JP2739919B2 - 建物の引戸ユニット及びその施工方法 - Google Patents

建物の引戸ユニット及びその施工方法

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恵一 福山
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ミサワホーム 株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物のユニット化され
た引戸及びその施工方法に関する。
【0002】
【背景技術】従来、建築現場で住宅を建てる場合、引戸
の部分については、部材としての敷居、鴨居、縦枠、戸
袋となる面材、戸襖等を用意し、これらの部材を使用し
て建築現場で引戸を組み立てていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した通り、従来、
現場で部材から引戸を組み立てるため、手間と時間がか
かって、作業性に問題があった。そこで、本発明は、作
業性を向上させることができる建物の引戸ユニット及び
その施工方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る建物の引戸
ユニットは、敷居及び鴨居を有する枠体と、この枠体に
摺動自在に組み込まれた戸襖と、前記枠体を覆うように
取り付けられて戸袋となる前後の各面材とを備えて構成
され、前記各面材の表面は隣接することになる壁の表面
と同一平面となることを特徴とする。
【0005】この建物の引戸ユニットの施工方法は、前
記枠体と、戸襖と、面材とを備えて構成された引戸ユニ
ットを工場において製造し、その後、建物の引戸部分に
前記引戸ユニットを前記面材の表面と隣接する壁の表
面とが同一平面となるように設置することを特徴とす
る。また、本発明に係る建物の引戸ユニットは、敷居、
鴨居及び戸袋となる面材を有する戸袋ユニット部と、敷
居及び鴨居を有する枠ユニット部と、前記戸袋ユニット
部と枠ユニット部とが一体化された際に組み込まれる戸
襖とを備えて構成されたものとしてもよい。
【0006】この引戸ユニットの場合、戸袋ユニット部
の敷居溝を、枠ユニット部の敷居溝より幅広に形成して
おくのが、両ユニットを一体化した際の位置ずれを吸収
して戸襖をスムーズに摺動させる上で好ましい。この建
物の引戸ユニットの施工方法は、前記戸袋ユニット部
と、枠ユニット部と、戸襖とを備えて構成される引戸ユ
ニットをそれぞれ工場において製造し、その後、建物の
引戸部分に前記戸袋ユニット部と枠ユニット部を一体化
して設置すると共に、前記戸襖をこれらのユニット部内
に組み込むことを特徴とする。
【0007】前記引戸ユニットの建物の引戸部分への設
置は、例えばユニット工法の場合には工場において行っ
てもよく、また例えば軸組工法の場合には建築現場にお
いて行ってもよい。
【0008】
【作用】本発明に係る引戸ユニットは、引戸を構成する
部材の全部又は幾つかがユニット化されたものであるた
め、このようなユニット化されたものを建物の引戸部分
に設置すればよく、現場で全ての部材から引戸を組み立
てる作業が不要となるので、作業性の向上に役立つ。
【0009】
【実施例】図1〜4を参照して本発明の第1実施例に係
る引戸ユニット11を軸組工法の建物に適用した場合の
施工方法と共に説明する。先ず、図1,2に示すよう
に、工場において、本実施例に係る引戸ユニット11を
製造する。この引戸ユニット11は、枠体12と、この
枠体12に摺動自在に組み込まれた戸襖13と、枠体1
2を覆うように取り付けられて戸袋14となる一対の
後の各面材15と、一対の額縁16とを備えて構成され
る。そして、前記各面材15の表面が、隣接することに
なる壁23の表面と同一平面となるように、両面材15
間の幅が設定されている。
【0010】前記枠体12は、敷居17、鴨居18及び左右の
縦枠19で四角に組まれたものである。図3に示すよう
に、前記面材15は、ハニカム材21が一対の化粧材22で挟
まれたハニカム構造を有するものである。この場合、外
側に面する方の化粧材22は、隣接することになる壁23の
表面材24と同じ又は同系統の模様、色彩としておくのが
好ましい。
【0011】このような面材15が、前記枠体12の戸袋14
となる部分の両面に取り付けられ、これによって戸襖13
を開けて戸袋14内に収納した際、この戸袋14によって戸
襖13の両方の表面が隠されることになる。このような部
材が図2のように組み立てられて、図1に示す引戸ユニ
ット11ができあがる。
【0012】次に、この引戸ユニット11を他の建築部
材と共に、建築現場に輸送する。次に、図3,4に示す
ように、現場における住宅の建築において、壁23を引
戸部分を除いて壁パネルによって作った後、この空いた
所に引戸ユニット11を組み込むようにして設置する。
この引戸ユニット11が設置された状態において、図3
に示すように、引戸ユニット11の前後の各面材15の
表面と隣接する壁23の表面材24の表面とは同一平面
となっている。
【0013】上記実施例に係る引戸ユニット11及びその
施工方法によれば、引戸ユニット11が、敷居17、鴨居1
8、戸襖13、戸袋となる面材15等を一体に備えて構成さ
れたものであるため、この引戸ユニット11を住宅の建築
現場において引戸部分に設置するだけでよく、現場での
部材からの組み立て作業が不要となるので、作業性が向
上する。
【0014】また、前記引戸ユニット11は、2枚の面材
15によって戸袋14が形成されていて、戸襖13を開けた
際、戸襖13が露出しない構造となっているため、引戸ユ
ニット11で仕切られる2つの部屋のいずれも洋室又は和
室とすることができる。
【0015】更に、前記引戸ユニット11は、戸袋14の部
分が2枚の面材15によって、隣の壁23と連続した構造体
を構成することになるので、この戸袋14の部分を壁とし
て使用し、例えばここに間仕切り壁を直角方向の任意の
位置に設けることも可能となって設計の自由度が増す。
【0016】次に、図5〜8を参照して本発明の第2実
施例に係る引戸ユニット41をその施工方法と共に説明す
る。先ず、図5,6に示すように、工場において、本実
施例に係る引戸ユニット41を製造する。この引戸ユニッ
ト41は、戸袋ユニット部42と、枠ユニット部43と、戸襖
44とを備えて構成される。
【0017】前記戸袋ユニット部42は、敷居45、鴨居4
6、縦枠(図示せず)及び戸袋47となる面材48を有する
ものである。この敷居45の溝49内には、予め敷居滑りと
呼ばれる滑剤テープ51が貼られており、その長さは枠ユ
ニット部43に及ぶ。前記枠ユニット部43は、敷居52、鴨
居53及び左右の縦枠54A,54B で組み立てられたものであ
る。両縦枠54A,54B のうち、戸袋ユニット部42と当接す
る側の縦枠54B は、その中央に垂直方向に沿ってスリッ
ト55が形成され、このスリット55を通って戸襖44が移動
する。
【0018】図7に示すように、これらの両ユニット部
42,43 において、戸袋ユニット部42の敷居溝57が、枠ユ
ニット部43の敷居溝58より幅広に形成されている。ま
た、図8に示すように、戸袋ユニット部42の敷居溝57と
鴨居溝59間の長さが、枠ユニット部43の敷居溝58と鴨居
溝61間の長さより長く形成されている。このような構成
により、戸袋ユニット部42と枠ユニット部43を一体化し
た際、両ユニット部42,43 に多少の位置ずれがあったと
しても戸襖44のスムーズな動きが保障される。
【0019】前記戸襖56は、左右上下の縁材62A 〜62D
がビス63とこのビス63のキャップ64とで枠材65として組
み立てられ、この枠材65に襖材66が取り付けられたもの
である。この戸襖44は、戸袋ユニット部42に仕舞われた
際、敷居溝57に設けられたストッパー(図示せず)によ
って戸襖44の先端部が若干枠ユニット部43側に位置する
ことになる。次に、これらの戸袋ユニット部42、枠ユニ
ット部43及び戸襖44を他の建築部材と共に、建築現場に
輸送する。
【0020】次に、第1実施例と同様に壁を作った後、
図5に示すように、戸襖44を組み込んだ状態で戸袋ユニ
ット部42と枠ユニット部43を一体化させて引戸ユニット
41を作る。両ユニット部42,43 は、例えばねじと接着剤
を併用することにより一体化させることができる。な
お、この戸襖44は、両ユニット部42,43 を一体化させた
後、組み込んでもよい。そして、壁の引戸部分にこの引
戸ユニット41を設置する。この後、戸袋ユニット部42側
に貼られている滑剤テープ51を枠ユニット部43側に伸ば
して枠ユニット部43の敷居溝58に貼り、また蹴込み板67
を枠ユニット部43の洋間(ホール)側の敷居52の下部に
接着剤で取り付ける。
【0021】上記実施例に係る引戸ユニット41及び施工
方法によっても、第1実施例と同様の効果が得られる。
即ち、引戸ユニット41が、戸袋ユニット部42、枠ユニッ
ト部43及び戸襖44を備えて構成されたものであるため、
この引戸ユニット41を住宅の建築現場において引戸部分
に設置するだけでよく、現場での部材からの組み立て作
業が不要となるので、作業性が向上する。
【0022】なお、上記実施例では、2枚の面材15,48
によって戸袋14及び戸袋ユニット部42の両面が覆われる
ようにしたが、1枚の面材15,48 によって戸袋14及び戸
袋ユニット部42の片面のみが覆われるようにしてもよ
い。また、上記実施例では引戸ユニット11,41 を住宅の
建築現場において引戸部分に設置するようにしたが、例
えばユニット工法による住宅の場合には、工場で引戸ユ
ニット11,41 を住宅ユニットの引戸部分に一体に組み込
んでおいてもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る引戸ユニット及びその施工
方法によれば、引戸を作る際の作業性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る引戸ユニットの斜視
図である。
【図2】本実施例に係る引戸ユニットの分解斜視図であ
る。
【図3】本実施例に係る引戸ユニットが壁に設置されて
いる状態を示す平断面図である。
【図4】本実施例に係る引戸ユニットが壁に設置されて
いる状態を示す側断面図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る引戸ユニットの斜視
図である。
【図6】本実施例に係る引戸ユニットの分解斜視図であ
る。
【図7】本実施例に係る引戸ユニットの施工方法の一工
程を示す斜視図である。
【図8】本実施例に係る引戸ユニットが壁に設置されて
いる状態を示す側断面図である。
【符号の説明】
11,41 引戸ユニット 12 枠体 13,44 戸襖 14 戸袋 15,48 面材 17,45,52 敷居 18,46,53 鴨居 19,54A,54B 縦枠 23 壁 42 戸袋ユニット部 43 枠ユニット部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 敷居及び鴨居を有する枠体と、この枠体
    に摺動自在に組み込まれた戸襖と、前記枠体を覆うよう
    に取り付けられて戸袋となる前後の各面材とを備えて構
    成され、前記各面材の表面は隣接することになる壁の表
    面と同一平面となることを特徴とする建物の引戸ユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 敷居、鴨居及び戸袋となる面材を有する
    戸袋ユニット部と、敷居及び鴨居を有する枠ユニット部
    と、前記戸袋ユニット部と枠ユニット部とが一体化され
    た際に組み込まれる戸襖とを備えて構成されたことを特
    徴とする建物の引戸ユニット。
  3. 【請求項3】 前記戸袋ユニット部の敷居溝が、前記枠
    ユニット部の敷居溝より幅広に形成されていることを特
    徴とする請求項2記載の建物の引戸ユニット。
  4. 【請求項4】 敷居及び鴨居を有する枠体と、この枠体
    に摺動自在に組み込まれた戸襖と、前記枠体を覆うよう
    に取り付けられて戸袋となる前後の各面材とを備えて構
    成され、前記各面材の表面は隣接することになる壁の表
    面と同一平面となる引戸ユニットを工場において製造
    し、 その後、建物の引戸部分に前記引戸ユニットを前記各面
    材の表面と隣接する壁の表面とが同一平面となるように
    設置することを特徴とする建物の引戸ユニットの施工方
    法。
  5. 【請求項5】 敷居、鴨居及び戸袋となる面材を有する
    戸袋ユニット部と、敷居及び鴨居を有する枠ユニット部
    と、戸襖とを備えて構成される引戸ユニッ卜をそれぞれ
    工場において製造し、 その後、建物の引戸部分に前記戸袋ユニット部と枠ユニ
    ット部を一体化して設置すると共に、前記戸襖をこれら
    のユニット部内に組み込むことを特徴とする建物の引戸
    ユニットの施工方法。
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JPS5851339U (ja) * 1981-09-30 1983-04-07 富士通株式会社 キ−ボ−ド装置
JPS6413179U (ja) * 1987-07-10 1989-01-24

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