JP3036119B2 - 出力トランジスタの短絡保護回路 - Google Patents

出力トランジスタの短絡保護回路

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JP3036119B2
JP3036119B2 JP3143049A JP14304991A JP3036119B2 JP 3036119 B2 JP3036119 B2 JP 3036119B2 JP 3143049 A JP3143049 A JP 3143049A JP 14304991 A JP14304991 A JP 14304991A JP 3036119 B2 JP3036119 B2 JP 3036119B2
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勝 井本
春男 緒方
裕行 西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばリモートI/
Oターミナル等の出力ユニットに使用されるトランジス
タの短絡保護に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、リモートI/Oターミナル等の出
力ユニットは、電源に負荷と出力トランジスタを直列に
接続し、負荷を駆動するようにしている。この種の出力
ユニットにおいて、負荷短絡等が生じた場合に、出力ト
ランジスタを短絡保護する回路としては、トランジスタ
の出力回路に小抵抗を挿入接続し、この抵抗間に発生す
る電位差により、そのトランジスタをカット又は電流制
限するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の出力ト
ランジスタの短絡保護回路では、短絡電流が流れて、は
じめてトランジスタ回路をしゃ断又は電流制限するもの
であるから、トランジスタが破壊する速さとしゃ断する
速さとの関係で完全には保護できないという問題があっ
た。
【0004】この発明は、上記問題点に着目してなされ
たものであって、初期時に小電流を回路に流し、負荷が
短絡していなければ、完全に出力をONすることによ
り、トランジスタを短絡保護する出力トランジスタの保
護回路を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明の出力
トランジスタの短絡保護回路は、所定の基準電圧を発生
する基準電圧発生回路と、基準電圧と前記出力トランジ
スタのコレクタ電圧を入力に受け、基準電圧よりもコレ
クタ電圧が高い時に出力がローレベルとなり、基準電圧
よりもコレクタ電圧が低い時に出力をハイインピーダン
ス状態とするコンパレータと、このコンパレータの出力
がローレベルの時、入力信号を受けて出力トランジスタ
のベースに微少電流を流す第1の入力回路と、前記コン
パレータの出力がハイインピーダンス状態の時に入力状
態を受けて、前記のベースに前記微少電流よりも大なる
電流を流す第2の入力回路とを備えている。
【0006】この短絡保護回路では、当初基準電圧より
も出力トランジスタのコレクタ電圧が高く、コンパレー
タはローレベル電位を出力している。そのため、入力信
号が加えられると、この入力電流は、第1の回路より、
トランジスタのベースに電流を流す。この電流は微少電
流である。この微少電流が流れることにより、負荷が短
絡していない場合には、出力トランジスタのコレクタ電
位が下がり、やがてコンパレータの出力が反転し、入力
信号は、第2の入力回路を通して、出力トランジスタの
ベースに流れ、出力トランジスタを完全にONする。こ
れに対し、負荷が短絡していると、入力信号を加える
と、第1の入力回路を通して、ベースに電流が流れ、短
絡状態が続いていると、トランジスタのコレクタ電圧
は、略電源レベルにあり、したがってコンパレータは反
転せず、ローレベルを出力したままなので、第2の入力
回路に電流は流れず、したがって出力トランジスタの微
少電流が流れた状態となり、トランジスタが破壊される
にはいたらない。
【0007】
【実施例】以下、実施例によりこの発明をさらに詳細に
説明する。図1は、この発明の一実施例を示す出力トラ
ンジスタの短絡保護回路の回路接続図である。図1の回
路において、電源1に負荷2と出力トランジスタTRの
直列回路が接続されている。さらに、この電源1に負荷
2とトランジスタTRの直列回路に並列に抵抗R6 、R
3 の直列回路が並列に接続されている。この抵抗R 6
3 の直列回路は、両抵抗の接続点より基準電圧Vrを
発生する基準電圧発生回路を構成している。この抵抗R
6とR3 の接続点の基準電圧Vrは、コンパレータCO
Mの+入力端に加えられるように接続されている。ま
た、出力トランジスタTRのコレクタは、抵抗抵抗R4
を介してコンパレータCOMの−入力端に接続されてい
る。さらに、電源1の−電位と+電位間には、ホトカプ
ラPHC、抵抗R2 、R5 の直列回路に接続されてお
り、さらにホトカプラPHCのエミッタとコンパレータ
COMの出力端に抵抗R1 が接続され、一方、コンパレ
ータCOMの出力端とトランジスタTRのベース間にダ
イオードDが接続され、また、抵抗R2 とR5 の接続点
がベースに接続されている。ここで、抵抗R2 は、第1
の入力回路、抵抗R1 、ダイオードDが第2の入力回路
を構成しており、抵抗R1 より抵抗R2 のほうが高抵抗
に設定されている。
【0008】この実施例回路において、常時は抵抗
6 、R3 の基準電圧Vrに対し、出力トランジスタT
Rのコレクタの電圧が高く、ほぼ電源電圧VCCに等しい
ので、コンパレータCOMは出力がローレベル状態にあ
る。したがって入力信号が加えられホトカプラPHCが
オンすると、このホトカプラPHCを通じて抵抗R2
介し、トランジスタTRに微少な電流IB が流れる。こ
の状態で、負荷2が正常に接続されている場合には、微
少電流がベース電流に流れることにより、出力トランジ
スタTRにも電流が流れ、トランジスタTRのコレクタ
電流は、低くなり基準電圧Vrより小さくなるため、コ
ンパレータCOMの出力は反転し、ハイインピーダンス
状態になる。そのため、それまで抵抗R2 を介して流れ
たベース電流IB で抵抗R1 、ダイオードD1 を介して
流れることなり、この電流は、抵抗R 2 を流れる電流よ
り大であるため、出力トランジスタは完全にONし、出
力の負荷2を駆動することになる。しかしながら、負荷
2が短絡状態、誤配線により端子P1 、P2 が短絡状態
になっていると、入力信号が加えられた時に、抵抗R2
を流れた微少電流によって、トランジスタTRに電流が
流れても、トランジスタTRの電位は、略電源電圧に近
い状態であり、したがってコンパレータCOMは反転せ
ず、ローレベルを出力したままであり、入力信号が加え
られて、ホトカプラPHCがONしている状態時、抵抗
2 を介して、トランジスタTRに微少なベース電流が
流れつづけることになる。そのため、トランジスタTR
は、完全にONせず、その状態を維持したままになる。
この状態は、図2のVCE−IC特性の電源電圧VCCに対
する微少な電流領域(図の斜線部分)での動作状態とな
り、出力トランジスタTRは若干発熱する程度で完全に
破壊されることはなく、保護される。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、出力トランジスタの
ベース電流を流す入力回路を第1と第2の複数にし、動
作初期時は、第1の入力回路として微少な電流を流し、
負荷が正常であれば、第2の入力回路を通してベース電
流を流して、完全に出力トランジスタをONするもので
あり、負荷が短絡状態である場合には、そのまま微少電
流を流しつづけるので、短絡状態時に出力トランジスタ
を破壊することを避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す出力トランジスタの
短絡保護回路を示す回路図である。
【図2】出力トランジスタのVCE−IC特性を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 電源 2 負荷 R3 、R6 基準電圧発生用抵抗 COM コンパレータ TR 出力トランジスタ R2 微少ベース電流用抵抗 R1 正常ON用抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−19313(JP,A) 特開 昭59−219019(JP,A) 特開 昭58−50020(JP,A) 特開 平4−68917(JP,A) 特開 平3−289712(JP,A) 特開 平2−25107(JP,A) 特開 平3−255717(JP,A) 特開 昭58−14623(JP,A) 特開 昭62−234416(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 17/00 - 17/693 H03K 19/003

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源に、負荷とこの負荷を駆動する出力ト
    ランジスタが直列に接続される出力トランジスタの短絡
    保護回路であって、所定の基準電圧を発生する基準電圧
    発生回路と、基準電圧と前記出力トランジスタのコレク
    タ電圧を入力に受け、基準電圧よりもコレクタ電圧が高
    い時に出力がローレベルとなり、基準電圧よりもコレク
    タ電圧が低い時に出力をハイインピーダンス状態とする
    コンパレータと、このコンパレータの出力がローレベル
    の時、入力信号を受けて前記出力トランジスタのベース
    に微少電流を流す第1の入力回路と、前記コンパレータ
    の出力がハイインピーダンス状態の時に入力状態を受け
    て、前記のベースに前記微少電流よりも大なる電流を流
    す第2の入力回路とを備えたことを特徴とする出力トラ
    ンジスタの短絡保護回路。
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