JPH0683067A - 印刷版の製造方法 - Google Patents

印刷版の製造方法

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JPH0683067A
JPH0683067A JP23661992A JP23661992A JPH0683067A JP H0683067 A JPH0683067 A JP H0683067A JP 23661992 A JP23661992 A JP 23661992A JP 23661992 A JP23661992 A JP 23661992A JP H0683067 A JPH0683067 A JP H0683067A
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JP
Japan
Prior art keywords
metal
printing plate
mesh
circuit pattern
resist
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP23661992A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Miyajima
隆 宮島
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は多数回印刷した場合にもその印刷精度
が変わることのない印刷版を得ることのできる印刷版の
製造方法を提供することを目的とする。 【構成】長方形状の金属製の枠1の一開口面に、メッシ
ュ状の補強材12を貼り、補強材12の中央部分に金属
をメッキして長方形状の金属メッキ部13を形成し、金
属メッキ部13上にレジスト14を塗布し、レジスト1
4上に回路パターン5が形成されたマスク4を載置して
露光し、現像することにより、非露光部分のレジスト1
4を剥離し、現像により回路パターン状に表出した金属
メッキ部分のみをエッチングにより除去した後、残りの
レジスト14を除去することによって、印刷版を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセラミック基板等へ回路
パターンを印刷する印刷版の製造方法に関する。
【0002】この印刷版は、セラミック基板への回路パ
ターンの印刷の他に、シャドウマスク印刷、ソルダーク
リーム印刷等、今後更に高精度化が要求されるものに適
したものである。
【0003】
【従来の技術】図3を参照して、従来の印刷版の製造方
法について説明する。まず、図3の(a)に示す枠1を
用意する。この枠1は、750mm×750mmの正方
形のアルミ製のものである。
【0004】次に、(b)に示すように、枠1の開口面
の一方に、ステンレスメッシュ2を貼る。ステンレスメ
ッシュ2は、400メッシュ/inchのものを使用する。
次に、(c)に示すように、ステンレスメッシュ2上の
中央部分に長方形状のネガ型の紫外線感光樹脂3をコー
ティングする。
【0005】このコーティングされた紫外線感光樹脂3
の厚みは、(b)のA−A断面図である(c)に示すよ
うに、100μm程度とする。次に、(d)に示すよう
に、紫外線感光樹脂3上に、所定の黒塗りの回路パター
ン5が形成されたパターンマスク4を載置し、光源6か
ら紫外線を照射することによって、露光する。この露光
により、回路パターン5が紫外線感光樹脂3上に転写さ
れることになるが、マスク4の黒く塗られた回路パター
ン5以外に光が照射されるので、黒塗り以外の部分が露
光することになる。
【0006】次に、樹脂3の露光されなかった回路パタ
ーン部分を現像により除去して、印刷版を完成させる。
即ち、現像によって樹脂3に転写された回路パターン部
分が溶融され、貫通状態となる。
【0007】この完成した印刷版を図4に示す。但し、
図4は印刷版の中心線に沿って切断した際の断面図であ
り、図3に対応する部分には同一符号が付してある。図
4に符号7で示す部分が、前記した現像により貫通状態
となった回路パターンの部分であり、この部分を版孔7
と呼ぶことにする。
【0008】印刷版によって回路パターンを印刷する場
合は、例えば図示せぬセラミック基板上に印刷版を載置
し、樹脂3上からペースト状の銅を棒などの治具で擦り
付ける。
【0009】これによって、銅が版孔7を通り、更にメ
ッシュ2を通ってセラミック基板上に付着し、回路パタ
ーンが印刷される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した印
刷版においては、ステンレスメッシュ2が外力に弱い。
また、セラミック基板等へ回路パターンの印刷を繰り返
すと伸びて印刷精度が悪くなると言った問題がある。
【0011】また、回路パターンが形成された紫外線感
光樹脂3の耐磨耗性が低く、印刷を繰り返すと版の厚み
が変化し、印刷精度が悪くなると言った問題がある。本
発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、多
数回印刷した場合にもその印刷精度が変わることのない
印刷版を得ることのできる印刷版の製造方法を提供する
ことを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】長方形状の金属製の枠の
一開口面に、メッシュ状の補強材を貼り、補強材の中央
部分に金属をメッキして長方形状の金属メッキ部を形成
し、金属メッキ部上にレジストを塗布し、レジスト上に
回路パターンが形成されたマスクを載置して露光し、現
像することにより非露光部分のレジストを剥離し、現像
により回路パターン状に表出した金属メッキ部分のみを
エッチングにより除去した後、残りのレジストを除去す
ることによって、印刷版を得るようにする。
【0013】前記した金属メッキ部は、ニッケルを補強
材にメッキすることによって形成するのが好ましい。前
記した補強材は、金属メッキ部を形成できる金属メッシ
ュを内周に、テトロンメッシュを外周に組み合わせて形
成し、テトロンメッシュを前記した枠に張りつける。
【0014】
【作用】上述した本発明によれば、枠の開口面の一方
に、金属メッシュとテトロンメッシュとを組み合わせた
補強材が張りつけられ、金属メッシュの中央部分にニッ
ケル等がメッキされて金属メッキ部が形成される。この
際、ニッケル等はテトロンメッシュには付着しないの
で、金属メッシュのみに適正に付着させることができ
る。
【0015】そして、前記した方法によって、金属メッ
キ部に貫通した回路パターンが形成されることによって
印刷版が完成される。この印刷版を、セラミック基板等
の被印刷物に載置し、金属メッキ部上からペースト状の
銅をスキージ等の治具で擦り付けることによって、被印
刷物上に回路パターンが印刷される。
【0016】このような印刷版によれば、金属メッシュ
と枠との間に、テトロンメッシュが介在するので、柔軟
性があり従来のように金属メッシュが何らかの外力によ
り伸びて印刷精度が悪くなると言った事がなくなる。
【0017】また、回路パターンが形成された金属メッ
キ部が金属であるため、耐磨耗性が高く、多数回の印刷
に耐えうることができるので、多数回印刷を繰り返して
も厚みがほどんど変化せず、印刷精度を保持することが
できる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。図1は本発明の一実施例による回路パタ
ーン印刷用の印刷版の製造方法を説明するための図であ
る。この図において図3に示す従来例の各部に対応する
部分には同一符号が付してある。
【0019】図1を参照して、本実施例による印刷版の
製造方法について説明する。まず、図1の(a)に示す
枠1を用意する。この枠1は、従来例で示したものと同
様な、750mm×750mmの正方形のアルミ製のも
のである。
【0020】次に、(b)に示すように、枠1の開口面
の一方に、ステンレスメッシュ2′とテトロンメッシュ
11とを組み合わせた補強材12を貼る。この補強材1
2は、枠1に張りつけられる外周部分がテトロンメッシ
ュ11であり、その内側がステンレスメッシュ2′とな
っており、双方とも400メッシュ/inchの網目サイズ
である。
【0021】次に、(b)に示すように、補強材12の
ステンレスメッシュ2′上の中央部分にニッケルをメッ
キし、長方形状のニッケルメッキ部(金属メッキ部)1
3を形成する。この際、ニッケルはテトロンメッシュ1
1には付着しないので、ステンレスメッシュ2′上のみ
に適正にニッケルメッキ部13を形成することができ
る。
【0022】このニッケルメッキ部13の厚みは、
(b)のA−A断面図である(c)に示すように、10
0μm程度とする。次に、(d)に示すように、ニッケ
ルメッキ部13上に、例えば従来例で説明した紫外線感
光樹脂3によるレジスト14を塗布する。
【0023】そして、レジスト14上に、所定の黒塗り
の回路パターン5が形成されたパターンマスク4を載置
し、光源6から紫外線を照射することによって、露光す
る。この露光により、回路パターン5がレジスト14上
に転写されることになるが、マスク4の黒く塗られた回
路パターン5以外に光が照射されるので、黒塗り以外の
部分が露光することになる。
【0024】次に、現像することにより、レジスト14
の露光されなかった部分のみを剥離する。これによっ
て、レジスト14の回路パターン部分が除去されるの
で、除去された部分のみ、即ち回路パターン形状にニッ
ケルメッキ部13が表出する。
【0025】次に、ニッケルを溶融するエッチング液
で、ニッケルメッキ部13の回路パターン形状に表出し
た部分を溶融する。これによって、ニッケルメッキ部1
3に回路パターン形状の貫通部分が形成される。
【0026】この後、露光された部分のレジスト14を
有機溶剤等により完全に除去する。これによって、ステ
ンレスメッシュ2′上に、回路パターンの形成されたニ
ッケルメッキ部13を有する印刷版が完成する。
【0027】この完成した印刷版を図2に示す。但し、
図2は印刷版の中心線に沿って切断した際の断面図であ
り、図1に対応する部分には同一符号が付してある。図
2に符号15で示す部分が、前記した貫通状態となった
回路パターン部分(版孔)である。
【0028】このようにして形成された印刷版を、セラ
ミック基板等の被印刷物に載置し、ニッケルメッキ部1
3上からペースト状の銅を棒などの治具で擦り付ける。
これによって、セラミック基板上に回路パターンが印刷
される。
【0029】以上説明した印刷版によれば、ステンレス
メッシュ2′と枠1との間に、テトロンメッシュ11が
介在するので、柔軟性があり従来のようにステンレスメ
ッシュ2′が何らかの外力により伸びて、セラミック基
板等へ回路パターンを印刷する際に印刷精度が悪くなる
と言った事がなくなる。
【0030】また、回路パターンが形成されたニッケル
メッキ部13が金属であるため、耐磨耗性が高く、多数
回の印刷に耐えうることができる。即ち、多数回印刷を
繰り返しても厚みがほどんど変化せず、印刷精度を保持
することができる。
【0031】上述した例ではステンレスメッシュ2′上
にニッケルをメッキしたニッケルメッキ部(金属メッキ
部)13を形成したが、金属メッキ部13としては他の
金属でもよく、その際には、ステンレスメッシュ11を
溶融することがなく、且つ金属メッキ部13に使用され
る金属のみを溶融するエッチング液を用いることとす
る。
【0032】更には、金属メッキ部13を溶融するエッ
チング液に溶融されないものであれば、ステンレスメッ
シュ11の代わりに、他の金属材料によるメッシュを用
いてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多数回印刷した場合にもその印刷精度が変わることのな
い印刷版を得ることのできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による回路パターン印刷用の
印刷版の製造方法を説明するための図である。
【図2】図1により説明される製造方法により完成した
印刷版の構成を示す概略断面図である。
【図3】従来の回路パターン印刷用の印刷版の製造方法
を説明するための図である。
【図4】図3により説明される製造方法により完成した
印刷版の構成を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 枠 2′ 金属メッシュ 11 テトロンメッシュ 12 金属メッシュ2′とテトロンメッシュ11の組み
合わせによる補強材 13 金属メッキ部 14 レジスト 4 マスク 5 マスク4上の回路パターン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形状の金属製の枠(1) の一開口面
    に、メッシュ状の補強材(12)を貼り、 該補強材(12)の中央部分に金属をメッキして長方形状の
    金属メッキ部(13)を形成し、 該金属メッキ部(13)上にレジスト(14)を塗布し、 該レジスト(14)上に回路パターン(5) が形成されたマス
    ク(4) を載置して露光し、 現像することにより、非露光部分のレジスト(14)を剥離
    し、 現像により該回路パターン状に表出した金属メッキ部分
    のみをエッチングにより除去した後、残りのレジスト(1
    4)を除去することによって、印刷版を得ることを特徴と
    する印刷版の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記金属メッキ部(13)を、ニッケルを前
    記補強材(12)にメッキすることによって形成することを
    特徴とする請求項1記載の印刷版の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記補強材(12)を、前記金属メッキ部(1
    3)を形成できる金属メッシュ(2′) を内周に、テトロン
    メッシュ(11)を外周に組み合わせて形成し、該テトロン
    メッシュ(11)を前記枠(1) に張りつけて形成したことを
    特徴とする請求項1又は2記載の印刷版の製造方法。
JP23661992A 1992-09-04 1992-09-04 印刷版の製造方法 Withdrawn JPH0683067A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09283877A (ja) * 1996-04-08 1997-10-31 Katsuya Hiroshige プリント導電シート
JP2010125650A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Bonmaaku:Kk スクリーン印刷用サスペンドメタルマスク版及びその製造方法
CN102033425A (zh) * 2010-10-26 2011-04-27 中国航天科技集团公司第五研究院第五一○研究所 一种微机械百叶窗的制作方法
CN114517282A (zh) * 2020-11-18 2022-05-20 株式会社日本显示器 蒸镀掩模的制造方法

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Effective date: 19991130