JP2702146B2 - 増幅回路 - Google Patents

増幅回路

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JP2702146B2
JP2702146B2 JP63104736A JP10473688A JP2702146B2 JP 2702146 B2 JP2702146 B2 JP 2702146B2 JP 63104736 A JP63104736 A JP 63104736A JP 10473688 A JP10473688 A JP 10473688A JP 2702146 B2 JP2702146 B2 JP 2702146B2
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清一 岡本
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日本電気アイシーマイコンシステム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は増幅回路、特に、出力端子が正電源,負電
源,または接地電位に短絡された場合に出力トランジス
タの破壊を防止する保護回路を有する増幅回路に関す
る。
〔従来の技術〕
次に従来の増幅回路について図面を参照して詳細に説
明する。
第2図は従来の増幅回路の一例を示す回路図である。
破線100内はシングル・エンド・プッシュプル出力のバ
ランスド・トランスホーマ・レス方式増幅回路の出力段
である。
第2図に示す増幅回路は、正電源端子5にトランジス
タ1,2のコレクタが接続され、非反転出力端子6にはト
ランジスタ1のエミッタとトランジスタ3のコレクタが
接続され、反転出力端子7はトランジスタ4のエミッタ
とトランジスタ4のコレクタが接続され、負電源端子9
にはトランジスタ3,4のベースが接続される。
トランジスタ1のベースにはドライバトランジスタ60
のエミッタが、ドライバトランジスタ60のベースには定
電流源61が接続される。
保護回路として、トランジスタ1のベースにトランジ
スタ1とカレントミラー回路を構成するトランジスタ62
のベースが接続され、トランジスタ62のエミッタは抵抗
63を介して非反転出力端子6に接続され、トランジスタ
62のコレクタはダイオード64のカソードとトランジスタ
65のベースに接続される。
ダイオード65のアノードとトランジスタ65のエミッタ
は正電源端子5に接続される。
トランジスタ65のコレクタはトランジスタ67のベース
と、抵抗66を介して負電源端子9に接続される。
トランジスタ67のコレクタはドライバトランジスタ60
のベースに、エミッタは非反転出力端子6に接続され
る。
ここで、非反転出力端子6が負電源端子9に短絡され
た場合の動作について説明する。
トランジスタ1に出力電流として短絡電流が流れる
と、トランジスタ62、ダイオード64、トランジスタ65に
も電流が流れ、抵抗66に電圧降下を生ずる。
トランジスタ67はエミッタが非反転出力端子6を通し
て負電源端子9に短絡されるので、ベース・エミッタ間
に電圧が生じて動作状態になり、ドライバトランジスタ
60のベース電流を引き込み、ドライバトランジスタ60の
エミッタ電流を制限する。したがって、トランジスタ1
の出力電流が制限され、トランジスタ1を破壊から保護
する。
一方、この増幅回路の正常動作時を考えてみると、負
荷8が純抵抗で非反転出力端子6に第3図(a)に示す
ような電圧波形が出力されている場合は、第3図(b)
に示すような電流が出力トランジスタ1に流れる。
期間t1では、トランジスタ1に電流が流れ、抵抗66に
電圧が発生するが、非反転出力端子6が接地電位より上
側に振られているので、トランジスタ67のベース・エミ
ッタが逆バイアスになるため、保護動作は行われない。
期間t2では、トランジスタ1に電流が流れないので、
非反転出力端子6が接地電位より下側に振られていて
も、トランジスタ67のベース・エミッタ間に電圧が発生
しないため、保護動作は行なわれない。
次に、負荷8が拡声器のような誘導リアクタンスの場
合は、第3図(c)に示すような電流が出力トランジス
タ1に流れ、位相遅れTを生じる。
このTの期間では、トランジスタ1に電流が流れてお
り、抵抗66には電圧が発生している。
この時、非反転出力端子6は接地電位より下側に振れ
ており、トランジスタ67のベース・エミッタ間に電圧が
発生するため、トランジスタ67が動作するので、不必要
な保護動作が行なわれる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の増幅回路は、誘導性負荷の場合に不必
要な保護動作が行なわれるので、非反転出力端子6と反
転出力端子7との間に異常波形が発生するという欠点が
あった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の増幅回路は、第1と第2の出力トランジスタ
を縦続した非反転出力部と、第3と第4の出力トランジ
スタを縦続した反転出力部と、前記第1〜4の出力トラ
ンジスタに流れる電流を検出し第1〜4の検出信号を出
力する第1〜4の電流検出トランジスタと、前記第1〜
4の検出信号にもとづいて前記前記第1〜4の出力トラ
ンジスタを保護する保護部とを含むシングル・エンド・
プッシュ・プル方式の増幅回路において、 (A)前記第1の検出信号をベースに入力した第1のト
ランジスタと前記第4の検出信号をベースに入力した第
2のトランジスタよりなる第1の差動増幅回路を含み、
前記第1のトランジスタのコレクタは第1の負荷抵抗と
第3のトランジスタのエミッタおよび第4のトランジス
タのベースに接続し、前記第2のトランジスタのコレク
タは第2の負荷抵抗と第4のトランジスタのエミッタお
よび第3のトランジスタのベースに接続し、前記第1の
検出信号と前記第4の検出信号との間にレベル差があっ
た場合第1の異常信号を前記第3,第4のトランジスタの
コレクタの共通接続点より出力する第1の比較部、 (B)前記第2の検出信号をベースに入力した第5のト
ランジスタと前記第3の検出信号をベースに入力した第
6のトランジスタよりなる第2の差動増幅回路を含み、
前記第5のトランジスタのコレクタは第3の負荷抵抗と
第7のトランジスタのエミッタおよび第8のトランジス
タのベースに接続し、前記第6のトランジスタのコレク
タは第4の負荷抵抗と第8のトランジスタのエミッタお
よび第7のトランジスタのベースに接続し、前記第2の
検出信号と前記第3の検出信号との間にレベル差があっ
た場合第2の異常信号を前記第7,第8のトランジスタの
コレクタの共通接続点より出力する第2の比較部、 (C)前記第1の異常信号または前記第2の異常信号に
もとづいて、前記検出信号の代りに前記保護回路を作動
させる作動信号を作成する作動信号作成部、 とを含んで構成される。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明の一実施例を示す回路図である。
第1図に示す増幅回路は、トランジスタ1,2のベース
にドライバトランジスタ38,40のエミッタおよび電流検
出トランジスタ10,11のベースが接続され、トランジス
タ3,4のベースにドライバトランジスタ44,47のコレクタ
および電流検出トランジスタ12,13のベースが接続され
る。
ドライバトランジスタ38,40のベースには定電流源39,
41が接続され、ドライバトランジスタ44,47のエミッタ
には定電流源43,46をベースに有するトランジスタ42,45
のエミッタが接続される。
電流検出トランジスタ10,11,12,13の各エミッタは、
抵抗14,15,16,17を介してトランジスタ1,2,3,4の各エミ
ッタに接続される。
電流検出トランジスタ10,11,12,13の各コレクタは、
差動増幅回路の入力端子であるトランジスタ21,31およ
びトランジスタ30,22に接続される。
差動増幅回路の出力信号はトランジスタ37,トランジ
スタ49,50,51,52を介して、ドライバトランジスタ38,4
0,およびドライバトランジスタ44,47を制御するトラン
ジスタ42,45に供給される。
次に、非反転出力端子6が負電源端子9に短絡した場
合の動作を説明する。
トランジスタ1には短絡電流が流れるが、トランジス
タ4には流れないので、抵抗18の電圧降下が抵抗19の電
圧降下よりも大きくなり、抵抗25の電圧降下が低下26の
電圧降下よりも大きくなるので、トランジスタ24,37,49
〜52がONになるので、トランジスタ1〜4のドライブ電
流が制限され、破壊が防止される。
他の短絡状態の場合も同様に破壊が防止される。
次に、正常動作の場合について説明する。
トランジスタ1とトランジスタ4、およびトランジス
タ2とトランジスタ3には、出力電流の位相がずれてい
る場合でも等しい電流が流れているので、差動増幅回路
のトランジスタ21と22、およびトランジスタ30と31のベ
ース電圧に差は生ぜず、トランジスタ37が動作すること
なく、保護動作は行なわれない。
〔発明の効果〕
本発明の増幅回路は、シングル・エンド・プッシュ・
プル回路の非反転出力部の上側トランジスタと反転出力
部下側トランジスタとの電流差、または非反転出力部の
下側トランジスタと反転出力部上側トランジスタとの電
流差が生じた場合にのみ保護回路を動作されることによ
り、誘導性リアクタンスを負荷させた場合でも異常波形
の発生を防止でき、かつBTL方式増幅回路の出力端子が
負電源電位,正電源電位どちらに短絡された場合でも保
護動作を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す回路図、第2図は従来
の一例を示す回路図、第3図は(a)〜(c)第2図の
動作を説明する波形図である。 1〜4……トランジスタ、5……正電源端子、6……非
反転出力端子、7……反転出力端子、8……負荷、9…
…負電源端子。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1と第2の出力トランジスタを縦続した
    非反転出力部と、第3と第4の出力トランジスタを縦続
    した反転出力部と、前記第1〜4の出力トランジスタに
    流れる電流を検出し第1〜4の検出信号を出力する第1
    〜4の電流検出トランジスタと、前記第1〜4の検出信
    号にもとづいて前記前記第1〜4の出力トランジスタを
    保護する保護部とを含むシングル・エンド・プッシュ・
    プル方式の増幅回路において、 (A)前記第1の検出信号をベースに入力した第1のト
    ランジスタと前記第4の検出信号をベースに入力した第
    2のトランジスタよりなる第1の差動増幅回路を含み、
    前記第1のトランジスタのコレクタは第1の負荷抵抗と
    第3のトランジスタのエミッタおよび第4のトランジス
    タのベースに接続し、前記第2のトランジスタのコレク
    タは第2の負荷抵抗と第4のトランジスタのエミッタお
    よび第3のトランジスタのベースに接続し、前記第1の
    検出信号と前記第4の検出信号との間にレベル差があっ
    た場合第1の異常信号を前記第3,第4のトランジスタの
    コレクタの共通接続点より出力する第1の比較部、 (B)前記第2の検出信号をベースに入力した第5のト
    ランジスタと前記第3の検出信号をベースに入力した第
    6のトランジスタよりなる第2の差動増幅回路を含み、
    前記第5のトランジスタのコレクタは第3の負荷抵抗と
    第7のトランジスタのエミッタおよび第8のトランジス
    タのベースに接続し、前記第6のトランジスタのコレク
    タは第4の負荷抵抗と第8のトランジスタのエミッタお
    よび第7のトランジスタのベースに接続し、前記第2の
    検出信号と前記第3の検出信号との間にレベル差があっ
    た場合第2の異常信号を前記第7,第8のトランジスタの
    コレクタの共通接続点より出力する第2の比較部、 (C)前記第1の異常信号または前記第2の異常信号に
    もとづいて、前記検出信号の代りに前記保護回路を作動
    させる作動信号を作成する作動信号作成部、 とを含むことを特徴とする増幅回路。
JP63104736A 1988-04-26 1988-04-26 増幅回路 Expired - Lifetime JP2702146B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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