JP3336247B2 - 乗客コンベアの制御装置 - Google Patents

乗客コンベアの制御装置

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JP3336247B2
JP3336247B2 JP06712498A JP6712498A JP3336247B2 JP 3336247 B2 JP3336247 B2 JP 3336247B2 JP 06712498 A JP06712498 A JP 06712498A JP 6712498 A JP6712498 A JP 6712498A JP 3336247 B2 JP3336247 B2 JP 3336247B2
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朝紀 京家
智也 竹井
清司 川西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗客コンベアの制
御装置に係り、特に、異常を検出して駆動装置を停止す
る種々の安全スイッチを備えた乗客コンベアの制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図7ないし図13に基づき従来の乗客コ
ンベアの制御方法、および回路構成を説明する。
【0003】図7は乗客コンベアに備えられる各安全ス
イッチの配置を示す側面図、図8は図7に示す各安全ス
イッチの名称等を示す説明図、図9は従来の乗客コンベ
アの制御装置を示し非常停止回路を含む回路図、図10
は従来の乗客コンベアの制御装置を示し安全スイッチ監
視回路を含む回路図、図11は従来の乗客コンベアの制
御装置を示し安全スイッチ監視回路を含む回路図、図1
2は従来の乗客コンベアの俯瞰概略図、図13は従来の
乗客コンベアの安全スイッチ状態リレーの配線図であ
る。なお、図9、図10、図11、図12ではSGSの
み表記し、他の安全スイッチについては省略する。
【0004】従来の乗客コンベア、例えばエスカレータ
は図7に示すように、上位階床40と下位階床41間に
延設されるフレーム42と、無端状に連結され上位階床
40と下位階床41間を移動する複数のステップ43
と、乗客により把持されステップ43と同調して移動す
る移動手摺44と、上位階床40の床下に位置し、ステ
ップ43の移動を制御する制御部45と、エスカレータ
を駆動する図示しないドライビングチェーンの切断を検
出するドライビングチェーン安全スイッチ46と、ステ
ップ43を運搬するステップチェーンの切断や動作不良
を検出するステップチェーン安全スイッチ47と、移動
手摺44の入り込み口に異物が挟まったことを検出する
複数のハンドレールインレット安全スイッチ48と、ス
テップ43とステップ43横の図示しないスカートガー
ド部間に異物が挟まったことを検出する複数のスカート
ガード安全スイッチ49と、各ステップ43間に異物が
挟まったことを検出する複数のステップ浮き上がり検出
スイッチ50と、なんらかの障害により移動手摺44が
停止したことを検出する複数のハンドレールストップ検
出スイッチ51とを備えている。なお、前述したドライ
ビングチェーン安全スイッチ46はDCS、ステップチ
ェーン安全スイッチ47はTCS、ハンドレールインレ
ット安全スイッチ48はTIS、スカートガード安全ス
イッチ49はSGS、ステップ浮き上がり検出スイッチ
50はSRS、ハンドレールストップ検出スイッチ51
はHSDと略称を用いて説明する。また、図7は側面図
であるため表記できない安全スイッチもある。
【0005】また、制御装置は図9に示すように、一端
が電圧供給側の配線P48aへ直列に接続され、図7に
示すSGS49の状態に応じて通常時に閉結、動作時に
開放する第1の安全スイッチ状態入力手段、例えば複数
の非常用安全スイッチ状態リレー52a〜52fから成
る非常用安全スイッチ状態リレー郡52と、一端が非常
用安全スイッチ状態リレー郡52に接続され、図示しな
いエスカレータの駆動装置を上昇方向に起動する上昇運
転リレーコイル53と、一端が非常用安全スイッチ状態
リレー郡52に接続され、図示しないエスカレータの駆
動装置を下降方向に起動する下降運転リレーコイル54
と、一端が上昇運転リレーコイル53、他端が接地側の
配線GNDaに接続され、図11に示す上昇運転指令リ
レーコイルの消磁により開放、励磁により閉結する上昇
運転指令リレー55と、一端が下降運転リレーコイル5
4、配線GNDaに接続され、図11に示す下降運転指
令リレーコイルの消磁により開放、励磁により閉結する
下降運転指令リレー56とを有する非常停止回路を備え
ている。なお、前述した上昇運転リレーコイル53ない
し下降運転リレーコイル54と連動し、駆動装置を駆動
および停止する運行制御出力手段は、例えば上昇運転リ
レーおよび下降運転リレーから成っており、図示されて
いない。
【0006】さらに、制御装置は図10に示すように、
一端が配線P48bへ並列に接続され、図7に示すSG
S49の状態に応じて通常時に閉結、動作時に開放する
第2の安全スイッチ状態入力手段、例えば複数の監視用
安全スイッチ状態リレー57a〜57fから成る非常用
安全スイッチ状態リレー郡57と、一端が対応する監視
用安全スイッチ状態リレー、他端が配線GNDbに接続
され、図11に示す運行監視部に安全スイッチの状態を
伝達する複数の安全スイッチ入力リレーコイル58a〜
58fから成る安全スイッチ入力リレーコイル郡58と
を有する安全スイッチ監視回路を備えている。
【0007】また、制御装置は図11に示すように、一
端が電圧供給側の配線P5に接続され、エスカレータを
上昇方向に起動操作するための上昇起動スイッチ59
と、一端が配線P5に接続され、エスカレータを下降方
向に起動操作するための下降起動スイッチ60と、一端
が配線P5に接続され、エスカレータを停止操作するた
めの停止スイッチ61と、一端が配線P5へ並列に接続
され、図10の対応する安全スイッチ入力リレーコイル
58a〜58fの消磁により開放、励磁により閉結する
複数の安全スイッチ入力リレー62a〜62fから成る
安全スイッチ入力リレー郡62と、上昇起動スイッチ5
9、下降起動スイッチ60、停止スイッチ61および安
全スイッチ入力リレー郡62のそれぞれに接続され、C
PUを備えエスカレータの制御を行う運行監視手段、例
えば運行監視部63と、一端が運行監視部63、他端が
配線GNDcに接続され、図9に示す上昇運転指令リレ
ー55を開放、閉結する上昇運転指令リレーコイル64
と、一端が運行監視部63、他端が配線GNDcに接続
され、図9に示す下降運転指令リレー56を開放、閉結
する下降運転指令リレーコイル65とを有する安全スイ
ッチ監視回路を備えている。
【0008】このように構成される従来の乗客コンベア
の制御装置にあって、エスカレータを上昇方向に起動す
る場合、図11に示す上昇起動スイッチ59を投入す
る。運行監視部63は上昇起動スイッチ投入を検出し、
上昇運転指令リレーコイル64を励磁する。この上昇運
転指令リレーコイル64が励磁されると図9に示す上昇
運転指令リレー55が閉結し、上昇リレーコイル53が
励磁され、図示しない上昇運転リレーが閉結し、駆動装
置が起動して上昇運転を開始する。
【0009】また、エスカレータを下降方向に起動する
場合、図11に示す下降起動スイッチ60を投入する。
運行監視部63は下降起動スイッチ投入を検出し、下降
運転指令リレーコイル65を励磁する。この下降運転指
令リレーコイル65が励磁されると図9に示す下降運転
指令リレー56が閉結し、下降リレーコイル54が励磁
され、図示しない下降運転リレーが閉結し、駆動装置が
起動して下降運転を開始する。
【0010】一方、エスカレータを停止する場合、図1
1に示す停止スイッチ61を投入する。運行監視部63
は停止スイッチ投入を検出し、上昇運転指令リレーコイ
ル64および下降運転指令リレーコイル65を消磁す
る。上昇運転指令リレーコイル64および下降運転指令
リレーコイル65が消磁されると、図9に示す上昇運転
指令リレー55および下降運転指令リレー56が開放
し、上昇運転リレーコイル53および下降運転リレーコ
イル54が消磁して、図示しない上昇運転リレーおよび
下降運転リレーが開放し、駆動装置が停止して運転を終
了する。
【0011】次に、安全スイッチが動作した場合の制御
方法について説明する。ここでは例えば右上のSGS4
9が動作した場合について説明する。
【0012】エスカレータが運行中に右上のSGS49
が動作すると、この右上のSGS49に対応する図9の
非常用安全スイッチ状態リレー52fが開放される。こ
の非常用安全スイッチ状態リレー52fが開放されると
上昇運転リレーコイル53および下降運転リレーコイル
54が消磁するので、図示しない上昇運転リレーおよび
下降運転リレーが開放され、駆動装置が停止して運転を
終了する。また、右上のSGS49が動作すると、この
右上のSGS49に対応する図10の監視用安全スイッ
チ状態リレー57fが開放され、安全スイッチ入力リレ
ーコイル58fが消磁される。この安全スイッチ入力リ
レーコイルが58f消磁されると、図11に示す安全ス
イッチ入力リレー62fが開放され、この安全スイッチ
入力リレー62fの開放が検出されると運行監視部63
は上昇運転指令リレーコイル64および下降運転指令リ
レーコイル65を消磁し、図9に示す上昇運転指令リレ
ー55および下降運転指令リレー56を開放する。この
開放に応じて駆動装置が停止して運転を終了する。
【0013】このように、安全スイッチが動作した場
合、非常停止回路と安全スイッチ監視回路の2つの手段
により乗客コンベアの運行を停止するので、乗客コンベ
アを再起動するには、乗客コンベアに発生した障害が復
旧し、かつ人為的に起動操作を行う必要がある。これ
は、安全スイッチの誤動作により障害が取り除かれてい
ないにもかかわらず、乗客コンベアが起動されてしまう
事態を防ぐ安全性の高い制御方式といえる。
【0014】次に、前述した非常停止回路および安全ス
イッチ監視回路の配線の引き回しについて図12、図1
3に基づき説明する。
【0015】制御部45に接続される安全スイッチに係
る配線は図12に示すように、安全スイッチ、例えばS
GS49を直列に接続する非常停止回路、すなわち太線
で示すものと、安全スイッチ、例えばSGS49の状態
を入力する安全スイッチ監視回路、すなわち細線で示す
ものとの2系統に大別される。
【0016】そして、図13に示すように、安全スイッ
チ状態リレー、例えばSGS49に接続される非常用安
全スイッチ状態リレー52aは、SGS49の動作によ
り励磁されて開放する非常停止回路用リレー接点52a
1および安全スイッチ監視回路用リレー接点52a2
と、非常停止回路に用いられる電圧供給側の配線P48
aが接続される端子52a3と、非常停止回路に用いら
れる接地側の配線GNDaが接続される端子52a4
と、安全スイッチ監視回路に用いらる電圧供給側の配線
P48bが接続される端子52a5と、非常停止回路に
用いられる接地側の配線GNDbが接続される端子52
a6とを備えている。
【0017】従来の乗客コンベアの制御装置にあって
は、図13からわかるように非常停止回路と安全スイッ
チ監視回路のために、計4本の配線を1個のリレーから
引き出す必要がある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の乗客コンベアの制御装置では、1つの安全スイッチ
あたりの配線本数が多く、配線作業が複雑であった。ま
た、安全スイッチの設置場所であるステップ下部のフレ
ーム内は配線や各種装置等が設置されていて非常に狭
く、配線作業を困難なものとしていた。
【0019】さらに、例えばエスカレータにあっては上
位階床から下位階床まで、エスカレータ内に配線を引き
回すので、配線距離が長く、配線のための人件費とあわ
せて、価格低減を阻害する要因となっていた。
【0020】また一方で、近年、乗客コンベアの安全ス
イッチを人為的に誤動作させ、乗客コンベアの運行を停
止させる悪戯が急増している。このため、悪戯の対象と
なりやすい部位の安全スイッチについてタイマリレーを
使用し、一定時間安全スイッチが動作した場合に乗客コ
ンベアを停止する制御方式が取り入れられているが、一
般にタイマリレーが設定できる時間は約1秒単位と比較
的大雑把であり、乗客コンベアのステップに衣服等が挟
まれる事故が発生した場合、衣服を挟んだまま1秒間運
転を継続するのは非常に危険であり、人命に関わる可能
性がある。そして、実際に悪戯の対象となるのは図7、
図8に示すSGS49である。これらのSGS49はス
テップと隣接するスカートガード部に設置されており、
このスカートガード部に衝撃を与えることにより誤動作
していた。この衝撃は一瞬のものなので、タイマリレー
により誤動作を防止できるが、衣服等が挟まれた場合に
は停止制御に至るまでの時間に問題があった。
【0021】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、悪戯の対象とな
りやすい部位の安全スイッチに対してきめの細かい動作
時間の計測を行うことのできる乗客コンベアの制御装置
を提供することにある。
【0022】
【0023】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、異常を検出する複数の安全スイッチと、こ
の安全スイッチの動作に応じて開放する複数の第1およ
び第2の安全スイッチ状態入力手段と、駆動装置を起動
および停止する運行制御出力手段と、CPUを有し、前
記運転運行出力手段を制御して乗客コンベアの運行およ
び停止制御を行う運行監視手段とを備えるとともに、前
記第1の安全スイッチ状態入力手段の開放に応じて前記
運行制御出力手段を動作させ乗客コンベアを停止するよ
うにそれぞれの前記第1の安全スイッチ状態入力手段お
よび前記運行制御出力手段のコイルを直列に接続した非
常停止回路と、前記第2の安全スイッチ状態入力手段の
開放に応じて前記運行監視手段を介して前記運行制御出
力手段を動作させ乗客コンベアを停止する安全スイッチ
監視回路とを設けた乗客コンベアの制御装置において、
前記安全スイッチを第1種安全スイッチおよび第2種安
全スイッチに区分するとともに、この区分に対応するよ
うに前記安全スイッチ状態入力手段を第1種安全スイッ
チ状態入力手段および第2種安全スイッチ状態入力手段
に区分し、かつ、前記運行監視手段に前記第2種安全ス
イッチの動作時間を計測する計測手段を備え、前記非常
停止回路は、前記第1種安全スイッチ状態入力手段の開
放に応じて前記運行制御出力手段を動作させ乗客コンベ
アを停止するように前記第1種安全スイッチ状態入力手
段および前記運行制御出力手段のコイルが直列に接続さ
れて成り、前記安全スイッチ監視回路は、前記第1種安
全スイッチ状態入力手段の開放に応じて前記運行監視手
段を介して前記運行制御出力手段を動作させ乗客コンベ
アを停止するとともに、前記第2種安全スイッチ状態入
力手段の開放に応じて前記計測手段により所定時間前記
第2種安全スイッチの動作状態が継続したことを検出
し、この検出に伴い前記運行制御出力手段を動作させ乗
客コンベアを停止するように接続されて成る構成にして
ある。
【0024】前記のように構成した本発明によれば、
記第1種安全スイッチ、すなわち、悪戯の対象とならな
い安全スイッチが動作すると、前記非常停止回路および
前記安全スイッチ監視回路のそれぞれを介して即時に乗
客コンベアは停止される。一方、前記第2種安全スイッ
チ、すなわち、悪戯の対象となる安全スイッチが動作す
ると、前記安全スイッチ監視回路は、前記運行監視手段
に備えられた前記計測手段により所定時間前記第2種安
全スイッチの動作状態が継続したかどうかを判断し、こ
のとき、所定時間前記第2種安全スイッチの動作状態が
継続したことが検出されたことに応じて前記運行制御出
力手段を動作させ乗客コンベアを停止する。このよう
に、悪戯の対象となる安全スイッチは、その動作が所定
時間継続するかどうかが判断されるため、悪戯によって
乗客コンベアが停止することを低減できるとともに、C
PUを有する前記運行監視手段に備えられた前記計測手
段により前記第2種安全スイッチ状態入力手段の動作時
間を計測するため、従来のタイマリレーによる計測と比
較してきめの細かい計測を行うことができる。
【0025】
【0026】
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の乗客コンベアの制
御装置の実施の形態を図に基づいて説明する。
【0028】図1は本発明の乗客コンベアの制御装置の
一実施形態を示し非常停止回路および安全スイッチ監視
回路を含む回路図、図2は本発明の乗客コンベアの制御
装置の一実施形態を示し安全スイッチ監視回路を含む回
路図、図3は乗客コンベアの俯瞰概略図、図4は乗客コ
ンベアの安全スイッチ状態リレーの配線図である。な
お、乗客コンベア、すなわちエスカレータと各安全スイ
ッチの詳細は前述した図7、8に示すものと同等である
ため説明は省略する。また、図1、図2ではSGSおよ
びTISのみ表記するとともに、図3ではSGSのみ表
記し、他の安全スイッチについては省略する。さらに、
図1および図2では右中、左中のSGS49に係る安全
スイッチ状態リレー、入力リレーコイル、入力リレーが
省略されている。
【0029】本実施形態の制御装置は図1に示すよう
に、一端が電圧供給側の配線P48aへ直列に接続さ
れ、図7に示すSGS49の状態に応じて通常時に閉
結、動作時に開放する安全スイッチ状態入力手段、例え
ば複数の安全スイッチ状態リレー1a〜1hから成る安
全スイッチ状態リレー群1と、一端が安全スイッチ状態
リレー群1に接続され、図示しないエスカレータの駆動
装置を上昇方向に起動する上昇運転リレーコイル2と、
一端が安全スイッチ状態リレー群1に接続され、図示し
ないエスカレータの駆動装置を下降方向に起動する下降
運転リレーコイル3と、一端が上昇運転リレーコイル
2、他端が接地側の配線GNDaに接続され、図2に示
す上昇運転指令リレーコイルの消磁により開放、励磁に
より閉結する上昇運転指令リレー4と、一端が下降運転
リレーコイル3、他端が配線GNDaに接続され、図2
に示す下降運転指令リレーコイルの消磁により開放、励
磁により閉結する下降運転指令リレー5と、一端が対応
する安全スイッチ状態リレー1a〜1h、他端が配線G
NDaに接続され、図2に示す運行監視部に安全スイッ
チの状態を伝達する複数の安全スイッチ入力リレーコイ
ル6a〜6hから成る安全スイッチ入力リレーコイル群
6とを有している。なお、前述した上昇運転リレーコイ
ル2ないし下降運転リレーコイル3と連動し、駆動装置
を起動、停止する運行制御出力手段は、例えば上昇運転
リレーおよび下降運転リレーから成っており図示されて
いない。
【0030】また、図2に示すように、一端が電圧供給
側の配線P5に接続され、エスカレータを上昇方向に起
動操作するための上昇起動スイッチ7と、一端が配線P
5に接続され、エスカレータを下降方向に起動操作する
ための下降起動スイッチ8と、一端が配線P5に接続さ
れ、エスカレータを停止操作するための停止スイッチ9
と、一端が配線P5へ並列に接続され、図1の対応する
安全スイッチ入力リレーコイル6a〜6hの消磁により
開放、励磁により閉結する複数の安全スイッチ入力リレ
ー10a〜10hから成る安全スイッチ入力リレー群1
0と、上昇起動スイッチ7、下降起動スイッチ8、停止
スイッチ9および安全スイッチ入力リレー群10のそれ
ぞれに接続され、CPUを備えエスカレータの制御を行
う運行監視手段、例えば運行監視部11と、一端が運行
監視部12、他端が配線GNDbに接続され、図1に示
す上昇運転指令リレー4を開放、閉結する上昇運転指令
リレーコイル12と、一端が運行監視部11、他端が配
線GNDbに接続され、図1に示す下降運転指令リレー
5を開放、閉結する下降運転指令リレーコイル13とを
有している。
【0031】この実施形態にあっては、エスカレータを
上昇方向に起動する場合、図2に示す上昇起動スイッチ
7を投入する。運行監視部11は上昇起動スイッチ投入
を検出し、上昇運転指令リレーコイル12を励磁する。
この上昇運転指令リレーコイル12が励磁されると図1
に示す上昇運転指令リレー4が閉結し、上昇運転リレー
コイル2が励磁されて図示しない上昇運転リレーが閉結
し、駆動装置が起動して上昇運転を開始する。
【0032】また、エスカレータを下降方向に起動する
場合、図2に示す下降起動スイッチ8を投入する。運行
監視部11は下降起動スイッチ投入を検出し、下降運転
指令リレーコイル13を励磁する。この下降運転指令リ
レーコイル13が励磁されると図1に示す下降運転指令
リレー5が閉結し、下降運転リレーコイル3が励磁され
て図示しない下降運転リレーが閉結し、駆動装置が起動
して下降運転を開始する。
【0033】一方、エスカレータを停止する場合、図2
に示す停止スイッチ9を投入する。運行監視部11は停
止スイッチ投入を検出し、上昇運転指令リレーコイル1
2および下降運転指令リレーコイル13を消磁する。上
昇運転指令リレーコイル12および下降運転指令リレー
コイル13が消磁されると、図1に示す上昇運転指令リ
レー4および下降運転指令リレー5が開放し、上昇運転
リレーコイル2および下降運転リレーコイル3が消磁し
て図示しない上昇運転リレーおよび下降運転リレーが開
放し、駆動装置が停止して運転を終了する。
【0034】次に、安全スイッチが動作した場合の制御
方法について説明する。ここでは例えば右上のSGS4
9が動作した場合について説明する。
【0035】エスカレータが運行中に右上のSGS49
が動作すると、この右上のSGS49に対応する図1の
安全スイッチ状態リレー1hが開放される。この安全ス
イッチ状態リレー1hが開放されると上昇運転リレーコ
イル2および下降運転リレーコイル3が消磁するので、
図示しない上昇運転リレーおよび下降運転リレーが開放
され、駆動装置が停止して運転を終了する。また、安全
スイッチ状態リレー1hの開放に応じて安全スイッチ入
力リレーコイル6hが消磁される。この安全スイッチ入
力リレーコイル6hが消磁されると、図2に示す安全ス
イッチ入力リレー10hが開放され、この安全スイッチ
入力リレー10hの開放が検出されると運行監視部11
は上昇運転指令リレーコイル12および下降運転指令リ
レーコイル13を消磁し、図1に示す上昇運転指令リレ
ー4および下降運転指令リレー5を開放する。この開放
に応じて上昇運転リレーコイル2および下降運転リレー
コイル3が消磁して図示しない上昇運転リレーおよび下
降運転リレーが開放し、駆動装置が停止して運転を終了
する。
【0036】次に、前述した非常停止回路および安全ス
イッチ監視回路の配線の引き回しについて図3、図4に
基づき説明する。
【0037】制御部45に接続される安全スイッチに係
る配線は図3に示すように、安全スイッチ、例えばSG
S49を直列に接続する非常停止回路、すなわち太線で
示すものと、安全スイッチ、例えばSGS49の状態を
入力する安全スイッチ監視回路、すなわち細線で示すも
のとの2系統に大別される。
【0038】そして、図4に示すように、本実施形態の
安全スイッチ状態リレー、例えばSGS49に接続され
る安全スイッチ状態リレー1hは、SGS49の動作に
より励磁されて開放するリレー接点1h1と、非常停止
回路および安全スイッチ監視回路にそれぞれ用いられる
電圧供給側の配線P48aが接続される端子1h2と、
非常停止回路に用いられる接地側の配線GNDa、およ
びこの配線GNDaから分岐され、非常停止回路に用い
られる接地側の配線GNDbが接続される端子1h3と
を備えている。なお、従来用いられていた他のリレー端
子および端子は本実施形態では用いられていない。
【0039】この実施形態にあっては、安全スイッチ状
態リレー1hから引き出された電圧供給側の配線P48
aを、非常停止回路および安全スイッチ監視回路のそれ
ぞれで共有して用いている。また、非常停止回路に用い
られる接地側の配線GNDaを安全スイッチ状態リレー
1hから引き出し、この配線GNDaへ非常停止回路に
用いられる接地側の配線GNDbを分岐させている。
【0040】このように構成した実施形態では、従来の
ように非常停止回路および安全スイッチ監視回路がそれ
ぞれ別個の安全スイッチ状態リレーに接続されていたも
のと比べて、前述した電圧供給側の配線P48bを1本
省くことができ、したがって、安全スイッチ周辺の回路
構成を簡素化することができる。また、安全スイッチの
設置場所であるステップ43下部のフレーム42内は各
種配線や各種装置などが設置されていて非常に狭く、装
置の奥にある安全スイッチまで手を差し込んで作業する
ため作業性に優れなかったが、本実施形態によれば電圧
供給側の配線と接地側の配線を1本づつ安全スイッチ状
態リレーから引き出し、作業のしやすい手元で接地側の
配線を非常停止回路側と安全スイッチ監視回路側へ分岐
することができるので、配線作業の簡易化を図ることが
できる。
【0041】図5は本発明の乗客コンベアの制御装置の
他の実施形態を示し非常停止回路および安全スイッチ監
視回路を含む回路図、図2は本発明の乗客コンベアの制
御装置の他の実施形態を示し安全スイッチ監視回路を含
む回路図である。なお、図5、図6ではSGSおよびT
ISのみ表記し、他の安全スイッチについては省略す
る。また、図5、図6では右中、左中のSGS49に係
る安全スイッチ状態リレー、入力リレーコイル、入力リ
レーが省略されている。
【0042】本実施形態の制御装置は、安全スイッチ、
例えばTIS48を第1種安全スイッチに、また、例え
ばSGS49を第2種安全スイッチに区分するととも
に、この区分に対応するように安全スイッチ状態入力手
段を第1種安全スイッチ状態入力手段、例えば安全スイ
ッチ状態リレー群14と第2種安全スイッチ状態入力手
段、例えば安全スイッチ状態リレー群20とに区分して
ある。さらに、運行監視手段、例えば後述する運行監視
部27に第2種安全スイッチ状態入力手段の動作時間を
計測する計測手段、例えば動作時間計測手段27aを備
えている。なお、第1種安全スイッチとは悪戯の対象と
ならない安全スイッチであり、第2種安全スイッチとは
悪戯の対象となる安全スイッチである。また、動作時間
計測手段27aは具体的には運行監視部27に備えられ
るCPUにて演算処理するものである。
【0043】本実施形態の制御装置は図5に示すよう
に、一端が電圧供給側の配線P48aへ直列に接続さ
れ、図7に示すTIS48の状態に応じて通常時に閉
結、動作時に開放する第1種安全スイッチ状態入力手
段、例えば複数の安全スイッチ状態リレー14a〜14
dから成る安全スイッチ状態リレー群14と、一端が安
全スイッチ状態リレー群14に接続され、図示しないエ
スカレータの駆動装置を上昇方向に起動する上昇運転リ
レーコイル15と、一端が安全スイッチ状態リレー群1
4に接続され、図示しないエスカレータの駆動装置を下
降方向に起動する下降運転リレーコイル16と、一端が
上昇運転リレーコイル15、他端が接地側の配線GND
aに接続され、図6に示す上昇運転指令リレーコイルの
消磁により開放、励磁により閉結する上昇運転指令リレ
ー17と、一端が下降運転リレーコイル16、他端が配
線GNDaに接続され、図6に示す下降運転指令リレー
コイルの消磁により開放、励磁により閉結する下降運転
指令リレー18と、一端が対応する安全スイッチ状態リ
レー14a〜14d、他端が配線GNDaに接続され、
図6に示す運行監視部に安全スイッチの状態を伝達する
複数の安全スイッチ入力リレーコイル19a〜19dか
ら成る安全スイッチ入力リレーコイル群19と、一端が
電圧供給側の配線P48aへ直列に接続され、図7に示
すSGS49の状態に応じて通常時に閉結、動作時に開
放する第2種安全スイッチ状態入力手段、例えば複数の
安全スイッチ状態リレー20a〜20dから成る安全ス
イッチ状態リレー群20と、一端が対応する安全スイッ
チ状態リレー20a〜20d、他端が配線GNDaに接
続され、図6に示す運行監視部に安全スイッチの状態を
伝達する複数の安全スイッチ入力リレーコイル21a〜
21dから成る安全スイッチ入力リレーコイル群21と
を有している。なお、前述した上昇運転リレーコイル1
5ないし下降運転リレーコイル16と連動し、駆動装置
を起動、停止する運行制御出力手段は、例えば上昇運転
リレーおよび下降運転リレーから成っており図示されて
いない。
【0044】また、図6に示すように、一端が電圧供給
側の配線P5に接続され、エスカレータを上昇方向に起
動操作するための上昇起動スイッチ22と、一端が配線
P5に接続され、エスカレータを下降方向に起動操作す
るための下降起動スイッチ23と、一端が配線P5に接
続され、エスカレータを停止操作するための停止スイッ
チ24と、一端が配線P5へ並列に接続され、図5の対
応する安全スイッチ入力リレーコイル19a〜19dの
消磁により開放、励磁により閉結する複数の安全スイッ
チ入力リレー25a〜25dから成る安全スイッチ入力
リレー群25と、一端が配線P5へ並列に接続され、図
5の対応する安全スイッチ入力リレーコイル21a〜2
1dの消磁により開放、励磁により閉結する複数の安全
スイッチ入力リレー26a〜26dから成る安全スイッ
チ入力リレー群26と、上昇起動スイッチ22、下降起
動スイッチ23、停止スイッチ24および安全スイッチ
入力リレー群25、26のそれぞれに接続され、CPU
を備えエスカレータの制御を行う運行監視手段、例えば
運行監視部27と、一端が運行監視部27、他端が配線
GNDbに接続され、図5に示す上昇運転指令リレー1
7を開放、閉結する上昇運転指令リレーコイル28と、
一端が運行監視部27、他端が配線GNDbに接続さ
れ、図5に示す下降運転指令リレー18を開放、閉結す
る下降運転指令リレーコイル29とを有している。な
お、安全スイッチ入力リレー群26は運行監視部27の
動作時間計測手段27aに接続されている。
【0045】この他の実施形態にあっては、エスカレー
タを上昇方向に起動する場合、図6に示す上昇起動スイ
ッチ22を投入する。運行監視部27は上昇起動スイッ
チ投入を検出し、上昇運転指令リレーコイル28を励磁
する。この上昇運転指令リレーコイル28が励磁される
と図5に示す上昇運転指令リレー17が閉結し、上昇運
転リレーコイル15が励磁されて図示しない上昇運転リ
レーが閉結し、駆動装置が起動して上昇運転を開始す
る。
【0046】また、エスカレータを下降方向に起動する
場合、図6に示す下降起動スイッチ23を投入する。運
行監視部27は下降起動スイッチ投入を検出し、下降運
転指令リレーコイル29を励磁する。この下降運転指令
リレーコイル29が励磁されると図5に示す下降運転指
令リレー18が閉結し、下降運転リレーコイル16が励
磁されて図示しない下降運転リレーが閉結し、駆動装置
が起動して下降運転を開始する。
【0047】一方、エスカレータを停止する場合、図6
に示す停止スイッチ24を投入する。運行監視部27は
停止スイッチ投入を検出し、上昇運転指令リレーコイル
28および下降運転指令リレーコイル29を消磁する。
上昇運転指令リレーコイル28および下降運転指令リレ
ーコイル29が消磁されると、図5に示す上昇運転指令
リレー17および下降運転指令リレー18が開放し、上
昇運転リレーコイル15および下降運転リレーコイル1
6が消磁して図示しない上昇運転リレーおよび下降運転
リレーが開放し、駆動装置が停止して運転を終了する。
【0048】次に、第1種安全スイッチが動作した場合
の制御方法について説明する。ここでは例えば右上のT
IS48が動作した場合について説明する。
【0049】エスカレータが運行中に右上のTIS48
が動作すると、この右上のTIS48に対応する図5の
安全スイッチ状態リレー14dが開放される。この安全
スイッチ状態リレー14dが開放されると上昇運転リレ
ーコイル15および下降運転リレーコイル16が消磁す
るので、図示しない上昇運転リレーおよび下降運転リレ
ーが開放され、駆動装置が停止して運転を終了する。ま
た、安全スイッチ状態リレー14dの開放に応じて安全
スイッチ入力リレーコイル19dが消磁される。この安
全スイッチ入力リレーコイル19dが消磁されると、図
6に示す安全スイッチ入力リレー25dが開放され、こ
の安全スイッチ入力リレー25dの開放が検出されると
運行監視部27は上昇運転指令リレーコイル28および
下降運転指令リレーコイル29を消磁し、図5に示す上
昇運転指令リレー17および下降運転指令リレー18を
開放する。この開放に応じて上昇運転リレーコイル15
および下降運転リレーコイル16が消磁して図示しない
上昇運転リレーおよび下降運転リレーが開放し、駆動装
置が停止して運転を終了する。
【0050】次に、第2種安全スイッチが動作した場合
の制御方法について説明する。ここでは例えば右上のS
GS49が動作した場合について説明する。
【0051】エスカレータが運行中に右上のSGS49
が動作すると、この右上のSGS49に対応する図5の
安全スイッチ状態リレー20dが開放される。この安全
スイッチ状態リレー20dが開放されると安全スイッチ
入力リレーコイル21dが消磁される。この安全スイッ
チ入力リレーコイル21dが消磁されると、図6に示す
安全スイッチ入力リレー26dが開放され、この安全ス
イッチ入力リレー26dの開放が検出されると運行監視
部27は動作時間計測手段27aにより安全スイッチ入
力リレー26dの開放時間を計測することによって、ひ
いてはSGS49の動作時間を計測し、SGS49の動
作時間が所定時間に達したことを検出すると上昇運転指
令リレーコイル28および下降運転指令リレーコイル2
9を消磁する。この消磁に応じて図5に示す上昇運転指
令リレー17および下降運転指令リレー18が開放し、
上昇運転リレーコイル15および下降運転リレーコイル
16が消磁して図示しない上昇運転リレーおよび下降運
転リレーが開放し、駆動装置が停止して運転を終了す
る。
【0052】この第2種安全スイッチ動作によるエスカ
レータ停止後の再起動は、第2種安全スイッチが正常に
復帰し、かつ、上述したエスカレータの起動操作を行っ
たときに実行するよう運行監視部27にて判断する。
【0053】また、前述した動作時間計測手段27aに
よる開放時間の計測中に、SGS49が正常に復帰した
場合、図5の安全スイッチ状態リレー20dが閉結す
る。安全スイッチ状態リレー20dが閉結すると安全ス
イッチ入力リレーコイル21dが励磁される。安全スイ
ッチ入力リレーコイル21dが励磁されると図6に示す
安全スイッチ入力リレー26dが閉結する。運行監視部
27は安全スイッチ入力リレー26dの閉結を検出する
と、動作時間計測手段27aによる計測を中断し、上昇
運転指令リレーコイル28および下降運転指令リレーコ
イル29の消磁を行わない。したがって、エスカレータ
は停止せずに運転を続行する。
【0054】このように構成した他の実施形態では、悪
戯の対象となる第2種安全スイッチは、その動作が所定
時間継続するかどうかが判断されるため、悪戯によって
乗客コンベアが停止することを低減できる。また、動作
時間計測手段27aはCPUにて演算処理して第2種安
全スイッチの動作時間をミリ秒単位で計測するため、約
1秒単位であった従来のタイマリレーによる計測と比較
してきめの細かい計測を行うことができる。
【0055】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、
戯の対象となりやすい部位の安全スイッチに対してきめ
の細かい動作時間の計測を行うことができ、これによっ
て、悪戯による乗客コンベアの運行停止を低減して効率
の向上を図るとともに、ステップに衣服が挟まれる等の
事態が発生した場合であっても速やかに乗客コンベアを
停止して安全性の向上を図ることができる。
【0056】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の乗客コンベアの制御装置の一実施形態
を示し非常停止回路および安全スイッチ監視回路を含む
回路図である。
【図2】本発明の乗客コンベアの制御装置の一実施形態
を示し安全スイッチ監視回路を含む回路図である。
【図3】乗客コンベアの俯瞰概略図である。
【図4】乗客コンベアの安全スイッチ状態リレーの配線
図である。
【図5】本発明の乗客コンベアの制御装置の他の実施形
態を示し非常停止回路および安全スイッチ監視回路を含
む回路図である。
【図6】本発明の乗客コンベアの制御装置の他の実施形
態を示し安全スイッチ監視回路を含む回路図である。
【図7】乗客コンベアに備えられる各安全スイッチの配
置を示す側面図である。
【図8】図7に示す各安全スイッチの名称等を示す説明
図である。
【図9】従来の乗客コンベアの制御装置を示し非常停止
回路を含む回路図である。
【図10】従来の乗客コンベアの制御装置を示し安全ス
イッチ監視回路を含む回路図である。
【図11】従来の乗客コンベアの制御装置を示し安全ス
イッチ監視回路を含む回路図である。
【図12】従来の乗客コンベアの俯瞰概略図である。
【図13】従来の乗客コンベアの安全スイッチ状態リレ
ーの配線図である。
【符号の説明】
1、14、20 安全スイッチ状態リレー群(安全スイ
ッチ状態入力手段) 1h1 リレー接点 1h2、1h3 端子 2、15 上昇運転リレーコイル 3、16 下降運転リレーコイル 4、17 上昇運転指令リレー 5、18 下降運転指令リレー 6、19、21 安全スイッチリレーコイル群 7、22 上昇起動スイッチ 8、23 下降起動スイッチ 9、24 停止スイッチ 10、25、26 安全スイッチ入力リレー 11、27 運行監視部(運行監視手段) 12、28 上昇運転指令リレーコイル 13、29 下降運転指令リレーコイル 27a 動作時間計測手段(計測手段) 45 制御部 46〜51 各種安全スイッチ P48a、P5 電圧供給側の配線 GNDa、GNDb 接地側の配線
フロントページの続き (72)発明者 松崎 義夫 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株式会社日立ビルシステム内 (56)参考文献 特開 平8−324946(JP,A) 特公 平7−121799(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 21/00 - 31/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異常を検出する複数の安全スイッチと、
    この安全スイッチの動作に応じて開放する複数の第1お
    よび第2の安全スイッチ状態入力手段と、駆動装置を起
    動および停止する運行制御出力手段と、CPUを有し、
    前記運転運行出力手段を制御して乗客コンベアの運行お
    よび停止制御を行う運行監視手段とを備えるとともに、
    前記第1の安全スイッチ状態入力手段の開放に応じて前
    記運行制御出力手段を動作させ乗客コンベアを停止する
    ようにそれぞれの前記第1の安全スイッチ状態入力手段
    および前記運行制御出力手段のコイルを直列に接続した
    非常停止回路と、前記第2の安全スイッチ状態入力手段
    の開放に応じて前記運行監視手段を介して前記運行制御
    出力手段を動作させ乗客コンベアを停止する安全スイッ
    チ監視回路とを設けた乗客コンベアの制御装置におい
    て、前記安全スイッチを第1種安全スイッチおよび第2
    種安全スイッチに区分するとともに、この区分に対応す
    るように前記安全スイッチ状態入力手段を第1種安全ス
    イッチ状態入力手段および第2種安全スイッチ状態入力
    手段に区分し、かつ、前記運行監視手段に前記第2種安
    全スイッチの動作時間を計測する計測手段を備え、前記
    非常停止回路は、前記第1種安全スイッチ状態入力手段
    の開放に応じて前記運行制御出力手段を動作させ乗客コ
    ンベアを停止するように前記第1種安全スイッチ状態入
    力手段および前記運行制御出力手段のコイルが直列に接
    続されて成り、前記安全スイッチ監視回路は、前記第1
    種安全スイッチ状態入力手段の開放に応じて前記運行監
    視手段を介して前記運行制御出力手段を動作させ乗客コ
    ンベアを停止するとともに、前記第2種安全スイッチ状
    態入力手段の開放に応じて前記計測手段により所定時間
    前記第2種安全スイッチの動作状態が継続したことを検
    出し、この検出に伴い前記運行制御出力手段を動作させ
    乗客コンベアを停止するように接続されて成ることを特
    徴とする乗客コンベアの制御装置。
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JP5540715B2 (ja) * 2010-01-14 2014-07-02 三菱電機株式会社 乗客コンベアの制御装置
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