JP7219999B1 - フレキソ版とその製造方法とヒートカット装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 0007219999000001
【課題】軽量で、ローラに沿いやすく印刷汚れを発生させないフレキソ版と、その製造方法、製造装置を提供すること。
【解決手段】基板上の感光性樹脂層上にマスクを介して光照射する硬化工程と、上記硬化工程後に、洗浄して、未硬化の上記感光性樹脂層を除去する洗浄工程と、上記洗浄工程後、印字部分を含む第1感光性樹脂層と上記印字部分を含まない第2感光性樹脂層とを分離する凹部を上記感光性樹脂層に設けるカット工程と、上記カット工程後、上記第2感光性樹脂層を上記基板から除去する除去工程と、を含むフレキソ版の製造方法を用いる。
【選択図】図4


Description

本発明は、フレキソ版とその製造(製版)方法とヒートカット装置に関する。特に、フレキソ版において不要部を削除したフレキソ版およびその製造(製版)方法と製造装置に関する。
ダンボールなどに印刷する方法として、フレキソ版による印刷技術がある(特許文献1)。フレキソ版では、フレキソ版をローラにセットする。ローラの回転を利用して、フレキソ版の凸表面にインクを乗せ、ダンボールにインクを転写する。フレキソ版があれば、簡単に印刷ができる。
フレキソ版を版胴(ローラ)にセットする際に、一端、PET基材に、両面テープで貼り合わせる必要がある。その後、PET基板をローラへセットする。
特開2004-268291号公報
しかし、フレキソ版をローラにセットする場合、フレキソ版の厚みが7mm,5mm~2.84mmと厚い版を使用するので、フレキソ版が重くなり且つローラに沿いにくい。
また、凹凸の差(レリーフ深度)が2.5mm~1.0mmなので本来、印字すべきでないフレキソ版の部分にインクが付着してしまい印刷汚れとなってしまう。
そこで、本願の発明の課題は、軽量で、ローラに沿いやすく印刷汚れを発生させないフレキソ版と、その製造(製版)方法、ヒートカット装置を提供することである。
上記課題を解決するために、基板上の感光性樹脂層上にマスクを介して光照射する硬化工程と、
前記硬化工程後に、印字部分を含む第1感光性樹脂層と前記印字部分を含まない第2感光性樹脂層とを分離する切断部を前記感光性樹脂層に設けるカット工程と、前記カット工程後、前記印字部分を含まない前記第2感光性樹脂層を前記基板から除去する除去工程と、
洗浄して、未硬化の前記感光性樹脂層を除去する洗浄工程洗浄工程と乾燥工程と全体の感光性樹脂層を硬化する後露光工程と感光性樹脂のベタツキを防止する表面処理工程と、を含むフレキソ版の製造(製版)方法を用いる。
また、基板上にフレキソ印刷用感光性樹脂を搭載するステージと、
前記感光性樹脂層をヒートカットするカット部を有する第1ヘッド部と、
前記基板を加工する加工部を有する第2ヘッド部と、
前記第1ヘッド部と前記第2ヘッド部とに対して、ステージの位置を相対的に変更できる移動部と、を含むヒートカット装置を用いる。
さらに、基板と、
前記基板上の感光性樹脂層と、を含み、
前記感光性樹脂層は、複数、離れて存在し、
各々の前記感光性樹脂層は、周囲がテーパ状であり、コーナー部がR形状であるフレキソ版を用いる。
本願発明では、軽量で、ローラに沿いやすく印刷汚れを発生させないフレキソ版を提供できる。
(a)実施の形態のフレキソ版ユニットの断面図、(b)実施の形態1のフレキソ版ユニットの平面図 実施の形態1のフレキソ版ユニットを用いた印刷装置の断面図 (a)~(c)実施の形態のフレキソ版ユニットの組み立て方法を説明する断面図 (a)~(f)実施の形態のフレキソ版の製法を説明する断面図 (a)~(b)実施の形態のフレキソ版の製法のカット部を説明する図 (a)実施の形態のフレキソ版の斜視図、(b)実施の形態のフレキソ版の拡大平面図、(c)実施の形態のフレキソ版の断面図 (a)~(b)実施の形態の基板の平面図で位置合わせマークについて説明する図、(c)~(d)実施の形態のカット部で感光性樹脂に凹部を形成する場合の断面図 (a)~(b)実施の形態のヒートカット装置を説明する図 (a)~(b)実施の形態の感光性樹脂層を説明する図
以下、実施の形態を用いて説明するが、発明は以下には限定されない。
(実施の形態)
まず、フレキソ印刷の技術を説明する。以下は一例であり、権利範囲は、限定されない。
<フレキソ印刷>
図1(a)は、実施の形態1のフレキソ版ユニット200の断面図である。図1(b)は、フレキソ版ユニット200の平面図である。
フレキソ版100は、その表面に凸部を有する。その凸部は、文字や模様を印刷するためのパターンである凸部である。この凸部の先端にインクを付け、対象物へそのインクを転写することで印刷がされる。
フレキソ版100は、キャリアシート12の一方面に接着されている。もう一方の面には、固定部11が接着されている。
図2に、このフレキソ版ユニット200を用いた印刷装置の断面図を示す。フレキソ版ユニット200は、円筒状のロール19に設置される。ロール19の凹部13に、固定部11がはめ込まれ、フレキソ版ユニット200が固定される。フレキソ版100にインクを供給するインク供給ロール16が、ロール19に平行に設置される。
一方、ロール19の下部には、ステージ17がある。ステージ17には、印刷される対象物18が保持されている。
ロール19、インク供給ロール16が回転し、ステージ17が移動する。結果、インクは、フレキソ版100に一旦付着し、その後、対象物18に付着される。
なお、インク供給ロール16へは、インク供給部20からインクが供給される。タンク24内のインクが供給機構23(例えばポンプ)によりドクターチャンバ21へ供給される。ドクターチャンバー21からインク供給ロール16へインクが供給される。インク供給ロール16の回転とともに、ドクターチャンバー21からインクが供給される。
<フレキソ版ユニット200の組み立て>
図3(a)から図3(c)の断面図を用いて、フレキソ版ユニット200の組み立て方法を説明する。
(1)図3(a)に示すように、固定部11を有するキャリアシート12と、両面粘着テープ22と、フレキソ版100と、を準備する。
(2)図3(b)に示すように、フレキソ版100と両面粘着テープ22の一方の面とを接着する。この時、両面粘着テープ22とフレキソ版100との位置関係は、任意であり、位置合わせはしない。フレキソ版100の裏面全体に、両面粘着テープ22を貼り付ける。
(3)図3(c)に示すように、両面粘着テープ22の他方の面をキャリアシート12へ貼り付ける。この時、フレキソ版100とキャリアシート12とは位置合わせされる。位置合わせマークがフレキソ版100にあり、キャリアシート12のマークに合わせられる。結果、フレキソ版ユニット200が完成する。
<フレキソ版100の製造>
図4(a)~図4(f)で、フレキソ版100の製造(製版)方法を説明する。フレキソ版100は、基板42上に感光性樹脂層41を有する。
図4(a)で、基板42上に感光性樹脂層41を形成する。基板42は、PETなどの透明な樹脂シートである。
図4(b)で、感光性樹脂層41の表面にマスク43を配置し、露光(光を照射)する。マスク43の開口を通して光が、感光性樹脂層41に照射される。光が照射された光感光性樹脂層41の部分は硬化する。なお、マスク43を介して露光したが、マスク43なしでレーザによる光照射でもよい。
図4(c)で、印字部分がない第2感光性樹脂層41bと印字部分がある第1感光性樹脂層41bとを分ける。そのため、カット部48で感光性樹脂41に凹部49を設ける(図5(a))。その後、第2感光性樹脂層41bを削除する。物理的に塊として取り除く。手動、又は、自動で取り除く。カット部48は加熱されており、カット部48を感光性樹脂層41中で移動させることで凹部49を形成し(ヒートカットし)、基板42から第2感光性樹脂層41bを除去する。
図4(d)で、印字部分45を含まない第2感光性樹脂層41bを除外する。第2感光性樹脂層41bが残ると、ロール19にフレキソ版100が沿いにくい。また、フレキソ版100が重く、位置合わせなどの作業がしにくくなる。また、後の洗浄工程で、洗浄液に第2感光性樹脂層41bが入り、洗浄液の交換など処理を頻繁に必要となる。さらに、印刷時に、インクが付着し、品質が悪くなるなど不利益があるので、可能な限り、第2感光性樹脂層41bの領域を広く設定し、削除する。
なお、第1感光性樹脂層41aと第2感光性樹脂層41bとを区別しない場合、感光性樹脂層41として説明する。
その後、洗浄液で洗浄して、図4(e)となる。つまり、印字部分45が現れ、第1感光性樹脂41aの下部が残る。
その後、全体を乾燥し露光し硬化し、表面処理した。具体的には、紫外線照射により感光性樹脂層41aの表面に酸化膜を形成する。これにより表面の粘着性を除去しインクの受理性を向上すると共に紙粉の付着を防止する。図4(f)となる。図4(f)の工程を除いて、感光性樹脂層41の全体が硬化しない部屋(環境)で実施される。
<感光性樹脂層41>
感光性樹脂層41の材料は、フレキソ分野で使用されているものならよい。他の分野で使用されているものでもよい。
<カット部48>
カット部48は、例えば、半田ごてのような発熱する刃である。刃は、金属材料からなるのが好ましい。高温の刃を感光性樹脂層41内で移動させ凹部49を作製する。
例えば、感光性樹脂層41を溶融できる温度にした刃を、感光性樹脂層41内を移動させ、感光性樹脂層41を溶かしながら進める。結果、刃が移動した後に凹部49ができる。移動後の通過部分を凹部49とできる。
刃の温度は、例示として180度~250度にする。感光性樹脂層41が溶ける温度付近ならよい。
凹部49は、第1感光性樹脂層41aと第2感光性樹脂層41bとの間の凹部である。
カット部48の先端部分の例を図5(a)~図5(b)に示す。
図5(a)は、カット部48で感光性樹脂層41に凹部49を形成するところを示す断面図である。カット部48は、刃物状の先端47で、先端のR値が0.2mm以上の刃であるのが好ましい。形状が角錐台で先端が丸みを帯びた平面でもよい。先端部47は、基板42に接して移動する。ただし、2つの側面に同様の凹凸61がある。これは、凹凸を設ける事により溶融した感光性樹脂層41の接触面性を減少させ溶融した感光性樹脂層41が、押しのけられ、感光性樹脂層41同士が再接着しないようにするためである。結果、凹部49が確実に形成できる。もし、凹凸61がないと、第1感光性樹脂41aと第2感光性樹脂41bがお互いに鏡面な状態で熱溶融しているので再融着し選択的に第2感光性樹脂bを除去出来ない。
図5(b)は、カット部48の斜視図である。カット部48は、刃物状で先端の平面図(側面)が三角形であるのが好ましい。水平方向での断面は、四角形、三角形など多角形でも一部曲部があってもよく2か所に直線部(平面)があればよい。2つの面に凹凸61がある。同じ周期で凹凸が形成されるのが好ましい。凹凸61がない面の方向に進む(矢印方向、図5(a)のZ軸方向)。
刃の先端部47は基板42を傷つけない為、丸みを帯びているのが好ましい。以降で説明するが、印字部分45のコーナー部93(図6(b))において、ローラー19(版胴)にフレキソ版100を巻き付けた際にローラー19に馴染みやすいようにテーパ部71(図6(c))を形成するのが好ましい。
刃の厚みは、1~10mm、凹形状の深さ0.5~2mm程度である。概略の大きさとしては長さ20mm~50mmである。なお、これらは、一例の寸法である。
別の例として、刃の代わりに、又は、刃とともにレーザなどを走査させてもよい。または、刃に超音波振動を与え加熱して、感光性樹脂層41に凹部49を形成させてもよい。
<フレキソ版>
上記で作製されたフレキソ版100を図6(a)~図6(c)で示す。
図6(a)で、フレキソ版100には、第2感光性樹脂層41bは除外され基板42しか残っていない。そのため、フレキソ版100は、軽量で、ローラ19に沿いやすく印刷汚れを発生させないフレキソ版100が形成できる。印字部分45を有する第1感光性樹脂層41aが、複数の島状で存在する。コーナー部93は、R形状としている。刃で凹部を形成する場合に、連続して形成できるようにコーナー部93は、R形状としている。R形状なので、ロール19に沿いやすく、インクも付きにくい。
図6(b)は、拡大図である。第1感光性樹脂層41aの周辺に角ばった場所がなく、スムーズな形状である。コーナー部分93はR形状のR部72である。全周は、テーパ部71で、基板42へ近づくほど広がっている。R値は、およそ10~100mmである。
図6(c)は、図6(b)の点線部分での断面形状である。第1感光性樹脂層41aは、頂部に印字部分45が位置し、全周辺は、テーパ部71を有する。コーナー部93には、R部72がある。コーナー部93は、円錐の側面の一部の形状である。テーパ部71の傾きは、水平方向に対しておおよそ20度~60度である(図7(d)の角度θ)。
<トンボ>
図7(a)、図7(b)の基板42の平面図で、位置合わせマークについて説明する。基板42にはトンボがある。トンボとは、位置合わせマークである。十字の文字などが、基板42に表示されている。図3(c)でフレキソ版100とキャリアシート12とを位置合わせする時に、トンボが必要である。
図7(a)では、トンボ凸部73(凸形状)となっている。印字部分45と同様に凸状形成される。トンボ凸部73は、フレキソ版100をキャリアシート12に固定する時に使用される。その後、トンボ凸部73は、位置合わせ後その凸部が削られる。残しておくとインクが付着する時があり、印刷の欠陥となる。
しかし、凸部を削るのは手間であり削る事を失念すると印刷欠陥となりクレーム対象となる。
図7(b)は、トンボ凸部73を作製せず、基板42にマーク74を形成する。マークとしては、タングステンなどの針で凹部形状に加工してもよい。または、貫通穴をあけてもよい。位置合わせの目印となる。
結果、より感光性樹脂層41の領域が減り、フレキソ版100が軽量でローラ19に沿いやすい。マーク74は、各印字部分45の1つの塊の上下左右に4カ所あり、第1感光性樹脂層41aの量が多かったが、上記により、残す感光性樹脂層(第1光感光性樹脂層41a)の量をかなり減らせる。印字部分45が小さい場合、半分近く第1感光性樹脂層41aの量を減らせることができるので画期的である。上記で説明したように、第1感光性樹脂層41aの量を減らせることで、その後の洗浄液の汚れ防止、ローラ19へのフレキソ版100の沿う度合いの向上、軽量で取り扱い度の向上、印刷不良の低減などができる。
図7(c)、図7(d)で、カット部48の移動について説明する。図7(c)は、図7(b)でカット部48の移動を示した図である。上記第1感光性樹脂層41aを形成するため、カット部48の移動について説明する。図7(c)でカット部48(刃)の移動を示す。図7(d)刃は水平方向に対して、θ度(図7(d))傾いて移動する。各辺で一定角度傾斜したまま進む。コーナー部93で傾斜を維持しつつ回転する。印字部分45の全周を1回の連続した動作で加工する。角度θは、おおよそ20度~60度である。刃の移動速度は、移動速度は10~30mm/minである。10min/m程度が好ましい。
刃の平面部(凹凸61がある面)が、第1感光性樹脂層41aのテーパ71に面する。刃の平面部(凹凸61がある面)が、テーパ71側にあるように、刃が回転しながら第1感光性樹脂層41aの回りを移動する。刃の凹凸61のない面方向へ刃が移動する。連続して1つの第1感光性樹脂層41aの周りを移動する。
<製造装置>
図8(a)と図8(b)とで、図4()のプロセスで使用するヒートカット装置80を説明する。すなわち、カット部48により、第1感光性樹脂層41aと第2感光性樹脂層41bとの間に凹部49を形成する装置である。
図8(a)は、ヒートカット装置80の上面図、図8(b)は、ヒートカット装置80の正面図である。
ヒートカット装置80は、第1ヘッド部82aと第2ヘッド部82bとステージ89と、制御部81とを含む。
第1ヘッド部82aと第2ヘッド部82bとは、第1移動部83aに沿って1方向へ移動できる。第1移動部83aは、門型の門に位置する。
ステージ89は、フレキソ版100を載せて、上記と別の一方向(垂直方向)へ移動する。ステージ89は、下部にある第2移動部83bにより移動する。
第2移動部83b、第1移動部83aは、レールと駆動源とを含み、対象物を移動させる。
制御部81は、ヒートカット装置80の全体を制御する。制御部81は、制御装置、パーソナルコンピュータなどである。
第1ヘッド部82aには、下部に回転部87があり、その回転部87にカット部48がある。カット部48は、回転部87により、回転、傾斜などができる。
第2ヘッド部82bには、加工部86がある。加工部86は、フレキソ版100の基板42にマーク74(図7(b))を形成する。貫通穴や凹みなどである。加工部86はタングステンの針などである。
第1移動部83a、第2移動部83bにかかわらず、ステージ89と第1ヘッド82a、第2ヘッド82bとは、相対的に移動できる構造ならよい。
<プロセス>
フレキソ版100をステージ89に予め原点をレーザーポイントで示した場所に位置合わせし乗せる。刃を加熱させる。
第1移動部83aと第2移動部83bと第1ヘッド部82aとを相対的に移動させる。これにより、フレキソ版100を移動させつつ、カット部48を回転部87により動作させる。この時、刃は、水平方向に対して、20度~60度傾斜させているのが好ましい。このことで、テーパ部71を形成する。特に、印字部分45のコーナー部93では、上記傾斜のまま、刃の方向を変える。刃の先端は、丸まっている形状が好ましい。
図5(a)、のように、第1感光性樹脂層41aの周囲に凹部49を設ける。
<第1感光性樹脂層41a>
印字部分45が、複数ある場合に、1つの第1感光性樹脂層41aとするかどうかを図9(a)、図9(b)で説明する。
図9(a)では、第1感光性樹脂層41aを分離している。一方、図9(b)では、第1感光性樹脂層41aを1つにしている。複数の印字部分45が、印字間隔距離90以上離れると、原則分離する。印字間隔距離90未満なら1つの第1感光性樹脂層41aにする。印字間隔距離90は、12mm~15mmであるのが好ましい。
ただし、複数の印字部分45が、印刷方向(ローラ19の回転方向)で隣接する場合で、かつ、2色以上印刷する場合は、印字間隔距離90以上でも1つの第1感光性樹脂層41aとする。これは、印刷方向にフレキソ版100がローラ19に沿って曲げられるので伸びる。この時、フレキソ版100は、色ごとでフレキソ版100が異なる。フレキソ版100ごとで、伸びが異なると色の重なりがずれ、所望の色とならない。そのため、上記条件を設定している。
なお、印字部分45の周囲には、周囲距離91の平面部分が設けられている。周囲距離91は、5mmから7mmであるのが好ましい。この部分は、印字部分45がテーパ部71の影響を受けないための領域である。凹部49の形成による影響も受けない。
(全体として)
フレキソ版で説明したが、凸版なら同様に適用できる。
本願発明のフレキソ版とその製造方法とヒートカット装置は、フレキソ版の分野で利用される。また、凸版の分野でも利用される。
10 パターン部
11 固定部
12 キャリアシート
13 凹部
16 インク供給ロール
17 ステージ
18 対象物
19 ロール
20 インク供給部
21 ドクターチャンバー
22 粘着層
23 供給機構
24 タンク
41 感光性樹脂層
41a 第1感光性樹脂層
41b 第2感光性樹脂層
42 基板
43 マスク
44 カット部
45 印字部分
47 先端
48 カット部
49 凹部
61 凹凸
71 テーパ部
72 R部
73 トンボ
74 マーク
80 ヒートカット装置
90 印字間距離
91 周囲距離
93 コーナー部
100 フレキソ版
200 フレキソ版ユニット

Claims (3)

  1. 基板上の感光性樹脂層上にマスクを介して光照射する硬化工程と、
    前記硬化工程後、印字部分を含む第1感光性樹脂層と前記印字部分を含まない第2感光性樹脂層とを分離する凹部を前記感光性樹脂層に設けるカット工程と、
    前記カット工程後、前記印字部分を含まない前記感光性樹脂層を前記基板から除去する除去工程と、
    前記除去工程後に、前記基板を洗浄する洗浄工程と、
    を含むフレキソ版の製造方法であり、
    前記カット工程では、加熱された刃により、前記第1感光性樹脂層と前記第2感光性樹脂層とを分離する工程で、前記刃は、前記第1感光性樹脂層側に一定角度傾斜して前記感光性樹脂層を進むフレキソ版の製造方法であり、
    前記角度は、水平方向に対して、20度~60度であり、
    前記刃は、前記感光性樹脂層を分離するために、前記感光性樹脂層中を移動する方向に対して、垂直方向の両側面が三角形状で前記両側面に凹部があり、
    前記刃は、前記印字部分の全周を前記一定角度傾斜し移動するフレキソ版の製造方法。
  2. 分離後の前記第1感光性樹脂層は、前記基板に近づくほど広がるテーパー部を有する請求項記載のフレキソ版の製造方法。
  3. 基板上の感光性樹脂層上にマスクを介して光照射する硬化工程と、
    前記硬化工程後、印字部分を含む第1感光性樹脂層と前記印字部分を含まない第2感光性樹脂層とを分離する凹部を前記感光性樹脂層に設けるカット工程と、
    前記カット工程後、前記印字部分を含まない前記感光性樹脂層を前記基板から除去する除去工程と、
    前記除去工程後に、前記基板を洗浄する洗浄工程と、
    を含むフレキソ版の製造方法であり、
    前記印字部分は、印字されるべき1文字であり、
    複数の前記印字部分をまとめて、1つの前記第1感光性樹脂層とするか、分離した複数の前記第1感光性樹脂層とするかは、
    前記フレキソ版による印刷方向に、複数の隣接する前記印字部分間の距離が印字間隔距離未満の場合は、1つの前記第1感光性樹脂層とし、前記印字間隔距離以上の場合は、分離し、前記印字間隔距離は、12~15mmであるフレキソ版の製造方法。
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