JP2924326B2 - トラッキング誤差検出装置 - Google Patents

トラッキング誤差検出装置

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JP2924326B2
JP2924326B2 JP3189895A JP18989591A JP2924326B2 JP 2924326 B2 JP2924326 B2 JP 2924326B2 JP 3189895 A JP3189895 A JP 3189895A JP 18989591 A JP18989591 A JP 18989591A JP 2924326 B2 JP2924326 B2 JP 2924326B2
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体にトラキ
ング誤差検出用パイロット信号を主信号と共に録再し、
再生時、両隣接トラックからのクロストーク信号として
再生されたパイロット信号の再生出力レベルを比較して
トラッキング誤差を検出するトラッキング誤差検出装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、8mmビデオに用いられているト
ラッキング誤差検出装置では、周波数の異なる4つの低
周波数パイロット信号を設定し、その低周波数パイロッ
ト信号をビデオトラック毎、一個ずつ、映像信号に周波
数多重して記録する。
【0003】再生時は、隣接ビデオトラックからのクロ
ストークとして、両隣接ビデオトラックに記録した2つ
の低周波数パイロット信号を包絡線検波方式で検出し、
2つの低周波数パイロット信号の再生出力レベルを比較
することによってトラッキング誤差を検出している(例
えば、著;広田 昭,8ミリビデオに付いて(1),テ
レビジョン学会技術報告,VR61−1)。
【0004】また、最近のディジタル信号を記録するV
TRでは、磁気記録再生に適する形にディジタル変調を
行うブロックで、上述の低周波数パイロットを低周波数
パイロット信号の周波数に従って、ディジタル積算値
(以下、DSVとする。)を変化させ、ディジタル信号
の2値パターン上で低周波数パイロットを挿入する方式
が行われている(例えば、著;S.M.C.Borge
rs他,Anexperimental digita
l VCR with 40mm drumsingl
e actuator and dct−based
bit−rate reduction,IEEE T
ransaction on Consumer El
ectronics,Vol.34,No.3,Aug
ust,1988)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】トラッキング誤差検出
装置の従来包絡線検波方式を用いた場合の構成例を図5
に示す。
【0006】図5において,磁気記録媒体1には、図2
に示す記録フォーマットで記録されており、トラック1
にはトラッキング用パイロットf1が、トラック2には
トラッキング用パイロットf2が、トラック3にはトラ
ッキング用パイロットf3がそれぞれ記録されている
(ただし、f1≠f2≠f3であり、トラック1とトラ
ック3は同アジマスで、トラック2は逆アジマス記録で
ある。)。
【0007】また、磁気記録媒体1に記録されている信
号はディジタル信号とし、パイロットf1,f2,f3
は、ディジタル変調時、DSVを変化させて挿入したも
のとする。
【0008】また、説明のため、便宜上、再生状態とし
ては、図2に示す様に、トラック2を磁気ヘッド2でも
って再生しているものとする。
【0009】次に、図5に戻り、磁気ヘッド2から再生
された信号は、両隣接トラックからのパイロットを含ん
だ信号が再生され、BPF52,53ではパイロットf
1,f3をそれぞれ抜き出す。
【0010】次に、包絡線検波手段54,55では、2
乗検波、あるいは、全波検波等の包絡線検波を行い、帯
域通過フィルタ(以下、BPFとする。)52,53か
ら出力された信号の振幅レベルを検波し、低域通過フィ
ルタ(以下、LPFとする。)56,57で不用成分を
除去し、電力差手段58によってLPF56,57の出
力差をとることで、トラッキング誤差信号を検出してい
る。
【0011】ところが、図5に示すトラッキング誤差検
出装置を、さらに狭トラックなフォーマットに対応させ
ようとする場合は、トラッキング誤差の検出精度をさら
に向上させる必要がある。
【0012】よって、検出精度を向上させるため、BP
F52,53の帯域を200Hz程度の帯域にし、狭帯
域化を図ったとすれば、回路のQが約80から200程
度のタンク回路を用いることになり、BPFのハード化
が難しくなる。
【0013】また、LPF56,57で数十Hzに周波
数帯域制限しても、包絡線検波54,55で包絡線検波
方式を用いているため、BPF帯域ないの周波数は直流
付近に変換されており、LPFの狭帯域化でトラキング
誤差検出用パイロットのSN比はそれほど改善できな
い。
【0014】また、主信号にディジタル信号を用いて記
録変調時にトラッキング用パイロット信号を発生させ録
再した場合等は、ディジタル信号が低周波数まで信号成
分を有しているため、さらにBPFを狭帯域にする必要
がある。
【0015】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、狭帯域なBPFを用いなくてもBPFを狭帯域化し
たのと同等以上の特性を有し、ハード化が容易なトラッ
キング誤差検出装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、主信号のディジタル信号を記録変調する
際に、DSVを変化させてトラッキング誤差検出用のパ
イロットを発生し、磁気記録媒体に主信号とともにトラ
ック毎に周波数の異なるパイロットを記録し、再生時、
両隣接トラックからのクロストーク信号として再生され
たパイロットの再生出力レベルを比較してトラッキング
誤差を検出するトラッキング誤差検出装置であって、
生された主信号のディジタル信号から再生クロックを発
生する再生クロック発生手段と、各々の隣接トラックか
らのクロストーク信号として再生されるパイロットの再
生出力レベルを示す波形を得る第1および第2の手段
と、第1および第2の手段の出力からトラッキング誤差
を検出する誤差検出手段とを備え、第1および第2の手
段は各々に、再生クロック発生手段の出力を分周して
該パイロットの周波数と同一周波数で位相が90度異な
る2つの信号を発生させる分周手段と、磁気記録媒体
ら再生されたパイロットを含むディジタル信号と90度
位相の異なる2つの信号とをそれぞれ乗算する2つの乗
算手段と、2つの乗算手段からの出力から低周波数成分
のみを取り出す2つのLPFと、2つのLPFからの2
つの出力をそれぞれ位相反転する2つの反転手段と、
つのLPFの出力と2つの反転手段の出力との合計4つ
の出力信号を、単一周波数を発振する発振手段の出力信
号に従ってスイッチして1つの波形を発生する4信号ス
イッチ手段とを有するものである。
【0017】
【作用】上記の構成により、本発明は、BPFを狭帯域
にする代わりに、パイロット周波数と同一周波数の信号
を再生信号に乗算し、LPFを狭帯域にすることで、B
PFがなくても、BPFを狭帯域化したのと等価な特性
を実現することができ、無理なくハード化を実現し、狭
帯域化を可能とする。
【0018】また、隣接トラックに記録再生されたトラ
ッキング誤差検出用パイロットの位相はヘッド取り付け
高さ位置の誤差等によって、一定ではない。
【0019】よって、パイロット周波数と同一の信号を
乗算しても、LPFから出力される信号は位相誤差によ
ってレベル変動を生じる。
【0020】このため、パイロット周波数と同一周波数
で位相が90度異なる2つの信号(sin波とcos
波)と、磁気記録媒体から隣接クロストークとして再生
されたパイロットを含む再生信号とをそれぞれ乗算し、
乗算出力をそれぞれ2つのLPFに入力することで不要
な高域成分を除去し、パイロットの振幅値が、sin軸
とcos軸とにベクトル分解された形で2つのLPFか
ら出力される構成となっている。
【0021】よって、前述のごとく、ベクトル分解され
た形で出力することで、位相誤差が生じてもパイロット
の振幅値が正確に検出され、レベル変動を生じないこと
になる。
【0022】また、4信号スイッチ手段で、2つのLP
Fの出力と2つのLPFの出力を位相反転した2つの反
転手段の出力とを、発振手段の出力である単一周波数に
従って順次切り換えて出力することで、隣接クロストー
クとして再生されたパイロットの振幅値が同等で、発振
手段の1/4の周波数を有し、高域周波数ノイズ成分が
除去された波形を出力する。
【0023】よって、4信号スイッチ手段の出力を従来
トラッキング誤差検出装置と同一構成の包絡線検波方式
を用いて検出すれば、2つのLPFの帯域で決定された
トラッキング誤差信号を検出することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。
【0025】図1は本発明の第1の実施例におけるトラ
ッキング誤差検出装置の要部ブロック図である。
【0026】図1において、磁気記録媒体1には、図2
に示す記録フォーマットで記録されており、トラック1
にはトラッキング用パイロットf1が、トラック2には
トラッキング用パイロットf2が、トラック3にはトラ
ッキング用パイロットf3がそれぞれ記録されている
(ただし、f1≠f2≠f3であり、トラック1とトラ
ック3は同アジマスで、トラック2は逆アジマス記録で
ある。)。
【0027】また、磁気記録媒体1に記録されている信
号は、ディジタル信号とし、パイロットf1,f2,f
3は、ディジタル変調時、DSVを変化させて挿入した
ものとする。
【0028】また、説明のため、便宜上、再生状態とし
ては、図2に示す様に、トラック2を磁気ヘッド2でも
って再生しているものとする。
【0029】ここで、図1に戻り、本発明を説明する。
磁気ヘッド2から再生される信号は、隣接クロストーク
として再生されるパイロットf1,f3を含んだディジ
タル信号となる。
【0030】次に、再生クロック発生手段3では、磁気
ヘッド2から再生された主信号であるディジタル信号か
ら、再生用クロックを発生する。
【0031】次に、BPF4,5は回路のQが小さいタ
ンク回路を用いてパイロットf1,f3近傍をそれぞれ
抜き出し、乗算8,9,10,11に出力する。一方、
分周手段6,7では、再生クロック発生手段3から出力
されたクロックを分周してパイロットf1,f3の単一
周波数で、位相が90度異なるsin波とcos波をそ
れぞれ、合計4信号発生し、乗算手段8,9,10,1
1に出力する。
【0032】ここで、再生クロックを分周してパイロッ
ト周波数を発生できる理由は、パイロットが、ディジタ
ル変調を行う際、DSVを変化させて挿入してあるた
め、再生クロックの整数分の1に設定してあるためであ
り、前述のごとく、再生クロックを用いてパイロットを
発生すれば、再生時の時間軸変動を含めて、パイロット
周波数の信号を発生できる。
【0033】次に、乗算手段8,9,10,11では、
BPF4,5の出力と分周手段6,7の出力とをそれぞ
れ乗算して、パイロットf1,f3の振幅成分をsin
軸,cos軸にベクトル分解する。
【0034】ここで、前記ベクトル分解を施す理由は、
BPF4,5から出力される再生パイロットf1,f3
の位相が磁気ヘッドの取り付け高さ位置の誤差、およ
び、磁気ヘッドの180度割り出し取り付け位置の誤
差、および、隣接トラックを踏んでいる磁気ヘッドの幅
等で変動があり、分周手段6,7から出力される信号と
は周波数は一致するが、最終的位相を一義的に決定でき
ず、再生パイロットf1,f3の振幅値を正確に検出で
きないためであり、前述のごとく、ベクトル分解すれ
ば、位相が異なっていたとしても、正確に振幅成分がベ
クトル分解されて検出できる。
【0035】また、乗算手段8,9,10,11を用い
て、パイロットの振幅成分を同期検波方式で検出してい
るため、包絡線検波方式と比較して不要なノイズ成分が
直流近傍、即ち、検波帯域に変換されることがなく、検
波帯域は、次段のLPF12,13,14,15で決定
されるため、BPF4,5を極端に狭くする必要はな
い。
【0036】次に、LPF12,13,14,15で
は、前述したように、乗算手段8,9,10,11の出
力からパイロットf1,f3の振幅成分のみを抜き出
す。
【0037】次に、反転手段16,17,18,19で
は、LPF12,13,14,15の出力の位相を反転
する。
【0038】よって、パイロットf1の振幅値を2Aと
し、分周手段6から出力されたsin波とパイロットf
1との位相がθ異なっていたとすれば、LPF12,1
3と反転手段16,17の出力はそれぞれ、Asin
θ,Acosθ,−Asinθ,−Acosθと表現で
きる。
【0039】また、パイロットf3についても、前述の
パイロットf1と同一の定義を行えば、LPF14,1
5と反転手段18,19の出力は、同様に、Acos
θ,Asinθ,−Acosθ,−Asinθと表現で
きる。
【0040】ここで、θ=π/2T*t1(T>t1
で、T,t1は任意定数とする。)とおき、周期T毎
に、データを順次スイッチすれば、図3(b)に示す波
形となる。
【0041】よって、図3(b)の波形を中心周波数
(1/4T)とするBPF(回路のQは、実現範囲ない
のタンク回路でよい)で抜けば、図3(a)に示す振幅
Aの正弦波(周期4T)となる。
【0042】この場合、図3(a)の波形は、再生パイ
ロットの振幅成分を示すとともに、ノイズ帯域は、図1
に示すLPF12,13,14,15の帯域で決定され
たものとなる。
【0043】次に、図1に戻り、4信号スイッチ手段2
1,22は、発振手段20から出力される単一周波数信
号(周期T)に従って、前記Asinθ,Acosθ,
−Asinθ,−Acosθの4データをスイッチし
て、前述した図3(b)の波形を発生し、誤差検出23
に出力する。
【0044】
【0045】次に、誤差検出手段23では、BPF2
4,25、検出手段26,27、LPF28,29、電
力差手段30から構成され、BPF24,25は、4信
号スイッチ手段21,22から出力された波形を帯域制
限して、図3(a)に示す波形を出力する。
【0046】次に、検波手段27,28では、BPF2
3,24の出力をそれぞれ包絡線検波を行い、再生パイ
ロットの振幅値を検出し、電力差手段30に入力する。
【0047】つぎに、電力差手段30では、LPF2
8,29からの出力の差を検出し、トラッキング誤差検
出信号として出力する。
【0048】ここで、誤差検出手段23の構成は、図5
に示す従来包絡線検波方式と同一構成であるが、前述し
たように、再生パイロットの振幅成分をベクトル分解
し、LPF12,13,14,15で帯域制限を行い、
4信号スイッチ手段21,22で、高域に周波数変換し
た信号からトラッキング誤差を検出しているため、ノイ
ズ帯域はLPF12,13,14,15で決定され、B
PF4,5、および、BPF24,25の回路のQは、
それほど大きくせずに実現することができる。
【0049】次に、本発明の第2の実施例について図面
を参照しながら説明する。図4は本発明の第2の実施例
における要部ブロック図であり、第1の実施例と同一ブ
ロックは、同一符号を付してある。
【0050】また、両隣接トラックからクロストークと
して再生されるトラッキング用パイロットf1,f3の
信号処理で、パイロットf1とパイロットf3の処理
は、周波数が異なるだけで同一構成であるから、同上4
1として、パイロットf3についての説明は省略する。
【0051】また、磁気記録媒体1に記録してある信号
も、第1の実施例と同一であり、トラッキング用パイロ
ットが挿入されたディジタル信号である。
【0052】次に、磁気ヘッド2から再生された信号
は、再生クロック発生手段3とBPF4に出力され、再
生クロック発生手段3では、図1と同様に再生クロック
を発生する。
【0053】また、BPF4でも図1と同様にパイロッ
トf1を回路のQが小さいタンク回路構成で抜き出し、
n個の乗算手段32〜33に出力する。
【0054】次に、n相分周手段31では、再生クロッ
ク発生手段3の出力である再生クロックを分周して、パ
イロット周波数と同一で、位相がn相異なるn個の出力
をn個の乗算手段32〜33に出力する。
【0055】次に、n個の乗算手段32〜33では、B
PF4からの出力とn相分周手段31からの出力とをそ
れぞれ乗算して、同期検波を実施し、n個の信号検出手
段34〜35に出力する。
【0056】ここで、同期検波している理由は、第1の
実施例と同様にn個のLPF36〜37でノイズ帯域を
決定させるためであり、多相のベクトルに分解して振幅
成分を検出しているので、再生パイロットの位相に関わ
らず、正確な振幅検出ができる。
【0057】つぎに、n個の信号検出手段34〜35
は、各々、LPF36、反転手段38から構成され、不
要成分を取り除き、再生パイロットの振幅成分の正反2
つの極正信号を出力し、総計2n個の信号を出力する。
【0058】次に、2n信号スイッチ手段40では、発
振手段20の出力に従って、入力された2n信号のスイ
ッチを順次行い、再生パイロットの振幅値と同一振幅値
の波形を発生する。
【0059】ただし、順次スイッチは、n個のLPF3
6〜37の出力を順次行い、その後、n個の反転手段3
8〜39の出力を順次行う。
【0060】即ち、A*sin(π/n*N+θ)(た
だし、Nは1〜2nまでの正の整数)の順に順次スイッ
チすることになる。
【0061】ここで、第1の実施例と第2の実施例との
相違点は、4信号をスイッチして再生パイロットと同一
振幅値を示す波形を発生するか、2n信号をスイッチし
て再生パイロットと同一振幅値を示す波形を発生するか
である。
【0062】よって、第2の実施例の場合は、発振手段
20の発振周期をTとすれば、2n信号スイッチ手段4
0から出力される波形の基本周期は2nTとなり、周波
数間隔が第1の実施例より拡大し、また、順次スイッチ
の位相誤差がπ/nになるため、順次スイッチする信号
の差が小さくなり、高調波の電力が小さくなる。
【0063】よって、第1の実施例と同一構成の誤差検
出手段23で、高調波とスイッチ時発生する周期Tの成
分とを除去しやすく、誤差検出手段23を構成するBP
Fの実現がさらに容易になる。
【0064】最後に、誤差検出手段23は、第1の実施
例と同一の構成で、2n信号スイッチ手段40からの出
力からトラッキング誤差信号を第1の実施例同様に検出
し出力するものである。
【0065】よって、第2の実施例においては、第1の
実施例同様、ノイズ帯域は、n個のLPF36〜37の
帯域で決定されるため、第2の実施例を構成するBPF
の帯域は、それほど狭帯域にする必要はなく、さらに、
誤差検出手段23を構成するBPFは、高調波成分が少
ないため、第1の実施例より広帯域なもので実現でき
る。
【0066】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明によれ
ば、パイロットと同一の周波数の信号を乗算して狭帯域
のLPFを通すことによって、BPFを狭帯域化したの
と同等の特性を得ることができ、容易にハード化でき、
トラッキング誤差検出のSN比を改善することができ
る。
【0067】また、乗算でパイロットと同一の周波数を
有する2つの90度位相の異なる信号を乗算することで
トラッキング誤差成分をベクトル分解し、LPF通過
後、4信号スイッチで1つの波形に合成しトラッキング
誤差を検出しているので、記録されたパイロットの位相
に関係なく、トラッキング誤差を検出できる。
【0068】また、4信号スイッチで1つの波形にして
トラッキング誤差を検出しているので、4信号スイッチ
以降のブロックは従来構成と同一をもちいることがで
き、従来回路を転用できる。
【0069】また、第2の実施例のごとく、n相の信号
を用いて乗算し、2n信号スイッチ手段で1つの波形を
発生すれば、BPFで除去すべき高調波成分を小さくす
ることができ、広帯域BPFを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるトラッキング誤
差検出装置の構成を示す要部ブロック図
【図2】ディジタル信号を記録する際のトラッキング誤
差検出用パイロットの記録配置を示すテープフォーマッ
トの模式図
【図3】同第1の実施例の動作を説明するための波形図
【図4】本発明の第2の実施例における トラッキング
誤差検出装置の構成を示す要部ブロック図
【図5】従来例のトラッキング誤差検出装置の構成を示
す要部ブロック図
【符号の説明】
1 磁気記録媒体 2 磁気ヘッド 3 再生クロック発生手段 4,5,24,25 BPF 6,7 分周手段 8〜11,32,33 乗算手段 12〜15,28,29,36,37 LPF 16〜19,38,39 反転手段 20 発振手段 21,22 4信号スイッチ手段 23 誤差検出手段 26,27 検波手段 30 電力差手段 31 n相分周手段 34,35 信号検出手段 40 2n信号スイッチ手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主信号のディジタル信号を記録変調する際
    に、ディジタル積算値を変化させてトラッキング誤差検
    出用のパイロットを発生し、磁気記録媒体に前記主信号
    とともにトラック毎に周波数の異なるパイロットを記録
    し、再生時、両隣接トラックからのクロストーク信号と
    して再生された前記パイロットの再生出力レベルを比較
    してトラッキング誤差を検出するトラッキング誤差検出
    装置であって、再生 された主信号のディジタル信号から再生クロックを
    発生する再生クロック発生手段と、一方の隣接トラックからのクロストーク信号として再生
    されるパイロットの再生出力レベルを示す波形を得る第
    1の手段と、 他方の隣接トラックからのクロストーク信号として再生
    されるパイロットの再生出力レベルを示す波形を得る第
    2の手段と、 前記第1および第2の手段の出力からトラッキング誤差
    を検出する誤差検出手段とを備え、 前記第1および第2の手段は各々に、 前記再生クロック発生手段の出力を分周して当該パイロ
    ットの周波数と同一周波数で位相が90度異なる2つの
    信号を発生させる分周手段と、 前記磁気記録媒体から再生された前記パイロットを含む
    ディジタル信号と前記90度位相の異なる2つの信号と
    をそれぞれ乗算する2つの乗算手段と、 前記2つの乗算手段からの出力から低周波数成分のみを
    取り出す2つの低域通過フィルタと、 前記2つの低域通過フィルタからの2つの出力をそれぞ
    れ位相反転する2つの反転手段と、 前記2つの低域通過フィルタの出力と前記2つの反転手
    段の出力との合計4つの出力信号を、単一周波数を発振
    する発振手段の出力信号に従ってスイッチして1つの波
    形を発生する4信号スイッチ手段とを有する、トラッキ
    ング誤差検出装置。
  2. 【請求項2】誤差検出手段は、単一周波数を発振する発
    振手段の周波数近傍のみを取り出してそれぞれ濾波する
    2つの帯域通過フィルタと、前記2つの帯域通過フィル
    タの出力から振幅情報をそれぞれ取り出す2つの検波手
    段と、前記2つの検波手段の出力からトラッキング誤差
    を抽出する電力差手段とから構成された請求項1記載の
    トラッキング誤差検出装置。
  3. 【請求項3】主信号のディジタル信号を記録変調する際
    に、ディジタル積算値を変化させてトラッキング誤差検
    出用のパイロットを発生し、磁気記録媒体に前記主信号
    とともにトラック毎に周波数の異なるパイロットを記録
    し、再生時、両隣接トラックからのクロストーク信号と
    して再生された前記パイロットの再生出力レベルを比較
    してトラッキング誤差を検出するトラッキング誤差検出
    装置であって、再生 された主信号のディジタル信号から再生クロックを
    発生する再生クロック発生手段と、一方の隣接トラックからのクロストーク信号として再生
    されるパイロットの再生出力レベルを示す波形を得る第
    1の手段と、 他方の隣接トラックからのクロストーク信号として再生
    されるパイロットの再生出力レベルを示す波形を得る第
    2の手段と、 前記第1および第2の手段の出力からトラッキング誤差
    を検出する誤差検出手段とを備え、 前記第1および第2の手段は各々に、 前記再生クロック発生手段の出力を分周して当該パイロ
    ットの周波数と同一周波数で位相が2π/n度異なるn
    個の信号を発生させる分周手段と、 前記磁気記録媒体から再生された前記両隣接トラックの
    2つのパイロットを含むディジタル信号と前記2π/n
    度位相が異なるn個の信号とをそれぞれ乗算するn個の
    乗算手段と、 前記n個の乗算手段の出力から低周波数成分のみを取り
    出すn個の低域通過フィルタと、 前記n個の低域通過フィルタからの出力をそれぞれ位相
    反転するn個の反転手段と、 前記n個の低域通過フィルタの出力と前記n個の反転手
    段の出力との合計2n個の出力信号を、単一周波数を発
    振する発振手段の出力信号に従ってスイッチングして1
    つの波形を発生する2n信号スイッチ手段とを有する、
    トラッキング誤差検出装置。
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