JPH0513048Y2 - - Google Patents

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JPH0513048Y2
JPH0513048Y2 JP1986035895U JP3589586U JPH0513048Y2 JP H0513048 Y2 JPH0513048 Y2 JP H0513048Y2 JP 1986035895 U JP1986035895 U JP 1986035895U JP 3589586 U JP3589586 U JP 3589586U JP H0513048 Y2 JPH0513048 Y2 JP H0513048Y2
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circuit
transistor
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amplifier circuit
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、電源オフ時にシヨツク音が発生する
のを防止する為の増幅器のシヨツク音防止回路に
関するものである。 (ロ) 従来の技術 電源スイツチの接点を大電流による損傷から保
護する為に、大電流が流れる出力トランジスタを
電源に直接接続し、前記出力トランジスタの駆動
回路を含む前段回路をスイツチを介して前記電源
に接続した増幅器が、実公昭58−46564号公報に
記載されている。前記公報に記載された増幅器の
終段部分を第2図に示す。第2図において、上側
出力トランジスタ1のコレクタは電源(+Vcc)
に直接接続され、駆動トランジスタ2のコレクタ
はダイオード3及び4と抵抗5及び6とスイツチ
7を介して前記電源に接続されている。いま、ス
イツチ7が図示の開放状態にあるとすれば、上側
及び下側出力トランジスタ1及び8のベースバイ
アスがかからない為、前記上側及び下側出力トラ
ンジスタ1及び8がオフとなり、上側トランジス
タ1のコレクタが電源に接続されていても増幅器
を電源オフ状態にすることが出来る。また、スイ
ツチ7を閉成すると、上側及び下側出力トランジ
スタ1及び8のベースバイアスがかかり、駆動ト
ランジスタ2の出力信号が前記上側及び下側トラ
ンジスタ1及び8により増幅され、プツシユプル
の関係で負荷となるスピーカ9に印加される。従
つて、前記スイツチ7をオンすることにより、増
幅器に正常な増幅動作を行なわせることが出来
る。 ところで、第2図の増幅器の場合、スイツチ7
に流れる電流ISは、端子10から前段増幅回路
(図示せず)へ供給される電流IAと、上側及び下
側トランジスタ1及び8のベースバイアス回路に
流れる電流IBとの和になり、前記電流IBは上側出
力トランジスタ1のコレクタピーク電流IPに応じ
て決まるので、 IS=IA+IB=IA+IP/hFE ……(1) (ただし、hFEはトランジスタの電流増幅率)
となる。そして、前記スイツチ7に流れる電流IS
は、略数+mAとなる。 電源スイツチの更なる小型化や小電流容量化を
計る為には、第3図に示す如く、上側駆動トラン
ジスタ11の動作電流を供給する電流源回路12
を構成するトランジスタ13をデカツプリングコ
ンデンサ14の端子電圧によつて制御し、前記デ
カツプリングコンデンサ14をスイツチ15及び
トランジスタ16から成るスイツチ回路17を介
して電源(+Vcc)に接続すればよい。この様な
構成にすれば、スイツチ回路17を構成するスイ
ツチ15に流れる電流ISは、前記スイツチ回路
7を構成するトランジスタ16のコレクタ電流の
1/hFEとなり、前記スイツチ15に流れる電流
を数+μAに押さえることが出来る。 (ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、前記第3図の如き回路構成にす
ると、スイツチ15を開放して電源オフの状態に
したとき、増幅器から大きなシヨツク音を発生す
るという新たな問題が生じる。すなわち、通常デ
カツプリングコンデンサ14の端子電圧は、前段
差動増幅回路のバイアス源としても用いられてい
るが、スイツチ15を遮断して電源オフを行なつ
たとき、前記前段差動増幅回路により出力結合コ
ンデンサ18の放電が行なわれ、その後前記デカ
ツプリングコンデンサ14の端子電圧が低下し、
前段差動増幅回路が動作を停止しても、電流源回
12が動作中であると、上側出力トランジスタ
19がオンし、出力結合コンデンサ18が再充電
される結果シヨツク音が発生する。 (ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、上述の点に鑑み成されたもので、前
段差動増幅回路に電源電圧を供給するスイツチ回
路と、該スイツチ回路により充電されるデカツプ
リングコンデンサと、該コンデンサの端子電圧に
応じて上側駆動トランジスタもしくは上側出力ト
ランジスタのベースに動作電流を供給する電流源
と、前記ベースと前記スイツチ回路の出力端との
間に挿入され、前記ベースの電圧をクランプする
クランプ回路とを備える点を特徴とする。 (ホ) 作用 本考案に依れば、増幅器の電源オフ時にデカツ
プリングコンデンサの端子電圧が低下すると、そ
れに応じて上側駆動トランジスタもしくは上側出
力トランジスタのベース電圧が低下し、出力結合
コンデンサの再充電が生じないので、増幅器から
シヨツク音が発生するのを防止出来る。 (ヘ) 実施例 第1図は、本考案の一実施例を示す回路図で、
20は増幅される入力信号が印加される入力端
子、21は差動接続されたトランジスタ22及び
23を含み、前記入力信号を増幅する前段差動増
幅回路、24は前置駆動トランジスタ25、上側
駆動トランジスタ26、下側駆動トランジスタ2
7、上側出力トランジスタ28及び下側出力トラ
ンジスタ29を含み、前記差動増幅回路21の出
力信号を増幅する後段SEPP増幅回路、30はト
ランジスタ31及びスイツチ32を含み、電源ラ
インに挿入されたスイツチ回路、33は前記スイ
ツチ回路を介して電源(+Vcc)により充電され
るデカツプリングコンデンサ、34はトランジス
タ35,36,37,38及び39を含み、前記
デカツプリングコンデンサ33の端子電圧に基づ
き前記SEPP増幅回路24の各トランジスタに動
作電流を供給する電流源回路、及び40はダイオ
ード41及び42を含み、前記上側駆動トランジ
スタ26のベース電圧をクランプするクランプ回
路である。 スイツチ32が図示の開放状態にあるとすれ
ば、スイツチ回路30のトランジスタ31がオフ
しており、電源ライン43には電源電圧が印加さ
れていない。その為、デカツプリングコンデンサ
33の端子電圧は零になつており、電流源回路
4が動作せず、作動増幅回路21及びSEPP増幅
回路24はその動作を停止している。 いま、スイツチ32を閉成したとすれば、それ
に応じてトランジスタ31がオンし、デカツプリ
ングコンデンサ33の充電が行なわれる。そし
て、前記デカツプリングコンデンサ33の端子電
圧が所定値になると、前段差動増幅回路21に対
する動作電流が供給され、前記差動増幅回路21
が正常動作状態になるとともに、電流源回路34
が動作して後段SEPP回路24に動作電流を供給
する為、前記SEPP増幅回路24が正常動作状態
になる。従つて、入力端子20に印加された入力
信号は、差動増幅回路21で増幅された後更に
SEPP増幅回路24で増幅され、出力結合コンデ
ンサ44を介してスピーカ45に印加される。そ
れ故、第1図の回路を用いれば、入力信号に応じ
た音響をスピーカ45から発生させることが出来
る。 次に電源オフ時の動作を説明する。時刻t1にス
イツチ32を開放すると、トランジスタ31が直
ちに遮断状態になり、デカツプリングコンデンサ
33の放電が開放される。その場合、前記コンデ
ンサ33の放電時定数は、非常に短かく(約0.1
秒)放電は急激に行なわれる。その為、点Xの電
圧は、第4図実線イに示される如く、急激に立ち
下がる。また、出力結合コンデンサ44は、電源
オフにより差動増幅回路21の一方のトランジス
タ22がオン、他方のトランジスタ23がオフに
なる為、下側出力トランジスタ29により放電さ
れる。その為、前記出力結合コンデンサ44の一
端Yの電圧は、1/2Vccから前記放電に応じて第
4図一点鎖線ロに示す如く、低下していく。しか
して、点Xの電圧VXの低下速度が点Yの電圧VY
の低下速度よりも大の為、時刻t2になるとVX
VYとなり、上側駆動トランジスタ26のベース
(点Z)の電圧VZがクランプ回路40によりVX
2VBE(ただし、VBEはダイオードの順方向電圧)
にクランプされる。従つて、時刻t2以降は、上側
駆動トランジスタ26及び上側出力トランジスタ
28がオフ状態を保つ。 時間が経過し、デカツプリングコンデンサ33
の端子電圧が約3VBEに低下すると、差動増幅回
21の動作が停止し、それに応じて下側出力ト
ランジスタ29がオフになつて前記下側出力トラ
ンジスタ29による出力結合コンデンサ44の放
電が停止する。そして、前記デカツプリングコン
デンサ33の端子電圧が約2VBEに低下すると、
電流源回路34の動作も停止し、増幅器全体の動
作が停止する。クランプ回路40は、時刻t2に動
作を開始すると以降その状態を保つので、上側出
力トランジスタ28による出力結合コンデンサ4
4の再充電は確実に防止され、スピーカ45から
シヨツク音が発生することも無い。 尚、クランプ回路40は、第1図の如く点Yと
点Zとの間の電圧が2VBEの場合は、2個又は1
個のダイオードにより構成されるが、前記ダイオ
ードの数は、回路設計に応じて適宜定めることが
出来る。またクランプ回路40は、ダイオード以
外の素子例えばトランジスタを用いて構成するこ
とも可能である。 (ト) 考案の効果 以上述べた如く、本考案に依れば、電源オフ時
のシヨツク音を確実に防止出来る。また、スイツ
チ回路を構成するスイツチに流れる電流を小にす
ることが出来るので、前記スイツチの小型化や小
電流容量化を計ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す回路図、第
2図は従来の増幅器を示す回路図、第3図は本考
案の対象となる増幅器を示す回路図、及び第4図
は本考案の説明に供する為の特性図である。 21……差動増幅回路、24……SEPP増幅回
路、26,27……駆動トランジスタ、28,2
9……出力トランジスタ、30……スイツチ回
路、33……デカツプリングコンデンサ、34
…電流源回路、40……クランプ回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前段に差動増幅回路を、後段にSEPP増幅回路
    を備え、前記SEPP増幅回路の電源電圧を直接供
    給するとともに、前記差動増幅回路の電源電圧を
    スイツチ回路を介して供給する様にした増幅器に
    おいて、前記スイツチ回路の導通に応じて充電さ
    れるデカツプリングコンデンサと、該コンデンサ
    の端子電圧に応じて前記SEPP増幅回路の動作電
    流を供給する電流源と、前記SEPP増幅回路の上
    側駆動トランジスタもしくは上側出力トランジス
    タのベースと前記スイツチ回路の出力端との間に
    挿入され、前記ベースの電圧をクランプするクラ
    ンプ回路とを備え、前記スイツチ回路を遮断状態
    とする電源オフ時に、前記上側出力トランジスタ
    を強制的にオフにし、シヨツク音が発生するのを
    防止することを特徴とする増幅器のシヨツク音防
    止回路。
JP1986035895U 1986-03-12 1986-03-12 Expired - Lifetime JPH0513048Y2 (ja)

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JPS62147917U JPS62147917U (ja) 1987-09-18
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5846564U (ja) * 1981-09-25 1983-03-29 鈴木 信彦 ロ−ラ−ブラシ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51155036U (ja) * 1975-06-03 1976-12-10

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JPS5846564U (ja) * 1981-09-25 1983-03-29 鈴木 信彦 ロ−ラ−ブラシ

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