JP5327481B2 - トーンコントロール装置 - Google Patents

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Description

本発明は、信号の所定帯域をブースト処理するトーンコントロール装置に関する。
オーディオ装置において、所定の周波数帯域のレベルを増加させるブースト処理などのトーンコントロール処理を行うトーンコントロール装置が採用されている。ブースト処理においては、図7(b)、(c)に示すように、音声信号の振幅値が大きい場合に、ブースト帯域の音声信号が電源電圧においてクリップ状態となり、スピーカーから出力される音声に歪みが生じるという問題がある。
これを解決するために、本出願人は下記特許文献1に示すトーンコントロール装置を提案した。このトーンコントロール装置によると、第1検出部および第2検出部によって、増幅部の出力電圧が第1設定値以上の場合と第2設定値未満の場合とが検出される。つまり、増幅部の出力電圧がハイレベル側にクリップする場合と、ローレベル側にクリップする場合とが検出される。合成部はこれらの検出結果を合成し、切換部は合成部の出力電圧に基づいてブースト処理部のブースト量を切り換える。従って、増幅部の出力電圧がハイレベル側にクリップする場合およびローレベル側にクリップする場合には、ブースト量が通常の第1ブースト値よりも小さい第2ブースト値に切り換えられるので、全帯域の振幅を小さくすることなく、増幅部の出力電圧がクリップすることを防止することができる。
しかし、このトーンコントロール装置によると、ブースト量を第2ブースト値に切換えた場合であっても、音量レベルが大きい場合には、なお増幅部の出力電圧がクリップする場合がある。
特開2010−109845号 特開2003−142970号
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、より確実に増幅された信号がクリップすることを防止するトーンコントロール装置を提供することにある。
本発明の好ましい実施形態によるトーンコントロール装置は、オーディオ信号の音量レベルを制御部によって設定された音量レベルに調整する音量調整部と、オーディオ信号のブースト帯域を前記制御部によって設定されたブースト値にブースト処理するブースト処理部と、前記音量調整部および前記ブースト処理部を経由したオーディオ信号を増幅する増幅部と、前記増幅部から出力されるオーディオ信号が第1設定値以上であるか否かを検出し、第1設定値以上である場合に第1設定値以上であることを示す信号を前記制御部に出力する検出部と、前記検出部から第1設定値以上であることを示す信号を所定時間継続して受信した場合に、設定されている前記ブースト値が0であるか否かを判断し、設定されている前記ブースト値が0ではない場合に、現在設定されているブースト値から所定ステップ減算して新たなブースト値を設定し、設定されている前記ブースト値が0である場合、現在設定されている音量レベルから所定ステップ減算して新たな音量レベルを設定する前記制御部とを備える。
検出部から第1設定値以上であることを示す信号を所定時間継続して受信した場合に、ブースト値が0であるか否かが判断され、ブースト値が0でない場合に、現在設定されているブースト値から所定ステップ減算して新たなブースト値を設定する。従って、オーディオ信号が第1設定値以上であることを検出部が検出し続けることによって、設定されるブースト値は所定ステップずつ減算され、クリップを未然に防止することができる。また、ブースト値が0である場合、現在設定されている音量レベルから所定ステップ減算して新たな音量レベルを設定する。従って、設定されているブースト値を下げていき、最終的にブースト値が0になってもなおオーディオ信号が第1設定値以上であるような場合には、引き続き音量レベルが所定ステップずつ低下される。従って、より確実にオーディオ信号がクリップすることを防止できる。
好ましい実施形態においては、前記検出部が、前記増幅部から出力されるオーディオ信号が第1設定値よりも小さい第2設定値未満であるか否かをさらに検出し、第2設定値未満である場合に第2設定値未満であることを示す信号を前記制御部に出力し、前記制御部が、前記検出部から第2設定値未満であることを示す信号を所定時間継続して受信した場合に、設定されている前記ブースト値が0であるか否かを判断し、設定されている前記ブースト値が0ではない場合に、現在設定されているブースト値から所定ステップ減算して新たなブースト値を設定し、設定されている前記ブースト値が0である場合、現在設定されている音量レベルから所定ステップ減算して新たな音量レベルを設定する。
検出部から第2設定値未満であることを示す信号を所定時間継続して受信した場合に、ブースト値が0であるか否かが判断され、ブースト値が0ではない場合に、現在設定されているブースト値から所定ステップ減算して新たなブースト値を設定する。従って、オーディオ信号が第2設定値未満であることを検出部が検出し続けることによって、設定されるブースト値は所定ステップずつ減算され、クリップを未然に防止することができる。また、ブースト値が0である場合、現在設定されている音量レベルから所定ステップ減算して新たな音量レベルを設定する。従って、設定されているブースト値を下げていき、最終的にブースト値が0になってもなおオーディオ信号が第2設定値未満であるような場合には、引き続き音量レベルが所定ステップずつ低下される。従って、より確実にオーディオ信号がクリップすることを防止できる。
本発明の別の好ましい実施形態によるトーンコントロール装置は、オーディオ信号の音量レベルを制御部によって設定された音量レベルに調整する音量調整部と、オーディオ信号のブースト帯域を前記制御部によって設定されたブースト値にブースト処理するブースト処理部と、前記音量調整部および前記ブースト処理部を経由したオーディオ信号を増幅する増幅部と、前記増幅部から出力されるオーディオ信号が第2設定値未満であるか否かを検出し、第2設定値未満である場合に第2設定値未満であることを示す信号を前記制御部に出力する検出部と、前記検出部から第2設定値未満であることを示す信号を所定時間継続して受信した場合に、設定されている前記ブースト値が0であるか否かを判断し、設定されている前記ブースト値が0ではない場合に、現在設定されているブースト値から所定ステップ減算して新たなブースト値を設定し、設定されている前記ブースト値が0である場合、現在設定されている音量レベルから所定ステップ減算して新たな音量レベルを設定する前記制御部とを備える。
検出部から第2設定値未満であることを示す信号を所定時間継続して受信した場合に、ブースト値が0であるか否かが判断され、ブースト値が0ではない場合に、現在設定されているブースト値から所定ステップ減算して新たなブースト値を設定する。従って、オーディオ信号が第2設定値未満であることを検出部が検出し続けることによって、設定されるブースト値は所定ステップずつ減算され、クリップを未然に防止することができる。また、ブースト値が0である場合、現在設定されている音量レベルから所定ステップ減算して新たな音量レベルを設定する。従って、設定されているブースト値を下げていき、最終的にブースト値が0になってもなおオーディオ信号が第2設定値未満であるような場合には、引き続き音量レベルが所定ステップずつ低下される。従って、より確実にオーディオ信号がクリップすることを防止できる。
本発明の別の好ましい実施形態によるトーンコントロール装置は、オーディオ信号の音量レベルを制御部によって設定された音量レベルに調整する音量調整部と、オーディオ信号のブースト帯域を前記制御部によって設定されたブースト値にブースト処理するブースト処理部と、前記音量調整部および前記ブースト処理部を経由したオーディオ信号を増幅する増幅部と、前記増幅部から出力されるオーディオ信号が第1設定値以上であるか否かを検出し、第1設定値以上である場合に第1設定値以上であることを示す信号を前記制御部に出力する検出部と、前記検出部から第1設定値以上であることを示す信号を所定時間継続して受信した場合に、設定されている前記ブースト値が所定値以上であるか否かを判断し、設定されている前記ブースト値が前記所定値以上である場合に、現在設定されているブースト値から所定ステップ減算して新たなブースト値を設定し、設定されている前記ブースト値が前記所定値未満である場合、現在設定されている音量レベルから所定ステップ減算して新たな音量レベルを設定する前記制御部とを備える。
検出部から第1設定値以上であることを示す信号を所定時間継続して受信した場合に、ブースト値が所定値以上であるか否かが判断され、ブースト値が所定値以上である場合に、現在設定されているブースト値から所定ステップ減算して新たなブースト値を設定する。従って、オーディオ信号が第1設定値以上であることを検出部が検出し続けることによって、設定されるブースト値は所定ステップずつ減算され、クリップを未然に防止することができる。また、ブースト値が所定値未満である場合、現在設定されている音量レベルから所定ステップ減算して新たな音量レベルを設定する。従って、設定されているブースト値を下げていき、最終的にブースト値が所定値未満になってもなおオーディオ信号が第1設定値以上であるような場合には、引き続き音量レベルが所定ステップずつ低下される。従って、より確実にオーディオ信号がクリップすることを防止できる。
好ましい実施形態においては、前記検出部が、前記増幅部から出力されるオーディオ信号が第1設定値よりも小さい第2設定値未満であるか否かをさらに検出し、第2設定値未満である場合に第2設定値未満であることを示す信号を前記制御部に出力し、前記制御部が、前記検出部から第2設定値未満であることを示す信号を所定時間継続して受信した場合に、設定されている前記ブースト値が所定値以上であるか否かを判断し、設定されている前記ブースト値が前記所定値以上である場合に、現在設定されているブースト値から所定ステップ減算して新たなブースト値を設定し、設定されている前記ブースト値が前記所定値未満である場合、現在設定されている音量レベルから所定ステップ減算して新たな音量レベルを設定する。
検出部から第2設定値未満であることを示す信号を所定時間継続して受信した場合に、ブースト値が所定値以上であるか否かが判断され、ブースト値が所定値以上である場合に、現在設定されているブースト値から所定ステップ減算して新たなブースト値を設定する。従って、オーディオ信号が第2設定値未満であることを検出部が検出し続けることによって、設定されるブースト値は所定ステップずつ減算され、クリップを未然に防止することができる。また、ブースト値が所定値未満である場合、現在設定されている音量レベルから所定ステップ減算して新たな音量レベルを設定する。従って、設定されているブースト値を下げていき、最終的にブースト値が所定値未満になってもなおオーディオ信号が第2設定値未満であるような場合には、引き続き音量レベルが所定ステップずつ低下される。従って、より確実にオーディオ信号がクリップすることを防止できる。
本発明のさらに別の好ましい実施形態によるトーンコントロール装置は、オーディオ信号の音量レベルを制御部によって設定された音量レベルに調整する音量調整部と、オーディオ信号のブースト帯域を前記制御部によって設定されたブースト値にブースト処理するブースト処理部と、前記音量調整部および前記ブースト処理部を経由したオーディオ信号を増幅する増幅部と、前記増幅部から出力されるオーディオ信号が第2設定値未満であるか否かを検出し、第2設定値未満である場合に第2設定値未満であることを示す信号を前記制御部に出力する検出部と、前記検出部から第2設定値未満であることを示す信号を所定時間継続して受信した場合に、設定されている前記ブースト値が所定値以上であるか否かを判断し、設定されている前記ブースト値が前記所定値以上である場合に、現在設定されているブースト値から所定ステップ減算して新たなブースト値を設定し、設定されている前記ブースト値が前記所定値未満である場合、現在設定されている音量レベルから所定ステップ減算して新たな音量レベルを設定する前記制御部とを備える。
検出部から第2設定値未満であることを示す信号を所定時間継続して受信した場合に、ブースト値が所定値以上であるか否かが判断され、ブースト値が所定値以上である場合に、現在設定されているブースト値から所定ステップ減算して新たなブースト値を設定する。従って、オーディオ信号が第2設定値未満であることを検出部が検出し続けることによって、設定されるブースト値は所定ステップずつ減算され、クリップを未然に防止することができる。また、ブースト値が所定値未満である場合、現在設定されている音量レベルから所定ステップ減算して新たな音量レベルを設定する。従って、設定されているブースト値を下げていき、最終的にブースト値が所定値未満になってもなおオーディオ信号が第2設定値未満であるような場合には、引き続き音量レベルが所定ステップずつ低下される。従って、より確実にオーディオ信号がクリップすることを防止できる。
好ましい実施形態においては、前記制御部が、現在設定されているユーザ操作によって設定されているブースト値から所定ステップ減算して新たなブースト値を設定する際に、ユーザ操作によって設定されている前記ブースト値を記憶部に記憶し、現在設定されているユーザ操作によって設定されている音量レベルから所定ステップ減算して新たな音量レベルを設定する際に、ユーザ操作によって設定されている前記音量レベルを前記記憶部に記憶し、現在入力されているオーディオ信号が入力されなくなる事象が生じた場合に、前記記憶部に記憶されている前記ブースト値および前記音量レベルに設定を復帰させる。
現在入力されているオーディオ信号が入力されなくなるとクリップが生じなくなることがあるが、この場合に、ユーザ操作を要することなく、自動的に元のブースト値および音量レベルに復帰させることができる。
本発明の好ましい実施形態によると上記いずれかの構成を有することにより、より確実に増幅された信号がクリップすることを防止するトーンコントロール装置を提供することができる。
本発明の好ましい実施形態によるトーンコントロール装置10を示すブロック図である。 クリップ検出回路4等を示す回路図である。 クリップ検出回路4Aの各点の波形を示すタイムチャートである。 マイコン(制御部)5の処理を示すフローチャートである。 マイコン(制御部)5の処理を示すフローチャートである。 マイコン(制御部)5の処理を示すフローチャートである。 オーディオ信号がクリップする状態を説明する図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照して具体的に説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。図1は、本発明の好ましい実施形態によるトーンコントロール装置10を示すブロック図である。トーンコントロール装置10は、音量調整部1と、ブースト処理部2と、メインアンプ3と、クリップ検出回路(検出部)4と、マイコン(制御部)5とを備える。音量調整部1と、ブースト処理部2と、メインアンプ3とは、例えばDSPによって実現される。
音量調整部1は、オーディオ信号が入力され、オーディオ信号の音量レベルを調整し、ブースト処理部2に出力する。音量レベルは、マイコン5からの指示に応じて制御される。音量レベルは、ユーザ操作によって設定可能であり、例えば50ステップ(1〜50)を1ステップ単位で設定することができる。
ブースト処理部2は、音量調整部1から供給されたオーディオ信号の所定周波数帯域(以下、ブースト帯域という。)を増幅処理(以下、ブースト処理という。)し、メインアンプ3に出力する。ブースト帯域は、例えば、SBASSの場合80Hzであり、BASSの場合100Hzである。ブースト量は、マイコン5からの指示に応じて制御される。ブースト値は、ユーザ操作によって設定可能であり、例えば6ステップ(0、1、2、3、4、5)を1ステップ単位で設定することができる。例えば、ブースト値は1ステップあたり2dBである。ブースト値が0とは、ユーザ操作によってブースト処理を解除した状態である。
メインアンプ3は、ブースト処理部2から供給された(つまり、音量調整部1およびブースト処理部2を経由した)オーディオ信号に対して増幅処理を実行し、スピーカーおよびクリップ検出回路4にオーディオ信号(出力電圧)を出力する。
クリップ検出回路4は、メインアンプ3から供給されるオーディオ信号の振幅値を検出し、オーディオ信号がクリップする場合に、クリップすることを示す信号をマイコン5に出力する。クリップ検出回路4は、オーディオ信号の振幅値が第1設定値以上であるか否かを検出し、第1設定値以上である場合に、第1設定値以上であることを示す信号をマイコン5に出力する。一方、第1設定値未満である場合、第1設定値未満であることを示す信号を出力する。
好ましくは、クリップ検出回路4は、オーディオ信号の振幅値が第1設定値未満、かつ、第2設定値(第2設定値は第1設定値よりも小)以上の場合には、オーディオ信号がクリップしないと判断し、クリップしないことを示す信号をマイコン5に出力する。一方、クリップ検出回路4は、オーディオ信号の振幅値が第1設定値以上、又は、第2設定値未満である場合には、オーディオ信号がクリップする可能性があると判断し、クリップすることを示す信号をマイコン5に出力する。
図2は、メインアンプ3、クリップ検出回路4、および、スピーカーを示す回路図である。オーディオ信号が左チャンネルオーディオ信号および右チャンネルオーディオ信号の2chである場合、クリップ検出回路4は、左チャンネル用クリップ検出回路4Aと、右チャンネル用クリップ検出回路4Bとを含む。メインアンプ3も、左チャンネル用アンプA1(正側アンプ)、A2(負側アンプ)と、右チャンネル用アンプA11(正側アンプ)、A12(負側アンプ)とを含む。左チャンネル用アンプA1からのオーディオ信号は、左スピーカーSP1の正側入力端子に入力され、左チャンネル用アンプA2からのオーディオ信号は、左スピーカーSP1の負側入力端子に入力される。また、左チャンネル用アンプA1からのオーディオ信号は、左チャンネル用のクリップ検出回路4Aに入力される。右チャンネル用アンプA11からのオーディオ信号は、右スピーカーSP2の正側入力端子に入力され、右チャンネル用アンプA12からのオーディオ信号は、右スピーカーSP2の負側入力端子に入力される。また、右チャンネル用アンプA12からのオーディオ信号は、右チャンネル用のクリップ検出回路4Bに入力される。
左チャンネル用のクリップ検出回路4Aと、右チャンネル用のクリップ検出回路4Bとは回路構成が同じであるので、以下では、左チャンネル用のクリップ検出回路4Aについてのみ説明する。
クリップ検出回路4Aは、第1設定値を決定するための抵抗R2及びR3と、メインアンプ3の出力電圧の振幅値が第1設定値以上であるか否かを検出する第1検出部(トランジスタQ1)と、第2設定値を決定するための抵抗R4及びR5と、メインアンプ3の出力電圧の振幅値が第2設定値未満であるか否かを検出する第2検出部(トランジスタQ2)と、第1検出部の検出結果と第2検出部の検出結果とを合成する合成部(トランジスタQ3)とを概略含む。
トランジスタQ1は、pnp型トランジスタであり、エミッタが+15V電源ラインに接続され、コレクタがトランジスタQ3のベースに接続され、ベースが抵抗R2と抵抗R3との接続点に接続されている。トランジスタQ2は、npn型トランジスタであり、エミッタが接地電位に接続され、コレクタがトランジスタQ3のエミッタに接続され、ベースが抵抗R4と抵抗R5との接続点に接続されている。トランジスタQ3は、抵抗が内蔵されたnpn型トランジスタであり、ベースがトランジスタQ1のコレクタに接続され、コレクタが抵抗R6を介して+15V電源ラインに接続されている。
トランジスタQ21は、左チャンネル用のクリップ検出回路4Aからの信号と、右チャンネル用のクリップ検出回路4Bからの信号との少なくとも一方が、オーディオ信号がクリップすることを示す信号である場合に、マイコン5にオーディオ信号がクリップすることを示す信号を供給するためのトランジスタである。
マイコン5は、ユーザ操作およびクリップ検出回路4からの信号に応じて、ブースト値を設定し、ブースト処理部2に設定したブースト値を指示し、かつ、音量レベルを設定し、音量調整部1に設定した音量レベルを指示する。マイコン5は、クリップ検出回路4から、オーディオ信号がクリップすることを示す信号(つまり、オーディオ信号が第1設定値以上であることを示す信号、又は、オーディオ信号が第2設定値未満であることを示す信号)(例えばローレベルの信号)を所定時間(例えば5ミリ秒)継続して受信すると、設定されているブースト値が0であるか否かを判断し、ブースト値が0でなければ、現在設定されているブースト値から所定ステップ(例えば1ステップ)減算した値を新たなブースト値として設定し、ブースト処理部2に設定したブースト値を指示する。一方、ブースト値が0であれば、これ以上ブースト値を減らすことができないので、代わりに、現在設定されている音量レベルから所定ステップ(例えば1ステップ)減算した値を新たな音量レベルに設定し、音量調整部1に設定した音量レベルを指示する。
以上の構成を有するトーンコントロール装置10についてその動作を説明する。
図3は、クリップ検出回路4Aの各点における波形を示すタイムチャートであり、各符号は図1の各点における波形に対応している。なお、右チャンネル用のクリップ検出回路4Bの動作も同様である。ここでは、右チャンネル用のクリップ検出回路4Bは、オーディオ信号が第1設定値以上であることを検出しておらず、かつ、第2設定値未満であることを検出しておらず、従って、トランジスタQ13のコレクタ電圧がローレベルであり、トランジスタQ21のベースに対して信号を出力していないこととする。
期間T1においては、メインアンプ3の出力電圧の振幅値が第1設定値未満、かつ、第2設定値以上である(A点電圧参照)。従って、トランジスタQ1はベース電圧が導通開始電圧に達しオン状態になっており、コレクタ電圧が+15V電源電圧に引き上げられ、B点電圧がハイレベルになっている。一方、トランジスタQ2は、ベース電圧が導通開始電圧に達しオン状態になっており、コレクタ電圧が接地電位に引き下げられ、C点電圧がローレベルになっている。トランジスタQ3は、B点電圧がハイレベルであるので、ベース電圧が導通開始電圧に達しオン状態になっており、コレクタ電圧が接地電位に引き下げられる。トランジスタQ21は、ベース電圧が導通開始電圧未満であり、オフ状態になっている。従って、マイコン5には、オーディオ信号がクリップしてないことを示すハイレベルの信号である+5V電源電圧が出力される。つまり、D点電圧がハイレベルになっている。
期間T2においては、メインアンプ3の出力電圧の振幅値が第1設定値以上である(A点電圧参照)。つまり、オーディオ信号の振幅が上側でクリップすると考えられる。トランジスタQ1はベース電圧が導通開始電圧に達しておらずオフ状態になっており、コレクタが+15V電源電圧に対して開放状態とされ、B点電圧がローレベルになっている。一方、トランジスタQ2は、ベース電圧が導通開始電圧に達しオン状態になっており、コレクタ電圧が接地電位に引き下げられ、C点電圧がローレベルになっている。トランジスタQ3は、B点電圧がローレベルであるので、ベース電圧が導通開始電圧に達しておらずオフ状態になっており、コレクタ電圧が+15V電源電圧に引き上げられる。トランジスタQ3のコレクタ電圧はダイオードD3を介してトランジスタQ21のベースに供給される。トランジスタQ21は、ベース電圧が導通開始電圧に達し、オン状態になっている。従って、マイコン5には、オーディオ信号がクリップすること(オーディオ信号の振幅が第1設定値以上であること)を示すローレベルの信号である接地電位が出力される。つまり、D点電圧がローレベルになっている。
期間T3においては、期間T1と同じであるので、説明を援用する。
期間T4においては、メインアンプ3の出力電圧の振幅値が第2設定値未満である(A点電圧参照)。つまり、オーディオ信号の振幅が下側でクリップすると考えられる。従って、トランジスタQ1はベース電圧が導通開始電圧に達しオン状態になっており、コレクタ電圧が+15電源電圧に引き上げられ、B点電圧がハイレベルになっている。一方、トランジスタQ2は、ベース電圧が導通開始電圧に達しておらずオフ状態になっており、コレクタが接地電位に対して開放状態になるので、C点電圧がB点電圧と同じハイレベルになっている。トランジスタQ3は、B点電圧がハイレベルであるので、ベース電圧が導通開始電圧に達しオン状態になっており、コレクタ電圧がハイレベルになっている。トランジスタQ3のコレクタ電圧はダイオードD3を介してトランジスタQ21のベースに供給される。トランジスタQ21は、ベース電圧が導通開始電圧に達し、オン状態になっている。従って、マイコン5には、オーディオ信号がクリップすること(オーディオ信号の振幅が第2設定値未満であること)を示すローレベルの信号である接地電位が出力される。つまり、D点電圧がローレベルになっている。
図4は、マイコン5の処理を示すフローチャートである。マイコン5は、クリップ検出回路4から、オーディオ信号がクリップすることを示す信号(ローレベルの信号)を所定時間(5ミリ秒)以上継続して受信したか否かを判断する(S1)。
ローレベルの信号を5ミリ秒継続して受信した場合(S1でYES)、マイコン5は、設定されているブースト値が0であるかを判断する(S2)。ブースト値が0ではなく、ブースト処理部2が設定されているブースト値にブースト処理を実行している場合(S2でNO)、マイコン5は、現在設定されているブースト値から所定ステップ(例えば1ステップ)減算し、新たなブースト値を設定し、ブースト処理部2に設定したブースト値を指示する(S3)。ブースト処理部2は、マイコン5から指示された新たなブースト値に基づいてブースト処理を実行する。従って、メインアンプ3からのオーディオ信号の振幅値を下げることができ、オーディオ信号がクリップすることを未然に防止できる。例えば、現在設定されているブースト値が3である場合、新たなブースト値として2が設定される。
その後、S1に戻って、再び、マイコン5は、クリップ検出回路4から、オーディオ信号がクリップすることを示す信号(ローレベルの信号)を所定時間(5ミリ秒)継続して受信したか否かを判断する(S1)。ブースト値を1ステップ減算してもなお、クリップ検出回路4からローレベルの信号を5ミリ秒継続して受信する場合、再度S2を経由してS3に進む。つまり、クリップ検出回路4からローレベルの信号を受信し続ける限り、5ミリ秒毎にブースト値が1ステップずつ順次減算される。
S2において、ブースト値が0である場合(S2でYES)、設定されているブースト値を下げることができないので、代わりに、マイコン5は、現在設定されている音量レベルから所定ステップ(例えば1ステップ)減算し、新たな音量レベルを設定し、音量調整部1に設定した音量レベルを指示する(S4)。音量調整部1はマイコン5から指示された新たな音量レベルに基づいてオーディオ信号の音量レベルを調整する。従って、メインアンプ3からのオーディオ信号の振幅値を下げることができ、オーディオ信号がクリップすることを未然に防止できる。例えば、現在設定されている音量レベルが30である場合、新たな音量レベルとして29が設定される。
なお、設定されているブースト値が0である場合の例として、ユーザ操作によってブースト値が0に設定されている場合の他、S1、S2、S3の処理を繰り返すことによってブースト値が1ステップずつ順次減算されたことによって、最終的にブースト値が0となった場合がある。
その後、S1に戻って、再び、マイコン5は、クリップ検出回路4から、オーディオ信号がクリップすることを示す信号(ローレベルの信号)を所定時間(5ミリ秒)継続して受信したか否かを判断する(S1)。音量レベルを1ステップ減算してもなお、クリップ検出回路4からローレベルの信号を5ミリ秒継続して受信する場合、再度S2を経由してS4に進む。つまり、クリップ検出回路4からローレベルの信号を受信し続ける限り、5ミリ秒毎に音量レベルが1ステップずつ順次減算される。
以上のように、本実施形態によると、メインアンプ3の出力電圧の振幅値を常に監視しており、第1設定値以上、又は、第2設定値未満になった際に、ブースト値を低下させ、ブースト値をこれ以上低下させることができない場合には、音量レベルを低下させるので、メインアンプ3の出力電圧がクリップすることを確実に防止することができる。
次に本発明の別の実施形態によるマイコンの処理を説明する。本実施例では、ブースト値が0になるまでブースト値を低下させ、ブースト値が0になった後は音量レベルを低下させる代わりに、ブースト値が所定値(例えば2)になるまでブースト値を低下させ、ブースト値が所定値になった後は音量レベルを低下させる。これにより、ある程度のブースト値でブースト処理を実行しながら、メインアンプ3の出力電圧がクリップすることを確実に防止することができる。
図5は本実施形態の処理を示すフローチャートである。マイコン5は、クリップ検出回路4から、オーディオ信号がクリップすることを示す信号(ローレベルの信号)を所定時間(5ミリ秒)以上継続して受信したか否かを判断する(S1)。
ローレベルの信号を5ミリ秒継続して受信した場合(S1でYES)、マイコン5は、設定されているブースト値が所定値(例えば3)以上であるかを判断する(S12)。ブースト値が所定値以上である場合(S12でYES)、マイコン5は、現在設定されているブースト値から所定ステップ(例えば1ステップ)減算し、新たなブースト値を設定し、ブースト処理部2に設定したブースト値を指示する(S3)。ブースト処理部2は、マイコン5から指示された新たなブースト値に基づいてブースト処理を実行する。従って、メインアンプ3からのオーディオ信号の振幅値を下げることができ、オーディオ信号がクリップすることを未然に防止できる。例えば、現在設定されているブースト値が5である場合、新たなブースト値として4が設定される。
その後、S1に戻って、再び、マイコン5は、クリップ検出回路4から、オーディオ信号がクリップすることを示す信号(ローレベルの信号)を所定時間(5ミリ秒)継続して受信したか否かを判断する(S1)。ブースト値を1ステップ減算してもなお、クリップ検出回路4からローレベルの信号を5ミリ秒継続して受信する場合、再度S12を経由してS3に進む。つまり、クリップ検出回路4からローレベルの信号を受信し続ける限り、5ミリ秒毎にブースト値が1ステップずつ順次減算される。
S12において、ブースト値が所定値未満である場合(S12でNO)、マイコン5は、現在設定されている音量レベルから所定ステップ(例えば1ステップ)減算し、新たな音量レベルを設定し、音量調整部1に設定した音量レベルを指示する(S4)。音量調整部1はマイコン5から指示された新たな音量レベルに基づいてオーディオ信号の音量レベルを調整する。従って、メインアンプ3からのオーディオ信号の振幅値を下げることができ、オーディオ信号がクリップすることを未然に防止できる。例えば、現在設定されている音量レベルが30である場合、新たな音量レベルとして29が設定される。
なお、設定されているブースト値が所定値未満である場合の例として、ユーザ操作によってブースト値が所定値未満に設定されている場合の他、S1、S12、S3の処理を繰り返すことによってブースト値が1ステップずつ順次減算されたことによって、最終的にブースト値が所定値未満となった場合がある。
その後、S1に戻って、再び、マイコン5は、クリップ検出回路4から、オーディオ信号がクリップすることを示す信号(ローレベルの信号)を所定時間(5ミリ秒)継続して受信したか否かを判断する(S1)。音量レベルを1ステップ減算してもなお、クリップ検出回路4からローレベルの信号を5ミリ秒継続して受信する場合、再度S12を経由してS4に進む。つまり、クリップ検出回路4からローレベルの信号を受信し続ける限り、5ミリ秒毎に音量レベルが1ステップずつ順次減算される。
次に本発明のさらに別の実施形態を説明する。図6は本実施形態の処理を示すフローチャートである。上記の各実施形態において、最初にS1でYESと判断されたときに、マイコン5は、現在設定されているユーザ操作によって設定されているブースト値および音量レベルを図示しないメモリに保存しておく。マイコン5は、1曲のオーディオ信号(つまり、1つのコンテンツ)を再生し終えたか否かを判断している(S21)。1曲のオーディオ信号を再生し終えた場合(S21でYES)、マイコン5は、メモリに保存しておいたユーザ操作によって設定されたブースト値および音量レベルに設定を復帰させる(S26)。マイコン5は、ユーザ操作によって曲(オーディオ信号)の再生を停止する指示が入力されたか否かを判断している(S22)。再生停止する指示が入力された場合(S22でYES)、マイコン5は、メモリに保存しておいたユーザ操作によって設定されたブースト値および音量レベルに設定を復帰させる(S26)。
マイコン5は、音量レベルがユーザ操作によって所定ステップ(例えば10ステップ)以上低下されたか否かを判断している(S23)。音量レベルがユーザ操作によって所定ステップ以上低下された場合(S23でYES)、マイコン5は、メモリに保存しておいたユーザ操作によって設定されたブースト値および音量レベルに設定を復帰させる(S26)。マイコン5は、入力セレクタが変更されたか否かを判断している(S24)。例えば、トーンコントロール装置10が適用されるオーディオ装置にCDプレーヤとDVDプレーヤとが接続されているとき、オーディオ信号を入力する装置をCDプレーヤとDVDプレーヤとの間で切り換えたか否かが判断される。入力セレクタが変更された場合(S24でYES)、マイコン5は、メモリに保存しておいたユーザ操作によって設定されたブースト値および音量レベルに設定を復帰させる(S26)。マイコン5は、電源がオフ状態(スタンバイ状態)にされたか否かを判断している(S25)。電源がオフ状態(スタンバイ状態)にされた場合(S25でYES)、マイコン5は、メモリに保存しておいたユーザ操作によって設定されたブースト値および音量レベルに設定を復帰させる(S26)。
以上のように、マイコン5は、S21〜S25において、現在入力されているオーディオ信号が入力されなくなる事象が生じたか否かを判断しており、生じた場合にはメモリに保存しておいたユーザ操作によって設定されたブースト値および音量レベルに設定を復帰させる。これにより、ユーザ操作によって再度ブースト値および音量レベルを元の値に設定し直す必要がないという効果が得られる。
続いて、上記各実施形態による副次的な作用効果を説明する。従来のオーディオアンプでは、入力されるオーディオ信号の振幅値が小さく、その結果、出力される音声の音量が小さい場合には、ユーザ操作によってDSPの感度を上げるように設定を変更し、入力されるオーディオ信号の振幅値が大きく、その結果、オーディオ信号が電源電圧によってクリップするような場合には、ユーザ操作によってDSPの感度を下げるように設定を変更する必要がある。従って、ユーザ操作が煩雑であると共に、誤った設定が行われていると、音声の音量が非常に小さくなる、又は、オーディオ信号がクリップしてノイズが発生するという問題がある。
これに対して、本発明の上記各実施形態によると、DSPの感度をユーザ操作によって切り換える必要が無く、入力されるオーディオ信号の振幅値に応じて、ブースト値および音量レベルが低下されるので、自動的にDSPの感度が変更されるのと同等の動作を実行することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。他の実施例として、クリップ検出回路4は、オーディオ信号が第1設定値以上であるか否かのみを検出し、第2設定値未満であるか否かを検出しない構成が採用されてもよい。この場合、図2において、抵抗R4、R5、トランジスタQ2等が省かれる。逆に、クリップ検出回路4は、オーディオ信号が第2設定値未満であるか否かのみを検出し、第1設定値以上であるか否かを検出しない構成が採用されてもよい。この場合、図2において、抵抗R2、R3、トランジスタQ1等が省かれる。各トランジスタの極性は上記実施形態に限定されない。すなわち、図3のタイムチャートにおいて、ハイレベルとローレベルとが逆転していてもよい。なお、本発明は電源としてAC-DCコンバータを使用すると、過電流のプロテクトがかかることを防ぐことができ、効果的である。
本発明は、例えばオーディオ用のメインアンプに好適に採用され得る。
1 音量調整部
2 ブースト処理部
3 メインアンプ
4 クリップ検出回路
5 マイコン

Claims (1)

  1. オーディオ信号の音量レベルを制御部によって設定された音量レベルに調整する音量調整部と、
    オーディオ信号のブースト帯域を前記制御部によって設定されたブースト値にブースト処理するブースト処理部と、
    前記音量調整部および前記ブースト処理部を経由したオーディオ信号を増幅する増幅部と、
    前記増幅部から出力されるオーディオ信号が第1設定値以上であるか否か、または、第2設定値未満であるか否かを検出し、第1設定値以上である場合に第1設定値以上であることを示す信号を前記制御部に出力し、第2設定値未満である場合に第2設定値未満であることを示す信号を前記制御部に出力する検出部と、
    前記検出部から第1設定値以上であることを示す信号を受信した場合、または、前記検出部から第2設定値未満であることを示す信号を受信した場合に、設定されている前記ブースト値が所定値以上であるか否かを判断し、設定されている前記ブースト値が前記所定値以上である場合に、現在設定されているブースト値から所定ステップ減算して新たなブースト値を設定し、設定されている前記ブースト値が前記所定値未満である場合、現在設定されている音量レベルから所定ステップ減算して新たな音量レベルを設定する前記制御部とを備え
    前記制御部が、現在設定されているユーザ操作によって設定されているブースト値から所定ステップ減算して新たなブースト値を設定する際に、ユーザ操作によって設定されている前記ブースト値を記憶部に記憶し、現在設定されているユーザ操作によって設定されている音量レベルから所定ステップ減算して新たな音量レベルを設定する際に、ユーザ操作によって設定されている前記音量レベルを前記記憶部に記憶し、現在入力されているオーディオ信号が入力されなくなる事象が生じた場合に、前記記憶部に記憶されている前記ブースト値および前記音量レベルに設定を復帰させる、トーンコントロール装置。
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