JP2741802B2 - エレベータ安全回路網、エレベータの制御装置、エレベータの制御方法、及びエレベータの運転方法 - Google Patents

エレベータ安全回路網、エレベータの制御装置、エレベータの制御方法、及びエレベータの運転方法

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JP2741802B2
JP2741802B2 JP3131855A JP13185591A JP2741802B2 JP 2741802 B2 JP2741802 B2 JP 2741802B2 JP 3131855 A JP3131855 A JP 3131855A JP 13185591 A JP13185591 A JP 13185591A JP 2741802 B2 JP2741802 B2 JP 2741802B2
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    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B13/00Doors, gates, or other apparatus controlling access to, or exit from, cages or lift well landings
    • B66B13/24Safety devices in passenger lifts, not otherwise provided for, for preventing trapping of passengers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B13/00Doors, gates, or other apparatus controlling access to, or exit from, cages or lift well landings
    • B66B13/22Operation of door or gate contacts

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  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Elevator Door Apparatuses (AREA)
  • Elevator Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータに関し、特
に、エレベータ用の安全チェーンに関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータシステムは、長い間、基本的
にはエレベータかごが動き出す以前に全てが閉じられる
配線リレー接点からなる安全チェーンを利用していた。
安全チェーンとして初期に使用されていたリレーは、A
C(交流)リレーがそれ程信頼性がなかったことから、
DC(直流)であった。設置されたエレベータシステム
は典型的には非常に長い寿命を有し、その当時利用可能
な市販のDCリレーの寿命よりも長いため、多くのエレ
ベータ会社は、信頼性や品質をより良く制御するため
に、自身でDCリレーを製造することを選択した。
【0003】しかしながら、市販のACリレーは信頼性
が改良されてきており、またDCリレーの製造能力を社
内に維持するコストが上昇している。このことから、エ
レベータ会社では、例えば安全チェーン等のようにハー
ド配線論理回路がいまだに必要であるか、または望まし
い回路に対して、徐々にACリレーを使用するようにな
っている。ほとんどの米国の会社は、かかるリレー論理
回路として220ボルト60サイクルの交流を使用する
ことを選択した。著名な会社のうち少なくとも一社にお
いては、電圧による危険が少ない110VACが選択さ
れたが、この場合、長距離配線においては電圧降下が生
じ、多数の中継点が必要であるとともに誘導損失も生じ
る。[現在のエレベータシステムにおいては、ドアチェ
ーン回路と安全チェーン回路とを結合して一体化してい
る。その結果、ホイストウェイや移動ケーブル等を通じ
て配線することが必要となり、配線が長くなって多数の
中継点が必要となるうえ、蓄積される電圧降下に関する
問題点も生じる。この電圧はリレーコイルの保持が出来
る電圧を供給するに十分な大きさでなければならな
い]。
【0004】オーチスエレベータ会社の初期のマイクロ
プロセッサを基礎としたエレベータシステムでは、安全
チェーンにおいてDCリレー論理回路を使用していた。
このDCリレー論理回路(以下、リレーと記載する)
は、安全チェーンのドア関連部分中の全てのドア接点が
閉じた時に付勢されるDST(door statu
s:ドア状態)リレーを有していた。上記のリレーをド
アチェーンバイパス回路や他の安全チェーンから絶縁
(分離)するため、ブロッキングダイオードが使用され
ていた。(かかるバイパス回路は、エレベータがドアゾ
ーンにあり、低速で動いている時に、安全チェーンのド
関連部分を短絡するように設計されている)。この様
にして、DST(ドア状態)リレーの接点は、マイクロ
プロセッサを基礎とした制御装置によってサンプリング
される。ドアが十分に開放されたことの指示を受ける
と、DST(ドア状態)接点がチェックされる。上記従
来技術においては、直流(DC)電源が単一方向性を有
することから、DST(ドア状態)リレーに対して必要
な絶縁回路(ブロッキングダイオード)を実現すること
が可 能となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術においては、
個々の誤動作検出には十分な配慮が欠けており、また、
毎回の走行前の適切な動作のためのDST(ドア状態)
リレー機能をテストする手段も設けられていなかった。
(ドアが十分に開放されていることの指示を受けてDS
T接点でチェックが行われていた。)DSTリレーのた
めに必要な回路絶縁(ブロッキングダイオード)は、
C電源が単一方向性を有することにより可能となってい
た。
【0006】本発明の教示によれば、ACリレーを使用
しているマイクロプロセッサを基礎とするシステムで
は、ACが双方向特性を有していることから、絶縁用の
ブロッキングダイオードを使用してACリレーによって
ドアチェーン状態のモニターを行わせること出来ない
ことが認識される。すなわち、少なくとも従来のアプロ
ーチでは、次の走行の始まりにおいてバイパス回路を開
状態としても安全チェーンが保持されるかどうかを確認
する方法はなかった。加えるに、全ドアチェーンがジャ
ンパーアウトすなわち短絡された場合には、制御装置
は、この様な状態を検出することは出来ず、ホイストウ
ェイドアを開放したままエレベータかごの走行を許すこ
とにもなりかねない。
【0007】加えるに、走行開始においてドアチェーン
の状態をチェックする能力に欠けるため、動作制御装置
は、安全チェーン内のかごスイッチ接点やホイストウェ
イドア接点が閉じられている(エレベータの運転を許可
する状態)かを確認せずに、バイパス回路を開いてしま
うことともなる。つまり、バイパス回路が閉じていると
きには、かごスイッチ接点やホイストウェイドア接点は
バイパス(迂回)されるので、仮にこれらの接点が開状
態となっていても、安全チェーンは閉状態となり、エレ
ベータの運転が許可される。 しかし、例えば、ホイスト
ウェイドア等のスイッチ接点が閉じられておらず、かつ
バイパス回路が閉状態となっていてエレベータが運行し
ているときに、ドア カム信号がドアが十分に閉じたこと
を指示した場合は、問題が生じる。何故なら、従来にお
いては、ホイストウェイドア等のスイッチ接点の状態を
確認せずに、上記命令信号の結果として、バイパス回路
を開状態としてしまい、その結果、安全チェーンのドア
チェーン部分が開状態となっていることから、安全チェ
ーン自体も開状態となって、厄介なシャットダウンが起
こじてしまう。
【0008】この様な問題点の一つの解決は、本発明に
よれば、ドアチェーン状態信号を備えた制御ソフトウェ
アを提供し、走行が行われる前にドアを繰り返し開閉す
ることによって、適切に動作しないドアロックに起因す
る開放ドアチェーンを修正するに必要な誤動作マネージ
メントを行わせることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ドアチ
ェーンの接点は、分離回路内において安全チェーンから
分離されており、従って、セパレート式のドアチェーン
コイル、即ち分離ドアチェーンコイルを用いて、ドアチ
ェーンの状態を独立にチェックすることが可能となって
いる。
【0010】さらに、本発明によれば、ドアチェーンリ
レーの状態をチェックするための状態チェック接点は、
ドアチェーン内に配線される。状態チェック接点は、
アチェーンリレーが電源に短絡されていないことを確認
するためにドアチェーンを開くのに使用される。状態チ
ェック接点は、プロセッサ等によって制御されるリレー
に付加して設けられるか、あるいは、そのリレーの一部
をなす。このチェックは、それぞれの走行の前に行われ
る。本来付勢(ドアチェーン回路が閉じて電気等のエネ
ルギーが供給されている状態)されるべきでない状態に
おいて付勢されているリレーが検出された場合には、エ
レベータかごの移動が禁止される。
【0011】さらに、本発明によれば、分離されたドア
チェーンの状態が周期的にチェックされ、ドアが全て閉
まっていなければならない時には、その様になっている
ことを確認する。例えば、チェックは、新たな走行が開
始される前に、ドアが全て閉じられていることを確認す
るために行われる。ドアチェーンの状態は、ドアチェー
ンリレーが付勢していることを確認することによってチ
ェックされる。もし、ドアが全て閉じていないと判断さ
れた場合、本発明によれば、エレベータかごのドアは
閉が繰り返される。これにより、ドアを閉じられなくし
ている原因が解決可能であれば着床状態でこれを修正す
る試みが行われる。
【0012】さらに、本発明によれば、ドアチェーン内
における個別のホイストウェイドアの接点が一時に一つ
ずつチェックされ、一方、エレベータかごのドアはそれ
ぞれ特定の階床においてドアチェーンが短絡していない
ことを確認するために十分に開放される。すなわち、
定の階床のホイストウェイドアスイッチ接点が開放され
ているべき時に実際に開放されていることを確認する。
【0013】さらに、本発明によれば、ドアチェーンの
接点は分離された回路内に配置されて安全チェーンから
分離されており、もって、配線の長さやAC電源と対象
とするリレーとの間の接続数は、ドアチェーンそれ自身
においても、また、安全チェーンの他の部分において
も、ともに減少している。
【0014】
【作用】従来技術における典型的手法では、複数の接点
からなる長いチェーンを直列回路即ち安全回路に使用す
ることで、所定の条件が満たされるまではエレベータか
ごを運転しないようにしている。このような手法は、現
代のマイクロプロセッサ制御のエレベータ制御装置にお
いても、なお、典型的なことである。
【0015】しかしながら、我々の知る限りにおいて
は、ホイストウェイドアに対してセパレート式の、即ち
分離型の直列回路を使用することは、現代の制御装置に
とっても、既知のことではない。オーチスエレベータ会
社は、1940年代及び1950年代の初期におけるリ
レー制御エレベータのUMVシリーズにおいて、分離型
のDCドアチェーンを使用したが、かかる分離型のチェ
ーンは、それ以来長らく途絶えていた。上記のような分
離型回路は、おそらく、安全チェーンにおける直 流電圧
降下を減少させるため、及び、ホイストウェイドアスイ
ッチを安全チェーンの残りの部分から分離することで、
ドアチェーンの故障と、安全チェーンの他の部分の故障
とを、手動によりそれぞれ容易に分離して把握すること
を可能にするために、UMVシリーズ及びその後継機種
に使用されていた。
【0016】本発明は、以下の最良の態様の開示内容中
にも開示される様、現代のマイクロプロセッサを基礎と
した制御装置に適用実施されている。ドアチェーンを安
全チェーンの残りの部分から分離することは、上述の従
来の回路からも区別される様に、ここに開示されかつ請
求項で請求される発明を実施するするうえでの最良の方
法である。
【0017】前にも述べたように、本発明の教示によれ
ば、ドアチェーンリレー[ドアチェーン接点が閉じるこ
とによって付勢される]の接点は、安全チェーン内で使
用され、その他はドアチェーンの状態をモニターするた
めに使用される。
【0018】
【実施例】図1を参照すると、本発明の教示による特徴
を備えたエレベータシステムが図示されている。エレベ
ータかご10が、滑車14に掛けられたロープ12によ
って、カウンターウェイト16に取り付けられている。
モータ18は、機械的連結手段20によって滑車14を
駆動する。モータ18は、いわゆるエレベータ制御装置
26内のパワー段24によって供給されるパワー信号2
2によって駆動される。パワー段24は外部の電源(図
示せず)に応動し、かつ、信号処理装置(SP)30か
らの信号に応動する。信号処理装置(SP)30は、図
1に示す様に、制御装置26の一部であってもよく、勿
論分離された制御装置内にあってもよい。
【0019】信号処理装置(SP)は、制御、データ及
びアドレスバス32を有し、このバス32は、中央処理
ユニット(CPU)34、読み出し専用メモリ(RO
M)36、ランダムアクセスメモリ(RAM)38、及
び入出力(I/O)ポート40にそれぞれ接続される。
【0020】図1において、50はドアチェーン,52
安全チェーンである。42,44,46,…,48
は、ビルの各階において正面側(フロント側)のホイス
トウエイドアに配置されたドアスイッチ、54はドアチ
ェーンリレー(FGDS)、56は正面のドアチェーン
補助リレー(FGDSX)で、119は後述するチェッ
クリレー114のチェック接点、168はフロント側の
ドア全閉スイッチである。また、160,162,16
4,…,166は、ビルの各階のホイストウエイドアに
配置された後方の(リア側の)ドアスイッチ、170は
後方のドア全閉スイッチ、80は後方ドアチェーンリレ
ー(RGDS)、82は後方ドアチェーン補助リレー
(RGDSX)であって、これらによってドアチェーン
50が構成される。
【0021】すなわち、ドアチェーン50においては、
ドアチェーンリレー54とドアチェーン補助リレー56
は並列接続されて並列回路を形成し、この並列回路は、
上記の各スイッチ168,42,44,46,…,48
からなる直列接点回路に直列に接続されている。後方ド
アチェーンリレー80と後方ドアチェーン補助リレー8
2は並列接続されて並列回路を形成し、この並列回路は
直列接続されたドアスイッチ160,162,164,
…,166およびドア全閉スイッチ170からなる直列
接点回路に直列に接続されている。上記の各リレー8
0,82および接点170,160,162,164,
…,166からなる回路は、上記の各リレー54,56
および接点168,42,44,46,…,48からな
る回路に並列に接続されており、これらの回路はチェッ
ク接点119を介して交流電源に接続されている。
【0022】また、第1図において、84は安全チェー
ンリレー、72はドアチェーンリレー54の常開接点、
74はドアチェーン補助リレー56の常開接点、76は
ドアチェーンリレー80の常開接点、78はドアチェー
ン補助リレー82の常開接点、66,68,69,…,
70は安全スイッチの接点であって、これらの接点は直
列接点回路を形成し、安全チェーンリレー84はこの直
列接点回路を介して交流電源に接続され安全チェーン
2が形成される。また、72、74、76、78は、そ
れぞれ対応するドアチェーンリレー54、56、80、
82のドアチェーン許可接点となっている。各ドアチェ
ーン許可接点は、対応するドアチェーンリレーが付勢さ
れることで閉成される。また安全チェーン52におい
て、88,92はエレベータかご位置検出接点、90,
94はエレベータ速度検出接点であって、直列接続され
た接点88と90は、直列接続された接点72と74に
並列に接続されて、バイパス回路を形成し、直列接続さ
れた接点92と94は、直列接続された接点76と78
に並列に接続されて、バイパス回路を形成する。このよ
うに、各接点88、90、92、94はバイパス接点と
なっている。
【0023】さらに図1において、60は前面ドアチェ
ーンリレー54の常閉接点であってドアチェーンリレー
状態接点を形成し、62は後面ドアチェーン補助リレー
56の常閉接点であって、ドアチェーンリレー状態接点
を形成し、これらの常閉接点60と62は直列接続され
ている。65aはドアチェーンリレー80の常閉接点,
65bはドアチェーン補助リレー82の常閉接点であっ
てそれぞれドアチェーンリレー状態接点を形成してお
り、接点65aと65bは直列に接続されている。各ド
アチェーンリレー状態接点は、それぞれ対応するドアチ
ェーンリレーが付勢、消勢されるとそれぞれ開成、閉成
され、これによってドアチェーンリレーが付勢、消勢の
いずれの状態にあるかが示される。114はチェックリ
レーであってチェック接点119を有する。64はドア
が充分に開いている(全開している)ときオンになる接
点,58は安全チェーンリレー84の常開接点である。
常開接点58は、安全チェーンリレー84が付勢、消勢
されると、それぞれ開成、閉成される。
【0024】以前にも述べた様に、従来技術において
は、直列回路すなわち安全チェーン内の全ての接点が閉
じられていたときにのみ許可リレーを付勢するために、
複数の接点よりなる直列回路を設けることはよく知られ
ている。接点が閉じた状態、開 いた状態は、それぞれ、
エレベータを運転することが許可される状態、及び許可
されない状態を示している。上記のようにすべての接点
が閉じられていたときにのみ許可リレーが付勢されるこ
とで、かごドアだけでなく、ビル内の様々な着床位置に
ある全てのホイストウェイドアが閉じられていることも
確認される。安全チェーンの許可リレーを付勢すること
によって、制御装置に対して、その制御装置の制御対象
となるかごの運転の許可信号が供給される。 一方で、
る状態(すなわち、エレベータかごがホイストウェイド
アゾーン内にあって、かつ、少なくともある比較的低い
速度以下の速度で動いている)において、階床に到着す
る直前にドアの開放動作を開始させるために、許容信号
が供給されなくともドアを開き始めさせることは既知の
ことである。
【0025】本発明によれば、各ドアスイッチは、安全
チェーンのドアチェーン部分がエレベータの運転を許可
する時点及びその前後において(但し、実際に動作が行
われる以前に)チェックされ得る様に、分離された回路
内において安全チェーンから分離(絶縁)されている。
例えば、一連のドアスイッチ42,44,46…48
は、安全チェーン52から分離されたドアチェーン50
を形成し、かくして、ドアチェーンの状態を独立にチェ
ックするための分離コイルであるドアチェーンリレーコ
イル54を用いることが可能となっている。 つまり、安
全チェーン側の接点の状態とは無関係に、ドアチェーン
リレーコイル54が付勢されることにより、ドアスイッ
チ42(F1)、44(F2)…48(F2)がすべて
閉じていることが確認される。また、補助コイルである
ドアチェーン補助リレーコイル56を設けることで、冗
長性を付加して信頼性を向上することができる。図示さ
れるように、第2のドアチェーンを適用することが可能
であれば、後方のドア(リアドア)用の第2のドアチェ
ーン[ドアスイッチ160、(R1)、162(R
2)、…]が並列に配線される。
【0026】新たなエレベータかごの走行が開始する
時、ドアチェーン50の状態は、安全チェーンリレー許
容論理回路、即ち安全チェーン52とは独立に、プロセ
ッサによってチェックされ、走行により実際に移動が行
われる前にドアが全て閉じていることが確認される。移
動が行われる前に、ドアが全て閉じてはいないと判定さ
れた場合には、エレベータかごの着床位置で生じ得る
イッチの問題点を修復するために、エレベータかごのド
アの開閉が繰り返される。バイパス回路が開放されたと
きに、ホイストウェイドア自体は閉じているにも拘わら
ず、ホイストウェイにおけるドアスイッチ(42、4
4、46、48)が何らかの理由によって完全には閉じ
られておらずに僅かに開いていると、厄介なシャットダ
ウンが生じる。そして、これにより遅延が生じてしま
う。しかし、上述のようにドアの開閉を繰り返すこと
で、このような無用の遅延を回避することが可能であ
る。 上記のようにして、信号処理装置(SP)30は、
接点58によって安全チェーン52をモニターする。こ
こで、接点58は、安全チェーン52に直列に設けられ
たリレーコイル84が付勢されているときは閉じた状態
となり、リレーコイル84が消勢された状態にあるとき
には開放状態となる接点である。従って、接点58が閉
じているときは安全チェーン52は付勢されており、エ
レベータの運行が可能であることが示される。逆に、接
点58が開いているときは、安全チェーン52が消勢さ
れており、エレベータを運行させるべきでないことが示
される。 また、信号処理装置30は、ドアチェーン50
を、ドアチェーンリレー54、56、80、82の接点
であるドアチェーンリレー接点60、62、65a、6
5bによって監視する。 例えば、フロント側のドアチェ
ーン内のドア接点42、44…等がすべて閉じてドアチ
ェーンリレーコイル54が付勢されると、常閉接点であ
るフロントドア状態(front gate door
status:FGDS)接点60が開状態となる。
逆に、ドアチェーン内の接点が一つでも開状態である
と、ドアチェーンリレーコイル54が消勢状態となり、
このFGDS接点60が閉状態となる。 同様に、フロン
トドア状態補助接点に対応してバックアップ用フロント
ドアチェーン補助(front gate and d
oor status relay and auxi
liary:FGDSX)接点62が設けられている。
これらの接点60、62(両者共に、閉じている時に
は、ドアチェーンは開放していることを示す)を直列に
接続して、ドアチェーン50の状態を監視する。
【0027】リア側においても同様であり、上記接点6
0、62と同様に、リアドア状態接点(RGDS)65
a及びリアドア状態接点(RGDSX)65bは共に常
閉接点でありそれぞれ対応するコイル80、82が付勢
されると、これらは開状態となる。 これらの接点は、例
えば、エレベータかごのドア全開接点、即ちDFO接点
64等によってエレベータかごのドアが全開(DFO)
状態にあると検出された時にチェックされる。DFO接
点64が閉じることによりドアが全開している状態が検
出されているにもかかわらず、FGDS接点60とFG
DSX接点62との少なくとも一方が開いている場合、
ドアチェーンが短絡していると判断される。この場合、
エレベータかごの移動は許可されるべきではない。かか
るチェックは、例えば、走行の開始の前に行われる。
【0028】上述したように、ドアチェーンを安全チェ
ーンのその他の部分から分離するというアプローチによ
る利点は、配線の長さと交流電源と対象とするリレーと
の間の接点の数が、ドアチェーンそれ自身及び安全チェ
ーンの残りの部分の両方において減少されることであ
る。このことにより、ビルの所有者は、エレベータに供
給する電圧をより低くすることができ、これにより、電
気技師や他の電気作業者がさらされる電圧の大きさを低
減させることが可能である。
【0029】安全チェーン52は、種々の許可条件に関
連するであろう一連の接点66,68,…,70を含ん
でいる。これらは、それぞれリレー54,56に関連す
ドアチェーン状態接点72,74、及びそれぞれドア
チェーンリレー80,82に関連するドアチェーン状態
接点76,78の1あるいはそれ以上と直列に配線され
ている。これら各ドアチェーン状態接点72,74,7
6,78は、一緒になって、正面及び後方のホイストウ
ェイドアチェーンの状態を示す。したがって、一連の接
点72,74,76,78は(バイパスされた時は除
く)、安全チェー ンリレーコイル84を付勢するために
は、閉じられていなけれなならない。安全チェーンリレ
ーコイル84が付勢されると、通常開いている接点(常
開接点)58が閉状態となる。また、このコイル84が
消勢されると、接点58は開状態となる。更に、この接
点58の状態は、信号処理装置(SP)30によってモ
ニターされる。接点58が閉じている場合には、この接
点58を通じてライン58aに115VACの電流が流
れるので、信号処理装置(SP)30は、この電流を検
知してモータ18によるエレベータかご10の運転を許
可する。
【0030】上述のように、上記各ドアチェーン状態接
72,74,76,78は、上記複数の接点88,9
0,92,94によってバイパスされ得る。接点88,
92は、エレベータかごが着床位置に近い距離内にある
ことを示している。接点90と94は、エレベータかご
が選択された低速で、あるいはそれ以下で走行している
ことを示す。エレベータかごがその低速あるいはそれ以
下の速度で、かつ、選択されたドアゾーン内にある時に
は、接点88,90,92,94はドアチェーン接点7
2,74,76,78を短絡し、ドアが完全に閉じられ
ていなくてもエレベータかごは動かされることとなる。
このバイパス回路は、エレベータが階床に停止しようと
している状態で、予めドアの開放動作を開始させるため
に有用なものである。
【0031】ほとんどのエレベータでは、かごドア全開
スイッチ(car door fully open
swatch)補助接点を別個に有しており、この実施
例ではドア全開接点64をかごドア全開スイッチ接点と
して使用することができる。このような接点が利用可能
でない場合には、チェックを行うために、他の機能が
されるであろう。従って、適切な安全チェーンの状態
とは逆の状態にあることを指摘するためのものとして、
かごドア全開スイッチ接点の代わりに、その他の独立し
た接点を使用することが可能である。
【0032】コイル54,56,84等や、それらの関
連する接点60,62,58等としては、リレーあるい
はそれらの均等物が挙げられ、そして勿論(典型的には
そうであろう)例えば制御装置26内に配置されるであ
ろう。すなわち、種々の「安全チェーン」や他の制御回
路の内外に示されておりかつリレーそれら自身の物理的
な配置配線の走行長さや同様のファクターを考慮する
場合には非常に重要なものではあるけれども、それらの
配置ここで請求される発明に必ずしも関連するもので
はないことを理解されるべきである。コイル84は、例
えば、安全チェーンの機能を本質として認める目的でか
つ機能の教示を容易にするために、「安全チェーン」5
2の一部として示されている。現実には、安全チェーン
52は種々の位置に搭載された部品を有する直列回路で
あり、必ずしも何らかの囲いの内部に搭載されるもので
はない。
【0033】また、リレー接点やそれらの均等物は、独
立に、いろいろな方法で、信号処理装置30によってモ
ニターされるであろうことが理解されなければならな
い。請求された発明の範囲を理解する目的のために、こ
こに開示された特定の方法と同様、当業者の知識の範囲
内にある様なかかる独立の方法は、特別には関連せず、
それ故、均等物と考えられるべきであろう。すなわち、
図1は特別なハードワイヤー接続を備えたリレーを使用
することを示してはいるものの、均等な方法は確実に請
求される発明の範囲内に存るように企図されていること
が理解されるであろう。かかるものには、例えば、半導
等のリレーがないシステムにおいては、他の検出手
段、論理手段及びソフトウェア方法の使用をも含んでい
る。
【0034】当業者にとっては、モニターの種々の方法
にはオプトアイソレータ、アナログ−ディジタル変換器
等が含まれ、信号処理装置にとって最適な形態で安全チ
ェーンの状態を示す信号を分離し、変換し、あるいは出
力するため、種々の他の信号調整段が必要となることは
理解されるであろう。
【0035】エレベータ制御システムのためのソフトウ
ェアを書く当業者にとっては、マイクロプロセッサを基
礎としたエレベータは、タイムフレーム(時間枠)で繰
り返される一連の情報収集(入力)と制御信号(出力)
によって制御されていることが理解されるであろう。例
えば、タイムフレームが200ミリセカンドであれば、
同じ情報収集と制御ステップが1秒当たり5回実行され
る。それぞれの200ミリセカンドのタイムフレーム
は、さらに、例えば50ミリセカンドのサブフレームに
分解される。より臨界的な入力や出力機能はそれぞれの
サブフレームの始めに実行され、それぞれのサブフレー
ムの残りは非臨界的に設計されたタスクに割り当てられ
るであろう。
【0036】図2は、本発明により、図1の信号処理装
置30内で実行されるであろう多数のステップを示すフ
ローチャートである。ステップ100で動作を開始した
後、ステップ102ではエレベータ制御装置が運転を開
始しているか否かを判断する。もし運転を開始していな
ければ(否であれば)、ステップ104が次に実行さ
れ、エレベータかごのドアが十分に開かれているか否か
を判断する。エレベータかごのドアが十分に開かれてい
るか否かは、図1のドア全開接点64により指示され
る。ドアが充分に開かれていなければ(否であれば)、
ステップ102が再実行される。ドア全開接点64が、
ドアが開いていることを示している場合には、次にステ
ップ106が実行され、ドアチェーンリレーが消勢して
いるか否かが判断される。これにより、リレー54,5
6,80,82が消勢されているかどうかを判断する。
換言すると、階床のドアスイッチが、ドア全開接点64
が示した通りに開状態になっているかどうかを確認す
る。接点60,62,65a,65bが閉じていること
から示される様に、ドアスイッチが開状態であれば、ス
テップ102が再度実行される。そうでない場合は、ド
アに何らかの故障が有り得るため、エレベータかごの移
動は、ステップ108により示されるように禁止され、
そして、ステップ110で終了する。
【0037】もしステップ102でエレベータ制御装置
の運転が開始していと判断された場合には、ステップ
112がステップ104に代わって実行され、チェック
(EES)リレーコイル114は、信号処理装置30に
よってグランドから切り離される。これは、ライン11
6をグラウンドへのライン118から切り離すことによ
り実行される。 チェック(EES)接点119は、リレ
ーコイル114が付勢されているとき には閉状態、リレ
ーコイル114が消勢されているときは開状態となる接
点である。チェック接点119が開状態となると、ドア
チェーンは開状態となる。従って、リレーコイル114
が消勢状態である場合、チェック接点119に異常がな
い限り、ドアチェーン50は開状態、リレーコイル5
4、56、80、82はいずれも消勢状態となるはずで
ある。 このことを確認するために、信号処理装置30
は、ステップ119aにおいて、チェック接点119が
開になった時にリレーコイル54、56、80、82が
実際に消勢されているか否かをチェックすることとな
る。このチェックは、115ボルトの交流電圧が接点6
0,62及び65a,65bに接合された信号処理装置
の入出力ポート40の入力端に現れているかどうかによ
って行われる(前述したように、リレーコイル54、5
6…が開状態となると、接点60、62…等がそれぞれ
閉状態となるからである)。ステップ119aにおい
て、EES接点119が開である時に、ドアチェーンの
リレーコイル54、56…が消勢状態となっていないと
いうことは、リレーコイルが交流電源に短絡されたこと
を示す。しかし、このことが一時的な現象や単なる誤作
動ではないことを確認するため、一連のステップ12
0、122、124が何度か再実行される。その結果、
ステップ120において再実行回数が所定回数を超えた
と判断された場合、ステップ108が実行されてエレベ
ータかごの移動が禁止され、ステップ110で終了す
る。
【0038】他方、ESS接点が開かれた状態で、ステ
ップ119aでドアチェーンリレーが実際に消勢してい
ると判断された場合には、ステップ126を通じて、図
3に示されるフローチャートに進む。まず、ステップ1
28が実行され、エレベータかごの走行に備えてESS
接点119が閉じられる。上述のステップ119aにお
いて、ドアチェーンが開状態であるべきときに確かに開
状態となっていることは既に確認されている。従って、
ステップ130では、ドアチェーンが閉状態であるべき
ときに確かに閉状態になっているかどうかを、ドアチェ
ーンリレーコイルが付勢されているかどうかにより確認
する。ドアチェーンが閉じられていない場合、例えば、
各階のホイストウェイにおけるドア 接点42,44,4
6…48等の少なくとも一つが開となっている場合、エ
レベータかごの走行は許可されてはならない。しかしな
がら、走行シーケンスを停止する前に、タイマーはステ
ップ132において開始され、ステップ130のチェッ
クが、ステップ134で決定されている様に、タイマー
が計数し終わる前に何度も何度も再実行される。もし、
タイマーの計数が終了する前にドアチェーンが閉じられ
た場合には、ステップ130でYが選択され、無用の走
行シーケンスの停止がなされることはない。
【0039】しかしながら、ステップ134でタイマー
の計数が終了したと判断された場合には、次にステップ
136が実行されて走行シーケンスが阻止される。この
場合、ドアが再び開かれ、ステップ110で示される様
に、終了が行われる。ステップ100(図2)での再開
が、その時あるいはそれ以後に行われる。
【0040】もしステップ130においてドアチェーン
が実際に閉じていると判断された場合(上記のように、
エレベータかごのドアが十分に開かれ、かつ、EES接
点が開いている時に、ドアチェーンが実際に開状態とな
ることは既に確認済みである)には、ステップ140が
実行されてエレベータのドアが十分に閉じられている
(全閉している)か否かを判断する。もしドアが充分に
閉じられていなければ、ステップ132に進み、タイマ
ーが開始されて、ドアチェーンが閉じられているか否か
の質問が繰り返される。
【0041】もしステップ140でドアが十分に閉じら
れていることが判断されると、バイパスの接点が異状な
く開閉可能かどうかを試験するために、ステップ142
が実行され、安全チェーン内のバイパス接点88,9
0,92,94を開状態とする。次に、バイパスが実際
に開かれているか否かの判断がステップ144で行われ
る。これは、DZとRDZリレー及びSSリレー(図示
せず)の補助接点によってチェックされ得る。もし、
イパスが実際に開かれていたならば、バイパスの開閉動
作に以上はないと判定されて、ステップ146に進んで
エレベータを実際に走行させることを許可し、ステップ
110で終了する。
【0042】ステップ144でバイパスが開かれていな
いと判断されるたときは、ステップ151でバイパスの
開放を繰り返し、かつ、その再トライ数の計数を行う。
ステップ150では、ステップ151での再トライ数が
所定の回数を超えたかどうかを判断する。ステップ15
1での再トライ回数が所定の回数を超えていれば、ステ
ップ136,ステップ138,ステップ110を実行す
ることによって走行シーケンスが中止される。
【0043】図2と図3とにおいて実行されるステップ
は、第1のサブフレームの開始で行われる様に選択さ
れ、あるいは、これらのステップは複数のサブフレーム
に振り分けられる。しかしながら、如何にしてそれらの
ステップが実行されるかの詳細にも拘わらず、図2と図
3は、本発明の教示に従ってその最良の実施態様におい
て実行されるステップを示している。
【0044】安全チェーン接点FGDS72,FGDS
74そしてRGDS76,RGDSX78は、それぞ
れ常開接点である。つまり、エレベータの運転が許可で
きる状態にあるときは閉状態となり、許可できないとき
は開状態となる。ドアチェーンへの電力が何らかの理由
供給されなくなった場合には、安全チェーンが開いて、
エレベータかごの動きを阻止する様になっている。従っ
て、常閉接点を用いた場合とは異なり、このような異常
状態を確実に検出できるようになっている。一方、信号
処理装置30によって検出される接点は、常閉接点とな
っている。これは、検出接点回路内の断線を検出可能と
するためである。
【0045】図2及び図3の記述を要約すると、まず、
「走行」の必要条件の一部として、処理装置30は、毎
回の走行開始時に、EESリレーテストを実行してい
る。このテストには、EESリレー接点119を開き、
そして、EESが開かれた結果として、安全チェーンが
開かれたことを確認することが含まれる。加えるに、図
示されていないが、ドライブ及びブレーク分離信号がチ
ェックされ、電源がドライブ及びブレーク回路から分離
されたことを確認する。これに加え、ドアチェーン内の
EESリレー接点によって、処理装置へのFGDS及び
RGDS入力がチェックされ、この時、フェールセーフ
状態が達成されていることを確証する。また、FGDS
等では常閉接点を用いているので、検出接点回路内に破
損または誤配線があった場合は、入出力装置から信号処
理装置までの115ボルト交流電圧が検出されなくな
る。このことにより、上記のような破損や誤配線が検出
可能である。このテストを通過した後、EESリレーは
付勢状態(picked)に戻され、走行のためのシー
ケンスが進行するのを許される。この方法では、ブレー
キを引き上げる前に、短絡されたFGDSあるいはRG
DSリレー回路が検出されるということが容易に理解さ
れる。
【0046】処理装置がフェールセーフ状態(接点6
0,62が閉じている)を受けることが出来ないという
状態への対応は、例えば、乗客を出すために、ドアをア
クティブにして、シャットダウンに続いてEESリレー
テストを10回再トライし、安全チェーンを開き、状況
が手動によって解決されるまで、他のいずれのエレベー
タかごの動きも生じないことを確認することである。
【0047】ドアチェーン内の断線は、FGDSあるい
はRGDSリレーを消勢させ、かつ、エレベータかご
動きを阻止する。走行を開始することが最終的に許可さ
れるのは(バイパスドロップテスト[図示せず]が続
く)、FGDS及びRGDS入力から115ボルトの交
流電圧が現れない場合であり、毎度の走行の前にソフト
ウェアによって両者のリレーの状態が観察されることが
要求される。115ボルトの交流電圧が処理装置の入力
に短絡したことは、他の等価の方法の中でも、図3のス
テップ132に示されているようにタイマーを設けると
ともにステップ134に示すようにドアチエーンが閉じ
たことを指示するまでの待機に関する最大再トライ繰り
返し計数によって検出されることを理解できる。
【0048】FGDS,FGDSX,RGDS及びRG
DSX接点は、全てのホイストウェイドアとエレベータ
かごドアが閉じた時に励磁されるそれぞれのドアチェー
リレーによって制御される。すなわち、複数のホイス
トウェイドアの接点が、エレベータかごドアの十分に閉
じられた接点と、直列に配線されている。エレベータか
ごのDFC接点は、エレベータかごドアが十分に閉じら
れあるいはほぼそのようになった(数センチメートル以
内)時に、閉じられる。プロセッサの、ドアチェーンが
閉じたことの指示が得られない状態に対する対応は、例
えばドアをアクティブにしEESを開いて、シャットダ
ウンに続いて、3回のドアの開閉の繰り返しを行うこと
であろう。
【0049】本発明の重要な教示は、かごFDO接点6
4がエレベータかごのドアが十分に開いていると示して
いるときは、以前に論じられたホイストウェイドアの閉
じられた接点、すなわち、42,44,46…48、
様に後方のドアのスイッチ160,162,164…1
66、正面のかごDFC接点168、後方のかごFDC
接点のいずれも、閉じられるべきではないということで
ある。従って、ドアチェーンの接点60,62,65
a,65bが閉じられている(かごドアが閉じられてい
ることを示す)にも拘わらず、DFO接点が閉じられて
いる(かごドアが全開であることを示す)場合は、ライ
ン28を通じての出力段への信号は禁止されす。即ち、
モータの動作を禁止して、エレベータの運行を停止させ
る。
【0050】なお、ドアチェーンリレーが正常に動作し
ているかどうかチェックするためにEES接点を開に
るという本願の技術は、どのような安全チェーンリレー
へも広く適用することが可能である。それ故、本願の技
術は、ドアチェーンに限定されべきではない。
【0051】
【発明の効果】上記の詳細な説明からも明らかな様に、
本発明になるエレベータシステムによれば、走行開始前
に安全チェーンの各接点の状態を確実に把握して、ホイ
ストウェイドア等を開放したままで走行することがな
く、厄介なシャットダウン等の問題も生じることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の教示による特徴を取り込んだエレベー
タシステムを示す図である。
【図2】本発明に係る図1の信号処理装置によって実行
されるであろうステップを示す図である。
【図3】本発明に係る図1の信号処理装置によって実行
されるであろうステップを示す図である。
【符号の説明】
10…エレベータかご 12…ロープ 14…滑車 16…カウンターウェイト 18…モータ 20…機械的連結手段 22…パワー信号 24…パワー段 26…エレベータ制御装置 30…信号処理装置 32…バス 34…中央処理装置(CPU) 36…リードオンメモリ(ROM) 38…ランダムアクセスメモリ(RAM) 40…入出力(I/O)ポート 42,44、46、48、160、162、164、1
66ドアスイッチ 50…ドアチェーン 52…安全チェーン 54,56,80、82ドアチェーンリレー 58…安全チェーンリレー接点 60,62,65a,65b…ドアチェーンリレー状態
接点 72,74,76,78…ドアチェーンリレー許可接点 88,90,92,94…バイパス接点 84…安全チェーンリレー

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 安全チェーンリレー(84)を付勢する
    ことで、信号処理装置(30)に対して、エレベータが
    安全運行可能であることを示す安全チェーン状態信号
    (58a)を供給するためのエレベータ安全回路網であ
    って、 ホイストウエイにてそれぞれエレベータのかご位置に対
    応して配置され、かつエレベータかごの位置に対応して
    開閉する複数のドアスイッチ(42,44,46、4
    8、160、162、164、166)を有し、これら
    のドアスイッチは、互いに直列に接続されるとともに、
    ドアチェーンリレー(54、56、80、82)に対し
    ても直列に接続され、このドアチェーンリレーは、AC
    電源により前記ドアスイッチを通じて付勢状態になる
    と、ドアチェーンリレー許可接点(72、74、76、
    78)を閉成し、 前記ドアスイッチから分離され、かつ互いに直列接続さ
    れた安全スイッチ(66、68、69、70)を有し、
    前記ドアチェーンリレー許可接点は、これらの安全スイ
    ッチにさらに直列に接続されて、これらの安全スイッチ
    及びドアチェーンリレー許可接点がすべて閉じられるこ
    とで、前記交流電源に応答して前記安全チェーンリレー
    が付勢され、これにより、前記安全チェーン状態信号が
    前記信号処理装置に供給されることを特徴とするエレベ
    ータ安全回路網。
  2. 【請求項2】 前記信号処理装置にドアチェーン状態信
    号を供給するためのドアチェーンリレー状態接点(6
    0、62、65a、65b)を有し、このドアチェーン
    リレー状態接点は、前記ドアチェーンリレーの付勢及び
    消勢に応答してそれぞれ開状態及び閉状態となり、 前記ドアスイッチに直列に接続され、前記信号処理装置
    からの制御信号(116)に応答して前記ドアチェーン
    リレーを消勢するためのチェック接点(119)を更に
    有することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ安
    全回路網。
  3. 【請求項3】 直列接続された複数の接点(42、4
    4、46、48、160、162、164、166)を
    検出し、それらの接点が一つでも開いていればか ごの動
    きを禁止するとともにそれらの接点の全てが閉じていれ
    ばかごの動きを許可するための安全チェーン状態信号
    (58a)を供給することによって、エレベータかごの
    動きを制御するための装置であって、 ホイストウエイにおいてそれぞれエレベータのかご位置
    に対応して配置され、エレベータかごの位置に対応して
    開閉するとともに互いに直列に接続された複数のドアス
    イッチ(42、44、46、48、160、162、1
    64、166)を有し、これらのドアスイッチは、その
    すべてが閉じていれば、交流電源信号に応答してドアチ
    ェーンリレー交流付勢信号を供給し、 前記ドアチェーンリレー交流付勢信号に応答して、第一
    の常開接点(72、74、76、78)を閉じるととも
    に第一の常閉接点(60、62、65a、65b)を開
    くドアチェーンリレーを有し、前記常閉接点は、その閉
    成時には、前記交流電源信号に応答してトラブル信号を
    供給するものであり、 前記第一の常開接点と直列に接続された複数の常開安全
    接点(66、68、69、70)を有し、これらの常開
    安全接点のすべてと前記第一の常開接点とがいずれも閉
    じられているときには、前記交流電源信号に応答して安
    全チェーンリレー交流付勢信号を供給するとともに、 前記安全チェーンリレー交流付勢信号に応答して常開リ
    レー接点(58)を閉じる安全チェーンリレー(84)
    を有し、前記常開リレー接点(58)が閉じられると、
    前記交流電源信号に応答して、エレベータのかごの運転
    許可信号が供給されることを特徴とするエレベータの制
    御装置。
  4. 【請求項4】 エレベータ(10)を操作するための信
    号処理装置(30)に対して、エレベータの安全運行が
    可能であることを示す安全チェーン状態信号(58a)
    を供給する方法であって、 ホイストウエイにおいてそれぞれエレベータのかご位置
    に対応して配置され、かつエレベータかごの位置に対応
    して開閉する複数のドアスイッチ(42、44、46、
    48、160、162、164、166)を用意するス
    テップを有し、前記ドアスイッチは、それぞれ直列に接
    続されるとともに更にドアチェーンリレー(54、5
    6、80、82)に直列に接続されて、このドアチェー
    ンリレーを付勢または消勢し、かつ、このドアチェーン
    リレーが付勢、消勢されるとドアチ ェーンリレー許可接
    点(72、74、76、78)がそれぞれ閉成、開成さ
    れ、 前記ドアスイッチから分離されているとともに互いに直
    列接続された安全スイッチ(66、68、69、70)
    と、これらの安全スイッチに直列に接続された前記ドア
    チェーンリレー許可接点と、をそれぞれ含んでなる安全
    チェーンに対して、前記交流電源信号を供給するステッ
    プを有し、これにより、前記安全スイッチ及び前記ドア
    チェーン許可接点のすべてが閉成されているときには、
    前記安全スイッチに直列に接続された安全チェーンリレ
    ー(84)が付勢されて、前記安全チェーン状態信号が
    前記信号処理装置に供給されることを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 前記交流電源信号をドアチェーンリレー
    状態接点(60、62、65a、65b)に対して供給
    するステップを有し、前記ドアチェーンリレー状態接点
    は、前記ドアチェーンリレーの付勢および消勢に応答し
    てそれぞれ開成および閉成するとともにドアチェーン状
    態信号を前記信号処理装置に供給するものであり、 前記ドアスイッチに直列に接続されたチェック接点(1
    19)を通じて、前記ドアスイッチ及び前記ドアチェー
    ンリレーに対して前記交流電源信号を供給するステップ
    を有し、前記チェック接点は、前記信号処理装置からの
    制御信号に応答して前記ドアチェーンリレーを消勢させ
    るものであり、 前記ドアチェーンリレーを消勢させるための前記制御信
    号が存在するにも拘わらず、前記ドアチェーン状態信号
    によって前記ドアスイッチがすべて閉成されていること
    が示されたときに、ドアチェーンにトラブルが生じたこ
    とを示すドアチェーントラブル信号を供給するステップ
    を有することを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 すべてのドアが閉じられるべき状態を示
    す信号が存在するときに、前記ドアチェーンリレー許可
    接点が閉成されていることを確認するステップを有する
    ことを特徴とする請求項4記載の方法。
  7. 【請求項7】 全てのドアが閉じられるべきである状態
    を示す前記信号は、かごドア全閉信号であることを特徴
    とする請求項6記載のエレベータの制御方法。
  8. 【請求項8】 全てのドアが閉じられるべきであるとい
    う条件を示す前記信号に応答するとともに、少なくとも
    1つのドアが開いていることを示す前記ドアチ ェーン状
    態信号に応答して、かごドアの開閉を繰り返すステップ
    を更に有することを特徴とする請求項6記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記ドアチェーン状態信号は、 少なくとも1つのドアが開いている状態を示す信号が存
    在するときに、前記ドアチェーンリレー許可接点が開成
    状態であることを確認するするステップを更に有するこ
    とを特徴とする請求項6記載の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記交流電源が供給する電圧は、前記
    ドアスイッチを前記安全チェーンリレースイッチと直列
    に接続したときに前記安全チェーンリレーを付勢するの
    に必要となる交流電圧よりも、低電圧となっていること
    を特徴とする請求項4記載の方法。
  11. 【請求項11】 ドアチェーン(50)内に直列に接続
    されたドアチェーンリレー(54、56、80、82)
    が付勢されたときにのみ、エレベータをフロア間で走行
    させるための方法であって、 走行開始時に、前記ドアチェーンに直列に接続されたチ
    ェック接点(119)を開成するステップと、 前記ドアチェーンリレーが消勢しているかどうかを判定
    するステップと、 前記チェック接点が開成されたにも拘
    わらず前記ドアチェーンリレーが消勢されていないとき
    に、エレベータを運転させないようにするステップと、
    を有することを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 前記ドアチェーンリレーが消勢してい
    る場合に前記チェック接点を閉じさせるステップと、 前記ドアチェーンリレーが付勢されたかどうかを判定す
    るステップと、 前記ドアチェーンリレーが消勢されているときには、エ
    レベータのかごを走行させないようにするステップと、
    を更に有することを特徴とする請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記ドアチェーンリレーが消勢された
    ときに、前記チェック接点を閉じて、前記ドアチェーン
    リレーが付勢されたかどうかを判定するステップと、 前記ドアチェーンリレーが付勢されたときに前記エレベ
    ータのかごのドアが全 閉したかどうかを判定するステッ
    プと、 前記エレベータのかごのドアが全閉したときに、安全チ
    ェーンリレー(84)と直列に接続されるとともに前記
    ドアチェーンリレーの付勢、消勢に応じてそれぞれ閉
    成、開成されるドアチェーンリレー許可接点(72、7
    4、76、78)をバイパスするための接点を開成させ
    て、前記ドアチェーンリレー許可接点がバイパスされな
    いようにした後に、エレベータを走行させるステップ
    と、を更に有することを特徴とする請求項11記載の方
    法。
  14. 【請求項14】 前記ドアチェーンリレーが消勢されて
    いるときに前記チェック接点を閉じるステップと、 前記ドアチェーンリレーが付勢されたかどうかを判定す
    るステップと、 前記ドアチェーンリレーが付勢されているときには、前
    記エレベータのかごのドアが全閉しているかどうかを判
    定し、前記ドアが全閉状態になくかつ所定時間を経過し
    ても前記ドアが全閉状態とならないときにはエレベータ
    のかごの走行を禁止するステップと、を更に有すること
    を特徴とする請求項11記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記エレベータのドアが充分に開かれ
    ているにもかかわらず、前記ドアチェーンリレーが付勢
    している状態となっている場合には、エレベータのかご
    を走行させないようにするステップを更に有することを
    特徴とする請求項11記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記ドアチェーンリレーが消勢してい
    るかどうかを判定するステップで前記ドアチェーンリレ
    ーが消勢していると判定された後に、エレベータのかご
    の走行を許可するステップを更に有することを特徴とす
    る請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記ドアチェーンリレーが消勢してい
    るかどうかを判定するステップで前記ドアチェーンリレ
    ーが消勢していると判定された後に、前記チェック接点
    を再び閉じるステップと、 前記チェック接点を閉じたときに前記ドアチェーンリレ
    ーが付勢しているかどうかを判定するステップと、 前記ドアチェーンリレーが消勢しているときは、エレベ
    ータのかごの走行を禁止するステップと、を更に有する
    ことを特徴とする請求項15記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記ドアチェーンリレーが消勢してい
    るかどうかを判定するステップで前記ドアチェーンリレ
    ーが消勢していると判定された後に、前記チェック接点
    を再び閉じるステップと、 前記ドアチェーンリレーが付勢しているかどうかを判定
    するステップと、 前記ドアチェーンリレーが付勢しているときに、前記エ
    レベータの前記ドアが全閉しているかどうかを判定する
    ステップと、 前記ドアが全閉しているときに、安全チェーン(52)
    内のドアチェーンリレー許可接点(72、74、76、
    78)をバイパスするための接点(88、90、92、
    94)を開成して、エレベータのかごを走行させるステ
    ップと、 を更に有することを特徴とする請求項15記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記ドアチェーンリレーが消勢してい
    るかどうかを判定するステップで前記ドアチェーンリレ
    ーが消勢していると判定された後に、前記チェック接点
    を再び閉じるステップと、 前記ドアチェーンリレーが付勢しているかどうかを判定
    するステップと、 前記ドアチェーンリレーが消勢しているときには、エレ
    ベータのかごを走行させないようにすることを特徴とす
    る請求項15記載の方法。
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