JP4491945B2 - 低温ヒートシール性ポリプロピレン系フィルム - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、ポリプロピレン系フィルムに関するものである。さらに詳しくは、低温ヒートシール性、透明性および耐衝撃性に優れたポリプロピレン系フィルムおよびそのフィルムを少なくとも1層含む多層フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ポリプロピレンは透明性、耐熱性、食品衛生性などに優れているため、フィルムやシート等の分野で幅広く利用されている。近年、食品等の包装分野において製袋速度の高速化が進み、良好な低温ヒートシール性を持つ材料が要望されている。
【0003】
低温ヒートシール性を持つポリプロピレンとしては、例えば、特許第2882237号公報に記載されている、チーグラー・ナッタ触媒を用いて、実質的に溶剤の不存在下にプロピレンとα−オレフィン、又はプロピレンとエチレンとα−オレフィンを共重合して得られたランダム共重合体で、プロピレン含有量、エチレン含有量、α−オレフィン含有量、およびそのランダム共重合体中の20℃キシレン可溶部の含有量が制限されたポリプロピレンランダム共重合体が知られている。しかし、上記特許公報に記載されている良好な低温ヒートシール性を持つ、即ち、シール温度が低いポリプロピレンランダム共重合体は、衝撃強度が不充分であり、さらなる改良が求められていた。
【0004】
また、特開平9−324022号公報には、第一工程でエチレン含有量が1.5〜6.0重量%のエチレン−プロピレン共重合体部分40〜85重量%を生成させ、第二工程でエチレン含有量が7〜17重量%のエチレン−プロピレン共重合体部分15〜6重量%を生成させて得られるブロック共重合体であって、第二工程で生成する共重合体部分の極限粘度が特定の範囲にあり、第二工程で生成する共重合体部分の極限粘度と第一工程で生成する共重合体部分の極限粘度の比が特定の範囲にある、柔軟性、透明性及び低温での耐衝撃性に優れるポリプロピレンブロック共重合体が記載されている。しかし、上記公開特許公報に記載の材料の低温ヒートシール性については、さらなる改良が求められていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、低温ヒートシール性、透明性および耐衝撃性に優れたポリプロピン系フィルムおよびそのフィルムを少なくとも1層含む多層フィルムを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、以上の実状に鑑み、鋭意検討した結果、本発明が上記課題を解決できることを見出した。
すなわち、本発明は、
第一工程でプロピレンとエチレンおよび/または炭素数4以上のα−オレフィンを重合して得られる炭素数4以上のα―オレフィン含量が1〜15モル%未満であり、エチレン含量が5モル%以下である共重合体成分(A)1〜30重量%と、次いで、第二工程以降でプロピレンとエチレンおよび/または炭素数4以上のα−オレフィンを重合して得られる炭素数4以上のα―オレフィン含量が15以上〜30モル%以下であり、エチレン含量が5モル%以下である共重合体成分(B)70〜99重量%とからなるプロピレン系共重合体(C)40〜95重量%、及び、プロピレンから誘導される繰り返し単位とエチレンから誘導される繰り返し単位がランダムに結合した共重合体部分(X部分)と、前述のX部分と異なる構造を有するプロピレンから誘導される繰り返し単位とエチレンから誘導される繰り返し単位がランダムに結合した共重合体部分(Y部分)からなり、20℃でのキシレン可溶成分(CXS成分)が5.0重量%以上であり、20℃キシレン可溶成分中のエチレンの濃度が14〜35mol%である、(プロピレン−エチレン)−(プロピレン−エチレン)ブロック共重合体(D)5〜60重量%を含有する樹脂組成物からなるポリプロピレン系フィルム(共重合体(C)に含まれる成分(A)と成分(B)の合計が100重量%であり、また、樹脂組成物に含まれる共重合体(C)と共重合体(D)の合計が100重量%である。)、及び、そのポリプロピレン系フィルムを少なくとも1層含むポリプロピレン系多層フィルムに係るものである。
以下、本発明について詳細に説明する。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明で用いられるプロピレン系共重合体(C)とは、第一工程でプロピレンとエチレンおよび/または炭素数4以上のα−オレフィンを重合して得られる共重合体成分(A)と、次いで、第二工程以降でプロピレンとエチレンおよび/または炭素数4以上のα−オレフィンを重合して得られる共重合体成分(B)とからからなる共重合体である。成分(A)として、好ましくはプロピレンと炭素数4以上のα−オレフィンを重合して得られる共重合体成分であり、成分(B)として、好ましくはプロピレンと炭素数4以上のα−オレフィンを重合して得られる共重合体成分である。
【0008】
成分(A)の含量は1〜30重量%であり、好ましくは5〜30重量%であり、さらに好ましくは5〜20重量である。成分(B)の含量は70〜99重量%であり、好ましくは70〜95重量%であり、さらに好ましくは80〜95重量%である。
【0009】
成分(A)の含量が1重量%未満の場合(即ち、成分(B)の含量が99重量%を超えた場合)、重合時のパウダーの性状が悪化して生産性が低下することがあり、成分(A)の含量が30重量%を超えた場合(即ち、成分(B)の含量が70重量%未満である場合)、フィルムの低温ヒートシール性が不充分であることがある。
【0010】
成分(A)に含まれる炭素数4以上のα―オレフィン含量は1〜15モル%未満であり、好ましくは5〜15モル%未満であり、さらに好ましくは5〜10モル%である。成分(A)に含まれる炭素数4以上のα−オレフィン含量が1モル%未満の場合、加工性が不充分であることがあり、15モル%以上の場合、成分(A)の重合を安定に行うことが困難になることがある。
【0011】
成分(B)に含まれる炭素数4以上のα―オレフィン含量は15以上〜30モル%以下であり、好ましくは15以上〜25モル%以下である。成分(B)に含まれる炭素数4以上のα−オレフィン含量が15モル%未満の場合、フィルムの低温ヒートシール性が不充分なことがあり、30モル%を超えた場合、フィルムの腰(剛性)が低くなることがある。
【0012】
成分(A)に含まれるエチレン含量は5モル%以下であり、好ましくは3モル%以下である。成分(B)に含まれるエチレン含量は5モル%以下であり、好ましくは3モル%以下である。成分(A)または成分(B)に含まれるエチレンが5モル%を超えた場合、経時でフィルムが白化したり、腰(剛性)が低くなることがある。
【0013】
成分(A)または成分(B)に含まれる炭素数4以上のα−オレフィンとしては、例えば、1−ブテン、2−メチル−1−プロペン、1−ペンテン、2−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、1−ヘキセン、2−エチル−1−ブテン、2,3−ジメチル−1−ブテン、2−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、3,3−ジメチル−1−ブテン、1−ヘプテン、メチル−1−ヘキセン、ジメチル−1−ペンテン、エチル−1−ペンテン、トリメチル−1−ブテン、メチルエチル−1−ブテン、1−オクテン、メチル−1−ペンテン、エチル−1−ヘキセン、ジメチル−1−ヘキセン、プロピル−1−ヘプテン、メチルエチル−1−ヘプテン、トリメチル−1−ペンテン、、プロピル−1−ペンテン、ジエチル−1−ブテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン等が挙げられ、好ましくは、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテンであり、さらに好ましくは、共重合特性、経済性等の観点から、1−ブテン、1−ヘキセンである。
【0014】
成分(A)または成分(B)としては、例えば、プロピレン−1−ブテン共重合体成分、プロピレン−1−ヘキセン共重合体成分、プロピレン−エチレン−1−ブテン共重合体成分、プロピレン−エチレン−1−ヘキセン共重合体成分等が挙げられ、好ましくはプロピレン−1−ブテン共重合体成分、プロピレン−1−ヘキセン共重合体成分である。成分(A)および成分(B)は、同じであってもよく、異なっていてもよい。
【0015】
本発明で用いられるプロピレン系共重合体(C)としては、例えば、(プロピレン−1−ブテン)−(プロピレン−1−ブテン)共重合体、(プロピレン−1−ブテン)−(プロピレン−エチレン−1−ブテン)共重合体、(プロピレン−エチレン−1−ブテン)−(プロピレン−1−ブテン)共重合体、(プロピレン−エチレン−1−ブテン)−(プロピレン−エチレン−1−ブテン)共重合体、(プロピレン−1−ヘキセン)−(プロピレン−1−ヘキセン)共重合体等が挙げられ、好ましくは(プロピレン−1−ブテン)−(プロピレン−1−ブテン)共重合体、(プロピレン−1−ヘキセン)−(プロピレン−1−ヘキセン)共重合体であり、さらに好ましくは(プロピレン−1−ブテン)−(プロピレン−1−ブテン)共重合体である。
【0016】
本発明で用いられるプロピレン系共重合体(C)の製造は、公知の重合用触媒を用いて、公知の重合方法において第一工程と第二工程以降の工程からなる多段階の重合により行うことができる。
重合用触媒としては、チーグラー・ナッタ型触媒、メタロセン系触媒等が挙げられ、好ましくはTi、Mg、ハロゲンを必須成分として含有する触媒である。例えば、マグネシウム化合物にTi化合物を複合化させた固体触媒成分等からなるTi−Mg系触媒、この固体触媒成分と有機アルミニウム化合物および必要に応じて電子供与性化合物等の第3成分からなる触媒系であり、例えば、特開昭61−218606号公報、特開昭61−287904号公報、特開平7−216017号公報等に記載された触媒系が挙げられる。
【0017】
有機アルミニウム化合物としては、特に制限はないが、好ましくはトリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリエチルアルミニウムとジエチルアルミニウムクロライドの混合物およびテトラエチルジアルモキサンである。
【0018】
電子供与性化合物としては、特に制限はないが、好ましくはシクロヘキシルエチルジメトキシシラン、tert−ブチル−n−プロピルジメトキシシラン、tert−ブチルエチルジメトキシシラン、ジシクロペンチルジメトキシシランである。
【0019】
重合方法としては、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素化合物に代表される不活性溶剤を用いる溶剤重合法、液状のモノマーを溶剤として用いる塊状重合法、気体のモノマー中で行う気相重合法等が挙げられ、好ましくは後処理等が容易な塊状重合法または気相重合法である。これらの重合法は、バッチ式であってもよく、連続式であってもよい。
【0020】
本発明で用いられるプロピレン系共重合体(C)の製造方法は、前記の重合方法において、第一工程とそれ以降の工程からなる多段階で重合を行うものである。第一工程の重合方法と第二工程以降の工程の重合方法は、同じであってもよく、異なっていてもよく、重合活性および後処理が容易であるという観点から、好ましくは、第一工程が不活性溶剤の不存在下で重合を行う工程であり、第二工程以降の工程が気相で重合を行う工程である。また、第一工程の重合と第二工程以降の工程の重合は、同一の重合槽(反応器)で行ってもよく、異なる重合槽(反応器)で行ってもよい。
【0021】
本発明で用いられるプロピレン系共重合体(C)の製造方法としては、例えば、溶剤−溶剤重合法、塊状−塊状重合法、気相−気相重合法、溶剤−気相重合法、塊状−気相−気相重合法、溶剤−気相−気相重合法、塊状−気相−気相重合法等が挙げられ、好ましくは塊状−気相重合法、気相−気相重合法、塊状−気相−気相重合法である。
【0022】
第一工程の重合温度は、特に制限はないが、通常、20〜150℃であり、生産性および成分(A)と成分(B)の含有量の制御の観点から、好ましくは35〜95℃である。第二工程以降の重合温度は第一工程の重合温度と同一でもよく、異なっていてもよいが、通常、20〜150℃であり、好ましくは35〜95℃である。
【0023】
また、本発明で用いられるプロピレン系共重合体(C)の製造方法において、必要に応じて、後処理として触媒の失活、脱溶剤、脱モノマー、乾燥、造粒等を行ってもよい。
【0024】
本発明で用いられる記載のプロピレン−エチレンブロック共重合体(D)とは、プロピレンから誘導される繰り返し単位(以下、「プロピレン繰り返し単位」と呼ぶ。)とエチレンから誘導される繰り返し単位(以下、「エチレン繰り返し単位」と呼ぶ。)がランダムに結合した共重合体部分(X部分)と、前述のX部分と異なる構造を有するプロピレン繰り返し単位とエチレン繰り返し単位がランダムに結合した共重合体部分(Y部分)からなる(プロピレン−エチレン)−(プロピレン−エチレン)ブロック共重合体である。
【0025】
本発明で用いられるプロピレン−エチレンブロック共重合体(D)の20℃でのキシレン可溶成分(CXS成分)は、5.0重量%以上であり、好ましくは、5.0〜40重量%である。CXS成分が5重量%未満の場合、低温ヒートシール性が不十分であったり、耐衝撃性性が劣ることがある。
【0026】
本発明で用いられるプロピレン−エチレンブロック共重合体(D)の20℃でのキシレン可溶成分(CXS成分)のエチレンの濃度は14〜35mol%である。CXS成分中のエチレンの濃度が14mol%未満である場合、低温ヒートシール性が不十分なことがあり、35mol%を超えた場合、透明性が低下することがある。
【0027】
本発明で用いられるプロピレン−エチレンブロック共重合体(D)の20℃でのキシレン可溶成分(CXS成分)の極限粘度[η](D) CXSは、透明性の観点から、好ましくは2.0dl/g以下である。
【0028】
本発明で用いられるプロピレン−エチレンブロック共重合体(D)のX部分のエチレン含有量は、低温ヒートシール性、または、プロピレン−エチレンブロック共重合体(D)の安定生産の観点から、好ましくは2.0〜9.0mol%であり、さらに好ましくは4.0〜7.0mol%である。
【0029】
本発明で用いられるプロピレン−エチレンブロック共重合体(D)のX部分の含有量は、低温ヒートシール性、または、プロピレン系ブロック共重合体(D)の安定生産の観点から、好ましくは40〜85重量%であり、さらに好ましくは45〜80重量%である。
【0030】
本発明で用いられるプロピレン−エチレンブロック共重合体(D)のY部分のエチレン含有量は、低温ヒートシール性の観点から、好ましくは10.0〜24.0mol%であり、さらに好ましくは11.5〜21.0mol%である。
【0031】
本発明で用いられるプロピレン−エチレンブロック共重合体(D)のY部分の含有量は、低温ヒートシール性、または、プロピレン系ブロック共重合体(D)の安定生産の観点から、好ましくは15〜60重量%であり、さらに好ましくは20〜55重量%である。
【0032】
本発明で用いられるプロピレン−エチレンブロック共重合体(D)のY部分の極限粘度[η](D) Y 部分は、溶剤抽出成分量、即ち、食品衛生、または、透明性の観点から、好ましくは2.0〜5.0dl/gであり、さらに好ましくは2.5〜4.5dl/gである。
【0033】
本発明で用いられるプロピレン−エチレンブロック共重合体(D)のY部分の極限粘度([η](D) Y 部分)とX部分の極限粘度([η](D) X 部分)との比([η](D) Y 部分/[η](D) X 部分)は、低温ヒートシール性、食品衛生性、透明性のバランスの観点から、好ましくは0.5≦[η](D) Y 部分/[η](D) X 部分≦1.8である。
【0034】
本発明で用いられるプロピレン−エチレンブロック共重合体(D)の製造方法は、特に限定されるものではなく、一般に公知の触媒を用いて製造する方法が挙げられ、例えば、特開平11−100421号公報に記載の方法等が挙げられる。重合用触媒、有機アルミニウム化合物及び電子供与性化合物としては、例えば、前記のプロピレン系共重合体(C)の製造において用いられるものが挙げられる。
【0035】
本発明で用いられるプロピレン−エチレンブロック共重合体(D)の重合方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、前記のプロピレン系共重合体(C)の製造において用いられるものが挙げられ、好ましくは気相重合法であり、1段の重合方法で製造してもよく、2段以上の多段重合の方法で製造してもよい。
【0036】
また、本発明で用いられるプロピレン−エチレンブロック共重合体(D)の製造方法において、プロピレン系共重合体(C)と同様に、必要に応じて、後処理として触媒の失活、脱溶剤、脱モノマー、乾燥、造粒等を行ってもよい。
【0037】
本発明で用いられるプロピレン系共重合体(C)及びプロピレン−エチレンブロック共重合体(D)の230℃で測定されるメルトフローレート(MFR)としては、流動性、または、フィルム製膜性の観点から、好ましくは0.1〜50g/10分であり、さらに好ましくは1〜20g/10分である。
【0038】
本発明で用いられる樹脂組成物とは、プロピレン系共重合体(C)40〜95重量%、及び、プロピレン−エチレンブロック共重合体(D)5〜60重量%からなるものであり、好ましくはプロピレン系共重合体(C)60〜95重量%、及び、プロピレン−エチレンブロック共重合体(D)5〜40重量%からなるものである。
【0039】
本発明で用いられる樹脂組成物におけるプロピレン系共重合体(C)の含有量が40重量%未満の場合(プロピレン−エチレンブロック共重合体(D)の含有量が60重量%を超える場合)、低温ヒートシール性が不充分であることがあり、プロピレン系共重合体(C)の含有量が95重量%を超える場合(プロピレン−エチレンブロック共重合体(D)の含有量5重量%未満の場合)、耐衝撃性が不充分であることがある。
【0040】
本発明で用いられる樹脂組成物の製造方法としては、特に制限はなく、例えば、別々に重合されたプロピレン系共重合体(C)及びプロピレン−エチレンブロック共重合体(D)をドライブレンドする方法、溶液混合する方法および溶融混練する方法等が挙げられる。
【0041】
本発明で用いられる樹脂組成物のメルトフローレート(MFR)は、溶融混練時に公知の方法で変化させることができ、樹脂組成物のメルトフローレート(MFR)を変化させることによって、樹脂組成物の流動性を調節することができる。メルトフローレート(MFR)を変化させる方法としては、例えば、本発明の目的及び効果を損なわない範囲で、プロピレン系共重合体(C)および/またはプロピレン−エチレンブロック重合体(D)に対して有機過酸化物を添加する方法等が挙げられる。
【0042】
本発明で用いられる樹脂組成物には、本発明の目的及び効果を損なわない範囲で、添加剤やその他の樹脂を添加しても良い。添加剤としては、例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、滑剤、造核剤、粘着剤、防曇剤等が挙げられる。
【0043】
その他の樹脂としては、例えば、エチレン系樹脂、ブテン系樹脂、石油樹脂、スチレン系樹脂等が挙げられる。高速製膜性の観点からは、高密度ポリエチレン樹脂を5重量%以下で添加することができ、接着特性の観点からは、エチレン-メチル(メタ)アクリレート樹脂を5重量%以下で添加することができる。
【0044】
本発明のフィルムを製造する方法としては、通常用いられるインフレーション法、Tダイ法、カレンダー法等を用いて、単独で製膜する方法、または、異なる樹脂との多層構成の少なくとも1層として製膜する方法等が挙げられる。多層化する方法としては、通常、用いられる押出ラミネート法、熱ラミネート法、ドライラミネート法等が挙げられる。また、事前に成形して得られたフィルムまたはシートを延伸してフィルムを製造する方法が挙げられ、延伸方法としては、例えば、ロール延伸法、テンター延伸法、チューブラー延伸法等により一軸または二軸に延伸する方法が挙げられる。フィルムの低温ヒートシール性、透明性、剛性などの物性バランスの観点から、好ましくは未延伸の共押出成形方法、または、二軸延伸方法である。
【0045】
【実施例】
以下、実施例および比較例によって本発明を具体的に説明するが、本発明は実施例のみに何ら限定されるものではない。なお、実施例及び比較例に記載の物性値は、下記の方法で測定した。
【0046】
(1)プロピレン系共重合体(C)に含まれる共重合体成分(A)および成分(B)の含量(単位:重量%)
物質収支から求めた。
(2)共重合体成分(A)および成分(B)に含まれる1−ブテン含量(単位:モル%)
高分子ハンドブック(1995年、紀伊国屋書店発行)の619ページに記載されているIRスペクトル測定を行い、成分(A)およびプロピレン系共重合体(C)に含まれる1−ブテン含量を求めた。成分(B)に含まれる1−ブテン含量は、成分(A)、成分(B)の含量および成分(A)およびプロピレン系共重合体(C)に含まれる1−ブテン含量を用いて次式により算出した。
(成分(B)中の1-ブテン含量) = {(プロピレン系共重合体(C)中の1-ブテン含量)×100 -(成分(A)中の1-ブテン含量)×(成分(A)の含量)}/(成分(B)の含量)
【0047】
(3)極限粘度[η](単位:g/dl)
ウベローデ型粘度計を用いて濃度0.1、0.2および0.5g/dlの3点について還元粘度を測定した。溶媒としてテトラリンを用い、温度は135℃で測定した。極限粘度は、「高分子溶液、高分子実験化学11」(1982年共立出版株式会社刊)第491頁に記載の計算方法すなわち、還元粘度を濃度に対してプロットし、濃度をゼロに外挿する外挿法によって求めた。
【0048】
(4)プロピレン−エチレンブロック共重合体(D)のエチレン含有量(単位:モル%)
高分子ハンドブック(1995年、紀伊国屋書店発行)の第616頁に記載されている13C-NMR法を用いて測定し求めた。
【0049】
(5)メルトフローレート(MFR)(単位:g/10分)
JIS K7210に準拠し、温度230℃、荷重21.18Nで測定した。
(6)20℃キシレン可溶成分(CXS成分)(単位:重量%)
プロピレン−エチレンブロック共重合体(D)5gを沸騰キシレン500mlに完全に溶解させた後、20℃に降温し、4時間以上放置した。その後、これを析出物と溶液とに濾別し、濾液を減圧下70℃で乾固して、得られた乾固物の重量を測定して求めた。
【0050】
(7)ヘイズ(単位:%)
JIS K7105に準拠し、測定した。
(8)ヒートシール温度(HST)(単位:℃)
幅400mmのコートハンガー式Tダイを備えたφ50mm押出機を用い、樹脂温度250℃、吐出量12Kg/hrで押出し、チルロール温度40℃、ライン速度20m/min、エアーチャンバー冷却方式で冷却することにより30μmのフィルムを得た。得られたフィルムを、23℃で24時間以上安定させた後にヒートシールを実施した。ヒートシールは東洋精機製の熱傾斜試験機を用い、2℃の間隔で、15mm幅、ゲージ圧2Kg/cm2、2秒間の条件で実施した。得られたフィルムを23℃で24時間以上放置し、その後引張試験機を用い23℃で200mm/minの速度でT型剥離を実施してヒートシール強度を求め、300gとなる温度を求めた。
【0051】
(9)衝撃強度(単位:kg−cm/mm)
東洋精機製フィルムインパクトテスターを使用して、0℃において直径15mmの半球状衝撃頭を用いて、フィルムの衝撃強度を測定した。
【0052】
実施例1
Ti、Mg、ハロゲンを必須成分として含有する触媒を用いて第一工程で1−ブテン含量9.2モル%のプロピレン−1−ブテン共重合体部分を総量の9重量%重合し、次いで第二工程で1−ブテン含量20.7モル%のプロピレン−1−ブテン共重合体部分を総量の91重量%重合することによりプロピレン系共重合体の粉末を得た。
本共重合体の粉末100重量部に対してステアリン酸カルシム 0.05重量、チバスペシャリティーケミカルズ製イルガノックス1010 0.15重量部、チバスペシャリティーケミカルズ製イルガフス168 0.05重量部、エルカ酸アミド 0.11重量部、富士シリシア製サイリシア550 0.16重量部を混合してで溶融混練し、プロピレン系共重合体(C−1)のペレットを得た。MFRは6.0であった。
上記プロピレン系共重合体(C−1) 85重量%とプロピレン−エチレンブロック共重合体(D−1)である住友化学工業株式会社製 エクセレンEPX KS37G1(MFR:2.9g/10分、CXS成分量:23.5重量%、[η]X 部分:3.0dl/g、[η]Y 部分:3.8dl/g) 15重量%をドライブレンドして、幅400mmのコートハンガー式Tダイを備えたφ50mm押出機を用い、樹脂温度250℃、吐出量12Kg/hrで押出し、チルロール温度40℃、ライン速度20m/min、エアーチャンバー冷却方式で冷却し厚み30μmのフィルムを作成した。得られたフィルムの物性の評価結果を表1に示した。
【0053】
実施例2
プロピレン系共重合体(C−1)とプロピレン−エチレンブロック共重合体(D−1)である住友化学工業株式会社製 エクセレンEPX KS37G1の配合割合をそれぞれ70重量%と30重量%に変更した以外は実施例1と同様に実施した。得られたフィルムの評価結果を表1に示した。
【0054】
実施例3
プロピレン系共重合体(C−1)とプロピレン−エチレンブロック共重合体(D−1)である住友化学工業株式会社製 エクセレンEPX KS37G1の配合割合をそれぞれ50重量%と50重量%に変更した以外は実施例1と同様に実施した。得られたフィルムの評価結果を表1に示した。
【0055】
実施例4
プロピレン系共重合体(C−1)を、Ti、Mg、ハロゲンを必須成分として含有する触媒を用いて第一工程で1−ブテン含量6.6モル%のプロピレン−1−ブテン共重合体部分を総量の10重量%重合し、次いで第二工程で1−ブテン含量21.8モル%のプロピレン−1−ブテン共重合体部分を総量の90重量%重合することにより得られたプロピレン系共重合体(C−2)に変更した以外は実施例2と同様に実施した。得られたフィルムの評価結果を表1に示した。
【0056】
比較例1
プロピレン−エチレンブロック共重合体(D−1)である住友化学工業株式会社製 エクセレンEPX KS37G1をブレンドしなかった以外は実施例1と同様に実施した。得られたフィルムの評価結果を表1に示した。
【0057】
比較例2
プロピレン−エチレンブロック共重合体(D−1)である住友化学工業株式会社製 エクセレンEPX KS37G1をブレンドしなかった以外は実施例4と同様に実施した。得られたフィルムの評価結果を表1に示した。
【0058】
比較例3
プロピレン系共重合体(C−1)を、Ti、Mg、ハロゲンを必須成分として含有する触媒を用いて一段の重合で得た1−ブテン含量17.5モル%のプロピレン−1−ブテン共重合体(C−3)に変更した以外は実施例2と同様に実施した。得られたフィルムの評価結果を表1に示した。
【0059】
【表1】
【0060】
本発明の要件を満足する実施例1〜4は、低温ヒートシール性、透明性および耐衝撃性に優れるものであることが分かる。
これに対して、本発明の要件であるプロピレン−エチレンブロック共重合体(D)を用いなかった比較例1および2は、低温ヒートシール性および耐衝撃性が不充分であり、さらに比較例2においては透明性も不充分であることが分かる。
また、本発明の要件である第一工程とそれ以降の工程で重合して得られるプロピレン系共重合体(C)を用いなかった比較例3は、低温ヒートシール性、透明性および耐衝撃性のいずれも不充分であることが分かる。
【0061】
【発明の効果】
以上、詳述したとおり、本発明により、低温ヒートシール性、透明性および耐衝撃性に優れたポリプロピレン系フィルムおよびそのフィルムを少なくとも1層含むポリプロピレン系多層フィルムを提供することができる。
Claims (7)
- 第一工程でプロピレンとエチレンおよび/または炭素数4以上のα−オレフィンを重合して得られる炭素数4以上のα−オレフィン含量が1〜15モル%未満であり、エチレン含量が5モル%以下である共重合体成分(A)1〜30重量%と、次いで、第二工程以降でプロピレンとエチレンおよび/または炭素数4以上のα−オレフィンを重合して得られる炭素数4以上のα―オレフィン含量が15以上〜30モル%以下であり、エチレン含量が5モル%以下である共重合体成分(B)70〜99重量%とからなるプロピレン系共重合体(C)40〜95重量%、及び、プロピレンから誘導される繰り返し単位とエチレンから誘導される繰り返し単位がランダムに結合した共重合体部分(X部分)と、前述のX部分と異なる構造を有するプロピレンから誘導される繰り返し単位とエチレンから誘導される繰り返し単位がランダムに結合した共重合体部分(Y部分)からなり、20℃でのキシレン可溶成分(CXS成分)が5.0重量%以上であり、20℃キシレン可溶成分中のエチレンの濃度が14〜35mol%である、(プロピレン−エチレン)−(プロピレン−エチレン)ブロック共重合体(D)5〜60重量%を含有する樹脂組成物からなることを特徴とするポリプロピレン系フィルム。(共重合体(C)に含まれる成分(A)と成分(B)の合計が100重量%であり、また、樹脂組成物に含まれる共重合体(C)と共重合体(D)の合計が100重量%である。)
- プロピレン系共重合体(C)の共重合体成分(A)がプロピレンと炭素数4以上のα−オレフィン共重合体であり、共重合体成分(B)がプロピレンと炭素数4以上のα−オレフィンの共重合体であることを特徴とする請求項1記載のポリプロピレン系フィルム。
- (プロピレン−エチレン)−(プロピレン−エチレン)ブロック共重合体(D)の20℃でのキシレン可溶成分(CXS成分)が5.0〜40重量%であることを特徴とする請求項1記載のポリプロピレン系フィルム。
- (プロピレン−エチレン)−(プロピレン−エチレン)ブロック共重合体(D)の20℃でのキシレン可溶成分(CXS成分)の極限粘度([η](D) CXS)が2.0dl/g以下であることを特徴とする請求項1記載のポリプロピレン系フィルム。
- プロピレン系共重合体(C)の含有量が60〜95重量%であり、(プロピレン−エチレン)−(プロピレン−エチレン)ブロック共重合体(D)の含有量が5〜40重量%である樹脂組成物からなることを特徴とする請求項1記載のポリプロピレン系フィルム。
- (プロピレン−エチレン)−(プロピレン−エチレン)ブロック共重合体(D)が、チーグラー・ナッタ型触媒を用いて、実質的に不活性溶剤が不存在である第一工程で全重合量の40〜85重量%を重合して得られるエチレン含有量が2.0〜9.0mol%であるプロピレン−エチレン共重合体部分(X部分)と、気相中である第二工程で全重量の15〜60重量%を重合して得られるエチレン含有量が10.0〜24.0mol%であるプロピレン−エチレン共重合体部分(Y部分)からなり、Y部分の極限粘度([η](D) Y 部分)が2.0〜5.0dl/gであり、Y部分の極限粘度([η](D) Y 部分)とX部分の極限粘度([η](D) X 部分)との比([η](D) Y 部分/[η](D) X 部分)が0.5≦[η](D) Y 部分/[η](D) X 部分≦1.8である(プロピレン−エチレン)−(プロピレン−エチレン)ブロック共重合体であることを特徴とする請求項1記載のポリプロピレン系フィルム。(共重合体(D)に含まれるX部分とY部分の合計が100重量%である。)
- 請求項1〜6のいずれかに記載のポリプロピレン系フィルムを少なくとも1層含むことを特徴とするポリプロピレン系多層フィルム。
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