JP2733985B2 - 多層延伸ポリプロピレンフィルム - Google Patents
多層延伸ポリプロピレンフィルムInfo
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Description
性,耐ブロッキング性等が良好なるヒートシール可能な
多層延伸ポリプロピレンフィルムに関する。
的性質,引張強度や剛性度等の機械的性質および防湿性
等が良好であることから、食品包装,繊維包装,その他
の広範囲な用途に使用されている。
ヒートシール性が極めて悪く,ヒートシール可能な温度
でヒートシールを行なうと熱収縮がおこり,事実上ヒー
トシールできないという欠点があった。この欠点を改良
する方法としては,従来より,易ヒートシール性樹脂を
共押し,あるいは押出ラミネートなどにより積層する方
法が行なわれている。しかし,この方法で得られる積層
フィルムは,表面積にヒートシール性を付与する為の比
較的軟質な樹脂を積層することから,滑り性,耐ブロッ
キング性が悪くなりやすく,これを改良した積層フィル
ムは,従来から透明性,光沢性が,大巾に劣ってしまう
という問題がある。
の造核剤を含有させること(特開昭61−24449号,特開
昭60−88049号,特開昭57−170945号)が知られている
が,積層フィルムの透明性,光沢性が向上した分だけ,
滑り性,耐ブロッキング性が達成し難くなり,結局は滑
り性,耐ブロッキング性を付与された積層フィルムは,
透明性,光沢性が劣ってしまうという問題がある。
のみヒートシール性付与剤をパートコートする方法があ
る。これは,ポリプロピレン延伸フィルムの優れた透明
性,光沢性を損なうことがないので物性上は好ましい訳
であるが,フィルム製造上,パートコートを行なう2次
加工工程が必要となり,コスト上好ましくないし,オー
バーラップ包装には使用できないという問題がある。
性,透視性に優れ,かつ,滑り性,耐ブロッキング性が
良好なるヒートシール可能な多層延伸ポリプロピレンフ
ィルムを提供しようとするものである。
造核剤とを最少限配合することにより,好ましくはさら
に特定量の特定された滑剤を配合することにより,上記
特性を全て合わせ持つ多層延伸ポリプロピレンフィルム
が得られることを見い出すに至り,本発明を完成した。
核剤とを含有した結晶性ポリプロピレン層の少なくとも
片面に,プロピレン系軟質樹脂からなるシーラント層を
積層させた後,延伸処理してなることを特徴とする多層
延伸ポリプロピレンフィルムに関する。
透明性,光沢性が,透明性を改良した単層延伸ポリプロ
ピレンフィルムにも匹敵する良好なレベルでありなが
ら,良好なヒートシール性があり,しかも,滑り性と耐
ブロッキング性が優れていることである。
30g/10分で,沸騰n−ヘプタン不溶部が少なくとも70wt
%である,プロピレン単独重合体あるいはエチレンもし
くは他のα−オレフィンを10wt%程度まで共重合した共
重合体である。
合する帯電防止剤としては,非イオン界面活性剤(例え
ば,脂肪族アルカノールアミン誘導体と高級脂肪酸との
反応生成物,多価アルコールと高級脂肪酸とのエステル
類など),陽イオン界面活性剤(例えば,脂肪族アミン
塩,4級アンモニウム塩など),陰イオン界面活性剤(例
えば,アルキルベンゼンスルホネート,高級アルコール
硼酸エステルなど),両性界面活性剤(例えば,イミダ
ゾリン型,ベタイン型など),また,シリコン系界面活
性剤(例えば,シロキサン・オキシエチレン共重合体な
ど)を用いることができる。これらの中で,好ましいの
は,非イオン界面活性剤と両性界面活性剤であり,特に
好ましいのは非イオン界面活性剤である。
合する帯電防止剤の量としては0.2〜2.0重量部であり,
0.2〜1.5重量部であるのが好ましい。帯電防止剤の量が
核下限界を下廻ると,フィルムの滑り性と帯電防止性が
不足し好ましくなく,該上限界を上廻ると,フィルムが
経時的に白化したり,ブロッキングしたりして好ましく
ない。
プロピレンに配合する滑剤としては,融点が95℃〜125
℃の範囲のものであり,100℃〜120℃の範囲のものであ
るのがより好ましい。
アルキレンビス脂肪酸アミドとその誘導体の単体又は混
合物が例示されるが,アルキレンビス脂肪酸アミドとそ
の誘導体は,融点が上記規定範囲内のものでも,分子量
が大き過ぎて,ブリードし難いことからかフィルムの滑
り性発現が遅くなり飽和脂肪酸アミドとその誘導体の方
がより好ましい。好ましい滑剤としては,例えば,ベヘ
ニン酸アミド,ステアリン酸アミド,パルミチン酸アミ
ド,N−(2−ハイドロキシメチル)−ステアリン酸アミ
ドなどがあげられる。
ッキング性が悪くなったり,経時白化したりして好まし
くなく,該上限界を上廻ると,フィルムの滑り性発現効
果が劣り好ましくない。上記滑剤の配合量としては,0.0
3〜1.0重量部であり,0.05〜0.8重量部であることが好ま
しい。滑剤の配合量が該下限界を下廻るとフィルムの滑
り性が発現しなかったり,耐ブロッキング性が悪くなっ
たりして好ましくなく,該上限界を上廻ると,フィルム
が経時白化して好ましくない。なお,本発明において,
上記規定以外の滑剤を併用して使用することも可能であ
り,少なくとも,上記規定の滑剤が規定量配合されてお
ればそれでよい。
合する造核剤としては,ポリプロピレンに造核作用を有
するものである。例えば,有機カルボン酸の金属塩,ベ
ンズアルデヒドおよびその環置換体と多価アルコールの
縮合物あるいは高分子核剤などが上げられる。有機カル
ボン酸の金属塩としては,安息香酸のNa,K塩やパラ−t
−ブチル安息香酸−Al塩などが上げらる。ベンズアルデ
ヒドおよびその環置換体と多価アルコールの縮合物とし
ては,ジベンジリデンソルビトール,ベジンジリデンキ
シリドール,ジベンジリデンパーセイトール,モノベン
ジリデンソルビトール,ジベンジリデンマンニトール,
1,3,2,4−ジ(アルキルベンジリデン)ソルビトール,1,
3,2,4−ジ(アルコキシベンジリデン)ソルビトール,
および,アルキル置換あるいはハロゲン置換ジベンジリ
デンソルビトール等が挙げられる。
ルブテン−1,4,4−ジメチルペンテン−1,4,4−ジメチル
ヘキセン−1,3,3−ジメチルブテン−1,3−メチルペンテ
ン−1,3−メチルヘキセン−1,3,5,5−トリメチルヘキセ
ン−1,インデン,アルキル置換スチレン,トリアルキル
ビニルシラン,トリアルキルアリルシラン,ビニルシク
ロアルケン等の重合体が上げられる。ビニルシクロアル
カンの具体的化合物としては,ビニルシクロヘキサン,
ビニルシクロペンタン,ビニルノルボルナン等がある。
又,アルキル置換スチレンとしては,p−t−ブチルスチ
レン,p−メチルスチレンなどが例示される。
かもフィルムからの核剤のブリード現象がなく,又,フ
ィルム延伸時ボイドの発生もなく,好ましいものであ
る。この高分子核剤のうち,炭素数6以上の3位分岐α
−オレフィン及び/又はビニルシクロアルカンの重合体
がより好ましい。上記造核剤の配合量としては,造核効
果がでる量ならそれでよいが,高分子核剤の場合は,0.0
5wtppm〜10,000wtppmが好ましく,その他の造核剤の場
合は,0.03重量部〜2重量部が好ましい。造核剤の濃度
が該下限界を下廻るとフィルムの透明性,透視性が改良
されず好ましくなく,該上限界を上廻ると,造核剤がブ
リードしたりして,フィルムの耐ブロッキング性などが
悪くなり好ましくない。
レン系軟質樹脂とは,融点が150℃以下で結晶性の,プ
ロピレン−エチレンランダム共重合体,プロピレン−エ
チレン−ブテン−1三元ランダム共重合体,プロピレン
と炭素数4以上のα−オレフィンとの共重合体,プロピ
レンとエチレンと炭素数4以上のα−オレフィンとの共
重合体などあるいは,これらの共重合体のブレンド組成
物などである。
以上のα−オレフィンが3wt%以上含まれているのが低
温ヒートシール性が良好となるので好ましい。
分)は,0.5〜50g/10分であるのが好ましい。プロピレン
系軟質樹脂のビカット軟化点は,135℃以下であり,120℃
以下であるのが好ましい。ビカット軟化点が該上限界を
上廻ると,低温ヒートシール性が悪く,又,耐ブロッキ
ング剤を配合した時に,フィルムの透明性が悪くなり易
い。
ピレンに配合する上記規定の滑剤を0.03〜1.0重量部配
合するのが好ましい。又,上記規定の帯電防止剤や造核
剤を適宜配合してもよい。なお,該プロピレン系軟質樹
脂には公知の耐ブロッキング剤を配合するのが好まし
い。配合量としては0.03〜1.0重量部の範囲が好まし
い。配合量が該下限界を下廻るとフィルムの耐ブロッキ
ング性や,滑り性が悪くなりやすく,該上限界を上廻る
とフィルムの透明性が悪くなる。
て使用するプロピレン系軟質樹脂には,上記規定以外の
種々の添加剤,例えば酸化防止剤等,あるいは高分子化
合物を適宜配合することができる。
なる結晶性ポリプロピレンフィルムの片面,あるいは両
面に,シーラントとして,プロピレン系軟質樹脂を公知
の方法によって積層することにより得ることができる。
本発明の多層延伸フィルムは,好ましくは,シーラント
層を少なくとも1軸方向に配向させる。かかる多層延伸
ポリプロピレンは次のような公知の方法で製造される。
付近で,まだ溶融状態のうちに両者を複合する,いわゆ
る共押しで積層シート(チューブ方式も含む)を作製
し,その後で,2軸延伸する方法。基材のポリプロピレ
ンシートに,シーラント用樹脂を押出ラミネート加工を
行い,その後で,2軸延伸する方法。基材のポリプロピ
レンシートをあらかじめ金属ロールを含むロール群で,
加熱状態でMD方向に1軸延伸し,このシート上にシーラ
ント用樹脂を押出ラミネート加工を行い,その後で,TD
方向へ延伸する方法等がある。
向に2〜20倍,好ましくは3〜12倍の範囲で実施する。
又,本発明の多層延伸フィルムを通常工業的に採用され
ている方法によってコロナ放電処理,プラズマ処理,あ
るいは火炎処理等の表面処理を施すこともできる。
次の方法に従って行ったものである。
したものを,示差走査熱量計(パーキンエルマー社製DS
C)で窒素雰囲気中で5℃/分の昇温速度で測定した。
得られた融解図形において最大の吸熱量を示したピーク
温度を融点とした。
前処理をしたものについて測定した。
ルダーに入れ,150℃で30秒間加熱し,その後室温に半日
放置した。
を,DSCで窒素雰囲気中で220℃で5分間溶融した後,5℃
/分の降温速度で40℃まで降温する。
た。) (5)ヘイズ ASTM D1003に準じた。
ント面同志をブロッキングさせた試片をせん断剥離する
時の最大荷重(kg)を求め,kg/12cm2単位で表示する。
を受光)により測定した。LSI値は肉眼で観察した透視
性とかなりよく対応することから透視性の尺度として用
いた。
いて,所定の温度で2kg/cm2Gの荷重をかけ,2秒間圧着
して得た巾25mmの試料を,剥離速度200mm/分,剥離角度
180℃で剥離を行って得た剥離抵抗力が,300g/25mmのと
きの温度をヒートシール温度とした。以下,本発明を実
施例により,さらに詳しく説明するが,本発明はその要
旨を越えない限り実施例に限定されるものではない。
ミニウム1.95g,p−アニス酸エチル675mgと特開昭57−59
916号の実施例−1に従って合成したチタン含有固体触
媒6.0gを順次加え,後にこの混合溶液を50℃に昇温し
た。続いて,ビニルシクロヘキサン50mlを添加してビニ
ルヘキサンの重合を15分間おこなった。
4回洗浄して未反応ビニルシクロヘキサンと助触媒のト
リエチルアルミニウムおよびp−アニス酸エチルを除去
した。次いで,n−ヘプタン洗浄をおこなった活性スラリ
ーから減圧蒸留により,n−ヘプタンを除去して活性触媒
を含有したポリビニルシクロヘキサンのパウダー7.8gを
得た。仕込んで固体触媒1g当りのポリビニルシクロヘキ
サン含有量は0.30gであった。
g,トリエチルアルミニウム0.75g,p−トルイル酸メチル
0.237g,n−ヘプタン1500mlを用いて内容積5lのステンレ
ス製オートクレーブ中でプロピレンの重合を圧力6kg/cm
2G,温度70℃,水素濃度1.5vol%において40分間おこな
った。重合終了後,n−ブタノール50mlを加えて重合を停
止させ重合スラリーを取出し、重合パウダーと溶媒を
過分離した。重合パウダーを1N塩酸500mlで洗浄した
後,メタノールで洗浄液が中性になるまで洗浄をおこな
った。パウダーを乾燥後,重合をはかると840gであっ
た。プロピレンの重合量はチタン含有固体触媒1g当たり
1030gであった。又,その〔η〕は1.93dl/gであった。
この重合体には,高分子核剤であるポリビニルシクロヘ
キサンが291wtppm含まれていた。
てBHT0.2重量部,帯電防止剤として,デノンD2355(丸
菱油化製)0.5重量部,滑剤としてBNT−22H(日本精化
製,ベヘニン酸アミド,融点113℃)0.3重量部,造核剤
として,前記(1)で調製したものを1.0重量部を各々
加えヘンシェルミキサーで混合した後,65mmφ押出機で
造粒ペレット化した。
wt%,ブテン−1含量4.5wt%,融点138℃,ビカット軟
化点118℃)に,安定剤として,BHT0.1重量部,滑剤とし
て,BNT−22H0.3重量部,ニュートロン−S(日本精化
製,エルカ酸アミド,融点85℃)0.05重量部,耐ブロッ
キング剤として,サイロイド244(富士デビソン社製)
0.2重量部,造核剤として,前記(1)で調製したもの
を1.0重量部を各々加えヘンシェルミキサーで混合した
後,65mmφ押出機で造粒ペレット化した。
り500μ厚さのシートを得る。又,前記(3)で得られ
たシーラント層用樹脂からプレス法により70μ厚さのシ
ートを得る。
ト層用シートをプレス法にて貼合せ,厚さ約640μの積
層シートを得る。この積層シートから90角の試料を採取
して,以下の条件で2軸延伸フィルムを得た。
ムの物性を第1表に示した。
良好でしかも,よく滑り,ブロッキングもしない良好な
フィルムであった。
以下の特性のプロピレン系軟質樹脂に変えた他は,実施
例−1と同様にして多層延伸フィルムを得た。多層延伸
フィルムの物性を第1表に示した。本フィルムは,実施
例−1と同様良好なフィルムであった。
以下の特性のプロピレン系軟質樹脂に変えた他は,実施
例−1と同様にして多層延伸フィルムを得た。多層延伸
フィルムの物性を第1表に示した。本フィルムは,ヒー
トシール温度が若干高目ではあるが,実施例−1と同様
良好なフィルムであった。
に入れる造核剤として,ゲルオールMD(1,3,2,4ジ−p
−メチルベンジリデンソルビトール,新日本理化製)0.
2重量部に変え,シーラント層用の樹脂には高分子核剤
を入れないことに変えた他は,実施例−2と同様にして
多層延伸フィルムを得た。多層延伸フィルムの物性を第
1表に示した。本フィルムは,臭気があり若干グロスが
下がり気味ではあるが,実施例−1と同様良好なフィル
ムであった。
に入れる滑剤として,アーマイドHT(ライオン油脂製,
ステアリン酸アミド,融点104℃)0.2重量部に変えた他
は,実施例−2と同様にして多層延伸フィルムを得た。
多層延伸フィルムの物性を第1表に示した。本フィルム
は,耐ブロッキング性が少し低下気味ではあるが,実施
例−1と同様良好なフィルムであった。
には,滑剤を入れないことに変えた他は,実施例−2と
同様にして多層延伸フィルムを得た。多層延伸フィルム
の物性を第1表に示した。本フィルムは,滑り性と耐ブ
ロッキング性が少し不良気味ではあるが,実施例−1と
同様良好なフィルムであった。
に入れる滑剤として,スリパックスE(日本化成製,エ
チレンビスステアリン酸アミド,融点145℃)0.3重量部
に変えた他は,実施例−2と同様にして多層延伸フィル
ムを得た。多層延伸フィルムの物性を第1表に示した。
本フィルムは,滑り性と耐ブロッキング性が少し不良気
味ではあるが,実施例−1と同様良好なフィルムであっ
た。
には,帯電防止剤を入れないことに変えた他は,実施例
−2と同様にして,多層延伸フィルムを得た。多層延伸
フィルムの物性を第1表に示した。本フィルムは,滑り
性と耐ブロッキング性の不良なフィルムであった。
には,造核剤を入れないことに変えた他は,実施例−1
と同様にして,多層延伸フィルムを得た。多層延伸フィ
ルムの物性を第1表に示した。本フィルムは,透視性の
不良なフィルムであった。
に入れる滑剤として,デノンSL−1(丸菱油化製,オレ
イン酸アミド,融点79℃)0.3重量部に変え,さらに,
帯電防止剤は入れないことに変えた他は,実施例−2と
同様にして,多層延伸フィルムを得た。多層延伸フィル
ムの物性を第1表に示した。本フィルムは,耐ブロッキ
ング性の悪いフィルムであった。
優れ,しかも滑り性,耐ブロッキング性の優れたもので
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】帯電防止剤を0.2〜2.0重量部と,造核剤と
を含有した結晶性ポリプロピレン層の少なくとも片面
に,プロピレン系軟質樹脂からなるシーラント層を積層
させた後,延伸処理してなることを特徴とする多層延伸
ポリプロピレンフィルム。 - 【請求項2】結晶性ポリプロピレン層に含有する造核剤
が高分子核剤であることを特徴とする請求項1記載の多
層延伸ポリプロピレンフィルム。 - 【請求項3】融点が95〜125℃の滑剤0.03〜1.0重量部を
結晶性ポリプロピレン層に含有せしめることを特徴とす
る請求項1記載の多層延伸ポリプロピレンフィルム。 - 【請求項4】高分子核剤が炭素数6以上の3位分岐α−
オレフィン及び/又はビニルシクロアルカンの重合体で
あり,その含有量が,モノマー単位で0.05wtppm〜10,00
0wtppmであることを特徴とする請求項2記載の多層延伸
ポリプロピレンフィルム。 - 【請求項5】シーラント層のプロピレン系軟質樹脂のビ
カット軟化点が120℃以下であることを特徴とする請求
項1,2,3又は4記載の多層延伸ポリプロピレンフィル
ム。 - 【請求項6】融点が95〜125℃の滑剤として,ベヘニン
酸アミドを使用することを特徴とする請求項3又は5記
載の多層延伸ポリプロピレンフィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63220842A JP2733985B2 (ja) | 1988-09-02 | 1988-09-02 | 多層延伸ポリプロピレンフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63220842A JP2733985B2 (ja) | 1988-09-02 | 1988-09-02 | 多層延伸ポリプロピレンフィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0269237A JPH0269237A (ja) | 1990-03-08 |
JP2733985B2 true JP2733985B2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=16757398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63220842A Expired - Lifetime JP2733985B2 (ja) | 1988-09-02 | 1988-09-02 | 多層延伸ポリプロピレンフィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2733985B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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---|---|---|---|---|
JP2611418B2 (ja) * | 1989-02-22 | 1997-05-21 | 東レ株式会社 | 食品包装用防曇性フィルム |
DE4017487A1 (de) * | 1990-05-31 | 1991-12-05 | Thomson Brandt Gmbh | Servoregelkreis |
JP6500699B2 (ja) * | 2015-01-22 | 2019-04-17 | 王子ホールディングス株式会社 | 延伸フィルム |
JP6767795B2 (ja) * | 2016-07-06 | 2020-10-14 | 昭和電工パッケージング株式会社 | 蓄電デバイス用外装材及びその製造方法 |
JP2023183635A (ja) * | 2022-06-16 | 2023-12-28 | Toppanホールディングス株式会社 | 積層体及び包装袋 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6124449A (ja) * | 1984-07-13 | 1986-02-03 | 住友化学工業株式会社 | 延伸複合ポリプロピレンフイルム |
-
1988
- 1988-09-02 JP JP63220842A patent/JP2733985B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
阿部 嘉長,須藤 真編 新版 プラスチックス配合剤 基礎と応用 大成社 昭和59年1月30日 初版発行 279頁,290〜291頁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0269237A (ja) | 1990-03-08 |
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