JP2742565B2 - 感熱記録材料 - Google Patents

感熱記録材料

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JP2742565B2
JP2742565B2 JP63289814A JP28981488A JP2742565B2 JP 2742565 B2 JP2742565 B2 JP 2742565B2 JP 63289814 A JP63289814 A JP 63289814A JP 28981488 A JP28981488 A JP 28981488A JP 2742565 B2 JP2742565 B2 JP 2742565B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は発色剤としてロイコ染料を用いる感熱記録材
料に関し、更に詳しくは近赤外領域の吸収に特徴を有す
る感熱記録材料に関する。
〔従来の技術〕
ロイコ染料を用いる記録材料は古くから知られてお
り、感圧記録紙や、感熱記録紙等として利用され、年々
その使用量も増えてきている。
ロイコ系感熱記録材料は、支持体上に、ロイコ染料と
顕色剤を支持させたものであり、微少発熱抵抗体素子に
より熱的に画像信号を与えると、発色画像を与える。
このような感熱記録材料は、他の記録材料、例えば、
電子写真や、静電記録材料に比べ、現像、定着等の煩雑
な処理を施すことなく、比較的簡単な装置で短時間に記
録が得られること、その保守が容易であること、騒音の
発生がないこと等の利点を有し、ファクシミリ、プリン
タ、工業用計測記録計、コンピュータの端末機等、所謂
出力記録用として利用されるのみではなくバーコード対
応によって、食品用ラベル等で用いられる値札のほか、
部品、製品の管理に用いられる工業用ラベル等、広範囲
に利用されている。
近年、バーコードの読取り装置として、安価で耐久性
に優れ且つ保守が容易である半導体レーザーを用いるも
のが使用されてきている。ところが半導体レーザーの波
長は、これまでの可視光によるものとは異なって、780n
m、900nmなどの所謂近赤外部と呼ばれる波長である。従
って、これに対応するには、感熱記録材料がその発色部
において近赤外部を充分に吸収することで、地肌部によ
る反射との明確なコントラストを生む必要がある。
近赤外領域に吸収をもつロイコ染料及び感熱感圧記録
材料に関する提案は近年いくつかみられる。例えば特開
昭51−121035号、特開昭57−167979号、特開昭58−1577
79号にみられるようなビニル基を1ないし2個含有する
フタリド化合物や特開昭59−199757号、特開昭60−2268
71号にみられるようなフルオラン化合物や特開昭62−85
986号にみられるようなフルオラン化合物や特開昭60−2
31766号にみられるようなスルホニルメタン化合物等が
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、近年近赤外吸収型の感熱記録材料に対して
も、熱感度の向上、高濃度化の要望が強くなり、前記の
ような公報に開示された感熱記録材料では、充分な熱感
度が得られず、更なる改良が要求されているのが実状で
ある。
従って、本発明は700〜1,000nmに吸収を有する感熱記
録材料において、発色画像の近赤外領域の吸収の熱感度
の優れたものを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、ロイコ染料と、該ロイコ染料を加熱
時溶融接触して発色せしめる顕色剤との間の発色反応を
利用した感熱記録材料において、該ロイコ染料として下
記一般式(I)で表わされる化合物を用いると共に、増
感剤として下記(a)〜(g)で示される化合物の少く
とも1種を用いたことを特徴とする感熱記録材料が提供
される。
(式中、R1〜R7及びnは夫々以下のものを表わす。
R1,R2:低級アルキル基、置換アルキル基、置換又は未
置換のアラルキル基、置換又は未置換のアリール基、 R3:水素原子、低級アルキル基、アルコキシ基、アラル
キルオキシ基、 R4:水素原子、低級アルキル基、アルコキシ基、ハロゲ
ン原子、ジアルキルアミノ基、 R5:水素原子、ハロゲン原子、ジアルキルアミノ基、 R6,R7:低級アルキル基、 ベンゼン環、ナフタレン環、 n:0〜4の整数。) 上記一般式(I)において、R1及びR2の具体例として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、イソブチル基等の低級アルキル基:ヒド
ロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、シアノメチル
基、シアノエチル基等の水酸基やシアノ基等で置換され
た置換アルキル基;フェニル基等の未置換のアリール
基;メチル基やエチル基等の低級アルキル基、メトキシ
基、エトキシ基などの低級アルコキシ基、ジメチルアミ
ノ、ジエチルアミノ等のジアルキルアミノ基等で置換さ
れた置換アリール基;ベンジル基やフェネチル基等の未
置換アラルキル基:メチル基やエチル基等の低級アルキ
ル基やジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基等のジアル
キルアミノ基等で置換された置換アラルキル基が挙げら
れる。R3の具体例としては、水素原子:メチル基、エチ
ル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブ
チル基等の低級アルキル基:メトキシ基、エトキシ基、
プロポキシ基、イソプロポキシ基等の低級アルコキシ
基:ベンジルオキシ基、フェニルエチルオキシ基等のア
ラルキルオキシ基が挙げられ、R4としては、水素原子:
メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基等の
低級アルキル基:メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ
基等のアルコキシ基:塩素、臭素等のハロゲン原子:ジ
メチルアミノ基、ジエチルアミノ基等のジアルキルアミ
ノ基等が挙げられ、R5としては水素原子:塩素、臭素等
のハロゲン原子:ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基
等のジアルキルアミノ基が挙げられ、またR6及びR7とし
てはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、イソブチル基等の低級アルキル基が挙げ
られる。
上記一般式(I)で表わされるロイコ染料は通常、白
色又は淡黄緑色の固体であり、次のような反応式に従っ
て容易に合成することができる。
(式中、R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7nは前記のものと同一) 以下に本発明での前記一般式(I)で表わされるロイ
コ染料の具体例を挙げるが、必ずしもこれに限定される
ものではない。
〔一般式(I)の化合物の具体例〕 本発明で用いる前記一般式(I)で表わされるロイコ
染料の発色色調は濃青色から赤黒色であるが、色調補正
あるいは吸収特性の補正などを目的として他のロイコ染
料と併用することもできる。
この場合に併用されるロイコ染料としては、一般にこ
の種のロイコ系記録材料において知られているロイコ染
料が用いられ、例えば、トリフエニルメタン系、フルオ
ラン系、フエノチアジン系、オーラミン系、スピロピラ
ン系等の染料のロイコ化合物が好ましく用いられる。こ
のようなロイコ染料の具体例としては、例えば、以下に
示すようなものが挙げられる。
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフエニル)−フタリ
ド、 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフエニル)−6−ジ
メチルアミノフタリド(別名クリスタルバイオレツトラ
クトン)、 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフエニル)−6−ジ
エチルアミノフタリド、 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフエニル)−6−ク
ロルフタリド、 3,3−ビス(p−ジブチルアミノフエニル)フタリ
ド、 3−シクロヘキシルアミノ−6−クロルフルオラン、 3−ジメチルアミノ−5,7−ジメチルフルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−メチルフルオラン、 3−ジエチルアミノ−7,8−ベンズフルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロルフルオ
ラン、 3−(N−p−トリル−N−エチルアミノ)−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、 3−ピロリジン−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、 2−{N−(3′−トリフルオルメチルフエニル)ア
ミノ}−6−ジエチルアミノフルオラン、 2−{3,6−ビス(ジエチルアミノ)−9−(o−ク
ロルアニリノ)キサンチル安息香酸ラクタム}、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(m−トリク
ロロメチルアニリノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−(o−クロルアニリノ)フ
ルオラン、 3−ジブチルアミノ−7−(o−クロルアニリノ)フ
ルオラン、 3−N−メチル−N−アミルアミノ−6−メチル−7
−アニリノフルオラン、 3−N−メチル−N−シクロヘキシルアミノ−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフル
オラン、 3−(N,N−ジエチルアミノ)−5−メチル−7−
(N,N−ジベンジルアミノ)フルオラン、 ベンゾイルロイコメチレンブルー、 6′−クロロ−8′−メトキシ−ベンゾインドリノ−
ピリロスピラン、 6′−ブロモ−3′−メトキシ−ベンゾインドリノ−
ピリロスピラン、 3−(2′−ヒドロキシ−4′−ジメチルアミノフエ
ニル)−3−(2′−メトキシ−5′−クロルフエニ
ル)フタリド、 3−(2′−ヒドロキシ−4′−ジメチルアミノフエ
ニル)−3−(2′−メトキシ−5′−ニトロフエニ
ル)フタリド、 3−(2′−ヒドロキシ−4′−ジエチルアミノフエ
ニル)−3−(2′−メトキシ−5′−メチイルフエニ
ル)フタリド、 3−(2′メトキシ−4′−ジメチルアミノフエニ
ル)−3−(2′−ヒドロキシ−4′−クロル−5′−
メチルフエニル)フタリド、 3−モルホリノ−7−(N−プロピル−トリフルオロ
メチルアニリノ)フルオラン、 3−ピロリジノ−7−トリフルオロメチルアニリノフ
ルオラン、 3−ジエチルアミノ−5−クロロ−7−(N−ベンジ
ル−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、 3−ピロリジノ−7−(ジ−p−クロルフエニル)メ
チルアミノフルオラン、 3−ジエチルアミノ−5−クロル−7−(α−フエニ
ルエチルアミノ)フルオラン、 3−(N−エチル−p−トルイジノ)−7−(α−フ
エニルエチルアミノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−(o−メトキシカルボニル
フエニルアミノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−5−メチル−7−(α−フエニ
ルエチルアミノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−ピペリジノフルオラン、 2−クロロ−3−(N−メチルトルイジノ)−7−
(p−n−ブチルアニリノ)フルオラン、 3−(N−ベンジル−N−シクロヘキシルアミノ)−
5、6−ベンゾ−7−α−ナフチルアミノ−4′−ブロ
モフルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−メシチジノ−
4′、5′−ベンゾフルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(2′,4′−
ジメチルアニリノ)フルオラン等。
また、本発明で前記のロイコ染料と組合せて用いられ
る顕色剤としては、前記ロイコ染料を加熱時溶融接触し
て発色させる種々の電子受容性化合物、又は酸化剤等が
適用される。このようなものは従来公知であり、その具
体例を示すと、以下に示すような無機酸、有機酸、フェ
ノール性物質、フェノール樹脂等が挙げられるが、必ず
しもこれらに限定されるものではない。
没食子酸、サリチル酸、3−イソプロピルサリチル
酸、3−シクロヘキシルサリチル酸、3,5−ジ−tert−
ブチルサリチル酸、3,5−ジ−α−メチルベンジルサリ
チル酸、4,4′−イソプロピリデンジフエノール、4,4′
−イソプロピリデンビス(2−クロロフエノール)、4,
4′−イソプロピリデンビス(2,6−ジブロモフエノー
ル)、4,4′−イソプロピリデンビス(2,6−ジクロロフ
エノール)、4,4′−イソプロピリデンビス(2−メチ
ルフエノール)、4,4′−イソプロピリデンビス(2,6−
ジメチルフエノール)、4,4′−イソプロピリデンビス
(2−tert−ブチルフエノール)、4,4′−sec−ブチリ
デンジフエノール、4,4′−シクロヘキシリデンビスフ
エノール、4,4′−シクロヘキシリデンビス(2−メチ
ルフエノール)、4−tert−ブチルフエノール、4−フ
エニルフエノール、4−ヒドロキシジフエノキシド、α
−ナフトール、β−ナフトール、3,5−キシレノール、
チモール、メチル−4−ヒドロキシベンゾエート、4−
ヒドロキシアセトフエノン、ノボラツク型フエノール樹
脂、2,2′−チオビス(4,6−ジクロロフエノール)、カ
テコール、レゾルシン、ヒドロキノン、ピロガロール、
フロログリシン、フロログリシンカルボン酸、4−tert
−オクチルカテコール、2,2′−メチレンビス(4−ク
ロロフエノール)、2,2′−メチレンビス(4−メチル
−6−tert−ブチルフエノール)、2,2′−ジヒドロキ
シジフエニル、p−ヒドロキシ安息香酸エチル、p−ヒ
ドロキシ安息香酸プロピル、p−ヒドロキシ安息香酸ブ
チル、p−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、p−ヒドロキ
シ安息香酸−p−クロルベンジル、p−ヒドロキシ安息
香酸−o−クロルベンジル、p−ヒドロキシ安息香酸−
p−メチルベンジル、p−ヒドロキシ安息香酸−n−オ
クチル、安息香酸、サリチル酸亜鉛、1−ヒドロキシ−
2−ナフトエ酸、2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸、2
−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸亜鉛、4−ヒドロキシジ
フエニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−クロロジフ
エニルスルホン、ビス(4−ヒドロキシフエニル)スル
フイド、2−ヒドロキシ−p−トルイル酸、3,5−ジ−t
ert−ブチルサリチル酸亜鉛、3,5−ジ−tert−ブチルサ
リチル酸錫、酒石酸、シユウ酸、マレイン酸、クエン
酸、コハク酸、ステアリン酸、4−ヒドロキシフタル
酸、ホウ酸、チオ尿素誘導体、4−ヒドロキシチオフエ
ノール誘導体、ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸、
ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸メチル、ビス(4
−ヒドロキシフェニル)酢酸メチル、ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)酢酸n−プロピル、ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)酢酸n−ブチル、ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)酢酸フェニル、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)酢酸ベンジル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢
酸フェネチル、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)酢酸、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)酢酸メチル、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)酢酸エチル、ビス(3−メチル−4−ヒドロキ
シフェニル)酢酸n−プロピル、1,7−ビス(4−ヒド
ロキシフェニルチオ)3,5−ジオキサヘプタン、1,5−ジ
(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3−オキサペンタ
ン、4−ヒドロキシフタル酸ジメチル、4−ヒドロキシ
−4′−メトキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ
−4′−エトキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ
−4′−イソプロポキシジフェニルスルホン、4−ヒド
ロキシ−4′−n−プロポキシジフェニルスルホン、4
−ヒドロキシ−4′−n−ブトキシジフェニルスルホ
ン、4−ヒドロキシ−4′−イソブトキシジフェニルス
ルホン、4−ヒドロキシ−4′−sec−ブトキシジフェ
ニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−terブトキシジ
フェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−ベンジロキ
シジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−フェノ
キシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−(m
−メチルベンジロキシ)ジフェニルスルホン、4−ヒド
ロキシ−4′−(p−メチルベンジロキシ)ジフェニル
スルホン、4−ヒドロキシ−4′−(o−メチルベンジ
ロキシ)ジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−
(p−クロロベンジロキシ)ジフェニルスルホン等。
本発明において、感熱記録材料を得るために、前記ロ
イコ染料、顕色剤及び前記増感剤を支持体上に結合支持
させる場合、慣用の種々の結合剤を適宜用いることがで
き、その具体例としてえは、例えば、以下のものが挙げ
られる。
ポリビニルアルコール、澱粉及びその誘導体、メトキ
シセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロ
ース等のセルロース誘導体、ポリアクリル酸ソーダ、ポ
リビニルピロリドン、アクリルアミド/アクリル酸エス
テル共重合体、アクリルアミド/アクリル酸エステル/
メタクリル酸三元共重合体、スチレン/無水マレイン酸
共重合体アルカリ塩、イソブチレン/無水マレイン酸共
重合体アルカリ塩、ポリアクリルアミド、アルギン酸ソ
ーダ、ゼラチン、カゼイン等の水溶性高分子の他、ポリ
酢酸ビニル、ポリウレタン、ポリアクリル酸エステル、
ポリメタクリル酸エステル、塩化ビニル/酢酸ビニル共
重合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体等のエマルジョ
ンやスチレン/ブタジエン共重合体、スチレン/ブタジ
エン/アクリル系共重合体等のラテックス等。
また、本発明においては、前記のロイコ染料、顕色剤
及び前記の増感剤と共に、必要に応じ、この種の感熱記
録材料に慣用される補助添加成分、例えば、填料、分散
剤、発色画像安定化剤、酸化防止剤、消泡剤、光安定化
剤、蛍光増白剤、圧力発色防止剤等を併用することがで
きる。この場合、填料としては、例えば、炭酸カルシウ
ム、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミニウ
ム、水酸化亜鉛、硫酸バリウム、クレー、タルク、表面
処理されたカルシウムやシリカ等の無機系微粉末の他、
尿素−ホルマリン樹脂、スチレン/メタクリル酸共重合
体、ポリスチレン樹脂等の有機系の微粉末を挙げること
ができる。
なお本発明においては、ヘッド摩耗防止、スティッキ
ング防止、画像の安定化等の目的で、従来公知のオーバ
ー層、アンダー層、バック層等を設けることもできる。
また、本発明による感熱記録材料に用いられる支持体と
しては、紙が主として用いられるが、各種不織布、プラ
スチックフィルム、合成紙、金属箔等あるいはこれらを
組合せた複合シート等を任意に用いることができる。
本発明の感熱記録材料は、従来のものと同様に種々の
分野において利用されるが、殊に、その優れた近赤外光
吸収特性を利用して、光学文字読取り装置用や、ラベル
バーコードリーダー、バーコードリーダーの記録読取り
用の記録材料として利用することができる。
〔発明の効果〕
本発明の感熱記録材料は、ロイコ染料として前記一般
式(I)で表わされる化合物を用い、且つ増感剤として
前記(a)〜(g)で示される化合物の少くとも1種を
用いたことにより、半導体レーザーを用いたバーコード
読取り装置等での読取りを可能にすると共に、発色画像
の近赤外領域の熱応答性に優れたものである。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。な
お以下において示す部及び%は何れも重量基準である。
実施例1〜12、比較例1〜2 先ず、下記組成からなる混合物を夫々サンドグライン
ダーで2〜4時間分散して、〔A液〕、〔B液〕及び
〔C液〕を調製した。
〔A液〕
表−1中のA群の化合物 10部 10%ポリビニルアルコール水溶液 10部 水 30部 〔B液〕 表−1中のB群の化合物 30部 炭酸カルシウム 20部 10%ポリビニルアルコール水溶液 50部 水 120部 〔C液〕 表−1中のC群の化合物 20部 10%ポリビニルアルコール水溶液 20部 水 48部 次に〔A液〕、〔B液〕及び〔C液〕を1:1:1の割合
で混合して、感熱塗液を得た。これを秤量50g/m2の上質
紙に塗料固形分が0.5g/m2となるように塗布乾燥して感
熱記録紙を作成した。
以上のようにして得られた感熱記録紙に対して、発色
感度の試験を行なった。その結果を表−2に示す。な
お、測定値は日立330型分光光度計で、波長900nmにおけ
る反射率を測定したものである。また試験方法は下記に
よった。
(発色感度) 松下電子部品(株)製薄膜ヘッドを有する感熱印字実
験装置にてヘッド電力0.68W/ドット、1ライン記録時間
10msec/l、走査線密度8×3.85ドット/mmの条件でパル
ス幅を0.2、0.6、0.8及び1.0msecで印字を行ない、各パ
ルス幅での印字画像の反射率を測定した。
表−2から明らかなように、本発明の感熱記録材料は
比較例の感熱記録材料に比べ熱応答性に優れていること
が明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−139276(JP,A) 特開 平2−138368(JP,A) 特開 昭55−55891(JP,A) 特開 昭59−159393(JP,A) 特開 平2−134291(JP,A) 特開 昭64−38083(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロイコ染料と、該ロイコ染料を加熱時溶融
    接触して発色せしめる顕色剤との間の発色反応を利用し
    た感熱記録材料において、該ロイコ染料として下記一般
    式(I)で表わされる化合物を用いると共に、増感剤と
    して下記(a)〜(g)で示される化合物の少くとも1
    種を用いたことを特徴とする感熱記録材料。 (式中、R1〜R7及びnは夫々以下のものを表わす。 R1,R2:低級アルキル基、置換アルキル基、置換又は未
    置換のアラルキル基、置換又は未置換のアリール基、 R3:水素原子、低級アルキル基、アルコキシ基、アラル
    キルオキシ基、 R4:水素原子、低級アルキル基、アルコキシ基、ハロゲ
    ン原子、ジアルキルアミノ基、 R5:水素原子、ハロゲン原子、ジアルキルアミノ基、 R6,R7:低級アルキル基、 ベンゼン環、ナフタレン環、 n:0〜4の整数。)
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