JP3281852B2 - 増幅回路の保護回路 - Google Patents

増幅回路の保護回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声信号などの増
幅回路の負荷が天絡又は短絡した際の保護回路に関する
もので、特に誤動作が少ない増幅回路の保護回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】液晶画面付きのビデオカメラやコンパク
トデイスクなどの携帯用音声再生機器には小さなスピー
カーやヘッドフォンを駆動するために負荷を駆動する増
幅回路が備えられている。このような増幅器は一般にI
C内部に配置されICのピンを介してIC外部の負荷に
接続されている。前記増幅器は抵抗値の小さい負荷を駆
動できるように十分大きな電流を発生できる能力を有す
る。このため、何らかの理由で負荷が短絡したり、天絡
したりすると、過大電流がIC内部の増幅回路にながれ
てしまう。すると、集積回路外部の負荷に電流を吐き出
す吐き出し用トランジスタや電流を吸い込む吸い込み用
トランジスタが大電流により破壊されたり、ICの発熱
によりパッケージにクラックが起こる恐れがある。
【0003】そこで、図2に示すような増幅回路の保護
回路が提案されている。IC1のピン2には負荷3が接
続されている。IC内部の増幅回路4にはIC1外部の
負荷3に電流を吐き出す吐き出し用トランジスタ5や電
流を吸い込む吸い込み用トランジスタ6が内蔵されてい
る。図2において、負荷3が短絡すると、過大電流が吐
き出し用トランジスタ5のエミッタからピン2に流れ
る。すると、吐き出し用トランジスタ5のベース・エミ
ッタ間電圧VBEが正常時に比べ大きくなる。すると、抵
抗7の電圧降下が大きくなり、今までオフしていた保護
用トランジスタ8がオンする。
【0004】保護用トランジスタ8がオンすると、吐き
出し用トランジスタ5のベース電流が側路されてしま
い、吐き出し用トランジスタ5がオフ傾向となる。この
ため、吐き出し用トランジスタ5のエミッタに流れる電
流が制限され保護機能が働く。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2の
装置では保護動作が安定せず、すぐに保護動作が働いて
しまったり、なかなか保護動作が働かない場合があり、
誤動作がある。これは、吐き出し用トランジスタ5や保
護用トランジスタ8の温度変化によるVBEの値の変動
や、もともとのVBEの値の変動が原因となる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために成されたもので、入力信号に応じて集積
回路外部の負荷に電流を吐き出す吐き出し用トランジス
タと前記入力信号に応じて前記集積回路外部の前記負荷
から電流を吸い込む吸い込み用トランジスタとを含む増
幅回路と、前記吐き出し用トランジスタ及び又は吸い込
み用トランジスタに加わる電圧と基準電圧とを比較する
コンパレータと、該コンパレータの出力信号に応じて前
記吐き出し用トランジスタ及び又は吸い込み用トランジ
スタのオフさせる保護スイッチとを備えることを特徴と
する。
【0007】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の増幅回路の保護
回路の全体構成を示す。図1において、10は入力信号
に応じて集積回路外部の負荷11に電流を吐き出す吐き
出し用トランジスタ12と前記入力信号に応じて前記集
積回路外部の前記負荷11から電流を吸い込む吸い込み
用トランジスタ13とを含む増幅回路、14は前記負荷
11に発生する電圧と第1基準電圧とを比較する第1コ
ンパレータ、15は前記負荷11に発生する電圧と第2
基準電圧とを比較する第2コンパレータ、16は第1コ
ンパレータ14の出力信号に応じて前記吐き出し用トラ
ンジスタ12をオフさせる保護スイッチとして動作する
トランジスタ、17は第2コンパレータ15の出力信号
に応じて前記吸い込み用トランジスタ13をオフさせる
保護スイッチとして動作するトランジスタである。
【0008】まず、増幅回路10の正常動作について説
明する。入力端子18からの信号は、差動増幅器19に
印加され増幅される。差動増幅器19で増幅された信号
は、点A及び点Bに互いに逆位相で発生する。点Aの信
号はトランジスタ20を介して吐き出し用トランジスタ
12を駆動する。点Bの信号はトランジスタ21を介し
て吸い込み用トランジスタ13を駆動する。
【0009】今、入力端子18の信号が「H」となる
と、点Aは「L」となり、点Bは「H」となる。する
と、トランジスタ20がオンし、トランジスタ21がオ
フする。トランジスタ20がオンすると、吐き出し用ト
ランジスタ12がオンし、吐き出し用トランジスタ12
のエミッタから電流を負荷11に供給する。逆に、入力
端子18の信号が「L」となると、点Aは「H」とな
り、点Bは「L」となる。すると、トランジスタ20が
オフし、トランジスタ21がオンする。トランジスタ2
1がオンすると、吸い込み用トランジスタ13がオン
し、吸い込み用トランジスタ13のコレクタに負荷11
からの電流を流す。
【0010】このため、ピン22には負荷11に流れる
電流が発生する。このような増幅回路において、今何ら
かの原因により、ピン22が短絡しグランドレベルにな
ったとする。すると、吐き出し用トランジスタ12に過
大電流が流れる。すると、第1コンパレータ14のトラ
ンジスタ23がオンし、トランジスタ24、16がオン
する。トランジスタ16がオンすると、トランジスタ2
0がオフするので、吐き出し用トランジスタ12へのベ
ース電流供給が遮断される。
【0011】従って、吐き出し用トランジスタ12に過
大電流が流れるのが防止される。尚、この時、第2コン
パレータ15は、増幅回路10に影響を与えない。次
に、何らかの原因により、ピン22が天絡し電源電圧レ
ベルになったとする。すると、吸い込み用トランジスタ
13に過大電流が流れる。すると、第2コンパレータ1
5のトランジスタ25がオンし、トランジスタ17がオ
ンする。トランジスタ17がオンすると、トランジスタ
21がオフするので、吸い込み用トランジスタ13への
ベース電流供給が遮断される。
【0012】従って、吸い込み用トランジスタ13に過
大電流が流れるのが防止される。このときは、第1コン
パレータ14は、増幅回路10に影響を与えない。上記
説明では、ピン22が短絡・天絡の場合を説明したが、
第1及び第2コンパレータ14、15の基準電圧第1V
ref,第2Vrefの値の設定によりグランドから電源の値
の間で自由に選べる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、増幅回路において、吐
き出し用トランジスタと吸い込み用トランジスタに加わ
る電圧と基準電圧とを比較するコンパレータと、コンパ
レータの出力信号に応じて吐き出し用トランジスタ及び
又は吸い込み用トランジスタのオフさせる保護スイッチ
とを設けているので、増幅回路の負荷が天絡又は短絡し
た際の保護を行うことができる。
【0014】特に、本発明によれば、コンパレータによ
り保護機能をトリガーしているので保護動作が安定し、
誤動作がない。即ち、吐き出し用トランジスタや保護用
トランジスタの温度変化によるVBEの値の変動などの影
響を受けない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の増幅回路の保護回路を示す回路図であ
る。
【図2】従来の増幅回路の保護回路を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
10 増幅回路 11 負荷 12 吐き出し用トランジスタ 13 吸い込み用トランジスタ 14 第1コンパレータ 15 第2コンパレータ 16 トランジスタ 17 トランジスタ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷に電流を吐き出す吐き出し用トラン
    ジスタと、 前記負荷から電流を吸い込む吸い込み用トランジスタ
    と、 入力信号を増幅して互いに逆相の一対の差動信号を出力
    する差動増幅器と、 前記一対の差動信号の一方の差動信号を受けて前記吐き
    出し用トランジスタにベース電流を供給する第1の電流
    供給トランジスタと、 前記一対の差動信号の他方の差動信号を受けて前記吸い
    込み用トランジスタにベース電流を供給する第2の電流
    供給トランジスタと、 前記負荷に発生する電圧と第1の基準電圧とを比較する
    第1のコンパレータと、 前記負荷に発生する電圧と第2の基準電圧とを比較する
    第2のコンパレータと、 前記第1のコンパレータの出力信号に応じて前記第1の
    電流供給トランジスタをオフさせる第1の保護スイッチ
    と、 前記第2のコンパレータの出力信号に応じて前記第2の
    電流供給トランジスタをオフさせる第2の保護スイッチ
    と、を備えることを特徴とする増幅回路の保護回路。
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