JP5510028B2 - 電源制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直流電圧が供給される状態を判断したときにメイン電源回路をオフ状態に制御する電源制御装置に関する。
増幅装置において、アンプ回路のトランジスタの破損等の原因により、アンプ回路から負荷であるスピーカーに直流(DC)電圧が供給されると、スピーカーを破損する恐れがある。この問題を防止するために、アンプ回路からスピーカーに直流電圧が供給される状態を検出し、メイン電源回路をオフ状態に制御する電源制御装置が設けられている。マイコンを備える増幅装置では、アンプ回路からスピーカーに直流電圧が供給される状態を検出すると、マイコンが、メイン電源回路用のリレースイッチをオフ状態にし、かつ、この状態を維持させることによって、メイン電源回路をオフ状態にし、スピーカーに直流電圧が供給されないようにし、スピーカーの破損を防止する。しかし、マイコンを備えない増幅装置では、検出回路において、アンプ回路からスピーカーに直流電圧が供給される状態を検出すると、メイン電源回路のリレースイッチをオフ状態にするものの、アンプ回路からスピーカーに直流電圧が供給される状態を検出しなくなるとすぐにメイン電源回路のリレースイッチをオン状態にしてしまう。従って、再度、検出回路において、アンプ回路からスピーカーに直流電圧が供給される状態を検出すると、メイン電源回路のリレースイッチを再度オフ状態にする必要が生じる。従って、メイン電源回路のリレースイッチがオン状態とオフ状態とを頻繁に繰り返し、メイン電源回路がオン状態とオフ状態とを頻繁に繰り返してしまうという問題が生じる。
特開2002−51453号公報 特開2002−368550号公報
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、直流電圧が供給される状態を検出し、メイン電源回路を継続的にオフ状態にすることができる電源制御装置を提供することである。
本発明の好ましい実施形態による電源制御装置は、正の直流電圧が供給される状態を検出する第1トランジスタと、負の直流電圧が供給される状態を検出する第2トランジスタと、正の直流電圧が供給される状態を前記第1トランジスタが検出した場合、または、負の直流電圧が供給される状態を前記第2トランジスタが検出した場合にオン状態になり、サブ電源電圧をメイン電源制御回路および維持回路に供給させ、正の直流電圧が供給される状態を前記第1トランジスタが検出せず、かつ、負の直流電圧が供給される状態を前記第2トランジスタが検出しない場合にオフ状態になり、サブ電源電圧を前記メイン電源制御回路および前記維持回路に供給させない第3トランジスタと、前記第3トランジスタがオン状態の場合にサブ電源電圧が供給されることにより、メイン電源回路をオフ状態に制御し、前記第3トランジスタがオフ状態の場合にサブ電源電圧が供給されないことにより、前記メイン電源回路をオン状態に制御する前記メイン電源制御回路と、前記第3トランジスタがオン状態の場合にサブ電源電圧を前記第1トランジスタに供給することにより、正の直流電圧が供給される状態を前記第1トランジスタに継続的に検出させる前記維持回路とを備える。
正の直流電圧が供給される状態を検出したとき、または、負の直流電圧が供給される状態を検出したとき、正の直流電圧が供給される状態を第1トランジスタに継続的に検出させることによって、メイン電源回路を継続的にオフ状態にすることができる。
本発明の好ましい実施形態による電源制御装置は、正の直流電圧が供給される状態を検出する第1トランジスタと、正の直流電圧が供給される状態を前記第1トランジスタが検出した場合にオン状態になり、サブ電源電圧をメイン電源制御回路および維持回路に供給させ、正の直流電圧が供給される状態を前記第1トランジスタが検出しない場合にオフ状態になり、サブ電源電圧を前記メイン電源制御回路および前記維持回路に供給させない第3トランジスタと、前記第3トランジスタがオン状態の場合にサブ電源電圧が供給されることにより、メイン電源回路をオフ状態に制御し、前記第3トランジスタがオフ状態の場合にサブ電源電圧が供給されないことにより、前記メイン電源回路をオン状態に制御する前記メイン電源制御回路と、前記第3トランジスタがオン状態の場合にサブ電源電圧を前記第1トランジスタに供給することにより、正の直流電圧が供給される状態を前記第1トランジスタに継続的に検出させる前記維持回路とを備える。
正の直流電圧が供給される状態を検出したとき、正の直流電圧が供給される状態を第1トランジスタに継続的に検出させることによって、メイン電源回路を継続的にオフ状態にすることができる。
好ましい実施形態においては、前記維持回路が、前記第3トランジスタの電極の1つにアノードが接続され、かつ、前記第1トランジスタの電極の1つにカソードが接続されているダイオードを有する。
ダイオードを介してサブ電源電圧を第1トランジスタの電極の1つに供給することによって正の直流電圧が供給される状態を第1トランジスタに継続的に検出させることができる。
本発明の好ましい実施形態による電源制御装置は、負の直流電圧が供給される状態を検出する第2トランジスタと、負の直流電圧が供給される状態を前記第2トランジスタが検出した場合にオン状態になり、サブ電源電圧をメイン電源制御回路および維持回路に供給させ、負の直流電圧が供給される状態を前記第2トランジスタが検出しない場合にオフ状態になり、サブ電源電圧を前記メイン電源制御回路および前記維持回路に供給させない第3トランジスタと、前記第3トランジスタがオン状態の場合にサブ電源電圧が供給されることにより、メイン電源回路をオフ状態に制御し、前記第3トランジスタがオフ状態の場合にサブ電源電圧が供給されないことにより、前記メイン電源回路をオン状態に制御する前記メイン電源制御回路と、前記第3トランジスタがオン状態の場合にサブ電源電圧を前記第2トランジスタに供給することにより、負の直流電圧が供給される状態を前記第2トランジスタに継続的に検出させる前記維持回路とを備える。
負の直流電圧が供給される状態を検出したとき、負の直流電圧が供給される状態を第2トランジスタに継続的に検出させることによって、メイン電源回路を継続的にオフ状態にすることができる。
直流電圧が供給される状態を検出し、メイン電源回路を継続的にオフ状態にすることができる電源制御装置を提供することができる。
本発明の好ましい実施形態による電源制御装置を示す回路図である。 本発明の好ましい実施形態による電源制御装置を示す回路図である。 本発明の好ましい実施形態による電源制御装置を示す回路図である。 本発明の好ましい実施形態による電源制御装置を示す回路図である。 本発明の好ましい実施形態による電源制御装置を示す回路図である。
[実施例1]
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照して具体的に説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。図1は、本発明の好ましい実施形態による電源制御装置が適用される増幅装置1の要部を示す概略回路図である。
増幅装置1は、検出回路2と、維持回路3と、メイン電源制御回路4と、リレー回路5とを備える。
検出回路2は、増幅装置1のアンプ回路からスピーカー(負荷)に正の直流(DC)電圧が供給される状態を検出する。詳細には、図1のA点電圧のレベル(振幅値)が第1の所定値以上であることを検出する。第1の所定値は正の値であり、特に限定されないが、例えば+12Vである。また、検出回路2は、増幅装置1のアンプ回路からスピーカーに負の直流(DC)電圧が供給される状態を検出する。詳細には、図1のA点電圧のレベル(振幅値)が第2の所定値以下であることを検出する。第2の所定値は負の値であり、特に限定されないが、例えば−12Vである。
検出回路2は、抵抗R0〜R3、トランジスタQ1〜Q3、ダイオードD1、D2、および、コンデンサC1を有する。抵R1の一端はスピーカーへの音声出力端子(つまり、アンプ回路の出力)に接続され、他端はコンデンサC1を介して接地電位に接続され、かつ、ダイオードD1のアノードと、トランジスタQ2のエミッタとに接続されている。また、抵抗R0はコンデンサC1に並列に接続されている。
トランジスタQ1は、増幅装置1のアンプ回路からスピーカーに正の直流電圧が供給される状態を検出するトランジスタである。トランジスタQ1は、ベースがダイオードD1のカソードと抵抗R4との接続点に接続され、エミッタが接地電位に接続され、コレクタがトランジスタQ2のコレクタと抵抗R2との接続点に接続されている。トランジスタQ1は、増幅装置1のアンプ回路からスピーカーに正の直流電圧が供給される状態である場合、つまり、A点電圧が第1の所定値以上である場合に、ベース−エミッタ間電圧が導通開始電圧以上となり、オン状態になる。
トランジスタQ2は、増幅装置1のアンプ回路からスピーカーに負の直流電圧が供給される状態を検出するトランジスタである。トランジスタQ2は、ベースがダイオードD2のカソードに接続され、エミッタが抵抗R1とコンデンサC1とダイオードD1のアノードとの接続点に接続され、コレクタがトランジスタQ1のコレクタと抵抗R2との接続点に接続されている。ダイオードD2のアノードは接地電位に接続されている。トランジスタQ2は、増幅装置1のアンプ回路からスピーカーに負の直流電圧が供給される状態である場合、つまり、A点電圧が第2の所定値以下である場合に、ベース−エミッタ間電圧が導通開始電圧以上となり、オン状態になる。
抵抗R1およびコンデンサC1は時定数回路を構成し、アンプ回路から振幅値の大きい音声信号がスピーカーに供給される場合に、音声信号によってA点電圧が第1の所定値以上、又は、第2の所定値以下になることを防止する。つまり、アンプ回路からの音声信号は交流電圧であり振幅値が正および負の値に随時変化しているので、時定数回路の影響によって、A点電圧がトランジスタQ1、Q2がオン状態になる電圧に達しない。一方、アンプ回路からの直流電圧が継続的にスピーカーに供給される状態においては、時定数回路によって、所定時間後にA点電圧がトランジスタQ1またはQ2をオン状態にする電圧まで達する。
トランジスタQ3は、トランジスタQ1、Q2のオン状態またはオフ状態に応じて、サブ電源回路6からのサブ電源電圧Vsを維持回路3およびメイン電源制御回路4に供給するか否かを切換えるトランジスタである。トランジスタQ3は、エミッタがサブ電源回路6に接続されサブ電源電圧Vsが供給され、かつ、抵抗R3を介してトランジスタQ3のベースと抵抗R2との接続点に接続され、コレクタがダイオードD3のアノードと抵抗R5との接続点に接続され、ベースが抵抗R2とR3との接続点に接続されている。トランジスタQ3は、トランジスタQ1またはQ2がオン状態のときに、ベースが接地電位に接続された状態になりオン状態になり、メイン電源制御回路4にサブ電源電圧Vsを供給する。一方、トランジスタQ3は、トランジスタQ1,Q2が共にオフ状態のときに、べースにサブ電源電圧Vsが供給されオフ状態になり、メイン電源制御回路4へのサブ電源電圧Vsの供給を遮断する。
維持回路3は、増幅装置1のアンプ回路からスピーカーに正の直流電圧が供給される状態であることを検出回路2が検出した場合、アンプ回路からスピーカーに供給される電圧値とは無関係に、増幅装置1のアンプ回路からスピーカーに正の直流電圧が供給される状態であることを検出回路2に継続的に検出させる。また、維持回路3は、増幅装置1のアンプ回路からスピーカーに負の直流電圧が供給されている状態を検出回路2が検出した場合、増幅装置1からスピーカーに供給される電圧値とは無関係に、増幅装置1のアンプ回路からスピーカーに正の直流電圧が供給される状態であることを検出回路2に継続的に検出させる。
維持回路3は、ダイオードD3および抵抗R4を有する。ダイオードD3のアノードはトランジスタQ3のコレクタと抵抗R5との接続点に接続され、カソードは抵抗R4を介してトランジスタQ1のベースとダイオードD1のカソードとの接続点に接続されている。ダイオードD3は、トランジスタQ3がオン状態になると、サブ電源電圧Vsを、抵抗R4を介してトランジスタQ1のベースに供給することによって、トランジスタQ1をオン状態に維持させ、その結果、トランジスタQ3のオン状態を維持させる。
リレー回路5はコイル5aとリレースイッチ5bとを有し、コイル5aにサブ電源回路6からのサブ電源電圧Vsが供給されることによりリレースイッチ5bがオン状態になり、メイン電源回路7に商用交流電源を供給し、メイン電源回路7をオン状態にさせる。メイン電源回路7は、オン状態になるとメイン電源電圧Vmをアンプ回路等に供給するので、アンプ回路はスピーカーに音声信号(アンプ回路の破損時には直流電圧)を供給する。一方、リレー回路5は、コイル5aにサブ電源電圧Vsが供給されないと、リレースイッチ5bがオフ状態になり、メイン電源回路7への商用交流電源の供給が遮断され、メイン電源回路7をオフ状態にさせる。メイン電源回路7は、オフ状態になるとメイン電源電圧Vmをアンプ回路等に供給しないので、アンプ回路はスピーカーに音声信号(アンプ回路の破損時には直流電圧)を供給しない。リレースイッチ5bのオンオフ制御は通常はトランジスタQ6によって制御される。
メイン電源制御回路4は、検出回路2からのサブ電源電圧Vsの供給有無に応じて、リレー回路5のリレースイッチ5bのオン状態およびオフ状態を制御し、メイン電源回路7のオン状態及びオフ状態を制御する。メイン電源制御回路4は、トランジスタQ3がオン状態であり、サブ電源電圧Vsが供給されるとき、コイル5aにサブ電源回路6からサブ電源電圧Vsを供給させ、その結果、リレースイッチ5bをオフ状態にさせる。一方、トランジスタQ3がオフ状態であり、サブ電源電圧Vsが供給されないとき、コイル5aにサブ電源回路6からサブ電源電圧Vsを供給させ、その結果、リレースイッチ5bをオン状態にさせる。
メイン電源制御回路4は、抵抗R5,R6、および、トランジスタQ4,Q5を有する。トランジスタQ4は、サブ電源電圧Vsの供給有無に応じて、トランジスタQ5のオンオフを制御するトランジスタである。トランジスタQ4は、ベースが抵抗R5を介してトランジスタQ3のコレクタとダイオードD3のアノードとの接続点に接続され、かつ、抵抗R6を介して接地電位に接続され、エミッタが接地電位に接続され、コレクタがトランジスタQ5のベースに接続されている。トランジスタQ5はオフ状態になることによってコイル5aを接地電位に対して開放状態にし、サブ電源電圧Vsをコイル5aに供給させず、オン状態になることによってコイル5aを接地電位に接続された状態にし、サブ電源電圧Vsをコイル5aに供給させる。トランジスタQ5のベースはトランジスタQ4のコレクタに接続され、エミッタは接地電位に接続され、コレクタはコイル5aに接続されている。
本実施例の動作を説明する。
[正常動作時]
増幅装置1のアンプ回路が破損していない場合、アンプ回路から正の直流電圧または負の直流電圧がスピーカーおよび検出回路2に供給されない。また、アンプ回路からスピーカーへ供給される音声信号(交流電圧)が検出回路2に供給されるが、時定数回路によってA点電圧は第1の所定値以上にならず、かつ、第2の所定値以下にならない。従って、A点電圧が第1の所定値未満であり、かつ、第2の所定値よりも大きい(−12Vよりも大きく+12V未満である)ので、トランジスタQ1、Q2は共にオフ状態になっている。その結果、トランジスタQ3は、サブ電源電圧Vsがベースに供給された状態であり、オフ状態になっている。トランジスタQ3がオフ状態であるので、トランジスタQ4は、ベースにはサブ電源電圧Vsが供給されず、オフ状態である。トランジスタQ5はベースが接地電位から開放された状態でありオン状態になっており、その結果、サブ電源回路6からのサブ電源電圧Vsがコイル5aに供給された状態になり、リレースイッチ5bがオン状態になっている。従って、メイン電源回路7はオン状態になっており、アンプ回路からの音声信号はスピーカーへ出力される。
[正の直流電圧が供給される、つまり、A点電圧が第1の所定値以上のとき]
アンプ回路から正の直流電圧が検出回路2に供給されると、A点電圧が徐々に上昇し、時定数回路によって定まる所定時間経過後に、A点電圧が第1の所定値(概略+12V)以上になる。これにより、トランジスタQ1はオン状態になり、トランジスタQ2はオフ状態になる。その結果、トランジスタQ3は、ベースが接地電位に接続された状態になり、オン状態になる。トランジスタQ3がオン状態になると、トランジスタQ4は、ベースにサブ電源電圧Vsが供給され、オン状態になる。トランジスタQ5はベースが接地電位に接続された状態になりオフ状態になる。その結果、サブ電源回路6からのサブ電源電圧Vsがコイル5aに供給されない状態になり、リレースイッチ5bがオフ状態になる。従って、メイン電源回路7はオフ状態になり、アンプ回路からスピーカーに正の直流電圧が供給されることが阻止され、スピーカーの破損を防止できる。ここで、トランジスタQ3がオン状態になると、サブ電源回路6からのサブ電源電圧VsがダイオードD3、抵抗R4を介してトランジスタQ1のベースに供給されるようになるので、アンプ回路からスピーカーへ供給される電圧値によらず、トランジスタQ1がオン状態を維持するようになる。従って、継続的にリレースイッチ5bをオフ状態にし、継続的にメイン電源回路7をオフ状態にすることができる。
[負の直流電圧が供給される、つまり、A点電圧が第2の所定値以下のとき]
アンプ回路から負の直流電圧が検出回路2に供給されると、A点電圧が徐々に下降し、時定数回路によって定まる所定時間経過後に、A点電圧が第2の所定値(概略−12V)以下になる。これにより、トランジスタQ2はオン状態になり、トランジスタQ1はオフ状態になる。その結果、トランジスタQ3は、ベースが接地電位に接続された状態になり、オン状態になる。トランジスタQ3がオン状態になると、トランジスタQ4は、ベースにサブ電源電圧Vsが供給され、オン状態になる。トランジスタQ5はベースが接地電位に接続された状態になりオフ状態になる。その結果、サブ電源回路6からのサブ電源電圧Vsがコイル5aに供給されない状態になり、リレースイッチ5bがオフ状態になる。従って、メイン電源回路7はオフ状態になり、アンプ回路からスピーカーに負の直流電圧が供給されることが阻止され、スピーカーの破損を防止できる。ここで、トランジスタQ3がオン状態になると、サブ電源回路6からのサブ電源電圧VsがダイオードD3、抵抗R4を介してトランジスタQ1のベースに供給されるようになるので、アンプ回路からスピーカーへ供給される電圧値によらず、トランジスタQ1がオン状態を維持するようになる。従って、継続的にリレースイッチ5bをオフ状態にし、継続的にメイン電源回路7をオフ状態にすることができる。
以上のように、本実施例によると、ダイオードD3の機能によって、アンプ回路からスピーカーに正の直流電圧または負の直流電圧が供給される状態が検出されると、その後、継続的にリレースイッチ5bをオフ状態にし、メイン電源回路7を継続的にオフ状態にすることができる。
[実施例2]
図2は、本実施例における電源制御装置が適用される増幅装置11の要部を示す回路図である。本実施例では、実施例1と比較して、メイン電源制御回路4が第2メイン電源制御回路8に変更されている。第2メイン電源制御回路8は、ダイオードD4、D5を有し、トランジスタQ3がオン状態のときに、サブ電源電圧Vsが供給されて、サブ電源回路6をダイオードD4、D5を介して接地電位に接続することによって、サブ電源電圧Vsを所定電圧まで低下させる。所定電圧は、リレースイッチ5bがオフ状態になり、かつ、トランジスタQ1をオン状態にすることができる電圧であり、概略+1.2Vである。
本実施例の動作を説明する。
[正常動作時]
実施例1と同じである。
[正の直流電圧が供給される、つまり、A点電圧が第1の所定値以上のとき]
アンプ回路から正の直流電圧が検出回路2に供給されると、A点電圧が徐々に上昇し、時定数回路によって定まる所定時間経過後に、A点電圧が第1の所定値(概略+12V)以上になる。これにより、トランジスタQ1はオン状態になり、トランジスタQ2はオフ状態になる。その結果、トランジスタQ3は、ベースが接地電位に接続された状態になり、オン状態になる。トランジスタQ3がオン状態になると、サブ電源回路6はダイオードD4、D5を介して接地電位に接続された状態になり、サブ電源電圧Vsは所定電圧(概略+1.2V)まで低下する。その結果、サブ電源回路6からのサブ電源電圧Vsがコイル5aに供給されるものの、リレースイッチ5bをオン状態にする電圧まで達していないので、リレースイッチ5bがオフ状態になる。従って、メイン電源回路7はオフ状態になるので、アンプ回路からスピーカーに正の直流電圧が供給されることが阻止される。ここで、トランジスタQ3がオン状態になると、サブ電源電圧Vs(概略+1.2V)がダイオードD3、抵抗R4を介してトランジスタQ1のベースに供給されるようになるので、アンプ回路からスピーカーへ供給される電圧値によらず、トランジスタQ1がオン状態を維持するようになる。従って、継続的にリレースイッチ5bをオフ状態にし、継続的にメイン電源回路7をオフ状態にすることができる。
[負の直流電圧が供給される、つまり、A点電圧が第2の所定値以下のとき]
アンプ回路から負の直流電圧が検出回路2に供給されると、A点電圧が徐々に下降し、時定数回路によって定まる所定時間経過後に、A点電圧が第2の所定値(概略−12V)以下になる。これにより、トランジスタQ2はオン状態になり、トランジスタQ1はオフ状態になる。その結果、トランジスタQ3は、ベースが接地電位に接続された状態になり、オン状態になる。トランジスタQ3がオン状態になると、サブ電源回路6はダイオードD4、D5を介して接地電位に接続された状態になり、サブ電源電圧Vsは所定電圧(概略+1.2V)まで低下する。その結果、サブ電源回路6からのサブ電源電圧Vsがコイル5aに供給されるものの、リレースイッチ5bをオン状態にする電圧まで達していないので、リレースイッチ5bがオフ状態になる。従って、メイン電源回路7はオフ状態になるので、アンプ回路からスピーカーに負の直流電圧が供給されることが阻止される。ここで、トランジスタQ3がオン状態になると、サブ電源電圧Vs(概略+1.2V)がダイオードD3、抵抗R4を介してトランジスタQ1のベースに供給されるようになるので、アンプ回路からスピーカーへ供給される電圧値によらず、トランジスタQ1がオン状態を維持するようになる。従って、継続的にリレースイッチ5bをオフ状態にし、継続的にメイン電源回路7をオフ状態にすることができる。
以上のように、本実施例によると、ダイオードD3の機能によって、アンプ回路からスピーカーに正の直流電圧または負の直流電圧が供給される状態が検出されると、その後、継続的にリレースイッチ5bをオフ状態にし、メイン電源回路7を継続的にオフ状態にすることができる。
[実施例3]
図3は、本実施例における電源制御装置が適用される増幅装置21の要部を示す回路図である。本実施例は、実施例1と実施例2とを組み合わせたものであり、増幅装置21は、メイン電源制御回路4と第2メイン電源制御回路8との両方を備えている。なお、これらの動作は実施例1および2で説明した通りである。
[実施例4]
上記の実施例ではアンプ回路が破損し、アンプ回路から直流電圧が供給される場合に、メイン電源回路7を継続的にオフ状態にする電源制御装置を示したが、本例では、メイン電源回路が破損し、例えば正常状態においては+15Vの直流電圧が供給されるところ、+20Vの直流電圧が供給されるような場合に、リレースイッチ5bを継続的にオフ状態にし、メイン電源回路7を継続的にオフ状態に制御する。図4は、本例を示す概略回路図である。本例では、図1と比較し、トランジスタQ2およびダイオードD2が省略され、かつ、コンデンサC1に代えて抵抗R7が設けられている。本例の動作は、図1においてアンプ回路からスピーカーに正の直流電圧が供給される場合と概略同じである。
[実施例5]
本例では、メイン電源回路が破損し、例えば正常状態においては−15Vの直流電圧が供給されるところ、−20Vの直流電圧が供給されるような場合に、リレースイッチ5bを継続的にオフ状態にし、メイン電源回路7を継続的にオフ状態に制御する。図5は、本例を示す概略回路図である。本例では、図1と比較し、トランジスタQ1およびダイオードD1が省略され、かつ、コンデンサC1に代えて抵抗R7が設けられており、ダイオードD3のカソードが抵抗R4を介してトランジスタQ2のベースに接続されている。本例の動作は、図1においてアンプ回路からスピーカーに負の直流電圧が供給される場合と概略同じであるが、トランジスタQ3がオン状態になると、サブ電源電圧VsがダイオードD3、抵抗R4を介してトランジスタQ2のベースに供給される。従って、維持回路3の機能によって、トランジスタQ2が、負の直流電圧が供給されている状態を継続的に検出する。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
本発明は、アンプ、AVアンプ、アンプ内蔵スピーカー、TV受像機等に好適に採用され得る。
1 増幅装置
2 検出回路
3 維持回路
4 メイン電源制御回路
5 リレー回路
6 サブ電源回路
7 メイン電源回路
8 第2メイン電源制御回路
10 アンプ回路
11 増幅装置
21 増幅装置

Claims (4)

  1. 正の直流電圧が供給される状態を検出する第1トランジスタと、
    負の直流電圧が供給される状態を検出する第2トランジスタと、
    正の直流電圧が供給される状態を前記第1トランジスタが検出した場合、または、負の直流電圧が供給される状態を前記第2トランジスタが検出した場合にオン状態になり、サブ電源電圧をメイン電源制御回路および維持回路に供給させ、正の直流電圧が供給される状態を前記第1トランジスタが検出せず、かつ、負の直流電圧が供給される状態を前記第2トランジスタが検出しない場合にオフ状態になり、サブ電源電圧を前記メイン電源制御回路および前記維持回路に供給させない第3トランジスタと、
    前記第3トランジスタがオン状態の場合にサブ電源電圧が供給されることにより、メイン電源回路をオフ状態に制御し、前記第3トランジスタがオフ状態の場合にサブ電源電圧が供給されないことにより、前記メイン電源回路をオン状態に制御する前記メイン電源制御回路と、
    前記第3トランジスタがオン状態の場合にサブ電源電圧を前記第1トランジスタに供給することにより、正の直流電圧が供給される状態を前記第1トランジスタに継続的に検出させる前記維持回路とを備える、電源制御装置。
  2. 正の直流電圧が供給される状態を検出する第1トランジスタと、
    正の直流電圧が供給される状態を前記第1トランジスタが検出した場合にオン状態になり、サブ電源電圧をメイン電源制御回路および維持回路に供給させ、正の直流電圧が供給される状態を前記第1トランジスタが検出しない場合にオフ状態になり、サブ電源電圧を前記メイン電源制御回路および前記維持回路に供給させない第3トランジスタと、
    前記第3トランジスタがオン状態の場合にサブ電源電圧が供給されることにより、メイン電源回路をオフ状態に制御し、前記第3トランジスタがオフ状態の場合にサブ電源電圧が供給されないことにより、前記メイン電源回路をオン状態に制御する前記メイン電源制御回路と、
    前記第3トランジスタがオン状態の場合にサブ電源電圧を前記第1トランジスタに供給することにより、正の直流電圧が供給される状態を前記第1トランジスタに継続的に検出させる前記維持回路とを備える、電源制御装置。
  3. 前記維持回路が、前記第3トランジスタの電極の1つにアノードが接続され、かつ、前記第1トランジスタの電極の1つにカソードが接続されているダイオードを有する、請求項1または2に記載の電源制御装置。
  4. 負の直流電圧が供給される状態を検出する第2トランジスタと、
    負の直流電圧が供給される状態を前記第2トランジスタが検出した場合にオン状態になり、サブ電源電圧をメイン電源制御回路および維持回路に供給させ、負の直流電圧が供給される状態を前記第2トランジスタが検出しない場合にオフ状態になり、サブ電源電圧を前記メイン電源制御回路および前記維持回路に供給させない第3トランジスタと、
    前記第3トランジスタがオン状態の場合にサブ電源電圧が供給されることにより、メイン電源回路をオフ状態に制御し、前記第3トランジスタがオフ状態の場合にサブ電源電圧が供給されないことにより、前記メイン電源回路をオン状態に制御する前記メイン電源制御回路と、
    前記第3トランジスタがオン状態の場合にサブ電源電圧を前記第2トランジスタに供給することにより、負の直流電圧が供給される状態を前記第2トランジスタに継続的に検出させる前記維持回路とを備える、電源制御装置。
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