JPH026153B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH026153B2 JPH026153B2 JP58188589A JP18858983A JPH026153B2 JP H026153 B2 JPH026153 B2 JP H026153B2 JP 58188589 A JP58188589 A JP 58188589A JP 18858983 A JP18858983 A JP 18858983A JP H026153 B2 JPH026153 B2 JP H026153B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- servo
- track
- control signal
- signal
- pes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 229920003208 poly(ethylene sulfide) Polymers 0.000 description 3
- 229920006393 polyether sulfone Polymers 0.000 description 3
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 2
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000009977 dual effect Effects 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 230000004886 head movement Effects 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/58—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
- G11B5/596—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks
- G11B5/59688—Servo signal format patterns or signal processing thereof, e.g. dual, tri, quad, burst signal patterns
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
Description
本発明は高いトラツク密度に適した磁気ヘツド
位置決め用サーボ装置に関するものである。 〔従来技術〕 初期の磁気デイスク装置においては、1つ以上
の磁気ヘツドを磁気デイスク上の任意の同心円状
トラツクに位置決めするために開ループ位置決め
システムが用いられた。その後、高いトラツク密
度が必要となるにつれて、サーボ情報の記録のた
めの専用のデイスク表面を用いる閉ループ・サー
ボ装置が用いられた。 或る種の磁気デイスク装置、特に安価な磁気デ
イスク装置においては、セクタ・サーボ装置が用
いられている。この場合、サーボ情報はデータ・
フイールド間に介在するサーボ・フイールドに記
録されている。この型の装置は追従動作の対象と
なるデータ・トラツクが存在するデイスク上にサ
ーボ情報も記録されているという長所を有する
が、データの記録のために利用される領域が狭く
なるという短所も有する。 サーボ情報とデータが同じデイスクに存在しな
がら、データ記録領域を減じないという点で埋め
込みサーボ型装置が望ましいと考えられている。
しかしながら、これまでは、埋め込みサーボに基
づく信号とデータ・トラツクからの信号との相互
干渉があることや、サーボ信号記録用の層及びデ
ータ信号記録用の層を含む多層磁気記録被覆を形
成するためのコストを理由として、埋め込みサー
ボ型の装置の開発はあまり進んでいない。 データ信号とサーボ信号とを重ねる初期の技術
は米国特許第3404392号に示されている。これは
デイスク基板上に設けられた二重磁気層を用いる
ことを示している。下層は上層より高い残磁性及
び保磁性を有する。サーボ信号はトラツク位置を
示すために下層に最初に記録される。これに続い
て、データ信号が上層に記録される。動作中、サ
ーボ信号及びデータ信号の両方が検出される。こ
の従来技術は、第1図のAの部分に概略的に示さ
れている様に2つの異なつた周波数f0及びf1を有
する正弦波信号を交互のサーボ・トラツクに記録
しておき、それらを読取つて2つの濾波増幅手段
によつて2つの周波数成分を分離し、両成分の差
をとることによつてヘツドの位置誤差信号を生成
し、それに基づいてヘツドの位置を制御している
(第1図において、Hはヘツドの磁極を示してい
る)。この技術においては、2つの濾波増幅手段
の利用等の動作特性が異なつていると、得られる
2つの周波数成分に定常的なずれが含まれること
になり、従つて、位置誤差信号がヘツドの位置を
正しく示さなくなるという問題がある。即ち、ヘ
ツドがデータ・トラツク上に正確に位置づけられ
ているにも拘らず、位置誤差信号が0でないレベ
ルになり(DCオフセツト)、ヘツドの位置を変化
させてしまうことが起こりうる。 この様な問題を解決するために、別のサーボ信
号を用いる2つの技術が開発されている。第1図
のB及びCの部分に概略的に示されている様に、
いずれの技術も、周波数frを有する正弦波信号
(基準信号)と、この周波数とは異なつた周波数
fを有する正弦波信号(制御信号)とを各トラツ
クに記録しておくものである。但し、一方の技術
の場合、制御信号は交互のトラツクにおいて0゜及
び180゜の位相を有し、他方の技術の場合、制御信
号は交互のトラツクにおいて0゜及び90゜の位相を
有するように定められている。なお、具体的な例
では、f=2frである。 この様な基準信号及び制御信号をサーボ信号と
して記録しておき、ヘツドで両信号を読取つて利
用する装置の回路構成は第2A図に示されてい
る。この装置は、基準信号成分(周波数fr)及び
制御信号成分(周波数f)を含む合成信号、即ち
サーボ読取信号を同期検出技法に基づいて処理す
ることにより、位置誤差信号(PES)を生じる。
具体的に言えば、サーボ読取チヤネル2から生じ
る合成信号と位相同期ループ5の出力信号とを乗
算器3において掛け合わせた結果を低域フイルタ
4に通すことによつてPESが得られる。低域フイ
ルタ4の帯域はサーボ動作要件に適合する様に選
択されている。位相同期ループ5は、分周器6を
伴つており、合成信号中の基準信号成分に同期し
て周波数2frの出力信号を生じる様になつている。 ヘツドが相次ぐトラツクを横切つて移動すると
き第2A図の装置において得られるPESは、第2
B図の1番上の行に示されている様に相次ぐトラ
ツク毎に傾斜の反転を示す波形の信号である。即
ち、奇数番目のトラツクに関するPESと偶数番目
のトラツクに関するPESとはヘツドの移動に関し
て互いに逆向きの変化を示すのである。従つて、
ヘツドの移動方向に応じて、各トラツク毎に常に
同じ方向の変化を示す様にPESを修正して第2B
図に示されている様な修正PESを生じるための複
雑なスイツチング手段となつている。 〔発明の概要〕 本発明は前述の様なDCオフセツトの問題を含
まず且つ適切なPESを簡単な手段によつて生成す
る磁気ヘツド位置決め用サーボ装置を提供するこ
とを目的としている。 本発明による磁気ヘツド位置決め用サーボ装置
においては、所定の周波数及び位相を有する基準
信号と、該所定の周波数より高い周波数を有する
と共に順次隣接するサーボ・トラツクにおいて
0゜、90゜、180゜、270゜の順序で90゜ずつの位相がず
れ
ている制御信号とが、磁気デイスクの各サーボ・
トラツクに記録されている。磁気ヘツドからの読
取信号中の制御信号成分はヘツドの位置に応じて
変わるので位置誤差信号(PES)を生じるために
利用される。本発明の装置は90゜の位相差を有す
る一対の制御信号成分を別々に検出し、それに基
づいてPESを生じる手段を有する。好ましい実施
例では、一対の制御信号成分に基づいて4種類の
中間的なPESが生成され、それらのうちの1つが
最終的なPES出力として選択される様になつてい
る。 〔実施例の説明〕 第3図はデータ・トラツクの中央線をサーボ・
トラツク間の境界線によつて定めている磁気デイ
スクにおいて、本発明に従つてサーボ・トラツク
に記録されるサーボ信号の関係を示している。こ
の図のA及びBの部分に示されているような2種
類のサーボ・トラツク密度が使用可能である。い
ずれの場合も、各サーボ・トラツクには周波数fr
を有する同じ位相の基準信号(正弦波)が記録さ
れている。従つて、ヘツドはその位置に拘らず常
に一定の基準信号を読取る。更に、周波数frより
高い周波数fを有する制御信号(正弦波)が各サ
ーボ・トラツクに記録されている。但し、制御信
号は、順次隣接するサーボ・トラツクにおいて
0゜、90゜、180゜、270°の順序で90゜ずつ位相がずれ
て
いる。このサーボ・パターンはテトラ・オーソゴ
ナル・パターンと呼ばれる。なお、好ましい実施
例ではf=2frである。 第3図のAの部分は、データ・トラツクの密度
と同じ密度で記録されたサーボ・トラツクを示し
ている。即ち、サーボ・トラツク幅W1はデー
タ・トラツク幅Wd(ヘツドの磁極Hの幅と同じ)
と同じである。Bの部分は、データ・トラツクの
密度の2倍の密度で記録されたサーボ・トラツク
を示している。この場合、サーボ・トラツク幅
W2はデータ・トラツク幅Wdの半分である。 本発明は前述の従来の装置の様に1種類のPES
を生じるのではなく2種類のPESを生じることを
意図している。即ち、90゜の位相差を有する2つ
の制御信号成分に基づいて互いに直交位相関係に
ある主PESと直交PESとが生成される。直交位相
関係は正弦波信号と余弦波信号との関係に対応づ
けることができ、2種類のPESは位相が90゜だけ
ずれている同等の波形の信号である。この様な2
種類のPESを用いる装置は1種類のPESを用いる
ものに比べてPESの線形範囲を2倍にできるとい
う利点がある。なお、次に第4図を参照して説明
する本発明の好ましい実施例では、2種類のPES
のそれぞれについて反転したものも生成して利用
しているので、4種類のPESが用いられると考え
てもよい。 第4図は本発明に従つて前述のサーボ・トラツ
クに基づく読取信号を処理してPES出力を生じる
回路を示している。ヘツド11によつて読取られ
た信号は、サーボ読取チヤネル12において所定
の振幅を有するように増幅され且つフイルタリン
グ処理を受ける。サーボ読取チヤネル12から生
じる合成信号は基準信号成分(周波数fr)と、ヘ
ツド11の位置に応じて基準信号成分に対する位
相及び振幅が異なる制御信号成分(周波数f=
2fr)とを含んでいる。 乗算器16及び低域フイルタ17は主PESとし
てのPES・A信号を生じるために設けられてお
り、一方、乗算器21及び低域フイルタ23は直
交PESとしてのPES・B信号を生じるために設け
られている。 位相同期ループ(PLL)13は合成信号中の
基準信号に同期して2倍の周波数を有する出力信
号を生じる。PLL13の出力信号はそのまま乗
算器16に与えられると共に、90゜移相器22を
介して乗算器21に与えられる。又、PLL13
の出力信号は分周器20によつて2分の1の周波
数にされてPLL13の入力端に与えられる。 乗算器16は合成信号からPLL13の出力信
号と同相の信号成分を抽出して低域フイルタ17
に与える。これに応じて低域フイルタ17は
PES・A信号を生じる。同様に、乗算器21は
90゜移相器22を介して与えられる信号と同相の
信号成分を合成信号から抽出して低域フイルタ2
3に与える。これに応じて低域フイルタ23は
PES・B信号を生じる。 PES・A信号及びPES・B信号はデコード論理
回路18に直接与えられると共に、それぞれ反転
器26及び27によつて反転されて、−PES・A
信号及び−PES・B信号としてデコード論理回路
18に与えられる。デコード論理回路18は更に
2つの論理信号P及びQを受け取る。論理信号P
及びQを生じるための回路(図示せず)はPES・
A、PES・B及び−PES・B信号を監視してい
て、第1論理表に示されている関係に従つて1又
は0となる信号P及びQを生じる。又、デコード
論理回路18は第2論理表に示されているとお
り、信号P及びQの論理値の組合せに応じて1つ
の入力信号を選択して最終的なPES出力として出
力線へ送り出す機能を有する。
位置決め用サーボ装置に関するものである。 〔従来技術〕 初期の磁気デイスク装置においては、1つ以上
の磁気ヘツドを磁気デイスク上の任意の同心円状
トラツクに位置決めするために開ループ位置決め
システムが用いられた。その後、高いトラツク密
度が必要となるにつれて、サーボ情報の記録のた
めの専用のデイスク表面を用いる閉ループ・サー
ボ装置が用いられた。 或る種の磁気デイスク装置、特に安価な磁気デ
イスク装置においては、セクタ・サーボ装置が用
いられている。この場合、サーボ情報はデータ・
フイールド間に介在するサーボ・フイールドに記
録されている。この型の装置は追従動作の対象と
なるデータ・トラツクが存在するデイスク上にサ
ーボ情報も記録されているという長所を有する
が、データの記録のために利用される領域が狭く
なるという短所も有する。 サーボ情報とデータが同じデイスクに存在しな
がら、データ記録領域を減じないという点で埋め
込みサーボ型装置が望ましいと考えられている。
しかしながら、これまでは、埋め込みサーボに基
づく信号とデータ・トラツクからの信号との相互
干渉があることや、サーボ信号記録用の層及びデ
ータ信号記録用の層を含む多層磁気記録被覆を形
成するためのコストを理由として、埋め込みサー
ボ型の装置の開発はあまり進んでいない。 データ信号とサーボ信号とを重ねる初期の技術
は米国特許第3404392号に示されている。これは
デイスク基板上に設けられた二重磁気層を用いる
ことを示している。下層は上層より高い残磁性及
び保磁性を有する。サーボ信号はトラツク位置を
示すために下層に最初に記録される。これに続い
て、データ信号が上層に記録される。動作中、サ
ーボ信号及びデータ信号の両方が検出される。こ
の従来技術は、第1図のAの部分に概略的に示さ
れている様に2つの異なつた周波数f0及びf1を有
する正弦波信号を交互のサーボ・トラツクに記録
しておき、それらを読取つて2つの濾波増幅手段
によつて2つの周波数成分を分離し、両成分の差
をとることによつてヘツドの位置誤差信号を生成
し、それに基づいてヘツドの位置を制御している
(第1図において、Hはヘツドの磁極を示してい
る)。この技術においては、2つの濾波増幅手段
の利用等の動作特性が異なつていると、得られる
2つの周波数成分に定常的なずれが含まれること
になり、従つて、位置誤差信号がヘツドの位置を
正しく示さなくなるという問題がある。即ち、ヘ
ツドがデータ・トラツク上に正確に位置づけられ
ているにも拘らず、位置誤差信号が0でないレベ
ルになり(DCオフセツト)、ヘツドの位置を変化
させてしまうことが起こりうる。 この様な問題を解決するために、別のサーボ信
号を用いる2つの技術が開発されている。第1図
のB及びCの部分に概略的に示されている様に、
いずれの技術も、周波数frを有する正弦波信号
(基準信号)と、この周波数とは異なつた周波数
fを有する正弦波信号(制御信号)とを各トラツ
クに記録しておくものである。但し、一方の技術
の場合、制御信号は交互のトラツクにおいて0゜及
び180゜の位相を有し、他方の技術の場合、制御信
号は交互のトラツクにおいて0゜及び90゜の位相を
有するように定められている。なお、具体的な例
では、f=2frである。 この様な基準信号及び制御信号をサーボ信号と
して記録しておき、ヘツドで両信号を読取つて利
用する装置の回路構成は第2A図に示されてい
る。この装置は、基準信号成分(周波数fr)及び
制御信号成分(周波数f)を含む合成信号、即ち
サーボ読取信号を同期検出技法に基づいて処理す
ることにより、位置誤差信号(PES)を生じる。
具体的に言えば、サーボ読取チヤネル2から生じ
る合成信号と位相同期ループ5の出力信号とを乗
算器3において掛け合わせた結果を低域フイルタ
4に通すことによつてPESが得られる。低域フイ
ルタ4の帯域はサーボ動作要件に適合する様に選
択されている。位相同期ループ5は、分周器6を
伴つており、合成信号中の基準信号成分に同期し
て周波数2frの出力信号を生じる様になつている。 ヘツドが相次ぐトラツクを横切つて移動すると
き第2A図の装置において得られるPESは、第2
B図の1番上の行に示されている様に相次ぐトラ
ツク毎に傾斜の反転を示す波形の信号である。即
ち、奇数番目のトラツクに関するPESと偶数番目
のトラツクに関するPESとはヘツドの移動に関し
て互いに逆向きの変化を示すのである。従つて、
ヘツドの移動方向に応じて、各トラツク毎に常に
同じ方向の変化を示す様にPESを修正して第2B
図に示されている様な修正PESを生じるための複
雑なスイツチング手段となつている。 〔発明の概要〕 本発明は前述の様なDCオフセツトの問題を含
まず且つ適切なPESを簡単な手段によつて生成す
る磁気ヘツド位置決め用サーボ装置を提供するこ
とを目的としている。 本発明による磁気ヘツド位置決め用サーボ装置
においては、所定の周波数及び位相を有する基準
信号と、該所定の周波数より高い周波数を有する
と共に順次隣接するサーボ・トラツクにおいて
0゜、90゜、180゜、270゜の順序で90゜ずつの位相がず
れ
ている制御信号とが、磁気デイスクの各サーボ・
トラツクに記録されている。磁気ヘツドからの読
取信号中の制御信号成分はヘツドの位置に応じて
変わるので位置誤差信号(PES)を生じるために
利用される。本発明の装置は90゜の位相差を有す
る一対の制御信号成分を別々に検出し、それに基
づいてPESを生じる手段を有する。好ましい実施
例では、一対の制御信号成分に基づいて4種類の
中間的なPESが生成され、それらのうちの1つが
最終的なPES出力として選択される様になつてい
る。 〔実施例の説明〕 第3図はデータ・トラツクの中央線をサーボ・
トラツク間の境界線によつて定めている磁気デイ
スクにおいて、本発明に従つてサーボ・トラツク
に記録されるサーボ信号の関係を示している。こ
の図のA及びBの部分に示されているような2種
類のサーボ・トラツク密度が使用可能である。い
ずれの場合も、各サーボ・トラツクには周波数fr
を有する同じ位相の基準信号(正弦波)が記録さ
れている。従つて、ヘツドはその位置に拘らず常
に一定の基準信号を読取る。更に、周波数frより
高い周波数fを有する制御信号(正弦波)が各サ
ーボ・トラツクに記録されている。但し、制御信
号は、順次隣接するサーボ・トラツクにおいて
0゜、90゜、180゜、270°の順序で90゜ずつ位相がずれ
て
いる。このサーボ・パターンはテトラ・オーソゴ
ナル・パターンと呼ばれる。なお、好ましい実施
例ではf=2frである。 第3図のAの部分は、データ・トラツクの密度
と同じ密度で記録されたサーボ・トラツクを示し
ている。即ち、サーボ・トラツク幅W1はデー
タ・トラツク幅Wd(ヘツドの磁極Hの幅と同じ)
と同じである。Bの部分は、データ・トラツクの
密度の2倍の密度で記録されたサーボ・トラツク
を示している。この場合、サーボ・トラツク幅
W2はデータ・トラツク幅Wdの半分である。 本発明は前述の従来の装置の様に1種類のPES
を生じるのではなく2種類のPESを生じることを
意図している。即ち、90゜の位相差を有する2つ
の制御信号成分に基づいて互いに直交位相関係に
ある主PESと直交PESとが生成される。直交位相
関係は正弦波信号と余弦波信号との関係に対応づ
けることができ、2種類のPESは位相が90゜だけ
ずれている同等の波形の信号である。この様な2
種類のPESを用いる装置は1種類のPESを用いる
ものに比べてPESの線形範囲を2倍にできるとい
う利点がある。なお、次に第4図を参照して説明
する本発明の好ましい実施例では、2種類のPES
のそれぞれについて反転したものも生成して利用
しているので、4種類のPESが用いられると考え
てもよい。 第4図は本発明に従つて前述のサーボ・トラツ
クに基づく読取信号を処理してPES出力を生じる
回路を示している。ヘツド11によつて読取られ
た信号は、サーボ読取チヤネル12において所定
の振幅を有するように増幅され且つフイルタリン
グ処理を受ける。サーボ読取チヤネル12から生
じる合成信号は基準信号成分(周波数fr)と、ヘ
ツド11の位置に応じて基準信号成分に対する位
相及び振幅が異なる制御信号成分(周波数f=
2fr)とを含んでいる。 乗算器16及び低域フイルタ17は主PESとし
てのPES・A信号を生じるために設けられてお
り、一方、乗算器21及び低域フイルタ23は直
交PESとしてのPES・B信号を生じるために設け
られている。 位相同期ループ(PLL)13は合成信号中の
基準信号に同期して2倍の周波数を有する出力信
号を生じる。PLL13の出力信号はそのまま乗
算器16に与えられると共に、90゜移相器22を
介して乗算器21に与えられる。又、PLL13
の出力信号は分周器20によつて2分の1の周波
数にされてPLL13の入力端に与えられる。 乗算器16は合成信号からPLL13の出力信
号と同相の信号成分を抽出して低域フイルタ17
に与える。これに応じて低域フイルタ17は
PES・A信号を生じる。同様に、乗算器21は
90゜移相器22を介して与えられる信号と同相の
信号成分を合成信号から抽出して低域フイルタ2
3に与える。これに応じて低域フイルタ23は
PES・B信号を生じる。 PES・A信号及びPES・B信号はデコード論理
回路18に直接与えられると共に、それぞれ反転
器26及び27によつて反転されて、−PES・A
信号及び−PES・B信号としてデコード論理回路
18に与えられる。デコード論理回路18は更に
2つの論理信号P及びQを受け取る。論理信号P
及びQを生じるための回路(図示せず)はPES・
A、PES・B及び−PES・B信号を監視してい
て、第1論理表に示されている関係に従つて1又
は0となる信号P及びQを生じる。又、デコード
論理回路18は第2論理表に示されているとお
り、信号P及びQの論理値の組合せに応じて1つ
の入力信号を選択して最終的なPES出力として出
力線へ送り出す機能を有する。
【表】
【表】
第5図は、第3図のAの部分に示されているサ
ーボ・パターンが用いられている状態において、
ヘツドが順方向に移動する場合a及び逆方向に移
動する場合bに第4図の装置において生じる種々
の信号の関係を概略的に示している。
ーボ・パターンが用いられている状態において、
ヘツドが順方向に移動する場合a及び逆方向に移
動する場合bに第4図の装置において生じる種々
の信号の関係を概略的に示している。
第1図は従来のサーボ・パターンを示す図、第
2A図は第1図のBのサーボ・パターンを用いる
サーボ装置を示す図、第2B図は第2A図のサー
ボ装置において得られるPES及び修正PESの波形
図、第3図は本発明において用いられるサーボ・
パターンを示す図、第4図は本発明によるサーボ
装置を示す図、第5図は第4図のサーボ装置にお
いて生じる種々の信号の波形図である。 11……ヘツド、12……サーボ読取チヤネ
ル、13……位相同期ループ、16及び21……
乗算器、17及び23……低域フイルタ、18…
…デコード論理回路、20……分周器、22……
90゜移相器、26及び27……反転器。
2A図は第1図のBのサーボ・パターンを用いる
サーボ装置を示す図、第2B図は第2A図のサー
ボ装置において得られるPES及び修正PESの波形
図、第3図は本発明において用いられるサーボ・
パターンを示す図、第4図は本発明によるサーボ
装置を示す図、第5図は第4図のサーボ装置にお
いて生じる種々の信号の波形図である。 11……ヘツド、12……サーボ読取チヤネ
ル、13……位相同期ループ、16及び21……
乗算器、17及び23……低域フイルタ、18…
…デコード論理回路、20……分周器、22……
90゜移相器、26及び27……反転器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 複数のサーボ・トラツクを複数のデータ・ト
ラツクに沿つて記録し、各データ・トラツクの中
央線をサーボ・トラツク間の境界線によつて定め
ており、各サーボ・トラツクに、所定の周波数及
び位相を有する基準信号と、該所定の周波数より
高い周波数を有すると共に順次隣接するサーボ・
トラツクにおいて0゜、90゜、180゜、270゜の順序で90
゜
ずつ位相がずれている制御信号とを記録している
磁気デイスクと、 磁気ヘツドによつて上記サーボ・トラツクから
読取られた信号から上記基準信号に基づいて互い
に90゜の位相差を有する一対の制御信号成分を検
出する手段と、 上記一対の制御信号成分を反転する手段と、 上記一対の制御信号成分及び上記反転された一
対の制御信号成分を受け取り、選択すべき制御信
号成分を表わす論理信号に基づいてこれらの4つ
の制御信号成分の1つを順次に選択し、関連する
データ・トラツクの中央線を基準とする上記磁気
ヘツドの変位を表わす位置誤差信号を生じる手段
と、 を有する磁気ヘツド位置決め用サーボ装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/438,219 US4490756A (en) | 1982-11-01 | 1982-11-01 | Servo encodement and detection system using tetra-orthogonal servo pattern |
US438219 | 1982-11-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5990265A JPS5990265A (ja) | 1984-05-24 |
JPH026153B2 true JPH026153B2 (ja) | 1990-02-07 |
Family
ID=23739741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58188589A Granted JPS5990265A (ja) | 1982-11-01 | 1983-10-11 | 磁気ヘツド位置決め用サ−ボ装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4490756A (ja) |
EP (1) | EP0108226B1 (ja) |
JP (1) | JPS5990265A (ja) |
DE (1) | DE3374729D1 (ja) |
Families Citing this family (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59157810A (ja) * | 1983-02-28 | 1984-09-07 | Sony Corp | デジタル信号の再生方法 |
US5229891A (en) * | 1986-11-06 | 1993-07-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Tracking control system using single frequency pilot signal |
US4951162A (en) * | 1986-11-06 | 1990-08-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Tracking control system with pilot signal phase setting circuitry |
JP2504122B2 (ja) * | 1988-06-06 | 1996-06-05 | 三菱電機株式会社 | 磁気ディスク装置 |
US5245487A (en) * | 1989-01-27 | 1993-09-14 | International Business Machines Corporation | Transducer head for rigid disk drive |
US5488520A (en) * | 1992-06-02 | 1996-01-30 | Hitachi, Ltd. | Data recording and playback apparatus using helical scan system with magnetic head for recording and playing back pattern signal for tracking in tracking area within helical track |
US5615065A (en) * | 1994-10-04 | 1997-03-25 | International Business Machines Corporation | Phase-compensated servo pattern and position error-sensing detector |
KR100252182B1 (ko) * | 1998-02-23 | 2000-07-01 | 윤종용 | 위상이 서로 다른 서보패턴이 기록된 하드디스크 및 그 트랙킹방법 |
JP3340077B2 (ja) * | 1998-11-30 | 2002-10-28 | 富士通株式会社 | サーボ制御方法及び情報記憶装置 |
US6496328B1 (en) | 1999-12-30 | 2002-12-17 | Advanced Research Corporation | Low inductance, ferrite sub-gap substrate structure for surface film magnetic recording heads |
US7126780B2 (en) * | 2002-04-09 | 2006-10-24 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. | Method, system, and article of manufacture for self-servowriting a disk |
US7106544B2 (en) | 2003-05-09 | 2006-09-12 | Advanced Research Corporation | Servo systems, servo heads, servo patterns for data storage especially for reading, writing, and recording in magnetic recording tape |
US8144424B2 (en) | 2003-12-19 | 2012-03-27 | Dugas Matthew P | Timing-based servo verify head and magnetic media made therewith |
WO2005109405A1 (en) | 2004-05-04 | 2005-11-17 | Advanced Research Corporation | Intergrated thin film subgap/subpole structure for arbitrary gap pattern, magnetic recording heads and method of making the same |
US7453663B1 (en) * | 2004-06-09 | 2008-11-18 | Maxtor Corporation | Disk drives with servo burst patterns radially offset in different radial spokes of a disk and methods of positioning based thereon |
US7441572B2 (en) * | 2004-09-17 | 2008-10-28 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Pneumatic tire having a tread containing immiscible rubber blend and silica |
JP4327824B2 (ja) * | 2006-06-30 | 2009-09-09 | 株式会社東芝 | 磁気ディスク装置、サーボ書込み方法及び検査方法 |
US8068300B2 (en) | 2008-03-28 | 2011-11-29 | Advanced Research Corporation | Thin film planar arbitrary gap pattern magnetic head |
WO2011014836A2 (en) | 2009-07-31 | 2011-02-03 | Advanced Research Corporation | Erase drive systems and methods of erasure for tape data cartridge |
US8922926B2 (en) | 2011-11-21 | 2014-12-30 | Agency for Science, Technology Research | Data recording medium and method for generating a reference clock signal |
US9336829B2 (en) | 2011-11-21 | 2016-05-10 | Marvell International Ltd. | Data recording medium, method for generating a reference clock signal, and data storage device |
SG196742A1 (en) | 2012-07-20 | 2014-02-13 | Agency Science Tech & Res | Recording media, data storage devices, and methods for determining a position error signal in a recording medium |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB987357A (en) * | 1962-11-30 | 1965-03-24 | Ibm | Memory system employing a magnetic recording medium |
US3839665A (en) * | 1970-03-30 | 1974-10-01 | A Gabor | Apparatus measuring relative velocity of movable members including means to detect velocity from the position encoder |
BE794737A (fr) * | 1972-02-18 | 1973-05-16 | Ibm | Systemes d'enregistrement de signaux digitaux |
US3821798A (en) * | 1972-02-18 | 1974-06-28 | Ibm | Resynchronizable recording system |
US3956769A (en) * | 1974-08-12 | 1976-05-11 | Control Data Corporation | Recording system having coinciding servo and data tracks |
US4213148A (en) * | 1978-09-01 | 1980-07-15 | Rca Corporation | Recording/playback apparatus using a single pilot tone for active tracking and control of a video disc pickup device |
US4318141A (en) * | 1979-12-07 | 1982-03-02 | International Business Machines Corp. | Buried servo recording systems and methods |
US4286296A (en) * | 1979-12-31 | 1981-08-25 | International Business Machines Corporation | Transducer positioning system |
GB2085189B (en) * | 1980-09-19 | 1984-03-28 | Burroughs Corp | Head position system for disc data store |
US4432026A (en) * | 1981-08-10 | 1984-02-14 | Ampex Corporation | Apparatus and method for determining read head position |
-
1982
- 1982-11-01 US US06/438,219 patent/US4490756A/en not_active Expired - Lifetime
-
1983
- 1983-09-20 EP EP83109325A patent/EP0108226B1/en not_active Expired
- 1983-09-20 DE DE8383109325T patent/DE3374729D1/de not_active Expired
- 1983-10-11 JP JP58188589A patent/JPS5990265A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE3374729D1 (en) | 1988-01-07 |
JPS5990265A (ja) | 1984-05-24 |
EP0108226A1 (en) | 1984-05-16 |
EP0108226B1 (en) | 1987-11-25 |
US4490756A (en) | 1984-12-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH026153B2 (ja) | ||
CA1126400A (en) | Method of controlling the position of a write or read head and a device for carrying out the method | |
JPH0136187B2 (ja) | ||
JPS6049966B2 (ja) | 磁気記録読取方法 | |
US4563714A (en) | Method and device for controlling the tracking | |
JPS6177159A (ja) | 記録装置 | |
JP2924326B2 (ja) | トラッキング誤差検出装置 | |
JPS5937784A (ja) | 磁気録画再生装置の可変速再生の制御装置 | |
JPH0344370B2 (ja) | ||
JPH07118116B2 (ja) | 磁気記録再生装置の磁気テープ停止位置検知装置 | |
JPS61168166A (ja) | 回転ヘツド式テ−プレコ−ダの再生制御方法 | |
JPS6282537A (ja) | 情報信号記録再生装置 | |
JPH0315273B2 (ja) | ||
JPS6275963A (ja) | ビデオテ−プレコ−ダ | |
JPH0566645B2 (ja) | ||
JPH0311596B2 (ja) | ||
JPS58194119A (ja) | デイジタル磁気記録信号再生回路 | |
JPH08124250A (ja) | トラッキング誤差検出装置 | |
JPS61193542U (ja) | ||
JPH04349206A (ja) | 磁気記録装置 | |
JPS59157875A (ja) | トラツキングエラ−検出システム | |
JPS62110657A (ja) | 磁気記録再生装置 | |
JPH07111818B2 (ja) | 障害検出回路 | |
JPS60197928A (ja) | 回転ヘツド型ビデオ信号再生装置 | |
JPH0552579B2 (ja) |