JP2730729B2 - スイッチング素子駆動装置 - Google Patents

スイッチング素子駆動装置

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JP2730729B2
JP2730729B2 JP63142567A JP14256788A JP2730729B2 JP 2730729 B2 JP2730729 B2 JP 2730729B2 JP 63142567 A JP63142567 A JP 63142567A JP 14256788 A JP14256788 A JP 14256788A JP 2730729 B2 JP2730729 B2 JP 2730729B2
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JP
Japan
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drive
power supply
voltage
switching element
control
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利明 岩井
英樹 大森
博文 野間
和彦 麻田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電圧駆動形スイッチング素子の駆動装置に関
するものである。
従来の技術 従来、この種の駆動装置は第2図に示すように構成さ
れている。ドライブ用直流電源1に接続されたドライブ
部6はNPNトランジスタ2とPNPトランジスタ3にてドラ
イブ終段を形成している。ドライブ終段の入力側にはプ
リドライブ用のNPNトランジスタ4が設けられている。
抵抗5は、制御部7からの出力信号の反転およびレベル
シフトを行っている。8は制御部7に電力を供給する制
御用直流電源である。ここでは、PNPトランジスタ3の
エミッタ・コレクタ間に、制御部7の出力信号の周期と
デュティーに応じたレベルの出力電圧Vが発生し、この
出力電圧によって後段に接続された電圧駆動形スイッチ
ング素子9〔たとえば、MOS型電界効果トランジスタな
ど〕が駆動されている。
発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、ドライブ用直流電源1や
制御用直流電源2の電源立上り時や低圧時において不安
定な動作を起こすことがあり、その結果、出力電圧Vの
レベルが前記電圧駆動形スイッチング素子9のズレッシ
ョルド電圧を越えることがあり、電圧駆動形スイッチン
グ素子9をターンオンさせ破壊させることがある。
本発明はドライブ用直流電源,制御用直流電源が所定
の値以下の状態におけるスイッチング素子を保護できる
駆動装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明のスイッチング素子駆動装置は、制御部の出力
でドライブ部を介して電圧駆動形スイッチング素子を駆
動するスイッチング素子駆動装置であって、前記スイッ
チング素子を駆動するのに必要な前記ドライブ部の出力
電圧値と制御部の出力電圧値との違いにより前記制御部
を制御用直流電源で駆動し、ドライブ部を前記の制御用
直流電源とは別のドライブ用直流電源で駆動するととも
に、前記の制御用直流電源の電圧(E8)と前記のドライ
ブ用直流電源の電圧(E1)を被比較入力とし、第1の設
定電圧(E10)とドライブ用直流電源の電圧(E1)を比
較し、第2の設定電圧(E80)と制御用直流電源の電圧
(E8)を比較し、(E1)≦(E10)と(E8)≦(E80)の
論理和でドライブ部による前記スイッチング素子の駆動
を禁止し、(E1)>(E10)でかつ(E8)>(E80)の論
理積でドライブ部による前記スイッチング素子の駆動を
許可するリセット手段とを設けたことを特徴とする。
作用 この構成によると、ドライブ用直流電源,制御用直流
電源の電源立上り時や低圧時において不安定な動作を起
こすときに、リセット手段がドライブ部の駆動出力電圧
をオフしてスイッチング素子を保護する。
実施例 以下、本発明の一実施例を第1図に基づいて説明す
る。なお、従来例を示す第2図と同様の作用をなすもの
には同一の符号を付けて説明する。
第1図は本発明の駆動装置を示し、リセット手段10が
設けられている点が第2図とは異なっている。リセット
手段10は比較部11とNPNトランジスタ12とで構成されて
おり、ここで比較部11はドライブ用直流電源1の電圧E1
と制御用直流電源の出力電圧E8とを被比較入力とし、電
圧E1と第1の設定電圧E10を比較し、電圧E8と第2の設
定電圧E80を比較し、E1≦E10とE8≦E80の論理和でNPNト
ランジスタ12にオン信号が出力され、トランジスタ12が
オンするとトランジスタ2,3のベース電位が基準レベル
になって、出力電圧Vがオフされてスイッチング素子9
が保護される。E1>E10でかつE8>E80の状態を比較部11
が検出してからトランジスタ12がオフになって、スイッ
チング素子9の駆動が再開される。
発明の効果 以上のように本発明によると、制御部の出力でドライ
ブ部を介して電圧駆動形スイッチング素子を駆動するス
イッチング素子駆動装置であって、前記スイッチング素
子を駆動するのに必要な前記ドライブ部の出力電圧値と
制御部の出力電圧値との違いにより前記制御部を制御用
直流電源で駆動し、ドライブ部を前記の制御用直流電源
とは別のドライブ用直流電源で駆動するとともに、前記
の制御用直流電源の電圧(E8)と前記のドライブ用直流
電源の電圧(E1)を被比較入力とし、第1の設定電圧
(E10)とドライブ用直流電源の電圧(E1)を比較し、
第2の設定電圧(E80)と制御用直流電源の電圧(E8)
を比較し、(E1)≦(E10)と(E8)≦(E80)の論理和
でドライブ部による前記スイッチング素子の駆動を禁止
し、(E1)>(E10)でかつ(E8)>(E80)の倫理積で
ドライブ部による前記スイッチング素子の駆動を許可す
るリセット手段とを設けたため、スイッチング素子に高
い電圧が印加される不安定な状態が発生すると、ドライ
ブ部の出力電圧をリセット手段が自動的にオフして、ス
イッチング素子を確実に破壊という最悪の事態から保護
できるものである。
具体的には、次のような特有の効果が得られる。
ドライブ用電源と制御用電源の定常特性や過渡特性の
自由度が高く、設計が容易であり、低コスト化等も可能
である。
駆動されるスイッチング素子には、一切過負荷状態を
与えず、従って信頼性が極めて高い。
ドライブ部の出力に接続されるスイッチング素子のパ
ワー回路構成(トポロジー)には制限がなく、使用範囲
が広い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の駆動装置の構成図、第2図
は従来の駆動装置の構成図である。 1……ドライブ用直流電源、6……ドライブ部、7……
制御部、8……制御用直流電源、9……電圧駆動形スイ
ッチング素子、10……リセット手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 麻田 和彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−265917(JP,A) 実開 昭62−114524(JP,U) 実開 昭61−83318(JP,U) 実開 昭63−44170(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御部(7)の出力でドライブ部(6)を
    介して電圧駆動形スイッチング素子(9)を駆動するス
    イッチング素子駆動装置であって、 前記スイッチング素子(9)を駆動するのに必要な前記
    ドライブ部(6)の出力電圧値と制御部(7)の出力電
    圧値との違いにより前記制御部(7)を制御用直流電源
    (2)で駆動し、ドライブ部(6)を前記の制御用直流
    電源(2)とは別のドライブ用直流電源(1)で駆動す
    るとともに、 前記の制御用直流電源(1)の電圧(E8)と前記のドラ
    イブ用直流電源(1)の電圧(E1)を被比較入力とし、
    第1の設定電圧(E10)とドライブ用直流電源(1)の
    電圧(E1)を比較し、第2の設定電圧(E80)と制御用
    直流電源(2)の電圧(E8)を比較し、 (E1)≦(E10)と(E8)≦(E80)の論理和でドライブ
    部(6)による前記スイッチング素子(9)の駆動を禁
    止し、 (E1)>(E10)でかつ(E8)>(E80)の論理積でドラ
    イブ部(6)による前記スイッチング素子(9)の駆動
    を許可するリセット手段(10)と を設けたスイッチング素子駆動装置。
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