JP2000244256A - 保護回路 - Google Patents

保護回路

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JP2000244256A
JP2000244256A JP11041904A JP4190499A JP2000244256A JP 2000244256 A JP2000244256 A JP 2000244256A JP 11041904 A JP11041904 A JP 11041904A JP 4190499 A JP4190499 A JP 4190499A JP 2000244256 A JP2000244256 A JP 2000244256A
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JP
Japan
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circuit
bias
output
power
short
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Application number
JP11041904A
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English (en)
Inventor
Kenichi Kokubo
憲一 小久保
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源投入時の天絡または地絡による出力トラ
ンジスタの破壊を防止する。 【解決手段】 地絡または天絡の状態で、電源が投入さ
れると、出力トランジスタ1及び2の中点電圧により電
圧検出回路23で地絡または天絡が検出される。検出に
よって、バイアス回路のバイアスを急速に立ち上がるよ
うに制御され、駆動段トランジスタ14及び19と、地
絡及び天絡検出回路21及び22とが素早く定常状態に
なる。すると、地絡または天絡が素早く検出されるよう
になり、出力トランジスタ1及び2の保護動作が開始さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天絡及び地絡から
増幅器の破壊を保護する保護回路に関する。
【0002】
【従来の技術】特にカー用オーディオ機器分野におい
て、電力増幅回路の出力端子をスピーカに接続する作業
中、電力増幅回路の出力端子を誤って電源ラインや接地
ラインに接触することがある(以下、天絡及び地絡とい
う)。このような場合、電力増幅回路の出力段トランジ
スタに過大電流が流れ、出力段トランジスタが破壊され
ることがあった。そこで、カー用電力増幅回路には、出
力段トランジスタを天絡及び地絡から保護する保護回路
が内蔵されている。図3はそのような天絡や地絡から出
力トランジスタを保護する保護回路を示している。
【0003】図3において、出力増幅回路は出力トラン
ジスタ1及び2がSEPP(シングル・エンド・プッシ
ュプル)接続して成る。ここで出力端子5が天絡される
と、出力端子5の電圧は電源電圧Vccになり、出力ト
ランジスタ2に過大電流が流れる。前記過大電流により
出力トランジスタ2のベース−エミッタ間電圧が増大す
ると、抵抗6及び7の接続中点が高くなるので、トラン
ジスタ8がオンする。ここで出力端子5が電源電圧Vc
cになっているので、ツェナーダイオード9のカソード
及びダイオード10aのカソード間の電位差が電源電圧
Vccと略等しい電圧になり、ダイオード9、10a及
び10bはオンする。その為、トランジスタ11のベー
ス−エミッタ間電圧はダイオードのオン電圧の2個分と
なり、検出トランジスタ11がオンする。すると、検出
トランジスタ11からコレクタ電流が発生し、コレクタ
電流により検出回路12で天絡が検出され、停止信号S
Sが発生する。停止信号SSによって、バイアス回路1
3からのバイアス電流が停止され、その結果出力段トラ
ンジスタ2が不動作になり、破壊から保護される。
【0004】また、出力端子5が地絡された場合も、原
理的には天絡時と同一の動作を行う。つまり、出力段ト
ランジスタ1に過大電流が流れると、出力段トランジス
タ1のベース−エミッタ間電圧が増大し、その結果検出
トランジスタ18がオンする。すると、停止信号SSが
発生し、バイアスの供給が停止され、出力段トランジス
タ1が保護される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図4に、電源投入した
際の図3の動作を示す。出力トランジスタ1及び2の接
続中点は、電源投入時に上昇する。電源投入後に制御回
路12への入力バイアスが立ち上がり、さらにその後に
バイアス回路13から発生する出力トランジスタ1及び
2の入力バイアスが立ち上がる。出力トランジスタ1及
び2の入力バイアスの立ち上がりについて、ショック音
の防止の為前記入力バイアスは図4のように緩やかに立
ち上がる。
【0006】しかし、出力端子5に天絡または地絡が起
こり、その後に電源が投入されると、地絡及び天絡を検
出することが遅れ、出力トランジスタ1及び2が破壊さ
れるという問題が生じていた。実際に、天絡及び地絡の
検出は、駆動段トランジスタ19のエミッタ側及び駆動
段トランジスタ14のコレクタ側で実行される。電源投
入時、駆動段トランジスタ14及び19には徐々に入力
バイアスが印加され、駆動段トランジスタ14及び19
に電流が徐々に流れる。その結果、トランジスタ11及
び18から得られる検出信号は、バイアス回路のバイア
スが徐々に立ち上がるように、徐々に立ち上がるのであ
る。よって、検出信号が所定レベルに到達して、天絡及
び地絡を示す前に、出力トランジスタ1または2に大電
流が流れ、破壊されてしまうのである。
【0007】
【課題を解決するための手段】増幅器の出力が地絡また
は天絡されたことを検出し、前記増幅器の出力トランジ
スタを保護する保護回路において、前記増幅器にバイア
スを与えるバイアス回路と、前記出力トランジスタの出
力電圧が天絡または地絡の状態に相当する電圧であるか
否かを検出する電圧検出回路と、該電圧検出回路の出力
に応じて、前記バイアス回路からのバイアスを急速に立
ち上がらせるバイアス急速回路とを備えることを特徴と
する。
【0008】特に、前記バイアス回路のバイアスは、通
常動作で電源投入後、緩やかに定常値まで変化すること
を特徴とする。
【0009】また、前記電圧検出回路の出力信号の有無
を条件とし、天絡または地絡が検出されたときに保護動
作を制御する保護制御回路を備えることを特徴とする。
【0010】本発明によれば、増幅器の出力端が天絡ま
たは地絡されるたときのみ、バイアス急速回路が動作
し、バイアス回路に対してバイアスが急速に立ち上がる
ように制御する。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態を示す
図であり、21は地絡を検出し、検出信号aを発生する
地絡検出回路、22は天絡を検出し、検出信号bを発生
する天絡検出回路、23は出力トランジスタ1及び2の
中点の電圧を検出する検出部23aと、検出部23aの
出力信号が印加される検出トランジスタTr1とから成
る電圧検出回路、24は電源電圧Vccに応じて保護回
路系統の電源電圧Vcを生成する電源電圧生成回路、2
5は、ベースに電源電圧Vcが印加されるとともに、電
圧検出回路23の出力信号に応じてオン・オフするトラ
ンジスタTr2及びTr3から成る検出信号発生回路、
26は基準電圧Vrを発生する基準電圧発生回路、27
は基準電圧VrまたはトランジスタTr3のコレクタ電
圧によってオン・オフするトランジスタTr4から成る
バイアス急速回路である。尚、図1において従来と同一
の回路素子については、図3と同一の符号を付し、説明
を省略する。
【0012】図1において、出力端子5が天絡または地
絡されているとする。その状態にて、パワースイッチS
Wがオンされ、電源が投入されると、検出部23aで出
力トランジスタ1及び2の中点電圧が概ね電源電圧Vc
cまたは0であることが検出される。検出部23aは、
電源電圧の近傍かつそれより低いレベルと、0Vの近傍
かつそれより高いレベルをしきい値とするウィンドコン
パレータにより構成される。出力端子5が天絡される
と、出力中点電圧が電源電圧Vccとなり、検出部23
aで天絡が検出される。また、出力端子5が地絡される
と、出力中点電圧が0Vとなり、検出部23aで地絡が
検出される。天絡または地絡が検出されると、検出部2
3aから「H」レベルの出力信号が発生し、検出トラン
ジスタTr1がオンする。検出トランジスタTr1がオ
ンすると、トランジスタTr2及びTr3のベースが接
地され、トランジスタTr2及びTr3はオフする。そ
の為、トランジスタTr2及びTr3のコレクタはハイ
インピーダンス状態になる。
【0013】トランジスタTr3のコレクタがハイイン
ピーダンス状態になることにより、基準電圧発生回路2
6の基準電圧VrがトランジスタTr4に印加され、ト
ランジスタTr4がオンする。トランジスタTr4がオ
ンすると、バイアス回路13に制御電流Icontが流
れる。バイアス回路13は、制御電流Icontが流れ
るとバイアス電圧を急速に発生するように構成される。
これにより、図2のようにバイアス回路13のバイアス
は急激に立ち上がる。
【0014】一方、トランジスタTr2のコレクタがハ
イインピーダンス状態になると、制御回路12は保護動
作の可能な状態になる。この状態では、制御回路12
は、地絡検出回路21または天絡検出回路22の出力信
号が発生すると、バイアス回路13を制御することがで
きる。逆に、トランジスタTr2がオンしている場合
は、天絡または地絡が検出されても、制御回路12はバ
イアス回路13を制御することができない。
【0015】図2のようにバイアス回路13からのバイ
アスが発生することにより、出力端子5に天絡または地
絡が起こっていると、地絡検出回路21または天絡検出
回路22から急峻な検出信号が発生する。図2の如きバ
イアスが発生することにより、駆動段トランジスタ14
及び19は素早く定常状態になり、その結果地絡検出回
路21及び天絡検出回路22も素早く定常状態になる。
その為、電源が投入されると、地絡または天絡が素早く
検出されるのである。
【0016】その後、地絡検出回路21または天絡検出
回路22から検出信号a及びbが発生すると、制御回路
12によりバイアスを低下させ、それにより駆動段トラ
ンジスタ14及び19と、出力トランジスタ1及び2と
を不動作状態にして、出力トランジスタを大電流による
破壊から防ぐことができる。
【0017】ところで、電源投入時に出力端子5が地絡
及び天絡されていないとすると、出力トランジスタ1及
び2の中点電圧により検出部23aから出力信号が発生
しない。その為、トランジスタTr3はオンし、さらに
トランジスタTr4はオフする。よって、制御電流Ic
ontが流れず、入力バイアスは従来の図4のように徐
々に上がっていく。
【0018】
【発明の効果】本発明に依れば、電源投入時にすでに天
絡または地絡が発生している場合のみ、増幅器のバイア
ス状態を変えて、地絡または天絡を検出することができ
る。その為、電源投入時の天絡及び地絡による出力トラ
ンジスタの破壊を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】電源投入時の図1の回路の出力変化を説明する
ための特性図である。
【図3】従来例を示す回路図である。
【図4】電源投入時の図2の回路の出力変化を説明する
ための特性図である。
【符号の説明】
1、2 出力トランジスタ 5 出力端子 21 天絡検出回路 22 地絡検出回路 23 電圧検出回路 24 電源電圧生成回路 25 検出信号発生回路 26 基準電圧発生回路 27 バイアス急速回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 増幅器の出力が地絡または天絡されたこ
    とを検出し、前記増幅器の出力トランジスタを保護する
    保護回路において、 前記増幅器にバイアスを与えるバイアス回路と、 前記出力トランジスタの出力電圧が天絡または地絡の状
    態に相当する電圧であるか否かを検出する電圧検出回路
    と、 該電圧検出回路の出力に応じて、前記バイアス回路から
    のバイアスを急速に立ち上がらせるバイアス急速回路と
    を備えることを特徴とする保護回路。
  2. 【請求項2】 前記バイアス回路のバイアスは、通常動
    作で電源投入後、緩やかに定常値まで変化することを特
    徴とする請求項1記載の保護回路。
  3. 【請求項3】 前記電圧検出回路の出力信号の有無を条
    件とし、天絡または地絡が検出されたときに保護動作を
    制御する保護制御回路を備えることを特徴とする請求項
    1記載の保護回路。
JP11041904A 1999-02-19 1999-02-19 保護回路 Pending JP2000244256A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007302090A (ja) * 2006-05-10 2007-11-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 経路状態判断装置
US9041412B2 (en) 2011-05-09 2015-05-26 Alpine Electronics, Inc. Methods of testing a connection between speakers and a power amplifier and devices therefor

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