JP2743612B2 - 液晶表示素子 - Google Patents

液晶表示素子

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非線形抵抗素子を用い
た薄膜二端子素子型アクティブマトリクス液晶表示素子
に関する。
【0002】
【従来の技術】LCDの各画素にスイッチング画素を直
列に配置したアクティブマトリクスLCDは、その表示
容量の大きさ,応答速度の速さ,コントラストの高さか
ら急激な進歩がみられる。これまでに発表されたアクテ
ィブマトリクスLCDの試作品のスイッチング素子に
は、アモルファスSiやポリSiを半導体材料とした薄
膜トランジスタ素子(TFT)が多く用いられている。
また一方では、製造及び構造が比較的簡単であるため、
製造工程が簡略化でき、高歩留り,低コスト化が期待さ
れる薄膜二端子素子(以下TFDと略す)を用いたアク
ティブマトリクスも注目されている。このTFDは回路
的には非線形抵抗素子である。
【0003】このような薄膜二端子素子型アクティブマ
トリクスLCD(以下TFD−LCDと略す)において
一番実用化に近いと考えられているLCDはTFDに金
属−非線形抵抗体−金属構造を有する素子(以下MIM
素子またはMIMと略す)を用いたLCD(以下MIM
−LCDと略す)である。MIMのようなTFDを液晶
と直列に接続することにより、TFDの電圧−電流特性
の高非線形により、TFD−液晶の電圧−透過率変化特
性の立上がりは急峻になり、液晶表示素子の走査本数を
大幅に増やすことが可能になる。このTFD−LCDの
等価回路を図21に示す。等価回路は、非線形抵抗素子
18と液晶素子5との直列回路で表される。
【0004】このようなMIMを用いたLCDの従来例
は、論文では、例えば、D.R.Baraff,et
al.,“The Optimization of
Metal−Insulator−Metal Non
−linear Devices for Use i
n Multiplexed Liquid Crys
tal Display“IEEE Trans.El
ectoron Devices, vol.ED−2
8,pp736−739(1981),及び、両角伸
冶、他、著「250×240画素のラテラルMIM−L
CD テレビジョン学会技術報告(IPD83−8),
p39−44,1983年12月発行」がある。
【0005】また、誘電率の小さい窒化シリコンがMI
M素子用非線形抵抗体として用いた文献が下記に示され
ている。例えば、M.Suzuki et al“A
New Active Diode Matrix L
CD usingOff−stoichiometri
c SiNx Layer”Proceedings
of the SID,Vol.28 p101−10
4,1987を参照できる。
【0006】これらの文献に示された従来型のMIM−
LCDの構造を次に示す。窒化シリコン系MIM素子を
用いた構造の断面図を図18に示し、MIM素子が形成
されている基板の平面図を図19に示し、MIM−LC
Dの一部の透視構造平面図を図20に示す。
【0007】図18において、画素接続電極11を下部
電極とし、その上に非線形抵抗体8の窒化シリコンが成
膜され、リード電極9が上部電極として成膜されてい
る。また、画素電極12は画素接続電極11と接続され
ている。一方、図20に示すようにリード電極9は液晶
セルの外まで引出され、駆動回路に接続される。対向透
明電極15は、リード電極9と直交し、画素電極12に
ほぼ対応する幅でストライプ状にパターン化され、駆動
回路に接続される。図20の例ではリード電極9がデー
タ電極19に対応し、対向透明電極15が走査電極20
の残りに対応しているが、リード電極9が走査電極20
に対応し、対向透明電極15がデータ電極19に対応し
てもよい。詳細は上記の文献に記載されている。なお図
18において、13は液晶層,14は配向膜,16は上
部ガラス基板を示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のTFD−LCD
では長時間駆動すると薄膜二端子素子のI−V特性が変
化し、この僅かなI−V特性の変化が焼き付きとして画
面に表示されてしまうという問題がある。
【0009】本発明の目的は、非線形抵抗体のI−V特
性が変化しても液晶表示素子の表示特性は変化しない薄
膜二端子素子型液晶表示素子を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、非線形
抵抗素子を介してリード電極と画素電極とが接続されて
なる下部基板と、前記画素電極と対応して対向透明電極
を設けた上部基板と、この上下部基板に挟まれた液晶と
からなる液晶表示素子において、第1の非線形抵抗体と
第1の定抵抗体を直列に接続し、第1の非線形抵抗体よ
りも高抵抗の第2の非線形抵抗体と第1の定抵抗体より
も低抵抗の第2の定抵抗体を直列に接続し、第1の非線
形抵抗体の他端と第2の非線形抵抗体の他端をリード電
極または画素電極の一方に接続し、第1の定抵抗体の他
端と第2の定抵抗体の他端をリード電極または画素電極
の他方に接続したことを特徴とする液晶表示素子が得ら
れる。
【0011】
【作用】本発明における薄膜二端子素子型アクティブマ
トリクス液晶表示素子を、それぞれの非線形抵抗体と定
抵抗体のI−V特性を示した図1〜図7及び1画素の等
価回路を示した図8に基づいて説明する。
【0012】2つの抵抗体を直列に接続すると全抵抗値
は2つの抵抗のうち高抵抗の抵抗値となり、並列に接続
すると全抵抗値は2つの抵抗のうち低抵抗の抵抗とな
る。図2に示すようなI−V特性を持つ第1の非線形抵
抗体1と、図3に示すようなI−V特性を持つ第1の定
抵抗体2とを直列に接続したときのI−V特性は図6に
示す特性となる。図4に示すようなI−V特性を持つ第
2の非線形抵抗体3と、図5に示すようなI−V特性を
持つ第2の定抵抗体4とを直列に接続したときのI−V
特性は図7に示す特性となる。2つの前記非線形抵抗体
と定抵抗体の直列回路どうしを並列に接続した非線形抵
抗素子のI−V特性は図1に示す通りとなる。このI−
V特性のうち0V〜Va,Va〜Vb,Vb〜Vc,V
c以上はそれぞれ第1の非線形抵抗体1,第1の定抵抗
体2,第2の非線形抵抗体3,第2の定抵抗体4のI−
V特性によって決まる。階調表示をパルス幅変調で行う
場合、駆動波形は図17に示す通りであり、駆動波形の
電圧Ve,VfをそれぞれVc以上,Va〜Vbの範囲
に入るように非線形抵抗体と定抵抗体の抵抗値を決める
と、第1の非線形抵抗体1及び第2の非線形抵抗体3の
I−V特性が変化しても駆動電圧Ve,Vf付近のI−
V特性は変化しない。したがって、非線形抵抗体のI−
V特性の変化が表示の焼き付きとして画素の表示には現
れてこない。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0014】実施例1 図9および図10は、本実施例により得られる薄膜二端
子素子を用いたアクティブマトリクスLCDの1画素の
断面図およびその下部基板面上の平面図である。下部ガ
ラス基板6をSiO2等のガラス保護層で被覆すること
も多いが、不可欠なものではないので省略することもで
き、本実施例では省略している。まず下部電極としてC
rを300〜600オングストローム程度形成し、通常
のフォトリソグラフィ法により、薄膜二端子素子の下部
電極となる定抵抗体接続電極7、及び画素接続電極11
を形成する。次に第1の非線形抵抗体1及び第2の非線
形抵抗体3としてSiH4ガスとN2ガスを用いてグロー
放電分解法により窒化シリコン層の非線形抵抗体8を8
00〜2000オングストローム程度形成し、フォトリ
ソグラフィ法によりパターン化する。続いて上部電極と
してCrを1000オングストローム形成し、フォトリ
ソグラフィ法によりパターン化し、リード電極9とな
る。このとき第2の非線形抵抗体3の素子面積である下
部電極と上部電極の重なり部分の面積が、第1の非線形
抵抗体1の素子面積の1/40〜1/20になるように
する。さらに定抵抗体10となるTaを約100オング
ストローム形成し、フォトリソグラフィ法により蛇行型
の細長い形にパターン化した第1の定抵抗体2及び第1
の定抵抗体2と同幅で1/10〜1/5の長さの第2の
定抵抗体4を形成する。画素電極12として酸化インジ
ウム−スズ(通常ITOとよばれている)をパターン化
形成する。
【0015】上部ガラス基板16上にITO膜を形成、
パターン化し、対向透明電極15とする。これは従来例
の薄膜二端子素子型アクティブマトリクス液晶パネルと
同様であり、また通常の単純マトリクスLCDともほと
んど同一である。下部ガラス基板6と上部ガラス基板1
6とは配向処理をほどこし配向膜14を形成した後、ガ
ラスファイバ等のスペーサを介して張り合わされ、通常
のエポキシ系接着剤によりシールする。セル厚は5μm
とする。
【0016】その後TN型液晶を注入し液晶層13とす
る。これを封止して薄膜二端子素子型アクティブマトリ
クス液晶表示素子を完成する。
【0017】前記薄膜二端子素子型アクティブマトリク
ス液晶表示素子を10000時間駆動させたところ、表
示の焼き付きは見られなかった。
【0018】実施例2 図11および図12は、本実施例により得られる薄膜二
端子素子を用いたアクティブマトリクスLCDの1画素
の断面図およびその下部基板面上の平面図である。下部
ガラス基板8をSiO2のガラス保護層で被覆すること
も多いが、不可欠なものではないので省略することもで
き、本実施例では省略している。まず下部電極としてC
rを300〜600オングストローム程度形成し、通常
のフォトリソグラフィ法により、薄膜二端子素子の下部
電極となる非線形抵抗体接続電極17が形成される。次
に第1の非線形抵抗体1及び第2の非線形抵抗体3とし
てSiH4ガスとN2ガスを用いてグロー放電分解法によ
り窒化シリコン層の非線形抵抗体8を800〜1500
オングストローム程度形成し、通常のフォトリソグラフ
ィ法によりパターン化する。続いて上部電極としてCr
を1000オングストローム形成し、フォトリソグラフ
ィ法によりパターン化し、リード電極9,画素接続電極
11及び定抵抗体接続電極7となる。このとき第2の非
線形抵抗体3の素子面積である下部電極と上部電極の重
なり部分の面積が、第1の非線形抵抗体1の素子面積の
1/40〜1/20になるようにする。さらに定抵抗体
10となるTaを約100オングストローム形成し、フ
ォトリソグラフィ法により蛇行型の細長い形にパターン
化した第1の定抵抗体2及び第1の定抵抗体2と同幅で
1/10〜1/5の長さの第2の定抵抗体4を形成す
る。さらに画素電極12として酸化インジウム−スズ
(通常ITOとよばれている)をパターン化形成する。
【0019】上部ガラス基板16上にITO膜を形成、
パターン化し、対向透明電極15とする。これは従来例
の薄膜二端子素子型アクティブマトリクス液晶パネルと
同様であり、また通常の単純マトリクスLCDともほと
んど同一である。下部ガラス基板6と上部ガラス基板1
6とは配向処理をほどこし配向膜14を形成し、ガラス
ファイバ等のスペーサを介して張り合わされ、通常のエ
ポキシ系接着剤によりシールする。セル厚は5μmとす
る。
【0020】その後TN型液晶を注入し液晶層13とす
る。これを封止して薄膜二端子素子型アクティブマトリ
クス液晶表示素子を完成する。
【0021】前記薄膜二端子素子型アクティブマトリク
ス液晶表示素子を10000時間駆動させたところ、表
示の焼き付きは見られなかった。
【0022】実施例3 図13および図14は、本実施例により得られる薄膜二
端子素子を用いたアクティブマトリクスLCDの1画素
の断面図およびその下部基板面上の平面図である。下部
ガラス基板6をSiO2等のガラス保護層で被覆するこ
とも多いが、不可欠なものではないので省略することも
でき、本実施例では省略している。まず下部電極として
Crを300〜600オングストローム程度形成し、通
常のフォトリソグラフィ法により、薄膜二端子素子の下
部電極となる定抵抗体接続電極7、及び画素接続電極1
1が形成される。次に第1の非線形抵抗体1及び第2の
非線形抵抗体3としてSiH4ガスとN2ガスを用いてグ
ロー放電分解法により窒化シリコン層の非線形抵抗体8
を800〜2000オングストローム程度形成し、フォ
トリソグラフィ法によりパターン化する。続いて上部電
極としてCrを1000オングストローム形成し、フォ
トリソグラフィ法によりパターン化し、リード電極9と
なる。このとき第2の非線形抵抗体3の素子面積である
下部電極と上部電極の重なり部分の面積が、第1の非線
形抵抗体1の素子面積の1/40〜1/20になるよう
にする。さらに酸化インジウム−スズ(通常ITOとよ
ばれている)を約300オングストローム形成し、フォ
トリソグラフィ法により蛇行型の細長い形にパターン化
した第1の定抵抗体2、第1の定抵抗体2と同幅で1/
10〜1/5の長さの第2の定抵抗体4(10)及び画
素電極12を形成する。
【0023】上部ガラス基板16上にITO膜を形成、
パターン化し、対向透明電極15とする。これは従来例
の薄膜二端子素子型アクティブマトリクス液晶パネルと
同様であり、また通常の単純マトリクスLCDともほと
んど同一である。下部ガラス基板6と上部ガラス基板1
6とは配向処理をほどこし配向膜14を形成した後、ガ
ラスファイバ等のスペーサを介して張り合わされ、通常
のエポキシ系接着剤によりシールする。セル厚は5μm
とする。
【0024】その後TN型液晶を注入し液晶層13とす
る。これを封止して薄膜二端子素子型アクティブマトリ
クス液晶表示素子を完成する。
【0025】前記薄膜二端子素子型アクティブマトリク
ス液晶表示素子を10000時間駆動させたところ、表
示の焼き付きは見られなかった。
【0026】実施例4 図15および図16は、本実施例により得られる薄膜二
端子素子を用いたアクティブマトリクスLCDの1画素
の断面図およびその下部基板面上の平面図である。下部
ガラス基板6をSiO2のガラス保護層で被覆すること
も多いが、不可欠なものではないので省略することもで
き、本実施例では省略している。まず下部電極としてC
rを300〜600オングストローム程度形成し、通常
のフォトリソグラフィ法により、薄膜二端子素子の下部
電極となる非線形抵抗体接続電極17が形成される。次
に第1の非線形抵抗体1及び第2の非線形抵抗体3とし
てSiH4ガスとN2ガスを用いてグロー放電分解法によ
り窒化シリコン層の非線形抵抗体8を800〜1500
オングストローム程度形成し、通常のフォトリソグラフ
ィ法によりパターン化する。続いて上部電極としてCr
を1000オングストローム形成し、フォトリソグラフ
ィ法によりパターン化し、リード電極9、画素接続電極
11及び定抵抗体接続電極7となる。このとき第2の非
線形抵抗体3の素子面積である下部電極と上部電極の重
なり部分の面積が、第1の非線形抵抗体1の素子面積の
1/40〜1/20になるようにする。さらに酸化イン
ジウム−スズを約300オングストローム形成し、フォ
トリソグラフィ法により蛇行型の細長い形にパターン化
した第1の定抵抗体2、第1の定抵抗体2(10)と同
幅で1/10〜1/5の長さの第2の定抵抗体4(1
0)、及び画素電極12を形成する。
【0027】上部ガラス基板16上にITO膜を形成、
パターン化し、対向透明電極15とする。これは従来例
の薄膜二端子素子型アクティブマトリクス液晶パネルと
同様であり、また通常の単純マトリクスLCDともほと
んど同一である。下部ガラス基板6と上部ガラス基板1
6とは配向処理をほどこし配向膜14を形成した後、ガ
ラスファイバ等のスペーサを介して張り合わされ、通常
のエポキシ系接着剤によりシールする。セル厚は5μm
とする。
【0028】その後TN型液晶を注入し液晶層13とす
る。これを封止して薄膜二端子素子型アクティブマトリ
クス液晶表示素子を完成する。
【0029】前記薄膜二端子素子型アクティブマトリク
ス液晶表示素子を10000時間駆動させたところ、表
示の焼き付きは見られなかった。
【0030】実施例では非線形抵抗体を窒化シリコンに
限ったが、この他シリコンカーバイドや酸化シリコンな
どでも同様な効果が得られた。
【0031】
【発明の効果】本発明を適用するならば長時間駆動によ
り非線形抵抗体のI−V特性が変化しても、パルス幅変
調による階調表示で用いる電圧付近ではI−V特性が変
化しないため薄膜二端子素子のI−V特性の変化による
表示の焼き付きが起こらなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薄膜二端子素子型アクティブマトリク
ス液晶素子の薄膜二端子素子のI−V特性を示した図で
ある。
【図2】本発明の第1の非線形抵抗体のI−V特性を示
した図である。
【図3】本発明の第1の定抵抗体のI−V特性を示した
図である。
【図4】本発明の第2の非線形抵抗体のI−V特性を示
した図である。
【図5】本発明の第2の定抵抗体のI−V特性を示した
図である。
【図6】本発明の第1の非線形抵抗素子のI−V特性を
示した図である。
【図7】本発明の第2の非線形抵抗素子のI−V特性を
示した図である。
【図8】本発明の薄膜二端子素子型アクティブマトリク
ス液晶素子の1画素の等価回路を示した図である。
【図9】本発明の第1の実施例の断面図である。
【図10】本発明の第1の実施例の平面図である。
【図11】本発明の第2の実施例の断面図である。
【図12】本発明の第2の実施例の平面図である。
【図13】本発明の第3の実施例の断面図である。
【図14】本発明の第3の実施例の平面図である。
【図15】本発明の第4の実施例の断面図である。
【図16】本発明の第4の実施例の平面図である。
【図17】TFD−LCDのパルス幅変調方式の階調表
示に用いる駆動波形の説明図である。
【図18】従来の薄膜二端子素子型アクティブマトリク
ス液晶素子の断面図である。
【図19】従来の薄膜二端子素子型アクティブマトリク
ス液晶素子の平面図である。
【図20】従来の薄膜二端子素子型アクティブマトリク
ス液晶素子の透視図である。
【図21】従来の薄膜二端子素子型アクティブマトリク
ス液晶素子の等価回路を示した図である。
【符号の説明】
1 第1の非線形抵抗体 2 第1の定抵抗体 3 第2の非線形抵抗体 4 第2の定抵抗体 5 液晶素子 6 下部ガラス基板 7 定抵抗体接続電極 8 非線形抵抗体 9 リード電極 10 定抵抗体 11 画素接続電極 12 画素電極 13 液晶層 14 配向膜 15 対向透明電極 16 上部ガラス基板 17 非線形抵抗体接続電極 18 非線形抵抗素子 19 データ電極 20 走査電極

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非線形抵抗素子を介してリード電極と画素
    電極とが接続されてなる下部基板と、前記画素電極と対
    応して対向透明電極を設けた上部基板と、この上下部基
    板に挟まれた液晶とからなる液晶表示素子において、第
    1の非線形抵抗体と第1の定抵抗体を直列に接続し、第
    1の非線形抵抗体よりも高抵抗の第2の非線形抵抗体と
    第1の定抵抗体よりも低抵抗の第2の定抵抗体を直列に
    接続し、第1の非線形抵抗体の他端と第2の非線形抵抗
    体の他端をリード電極または画素電極の一方に接続し、
    第1の定抵抗体の他端と第2の定抵抗体の他端をリード
    電極または画素電極の他方に接続したことを特徴とする
    液晶表示素子。
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