッチ30
3、A/D変換器304、時間多重パイロット信号検波
回路314、補正回路801および時間多重差分器40
2を用いて、パイロット信号の検出を時分割並列処理で
求めたが、パイロット信号検出器を4つの検出器で別々
に検出する構成でも同様の効果をもたらすことは明らか
であり、パイロット信号検出器を4つ用いた構成とする
ことができる。
【0044】また、第3の実施例では、スイッチ30
3、A/D変換器304、時間多重パイロット信号検波
回路315、補正回路802および時間多重差分器40
3を用いて、パイロット信号の検出を時分割並列処理で
求めたが、パイロット信号検出器を4つの検出器で別々
に検出する構成でも同様の効果をもたらすことは明らか
であり、パイロット信号検出器を4つ用いた構成とする
ことができる。
【0045】さらに、第4の実施例では、スイッチ30
3、A/D変換器304、時間多重パイロット信号検波
回路314、補正回路803および時間多重差分器40
2を用いて、パイロット信号の検出を時分割並列処理で
求めたが、パイロット信号検出器を4つの検出器で別々
に検出する構成でも同様の効果をもたらすことは明らか
であり、パイロット信号検出器を4つ用いた構成とする
ことができる。
【0046】また、第1の実施例における時間多重パイ
ロット信号検波回路313は、直交2相検波によるパイ
ロット信号の検出について述べたが、包落線検波等、他
の方式でも同様の効果を現すことは明らかであり、他の
検出方式でもかまわない。
【0047】また、第2の実施例および第4の実施例に
おける時間多重パイロット信号検波回路314は、直交
2相検波によるパイロット信号の検出について述べた
が、包落線検波等、他の方式でも同様の効果を現すこと
は明らかであり、他の検出方式でもかまわない。
【0048】また、第3の実施例における時間多重パイ
ロット信号検波回路315は、直交2相検波によるパイ
ロット信号の検出について述べたが、包落線検波等、他
の方式でも同様の効果を現すことは明らかであり、他の
検出方式でもかまわない。
【0049】なお、第1の実施例、第2の実施例、第3
の実施例および第4の実施例におけるフィルタ301お
よび302は、低域通過フィルタでも良いが、パイロッ
ト周波数近傍が帯域の帯域通過フィルタであるならば、
さらにA/D入力信号のSNRが良くなり、検波精度が
向上するという効果が得られる。
【0050】また、第1の実施例、第2の実施例、第3
の実施例および第4の実施例における自乗演算手段32
3は、乗算器あるいは自乗演算器を用いた構成でも良い
が、ROM等のメモリを用いて構成することが出来る。
【0051】また、第1の実施例、第2の実施例、第3
の実施例および第4の実施例における平方根演算手段3
28は、平方根演算器を用いた構成でも良いが、ROM
等のメモリを用いて構成することが出来る。
【0052】さらに、第1の実施例における時間多重低
域通過フィルタ322は、ここでは(図4)に示す時間
多重低域通過フィルタについて述べたが、他の方式の低
域通過フィルタでも、ディレーを4分割することによ
り、同様の効果をもたらすことは明らかであり、時間多
重低域通過フィルタが、他の方式の低域通過フィルタで
もかまわない。
【0053】また、第2の実施例、第3の実施例および
第4の実施例における時間多重低域通過フィルタ332
は、ここでは(図9)に示す時間多重低域通過フィルタ
について述べたが、他の方式の低域通過フィルタでも、
ディレーを8分割することにより、同様の効果をもたら
すことは明らかであり、時間多重低域通過フィルタが、
他の方式の低域通過フィルタでもかまわない。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のトラッキング誤差検出装置(実施例1に対応)によれ
ば、走査を行うトラックによってヘッド21からの再生
信号とヘッド22からの再生信号の入力を入れ替え、再
生されるパイロット信号の振幅変化が再生フリンジによ
り低下する影響を受けないトラックのパイロット信号振
幅検出を行うので、パイロット信号検波回路はf1パイ
ロット信号およびf2パイロット信号を検波する装置を
1組備えるだけでよい。
【0055】また、トラッキング誤差検出装置(実施例
2〜4に相当)によれば、両隣接トラックからヘッド2
1およびヘッド22それぞれで再生し検波された4つの
信号のうち、トラッキング誤差に依存する信号と、再生
フリンジの効果によりトラッキング誤差に依存しない信
号が得られ、これらの信号間で演算を行うことにより、
ヘッド、パイロット信号検波回路のばらつきに強くな
る。
【0056】さらに、複数のパイロット信号の振幅検出
が時間多重に処理がなされるため、回路規模を小さくで
き、IC化を含めた小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第1の実施例を示すトラッキン
グ誤差検出装置の構成図
【図2】本発明に係わる第1の実施例におけるトラッキ
ング誤差検出装置のタイムチャート
【図3】本発明に係わる第1の実施例における直交2相
検波を用いた時間多重パイロット信号検波回路の構成図
【図4】本発明に係わる第1の実施例における直交2相
検波を用いた時間多重パイロット信号検波回路の時間多
重低域通過フィルタの構成図
【図5】本発明に係わる第1の実施例における直交2相
検波を用いた時間多重パイロット信号検波回路のタイム
チャート
【図6】本発明に係わる第2の実施例を示すトラッキン
グ誤差検出装置の構成図
【図7】本発明に係わる第2の実施例におけるトラッキ
ング誤差検出装置のタイムチャート
【図8】本発明に係わる第2の実施例における直交2相
検波を用いた時間多重パイロット信号検波回路の時間多
重低域通過フィルタの構成図
【図9】本発明に係わる第2の実施例における直交2相
検波を用いた時間多重パイロット信号検波回路の構成図
【図10】本発明に係わる第1の実施例における直交2
相検波を用いた時間多重パイロット信号検波回路のタイ
ムチャート
【図11】本発明に係わる第3の実施例を示すトラッキ
ング誤差検出装置の構成図
【図12】本発明に係わる第3の実施例におけるトラッ
キング誤差検出装置のタイムチャート
【図13】本発明に係わる第4の実施例を示すトラッキ
ング誤差検出装置の構成図
【図14】本発明に係わる第4の実施例におけるトラッ
キング誤差検出装置のタイムチャート
【図15】従来のトラッキング誤差検出装置の構成図
【図16】従来および本発明に係わるヘッド−トラック
の配置図
【図17】従来および本発明に係わるヘッドのシリンダ
上の配置図
【符号の説明】
1 テープ 21、22 ヘッド 313 時間多重パイロット信号検波回路 401 時間多重差分器 601 極性反転器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラッキング誤差検出用のf1パイロット
    信号およびf2パイロット信号を1トラックおきに、f
    1パイロット信号、パイロット信号なし、f2パイロッ
    ト信号、パイロット信号なしの順に主信号とともにサイ
    クリックに隣接トラックと異なるアジマス角で記録し、
    再生時には再生走査を行う主トラックと同一アジマス角
    の第1のヘッド、および第1のヘッドと同一アジマス角
    でかつ第1のヘッドが再生走査するテープ上の軌跡に対
    して軌跡がオーバーラップするように配した第2のヘッ
    ドにより、前記主トラックの走査の制御信号を得るトラ
    ッキング誤差検出装置であって、 前記f1パイロット信号を検波するf1パイロット検波
    手段と、前記f2パイロット信号を検波するf2パイロ
    ット検波手段と、前記第1のヘッドおよび前記第2のヘ
    ッドが1トラック走査する毎に、前記第1のヘッドの再
    生信号を前記f1パイロット検波手段に入力し前記第2
    のヘッドの再生信号を前記f2パイロット検波手段に入
    力する第1のモードと、前記第1のヘッドの再生信号を
    前記f2パイロット検波手段に入力し前記第2のヘッド
    の再生信号を前記f1パイロット検波手段に入力する第
    2のモードとを順次切り替える信号切替手段と、前記f
    1パイロット検波手段の出力信号と前記f2パイロット
    検波手段の出力信号との差分信号を求める差分手段を含
    んで構成されたことを特徴とするトラッキング誤差検出
    装置。
  2. 【請求項2】トラッキング誤差検出用のf1パイロット
    信号およびf2パイロット信号を1トラックおきに、f
    1パイロット信号、パイロット信号なし、f2パイロッ
    ト信号、パイロット信号なしの順に、主信号とともにサ
    イクリックに隣接トラックと異なるアジマス角で記録
    し、再生時には再生走査を行う主トラックと同一アジマ
    ス角の第1のヘッド、および第1のヘッドと同一アジマ
    ス角でかつ第1のヘッドが再生走査するテープ上の軌跡
    に対して軌跡がオーバーラップするように配した第2の
    ヘッドにより、前記主トラックの走査の制御信号を得る
    トラッキング誤差検出装置であって、 前記f1パイロット信号を検波する第1のf1パイロッ
    ト検波手段と、前記f2パイロット信号を検波する第1
    のf2パイロット検波手段と、前記第1のf1パイロッ
    ト検波手段の出力を前記第1のf2パイロット検波手段
    の出力で除算する第1の除算演算手段と、前記f1パイ
    ロット信号を検波する第2のf1パイロット検波手段
    と、前記f2パイロット信号を検波する第2のf2パイ
    ロット検波手段と、前記第2のf2パイロット検波手段
    の出力を前記第2のf1パイロット検波手段の出力で除
    算する第2の除算演算手段と、前記第1のヘッドおよび
    前記第2のヘッドが1トラック走査する毎に、前記第1
    のヘッドの再生信号を前記第1のf1パイロット検波手
    段および前記第1のf2パイロット検波手段に入力し前
    記第2のヘッドの再生信号を前記第2のf1パイロット
    検波手段および前記第2のf2パイロット検波手段に入
    力する第1のモードと、前記第1のヘッドの再生信号を
    前記第2のf1パイロット検波手段および前記第2のf
    2パイロット検波手段に入力し前記第2のヘッドの再生
    信号を前記第1のf1パイロット検波手段および前記第
    1のf2パイロット検波手段に入力する第2のモードと
    を順次切り替える信号切り替え手段と、前記第1の除算
    演算手段の出力信号と前記第2の除算演算手段の出力信
    号との差分信号を求める差分手段を含んで構成されたこ
    とを特徴とするトラッキング誤差検出装置。
  3. 【請求項3】トラッキング誤差検出用のf1パイロット
    信号およびf2パイロット信号を1トラックおきに、f
    1パイロット信号、パイロット信号なし、f2パイロッ
    ト信号、パイロット信号なしの順に、主信号とともにサ
    イクリックに隣接トラックと異なるアジマス角で記録
    し、再生時には再生走査を行う主トラックと同一アジマ
    ス角の第1のヘッド、および第1のヘッドと同一アジマ
    ス角でかつ第1のヘッドが再生走査するテープ上の軌跡
    に対して軌跡がオーバーラップするように配した第2の
    ヘッドにより、前記主トラックの走査の制御信号を得る
    トラッキング誤差検出装置であって、 前記第1のヘッドの再生信号中の前記f1パイロット信
    号を検波する第1のf1パイロット検波手段と、前記第
    1のヘッドの再生信号中の前記f2パイロット信号を検
    波する第1のf2パイロット検波手段と、前記第2のヘ
    ッドの再生信号中の前記f1パイロット信号を検波する
    第2のf1パイロット検波手段と、前記第2のヘッドの
    再生信号中の前記f2パイロット信号を検波する第2の
    f2パイロット検波手段と、第1の入力点の信号を第2
    の入力点の信号で除算する第1の除算演算手段と、第3
    の入力点の信号を第4の入力点の信号で除算する第2の
    除算演算手段と、前記第1のヘッドおよび前記第2のヘ
    ッドが1トラック走査する毎に、前記第1のf1パイロ
    ット検波手段の出力を前記第1の入力点に入力し前記第
    1のf2パイロット検波手段の出力を前記第2の入力点
    に入力し前記第2のf1パイロット検波手段の出力を前
    記第3の入力点に入力し前記第2のf2パイロット検波
    手段の出力を前記第2の入力点に入力する第1のモード
    と、前記第1のf1パイロット検波手段の出力を前記第
    2の入力点に入力し前記第1のf2パイロット検波手段
    の出力を前記第1の入力点に入力し前記第2のf1パイ
    ロット検波手段の出力を前記第4の入力点に入力し前記
    第2のf2パイロット検波手段の出力を前記第3の入力
    点に入力する第2のモードとを順次切り替える信号切り
    替え手段と、前記第1の除算演算手段の出力信号と前記
    第2の除算演算手段の出力信号との差分信号を求める差
    分手段を含んで構成されたことを特徴とするトラッキン
    グ誤差検出装置。
  4. 【請求項4】トラッキング誤差検出用のf1パイロット
    信号およびf2パイロット信号を1トラックおきに、f
    1パイロット信号、パイロット信号なし、f2パイロッ
    ト信号、パイロット信号なしの順に、主信号とともにサ
    イクリックに隣接トラックと異なるアジマス角で記録
    し、再生時には再生走査を行う主トラックと同一アジマ
    ス角の第1のヘッド、および第1のヘッドと同一アジマ
    ス角でかつ第1のヘッドが再生走査するテープ上の軌跡
    に対して軌跡がオーバーラップするように配した第2の
    ヘッドにより、前記主トラックの走査の制御信号を得る
    トラッキング誤差検出装置であって、 前記第1のヘッドの再生信号中の前記f1パイロット信
    号を検波する第1のf1パイロット検波手段と、前記第
    1のヘッドの再生信号中の前記f2パイロット信号を検
    波する第1のf2パイロット検波手段と、前記第2のヘ
    ッドの再生信号中の前記f1パイロット信号を検波する
    第2のf1パイロット検波手段と、前記第2のヘッドの
    再生信号中の前記f2パイロット信号を検波する第2の
    f2パイロット検波手段と、前記第1のf1パイロット
    検波手段の出力と前記第2のf1パイロット検波手段の
    出力との積を求める第1の乗算演算手段と、前記第1の
    f2パイロット検波手段の出力と前記第2のf2パイロ
    ット検波手段の出力との積を求める第2の乗算演算手段
    と、前記第1の乗算演算手段の出力信号と前記第2の乗
    算演算手段の出力信号との差分信号を求める差分手段を
    含んで構成されたことを特徴とするトラッキング誤差検
    出装置。
  5. 【請求項5】検波手段は、f1パイロット信号周波数と
    f2パイロット信号周波数の公倍数となる周波数でヘッ
    ドからの再生信号のサンプリングを行い、前記サンプリ
    ング信号を時分割並列処理してパイロット信号を検波す
    ることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに
    記載のトラッキング誤差検出装置。
  6. 【請求項6】検波手段は、f1パイロット信号の周波数
    に等しい、もしくは略等しい周波数でありかつ互いに直
    交関係となる2相のパイロット検波信号を発生する第1
    の2相信号発生手段と、f2パイロットの周波数に等し
    い、もしくは略等しい周波数でありかつ互いに直交関係
    となる2相のパイロット検波信号を発生する第2の2相
    信号発生手段と、前記第1の2相信号発生手段の2種の
    出力信号のそれぞれと前記検波手段の入力信号との間で
    乗算演算を行う第1および第2の乗算手段と、前記第2
    の2相信号発生手段の2種の出力信号のそれぞれと前記
    検波手段の入力信号との間で乗算演算を行う第3および
    第4の乗算手段と、前記第1の乗算手段の出力信号の低
    域成分を抜き出す第1の低域通過フィルターと、前記第
    2の乗算手段の出力信号の低域成分を抜き出す第2の低
    域通過フィルターと、前記第3の乗算手段の出力信号の
    低域成分を抜き出す第3の低域通過フィルターと、前記
    第4の乗算手段の出力信号の低域成分を抜き出す第4の
    低域通過フィルターと、前記第1の低域通過フィルター
    の出力信号を自乗演算する第1の自乗演算手段と、前記
    第2の低域通過フィルターの出力信号を自乗演算する第
    2の自乗演算手段と、前記第3の低域通過フィルターの
    出力信号を自乗演算する第3の自乗演算手段と、前記第
    4の低域通過フィルターの出力信号を自乗演算する第4
    の自乗演算手段と、前記第1の自乗演算手段の出力信号
    と前記第2の自乗演算手段の出力信号の加算演算を行う
    第1の加算演算手段と、前記第3の自乗演算手段の出力
    信号と前記第4の自乗演算手段の出力信号の加算演算を
    行う第2の加算演算手段と、前記第1の加算演算手段の
    出力信号の平方根を求める第1の平方根演算手段と、前
    記第2の加算演算手段の出力信号の平方根を求める第2
    の平方根演算手段と、前記第1の平方根演算手段の出力
    信号と前記第2の平方根演算手段の出力信号の差分を求
    める差分手段から構成されることを特徴とする請求項1
    から請求項4のいずれかに記載のトラッキング誤差検出
    装置。
  7. 【請求項7】検波手段は、f1パイロット信号の周波数
    に等しい、もしくは略等しい周波数でありかつ互いに直
    交関係となる2相のパイロット検波信号と、f2パイロ
    ットの周波数に等しい、もしくは略等しい周波数であり
    かつ互いに直交関係となる2相のパイロット検波信号を
    時分割多重で発生する時間多重2相信号発生手段と、前
    記時間多重2相信号発生手段から時間多重に出力される
    4種の出力信号のそれぞれと前記検波手段の入力信号と
    の間で乗算演算を行う乗算手段と、前記乗算手段の時間
    多重に出力される4種の出力信号のそれぞれの低域成分
    を時分割並列処理で抜き出す時間多重低域通過フィルタ
    ーと、前記時間多重低域通過フィルターの出力信号を自
    乗演算する自乗演算手段と、前記自乗演算手段から時間
    多重で出力される4種の出力信号のうち、乗算手段でf
    1パイロットのパイロット検波信号を乗算した信号に起
    因する信号間で加算演算を行い、かつ乗算手段でf2パ
    イロットのパイロット検波信号を乗算した信号に起因す
    る信号間で加算演算を行う時間多重加算演算手段と、前
    記時間多重加算演算手段の出力信号の平方根を求める平
    方根演算手段と、前記平方根演算手段から時間多重に出
    力される2種の出力信号間で差分を求める差分手段から
    構成されることを特徴とする請求項1から請求項4のい
    ずれかに記載のトラッキング誤差検出装置。
  8. 【請求項8】主信号はディジタルデータであり、f1パ
    イロット信号およびf2パイロット信号の周波数は前記
    ディジタルデータの記録周波数の1/40以下でかつf
    2パイロット周波数がf1パイロット周波数の1.5倍
    になっていることを特徴とする請求項1から請求項4の
    いずれかに記載のトラッキング誤差検出装置。
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