JP6767795B2 - 蓄電デバイス用外装材及びその製造方法 - Google Patents
蓄電デバイス用外装材及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6767795B2 JP6767795B2 JP2016134016A JP2016134016A JP6767795B2 JP 6767795 B2 JP6767795 B2 JP 6767795B2 JP 2016134016 A JP2016134016 A JP 2016134016A JP 2016134016 A JP2016134016 A JP 2016134016A JP 6767795 B2 JP6767795 B2 JP 6767795B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- exterior material
- lubricant
- power storage
- film layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/13—Energy storage using capacitors
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
Description
前記第1無延伸フィルム層は、外装材の最内層を形成するものであり、
前記第1無延伸フィルム層は、共重合成分としてプロピレン及びプロピレンを除く他の共重合成分を含有するランダム共重合体と、滑剤と、を含有し、
前記第2無延伸フィルム層は、共重合成分としてプロピレン及びプロピレンを除く他の共重合成分を含有するブロック共重合体と、滑剤と、を含有し、
前記第1無延伸フィルム層中の滑剤および/または前記第2無延伸フィルム層中の滑剤が、融点が100℃以上の脂肪酸アミドおよび融点が100℃以上の芳香族アミドからなる群より選ばれる少なくとも1種の滑剤を含むことを特徴とする蓄電デバイスの外装材用シーラントフィルム。
いずれか一方の前記第1無延伸フィルム層が、外装材の最内層を形成するものであり、
前記第1無延伸フィルム層は、共重合成分としてプロピレン及びプロピレンを除く他の共重合成分を含有するランダム共重合体と、滑剤と、を含有し、
前記第2無延伸フィルム層は、共重合成分としてプロピレン及びプロピレンを除く他の共重合成分を含有するブロック共重合体と、滑剤と、を含有し、
外装材の最内層を形成する前記第1無延伸フィルム層中の滑剤および/または前記第2無延伸フィルム層中の滑剤が、融点が100℃以上の脂肪酸アミドおよび融点が100℃以上の芳香族アミドからなる群より選ばれる少なくとも1種の滑剤を含むことを特徴とする蓄電デバイスの外装材用シーラントフィルム。
前記積層体を加熱処理して蓄電デバイス用外装材を得るエージング工程と、を含むことを特徴とする蓄電デバイス用外装材の製造方法。
前記積層体を加熱処理して蓄電デバイス用外装材を得るエージング工程と、を含むことを特徴とする蓄電デバイス用外装材の製造方法。
a)パルミチン酸アミド、ステアリン酸アミド、ベヘン酸アミド、ヒドロキシステアリン酸アミド等の飽和脂肪酸アミド
b)メチロールステアリン酸アミド等のメチロールアミド
c)メチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスカプリン酸アミド、エチレンビスラウリン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド(EBSA)、エチレンビスヒドロキシステアリン酸アミド、エチレンビスベヘン酸アミド、ヘキサメチレンビスステアリン酸アミド、ヘキサメチレンビスベヘン酸アミド、ヘキサメチレンヒドロキシステアリン酸アミド、N,N’−ジステアリルアジピン酸アミド、N,N’−ジステアリルセバシン酸アミド等の飽和脂肪酸ビスアミド
d)エチレンビスオレイン酸アミド(EBOA)、エチレンビスエルカ酸アミド、ヘキサメチレンビスオレイン酸アミド、N,N’−ジオレイルアジピン酸アミド、N,N’−ジオレイルセバシン酸アミド等の不飽和脂肪酸ビスアミド
等が挙げられる。
e)m−キシリレンビスステアリン酸アミド、m−キシリレンビスヒドロキシステアリン酸アミド、N,N’−システアリルイソフタル酸アミド等の芳香族ビスアミド
等が挙げられる。
1)リン酸と、
クロム酸と、
フッ化物の金属塩及びフッ化物の非金属塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物と、を含む混合物の水溶液
2)リン酸と、
アクリル系樹脂、キトサン誘導体樹脂及びフェノール系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種の樹脂と、
クロム酸及びクロム(III)塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物と、を含む混合物の水溶液
3)リン酸と、
アクリル系樹脂、キトサン誘導体樹脂及びフェノール系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種の樹脂と、
クロム酸及びクロム(III)塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物と、
フッ化物の金属塩及びフッ化物の非金属塩からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物と、を含む混合物の水溶液
上記1)〜3)のうちのいずれかの水溶液を塗工した後、乾燥することにより、化成処理を施す。
厚さ40μmのアルミニウム箔4の両面に、リン酸、ポリアクリル酸(アクリル系樹脂)、クロム(III)塩化合物、水、アルコールからなる化成処理液を塗布した後、180℃で乾燥を行って、化成皮膜を形成した。この化成皮膜のクロム付着量は片面当たり10mg/m2であった。
厚さ40μmのアルミニウム箔4の両面に、リン酸、ポリアクリル酸(アクリル系樹脂)、クロム(III)塩化合物、水、アルコールからなる化成処理液を塗布した後、180℃で乾燥を行って、化成皮膜を形成した。この化成皮膜のクロム付着量は片面当たり10mg/m2であった。
最内層の第1無延伸フィルム7が滑剤として1000ppmのベヘン酸アミドを含有し、金属箔層側の第1無延伸フィルム9が滑剤として1000ppmのベヘン酸アミドを含有し、第2無延伸フィルム8が滑剤として1000ppmのベヘン酸アミドを含有する構成(表1参照)とした以外は、実施例2と同様にして、図2に示す構成の蓄電デバイス用外装材1を得た。
最内層の第1無延伸フィルム7が滑剤として4000ppmのステアリン酸アミドを含有し、金属箔層側の第1無延伸フィルム9が滑剤として4000ppmのステアリン酸アミドを含有し、第2無延伸フィルム8が滑剤として500ppmのベヘン酸アミドを含有する構成(表1参照)とした以外は、実施例2と同様にして、図2に示す構成の蓄電デバイス用外装材1を得た。
最内層の第1無延伸フィルム7が滑剤として4000ppmのパルミチン酸アミドを含有し、金属箔層側の第1無延伸フィルム9が滑剤として4000ppmのパルミチン酸アミドを含有し、第2無延伸フィルム8が滑剤として500ppmのベヘン酸アミドを含有する構成(表1参照)とした以外は、実施例2と同様にして、図2に示す構成の蓄電デバイス用外装材1を得た。
最内層の第1無延伸フィルム7が滑剤として2000ppmのベヘン酸アミドを含有し、金属箔層側の第1無延伸フィルム9が滑剤として2000ppmのベヘン酸アミドを含有し、第2無延伸フィルム8が滑剤として7000ppmのベヘン酸アミドを含有する構成(表1参照)とした以外は、実施例2と同様にして、図2に示す構成の蓄電デバイス用外装材1を得た。
最内層の第1無延伸フィルム7が滑剤として3000ppmのベヘン酸アミドを含有し、金属箔層側の第1無延伸フィルム9が滑剤として3000ppmのベヘン酸アミドを含有し、第2無延伸フィルム8が滑剤として1000ppmのベヘン酸アミドを含有する構成(表1参照)とした以外は、実施例2と同様にして、図2に示す構成の蓄電デバイス用外装材1を得た。
最内層の第1無延伸フィルム7が滑剤として2000ppmのエチレンビスオレイン酸アミドを含有し、金属箔層側の第1無延伸フィルム9が滑剤として2000ppmのエチレンビスオレイン酸アミドを含有し、第2無延伸フィルム8が滑剤として7000ppmのエチレンビスオレイン酸アミドを含有する構成(表1参照)とした以外は、実施例2と同様にして、図2に示す構成の蓄電デバイス用外装材1を得た。
最内層の第1無延伸フィルム7が滑剤として2000ppmのエチレンビスステアリン酸アミドを含有し、金属箔層側の第1無延伸フィルム9が滑剤として2000ppmのエチレンビスステアリン酸アミドを含有し、第2無延伸フィルム8が滑剤として7000ppmのエチレンビスステアリン酸アミドを含有する構成(表1参照)とした以外は、実施例2と同様にして、図2に示す構成の蓄電デバイス用外装材1を得た。
厚さ40μmのアルミニウム箔4の両面に、リン酸、ポリアクリル酸(アクリル系樹脂)、クロム(III)塩化合物、水、アルコールからなる化成処理液を塗布した後、180℃で乾燥を行って、化成皮膜を形成した。この化成皮膜のクロム付着量は片面当たり10mg/m2であった。
最内層の第1無延伸フィルム7が滑剤として2000ppmのエルカ酸アミドを含有し、金属箔層側の第1無延伸フィルム9が滑剤として2000ppmのエルカ酸アミドを含有し、第2無延伸フィルム8が滑剤として7000ppmのベヘン酸アミドを含有する構成(表1参照)とした以外は、実施例2と同様にして、図2に示す構成の蓄電デバイス用外装材1を得た。
最内層の第1無延伸フィルム7が滑剤として2000ppmのm−キシリレンビスステアリン酸アミドを含有し、第2無延伸フィルム8が滑剤として1000ppmのm−キシリレンビスステアリン酸アミドを含有する構成(表1参照)とした以外は、実施例1と同様にして、図1に示す構成の蓄電デバイス用外装材1を得た。
最内層の第1無延伸フィルム7が滑剤として2000ppmのm−キシリレンビスステアリン酸アミドを含有し、金属箔層側の第1無延伸フィルム9が滑剤として2000ppmのm−キシリレンビスステアリン酸アミドを含有し、第2無延伸フィルム8が滑剤として1000ppmのm−キシリレンビスステアリン酸アミドを含有する構成(表1参照)とした以外は、実施例2と同様にして、図2に示す構成の蓄電デバイス用外装材1を得た。
最内層の第1無延伸フィルム7が滑剤として4000ppmのエルカ酸アミドを含有し、第2無延伸フィルム8が滑剤として500ppmのエルカ酸アミドを含有する構成(表1参照)とした以外は、実施例1と同様にして、図1に示す構成の蓄電デバイス用外装材を得た。
最内層の第1無延伸フィルム7が滑剤として4000ppmのエルカ酸アミドを含有し、金属箔層側の第1無延伸フィルム9が滑剤として4000ppmのエルカ酸アミドを含有し、第2無延伸フィルム8が滑剤として500ppmのエルカ酸アミドを含有する構成(表1参照)とした以外は、実施例2と同様にして、図2に示す構成の蓄電デバイス用外装材を得た。
最内層の第1無延伸フィルム7が滑剤として4000ppmのオレイン酸アミドを含有し、金属箔層側の第1無延伸フィルム9が滑剤として4000ppmのオレイン酸アミドを含有し、第2無延伸フィルム8が滑剤として500ppmのオレイン酸アミドを含有する構成(表1参照)とした以外は、実施例2と同様にして、図2に示す構成の蓄電デバイス用外装材を得た。
最内層の第1無延伸フィルム7が滑剤として2000ppmのエルカ酸アミドを含有し、金属箔層側の第1無延伸フィルム9が滑剤として2000ppmのエルカ酸アミドを含有し、第2無延伸フィルム8が滑剤として7000ppmのエルカ酸アミドを含有する構成(表1参照)とした以外は、実施例2と同様にして、図2に示す構成の蓄電デバイス用外装材を得た。
第1無延伸フィルム7が滑剤として2000ppmのエルカ酸アミドを含有する構成(表1参照)とした以外は、実施例10と同様にして、図3に示す構成の蓄電デバイス用外装材を得た。
最内層の第1無延伸フィルム7が滑剤として1000ppmのエルカ酸アミドを含有し、金属箔層側の第1無延伸フィルム9が滑剤として1000ppmのエルカ酸アミドを含有し、第2無延伸フィルム8が滑剤として300ppmのエルカ酸アミドを含有する構成(表1参照)とした以外は、実施例2と同様にして、図2に示す構成の蓄電デバイス用外装材を得た。
各蓄電デバイス用外装材から縦100mm×横100mmの矩形状の試験片を2枚切り出した後、これら2枚の試験片を重ね合わせて互いのシーラント層の周縁部同士をヒートシール温度200℃でヒートシールして袋体を作製した。この袋体の内部空間内にシリンジを用いてアセトン1mLを注入し、シーラント層の最内層7の表面7aとアセトンとが接触した状態で3分間放置した後、袋体内のアセトンを抜き取った。この抜き取った液中に含まれる滑剤量をガスクロマトグラフを用いて測定、分析することにより、外装材の最内層の表面に存在する滑剤量(μg/cm2)を求めた。即ち、最内層の表面1cm2あたりの滑剤量を求めた。
成形深さフリーのストレート金型を用いて外装材に対し下記成形条件で深絞り1段成形を行い、各成形深さ(9mm、8mm、7mm、6mm、5mm、4mm、3mm、2mm)毎に成形性を評価し、コーナー部にピンホールが全く発生しない良好な成形を行うことができる最大成形深さ(mm)を調べた。判定は、最大成形深さが5mm以上であるものを「○」とし、最大成形深さが2mm以上5mm未満であるものを「△」とし、最大成形深さが2mm未満であるものを「×」とした。なお、ピンホールの有無は、ピンホールを透過してくる透過光の有無を目視により観察することにより調べた。
(成形条件)
成形型…パンチ:33.3mm×53.9mm、ダイ:80mm×120mm、コーナーR:2mm、パンチR:1.3mm、ダイR:1mm
しわ押さえ圧…ゲージ圧:0.475MPa、実圧(計算値):0.7MPa
材質…SC(炭素鋼)材、パンチRのみクロムメッキ。
各蓄電デバイス用外装材から縦600mm×横100mmの矩形状の試験片を切り出した後、得られた試験片を内側シーラント層3面(即ち最内層の表面7a)を上側にして試験台の上に載置し、この試験片の上面に、黒色のウェスが巻き付けられて表面が黒色を呈しているSUS製錘(質量1.3kg、接地面の大きさが55mm×50mm)を載せた状態で、該錘を試験片の上面と平行な水平方向に引張速度4cm/秒で引っ張ることによって錘を試験片の上面に接触状態で長さ400mmにわたって引張移動させた。引張移動後の錘の接触面のウェス(黒色)を目視で観察し、ウェス(黒色)の表面に白粉が顕著に生じていたものを「×」とし、白粉が僅かに生じていたに過ぎないものを「△」とし、白粉が殆どないか又は白粉が認められなかったものを「○」とした。なお、上記黒色のウェスとしては、TRUSCO社製「静電気除去シートS SD2525 3100」を使用した。
成形性評価が「○」であり、かつ白粉の有無評価も「○」であるものを総合判定で「○」と判定し、成形性評価および白粉の有無評価のうちいずれか一方が「△」であり、他方が「○」であるものを総合判定で「△」と判定し、成形性評価および白粉の有無評価のうち少なくともいずれか一方が「×」であるものを総合判定で「×」と判定した。総合判定で「○」又は「△」であるものを合格とした。
・リチウム2次電池(リチウムイオン電池、リチウムポリマー電池等)等の蓄電デバイス
・リチウムイオンキャパシタ
・電気2重層コンデンサ
等の各種蓄電デバイスの外装材として用いられる。また、本発明に係る蓄電デバイスは、上記例示した蓄電デバイスの他、全固体電池も含む。
2…耐熱性樹脂層(外側層)
3…内側シーラント層(シーラントフィルム)(内側層)
4…金属箔層
5…第2接着剤層(外側接着剤層)
6…第1接着剤層(内側接着剤層)
7…第1無延伸フィルム層(最内層)
7a…第1無延伸フィルム層の表面(外装材の最内層の表面)
8…第2無延伸フィルム層
9…第1無延伸フィルム層(金属箔層側)
10…蓄電デバイス用外装ケース(成形体)
15…外装部材
30…蓄電デバイス
31…蓄電デバイス本体部
Claims (10)
- シーラントフィルムからなる内側シーラント層と、該内側シーラント層の片面側に積層された金属箔層とを含む蓄電デバイス用外装材であり、
前記シーラントフィルムは、第1無延伸フィルム層と、該第1無延伸フィルム層の一方の面に積層された第2無延伸フィルム層と、を含む2層以上の積層体からなり、
前記第1無延伸フィルム層は、外装材の最内層を形成するものであり、
前記第1無延伸フィルム層は、共重合成分としてプロピレン及びプロピレンを除く他の共重合成分を含有するランダム共重合体と、滑剤と、を含有し、
前記第2無延伸フィルム層は、共重合成分としてプロピレン及びプロピレンを除く他の共重合成分を含有するブロック共重合体と、滑剤と、を含有し、
前記第1無延伸フィルム層中の滑剤および前記第2無延伸フィルム層中の滑剤が、融点が100℃以上の脂肪酸アミドおよび融点が100℃以上の芳香族アミドからなる群より選ばれる少なくとも1種の滑剤を含み、
前記第1無延伸フィルム層に含まれる全ての滑剤の含有濃度の合計値が300ppm〜5000ppmであり、前記第2無延伸フィルム層に含まれる全ての滑剤の含有濃度の合計値が500ppm〜7000ppmであることを特徴とする蓄電デバイス用外装材。 - シーラントフィルムからなる内側シーラント層と、該内側シーラント層の片面側に積層された金属箔層とを含む蓄電デバイス用外装材であり、
前記シーラントフィルムは、第2無延伸フィルム層と、該第2無延伸フィルム層の一方の面に積層された第1無延伸フィルム層と、前記第2無延伸フィルム層の他方の面に積層された第1無延伸フィルム層と、を含む3層以上の積層体からなり、
いずれか一方の前記第1無延伸フィルム層が、外装材の最内層を形成するものであり、
前記第1無延伸フィルム層は、共重合成分としてプロピレン及びプロピレンを除く他の共重合成分を含有するランダム共重合体と、滑剤と、を含有し、
前記第2無延伸フィルム層は、共重合成分としてプロピレン及びプロピレンを除く他の共重合成分を含有するブロック共重合体と、滑剤と、を含有し、
外装材の最内層を形成する前記第1無延伸フィルム層中の滑剤および前記第2無延伸フィルム層中の滑剤が、融点が100℃以上の脂肪酸アミドおよび融点が100℃以上の芳香族アミドからなる群より選ばれる少なくとも1種の滑剤を含み、
前記第1無延伸フィルム層に含まれる全ての滑剤の含有濃度の合計値が300ppm〜5000ppmであり、前記第2無延伸フィルム層に含まれる全ての滑剤の含有濃度の合計値が500ppm〜7000ppmであることを特徴とする蓄電デバイス用外装材。 - 前記金属箔層の内側シーラント層とは反対側の面に外側層としての耐熱性樹脂層を含む請求項1または2に記載の蓄電デバイス用外装材。
- 外装材の最内層を形成する前記第1無延伸フィルム層の表面に存在する滑剤量が0.1μg/cm2〜1.0μg/cm2の範囲である請求項1〜3のいずれかに記載の蓄電デバイス用外装材。
- 請求項3または4に記載の外装材の成形体からなる蓄電デバイス用外装ケース。
- 請求項1または2に記載のシーラントフィルムと、金属箔とを第1接着剤を介して積層した積層体を準備する工程と、
前記積層体を加熱処理して蓄電デバイス用外装材を得るエージング工程と、を含むことを特徴とする蓄電デバイス用外装材の製造方法。 - 前記第1接着剤が熱硬化性接着剤である請求項6に記載の蓄電デバイス用外装材の製造方法。
- 金属箔の一方の面に第2接着剤を介して耐熱性樹脂フィルムが積層されると共に前記金属箔の他方の面に第1接着剤を介して請求項1または2に記載のシーラントフィルムが積層された構成の積層体を準備する工程と、
前記積層体を加熱処理して蓄電デバイス用外装材を得るエージング工程と、を含むことを特徴とする蓄電デバイス用外装材の製造方法。 - 前記第1接着剤が熱硬化性接着剤であり、前記第2接着剤が熱硬化性接着剤である請求項8に記載の蓄電デバイス用外装材の製造方法。
- 加熱処理して得た前記蓄電デバイス用外装材の最内層を形成する前記第1無延伸フィルム層の表面に存在する滑剤量が0.1μg/cm2〜1.0μg/cm2の範囲である請求項6〜9のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用外装材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016134016A JP6767795B2 (ja) | 2016-07-06 | 2016-07-06 | 蓄電デバイス用外装材及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016134016A JP6767795B2 (ja) | 2016-07-06 | 2016-07-06 | 蓄電デバイス用外装材及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018006236A JP2018006236A (ja) | 2018-01-11 |
JP6767795B2 true JP6767795B2 (ja) | 2020-10-14 |
Family
ID=60948034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016134016A Active JP6767795B2 (ja) | 2016-07-06 | 2016-07-06 | 蓄電デバイス用外装材及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6767795B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022049182A (ja) * | 2020-09-16 | 2022-03-29 | 昭和電工パッケージング株式会社 | 蓄電デバイス用外装材、蓄電デバイス及び蓄電デバイス用外装材の製造方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2733985B2 (ja) * | 1988-09-02 | 1998-03-30 | 住友化学工業株式会社 | 多層延伸ポリプロピレンフィルム |
JP5942384B2 (ja) * | 2011-11-07 | 2016-06-29 | 凸版印刷株式会社 | 二次電池用外装材及び二次電池 |
CN113675507A (zh) * | 2014-07-16 | 2021-11-19 | 凸版印刷株式会社 | 蓄电装置用封装材料、及使用其的蓄电装置 |
-
2016
- 2016-07-06 JP JP2016134016A patent/JP6767795B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018006236A (ja) | 2018-01-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6943547B2 (ja) | 蓄電デバイスの外装材用シーラントフィルム、蓄電デバイス用外装材及びその製造方法 | |
JP6936093B2 (ja) | 蓄電デバイス用外装材、蓄電デバイス用外装ケース及び蓄電デバイス | |
JP7394949B2 (ja) | 蓄電デバイス用外装材 | |
JP6860983B2 (ja) | 蓄電デバイスの外装材用シーラントフィルム、蓄電デバイス用外装材及びその製造方法 | |
KR102148040B1 (ko) | 성형용 포장재 및 성형 케이스 | |
JP7393569B2 (ja) | 蓄電デバイス用外装ケースの製造方法 | |
JP6767795B2 (ja) | 蓄電デバイス用外装材及びその製造方法 | |
JP6917255B2 (ja) | 成形用包装材、蓄電デバイス用外装ケース及び蓄電デバイス | |
JP2021103679A (ja) | 電池の外装材用シーラントフィルム | |
JP7142558B2 (ja) | 蓄電デバイス用外装材及び蓄電デバイス | |
JP7033411B2 (ja) | 成形用包装材、蓄電デバイス用外装ケース及び蓄電デバイス | |
JP2020091990A (ja) | 蓄電デバイス用外装材及び蓄電デバイス | |
JP7319484B1 (ja) | 蓄電デバイス用外装材および蓄電デバイス | |
JP6936088B2 (ja) | 成形用包装材、蓄電デバイス用外装ケース及び蓄電デバイス | |
US20230411741A1 (en) | Packaging material for power storage device, packaging case for power storage device, and power storage device | |
JP2023180219A (ja) | 蓄電デバイス用包装材、蓄電デバイス用包装ケース及び蓄電デバイス | |
JP2019139832A (ja) | 蓄電デバイス用外装材及び蓄電デバイス |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190510 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200212 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200212 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200407 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200825 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200918 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6767795 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |