JP2746053B2 - ポリ(p−tert−ブトキシスチレン)の製造方法 - Google Patents

ポリ(p−tert−ブトキシスチレン)の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レジスト材料をはじめ
とする種々の機能性材料として有用なポリ(p−ter
t−ブトキシスチレン)の製造方法に関し、特に分子量
分布(Mw/Mn)が狭く、かつ単分散で、所望の分子
量に制御することができるポリ(p−tert−ブトキ
シスチレン)の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
狭分散のポリ(p−tert−ブトキシスチレン)を製
造する方法として、n−ブチルリチウム、sec−ブチ
ルリチウム、tert−ブチルリチウム、2−メチルリ
チウム、ナトリウムナフタレン、リチウムナフタレン、
ナトリウムアントラセン、α−メチルスチレンテトラマ
ーナトリウム又はナトリウムビフェニルなどの有機金属
化合物を単独で開始剤として使用し、p−tert−ブ
トキシスチレンモノマーを重合させる方法が提案されて
いる(特公昭63−36602号公報)。
【0003】しかしながら、上記p−tert−ブトキ
シスチレンは、スチレン部のビニル基だけでなくp位に
tert−ブトキシ基を有するため、重合反応中に副反
応が起こり、このため、重合によって得られた高分子物
質は単分散性が低いものとなるという問題があり、上記
従来の重合法は非常に副反応が生じやすい重合にもかか
わらず反応条件の最適化が行われていないものである。
【0004】また、上記有機金属化合物のうちsec−
ブチルリチウムを開始剤として用い、テトラヒドロフラ
ンを重合溶媒として重合を行った場合、重合温度が−5
0℃以下という極低温においては狭分散の分子量分布を
有するポリマーを得ることができるが、極低温の重合条
件は工業的に難しく、また、テトラヒドロフラン等の環
状エーテルは高価であるため、工業的使用は困難である
という問題がある。
【0005】更に、上記方法においてベンゼンを重合溶
媒として用い、室温で重合を行うと、Mw/Mnは1.
3以下となるが、副反応が生じ種々の分子量を有するも
のとなり単分散とはならない。また、環状エーテル以外
の溶媒系でも室温付近でポリマーを得ることはできる
が、得られたポリマーの副反応が生じ種々の分子量を有
するものとなり、単分散の分子量分布を有するポリマー
を得ることができないという問題がある。
【0006】即ち、従来の製造方法では単独溶媒で重合
を行った場合、−50℃以下という極低温の反応条件で
なければ単分散の分子量分布を有するポリマーを得るこ
とができず、反応温度を上げるとカップリング反応等の
副反応が生じ、分子量分布が狭くしかも単分散の分子量
分布を有するポリマーを得ることができないという問題
がある。
【0007】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
分子量分布が狭く、かつ単分散のポリ(p−tert−
ブトキシスチレン)を温和な反応条件で簡単かつ確実に
しかも高収率で得ることができる製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
目的を達成するため鋭意検討を行った結果、開始剤の存
在下、重合溶媒中で下記構造式(1)で表されるp−t
ert−ブトキシスチレンモノマーを重合するポリ(p
−tert−ブトキシスチレン)の製造方法において、
上記開始剤としてsec−ブチルリチウムを用い、上記
重合溶媒としてトルエン、シクロヘキサン、ベンゼン及
びヘキサンから選ばれる有機溶媒に該有機溶媒の0.2
〜10重量%のテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサ
ン、エチルエーテル又はN−メチルピロリジンを添加し
た混合溶媒中で下記式(1)で表されるモノマーを重合
した場合、従来より高い重合温度で反応させても、得ら
れたポリ(p−tert−ブトキシスチレン)は分子量
分布(Mw/Mn)が1.00〜1.30と狭く、かつ
単分散であることを知見し、本発明をなすに至った。
【0009】
【化2】
【0010】従って、本発明は、開始剤の存在下、重合
溶媒中で上記構造式(1)で表されるp−tert−ブ
トキシスチレンモノマーを重合するポリ(p−tert
−ブトキシスチレン)の製造方法において、上記開始剤
としてsec−ブチルリチウムを用い、上記重合溶媒と
してトルエン、シクロヘキサン、ベンゼン及びヘキサン
から選ばれる有機溶媒に該有機溶媒の0.2〜5重量%
のテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、エチルエ
ーテル又はN−メチルピロリジンを添加した混合溶媒を
用いることを特徴とするポリ(p−tert−ブトキシ
スチレン)の製造方法を提供する。
【0011】以下、本発明を更に詳しく説明すると、本
発明のポリ(p−tert−ブトキシスチレン)の製造
方法は、開始剤としてsec−ブチルリチウムを用い、
トルエン、シクロヘキサン、ベンゼン及びヘキサンから
選ばれる有機溶媒にこの有機溶媒の0.2〜10重量%
のテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、エチルエ
ーテル又はN−メチルピロリジンを添加した混合溶媒中
で下記構造式(1)で表されるp−tert−ブトキシ
スチレンモノマーを重合するものである。
【0012】
【化3】
【0013】ここで、開始剤として使用するsec−ブ
チルリチウムの使用量は上記式(1)のp−tert−
ブトキシスレチンモノマーの仕込量と得られるポリ(p
−tert−ブトキシスチレン)の所望分子量に応じた
量とすることができるが、通常反応溶液中で10-4〜1
-1mol/lの濃度範囲とすることができる。
【0014】本発明で用いる重合溶媒は、トルエン、シ
クロヘキサン、ベンゼン及びヘキサンから選ばれる有機
溶媒にテトラヒドロフラン(THF)、1,4−ジオキ
サン、エチルエーテル及びN−メチルピロリジンの1種
又は2種以上を添加した混合溶媒であるが、特にトルエ
ンとN−メチルピロリジン,テトラヒドロフラン,1,
4ジオキサン及びエチルエーテルの1種又は2種以上と
の混合溶媒を用いることが好ましい。
【0015】上記有機溶媒に対するテトラヒドロフラ
ン、1,4−ジオキサン、エチルエーテル及びN−メチ
ルピロリジンの混合比率は、上記有機溶媒に対して0.
2〜10%(重量%、以下同じ)、好ましくは0.2〜
5%、更に好ましくは0.5〜3%の範囲がよい。この
混合比率が10%を越えるとカップリング反応等の副反
応が生じ、0.2%未満では添加効果が少なく連鎖移動
等の副反応が生じたり、成長速度が遅くなるため、単分
散の分子量分布を有するポリマーを得ることができな
い。
【0016】また、上記式(1)のp−tert−ブト
キシスチレンモノマーの混合溶媒中の濃度は1〜20%
とすることが好ましい。
【0017】本発明の製造方法でポリ(p−tert−
ブトキシスチレン)を製造するには、トルエンなどの有
機溶媒と開始剤との混合溶液に上記式(1)のモノマー
とテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、エチルエ
ーテル又はN−メチルピロリジンを添加し、高真空下で
又はアルゴン、窒素等の不活性ガス雰囲気下、−70〜
30℃の温度で、約10〜30時間撹拌しながら行う方
法を採用することができる。特に、重合溶媒としてトル
エンとエチルエーテルとの混合溶媒を用いた場合、−3
0〜20℃の温度範囲で重合することができる。
【0018】上記の条件で重合反応を継続した後、ポリ
(p−tert−ブトキシスチレン)が所望の分子量に
なったときに、例えばメタノール、水、メチルブロマイ
ド等の重合反応停止剤を反応液に添加することにより反
応を停止させることができる。次いで、メタノール等の
沈殿剤を上記反応液に添加してポリマーを晶出、乾燥さ
せることにより、目的とするポリ(p−tert−ブト
キシスチレン)を精製、単離することができる。
【0019】このようにして得られたポリ(p−ter
t−ブトキトスチレン)は下記構造単位(2)を有し、
重合度が10〜5000程度で、分子量分布が狭く(M
w/Mn=1.00〜1.30)、かつ単分散であり、
上記構造式(1)のスチレン部にビニル基のみが優先的
に重合しており、また、カップリング反応が生じている
こともない。
【0020】
【化4】
【0021】上記重合反応で得られるポリ(p−ter
t−ブトキシスチレン)の収量は、反応に供したp−t
ert−ブトキシスチレンモノマーに基づいてほぼ10
0%である。従って、目的とするポリ(p−tert−
ブトキシスチレン)の平均分子量は使用したp−ter
t−ブトキシスチレンモノマーの重量と開始剤のモル数
(分子量)とから容易に算出することができる。
【0022】この場合、重量平均分子量Mwは使用した
モノマーの量と開始剤のモル数から計算するか又は光散
乱法を用いることにより容易に求めることができる。ま
た、数平均分子量Mnは膜浸透圧計を用いて容易に測定
することができる。
【0023】分子量分布(Mw/Mn)の評価はゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によって
行うことができ、生成した高分子化合物の分子構造は赤
外線吸収(IR)スペクトル及び1H−NMRによっ
て、容易に確認することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、分子量の分布(Mw/
Mn)が1.00から1.30と狭く単分散で、任意の
高分子量に制御することができるポリ(p−tert−
ブトキシスチレン)を比較的温和な反応条件で簡単かつ
確実にしかも高収率で得ることができる。
【0025】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。
【0026】[比較例1]まず、p−tert−ブトキ
シスチレンモノマーを減圧蒸留し、次いでベンゾフェノ
ンナトリウムを用いて精製し、更にトリフェニルメチル
リチウムとリチウムブロマイドの混合物で処理し、真空
蒸留を行った。
【0027】500mlのフラスコにNa鏡を通したベ
ンゼン200mlを入れ、この中に上記のようにして得
られたp−tert−ブトキシスチレンモノマーの精製
物10gとsec−ブチルリチウム2.2×10-3mo
lとを投入し、室温で1時間重合して、白色重合体6g
を得た。得られた重合体のGPC溶出曲線は図1に示す
通りであり、分子量分布が広く、副反応が生じたもので
あった。GPC溶出曲線の結果から、分子量分布の点で
Mw/Mn=2.25の重合体であり、GPCより求め
た重量平均分子量は1.7×104g/molで、設計
分子量4500にはかけ離れていた。このようにベンゼ
ン溶媒単独で重合を行うと収率も低く、副反応が生じ、
種々の分子量を有する副生成物が混在することがわかっ
た。
【0028】[比較例2]500mlのフラスコにNa
鏡を通したトルエン200mlを入れ、この中に比較例
1と同様にして得られたp−tert−ブトキシスチレ
ンモノマーの精製物10gとsec−ブチルリチウム
2.0×10-3molとを投入し、室温で1時間重合し
て、白色重合体6.7gを得た。得られた重合体のGP
C溶出曲線は図2に示す通りであり、分子量分布が広
く、副反応が生じているものであった。GPC溶出曲線
の結果から、分子量分布の点でMw/Mn=1.52の
重合体であり、GPCより求めた重量平均分子量は1.
5×104g/molで、設計分子量5000にはかけ
離れていた。このようにトルエン溶媒単独で重合を行う
と収率も低く、副反応が生じ、種々の分子量を有する副
生成物が混在することがわかった。
【0029】[比較例3]500mlのフラスコにNa
鏡を通したテトラヒドロフラン200mlを入れ、この
中に比較例1と同様にして得られたp−tert−ブト
キシスチレンモノマーの精製物10gとsec−ブチル
リチウム2.0×10-3molとを投入し、0℃で1時
間重合して、白色重合体4.8gを得た。得られた重合
体のGPC溶出曲線は図3に示す通りであり、分子量分
布が広く、副反応が生じているものであった。GPC溶
出曲線の結果から、分子量分布の点でMw/Mn=1.
52の重合体であり、GPCより求めた重量平均分子量
は1.5×104g/molで、設計分子量5000に
はかけ離れていた。このようにテトラヒドロフラン溶媒
単独で重合を行うと収率も低く、副反応が生じ、種々の
分子量を有する副生成物が混在することがわかった。
【0030】[比較例4]500mlのフラスコにNa
鏡を通したテトラヒドロフラン200mlを入れ、この
中に比較例1と同様にして得られたp−tert−ブト
キシスチレンモノマーの精製物10gとn−ブチルリチ
ウム1.2×10-3molとを投入し、−70℃で1時
間重合して、白色重合体9.8gを得た。得られた重合
体のGPC溶出曲線は図4に示す通りであり、分子量分
布が広く、副反応が生じているものであった。GPC溶
出曲線の結果から、分子量分布の点でMw/Mn=1.
30の重合体であり、GPCより求めた重量平均分子量
は3.0×104g/molで、設計分子量5000に
はかけ離れていた。このようにテトラヒドロフラン溶媒
単独で重合を行うと収率も低く、副反応が生じ、種々の
分子量を有する副生成物が混在することがわかった。
【0031】[実施例1]1リットルのフラスコに溶媒
としてトルエン500ml、開始剤としてsec−ブチ
ルリチウム9×10-3molを仕込んだ。この混合溶液
に−50℃で10%のテトラヒドロフランを混合したp
−tert−ブトキシスチレン50gを添加し、2時間
重合したところ、この反応溶液はすぐに赤色を呈した。
反応溶液にメタノール3mlを添加して重合を停止させ
た後、反応混合物をメタノール中に注ぎ、重合体を沈殿
させた。これを分離し、乾燥して48gの白色重合体を
得た。GPC溶出曲線は図5に示す通りであり、その結
果から分子量分布の点でMw/Mn=1.08の重合体
であり、GPC/光散乱法により求めた重量平均分子量
は6000g/molで、得られた重合体の単分散性が
極めて高いことが確認された。
【0032】[実施例2]1リットルのフラスコに溶媒
としてトルエン500ml、開始剤としてsec−ブチ
ルリチウム7×10-3molを仕込んだ。この混合溶液
に−10℃で10%の1,4−ジオキサンを混合したp
−tert−ブトキシスチレン50gを添加し、1時間
重合したところ、この反応溶液はすぐに赤色を呈した。
反応溶液にメタノール3mlを添加して重合を停止させ
た後、反応混合物をメタノール中に注ぎ、重合体を沈殿
させた。これを分離し、乾燥して48gの白色重合体を
得た。GPC溶出曲線は図5と同様であり、その結果か
ら分子量分布の点でMw/Mn=1.08の重合体であ
り、GPC/光散乱法により求めた重量平均分子量は7
000g/molで、得られた重合体の単分散性が極め
て高いことが確認された。
【0033】[実施例3]1リットルのフラスコに溶媒
としてトルエン500ml、開始剤としてsec−ブチ
ルリチウム9×10-3molを仕込んだ。この混合溶液
に−10℃で10%のエチルエーテルを混合したp−t
ert−ブトキシスチレン50gを添加し、1時間重合
したところ、この反応溶液はすぐに赤色を呈した。反応
溶液にメタノール3mlを添加して重合を停止させた
後、反応混合物をメタノール中に注ぎ、重合体を沈殿さ
せた。これを分離し、乾燥して48gの白色重合体を得
た。GPC溶出曲線は図5と同様であり、その結果から
分子量分布の点でMw/Mn=1.08の重合体であ
り、GPC/光散乱法により求めた重量平均分子量は4
500g/molで、得られた重合体の単分散性が極め
て高いことが確認された。
【0034】[実施例4]1リットルのフラスコに溶媒
としてトルエン500ml、開始剤としてsec−ブチ
ルリチウム7×10-3molを仕込んだ。この混合溶液
に−30℃で10%のN−メチルピリジンを混合したp
−tert−ブトキシスチレン50gを添加し、1時間
重合したところ、この反応溶液はすぐに赤色を呈した。
反応溶液にメタノール3mlを添加して重合を停止させ
た後、反応混合物をメタノール中に注ぎ、重合体を沈殿
させた。これを分離し、乾燥して48gの白色重合体を
得た。GPC溶出曲線は図5と同様であり、その結果か
ら分子量分布の点でMw/Mn=1.08の重合体であ
り、GPC/光散乱法により求めた重量平均分子量は7
000g/molで、得られた重合体の単分散性が極め
て高いことが確認された。
【0035】[実施例5〜12]表1に示す溶媒を用い
た以外は実施例1と同様にしてポリ(p−tert−ブ
トキシスチレン)を合成したところ、収量はほぼ100
%でありGPCの溶出曲線パターンは単分散性が極めて
高いことが確認された。その結果を表1に示す。
【0036】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】比較例1で得られたポリ(p−tert−ブト
キシスチレン)のGPC溶出曲線である。
【図2】比較例2で得られたポリ(p−tert−ブト
キシスチレン)のGPC溶出曲線である。
【図3】比較例3で得られたポリ(p−tert−ブト
キシスチレン)のGPC溶出曲線である。
【図4】比較例4で得られたポリ(p−tert−ブト
キシスチレン)のGPC溶出曲線である。
【図5】実施例1で得られたポリ(p−tert−ブト
キシスチレン)のGPC溶出曲線である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹田 好文 新潟県中頸城郡頸城村大字西福島28−1 信越化学工業株式会社 合成技術研究 所内 (56)参考文献 特開 平3−277608(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開始剤の存在下、重合溶媒中で下記構造
    式(1)で表されるp−tert−ブトキシスチレンモ
    ノマーを重合するポリ(p−tert−ブトキシスチレ
    ン)の製造方法において、上記開始剤としてsec−ブ
    チルリチウムを用い、上記重合溶媒としてトルエン、シ
    クロヘキサン、ベンゼン及びヘキサンから選ばれる有機
    溶媒に該有機溶媒の0.2〜10重量%のテトラヒドロ
    フラン、1,4−ジオキサン、エチルエーテル又はN−
    メチルピロリジンを添加した混合溶媒を用いることを特
    徴とするポリ(p−tert−ブトキシスチレン)の製
    造方法。 【化1】
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