JP2743945B2 - 塩化ビニル系重合体の製造方法 - Google Patents

塩化ビニル系重合体の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、塩化ビニル系重合体の水性媒体中での製造
方法、とくには流動性に優れた高品質の塩化ビニル系重
合体を得るのに有用な塩化ビニル系重合体の製造方法に
関するものである。
(従来の技術) 従来、塩化ビニル系重合体は、塩化ビニル単量体また
は塩化ビニルを主体とするビニル系単量体の混合物を、
懸濁剤、重合開始剤などを含む水性媒体中で重合させ、
得られた重合物を脱水、乾燥することによって製造して
いる。
しかし、この重合体は輸送中あるいは乾燥工程中で静
電気を帯びて流動性が低下し、その一部が屡々輸送パイ
プあるい乾燥機内においてブロックを形成し閉塞すると
いう事態をひき起こしていた。
また、静電気を帯びた重合体は嵩比重が著しく低下す
るため、例えば容量法での計量に際し、重さとの間に計
量誤差を生じ、この現象は温度、湿度の低い冬季におい
て著しいという問題もあった。
この帯電性の改良のために多くの提案がなされてきた
が、これまで一般に行われている方法としては、塩化ビ
ニル系重合体に非イオン界面活性剤、アニオン界面活性
剤またはカチオン界面活性剤を添加して、その表面に保
水性をもたせるものであった。
しかし、この方法は塩化ビニル系重合体の嵩比重の減
少や流動性の低下を充分に防止できないだけでなく、製
品の熱安定性を損なうという欠点がある。
(発明が解決しようとする課題) そこで本発明の目的は、塩化ビニル系重合体の静電気
の発生による帯電を防止して、重合体の嵩比重の減少や
流動性の低下を抑制し、しかも良好な品質を確保するこ
とのできる、塩化ビニル系重合体の製造方法を提供しよ
うとするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは上記目的の達成のために鋭意研究を重ね
た結果、塩化ビニル単量体、または塩化ビニルを主体と
するビニル系単量体の混合物を、水性媒体中で重合する
に際し、重合率が70%以上に達した時点で、 (A)平均粒径が100μm以下である、炭素原子数10〜2
0の飽和または不飽和脂肪酸のCa、Zn、BaまたはMgの塩
と、 (B)一般式 (式中のRはI、II式とも炭素原子数10〜20の飽和また
は不飽和の炭化水素基) で示されるHLBが4〜10であるソルビタン脂肪酸エステ
ルとの、重量比で(A)/(B)=1/10〜2/1の混合物
を、濃度5〜20重量%の水エマルジョンとして、前記塩
化ビニル単量体または塩化ビニルを主体とするビニル系
単量体の混合物100重量部当り0.01〜1.5重量部の割合で
重合系に添加すると、得られる塩化ビニル系重合体の帯
電防止に極めて有効であることを見出し本発明を完成し
た。
以下、本発明の詳細を説明する。
本発明による塩化ビニル系重合体の製造方法は、塩化
ビニル単量体、または塩化ビニルを主体とするビニル系
単量体の混合物を、水性媒体中で重合する際、その重合
率が70%以上に達した時点で、 (A)平均粒径が100μm以下である、炭素原子数10〜2
0の飽和または不飽和脂肪酸のCa、Zn、BaまたはMgの塩
と、 (B)上記一般式で示されるHLBが4〜10であるソルビ
タン脂肪酸エステルとの混合物を、重合系に添加するも
のであるが、ここで用いられる (A)成分としての炭素原子数10〜20の飽和または不飽
和脂肪酸のCa、Zn、BaまたはMgの塩には、例えばステア
リン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸バ
リウム、ステアリン酸マグネシウム、カプリン酸カルシ
ウム、ラウリン酸カルシウム、パルミチン酸カルシウ
ム、オレイン酸カルシウム、カプリン酸亜鉛、ラウリン
酸亜鉛、パルミチン酸亜鉛、オレイン酸亜鉛、カプリン
酸バリウム、ラウリン酸バリウム、パルミチン酸バリウ
ム、オレイン酸バリウムなどが挙げられる。
これらの平均粒径は100μmを超えると、得られる水
エマルジョンの安定性が悪く、また流動性が充分に改良
されないので、100μm以下、好ましくは20μm以下の
粉末であることが必要である。
(B)成分としての上記一般式で示されるHLBが4〜10
であるソルビタン脂肪酸エステルには、例えば、ソルビ
タンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、
ソルビタンモノオレート、ソルビタンモノラウレート、
ソルビタンモノリレートなどが挙げられる。
この(A)、(B)両成分の混合物は重量比で(A)
/(B)=1/10〜2/1の割合で用いられるが、これが1/1
0未満では流動性および嵩比重の低下を充分に防止する
ことができず、2/1を超えると水エマルジョンの安定性
が悪くなって流動性が低下する。
この混合物は水中に均一に分散させて濃度5〜20重量
%の水エマルジョンとして重合系に添加されるのである
が、この際の濃度が5%未満では水エマルジョンの安定
性が損なわれ、また20重量%を超えると、水エマルジョ
ンの粘度が高くなりすぎて(A)、(B)両成分の均一
混合および送液に支障を来す。
この水エマルジョンの調製方法には特に制限はなく、
通常の攪拌装置を用いて行う方法、ホモジナイザー、コ
ロイドミル、ジェットミキサーなどによる分散方法、あ
るいは(A)、(B)のいずれかの成分を先に加熱溶融
して水中に投入し、攪拌分散させる方法など任意の方法
を採用することができ、さらには、これらの方法におい
てメタノール、エタノール、酢酸エチル等の溶媒に溶か
してから水エマルジョンを調製するという方法によって
もよい。
水エマルジョンの重合系への添加は、反応系の重合率
が70%に達した時点で、塩化ビニル単量体、または塩化
ビニルを主体とするビニル系単量体の混合物100重量部
当り、上記(A)、(B)両成分の重量として0.01〜1.
5重量部の割合で行うことが必要とされる。重合率が70
%に達する前に添加した時は、重合器の内壁全面にスケ
ールが付着して生産性を低下させ、添加量が0.01重量部
未満では流動性および嵩比重の低下を抑制することがで
きず、1.5重量部を超える量にしてもそれ以上の効果の
向上が望めないので経済的でない。
本発明の方法で用いられる単量体原料は、塩化ビニル
単量体単独または少なくとも50重量%以上の塩化ビニル
単量体とこれと共重合可能な他のビニル系単量体との混
合物である。この他のビニル系単量体としては、酢酸ビ
ニル、プロピオン酸ビニルなどのビニルエステル;アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチルなどのアクリル酸もしくはメタ
クリル酸エチル;エチレン、プロピレンなどのオレフィ
ン;ラウリルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテ
ルなどのビニルエーテル;無水マレイン酸;アクリロニ
トリル;スチレン;塩化ビニリデンなどが挙げられ、こ
れらは単独または2種以上を組合せて用いられる。
本発明の方法において、上記の塩化ビニル単量体、ま
たは塩化ビニルを主体とするビニル系単量体の混合物を
水性媒体中で重合する場合に使用される分散助剤は、従
来塩化ビニル系重合体の製造に使用されているものであ
れば、特に限定されない。この分散剤としては、例え
ば、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロースなどの水溶性セルロ
ースエーテル;水溶性もしくは油溶性の部分けん化ポリ
ビニルアルコール;アクリル酸重合体;ゼラチンなどの
水溶性ポリマー;ソルビタンモノラウレート、ソルビタ
ントリオレート、ソルビタンモノステアレート、グリセ
リントリステアレート、エチレンオキシド−プロピレン
オキシドブロックコポリマーなどの油溶性乳化剤;ポリ
オキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシ
エチレングリセリンオレート、ラウリン酸ナトリウムな
どの水溶性乳化剤;炭酸カルシウム、りん酸カルシウ
ム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムなどがあ
り、これらは単独または2種以上の組み合わせで使用さ
れる。
重合開始剤も従来塩化ビニル系の重合に使用されてい
るものでよく、これには例えば、ジイソプロピルパーオ
キシジカーボネート、ジ−2−エチルヘキシルパーオキ
シジカーボネート、ジエトキシエチルパーオキシジカー
ボネートなどのパーカーボネート化合物;t−ブチルパー
オキシネオデカネート、t−ブチルパーオキシピバレー
ト、t−ヘキシルパーオキシピバレート、α−クミルパ
ーオキシネオデカネート、2,4,4−トリメチルペンチル
−2−パーオキシ−2−ネオデカネートなどのパーエス
テル化合物;アセチルシクロヘキシルスルホニルパーオ
キシド、2,4,4−トリメチルペンチル−2−パーオキシ
フェノキシアセテート、3,5,5−トリメチルヘキサノイ
ルパーオキシド、ラウロイルパーオキシドなどの過酸化
物;アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリル、アゾビ
ス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)な
どのアゾ化合物、さらには過硫酸カリウム、過硫酸アン
モニウム、過酸化水素、キュメンハイドロパーオキシド
等を、単独または2種以上を組み合わせて使用すること
ができる。
重合に際しての他の条件、例えば重合器への水性媒
体、塩化ビニルまたは塩化ビニルを含む単量体混合物、
分散助剤、重合開始剤などの仕込み方法、仕込み割合、
重合温度などの重合条件は従来と同様にして行えばよ
い。
本発明の方法はまた、必要に応じて、塩化ビニル系重
合体の製造に適宜使用される。重合調整剤、連鎖移動
剤、pH調整剤、ゲル化改良剤、帯電防止剤、架橋剤、安
定剤、充てん剤、緩衝剤、スケール防止剤などを添加す
ることも任意である。さらに坑酸化剤を、重合反応の抑
制、生成重合体の劣化防止などの目的で、重合開始前、
重合中あるいは重合終了後に重合系に添加することもで
きる。
(実施例) 以下、本発明の具体的態様を実施例により説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1(実験No.1〜8) 内容積2000lのステンレススチール製重合器に、脱イ
オン水980kg、部分けん化ポリビニルアルコール382g、
水溶性メチルセルロース143gを仕込み、器内を脱気した
後、塩化ビニル単量体700kgを仕込んだ。重合器内を攪
拌しながらジ−2−エチルヘキシルジカーボネート280g
を高圧ポンプで器内に圧入し、同時に昇温を始めて重合
を開始し、58℃まで昇温して、その温度を保ちながら攪
拌下重合反応を続けた。重合率が85%に達した時点で、
下記の方法で調製した添加剤を第1表に示す種類と量で
投入して、さらに重合を続け、重合器の内圧が5.5kg/cm
2Gに達した時点で反応を停止し、未反応の単量体を回収
した。その後、脱水乾燥して塩化ビニル系重合体を得
た。得られた各塩化ビニル系重合体について下記の試験
を行い、その結果を第1表に併記した。
添加剤の調製: 第1表に示す(A)脂肪酸の金属塩と(B)ソルビタ
ン脂肪酸エステルとを、(A)/(B)の重量比で1/2
の混合物として、濃度18重量%の水エマルジョンを得
た。この調製は、まず所定量の水中に(B)ソルビタン
脂肪酸エステルの半量を攪拌下で投入して均一に分散さ
せた後、平均粒径が20μm以下の(A)脂肪酸の金属塩
を全量投入して均一に分散したのを確認し、次に残量の
(B)ソルビタン脂肪酸エステルを投入した。その後さ
らに4時間攪拌を継続して均一に分散した水エマルジョ
ンとした。
水エマルジョンの安定性: 下記の判断基準によって評価した。
◎…2時間以上放置しても均一な分散状態にある。
○…1時間以上 〃 〃 △…30分以上 〃 〃 ×…混合攪拌停止後、30分以内に分離する。
流動性試験: 各重合体を第1表に示す条件に一昼夜放置した後、JI
S K−6721で規定する嵩比重測定用漏斗に100cc入れ、漏
斗から落下する時間(秒)を測定した。また一昼夜放置
後の各重合体について、ブラベンダーのプラネタリーミ
キサーを用いて60rpmで5分間混合した後、上記と同じ
方法で漏斗からの落下時間(秒)を測定した。
嵩比重測定試験: 各重合体を第1表に示す条件に一昼夜放置した後、JI
S K−6721の方法により測定した。また一昼夜放置後の
各重合体について、ブラベンダーのプラネタリーミキサ
ーを用いて60rpmで5分間混合した後、上記と同じ方法
で嵩比重を測定した。
熱安定性試験: 得られた各重合体100重量部に対して、 ステアリン酸鉛 2.5重量部、 ステアリン酸バリウム 0.7 〃 三塩基性硫酸鉛 0.5 〃 ジオクチルフタレート 30.0 〃 を配合し、16
5℃のロールで5分間混練した後、厚さ1mmのシートを作
成した。このシートを195℃のオーブン中に入れて黒化
するまでの時間(分)を測定した。
実施例2(実験No.9〜13) 前例の実験No.2において、ステアリン酸カルシウムの
平均粒径、仕込み塩化ビニル単量体100重量部当りの添
加剤の添加量、および水エマルジョンの濃度を第2表に
示す条件としたほかは、同様にして重合体を得た。
上記の各水エマルジョンの安定性を観察すると共に、
得られた各重合体について前例と同様の方法で流動性試
験と嵩比重の測定を行い、その結果を第2表に併記し
た。
実施例3(実験No.14〜17) 前例の実験No.9において、水エマルジョン中の(A)
ステアリン酸カルシウムと(B)ソルビタンモノラウレ
ートとの混合(重量)比と、エマルジョンの濃度とを第
3表に示す条件としたほかは同様にして重合体を得た。
上記の各水エマルジョンの安定性を観察すると共に、
得られた各重合体について前例と同様の方法で流動性試
験と嵩比重の測定を行い、その結果を実験No.9の値と共
に第3表に併記した。
実施例4(実験No.18〜21) 実施例2の実験No.9において、水エマルジョンの添加
時期を第4表に示す条件としたほかは同様にして重合体
を得た。
上記水エマルジョンの安定性と重合体終了後の器内の
スケール付着状態を観察すると共に、得られた各重合体
について前例と同様の方法で流動性試験と嵩比重の測定
を行い、その結果を実験No.9の値と共に第4表に併記し
た。
(発明の効果) 本発明の方法によって得られた塩化ビニル系重合体
は、乾燥終了後、または空気輸送後も静電気を帯びるこ
とがなく、冬季の乾燥状態のときでも極めて良好な流動
性を示すほか、嵩比重が低下することもなく、熱安定性
にも優れている。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塩化ビニル単量体、または塩化ビニルを主
    体とするビニル系単量体の混合物を、水性媒体中で重合
    する際に、重合率が70%以上に達した時点で、 (A)平均粒径が100μm以下である、炭素原子数10〜2
    0の飽和または不飽和脂肪酸のCa、Zn、BaまたはMgの塩
    と、 (B)一般式 (式中のRはI、II式とも炭素原子数10〜20の飽和また
    は不飽和の炭化水素基) で示されるHLBが4〜10であるソルビタン脂肪酸エステ
    ルとの、重量比で(A)/(B)=1/10〜2/1の混合物
    を、濃度5〜20重量%の水エマルジョンとして、前記塩
    化ビニル単量体または塩化ビニルを主体とするビニル系
    単量体の混合物100重量部当り0.01〜1.5重量部の割合
    で、重合系に添加することを特徴とする塩化ビニル系重
    合体の製造方法。
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