JPH05226940A - 増幅回路 - Google Patents

増幅回路

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JPH05226940A
JPH05226940A JP4061301A JP6130192A JPH05226940A JP H05226940 A JPH05226940 A JP H05226940A JP 4061301 A JP4061301 A JP 4061301A JP 6130192 A JP6130192 A JP 6130192A JP H05226940 A JPH05226940 A JP H05226940A
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JP
Japan
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amplifier
circuit
power supply
current
voltage
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JP4061301A
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Kaoru Izawa
芳 伊澤
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Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源の投入遮断の制御や出力ミューティング
等の制御を不要にし、増幅手段自体の制御によって電源
の投入又は遮断時のノイズを抑制した増幅回路を提供す
る。 【構成】 動作電流を与えられて動作し、動作電流が停
止した場合には出力が遮断状態(オープン状態)となる
よう構成され、入力信号を増幅すべき増幅手段(増幅器
20)と、この増幅手段に給電すべき電源電圧の推移を
検出に基づいて前記増幅器の動作電流を制限する動作電
流制限手段(電流制限回路30、正側電流制限部32、
負側電流制限部34)とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源投入、遮断に伴う
ノイズの発生を抑制すべき音声増幅器等に用いられる増
幅回路に関する。
【0002】
【従来の技術】VTRの音声系統、CDプレーヤ等には
音声信号を高忠実度で増幅すべき増幅回路が用いられて
いる。そして、この種の増幅回路では、電源の立上がり
や遮断時、供給電圧の不安定な状態にあるとき、各構成
部分の動作に不揃いが生じて出力に異常な電圧を生じる
ことがある。特に、機器の出力にあたる増幅器では、こ
れらの異常電圧にはノイズとして感知され、品質を著し
く低下させる。
【0003】したがって、この種の増幅回路における電
源投入、遮断に伴うノイズ抑制手段としての出力ミュー
ティング制御が施されている。例えば、図5に示すよう
に、増幅器2の出力側に抵抗4を介して出力信号を取り
出す出力端子6が設けられ、出力端子6と接地点との間
にはトランジスタやリレー等で構成されたミューティン
グスイッチ8が挿入されている。増幅器2に対する+は
正電源の供給、−は負電源の供給を示している。そし
て、ミューティング制御では、ミューティングスイッチ
8を閉じることで出力端子6が接地され、出力信号が遮
断されることから、ミューティング状態となる。このミ
ューティング制御は、電源の投入又は遮断時に同期的に
行うことで、電源の投入又は遮断時のノイズの発生を防
止できる。このようなミューティング制御では、回路的
に増幅器2の出力部にミューティングスイッチ8として
トランジスタやリレーを設置しなければならず、また、
抵抗4として高抵抗を挿入する必要があり、これらを制
御することが必要である。
【0004】また、このような増幅回路の電源側のミュ
ーティング制御としては、図6に示すように、トラッキ
ング電源の使用がある。このような回路では、増幅器2
の出力部に抵抗4を介して出力端子6が設けられ、増幅
器2には駆動制御が可能な正電源10及び負電源12が
接続されているが、この増幅回路では、正電源10及び
負電源12を以て種々の回路を同時に駆動するため、基
準電位に対する正電圧又は負電圧の立上がりや遮断特性
が時間的に不一致状態となり、これがノイズの原因とな
る。そこで、正電源10及び負電源12は切換制御部1
4を通して投入、遮断の制御を行い、正負電源の時間
的、電圧的な立上がり及び遮断特性を一致させるトラッ
キング電源を用いる結果、増幅器が電源電圧に対する対
称性を高める設計を行うことにより、増幅器の過渡的ノ
イズの発生を防ぐことができる。しかし、このような構
成はコスト的に高くつき、電源系の制約を受けてしま
う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
増幅回路では、電源の投入及び遮断時のノイズ対策とし
て信号系統側と電源側との双方で行っており、しかも、
各制御は外部的な回路としてミューティングスイッチや
正電源及び負電源の制御を行っており、回路構成及びそ
の制御を複雑化しており、コスト的にも高くなる。
【0006】そこで、本発明は、このような電源の投入
遮断の制御や出力ミューティング等の制御を不要にし、
増幅手段自体の制御によって電源の投入又は遮断時のノ
イズを抑制した増幅回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の増幅回路は、動
作電流を与えられて動作し、動作電流が停止した場合に
は出力が遮断状態(オープン状態)となるよう構成さ
れ、入力信号を増幅すべき増幅手段(増幅器20)と、
この増幅手段に給電すべき電源電圧の推移を検出に基づ
いて前記増幅器の動作電流を制限する動作電流制限手段
(電流制限回路30)とを備えたことを特徴とする。
【0008】また、本発明の増幅回路は、入力信号を増
幅すべき増幅手段(増幅器20)と、この増幅手段に給
電すべき電源電圧の推移を検出に基づいて増幅出力の正
側振幅側の電流を制限する正側電流制限手段(正側電流
制限部32)と、前記増幅手段に給電すべき電源電圧の
推移を検出に基づいて前記増幅出力の負側振幅側の電流
を制限する負側電流制限手段(負側電流制限部34)と
を備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】電源の供給、遮断を電圧の推移を以て検出し、
その検出に基づいて正側の電流及び負側の電流を制御す
る。電流制限手段は、電源電圧の推移に応じた電流制限
機能を持っており、増幅手段が正常に動作するための正
及び負側の電源電圧に達したときのみ、増幅手段に動作
電流を供給し、それ以外で停止させる。この電流制限動
作によって、増幅手段には、電源投入時、電源投入波形
がいかなる状態であっても、また、電源遮断時、遮断状
態がどのような場合においても増幅手段が安定動作領域
以外で停止させる。したがって、電源の投入及び遮断時
のノイズを確実に抑制することが可能である。
【0010】また、本発明の増幅回路は、電流制限手段
として正側電流制限手段及び負側電流制限手段を設置
し、増幅手段に給電すべき電源電圧の推移を検出に基づ
き、正側及び負側の電源電圧が共に増幅回路の正常動作
に必要な電源電圧に達した時のみ動作電流を供給する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の増幅回路を図面に示した実施
例を参照して説明する。
【0012】図1は、本発明の増幅回路の一実施例を示
している。この増幅回路には、入力端子18に加えられ
る増幅すべき入力信号を増幅する増幅手段として増幅器
20が設置され、この増幅器20の入力部と接地点との
間に抵抗22が設置されている。また、増幅器20の出
力部と接地点との間には帰還抵抗又は負荷抵抗を成す抵
抗23が接続され、増幅器20の出力信号は出力端子2
4から取り出される。さらに、増幅器20には増幅器の
動作、停止を制御する動作電流供給路36が設けられて
おり、動作電流が供給されないときは、増幅器は停止す
るとともに出力がオープン(開)状態となる。この際の
出力バイアスは抵抗23により与えられる。
【0013】また、増幅器20には正側電源ライン26
を通して正電源、負側電源ライン28が接続され、駆動
電圧として正側電源ライン26側には正電圧VCC、負側
電源ライン28側には負電圧−VEEが加えられている。
【0014】そして、正側電源ライン26及び負側電源
ライン28の間には、接地点を基準点とする正電圧VCC
及び負電圧−VEEを検出し、増幅器20の動作電流を制
限する動作電流制限手段として電流制限回路30が設置
されている。この電流制限回路30には、正電圧VCC
規定電圧以下であるとき動作電流を制限する正側電流制
限部32及び負電圧−VEEが規定電圧以下であるとき動
作電流を制限する負側電流制限部34が直列に接続さ
れ、その出力となる動作電流供給路36は前記増幅器2
0に接続される。そして、この規定電圧は、増幅器20
が正常動作に必要な正負電源電圧以下に設定されてい
る。
【0015】このような構成によれば、電源の投入及び
遮断による電源電圧の推移、即ち、正電圧VCC及び負電
圧−VEEの増減が電流制限回路30によって検出され、
その検出に基づいて電流制限回路30を通して増幅器2
0の動作電流が制限される。即ち、電源の投入又は遮断
に応じ、電源投入時には投入から正負の電源電圧が共
に、規定電圧に到達する時点で増幅器20は動作電流が
供給され動作状態に移行し、増幅器20の動作を開始
し、また、電源遮断時には電源遮断から電源電圧が規定
電圧以下に低下する時点で増幅器20は動作停止状態に
移行する。したがって、増幅器の過渡状態での電源の投
入又は遮断によるノイズの発生が防止される。
【0016】次に、図2は、図1に示した増幅回路の具
体的な回路構成例を示している。この増幅回路は、単一
の基板を以て集積回路として構成されたものであり、図
1の増幅回路に対応する素子及び回路部には同一符号を
付してある。
【0017】増幅器20には差動増幅器202が設置さ
れ、この差動増幅器202の出力側にはドライバ回路2
04を経て出力回路206が設置されている。差動増幅
器202にはエミッタを共通にした一対のトランジスタ
208、210からなる差動対が設置されており、トラ
ンジスタ208、210のエミッタ側には動作電流を流
すための定電流源212、また、そのコレクタ側には能
動負荷としてトランジスタ214、216からなるカレ
ントミラー回路が接続されている。この差動増幅器20
2の出力は、トランジスタ216のコレクタ側から取り
出され、ドライバ回路204を経て出力回路206に出
力される。
【0018】ドライバ回路204には、差動増幅器20
2の出力をベースで受けるトランジスタ218、220
がベースを共通化する形で設置されている。各トランジ
スタ218、220のベースと接地点との間には、時定
数回路を成すキャパシタ222及び抵抗224の直列回
路が接続されている。そして、トランジスタ218は、
正側電源ライン26と負側電源ライン28との間にトラ
ンジスタ226、228、230及び定電流源232と
直列回路を成して接続されており、トランジスタ22
6、228、230は、それぞれベース・コレクタを共
通化してダイオードとして機能する。
【0019】また、トランジスタ220のコレクタ側と
正側電源ライン26との間には抵抗234及びトランジ
スタ236の直列回路が接続され、また、トランジスタ
220のエミッタ側と負側電源ライン28との間には抵
抗238を介してトランジスタ240が接続されてい
る。そして、トランジスタ240とベースが共通化され
るとともに接地されたトランジスタ242が設置され、
このトランジスタ242のコレクタは正側電源ライン2
6に直結され、また、そのエミッタと負側電源ライン2
8との間には抵抗244、トランジスタ246、248
及び抵抗250の直列回路が接続されている。トランジ
スタ230のベース・コレクタとトランジスタ246の
ベースは共通化され、トランジスタ230、246でカ
レントミラー回路247が構成されている。
【0020】そして、出力回路206には、正側電源ラ
イン26及び負側電源ライン28の間に抵抗252、ト
ランジスタ254、256及び抵抗258が接続されて
いる。トランジスタ236、254は、互いにベースが
共通されてカレントミラー回路255を構成しており、
また、トランジスタ248、256も、互いにベースが
共通化されてカレントミラー回路257を構成してお
り、トランジスタ236に流れる電流はカレントミラー
効果によってトランジスタ254に流れ、また、トラン
ジスタ248に流れる電流はカレントミラー効果によっ
てトランジスタ256に流れる。したがって、トランジ
スタ216によって取り出された差動増幅器202の出
力はドライバ回路204のトランジスタ218、22
6、228、230、246を経てトランジスタ248
に供給され、また、トランジスタ220によって取り出
された差動増幅器202の出力はドライバ回路204の
トランジスタ236を経てトランジスタ254に出力さ
れ、出力端子24には両者の合成出力が取り出される。
【0021】また、出力端子24とトランジスタ210
のベースとの間には、帰還回路として抵抗260が接続
され、抵抗260は抵抗262とともに分圧回路を成し
ている。したがって、抵抗260、262の抵抗比に応
じた帰還量を以て出力信号がトランジスタ210のベー
スに帰還されている。なお、抵抗260、262は、図
1での抵抗23に相当する。さらに、動作電流供給路3
6より動作電流が供給され、増幅器の動作、停止を制御
する。動作電流が供給されないとき、増幅器出力はオー
プン(開)状態となり、抵抗260、262により接地
点バイアスが与えられる。
【0022】次に、図3は、電流制限回路30の具体的
な回路構成例を示している。この電流制限回路30に
は、定電流源としてトランジスタ302、304及び抵
抗306、308からなるカレントミラー回路31が設
置され、トランジスタ302のベース・コレクタは抵抗
310を介して正側電源ライン26に接続されている。
このカレントミラー回路31で得られた定電流は、正側
電流制限部32及び負側電流制限部34に流れる。
【0023】正側電流制限部32及び負側電流制限部3
4は直列に接続されており、正側電流制限部32には4
つのダイオード320からなるダイオード回路322と
ともにトランジスタ324、326及び抵抗328、3
30からなるカレントミラー回路332が設置されてい
る。また、負側電流制限部34は、トランジスタ334
と3個のダイオード336からなるダイオード回路33
8の直列回路で構成されている。トランジスタ334の
ベースは接地されている。
【0024】そして、正側電流制限部32及び負側電流
制限部34の電流制限出力は、トランジスタ326のコ
レクタ側から取り出され、動作電流供給路36となる。
その出力回路としてカレントミラー回路340が設置さ
れている。このカレントミラー回路340は、トランジ
スタ342、344、346、348及び抵抗350、
352、354、356で構成されている。トランジス
タ346は図2の定電流源212、トランジスタ348
は定電流源232を構成している。
【0025】次に、図4は、正電源及び負電源の立上が
りに応じた増幅器20の動作を示している。この図4を
参照しながら、正電源及び負電源の立上がりに応じた増
幅器20の動作を説明する。
【0026】図4のA、Bにおいて、tは時間軸を示し
ており、時点t0 で電源スイッチが閉じられたとする
と、図示しない正電源及び負電源が動作状態になり、正
電圧VCCは正方向に又は負電圧−VEEは負方向に時間と
ともに立ち上がる。図4のAは、その過渡的状態を時間
の経過とともに示したものであり、曲線は電圧値の漸増
状態を示している。
【0027】増幅器の動作電流は、正電圧VCC、負電圧
−VEE間の電圧の印加される抵抗310、306及びト
ランジスタ302により定電流I0 が発生するが、直列
に接続された正側電流制限部32及び負側電流制限部3
4には、正側電源ライン26及び負側電源ライン28と
の間に4つのダイオード320からなるダイオード回路
322、抵抗328、トランジスタ324、トランジス
タ334、3個のダイオード336からなるダイオード
回路338、トランジスタ304及び抵抗308の直列
回路が接続されており、トランジスタ334のベースが
接地されている。トランジスタ326に定電流I0 が流
れ始めるには、次の条件が成立する必要がある。即ち、
ダイオード320、336の順方向降下電圧、トランジ
スタ324、334のベース・エミッタ間電圧をVF
トランジスタ304、334の飽和電圧をVsat とする
と、正側電源ライン26と接地点との間の電圧、負側電
源ライン28と接地点との間の電圧降下Vdが電圧(4
F +Vsat (≒3V))以上に到達しないと定電流I
0 が流れない。即ち、正側電源ライン26と接地点との
間の電圧、負側電源ライン28と接地点との間の電圧降
下Vdが(4VF +Vsat (≒3V))以上に到達しな
い場合には、正側電流制限部32及び負側電流制限部3
4は制限電流機能が働き、定電流源212、232の動
作が停止状態に制御されることになる。
【0028】ここで、正側電源ライン26と接地点との
間の電圧、負側電源ライン28と接地点との間の電圧降
下Vdが(4VF +Vsat (≒3V))以上に到達する
と、図4のBに示すように、定電流I0 が定電流源21
2、232に流れ、増幅器20が動作状態に移行する。
即ち、差動増幅器202には定電流源212を通して定
電流I0 からなる動作電流が流れ、また、ドライバ回路
204には定電流源232を通して定電流I0 が流れ
る。このような定電流I0 の供給により差動増幅器20
2が動作状態になると、入力端子18に加えられた入力
信号は差動増幅器202によって増幅され、その増幅出
力がトランジスタ210のコレクタ側からトランジスタ
218、220を通して取り出される。トランジスタ2
18に流れる出力電流はトランジスタ230、246か
らなるカレントミラー回路247、257を通してトラ
ンジスタ256に流れる。また、トランジスタ220を
通して取り出された差動増幅器202の出力電流はカレ
ントミラー回路255を経てトランジスタ254に流れ
る。したがって、トランジスタ254、256の各電流
は合成されて出力端子24から取り出され、図示しない
負荷に供給される。
【0029】このように、電源の投入時には、電源電圧
の立上がりに対応し、適正な電圧に到達するまでの間、
正側電流制限部32及び負側電流制限部34によって定
電流I0 の供給が制限され、増幅器20の異常な動作が
確実に防止される。しかも、差動増幅器202の動作と
ドライバ回路204の動作開始が同時に行われ、従来の
ように部分的な動作開始の不揃いによるノイズの発生が
防止できる。さらに、正電源、負電源の一方だけが常時
通電されている場合にも、他方の電源の投入、遮断によ
り増幅器は異常動作することなく動作、停止が可能であ
る。
【0030】以上、電源投入時の動作開始について説明
したが、電源遮断時には、電流制限回路30の正電圧V
CC及び負電圧−VEEが(4VF +Vsat (≒3V))以
下に立ち下がるまでの間、増幅器20の動作状態が維持
される。そして、正電圧VCC及び負電圧−VEEが(4V
F +Vsat (≒3V))以下になると、定電流源21
2、232の定電流I0 の供給が制限され、差動増幅器
20及びドライバ回路204の動作を同時にかつ速やか
に停止させ、動作停止の不揃いによるノイズの発生を未
然に防止できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電源の投入又は遮断に伴う正電源及び負電源の電圧の推
移に応じて増幅手段に給電する動作電流を制御するの
で、増幅手段に対する給電開始又は給電停止を緩やかに
行うことができ、電源の投入又は遮断に伴うノイズを確
実に防止でき、しかも、従来の電源制御及び出力ミュー
ティングの双方の対策が不要になるので、回路構成も簡
略化できコストを低減することができる。また、ICを
以て容易に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の増幅回路の一実施例を示すブロック図
である。
【図2】図1に示した増幅回路の具体的な回路構成例の
一部を示す回路図である。
【図3】図1に示した増幅回路の具体的な回路構成例の
一部を示す回路図である。
【図4】図2及び図3に示した増幅回路の電源投入時の
動作を示す図である。
【図5】従来の増幅回路における出力ミューティング回
路を示す回路図である。
【図6】従来の増幅回路におけるノイズ防止のための電
源制御を示す回路図である。
【符号の説明】
20 増幅器(増幅手段) 30 電流制限回路(動作電流制限手段) 32 正側電流制限部(正側電流制限手段) 34 負側電流制限部(正側電流制限手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作電流を与えられて動作し、動作電流
    が停止した場合には出力が遮断状態となるよう構成さ
    れ、入力信号を増幅すべき増幅手段と、 この増幅手段に給電すべき電源電圧の推移を検出に基づ
    いて前記増幅手段の動作電流を制限する動作電流制限手
    段と、 を備えたことを特徴とする増幅回路。
  2. 【請求項2】 入力信号を増幅すべき増幅手段と、 この増幅手段に給電すべき電源電圧の推移を検出に基づ
    いて増幅出力の正側振幅側の電流を制限する正電流制限
    手段と、 前記増幅手段に給電すべき電源電圧の推移を検出に基づ
    いて前記増幅出力の負側振幅側の電流を制限する負側電
    流制限手段と、 を備えたことを特徴とする増幅回路。
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