JPH075521Y2 - テーププレーヤ - Google Patents

テーププレーヤ

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JPH075521Y2
JPH075521Y2 JP13750088U JP13750088U JPH075521Y2 JP H075521 Y2 JPH075521 Y2 JP H075521Y2 JP 13750088 U JP13750088 U JP 13750088U JP 13750088 U JP13750088 U JP 13750088U JP H075521 Y2 JPH075521 Y2 JP H075521Y2
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JP
Japan
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transistor
voltage
differential amplifier
current
magnetic head
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JP13750088U
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JPH0260903U (ja
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健三 鍾
勝人 北川
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Rohm Co Ltd
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Rohm Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電源遮断に起因する不要ノイズの録音から
再生テープを保護するようにしたテーププレーヤに関す
る。
〔従来の技術〕
従来、テーププレーヤでは、たとえば、第3図に示すよ
うに、磁気ヘッド2からの再生信号を前記増幅器によっ
て増幅し、その増幅出力を再生出力として取り出してい
る。この前置増幅器には、その入力段に差動増幅器4が
設置され、この差動増幅器4には差動対を成すトランジ
スタ41、42が設置され、トランジスタ41のベースには端
子6aを介して磁気ヘッド2の一方の端子が直結されてお
り、また、トランジスタ42のベースには図示しない帰還
抵抗と帰還端子43を通じて出力端子12から直流帰還電圧
が加えられている。そして、磁気ヘッド2の他方の端子
にはキャパシタ8が接続され、端子6bを通じて直流バイ
アス回路から一定の直流バイアス電圧VBが加えられてい
る。
そして、差動増幅器4には、電源スイッチ10が導通状態
にあるとき、加えられる電源電圧VCCに基づき定電流源4
4を通して動作電流が供給される。
そこで、磁気ヘッド2の再生出力は、差動増幅器4のト
ランジスタ41に加えられて増幅される。差動増幅器4に
は、その増幅出力を取り出すため能動負荷としてカレン
トミラー回路を構成するトランジスタ45、46が設置され
ており、トランジスタ41、46のコレクタ側から取り出さ
れた増幅出力は、出力段増幅器5のトランジスタ51のベ
ースに加えられて増幅され、トランジスタ51のコレクタ
を通じてトランジスタ52のベースに加えられている。ト
ランジスタ51のコレクタおよびトランジスタ52のエミッ
タには、それぞれ定電流源53、54が接続されており、ト
ランジスタ52のエミッタに得られる増幅出力は、出力端
子12および接地端子14の間から出力信号VOとして取り出
される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、このように磁気ヘッド2を入力側に設置され
たトランジスタ41のベースに直結する前置増幅器では、
電源スイッチ10が遮断されると、電源電圧VCCは安定化
用キャパシタにより、電源スイッチ10のオフから徐々に
低下していくため、トランジスタ41は飽和状態に移行す
る。このような飽和状態が生じると、磁気ヘッド2には
キャパシタ8が接続されているので、キャパシタ8に蓄
積されている電荷が磁気ヘッド2、トランジスタ41のベ
ース・エミッタ間および定電流源44を放電ループとして
放電される。この放電によって流れる電流iBによって、
磁気ヘッド2に直流磁界が発生し、この磁界のため、再
生テープにノイズが録音され、録音信号を劣化させるお
それがあった。
特に、車載用のテーププレーヤでは、テーププレーヤを
動作状態に置きながら、キースイッチをオフ状態に操作
されるので、再生テープに不要なノイズが録音されるこ
とになる。
そこで、この考案は、電源遮断に起因する不要ノイズの
録音から再生テープを保護しテーププレーヤを提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕 この考案のテーププレーヤは、第1図に例示するよう
に、一方の端子が直流バイアス電圧によって一定の直流
電圧に保持されて、他方の端子から再生信号が取り出さ
れる磁気ヘッド(2)と、この磁気ヘッドの前記他方の
端子に信号入力部が直結されて前記再生信号を増幅する
差動増幅器(4)と、この差動増幅器に供給すべき動作
電流を発生する電流源(定電流源44)と、電源供給時、
前記電流源によって発生させた前記動作電流を前記差動
増幅器に供給するとともに、電源遮断時、電源電圧が特
定電圧に低下した際、前記差動増幅器に対する前記動作
電流の供給を遮断するスイッチ回路(18)とを備えたこ
とを特徴とする。
そして、この考案のテーププレーヤにおいて、スイッチ
回路(18)は、前記磁気ヘッドに対する前記直流バイア
ス電圧を発生する分圧回路の分圧点にベースが接続され
て電源電圧の推移に応じて導通するトランジスタ(18
7)と、前記電流源に発生させた前記動作電流を前記ト
ランジスタに流す第1のカレントミラー回路(トランジ
スタ181、182)と、前記トランジスタに流れる動作電流
を前記差動増幅器に供給する第2のカレントミラー回路
(183、184)とを備えたことを特徴とする。
〔作用〕
差動増幅器には、電源が供給されるとともに、定電流源
から動作電流が供給される。したがって、電源供給時に
は、磁気ヘッドの再生信号が差動増幅器を通して増幅さ
れる。
そして、電源が遮断されると、その電源電圧の低減に対
して差動増幅器の動作が停止するが、磁気ヘッドに対す
る直流バイアス電圧と電源電圧との関係から、特定の電
圧に電源電圧が低下した際、スイッチ回路が遮断状態に
なる。したがって、差動増幅器に対する動作電流がスイ
ッチ回路の遮断状態への移行によって解除され、電源遮
断時の磁気ヘッドに形成される不要な電流ループが解除
される。この結果、電源遮断に伴う不要なノイズ録音か
ら再生テープが保護されることになる。
また、スイッチ回路は、磁気ヘッドに対する直流バイア
ス電圧を発生する分圧回路の分圧点にベースが接続され
て電源電圧の推移に応じて導通するトランジスタととも
に、第1及び第2のカレントミラー回路を備えて、電流
源に発生させた動作電流を第1のカレントミラー回路か
らトランジスタに流し、このトランジスタに流れる動作
電流を第2のカレントミラー回路を通して差動増幅器に
供給している。
〔実施例〕
第1図は、この考案のテーププレーヤの実施例を示す。
このテーププレーヤは、磁気ヘッド2の再生出力を増幅
する前置増幅器が設置されており、この前置増幅器に
は、磁気ヘッド2の再生信号Viを増幅する差動増幅器4
が設置され、磁気ヘッド2の端子6aは差動対を成すトラ
ンジスタ41のベースに直結されている。磁気ヘッド2に
はキャパシタ8が付加されており、端子6bには直流バイ
アス回路16を通じて一定の直流バイアス電圧VBが加えら
れている。直流バイアス回路16は、電源電圧VCCを抵抗1
61、162によって分圧する抵抗分圧回路を以て構成され
ており、たとえば、VCC/2の直流バイアス電圧VBが設定
される。帰還端子43には、図示していないが、イコライ
ザ素子を通じて出力端子VOが帰還される。
この差動増幅器4には、定電流源44によって発生させた
定電流IOがスイッチ回路18を通じて動作電流として供給
されている。すなわち、スイッチ回路18には、第1のカ
レントミラー回路を成すトランジスタ181、182が設置さ
れており、トランジスタ181に流れる定電流IOはカレン
トミラー効果によってトランジスタ182に流れる。第2
のカレントミラー回路を成すトランジスタ183、184およ
び抵抗185、186が設置され、トランジスタ182とトラン
ジスタ183との間にはトランジスタ187が直列に接続され
ている。トランジスタ187のベースには、端子6bととも
に直流バイアス電圧VBが加えられており、トランジスタ
187は電源が給電状態にあるとき導通するので、トラン
ジスタ182に流れる定電流IOがトランジスタ183に流れ
る。そして、トランジスタ183とトランジスタ184のカレ
ントミラー効果によってトランジスタ183に流れる定電
流IOが差動増幅器4に動作電流として供給される。
そして、差動増幅器4には、能動負荷としてのカレント
ミラー回路を成すトランジスタ45、46がトランジスタ4
1、42のコレクタ側に設置されており、トランジスタ41
のコレクタ側から取り出された増幅出力は、出力段増幅
器5のトランジスタ51のベースに加えられる。トランジ
スタ51には定電流源53を通じて定電流が供給され、トラ
ンジスタ51のコレクタから取り出された増幅出力は、ト
ランジスタ52のベースに供給される。トランジスタ52の
エミッタには定電流源54を通じて定電流が供給され、ト
ランジスタ52のエミッタに得られた増幅出力は、出力端
子12および接地端子14を通して出力信号VOとして取り出
される。
このように構成すると、電源スイッチ10が閉じられて電
源が供給されている場合には、キャパシタ8が直流バイ
アス回路16を通じて直流バイアス電圧VBに充電され、こ
の状態において、磁気ヘッド2からの再生信号Viが差動
増幅器4に加えられる。差動増幅器4には、定電流源44
に発生した定電流IOがスイッチ回路18を通して供給され
る。この結果、差動増幅器4を通して再生信号Viが増幅
され、さらに、出力段増幅器5を通して増幅された後、
出力端子12および接地端子14を通して出力信号VOとして
取り出される。
そして、電源スイッチ10が開かれて電源の供給が遮断状
態になると、第2図のAに示すように、電源電圧V
CCは、電源側に設置されている安定化キャパシタなどに
よって電源スイッチ10のオフ(SWoff)の時点から徐々
に低下していく。
この場合、トランジスタ41の飽和電圧Vsatと直流バイア
ス電圧VBとの加算値が、VCC<VB+Vsatに移行すると、
トランジスタ41が飽和状態となり、トランジスタ41のエ
ミッタ電流が全てベースから供給されることになる。
ところが、トランジスタ187のベース・エミッタ間電圧V
F、直流バイアス電圧VBおよびトランジスタ182の飽和電
圧Vsatの加算値が、VCC<VB+VF+Vsatに移行すると、
トランジスタ187が遮断状態に移行され、トランジスタ1
82が飽和状態となり、差動増幅器4に対する定電流IO
供給が解除される。すなわち、第2図のAに示すよう
に、電源電圧VCCが直流バイアス電圧VB、トランジスタ1
82の飽和電圧Vsatおよびトランジスタ187のベース・エ
ミッタ間電圧VFの加算値より低くなったとき(VCC<VB
+VF+Vsat)、トランジスタ187が遮断状態となり、第
2図のBに示すように、トランジスタ41のベース電流IB
が解除される。換言すれば、トランジスタ41の飽和状態
への移行に先立ってトランジスタ187が遮断状態に移行
する。
したがって、電源の遮断時、電源電圧VCCが特定の電圧
に低下したとき、差動増幅器4の動作電流を解除して確
実にトランジスタ41を遮断状態に移行させるので、磁気
ヘッド2のキャパシタ8の放電に伴う電流ループが遮断
され、磁気ヘッド2の不要な磁界の発生が防止される。
この結果、不要なノイズ録音から再生テープが保護され
る。
特に、カーステレオなどのテーププレーヤでは、再生状
態で電源を遮断することが多いため、繰り返されるキー
スイッチの開閉に伴う不要なノイズ録音から再生テープ
を保護することができる。
〔考案の効果〕
この考案によれば、電源の遮断時に差動増幅器側で磁気
ヘッドに形成される電流ループを電源電圧の低下に応じ
て確実に解除できるので、電源遮断時の磁界の発生を防
止でき、不要なノイズ録音から確実に再生テープを保護
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のテーププレーヤの実施例を示す回路
図、第2図は第1図に示したテーププレーヤの電源遮断
時の動作を示す図、第3図は従来のテーププレーヤの前
置増幅器の部分を示す回路図である。 2……磁気ヘッド 4……差動増幅器 18……スイッチ回路 44……定電流源 181、182……トランジスタ(第1のカレントミラー回
路) 183、184……トランジスタ(第2のカレントミラー回
路)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の端子が直流バイアス電圧によって一
    定の直流電圧に保持されて、他方の端子から再生信号が
    取り出される磁気ヘッドと、 この磁気ヘッドの前記他方の端子に信号入力部が直結さ
    れて前記再生信号を増幅する差動増幅器と、 この差動増幅器に供給すべき動作電流を発生する電流源
    と、 電源供給時、前記電流源によって発生させた前記動作電
    流を前記差動増幅器に供給するとともに、電源遮断時、
    電源電圧が特定電圧に低下した際、前記差動増幅器に対
    する前記動作電流の供給を遮断するスイッチ回路と、 を備えたことを特徴とするテーププレーヤ。
  2. 【請求項2】前記スイッチ回路は、 前記磁気ヘッドに対する前記直流バイアス電圧を発生す
    る分圧回路の分圧点にベースが接続されて電源電圧の推
    移に応じて導通するトランジスタと、 前記電流源に発生させた前記動作電流を前記トランジス
    タに流す第1のカレントミラー回路と、 前記トランジスタに流れる動作電流を前記差動増幅器に
    供給する第2のカレントミラー回路と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載のテーププレー
    ヤ。
JP13750088U 1988-10-21 1988-10-21 テーププレーヤ Expired - Lifetime JPH075521Y2 (ja)

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JPH0260903U JPH0260903U (ja) 1990-05-07
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