JP5206763B2 - 増幅装置 - Google Patents

増幅装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5206763B2
JP5206763B2 JP2010236032A JP2010236032A JP5206763B2 JP 5206763 B2 JP5206763 B2 JP 5206763B2 JP 2010236032 A JP2010236032 A JP 2010236032A JP 2010236032 A JP2010236032 A JP 2010236032A JP 5206763 B2 JP5206763 B2 JP 5206763B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
resistor
threshold voltage
reference voltage
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010236032A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012090125A (ja
Inventor
芳徳 中西
勁 淺尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Onkyo Corp
Original Assignee
Onkyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Onkyo Corp filed Critical Onkyo Corp
Priority to JP2010236032A priority Critical patent/JP5206763B2/ja
Priority to US13/226,553 priority patent/US8289076B2/en
Publication of JP2012090125A publication Critical patent/JP2012090125A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5206763B2 publication Critical patent/JP5206763B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/52Circuit arrangements for protecting such amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/181Low-frequency amplifiers, e.g. audio preamplifiers
    • H03F3/183Low-frequency amplifiers, e.g. audio preamplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/187Low-frequency amplifiers, e.g. audio preamplifiers with semiconductor devices only in integrated circuits
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2200/00Indexing scheme relating to amplifiers
    • H03F2200/321Use of a microprocessor in an amplifier circuit or its control circuit
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2200/00Indexing scheme relating to amplifiers
    • H03F2200/393A measuring circuit being coupled to the output of an amplifier
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2200/00Indexing scheme relating to amplifiers
    • H03F2200/471Indexing scheme relating to amplifiers the voltage being sensed

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Description

本発明は、増幅装置に関する。
下記特許文献1には、アンプ回路の出力信号にスピーカーにとって不適切である直流電圧が含まれていることを検出し、検出信号を出力する検出回路を備えた増幅装置が記載されている。この増幅装置では、アンプ回路からスピーカーに出力される出力信号自体を検出回路が検出するので、検出回路がアンプ回路にとって負荷として機能してしまい、音質が劣化するという問題がある。
特開2006―60278号公報 特開2008―294561号公報
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、アンプ回路から負荷に出力される出力信号に直流電圧が含まれていることを検出する検出部がアンプ回路にとって負荷として機能しない増幅装置を提供することである。
本発明の好ましい実施形態による増幅装置は、電圧源と接地電位とが接続されて、単電源で動作する増幅装置であって、前記電圧源から供給される電源電圧に基づいて、負荷の負側入力端に供給するための基準電圧を生成する基準電圧生成部と、前記電圧源から供給される電源電圧によって動作し、入力信号を増幅して、前記負荷の正側入力端に出力するアンプ回路と、前記電圧源から供給される電源電圧に基づいて、通常前記基準電圧よりも電圧値が大きい第1閾値電圧と、通常前記基準電圧よりも電圧値が小さい第2閾値電圧とを生成する閾値電圧生成部と、前記基準電圧と前記第1閾値電圧および前記第2閾値電圧とを比較し、前記基準電圧が前記第1閾値電圧以上である場合、又は、前記基準電圧が前記第2閾値電圧以下である場合に、前記アンプ回路からの出力電圧に直流電圧が含まれることを示す信号を出力し、前記基準電圧が前記第1閾値電圧よりも小さく、かつ、前記基準電圧が前記第2閾値電圧よりも大きい場合に、前記アンプ回路からの出力電圧に直流電圧が含まれないことを示す信号を出力する検出部とを備える。
アンプ回路からの出力電圧に正側の直流電圧が含まれる場合、電源電圧、負荷、基準電圧の順に電流が流れ続けることになり、その結果、基準電圧が増加して第1閾値電圧以上になる。検出部は、基準電圧が第1閾値電圧以上になったことを検出し、アンプ回路からの出力電圧に直流電圧が含まれることを示す信号を出力する。一方、アンプ回路からの出力電圧に負側の直流電圧が含まれる場合、基準電圧、負荷、接地電位の順に電流が流れ続けることになり、その結果、基準電圧が減少して第2閾値電圧以下になる。検出部は、基準電圧が第2閾値電圧以下になったことを検出し、アンプ回路からの出力電圧に直流電圧が含まれることを示す信号を出力する。以上のように、検出部は、アンプ回路から出力される出力電圧自体を検出しているのではなく、負荷の負側入力端に供給される基準電圧を検出しているので、検出部がアンプ回路にとって負荷になることがなく、アンプ回路の出力電圧の品質劣化が防止される。
好ましい実施形態においては、前記基準電圧が前記第1閾値電圧よりも小さく、かつ、前記基準電圧が前記第2閾値電圧よりも大きい場合に、前記検出部と前記閾値電圧生成部との間で電流が流れることを阻止する阻止部をさらに備える。
基準電圧が第1閾値電圧よりも小さく、かつ、基準電圧が第2閾値電圧よりも大きい場合、すなわち、アンプ回路の出力電圧に直流電圧が含まれない場合、検出部と閾値電圧生成部との間で電流が流れることが阻止されるので、第1閾値電圧および第2閾値電圧は所定の値に維持されている。従って、第1閾値電圧および第2閾値電圧が変動しないので、基準電圧の増減を正確に検出することができる。
好ましい実施形態においては、前記基準電圧生成部が、前記電圧源に並列接続されている第1抵抗および第2抵抗の直列回路を含み、前記第1抵抗と前記第2抵抗との抵抗値が等しく設定され、前記第1抵抗と前記第2抵抗との接続点の電圧が前記基準電圧であり、前記閾値電圧生成部が、前記電圧源に並列接続されている第3抵抗、第4抵抗および第5抵抗の直列回路を含み、前記第3抵抗と前記第4抵抗との接続点の電圧が前記第1閾値電圧であり、前記第4抵抗と前記第5抵抗との接続点の電圧が前記第2閾値電圧である。
このような構成を有することによって、通常、基準電圧が第1閾値電圧よりも小さく、第2閾値電圧よりも大きいという関係を設定することができる。
好ましい実施形態においては、前記検出部が、前記基準電圧が前記第1閾値電圧以上である場合にオン状態になり、前記基準電圧が前記第1閾値電圧よりも小さい場合にオフ状態になる第1トランジスタと、前記第2閾値電圧が前記基準電圧以上である場合にオン状態になり、前記第2閾値電圧が前記基準電圧よりも小さい場合にオフ状態になる第2トランジスタとを含み、前記第1トランジスタがオン状態、又は、前記第2トランジスタがオン状態のときに、前記アンプ回路からの出力電圧に直流電圧が含まれることを示す信号を出力し、前記第1トランジスタがオフ状態、かつ、前記第2トランジスタがオフ状態のときに、前記アンプ回路からの出力電圧に直流電圧が含まれないことを示す信号を出力する。
アンプ回路から負荷に出力される出力信号に直流電圧が含まれていることを検出する検出部がアンプ回路にとって負荷として機能しない増幅装置を提供することができる。
本発明の好ましい実施形態による増幅装置1を示す概略ブロック図である。 増幅装置1の電圧波形を示す図である。 増幅装置1の動作を示す図である。 増幅装置1の電圧波形を示す図である。 増幅装置1の動作を示す図である。 増幅装置1の電圧波形を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照して具体的に説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。図1は、本実施形態の増幅装置1を示す概略回路ブロック図である。増幅装置1は、電圧源V1と接地電位とが接続されて、単電源(片電源ともいう。)によって動作する。増幅装置1は、基準電圧生成部2と、アンプ部3と、閾値電圧生成部4と、検出部5とを備える。
基準電圧生成部2は、増幅装置1を動作するための基準電圧Vcomを生成する回路である。基準電圧Vcomは、負荷の一例であるスピーカーの負側入力端に供給され、かつ、信号源VSIGの基準電位に供給される電圧である。
基準電圧生成部2は、抵抗R1、R2を含む。抵抗R1の一端は電圧源V1の正側に接続され、その他端は抵抗R2の一端に接続されている。抵抗R2の一端は抵抗R1の他端に接続され、その他端は電圧源V1の負側(かつ、接地電位)に接続されている。つまり、抵抗R1とR2との直列回路が電圧源V1に並列接続されている。抵抗R1と抵抗R2との接続点の電圧が基準電圧VCOMであり、VCOM=R2・V1/(R1+R2)で表される。本例では、抵抗R1とR2との抵抗値が等しく設定されており、基準電圧VCOMは、V1/2である。
基準電圧生成部2は、コンデンサC1、C2を含む。コンデンサC1の一端は電圧源V1の正側に接続され、その他端はコンデンサC2の一端に接続されている。コンデンサC2の一端はコンデンサC1の他端に接続され、その他端は電圧源V1の負側(かつ、接地電位)に接続されている。
アンプ部3は、信号源VSIGから入力される入力交流信号(例えば、音声信号)を増幅して、負荷であるスピーカーSPの正側入力端に、増幅した音声信号を供給する。アンプ部3は、アンプ回路A1を有する。アンプ回路A1は、電源電圧V1と接地電位とに接続されており、電源電圧V1によって増幅動作する。上記の通り、信号源VSIGの基準電位と、スピーカーSPの負側入力端には、基準電圧VCOMが供給される。
閾値電圧生成部4は、電圧源V1から供給される電源電圧に基づいて、通常、基準電圧VCOMよりも電圧値が大きい第1閾値電圧VDC1と、通常、基準電圧VCOMよりも電圧値が小さい第2閾値電圧VDC2とを生成する。これらの閾値電圧は、検出部5がアンプ回路A1の出力信号に直流電圧が含まれているか否かを検出するために使用される。
閾値電圧生成部4は、抵抗R3、R4、および、R5を含む。抵抗R3の一端は電圧源V1の正側に接続され、その他端は抵抗R4の一端に接続されている。抵抗R4の一端は抵抗R3の他端に接続され、その他端は抵抗R5の一端に接続されている。抵抗R5の一端は抵抗R4の他端に接続され、その他端は電圧源V1の負側(かつ、接地電位)に接続されている。つまり、抵抗R3、R4、および、R5の直列回路が電圧源V1に並列接続されている。
抵抗R3とR4との接続点の電圧が第1閾値電圧VDC1であり、抵抗R4とR5との接続点の電圧が第2閾値電圧VDC2である。つまり、VDC1は、V1・(R4+R5)/(R3+R4+R5)であり、VDC2は、V1・R5/(R3+R4+R5)である。本例では、抵抗R3、R4、および、R5の各抵抗値が等しく設定されているので、VDC1=2V1/3であり、VDC2はV1/3である。従って、アンプ回路A1の出力電圧に直流電圧が含まれない場合、つまり正常動作時には、第1閾値電圧VDC1が基準電圧VCOMよりも大きく、第2閾値電圧VDC2が基準電圧VCOMよりも小さくなっている。
検出部5は、アンプ回路A1の出力電圧に直流電圧が含まれているか否かを検出する。つまり、アンプ回路A1の出力電圧に正側の直流電圧が含まれているか、及び/又は、負側の直流電圧が含まれているかを検出する。直流電圧が含まれていることを検出した場合、検出部5は、アンプ回路A1の出力電圧に直流電圧が含まれていることを示す検出信号(例えば、ローレベルの信号)を出力する。この信号は、例えば、図示しないマイコン等の制御部に供給され、制御部は、増幅装置1の動作を停止させる等のプロテクト処理を実行する。
検出部5は、アンプ回路A1の出力電圧に直流電圧が含まれているか否かを、基準電圧VCOMの電圧値を第1閾値電圧VDC1、および、第2閾値電圧VDC2と比較することによって検出する。アンプ回路A1の出力電圧に正側の直流電圧が含まれる場合、基準電圧VCOMが増加し、アンプ回路A1の出力電圧に負側の直流電圧が含まれる場合、基準電圧VCOMが減少する。従って、基準電圧VCOMの増減を第1閾値電圧VDC1、および、第2閾値電圧VDC2と比較して判断することで、アンプ回路A1の出力電圧に直流電圧が含まれるか否かを判断することができる。
検出部5は、基準電圧VCOMが第1閾値電圧VDC1以上である場合、又は、基準電圧VCOMが第2閾値電圧VDC2以下である場合に、アンプ回路A1からの出力電圧に直流電圧が含まれることを示す信号を出力し、基準電圧VCOMが第1閾値電圧VDC1よりも小さく、かつ、基準電圧VCOMが第2閾値電圧VDC2よりも大きい場合に、アンプ回路A1からの出力電圧に直流電圧が含まれないことを示す信号を出力する。
検出部5は、トランジスタ(例えばnpn型のバイポーラトランジスタ)Q1、Q2と、抵抗R6、R7と、ダイオードD1とを含む。トランジスタQ2のベースはダイオードD1のカソードに接続され、そのエミッタには基準電圧VCOMが供給され、そのコレクタはトランジスタQ1のコレクタと抵抗R7の一端と検出部5の出力端子OUTとに接続されている。ダイオードD1のアノードには第2閾値電圧VDC2が供給される。トランジスタQ1のベースは、ダイオードD1のカソードと抵抗R6の一端と、トランジスタQ2のベースとに接続され、そのエミッタには第1閾値電圧VDC1が供給され、そのコレクタはトランジスタQ2のコレクタと抵抗R7の一端と検出部5の出力端子OUTとに接続されている。抵抗R7の他端は、電圧源V1の正側に接続されている。抵抗R6の他端には基準電圧VCOMが供給されている。コンデンサC3の一端はダイオードD1のカソードとトランジスタQ1のベースとトランジスタQ2のベースとに接続され、その他端には基準電圧VCOMが供給されている。
トランジスタQ1は、基準電圧VCOMが第1閾値電圧VDC1以上であるか否か検出することで、アンプ回路A1の出力電圧に正側の直流電圧が含まれるか否かを検出する。より詳細には、第1閾値電圧VDC1は、抵抗R3とR4との接続点の電圧にトランジスタQ1の導通開始電圧0.6Vを加えた電圧値である。トランジスタQ2は、第2閾値電圧VDC2が基準電圧VCOM以上であるか否か検出することで、アンプ回路A1の出力電圧に負側の直流電圧が含まれるか否かを検出する。
検出部5は、基準電圧VCOMが第1閾値電圧VDC1よりも小さく、かつ、基準電圧VCOMが第2閾値電圧VDC2よりも大きい場合に、検出部5と閾値電圧生成部4との間で電流が流れることを阻止する阻止部を含む。阻止部は、例えば、ダイオードD1、および、トランジスタQ1のベース−エミッタ間に形成されるダイオードを含む。なお、抵抗R3とR4との接続点と、トランジスタQ1のエミッタとの間にさらにダイオード(アノードがトランジスタQ1のエミッタに接続される)が設けられてもよい。
以上の構成を有する増幅装置1についてその動作を説明する。
[アンプ回路A1の出力電圧に直流電圧が含まれない場合(通常状態)]
アンプ回路A1の出力電圧に直流電圧が含まれていないので、図2に示すように、基準電圧VCOMは、増減しておらず、第1閾値電圧VDC1よりも小さく、第2閾値電圧VDC2よりも大きくなっている。つまり、基準電圧VCOMは、R2・V1/(R1+R2)=V1/2の状態を維持している。
従って、トランジスタQ1に関して、ベースに供給される基準電圧VCOMがエミッタに供給される第1閾値電圧VDC1よりも小さいので、トランジスタQ1はオフ状態である。つまり、アンプ回路A1からの出力電圧に正側の直流電圧が含まれていないことがトランジスタQ1によって検出されている。
トランジスタQ2に関して、ベースに供給される第2閾値電圧VDC2が、エミッタに供給される基準電圧VCOMよりも小さいので、トランジスタQ2はオフ状態である。つまり、アンプ回路A1からの出力電圧に負側の直流電圧が含まれていないことがトランジスタQ2によって検出されている。
トランジスタQ1、Q2がオフ状態であるので、検出部5の出力端子OUTからは、マイコンにおいてハイレベルの信号と判断される電源電圧V1が出力される。つまり、アンプ回路A1の出力電圧に直流電圧が含まれていないことを示す検出信号が出力される。
[アンプ回路A1の出力電圧に正側の直流電圧が含まれている場合]
アンプ回路A1の出力電圧に正側の直流電圧が含まれている場合、図3に示すように、矢印Xで示す経路で電流が流れ続けることになる。つまり、スピーカーの正側入力端から、スピーカーの負側入力端、VCOMの電圧ライン、コンデンサC1、電源電圧V1の電圧ライン、アンプ回路A1、スピーカーの正側入力端の経路で電流が流れ続ける。従って、抵抗R1に対して並列に抵抗が接続されている回路構成と等価になり、基準電圧VCOMがR2・V1/(R1+R2)=V1/2から増加する。つまり、図4に示すように、基準電圧VCOMは、時刻t1において、第1閾値電圧VDC1以上になる。
従って、トランジスタQ1に関して、ベースに供給される基準電圧VCOMがエミッタに供給される第1閾値電圧VDC1以上であるので、トランジスタQ1はオン状態になる。つまり、アンプ回路A1からの出力電圧に正側の直流電圧が含まれていることがトランジスタQ1によって検出される。トランジスタQ1がオン状態であるので、検出部5の出力端子OUTからは、マイコンにおいてローレベルの信号と判断される第1閾値電圧VDC1が出力される。つまり、アンプ回路A1の出力電圧に直流電圧が含まれていることを示す検出信号が出力される。これに応じて、マイコンは、増幅装置1の動作を停止させる等のプロテクト処理を実行する。
なお、トランジスタQ2に関しては、ベースに供給される第2閾値電圧VDC2が、エミッタに供給される基準電圧VCOMよりも小さいので、トランジスタQ2はオフ状態である。つまり、アンプ回路A1からの出力電圧に負側の直流電圧が含まれていないことがトランジスタQ2によって検出されている。
[アンプ回路A1の出力電圧に負側の直流電圧が含まれている場合]
アンプ回路A1の出力電圧に負側の直流電圧が含まれている場合、図5に示すように、矢印Yで示す経路で電流が流れ続けることになる。つまり、基準電位Vcomから、スピーカーの負側入力端、スピーカーの正側入力端、アンプ回路A1、接地電位のライン、コンデンサC2、VCOMの電圧ライン、スピーカーの負側入力端の経路で電流が流れ続ける。従って、抵抗R2に対して並列に抵抗が接続されている回路構成と等価になり、基準電圧VCOMがR2・V1/(R1+R2)=V1/2から減少する。つまり、図6に示すように、基準電圧VCOMは、時刻t2において、第2閾値電圧VDC2未満になる。
従って、トランジスタQ2に関して、ベースに供給される第2閾値電圧VDC2が、エミッタに供給される基準電圧VCOM以上になるので、トランジスタQ2はオン状態になる。つまり、アンプ回路A1からの出力電圧に負側の直流電圧が含まれていることがトランジスタQ2によって検出される。トランジスタQ2がオン状態であるので、検出部5の出力端子OUTからは、マイコンにおいてローレベルの信号と判断される基準電圧VCOMが出力されるようになる。つまり、アンプ回路A1の出力電圧に直流電圧が含まれていることを示す検出信号が出力される。これに応じて、マイコンは、増幅装置1の動作を停止させる等のプロテクト処理を実行する。
なお、トランジスタQ1に関しては、ベースに供給される基準電圧VCOMがエミッタに供給される第1閾値電圧VDC1よりも小さいので、トランジスタQ1はオフ状態である。つまり、アンプ回路A1からの出力電圧に正側の直流電圧が含まれていないことがトランジスタQ1によって検出されている。
以下、増幅装置1による効果について説明する。
検出部5がアンプ回路A1の出力端(つまり、スピーカーの正側入力端)に接続されておらず、基準電圧VCOMの電圧ライン(つまり、スピーカーの負側入力端)に接続されている。従って、検出部5がアンプ回路A1の負荷として機能しないので、アンプ回路A1から出力される出力音声信号の音質が悪化することが防止される。
さらに、検出部5がアンプ回路A1の出力端に接続されておらず、基準電圧VCOMの電圧ラインに接続されていることで、複数チャンネルのアンプ(例えば左チャンネル音声信号用のアンプ、及び、右チャンネル音声信号用のアンプ)で共通で検出部5を使用する場合であっても、1つのチャンネルのアンプ回路から出力される音声信号の電流が、他のチャンネルのアンプ回路に逆流し、ノイズが発生することはない。
また、ダイオードD1が設けられているので、アンプ回路A1の出力電圧に直流電圧が含まれておらず、基準電圧VCOMが第2閾値電圧VDC2よりも大きいときには、基準電圧VCOMの電圧ラインから抵抗R6、ダイオードD1を介して閾値電圧生成部4(抵抗R4とR5との接続点)に電流が流れることが阻止される。同じく、トランジスタQ2のベース−エミッタ間に形成されるダイオードによって、アンプ回路A1の出力電圧に直流電圧が含まれておらず、基準電圧VCOMが第1閾値電圧VDC1よりも小さいときには、閾値電圧生成部4の抵抗R3とR4との接続点から、トランジスタQ1、抵抗R6を介して、基準電圧VCOMの電圧ラインに電流が流れることが阻止される。
従って、アンプ回路A1の出力電圧に直流電圧が含まれていないときには、閾値電圧生成部4と検出部5とは電流的に分離されており、その結果、第1閾値電圧VDC1および第2閾値電圧VDC2は所定の電圧値に維持されている。その結果、アンプ回路A1の出力電圧に直流電圧が含まれ、基準電圧VCOMが増加又は減少するようになると、基準電圧VCOMが増加又は減少したことを確実に検出することができる。
また、アンプ回路A1の出力電圧に直流電圧が含まれていないときに、閾値電圧生成部4と検出部5とが電流的に分離されることによって、検出部5の影響によってアンプ回路A1の出力信号の音質を悪化させることを防止できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。検出部5のトランジスタの極性は、出力端子OUTから出力される検出信号がハイベルの場合に直流電圧が含まれていることを示す信号とするか、ローベルの場合に直流電圧が含まれていることを示す信号とするかによって適宜変更され得る。
本発明は、例えばオーディオ用のアンプに好適に採用され得る。
1 増幅装置
2 基準電圧生成部
3 アンプ部
4 閾値電圧生成部
5 検出部

Claims (4)

  1. 電圧源と接地電位とが接続されて、単電源で動作する増幅装置であって、
    前記電圧源から供給される電源電圧に基づいて、負荷の負側入力端に供給するための基準電圧を生成する基準電圧生成部と、
    前記電圧源から供給される電源電圧によって動作し、入力信号を増幅して、前記負荷の正側入力端に出力するアンプ回路と、
    前記電圧源から供給される電源電圧に基づいて、通常前記基準電圧よりも電圧値が大きい第1閾値電圧と、通常前記基準電圧よりも電圧値が小さい第2閾値電圧とを生成する閾値電圧生成部と、
    前記基準電圧と前記第1閾値電圧および前記第2閾値電圧とを比較し、前記基準電圧が前記第1閾値電圧以上である場合、又は、前記基準電圧が前記第2閾値電圧以下である場合に、前記アンプ回路からの出力電圧に直流電圧が含まれることを示す信号を出力し、前記基準電圧が前記第1閾値電圧よりも小さく、かつ、前記基準電圧が前記第2閾値電圧よりも大きい場合に、前記アンプ回路からの出力電圧に直流電圧が含まれないことを示す信号を出力する検出部とを備える、増幅装置。
  2. 前記基準電圧が前記第1閾値電圧よりも小さく、かつ、前記基準電圧が前記第2閾値電圧よりも大きい場合に、前記検出部と前記閾値電圧生成部との間で電流が流れることを阻止する阻止部をさらに備える、請求項1に記載の増幅装置。
  3. 前記基準電圧生成部が、前記電圧源に並列接続されている第1抵抗および第2抵抗の直列回路を含み、前記第1抵抗と前記第2抵抗との抵抗値が等しく設定され、前記第1抵抗と前記第2抵抗との接続点の電圧が前記基準電圧であり、
    前記閾値電圧生成部が、前記電圧源に並列接続されている第3抵抗、第4抵抗および第5抵抗の直列回路を含み、前記第3抵抗と前記第4抵抗との接続点の電圧が前記第1閾値電圧であり、前記第4抵抗と前記第5抵抗との接続点の電圧が前記第2閾値電圧である、請求項1または2に記載の増幅装置。
  4. 前記検出部が、
    前記基準電圧が前記第1閾値電圧以上である場合にオン状態になり、前記基準電圧が前記第1閾値電圧よりも小さい場合にオフ状態になる第1トランジスタと、
    前記第2閾値電圧が前記基準電圧以上である場合にオン状態になり、前記第2閾値電圧が前記基準電圧よりも小さい場合にオフ状態になる第2トランジスタとを含み、
    前記第1トランジスタがオン状態、又は、前記第2トランジスタがオン状態のときに、前記アンプ回路からの出力電圧に直流電圧が含まれることを示す信号を出力し、
    前記第1トランジスタがオフ状態、かつ、前記第2トランジスタがオフ状態のときに、前記アンプ回路からの出力電圧に直流電圧が含まれないことを示す信号を出力する、請求項1〜3のいずれかに記載の増幅装置。
JP2010236032A 2010-10-21 2010-10-21 増幅装置 Expired - Fee Related JP5206763B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010236032A JP5206763B2 (ja) 2010-10-21 2010-10-21 増幅装置
US13/226,553 US8289076B2 (en) 2010-10-21 2011-09-07 Amplifying circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010236032A JP5206763B2 (ja) 2010-10-21 2010-10-21 増幅装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012090125A JP2012090125A (ja) 2012-05-10
JP5206763B2 true JP5206763B2 (ja) 2013-06-12

Family

ID=45972518

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010236032A Expired - Fee Related JP5206763B2 (ja) 2010-10-21 2010-10-21 増幅装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8289076B2 (ja)
JP (1) JP5206763B2 (ja)

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54104761A (en) * 1978-02-03 1979-08-17 Nec Corp Audio amplifier
US4427951A (en) * 1981-01-07 1984-01-24 Hitachi, Ltd. Protective device for power amplifier
JPS5990488A (ja) * 1982-11-15 1984-05-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd オ−デイオ装置
US4673888A (en) * 1986-09-02 1987-06-16 Electro-Voice, Inc. Power control system
US5224169A (en) * 1991-05-13 1993-06-29 Thomson Consumer Electronics, Inc. Protection arrangement for an audio output channel
JPH0714718A (ja) * 1993-06-25 1995-01-17 Taiyo Yuden Co Ltd インダクタなどの電子部品と、その製造方法
JP3281852B2 (ja) * 1997-10-31 2002-05-13 三洋電機株式会社 増幅回路の保護回路
JP2001094366A (ja) * 1999-09-24 2001-04-06 Conisis Kenkyusho:Kk オーディオ電力増幅器の疑似接地回路
JP2003258575A (ja) * 2002-02-28 2003-09-12 Pioneer Electronic Corp Btl増幅装置
JP2006060278A (ja) 2004-08-17 2006-03-02 Yamaha Corp デジタルアンプの保護回路
GB2441218B (en) * 2006-08-23 2011-08-10 Samsung Electronics Co Ltd Method,apparatus and system for reducing dc coupling capacitance at switching amplifier
JP4465724B2 (ja) * 2007-05-22 2010-05-19 オンキヨー株式会社 増幅回路

Also Published As

Publication number Publication date
US8289076B2 (en) 2012-10-16
US20120098601A1 (en) 2012-04-26
JP2012090125A (ja) 2012-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8718152B2 (en) Two-wire transmitter
US7787639B2 (en) Circuit for suppressing audio noise
US9998107B2 (en) Current-controlled active diode
JP5206763B2 (ja) 増幅装置
JP2008306269A (ja) 電力増幅回路
JP2006349466A (ja) 温度検出装置
JP2006223071A (ja) 負荷駆動回路の過電流検知装置
JP6309855B2 (ja) レギュレータ回路
JP4817368B2 (ja) 火災感知器
US10439570B2 (en) Slew boost disable for an operational amplifier
JP4983412B2 (ja) 電力増幅回路
US7542576B2 (en) Howling detection circuit
JP5510028B2 (ja) 電源制御装置
JP2009257811A (ja) 電流検出回路
KR101091718B1 (ko) 감지 회로, 감지 방법 및 컴퓨터 판독가능 매체
US20230308017A1 (en) Two-wire transmitter
JP4992161B2 (ja) スイッチングアンプ
JP6392644B2 (ja) 電源制御装置
JP2014155261A (ja) 半導体駆動装置
JP5331515B2 (ja) 安定化電源回路
JP4803161B2 (ja) パワートランジスタ回路
JP2012080488A (ja) ゲート駆動回路
JP2008129977A (ja) 電圧シフト回路
JP2013055557A (ja) 電流検出回路
JP2012256989A (ja) スイッチングアンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120717

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130204

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160301

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5206763

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees