JP4983412B2 - 電力増幅回路 - Google Patents

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Description

本発明は、電力増幅回路に係り、特に、容量性の負荷を駆動する際に消費電力を低減させる技術に関する。
電力増幅回路の駆動対象として容量性の負荷を用いる場合がある(例えば、特許文献1参照)。図8は、容量性の負荷として圧電スピーカを用いた場合の電力増幅回路の一例を示す回路図である。本図に示すように電力増幅回路240は、増幅装置241aと反転増幅装置241bとをブリッジ接続したBTL(Bridged Transless)方式を採用しており、大きな出力を得られるようにしている。
電力増幅回路240の電源電圧は、リチウムイオン電池等の電源250から生成されるが、一般に、圧電スピーカ220は、12Vpp〜15Vppという高い駆動電圧を必要とする。このため、3.7Vのリチウムイオン電池を用いた場合には、チャージポンプ260等を用いて必要な電圧に昇圧して電力増幅回路240の電源電圧として供給される。
図9は、圧電スピーカ220の周波数特性を示す図で、図9(a)は、周波数−インピーダンス特性を示し、図9(b)は、周波数−出力音圧特性を示している。圧電スピーカ220は、容量性を有しているため、図9(a)に示すように、周波数が高くなると、インピーダンスが極端に低くなっていく。また、図9(b)に示すように周波数が低くなると、出力音圧が落ちていく特性も有している。
特開昭51−132746号公報
圧電スピーカ220は、周波数が高くなると、インピーダンスが極端に低くなっていくことから、高域では電力増幅回路240に流れる電流も増えていく。圧電スピーカ220は、駆動電圧も高いことから、高域になると、電力増幅回路240における損失が増大し、発熱量も増大するという問題がある。
高域における電流増加を防ぐために、保護抵抗R10の値を大きくすると電力増幅回路240の出力効率が悪化してしまう。また、電力増幅回路240における損失を減少させるためにD級増幅化させるとすると、大きな電圧スイッチングが必要となり、不要輻射対策が必要になる。
本発明は、このような状況を鑑みたものであり、容量性の負荷を駆動する電力増幅回路において、損失を低減させることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る電力増幅回路は、入力信号を増幅して出力信号を生成して容量性の負荷を駆動し、出力段にトランジスタを用いた増幅手段と、前記入力信号又は前記出力信号の周波数を検出する周波数検出手段と、前記周波数検出手段の検出結果に応じて、高電圧と低電圧との一方を選択し電源電圧として前記増幅手段に供給する電源制御手段とを備え、前記電源制御手段は、前記入力信号の電圧を基準電圧と比較する比較手段を備え、前記周波数検出手段によって検出された周波数が第1周波数未満の場合には、前記高電圧を前記増幅手段に供給し、前記周波数検出手段によって検出された周波数が前記第1周波数以上で第2周波数未満の場合において、前記比較手段の比較結果に基づいて、前記入力信号の電圧が前記基準電圧以上の場合、前記高電圧を前記増幅手段に供給し、前記入力信号の電圧が前記基準電圧未満の場合、前記低電圧を前記増幅手段に供給する、ことを特徴とする。
本発明によれば、周波数検出手段の検出結果に応じて、増幅手段に供給する電源電圧を制御するため、必要に応じて電源電圧を低下させることで電力増幅回路における損失を低減させることができる。すなわち、高域によりインピーダンスが低下して電流が増加しても電源電圧を低下させることで電力増幅回路の消費電力を削減することができる。また、周波数が第1周波数以上で第2周波数未満の場合において、動的に電源電圧を切り替えるので、入力信号が小さい場合に損失を低減させるとともに、入力信号が大きい場合に十分な出力を得ることができる。
さらに、前記周波数検出手段によって検出された周波数が第2周波数以上で第3周波数未満の場合において、前記比較手段の比較結果に基づいて、前記入力信号の電圧が前記基準電圧以上の場合、前記高電圧を前記増幅手段に供給し、前記入力信号の電圧が前記基準電圧未満の場合、前記低電圧を前記増幅手段に供給し、前記入力信号の電圧が前記基準電圧以上となってから所定時間が経過すると、前記入力信号の電圧と無関係に前記低電圧を前記増幅手段に供給することが好ましい。周波数が高くなると、負荷インピーダンスが低下するため増幅手段における損失が増加するが、この発明によれば、周波数が第2周波数以上で第3周波数未満の場合において、入力信号の電圧が基準電圧以上となってから所定時間が経過すると強制的に低電圧を増幅手段に供給するので、増幅手段における過度の発熱を抑制すると共に消費電力を削減することができる。
また、電源制御手段は、電源電圧として高電圧と低電圧との一方を選択的に増幅手段に供給し、周波数検出手段によって検出された周波数が第3周波数以上の場合には、低電圧を増幅手段に供給することができる。これにより、周波数が第3周波数以上の場合に負荷インピーダンスが低下して電流が増加しても電源電圧を低下させることで電力増幅回路の消費電力を削減することができる。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。まず、本発明の概要について説明する。図1は、本発明の基本的な構成例を示すブロック図である。本図では、電力増幅回路10が容量性の負荷である圧電スピーカ20を駆動する場合を例にしている。電力増幅回路10は、簡単のため、オペアンプOpAmpと抵抗R1、R2とを用いた一般的な反転型負帰還増幅回路を用いている。これを正転型負帰還増幅回路で構成してもよいことは勿論である。そして、オペアンプOpAmpに供給する電源電圧±Vdを制御部30が制御する構成となっている。
制御部30は、高電圧35と低電圧36とを生成する電源回路を備えており、高電圧35と低電圧36とをスイッチ37で切り替えて、出力電源34としてオペアンプOpAmpに選択的に供給する。ここで、高電圧35は±VHiであり、低電圧36は±VLoであり、VHiはVLoより高い電圧であるとする。スイッチ37の切り替えは、周波数検出部31と入力電圧比較部32の出力結果に応じて電源電圧設定部33があらかじめ定めた規則にしたがって行なうものとする。なお、周波数検出部31は、電力増幅回路10の出力信号Voの周波数を検出し、入力電圧比較部32は、電力増幅回路10の入力信号Viが所定の電圧値を超えているかどうかを判定する。
図2は、電源電圧設定部33が、スイッチ37を切り替える判断基準となる規則の例を示す図であり、図2(a)は、第1の例を示し、図2(b)は別例を示している。本例では、入力信号Viの電圧区分と、出力信号Voの周波数区分との組み合わせで、高電圧35と低電圧36のどちらを電源電圧として用いるかを判定するようにしている。すなわち、入力信号Viに基づく音の高低と、大小との組み合わせで電力増幅回路10に供給する電源電圧を調整することになる。
ここでは、入力信号Viの電圧区分は、所定の電圧値以上の場合と、所定の電圧値未満との2つに区分され、周波数区分は、低周波数、中低周波数、中高周波数、高周波数の4つの領域に区分されるものとする。なお、周波数区分の判別は、信号出力Voをそのまま用いてもよいし、代表周波数、例えば、基音周波数を抽出して行なうようにしてもよい。また、電圧区分も、入力信号Viをそのまま用いてもよいし、振幅に対応する値を抽出して行なうようにしてもよい。それぞれの区分数は本例に限定されない。
本図に示すように、制御部30は、低周波数領域では常に高電圧35を電力増幅回路10に供給する。これは、低周波数領域では圧電スピーカ20のインピーダンスが高いため、入力電圧が高くても大きな電流は流れず、電力増幅回路10における損失はあまり問題にならないためである。また、常に高電圧35を供給することで、圧電スピーカ20の出力音圧特性が比較的低い低周波数領域でも十分な駆動を実現することができる。
中低周波数領域では、入力信号の大小に応じてスイッチ37を制御することにより、高電圧35と低電圧36とを切り替えて電力増幅回路10に供給する。すなわち、入力電圧が小さい期間は、電源電圧を低電圧36とすることで、電力増幅回路10における損失を減らすようにしている。なお、低電圧36の値は、入力信号が小さい場合に電力増幅回路10での所定の増幅がまかなえる程度とすることが望ましい。一方、入力電圧が大きい期間は、電源電圧を高電圧35とすることで、大きい入力信号に対して十分な増幅ができるようにしている。
中高周波数領域では、図2(b)に示すように、制限時間をあらかじめ設定し、制限時間内は、入力電圧の大小に応じてスイッチ37を制御することにより、高電圧35と低電圧36とを切り替えて電力増幅回路10に供給し、制限時間を経過すると、入力電圧に関わらず低電圧36を電力増幅回路10に供給する。中高周波数領域が連続する入力信号は希と考えられるので、連続出力により電力増幅回路10の温度上昇が過大とならない時間に限定して切り替え可能とするものである。これは、損失の低減、回路保護を優先するためである。
高周波数領域では常に低電圧36を電力増幅回路10に供給する。これは、高周波数領域では圧電スピーカ20のインピーダンスが低くなり、大きな電流が流れるので、電力増幅回路10の電源電圧を低くすることで電力増幅回路10における損失を低減させるためである。
次に、実際の回路を例に本発明についてさらに説明する。図3は、本発明を適用した圧電スピーカ駆動装置の構成の一例を示すブロック図である。本図の例では電力増幅の出力段にBTL接続増幅回路140を用いることにより、圧電スピーカ120への出力を高めるようにしている。電力増幅の前段には、入力信号(Vin、Vip)を差動増幅し、正相と逆相の出力を行なうドライブDと増幅率を定める抵抗R1〜R4とを備えて構成される前段増幅回路110が設けられている。ドライブDには、バイアス電圧としてVBIAS:1.5Vが供給され、動作点の中点が定められている。
前段増幅回路110の出力信号は、コンパレータ132により、所定の電圧と比較され、その結果が制御部130に出力される。なお、コンパレータ132は、2つの入力信号をそれぞれ基準電圧と比較するものであり、例えば、図4(a)に示すような回路で実現することができる。すなわち、通常の2入力のコンパレータ132aとコンパレータ132bと、両者の出力結果で動作するOr回路132cとで構成することができる。この結果、2つの入力信号のいずれかが基準電圧より大きくなると、コンパレータ132はHiレベルを出力することになる。
圧電スピーカ120を駆動するBTL接続増幅回路140は、増幅装置141aと増幅装置141bとをブリッジ接続したものである。BTL接続増幅回路140を構成する増幅装置141は、例えば、図4(b)に示すようなTrNおよびTrPの2つのトランジスタを用いた回路で実現することができる。圧電スピーカ120のインピーダンスが低下して大きな電流が流れると、抵抗Rnで多くの電力が消費されることになる。なお、本回路では、圧電スピーカ120に直列に保護抵抗を設ける必要がないため、BTL接続増幅回路140の出力で圧電スピーカ120を効率よく駆動することができる。
BTL接続増幅回路140の電源電圧は、リチウムイオン電池等の電源150で生成される。低電圧時には、電源150の出力電圧をダイオードD1を介してそのまま供給し、高電圧時には、電源150の出力電圧をチャージポンプ160を用いて昇圧して供給する。なお、チャージポンプ160に代え、スイッチング電源等の昇圧装置を用いてもよい。
本図の例では、低電圧時、すなわち、スイッチ137がOFFのときは、電源150の3.7VからダイオードD1の電圧降下VFを引いた電圧がBTL接続増幅回路140の電源電圧として供給され、高電圧時、すなわち、スイッチ137がONのときは、チャージポンプ160により2倍の7.4Vに昇圧された電圧がBTL接続増幅回路140の電源電圧として供給される。また、コンパレータ132の基準電圧は、ダイオードD1の電圧降下VFを0.3Vとすると、3.7V−0.3V=3.4Vとなる。
制御部130について詳細に説明する。図5は、制御部130の機能構成を示すブロック図である。本図に示すように、制御部130は、前段増幅回路110の出力信号の周波数領域を判定する周波数域判定部131と、コンパレータ132の出力結果と周波数域判定部131の判定結果に基づいて、スイッチ137を切り替える切替判定部133とを備えている。これらの機能部は、ソフトウェアで実現してもよいし、ハードウェアで実現してもよい。
本例において、周波数域判定部131は、前段増幅回路110の出力信号の周波数が500Hz未満の場合には低周波数であると判定し、500Hz以上5kHz未満の場合には中低周波数であると判定し、5kHz以上10kHz未満の場合には中高周波数であると判定し、10kHz以上の場合には高周波数であると判定するものとする。周波数域判定部131の判定結果は、切替判定部133に出力される。
切替判定部133は、第1タイマと第2タイマとを備えている。上述のように、中高周波数領域では、高電圧35と低電圧36とを切り替える期間が制限時間を経過すると、低電圧に切り替える制御を行なう。第1タイマは、中高周波数領域において高電圧と判定された時点からの時間を計測するタイマである。第1タイマが所定の時間を計測するとタイムアップとなり、スイッチ137を強制的にOFFにして、低電圧に切り替える。このため、第1タイマのタイムアップ時間は、温度上昇からBTL接続増幅回路140を保護する観点から定めるようにする。なお、第1タイマがタイムアップするとその計測時間はリセットされるようになっている。
第2タイマは第1タイマがタイムアップした後も中高周波数領域でコンパレータ132がHi出力を継続している場合に連続時間を計測するタイマである。すなわち、第1タイマがタイムアップして低電圧に切り替わった後、所定の時間が経過すれば上昇した温度も低下すると考えられるので、再度、高電圧に切り替える制御を行なうために設けている。このため、第2タイマのタイムアップ時間は、BTL接続増幅回路140の温度低下能力を考慮して定めるようにする。ただし、第2タイマは省くようにしてもよい。なお、検出周波数が中高周波数領域から他の領域に移行した場合には、第1タイマおよび第2タイマの値はリセットされるようになっている。
図6は、制御部130の処理を説明するフロー図である。中高周波数域においては、図2(a)に示した規則を用いるものとする。制御部130は、周波数域判定部131の判定結果を取得する(S101)。その結果、低周波数であった場合にはスイッチ137をONにして、高電圧をBTL接続増幅回路140に供給する(S201)。
図7(a)は、低周波数であった場合の増幅装置141aおよび増幅装置141bの出力波形と電源電圧の関係を示す図である。本図に示すように、電源電圧(図中太線)は、常に高電圧の7.4Vが供給される。増幅装置141aおよび増幅装置141bの一方がGND側で飽和しても他方が振幅を補う形で振幅が増し、圧電スピーカ120側では所望の歪まない出力波形を得ることができる。なお、図中の斜線部分は増幅装置141のトランジスタTrN、TrPにおける損失に結びつくコレクタ・エミッタ間電圧となる。
周波数域判定部131の判定結果が高周波数であった場合には、スイッチ137をOFFにして、低電圧をBTL接続増幅回路140に供給する(S501)。
中低周波数であった場合には、コンパレータ132の出力に応じて制御を行なう(S301)。すなわち、入力電圧が小さく、コンパレータ132がLo出力の場合(S301:No)には、スイッチ137をOFFにして、低電圧をBTL接続増幅回路140に供給する。一方、入力電圧が大きく、コンパレータ132がHi出力の場合(S301:Yes)には、スイッチ137をONにして、高電圧をBTL接続増幅回路140に供給する(S303)。
図7(b)は、中低周波数であった場合の増幅装置141aおよび増幅装置141bの出力波形と電源電圧の関係を示す図である。本図に示すように、電源電圧(図中太線)は、入力電圧が高い場合は高電圧の7.4Vが供給され、入力電圧が低い場合は低電圧の3.4Vが供給される。すなわち、小振幅のときは増幅装置141のトランジスタTrNの電圧を低減させることで電力損失が低減され、破線に示すような出力波形となる。一方、大振幅のときは必要な電圧振幅を出力することができるため、実線に示すような出力波形となる。なお、図中の斜線部分は増幅装置141のトランジスタTrN、TrPにおける損失に結びつくコレクタ・エミッタ間電圧となる。
周波数域判定部131の判定結果が中高周波数であった場合には、まず、コンパレータ132の出力がHiであるかを判定し(S401)、出力がLoの場合(S401:No)には、スイッチ137をOFFにして、低電圧をBTL接続増幅回路140に供給する(S402)。
一方、出力がHiの場合(S401:Yes)には、第1タイマが起動中であるかどうかを判断する(S403)。第1タイマが起動中の場合(S403:Yes)は、中高周波数で高電圧・低電圧の切り替えが連続していることを示しているため、第1タイマがタイムアップしているかどうかを判断する(S404)。第1タイマがタイムアップしていない場合(S404:No)は、スイッチ137をONのままにして、第1タイマの計時を継続する(S405)。第1タイマがタイムアップしている場合(S404:Yes)は、低電圧に移行する必要があるため、スイッチ137をOFFにする。また、低電圧に移行している期間を計測するために第2タイマをスタートし、第1タイマはリセットする(S406)。
第1タイマが起動中であるかどうかを判断した結果、第1タイマが起動中でない場合(S403:No)は、第2タイマが起動中であるかどうかを判断する(S407)。第2タイマが起動中でない場合(S407:No)は、中高周波数で高電圧の供給を開始することを意味するため、スイッチ137をONにして、高電圧をBTL接続増幅回路140に供給するとともに、第1タイマの計時をスタートさせる(S408)。
一方、第2タイマが起動中の場合(S407:Yes)は、第1タイマがタイムアップして強制的に低電圧に移行させていることを意味するため、第2タイマがタイムアップしているかどうかを判断する(S409)。その結果、第2タイマがタイムアップしている場合(S409:Yes)は、高電圧に移行しても問題ないため、スイッチ137をONにして、高電圧をBTL接続増幅回路140に供給する。第2タイマがタイムアップしていない場合(S409:No)は、スイッチ137をOFFのままにして、第2タイマの計時を継続する(S411)。
以上の処理を繰り返し行なうことで、制御部130は、BTL接続増幅回路140に供給する電源電圧を適正に制御することができる。なお、上記の例では、出力信号の周波数を検出するようにしていたが、入力信号の周波数を検出するようにしてもよい。また、入力信号の電圧を基準電圧と比較するようにしていたが、出力信号の電圧を基準電圧と比較するようにしてもよい。
なお、上述した実施形態では、増幅回路の一例としてBTL接続増幅回路140を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その形式はシングルエンドの増幅回路であってもよいことは勿論である。
また、低周波数、中低周波数、中高周波数、および高周波数といったように周波数を4つに区分して、各区分に応じた電源電圧の制御を実行したが、これらの区分を任意に組み合わせて電源電圧の制御を実行してもよいことは勿論である。
本発明の基本的な構成例を示すブロック図である。 電源電圧設定部が、スイッチを切り替える判断基準となる規則の一例を示す図である。 本発明を適用した圧電スピーカ駆動装置の構成の一例を示すブロック図である。 コンパレータとBTL接続増幅回路を構成する増幅装置の具体的な回路構成を示す図である。 制御部の機能構成を示すブロック図である。 制御部の処理を説明するフロー図である。 増幅装置の出力信号と電源電圧の関係を示す図である。 容量性の負荷として圧電スピーカを用いた場合の電力増幅回路の一例を示す回路図である。 圧電スピーカの周波数特性を示す図である。
符号の説明
10…電力増幅回路、20…圧電スピーカ、30…制御部、31…周波数検出部、32…入力電圧比較部、33…電源電圧設定部、34…出力電源、35…高電圧、36…低電圧、37…スイッチ、110…前段増幅回路、120…圧電スピーカ、130…周波数検出手段、130…制御部、131…周波数域判定部、132…コンパレータ、133…切替判定部、137…スイッチ、140…BTL接続増幅回路、141…増幅装置、150…電源、160…チャージポンプ、240…電力増幅回路、220…圧電スピーカ、250…電源、260…チャージポンプ

Claims (3)

  1. 入力信号を増幅して出力信号を生成して容量性の負荷を駆動し、出力段にトランジスタを用いた増幅手段と、
    前記入力信号又は前記出力信号の周波数を検出する周波数検出手段と、
    前記周波数検出手段の検出結果に応じて、高電圧と低電圧との一方を選択し電源電圧として前記増幅手段に供給する電源制御手段とを備え、
    前記電源制御手段は、
    前記入力信号の電圧を基準電圧と比較する比較手段を備え、
    前記周波数検出手段によって検出された周波数が第1周波数未満の場合には、前記高電圧を前記増幅手段に供給し、
    前記周波数検出手段によって検出された周波数が前記第1周波数以上で第2周波数未満の場合において、前記比較手段の比較結果に基づいて、前記入力信号の電圧が前記基準電圧以上の場合、前記高電圧を前記増幅手段に供給し、前記入力信号の電圧が前記基準電圧未満の場合、前記低電圧を前記増幅手段に供給する、
    ことを特徴とする電力増幅回路。
  2. 前記電源制御手段は、
    前記周波数検出手段によって検出された周波数が前記第2周波数以上で第3周波数未満の場合において、
    前記比較手段の比較結果に基づいて、前記入力信号の電圧が前記基準電圧以上の場合、前記高電圧を前記増幅手段に供給し、前記入力信号の電圧が前記基準電圧未満の場合、前記低電圧を前記増幅手段に供給し、
    前記入力信号の電圧が前記基準電圧以上となってから所定時間が経過すると、前記入力信号の電圧と無関係に前記低電圧を前記増幅手段に供給する、
    ことを特徴とする請求項に記載の電力増幅回路。
  3. 前記電源制御手段は
    記周波数検出手段によって検出された周波数が前記第3周波数以上の場合には、前記低電圧を前記増幅手段に供給する、
    ことを特徴とする請求項に記載の電力増幅回路。
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