JPH0269237A - 多層延伸ポリプロピレンフィルム - Google Patents

多層延伸ポリプロピレンフィルム

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JPH0269237A
JPH0269237A JP63220842A JP22084288A JPH0269237A JP H0269237 A JPH0269237 A JP H0269237A JP 63220842 A JP63220842 A JP 63220842A JP 22084288 A JP22084288 A JP 22084288A JP H0269237 A JPH0269237 A JP H0269237A
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multilayer stretched
propylene
layer
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忠俊 小川
Seiichiro Kon
今 誠一郎
Teruaki Yoshida
輝昭 吉田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は透明性、光沢性、透視性に優れ、がっ、滑り性
、耐ブロッキング性等が良好なるヒートシール可能な多
層延伸ポリプロピレンフィルムをこ関する。
〈従来の技術〉 ポリプロピレン延伸フィルムは透明性、光沢等の光学的
性質、引張強度や剛性度等の機械的性質および防湿性等
が良好であることから1食品包装、繊維包装、その池の
広範囲な用途(こ使用されている。
しかしながら、ポリプロピレン延伸フィルム単層ではヒ
ートノール性が極めて悪く、ヒート/−ル可能な温度で
ヒートシールを行なうと熱収縮がおこり、4丁実上ヒー
トンールできないという欠点があった。この欠点を改良
する方法としては、従来より、易ヒートシール性樹脂を
共押し、あるいは押出ラミイ、−トなどをこより積層す
る方法が行なわれている。しかし、この方法で得られる
積層フィルムは1表面積にヒートシール性を付与する為
の比較的軟質な樹脂を積層することから、滑り性、耐ブ
ロッキング性が悪くなりやすく、これを改良した積層フ
ィルムは。
従来から透明性、光沢性が、大巾に劣ってしまうという
問題がある。
なお、フィルムの透明性、光沢性を改良する為Qこ種々
の造核剤を含有させる二と(特開昭6124449号、
特開昭60−88049号、特開昭6043859号、
特開昭57−170945号)が知られているが、積層
フィルムの透明性、光沢性が向上した分だけ、滑り性、
耐ブロッキング性が達成し難くなり、結局は滑り性、耐
ブロッキング性を付与された積層フィルムは、透明性、
光沢性が劣クー〔しまうという問題がある。
一方、基層のポリプロピレン延伸フィルム(こ接着部分
のみヒートシール性付与剤をバートコトする方法がある
。これは、ポリプロピレン延伸フィルムの優れた透明性
、光沢性を損なうことがないので物性上は好ましい訳で
あるがフィルム製造上、パートコートを行なう2次加工
工程が必要となり、コスト上好ましくないし。
オーバーラツプ包装には使用できないという問題がある
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明は1以上のような状況に鑑み、透明性。
光沢性、透視性に優れ、かつ、滑り性、耐ブロッキング
性が良好なるヒートシール可能な多l・Δ延伸ポリプロ
ピレンフィルムを提供しようとするものである。
く課題を解決するための手段〉 本発明者等は、基材層に特定量の帯電防止剤。
並びに造核剤とを最少限配合することQこより。
好ましくはさらに特定量の特定された滑剤を配合するこ
と(こより、上記特性を全て合わせ持つ多層延伸ポリプ
ロピレンフィルムが得られることを見い出すGこ至り1
本発明を完成した。
即ち1本発明は、帯電防止剤を0.2〜2.0重量部と
、造核剤とを含有した結晶性ポリプロピレン層の少なく
とも片面(こ、プロピレン系軟質封脂からなるシーラン
ト層を積層させた後、延伸処理してなることを特徴とす
る多層延伸ポリプロピレンフィルムに関する。
本発明の多層延伸ポリプロピレンフィルムの特徴は、透
明性、光沢性が、透明性を改良したf[延伸ポリプロピ
レンフィルム(こも匹適する良好なレベルでありながら
、良好なヒートシール性があり、しかも、滑り性と耐ブ
ロッキング性が優れて(・ることである。
以下1本発明の詳細な説明する。
本発明に用(・る結晶性ポリプロピレンとはMIが0.
1〜30 F /10分で、沸in−ヘブタン不溶部が
少なくとも70 wt%である。プロピレン単独重合体
あるいはエチレンもしくは他のα−オレフィンを10w
t%程度まで共重合した共重合体である。
本発明において、基材層の結晶性ポリプロピレンに配合
する帯電防止剤としては、非イオン界面活性剤(例えば
、脂肪族アルカノールアミン誘導体と高級脂肪酸との反
応生成物、多価アルコールと高級脂肪酸とのエステル類
など)。
陽イオン界面活性剤(例えば、脂肪族アミン塩。
4級アンモニウム塩など)、陰イオン界面活性剤(例え
ば、アルキルベンゼノスルホネート。
高級アルコール硼酸エステルなど)9両性界面活性剤(
例えば、イミダシリン型、ベタイン型など)、また、シ
リコン系界面活性剤(例えば。
ンロキサン・オキシエチレン共重合体など)を用いるこ
とができる。これらの中で、好ましいのは、非イオン界
面活性剤と両性界面活性剤であり、特誓こ好ましいのは
非イオン界面活性剤である。
本発明(こおいて、基材層の結晶性ポリプロピレンをこ
配合する帯電防止剤の量としては0.2〜2.0重量部
であり、0.2〜1.5重量部であるのが好ましい。帯
電防止剤の量が該下限界を下廻ると、フィルムの滑り性
と帯電防止性が不足し好ましくなく、該上限界を上廻る
と、フィルムが経時的に白化したり、ブロッキングした
りして好ましくない。
本発明の好ましい態様において、基材層の結晶性ポリプ
ロピレンに配合する滑剤としては。
融点が95′C〜125℃の範囲のものであり、100
℃〜120’Cの範囲のものであるのがより好ましい。
例えばC16〜C2□の飽和脂肪酸アミドとその誘導体
及びアルキレンビス脂肪酸アミドとその誘導体の単体又
は混合物が例示されるが、アルキレンビス脂肪酸アミド
とその誘導体は、融点が上記規定範囲内のものでも1分
子量が大き過ぎて、ブリードし難いことがらがフィルム
の滑り性発現が遅くなり飽和脂肪酸アミドとその誘導体
の方がより好ましい。好ましい滑剤としては1例えば、
ベヘニン酸アミド、ステアリン酸アミド、パルミチン酸
アミド、N−(2−ハイドロキシメチル)−ステアリン
酸アミドなどがあげられる。
滑剤の融点が該下限界を下廻ると、フィルムの耐ブロッ
キング性が悪くなったり、経時白化したりして好ましく
なく、該上限界を上廻ると。
フィルムの滑り性発現効果が劣り好ましくない。
上記滑剤の配合量としては、003〜1.0重量部であ
り、  0.05〜0.8重量部であることが好ましい
。滑剤の配合量が該下限界を下廻るとフィルムの滑り性
が発現しなかつたり、耐ブロッキング性が悪くなったり
して好ましくなく、該上限界を上廻ると、フィルムが経
時白化して好ましくない。なお1本発明において、上記
規定以外の滑剤を併用して使用することも可能であり。
少なくとも、上記規定の滑剤が規定量配合されておれば
それでよい。
本発明において、基材層の結晶性ポリプロピノンに配合
する造核剤としては、ポリフロピレノに造核作用を有す
るものである。例えば、有機カルボン酸の金属塩、ベン
ズアルデヒドおよびその環置換体と多価アルコールの縮
合物あるいは高分子核剤などが上げられる。有機カルボ
ン酸の金属塩としては、安息香酸のNa、に塩やバラ−
1−ブチル安息香酸−A1塩などが上げらる。ベンズア
ルデヒドおよびその環置換体と多価アルコールの縮合物
としては、ジベンジリデンソルビトール、ジベンジリデ
ンキシリドール。
ジベンノリデンパーセイトール、モノベンジリデンソル
ビトール、ジベンジリデンマンニトール、  1,3,
2.4−ジ(アルキルベンジリデン)ソルヒトール、 
 1,3,2.4  ;(アルコキンベンジリデン〕ソ
ルビトール、および、アルキル置換あるいはハロゲン置
換ジベンジリデンソルビトール等が挙げられる。
高分子核剤としては、ビニルシクロアルカン。
3−メチルブテン−1,4,4−ジメチルペンテン−1
,4,4−ジメチルヘキセン−1,3,3−ジノチルブ
テン−1,3−メチルペンテン−13−メチルヘキセン
−1,3,5,5−)ツメチルヘキセン−1,インデン
1アルキル置換スチレン、トリアルキルビニルシラン、
トリアル士ルアリルシラン、ビニルシクロアルケン等の
重合体力上げられる。ビニルシクロアルカンの具体的化
合物としては、ビニルシクロヘキサン、ビニルシクロペ
ンタン、ビニルノルボルナン等がある。又、アルキル置
換スチレンとしては、p−t−7’チルスチレン、p−
メチルスチレンなどが例示される。
以上の造核剤のうち、高分子核剤は、無臭であり、しか
もフィルムからの核剤のブリード現象がなく、又、フィ
ルム延伸時ボイドの発生もなく、好ましいものである。
この高分子核剤のうち、炭素数6以上の3位分岐α−オ
レフィン及び/又はビニルシクロアルカンの重合体がよ
り好ましい。上記造核剤の配合:^としては、造核効果
がでる計ならそれでよ(・が、高分子核が1の場合は、
  0.05 wt pl)m 〜10,000 wt
 ppmが好ましく、その池の造核剤の場合は、  0
.03重量部〜2重量部が好ましい。造核剤の濃度が該
下限界を下廻るとフィルムの透明[生、透視性が改良さ
れず好ましくなく、該上限界を上廻ると、造核剤がブリ
ードしたりして、フィルムの耐ブロッキング性などが悪
くなり好ましくない。
本発明において、ノーラット層として使用するプロピレ
ン系軟質樹脂とは、融点が150℃以下で結晶性の、プ
ロビレ/−エチレンラフダム共重仔体、プロビレノーエ
チレン−ブテン−1三元ランダム共重合体、ブロヒレン
と炭素数4以上のα−オレフィンとの共重合体、フロピ
レンとエチレンと炭素数4以上のα−オレフィンとの共
重合体などある(・は、これらの共重合体のブレンド組
成物などである。
プロピレン系軟質樹脂のコモノマーとして。
炭素数4以上のα−オレフィンが3 wt %以上含ま
れているのが低温ヒートノール性が良好となるので好ま
しし・。
プロビレ/、M軟!樹脂のノルドインデックス(y/1
0分)は、0.5〜50 P /lQ分であるのが好ま
しい。プロピレン系軟質樹脂のビカット軟化点は、13
5’C以下であり、  120’C以下であるのが好ま
しく・。ビカット軟化点が該上限界を上廻ると、低温ヒ
ートシール性が悪く、又、耐ブロッキング剤を配合した
特番こ、フィルムの透明性が悪くなり易い。
プロピレン系軟質樹脂には、基材層の結晶性ポリフロピ
レンに配合する上記規定の滑剤を0.03〜1.0重量
部配合するのが好ましい。又。
上記規定の帯電防止剤や造核剤を適宜配合してもよ゛い
。なお、該プロピレン系軟質樹脂には公知の耐ブロッキ
ング剤を配合するのが好ましい。
配合量としては0.03〜10重量部の範囲が好ましい
。配合量が該下限界を下廻るとフィルムの耐ブロッキン
グ性や、滑り性が悪くなりやすく該上限界を上廻るとフ
ィルムの透明性が悪くなる。
基材層の結晶性ボ゛jプロピレンや、/−ラント層とし
て使用するプロピレン系軟質樹脂(こは。
上記規定以外の種々の添加剤1例えば酸化防止剤等、あ
るいは高分子化合物を適宜配合することができる。
本発明の多層延伸ポリプロピレンフィルムは。
基材となる結晶性ポリプロピレンフィルムの片面、ある
いは両面に、/−ラットとして、フロピレン系軟質圏脂
を公知の方法(こよって積層すること(こより得ること
ができる。本発明の多層延伸フィルムは、好ましくは、
シーラット層を少なくともl軸方向に配向させる。かか
る多層延伸ポリプロピレンは次のような公知の方法で製
造される。
即ち、■/−トを成形する押出用ダイの中又は出口付近
で、まだ溶融状態のうち(二両者を複合する。(・わゆ
る共押しで積層/−ト(チ−ブ方式も3む〕を作製し、
その後で、2軸延伸する方法。■基材のポリプロピレン
ンート(こ。
ノーラフト用樹脂を押出ラミネート加工を行い。
その後で、2軸延伸する方法。■基材のポリプロピレン
ンートをあらかじめ金属ロールを含むロール群で、加熱
状態でMD力方向1軸延伸し。
このンート」二をこンーラノト用樹脂を押出ラミイ・−
ト加工を行い、その後で、TD方向へ延伸する方法等が
ある。
本発明の多層延伸フィルムの基材層の延伸倍率は一方向
(こ2〜20倍、好ましくは3〜12倍の範囲で実施す
る。又1本発明の多層延伸フィルムを通常工業的に採用
されている方法Gこよってコロナ放電処理、プラズマ処
理、あるいは火炎処理等の表面処理を施すこともできる
なお、実施例及び比較例におけるデーター及び評価は次
の方法に従って行ったものである。
(1)  メルトインデックス(MI)ASTM D 
1003  に準じた。
(2)融点 試料5〜10■を固体試料用のザノブルホルダーをこ封
入したものを、示差走査熱量計(パーキンエルマー社製
DSC)で窒素雰囲気中で5℃/分の昇温速度で測定し
た。得られた融解図形において最大の吸熱量を示したピ
ーク温度を融点とした。
なお、 j+lI定(こあたりては、あらかじめ、それ
ぞれ次の前処理をしたものについて1ttn定した。
く滑剤〉 滑剤を乳鉢ですりつぶした後、固体試料用サンプルホル
ダー(こ入れ、150℃で30秒間加熱し、その後室温
に半日放置した。
〈プロピレン共重合体あるいは組成物〉試料を固体試料
用サンプルホルダーをこ封入したものを、DSCで窒素
雰囲気中で220℃で5分間溶融した後、5℃/分の降
温速度で40℃まで降温する。
(3)  コモノマー含量 常法によりIRスペクトル法で決定した。
(4)  ビカツト軟化点(vsp) ASTM D1525に準じた。(なお、荷重はlK4
で行った。) (5)ヘイズ ASTM  D1003Gこ準じた。
(6)グロス ASTM  D523  G二準じた。(角度45°)
(7)滑り ASTM D1894に準じた。
(8)  ブロッキング 5009 / 12c++!の荷重下で、60℃,3時
間処理して、シーラント面同志をプロ2午ングさせた試
片をせん断剥離する時の最大荷重(K9)を求め、 K
g/12−++1単位で表示する。
(9)  LSI 東洋精機社製LSI試験機(1,2’〜3.6°の散乱
透過光を受光)により測定した。LSI値は肉眼で観察
した透視性とかなりよく対応することから透視性の尺度
として用いた。
(値が小さい方が透視性がよい。) (!O)  ヒートシール温度 フィルムのラミイ・−ト面どうしをヒートンーラーを用
いて、所定の温度で2Kg / era Gの荷重をか
け、2秒間圧着して得た巾25−mの試料を、剥離速度
200m+/分、剥離角度180’cで剥離を行って得
た剥離抵抗力が、300f/25−のときの温度をヒー
トシール温度とした。
以下1本発明を実施例により、さらに詳しく説明するが
1本発明はその要旨を越えない限り実施例に限定される
ものではない。
〈実施例〉 実施例−1 (1)  高分子核剤の調製 脱水精製されたn−へブタン100mjiこトリエチル
アルミニウム1,952.p−アニス酸エチル675■
と特開昭57−59916号の実施例−1に従って合成
したチタン含有固体触媒6.02を順次加え、後にこの
混合溶液を50’Cに昇温シた。続いて、ビニルンクロ
へ午サン50.nj!を添加してビニルヘキサンの重合
を15分間おこなった。
その後生成した重合スラリーをn−へブタン200dで
4回洗浄して未反応ビニルシクロヘキサンと助触媒のト
リエチルアルミニウムおよびp−アニス酸エチルを除去
した。次いで、n−へブタン洗浄をおこなった活性スラ
リーから減圧蒸留により、n−へブタンを除去して活性
触媒を含有したポリビニルシクロへ午サンのパウダー7
.82を得た。仕込んで固体触媒1f当りのポリビニル
シクロへ午サン含有量は0.30fであった。
上記のポリビニルシクロヘキサンを含む重合触媒1.0
69 、  )リエチルアルミニウム0.75t、p−
トルイル酸メチル0.2379.n−へブタン1500
mgを用いて内容積5tのステンレス製オートクレーブ
中でプロピレンの重合を圧力6Kg/iG、温度70℃
、水素濃度1,5vo1%番こおいて40分間おこなっ
た。重合終了後、n−ブタノール50−を加えて重合を
停止させ重合スラリーを取出し1重合パウダーと溶媒を
濾過分離した。重合パウダーをIN塩酸500 mlで
洗浄した後、メタノールで洗浄液が中性【こなるまで洗
浄をおこなりな。パウダ−を乾燥後1重合をはかると8
407であった。
フロピレノの重合量はチタン含有固体触媒17当たり1
030 yであった。又5その〔η〕は1.93de 
/ qであった。この重合体には、高分子核剤でちるポ
リビニル/クロヘキサンが291 wt I)I)IT
I含まれていた。
(2)基材層用結晶性ポリプロピレンの調製M12ン/
10分のプロピレンホモポリマー(こ、安定剤としてB
HTo、2重量部、帯電防止剤として、チタンD 23
55 (丸菱油化製)0.5重量部、滑剤としてBNT
−22H(日本精化製、ベヘ二)酸アミド、融点113
℃)0.3重量部、造核剤として、前記(1)で調製し
たものを1.Oi量部を各々加えヘンシェルミキサーで
混合した後、65閣φ押出機で造粒ベレット化した。
(3)/−ラット層用プロピレン系軟質樹脂の調製MI
8r/lo分のプロピレン系軟質樹脂(エチレン含量3
.5wt%、ブテン−1含@4.5wt%、融点138
℃、ビカット軟化点118℃)に、安定剤として、BH
TO,1重量部、滑剤として、BNT−2280,3重
量部、ニュートロン−8(日本精fヒ製、エルカ酸アミ
ド、融点85℃) 0.05mff1部、耐ブOノキン
グ剤として。
サイロイド244(富士デビソン社製)0.2重量部、
造核剤として、前記(1)で調製したものを1.0重量
部を各々加えへ/ンエルミキサーで混合した後、65順
φ押出機で造粒ベレットfヒした。
(4)  多層延伸ポリプロピレンフィルムの作製前記
(2)で得られた基材層用樹脂からプレス法(こより5
00μ厚さのシートを得る。又、前記(3)で得られた
シーラント層用樹脂からプレス法により70μ厚さのシ
ートを得る。
次に、基材層用シートを中間にして1両側をこシーラン
ト層用シートをプレス法にて貼合せ、厚さ約640μの
積層シートを得る。この積層シートから90角の試料を
採取して、以下の条件で2軸延伸フイルムを得た。
延伸機:東洋精機製卓上2軸延伸機 温   度  150℃ 延伸倍率 MD5培、TD5倍 延伸速度 5m/分 上記で得た約26μ厚の多層延伸ポリプロピレンフィル
ムの物性を第1表に示した。
この多層延伸フィルムは、透明性、光沢性。
透視感が良好でしかも、よく滑り、プロツキフグもしな
し・良好なフィルムであった。
実施例−2 実施例−1において、/−ラット暦月の樹脂として、以
下の特性のプロピレン系軟質樹脂に変えた他は、実施例
−1と同様にして多層延伸フィルムを得た。多層延伸フ
ィルムの物性を第1表(こ示した。本フィルムは、実施
例−1と同様良好なフィルムであった。
プロピレン系軟質樹脂;MI89/10分。
エチレン含量1.5wt%、ブテン−1含量13.0w
t%、融点135℃、ビカット軟化点107℃ 実施例−3 実施例−1において、シーラント層用の樹脂として、以
下の特性のプロピレン系軟質樹脂昏こ変えた他は、実施
例−1と同様(こして多層延伸フィルムを得た。多層延
伸フィルムの物性を第1表に示した。本フィルムは、ヒ
ートシール温度が若干高目ではあるが、実施例−1と同
様良好なフィルムであった。
プロピレン系軟質樹脂;Mll/l(1エチレン含量4
.7wt%、融点137℃。
ビカット軟化点119℃ 実施例−4 実施例−2において、基材層用結晶性ポリフロピレン(
こ入れる造核剤として、ゲルオールMD(1,3,2,
4ジーp−メチルベンジリデンソルビトール、新日本理
化製)0.2重量部に変え。
シーラント層用の樹脂には高分子核剤を入れないことに
変えた他は、実施例−2と同様にして多層延伸フィルム
を得た。多層延伸フィルムの物性を第1表に示した。本
フィルムは、臭気があり若干グロスが下がり気味ではあ
るが、実施例−1と同様良好なフィルムであった。
実施例−5 実施例−29こおいて、基材1・ご用結晶性ポリフロピ
レフをこ入れる滑剤として、アーマイドHT(ライオン
油脂型、ステアリン酸アミド、融点104℃)0.2重
量部に変えた他は、実施例−2と同様にして多層延伸フ
ィルムを得た。多層延伸フィルムの物性を第1表(こ示
した。本フィルムは、耐ブロッキング性が少し低下気味
ではあるが、実施例−1と同様良好なフィルムであった
実施例−6 実施例−2iこおいて、基材層用結晶性ポリフロピレン
には、滑剤を入れないことに変えた他は、実施例−2と
同様にして多層延伸フィルムを得た。多層延伸フィルム
の物性を第1表に示した。本フィルムは、滑り性と耐ブ
ロッキング性が少し不良気味ではあるが、実施例−1と
同様良好なフィルムであった。
実施例−7 実施例−2において、基材)・;り用結晶性ポリプロピ
レン(こ入れる滑剤として、スリパックスE(日本化成
製、エチレンビスステアリン酸アミド、融点145℃)
03重量部(こ変えた他は、実施例−2と同様をこして
多層延伸フィルムを得た。
多層延伸フィルムの物性を第1表に示した。
本フィルムは、滑り性と耐ブロッキング性が少し不良気
味ではあるが、実施例−1と同様良好なフィルムであっ
た。
比較例−1 実施例−2において、基材層用結晶性ポリフロピレンに
は、帯電防止剤を入れないことに変えた他は、実施例−
2と同様にして、多層延伸フィルムを得た。多層延伸フ
ィルムの物性を第1表に示した。本フィルムは、滑り性
と耐ブロッキング性の不良なフィルムであった。
比較例−2 実施例−1にお(・て、基材層用結晶性ポリフロピレン
には、造核剤を入れないこと(こ変えた他は、実施例−
1と同様にして、多層延伸フィルムを得た。多層延伸フ
ィルムの物性を第1表に示した。本フィルムは、透視性
の不良なフィルムであった。
比較例−3 実施例−2iこおいて、基材層用結晶性ポリフロピレン
に入れる滑剤として、デノノ5L−1(丸菱油化製、オ
レイン酸アミド、融点79℃)0.3重量部に変え、さ
らに、帯電防止剤は入れなし・ことに変えた他は、実施
例−2と同様にして、多層延伸フィルムを得た。多層延
伸フィルムの物性を第1表に示した。本フィルムは、耐
ブロッキング性の悪いフィルムであった。
〈発明の効果〉 本発明の多層延伸フィルムは、透明、光沢透視性に優れ
、しかも滑り性、耐ブロッキング性の優れたものである

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)帯電防止剤を0.2〜2.0重量部と、造核剤と
    を含有した結晶性ポリプロピレン層の少なくとも片面に
    、プロピレン系軟質樹脂からなるシーラント層を積層さ
    せた後、延伸処理してなることを特徴とする多層延伸ポ
    リプロピレンフィルム。
  2. (2)結晶性ポリプロピレン層に含有する造核剤が高分
    子核剤であることを特徴とする請求項1記載の多層延伸
    ポリプロピレンフィルム。
  3. (3)融点が95〜125℃の滑剤0.03〜1.0重
    量部を結晶性ポリプロピレン層に含有せしめることを特
    徴とする請求項1記載の多層延伸ポリプロピレンフィル
    ム。
  4. (4)高分子核剤が炭素数6以上の3位分岐α−オレフ
    ィン及び/又はビニルシクロアルカンの重合体であり、
    その含有量が、モノマー単位で0.05wtppm〜1
    0,000wtppmであることを特徴とする請求項2
    記載の多層延伸ポリプロピレンフィルム。
  5. (5)シーラント層のプロピレン系軟質樹脂のビカット
    軟化点が120℃以下であることを特徴とする請求項1
    、2、3又は4記載の多層延伸ポリプロピレンフィルム
  6. (6)融点が95〜125℃の滑剤として、ベヘニン酸
    アミドを使用することを特徴とする請求項3又は5記載
    の多層延伸ポリプロピレンフィルム。
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