JP2727445B2 - ロータリースクリーンの製造方法 - Google Patents

ロータリースクリーンの製造方法

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JP2727445B2 JP3149387A JP14938791A JP2727445B2 JP 2727445 B2 JP2727445 B2 JP 2727445B2 JP 3149387 A JP3149387 A JP 3149387A JP 14938791 A JP14938791 A JP 14938791A JP 2727445 B2 JP2727445 B2 JP 2727445B2
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roll
rotary screen
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龍男 重田
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SHINKU RABORATORII KK
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロールにネガティブな
レジスト画像を形成しニッケルメッキし、該ニッケルメ
ッキしたスリーブを剥離することにより得られるガルバ
ノ法に属するロータリースクリーンの製造方法に関し、
特にエンドレスな網目画像が得られるロータリースクリ
ーンの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3(a) は従来のロータリースクリーン
Sを示すメッシュが形成されない0.2〜0.3mm幅
の面長方向に延びる直線部分を有している。ロータリー
スクリーンSは、肉厚が1mm内外の薄肉なニッケル製
の円筒な版であって、例えば、図3(b) に示すように正
六角形の孔aを正斜列状に有して網目画像が形成されて
いるか、または図3(c) に示すように正方形の孔bを正
列状に有して網目画像が形成されていて、内部よりイン
キを供給し内部ドクターでロータリースクリーン内面を
掻いてインキをメッシュからしみ出させて印刷する。ロ
ータリースクリーンSのスクリーン線の数は、一般に1
インチ当たり、60本、80本、100本または120
本有する。
【0003】ロータリースクリーンの製造法には、ラッ
カー法とガルバノ法とエッチング法であり、ガルバノ法
は、図3(d) に示すようにニッケルメッキを容易に剥離
できる表面性状を持つロール1に感光膜2をコーティン
グして該感光膜2にネガティブな網目画像のフィルム3
を重ねUV光源4で図4(a)〜(e) に示す方法でロール
一周にネガティブな網目画像を焼付露光し、次いで現像
して図3(e) に示すようにネガティブなレジスト画像5
を形成し、続いてニッケルメッキして図3(f)に示すよ
うにレジスト画像5の周りが盛り上がるように地続きと
なってニッケルメッキ6で埋め、その後周方向に剪断力
を加えるとニッケルメッキ6がロール1から容易に剥離
し図3(a) のロータリースクリーンSが得られる。
【0004】 図4(a) は、露光焼付の第一工程を示
し、感光膜がコーティングされたロール1を露光機のチ
ャック7、7で両端チャックし、該ロール1の上面に前
記ネガティブな網目画像のフィルム3の一端を透明な粘
着テープ8で固定し、マスクテープ9をフィルム3の端
に正確に併せて粘着テープ8に重ねて接着する所であ
る。図4(b) は、露光焼付の第二工程を示し、UV光源
4の照射位置にマスクテープ9が来るようにロール1を
合わせてから該ロール1を回転することにより矢印Xに
示す方向に露光焼付けを開始する所である。図4(c)
は、露光焼付の第三工程を示し、露光焼付けを開始して
所要時間経過しロール1の反対側でマスクテープ9に並
んでマスクテープ10を接着する範囲まで露光した時点
で、UV光源4の照射を遮断すると同時にロール1を回
転停止し、マスクテープ10をマスクテープ9に対して
0.2〜0.3mmオーバーラップするように極めて注
意深く貼り付ける所である。図4(d) は、露光焼付の第
四工程を示し、マスクテープ9を剥がし網目画像のフィ
ルム3の他端をマスクテープ10の上で粘着テープ11
により固定する所である。図4(e) は、露光焼付の第五
工程を示し、UV光源4の照射の遮断を外すと同時にロ
ール1の回転を続行し、マスクテープ10がUV光源4
の照射位置に来た時点で、UV光源4の照射を停止する
と同時にロール1を回転停止し、ロール一周を露光焼付
け終了する所である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のガルバノ法によるロータリースクリーンの製造法によ
れば、マスクテープ10をマスクテープ9に対して0.
2〜0.3mmオーバーラップするようにするので、例
えば、図5(a) に示すように、ロータリースクリーンに
正斜列状に無数に穿設されて網目画像を形成しインキ出
口となる正六角形の孔aは、露光焼付けの始めと終わり
の部分、即ち、マスクテープ9と10を張り付けた隙間
に対応する位置には全く形成されず、従って印刷物には
インキが転移しない白線となって網目画像を分断する致
命的な欠点を有している。このため、従来のガルバノ法
で製造するロータリースクリーンでは、連続模様の印刷
ができなかったか、熟練工により継ぎ目部分の孔aを大
きくする修正を行って連続模様の印刷を行っていた。も
しも、マスクテープ9と10との隙間を無くし完全なエ
ンドレス露光焼付けを行うとしても、図5(b) に示すよ
うに、露光焼付けの始めと終わりの部分の孔aが繋がっ
て、図5(c) に示すように、割れcが全長のいたる所に
大きく生じてロータリースクリーンSを構成できない。
【0006】本発明は、上述した点に鑑み案出したもの
で、連続地柄模様の版を形成した場合に、従来のように
白線で模様を分断してしまうような致命的な欠点が解消
されるとともに、露光焼付け作業を大幅に簡素化でき、
スクリーンに割れが生じる虞がないガルバノ法に属する
ロータリースクリーンの製造方法を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、高感度感光膜をコーティング
したロールを再端支持して回転走査し、該ロールに多数
本の所要に配列されたレーザ光を適宜の網目面像の電子
データに基づいて各々点滅ドライブしつつロール面長方
向に移動走査することにより、同一形状の網点が二次元
方向に均等に配置されるようにエンドレスな露光を行
、その後の現像で網点が残るネガティブなレジスト画
像を形成し、その後、ニッケルメッキしてレジスト画像
の周りの地部分をニッケルメッキで埋めてロータリース
クリーンをメッキ形成しロールから剥離するロータリー
スクリーンの製造方法を提供するものである。
【0008】
【実施例】本発明のロータリースクリーンの製造方法の
実施例を図1、図2(a),(b) を参照して説明する。先
ず、ニッケルメッキを容易に剥離できる表面性状を有す
るロール、具体的にはステンレス製ロール、酸化皮膜を
形成したニッケル製ロールまたは有機皮膜を形成した銅
製ロールに、波長が488ナノメートルのアルゴンイオ
ンレーザに反応する感光剤(ポリマー)を均一な薄膜と
なるようにコーティングして乾固してアルゴンイオンレ
ーザ反応型高感度感光膜を形成する。アルゴンイオンレ
ーザ反応型高感度感光膜は酸化しやすく、酸化すると、
感光性を失うので、酸化防止のため、ポリビニルアルコ
ール等の透明保護膜をコーティングして乾固する。次い
で、図1に示すように、該ロール1をレーザ露光焼付け
装置のチャック12,12で両端支持して回転走査する
と同時に、該レーザ露光焼付け装置のレーザヘッド13
から多数本の連鎖直列状に配列された波長が488ナノ
メートルのアルゴンイオンレーザ光Rを適宜の網目画像
の電子データに基づいて各々点滅ドライブするように発
振させてロール面長方向に移動走査することにより、図
2(a) に示すように、正六角形の網点Pをスパイラルな
正斜列状に網目画像を形成するようにエンドレスレーザ
露光を行う。その後、ロール1を外して現像液に浸漬し
て回転させ、網点Pが残るネガティブなレジスト画像を
形成する。その後、その後、ロール1をニッケルメッキ
液に浸漬して回転させ通電してニッケルメッキし、図2
(b) に示すように、レジスト画像5の周りの地続きの部
分をニッケル6で埋めてロータリースクリーンをメッキ
形成し、その後、ロール1を両端支持して低速回転し柔
らかい抵抗物を押し付けてニッケルメッキに対して周方
向の剪断圧力を加えれば、該ニッケルメッキの周方向長
さが微小に大きくなりロール1から容易に剥離しロータ
リースクリーンが得られる。
【0009】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のロー
タリースクリーンの製造方法によれば、現像によって、
網点の配置がスパイラルな斜列状または整列状となって
ネガティブなレジスト網目画像を形成し得るように、エ
ンドレスなレーザ露光を行うようにしたガルバノ法(メ
ッキ法)によるロータリースクリーンの製造方法である
ので、連続地柄模様の版を形成した場合に、従来のよう
に白線で模様を分断してしまうような致命的な欠点が解
消されるとともに、露光焼付け作業を大幅に簡素化で
き、スクリーンに割れが生じる虞がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロータリースクリーンの製造方法の要
部工程であるレーザ露光焼付けを説明するための概略斜
視図。
【図2】(a) は本発明のロータリースクリーンの製造方
法のレーザ露光焼付け工程の網点配列露光を示す局部拡
大図、(b) はニッケルメッキ工程終了後のロール表面の
局部拡大図。
【図3】(a) は従来のガルバノ法によって製造されるロ
ータリースクリーンの斜視図、(b) は従来のスクリーン
メッシュが正六角形の孔よりなる場合の孔の配列状態を
示す局部拡大図、(c) は従来のスクリーンメッシュが正
方形の孔よりなる場合の孔の配列状態を示す局部拡大
図、(d) は従来のロータリースクリーンの製造方法の露
光焼付け工程の局部拡大断面図、(e) は従来のロータリ
ースクリーンの製造方法の現像工程終了後の局部拡大断
面図、(f) は従来のロータリースクリーンの製造方法の
ニッケルメッキ工程の局部拡大図。
【図4】(a) 〜(e) は従来のロータリースクリーンの製
造方法の露光焼付け工程である第一工程ないし第五工程
を示すの概略正面図、
【図5】 (a) は露光焼付けの始めと終わりを0.2〜
0.3mmオーバーラップさせた従来のロータリースク
リーンの露光焼付けの継ぎ目部分に対応した局部の拡大
図、(b) は露光焼付けの始めと終わりをラップさせた従
来のロータリースクリーンの露光焼付けの継ぎ目部分に
対応した局部の拡大図、(c) は露光焼付けの始めと終わ
りをラップさせた従来のロータリースクリーンの斜視
図。
【符号の説明】
S ロータリースクリーン a 正六角形の孔 b 正方形の孔 1 ロール 2 感光膜 3 フィルム 4 UV光源 5 レジスト画像 6 ニッケルメッキ 7 露光機のチャック 8 粘着テープ 9 マスクテープ 10 マスクテープ 11 粘着テープ c 割れ R レーザ光 P 網点 12 レーザ露光焼付け装置のチャック 13 レーザ露光焼付け装置のレーザヘッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高感度感光膜をコーティングしたロール
    を両端支持して回転走査し、該ロールに多数本の所要に
    配列されたレーザ光を適宜の網目画像の電子データに基
    づいて各々点滅ドライブしつつロール面長方向に移動走
    査することにより、同一形状の網点が二次元方向に均等
    に配置されるようにエンドレスな露光を行い、その後の
    現像で網点が残るネガティブなレジスト画像を形成し、
    その後、ニッケルメッキしてレジスト画像の周りの地部
    分をニッケルメッキで埋めてロータリースクリーンをメ
    ッキ形成しロールから剥離するロータリースクリーンの
    製造方法。
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