JP2726604B2 - 両側安全装置 - Google Patents

両側安全装置

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JP2726604B2
JP2726604B2 JP4331273A JP33127392A JP2726604B2 JP 2726604 B2 JP2726604 B2 JP 2726604B2 JP 4331273 A JP4331273 A JP 4331273A JP 33127392 A JP33127392 A JP 33127392A JP 2726604 B2 JP2726604 B2 JP 2726604B2
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wedge
safety device
counter
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guide rail
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    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • B66B5/02Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions
    • B66B5/16Braking or catch devices operating between cars, cages, or skips and fixed guide elements or surfaces in hoistway or well
    • B66B5/18Braking or catch devices operating between cars, cages, or skips and fixed guide elements or surfaces in hoistway or well and applying frictional retarding forces
    • B66B5/22Braking or catch devices operating between cars, cages, or skips and fixed guide elements or surfaces in hoistway or well and applying frictional retarding forces by means of linearly-movable wedges

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  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばエレベータ箱あ
るいはカウンタウエイトの安全装置に関し、とくに、少
なくともひとつのウエッジチャンバと、エレベータのガ
イドレールに作用し伝達装置によって作動される少なく
ともひとつの作動ウエッジとを有する安全装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】定格運行速度が秒速1mを越えるエレベ
ータでは、何らかの理由でエレベータの速度が上昇し過
ぎた時に、通常、摺動安全装置が予防手段として働く。
このような摺動安全装置は通常、2本または4本のガイ
ドレールを把持している。各ガイドレールがそれ専用の
安全装置を有する場合には、安全装置は個々の同期レバ
ーを介して相互に同期する。安全装置は高い摩擦係数を
持った摺動面を有し、安全装置が作動された時にガイド
レールに圧接され、この摩擦のためにエレベータが減速
したりあるいは停止することがある。
【0003】諸々のエレベータ安全装置の構造が開発さ
れているが、その中で最も一般的なものとしては、ばね
鋼からできている大きなU字形のスプリングがある。こ
の種の装置では、ウエッジがガイドレールを把持したと
きに、スプリング端の間隙にウエッジは押し込まれる。
また、多くの安全装置では独立した解放ウエッジが設け
られており、これによって安全装置が働いた後、ウエッ
ジがガイドレールから解放される。この解放はエレベー
タ箱が上昇することによって行われる。
【0004】従来の技術を示す文献としては、例えば、
フィンランド特許第 74686号を挙げることができる。こ
の特許はドイツ特許第 3715098号および米国特許第 481
9765号に対応する。
【0005】国によっては、エレベータ規則を改正し、
以下に示すごとき事故の発生を防いでいる。
【0006】1. エレベータの箱体が超過速度で走行し
たためにエレベータ通路の天井に衝突する。
【0007】2. ドアーを開放したままフロアから出発
したエレベータのドアー構造物によって乗客が押しつぶ
されることがある。
【0008】新しい規則では、安全装置の設計の自由を
もさらに認め、また非機構的な解決策を用いることも認
めている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】エレベータの箱体を停
止させるには、例えば、上記フィンランド特許第 74686
号に示されているように、箱体とカウンタウエイトの両
方に安全装置を設けておけばよく、またドアー付近で安
全操作が行えるようにしたいなら、超過速度調速器に低
速への切替えのための電動式トリガ装置を設けておけば
よい。しかしながら、このようにすることは安全装置が
カウンタウエイトにも必要とされるので、費用がかかり
また多くの場所もとることになる。このフィンランド特
許に関わる摺動エレベータ安全装置においては、標準部
品を用いまたウエッジチャンバにはガイド面の方向に実
質的に作用する力をカウンタウエッジに与えるパワー手
段を設けている。ガイド面の上部端同士の間隔は、当該
ガイド面の下部端同士の間隔に等しいかそれよりも大き
い。前記パワー手段の力はバネによって発生する。この
フィンランド特許は、摩擦の変化の補償をガイド面の両
側でするのではなくスプリングのある側のみで行うもの
であり、また有効間隙も比較的小さい。
【0010】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、改良された安全装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、本発明の安全装置においては、ウエッジ
チャンバに設けられたガイド面に沿って移動する少なく
ともひとつのカウンタウエッジを各作動ウエッジ毎に有
し、各作動ウエッジに対応する各カウンタウエッジは、
ガイドレールに関して当該作動ウエッジと同じ側に設け
られている。さらに、ウエッジチャンバ内に設けられカ
ウンタウエッジを案内するガイド面と作動ウエッジに面
する側のガイド面との間の角度βは、カウンタウエッジ
に面する作動ウエッジ面とエレベータ箱あるいはカウン
タウエイトの移動方向との間の角度αよりも大きい。そ
の結果、カウンタウエッジの、エレベータ箱あるいはカ
ウンタウエイトの移動方向の移動は、作動ウエッジの、
エレベータ箱あるいはカウンタウエイトの移動方向の移
動よりも少ない。
【0012】
【作用】本発明によれば、各作動ウエッジに対応する各
カウンタウエッジは、ガイドレールに関して当該作動ウ
エッジと同じ側に設けられており、カウンタウエッジ
の、エレベータ箱あるいはカウンタウエイトの移動方向
の移動は、作動ウエッジの、エレベータ箱あるいはカウ
ンタウエイトの移動方向の移動よりも少ない。
【0013】
【実施例】次に添付図面を参照して本発明による安全装
置の実施例を詳細に説明する。
【0014】図に示す安全装置は、ボルト2によってエ
レベータ箱体1に固定されているフレーム4を有し、こ
のフレーム4には、ガイドレール30の両側に配置された
作動ウエッジ9を格納しているウエッジチャンバ8が設
けられている。ガイドレール30と作動ウエッジ9との相
対的な位置関係を図4に示す。図4に示すガイドレール
30の側面302,304 に、作動ウエッジ9のブレーキ面18が
当接する。なお、図4においては、後記するガイド面1
3,14 のボール15は示していない。作動ウエッジ9の上
端と下端とでは、該ウエッジはくさび形状をしているこ
とから幅が異なる。各作動ウエッジ9毎にカウンタウエ
ッジ10が設けられおり、カウンタウエッジ10もまたくさ
び形状を有する。これら2個のカウンタウエッジ10は、
ガイドレール30の両側に配置されている。ウエッジチャ
ンバ8の水平方向の調整のために、安全装置は安全装置
フレーム4に設置された調整ねじ7を備えている。作動
ウエッジ9の上端は、同期フォーク31とレバー37とを介
してロープまたは他のつり上げ手段に取り付けられてい
る。この安全装置は、エレベータ箱体が下方に移動する
ときのみ把持する。ウエッジチャンバ8にはガイド面14
が設けられており、ガイド面14に沿ってカウンタウエッ
ジ10が移動する。カウンタウエッジ10は、作動ウエッジ
9が移動するボール15が設けられているガイド面13を有
する。ガイド面13のガイドレール30からの距離は、その
ガイド面に沿って上の方に遡るにつれて減少している。
同様に、ガイド面14のガイドレール30からの距離は、上
の方に遡るにつれて増加している。これに応じて、カウ
ンタウエッジ10はガイド面14に沿って移動する。ウエッ
ジチャンバ8は、調整ねじ7によってガイドレールの中
心に置かれる。ウエッジチャンバのガイド面とカウンタ
ウエッジとの摩擦は、その摩擦を回転摩擦に変換するボ
ール15によって減少される。ボール15を適所に保持して
おくために、ガイド面はローリングスロット17を備えて
いる。また、ウエッジ9と10との間のガイド面は、同じ
ようなローリングスロット16を備えている。ボール15が
ローリングスロットの外にはみ出さないようにするため
に、ウエッジチャンバには止めコッタ12がスロットの下
側に設けられており、また上側には対応する止めコッタ
11がウエッジ9に取り付けられている。ガイド面14のボ
ール15はウエッジ10のウエッジチャンバからの距離を適
切に保つ。ローリングスロット17とガイドピン41はウエ
ッジ9とカウンタウエッジ10の表面との距離を適切に保
つ。エレベータガイドレール30に沿って移動するウエッ
ジ9の垂直方向の面には、ウエッジ材料自体の摩擦特性
よりも優れた特性を有する別のブレ−キ面が設けられて
いる。作動ウエッジ9の下部には調整ねじ32が設けら
れており、その停止面はカウンタウエッジ10の底面33で
ある。作動ウエッジ9の上部には同期棒34が取りつけら
れており、その同期棒にはさらに、同期フォーク31およ
びレバー37が取りつけられている。ウエッジチャンバ8
とカウンタウエッジ10の上部との間には圧力バネ40があ
り、これによりカウンタウエッジ10を斜め下方に押して
いる。圧力バネ40は、固定ねじ35によってカウンタウエ
ッジ10に取りつけられている。ウエッジチャンバ8にお
ける圧力バネ40の停止面36は、バネ力がガイド面14に平
行な方向に働くように、バネ力をカウンタウエッジ10に
加えるように傾けられている。さらに、ウエッジチャン
バ8には保護板38を設け、ウエッジがウエッジチャンバ
8の外にはみ出ないようにしている。同時に保護板38
は、ウエッジチャンバ8を汚れあるいは傷等から保護し
ている。
【0015】次に、本実施例に係る安全装置の動作につ
いて述べる。エレベータ箱体が下降している時の速度が
増大し過ぎると、超過速度調速器(図示せず)が働き安
全装置の作動ウエッジ9を持ち上げる。作動ウエッジ9
はいずれも、ガイド面13に沿って同時に同じ方向に動
く。エレベータ箱体、およびそれとともにウエッジチャ
ンバ8が作動ウエッジ9に対して下方に移動する時、
初は、カウンタウエッジ10もウエッジチャンバ8と一緒
に下方に移動する、すなわち、カウンタウエッジ10はウ
エッジチャンバ8に対して相対的にほぼ静止している。
その結果、作動ウエッジ9は、ウエッジチャンバ8とカ
ウンタウエッジ10に対して相対的に、ガイド面13に沿っ
て上方に移動する。これに伴って、作動ウエッジ9はガ
イドレール30の方へ移動し、作動ウエッジ9のブレーキ
面18はエレベータガイドレール30に係合する。
【0016】ブレーキ面18が係合した後は、カウンタウ
エッジ10もウエッジチャンバ8に対して相対的に上方運
動を行い、作動ウエッジ9とカウンタウエッジ10のいず
れもがウエッジチャンバ8に対して相対的に上方に移動
する。このとき、作動ウエッジ9は、さらにカウンタウ
エッジ10に対しても、相対的に上方運動を行う。なぜな
らば、カウンタウエッジ10の全角β(図1,4 に示す)、
すなわちガイド面13と14との間の角度が作動ウエッジ9
の角度α(図1,4 に示す)よりも大きいため、カウンタ
ウエッジ10の上方移動が作動ウエッジ9の上方移動より
も少ないからである。カウンタウエッジ10の上方移動よ
りも、作動ウエッジ9の上方移動が多いため、作動ウエ
ッジ9は、カウンタウエッジ10に対して相対的に上方に
移動することになる。角度αはガイド面13と垂直方向と
の間の角度である。カウンタウエッジ10と作動ウエッジ
9との移動の大きさの違いは、ガイド面13と14との間の
角度に依存している。
【0017】カウンタウエッジ10のウエッジチャンバ8
に対する相対的な上方運動によって、カウンタウエッジ
10は圧力バネ40に対して上に移動する。従って、このよ
うな 移動が行われている時には、圧力バネ40のバネ力は
増しており、その結果、ブレーキ面18とガイドレール30
との間の摩擦も増している。
【0018】作動ウエッジ9が、カウンタウエッジ10に
対して相対的に上方に移動する結果、調整ねじ32は、カ
ウンタウエッジ10の底面33に当る。これによって、次に
述べる理由により、作動ウエッジ9とカウンタウエッジ
10の、ウエッジチャンバ8に対する相対的な上方運動が
停止する。その結果、圧力バネ40の長さは一定となるた
め、摩擦力は一定にとどまる。
【0019】仮に、作動ウエッジ9とカウンタウエッジ
10の、ウエッジチャンバ8に対する相対的な上方運動が
停止しないとすると、調整ねじ32がカウンタウエッジ10
の底面33に当っているため、作動ウエッジ9とカウンタ
ウエッジ10とは一体となってガイド面14に沿って上方運
動を行う(すなわち、作動ウエッジ9がガイドレール30
から離れる)か、もしくは、カウンタウエッジ10がガイ
ド面14から離れることになる。いずれの場合も、作動ウ
エッジ9のブレーキ面18とガイドレール30の側面302,30
4 との間に働いている、これらの面に垂直な方向の力が
消滅する。この結果、この垂直方向の力によって生じて
いる、ブレーキ面18とガイドレール30との間の摩擦力も
消滅する。
【0020】この摩擦力は、作動ウエッジ9を上方に移
動させようとする力である。摩擦力はまた、主として作
動ウエッジ9の調整ねじ32を介してカウンタウエッジ10
をも上方に移動させようとする力である。上向きの力で
ある摩擦力が消滅したことにより、圧力バネ40によって
カウンタウエッジ10が下方へ、すなわちガイドレール30
の方へ押し戻される。もしくは圧力バネ40によってカウ
ンタウエッジ10がガイド面14に押し戻される。
【0021】カウンタウエッジ10が下方へ、すなわちガ
イドレール30の方へ押し戻されるため、作動ウエッジ9
もガイドレール30の方へ押し戻されて、摩擦力が復活す
る。カウンタウエッジ10がガイド面14に押し戻される場
合も摩擦力が復活する。
【0022】こうして、作動ウエッジ9とカウンタウエ
ッジ10の、ウエッジチャンバ8に対する相対的な上方運
動は停止して、作動ウエッジ9とカウンタウエッジ10と
は、ウエッジチャンバ8に対して相対的に、調整ねじ32
がカウンタウエッジ10の底面33に初めて当った位置にお
いて停止する。
【0023】安全装置が作動した後に、エレベータ箱体
を上昇させたことによってエレベータが解放されると、
反対方向の運動が生じ、圧力バネ40がウエッジを適所に
押しやる。
【0024】このように安全装置は構成されているた
め、カウンタウエッジ10がその上部位置で停止する前に
作動ウエッジ9がガイドレール30と接触する。作動ウエ
ッジ9が摩擦のためその上部位置の限界まで上がるの
で、カウンタウエッジ10もまた摩擦のためバネ力Fに抗
して上に押し上げられる。ウエッジ効果のため、バネ力
Fによって得られるウエッジとガイドレール30との間の
摩擦力は非常に大きなものとなり、高いブレーキパワー
が得られる。角度αのために、少ないバネ力で済み、し
たがって小さなバネで十分な把持力が得られる。将来、
エレベータ規則で認められるなら、安全装置を作動させ
る必要性があることを示すデータを、例えばエレベータ
箱体の運行をモニタするタコメ−タから得ることができ
る。ウエッジを移動させるのに、例えば電磁石を用いる
ことができる。
【0025】当業者には上に述べた実施例を変更した他
の実施例も容易であり、本発明は上述の実施例に限定さ
れず、特許請求の範囲に規定した精神の範囲内において
種々変更が可能である。
【0026】
【発明の効果】このように本発明によれば、以下のごと
き効果が得られる。
【0027】1. 従来のものに比べて有効間隙を大きく
とることができる。
【0028】2. ガイドレールの両側の摩擦の変化を除
去し、摩擦係数を一定に保つことができる。
【0029】3. 利用者の安全性を高めることができ
る。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる安全装置を示す図で
ある。
【図2】図1に示した安全装置の平面図である。
【図3】レバー機構、同期フォークおよびガイドレール
を示した本発明の実施例にかかる安全装置の平面図であ
る。
【図4】 図1に示す実施例における角度α、βを示す図
である。
【符号の説明】
1 エレベータ箱 2 ボルト 3 つり上げ手段 4 安全装置フレーム 5 支点軸 7 調整ねじ 8 ウエッジチャンバ 9 作動ウエッジ 10 カウンタウエッジ 11 止めコッタ(上側の) 12 止めコッタ(下側の) 13 ガイド面(作動ウエッジ側の) 14 ガイド面(ウエッジチャンバ側の) 15 ボール 16 ローリングスロット(作動ウエッジ側の) 17 ローリングスロット(ウエッジチャンバ側の) 18 ブレーキ面 30 ガイドレール 31 同期フォーク 32 調整ねじ(作動ウエッジでの) 33 カウンタウエッジの底面 34 同期棒 35 固定ねじ(圧力バネ) 36 停止面 37 レバー機構 38 ウエッジチャンバにおける保護板(図示せず) 39 ガイド面(ウエッジチャンバの側の) 40 圧力バネ 41 ガイドピン

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともひとつのウエッジチャンバ
    と、エレベータのガイドレールに作用し伝達装置によっ
    て作動される少なくともひとつの作動ウエッジとを有す
    る、例えばエレベータ箱あるいはカウンタウエイトの安
    全装置において、 該安全装置は、前記ウエッジチャンバに設けられたガイ
    ド面に沿って移動する少なくともひとつのカウンタウエ
    ッジを各作動ウエッジ毎に有し、該各作動ウエッジに対
    応する各カウンタウエッジは、前記ガイドレールに関し
    て当該作動ウエッジと同じ側に設けられており, 前記ウエッジチャンバ内に設けられ前記カウンタウエッ
    ジを案内するガイド面と前記作動ウエッジに面する側の
    ガイド面との間の角度βは、前記カウンタウエッジに面
    する作動ウエッジ面と前記エレベータ箱あるいはカウン
    タウエイトの移動方向との間の角度αよりも大きく、
    の結果、前記カウンタウエッジの、前記エレベータ箱あ
    るいはカウンタウエイトの移動方向の移動は、前記作動
    ウエッジの、前記エレベータ箱あるいはカウンタウエイ
    トの移動方向の移動よりも少ないことを特徴とする両側
    安全装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の安全装置において、前
    記安全装置は2つの作動ウエッジを有し、該作動ウエッ
    ジは、前記ガイドレールの両側に置かれかつ該ガイドレ
    ールに関して対称をなし、把持の際には同時にかつ同一
    方向に作動することを特徴とする安全装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の安全装置にお
    いて、安全装置が働く際に、前記作動ウエッジに設けら
    れた調整ねじが前記カウンタウエッジの狭い方の底面に
    当ることを特徴とする安全装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3に記載の安全装置
    において、前記安全装置は少なくともひとつの圧力バネ
    を備えており、該圧力バネはその一端が前記カウンタウ
    エッジに、また他端が前記ウエッジチャンバの停止面に
    取り付けられており、該圧力バネは前記カウンタウエッ
    ジに力を加えて、該カウンタウエッジを前記ガイドレー
    ルの方へ押しつけることを特徴とする安全装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の安全装置において、前
    記安全装置は複数の前記カウンタウエッジと複数の前記
    圧力バネとを有し、該圧力バネは固定ねじによって前記
    カウンタウエッジに取り付けられており、前記各カウン
    タウエッジには、少なくともひとつの前記圧力バネが取
    り付けられており、該圧力バネは前記カウンタウエッジ
    の広い方の端部に取り付けられていることを特徴とする
    安全装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の安全装置において、前
    記複数のカウンタウエッジの各々は、当該カウンタウエ
    ッジに取り付けられた前記圧力バネをひとつのみ有し、 該カウンタウエッジに取り付けられている前記圧力バネ
    の長手方向と平行な方向に、該カウンタウエッジは移動
    することを特徴とする安全装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の安全装置において、前
    記圧力バネの長手方向は、前記エレベータ箱またはカウ
    ンタウエイトの移動方向と異なり、前記圧力バネの長手
    方向は、前記エレベータ箱またはカウンタウエイトの移
    動方向と平行ではなく、かつ垂直でもないことを特徴と
    する安全装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の安全装置において、前
    カウンタウエッジごとにひとつの圧力バネが設けら
    れており、該圧力バネの長手方向は、前記エレベータ箱
    またはカウンタウエイトの移動方向と異なり、前記圧力
    バネの長手方向は、前記エレベータ箱またはカウンタウ
    エイトの移動方向と平行ではなく、かつ垂直でもなく、
    前記圧力バネは前記カウンタウエッジに力を加えて、該
    カウンタウエッジを前記ガイドレールの方へ押しつける
    ことを特徴とする安全装置。
  9. 【請求項9】 少なくともひとつのウエッジチャンバ
    と、エレベータのガイドレールに当接可能な少なくとも
    ひとつの作動ウエッジとを有する、例えばエレベータ箱
    あるいはカウンタウエイトの安全装置において、 該安全装置は、前記ウエッジチャンバに設けられたガイ
    ド面に沿って移動する少なくともひとつのカウンタウエ
    ッジと、該カウンタウエッジに力を加えるため の少なく
    とも1つの圧力バネと、前記作動ウエッジに設けられた
    調整ねじとを有し、 前記作動ウエッジに対応する前記カウンタウエッジは、
    前記ガイドレールに関して当該作動ウエッジと同じ側に
    設けられており, 前記カウンタウエッジは、前記ガイドレールに向かうこ
    とと、前記ガイドレールから離れることとを、アーチを
    描くように動くことなく、繰り返すことができ、 安全動作を行うときは、前記調整ねじは、前記カウンタ
    ウエッジの狭い方の端部と当接する方向に移動して、前
    記カウンタウエッジの狭い方の端部と当接し、その後、
    前記調整ねじが前記当接する方向にさらに移動すること
    に応じて、該カウンタウエッジは前記ガイドレールから
    離れるように動かされ、 前記カウンタウエッジが前記ガイドレールから離れてい
    くときは、前記作動ウエッジは前記ガイドレールと当接
    しなくなり、そのときに、前記カウンタウエッジは前記
    圧力バネによりガイドレールの方へ押しつけられること
    を特徴とする両側安全装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の安全装置において、 前記ウエッジチャンバ内に設けられ前記カウンタウエッ
    ジを案内するガイド面と前記作動ウエッジに面する側の
    ガイド面との間の角度βは、前記カウンタウエッジに面
    する作動ウエッジ面と前記エレベータ箱あるいはカウン
    タウエイトの移動方向との間の角度αよりも大きく、 前記カウンタウエッジの、前記エレベータ箱あるいはカ
    ウンタウエイトの移動方向の移動は、前記作動ウエッジ
    の、前記エレベータ箱あるいはカウンタウエイトの移動
    方向の移動よりも少ないことを特徴とする安全装置
  11. 【請求項11】 請求項9または10に記載の安全装置
    において、前記安全装置は2つの作動ウエッジを有し、
    該作動ウエッジは、前記ガイドレールの両側に置かれか
    つ該ガイドレールに関して対称をなし、把持の際には同
    時にかつ同一方向に作動することを特徴とする安全装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項9、10または11に記載の安
    全装置において、前記安全装置は、前記ウエッジチャン
    内に設けられた、少なくともひとつの停止面備えて
    おり、前記圧力バネは、前記カウンタウエッジと、前記
    ウエッジチャンバ内の停止面との間に取り付けられて
    り、該圧力バネは前記カウンタウエッジに力を加えて、
    該カウンタウエッジを前記ガイドレールの方へ押しつけ
    ことを特徴とする安全装置。
  13. 【請求項13】 請求項9から12までのいずれかに記
    載の安全装置において、前記カウンタウエッジと前記圧
    力バネとは、それぞれ複数あり、該圧力バネは固定ねじ
    によって前記カウンタウエッジに取り付けられており、
    前記各カウンタウエッジには、少なくともひとつの圧力
    バネが取り付けられており、該圧力バネは前記カウンタ
    ウエッジの広い方の端部に取り付けられており、該圧力
    バネは前記カウンタウエッジに力を加えて、該カウンタ
    ウエッジを前記ガイドレールの方へ押しつけることを特
    徴とする安全装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の安全装置におい
    て、 該カウンタウエッジに取り付けられている前記圧力バネ
    の長手方向と平行な方向に、該カウンタウエッジは、往
    復可能に移動することを特徴とする安全装置。
  15. 【請求項15】 請求項12,13または14に記載の
    安全装置において、前記圧力バネの長手方向は、前記エ
    レベータ箱またはカウンタウエイトの移動方向と異な
    り、前記圧力バネの長手方向は、前記エレベータ箱また
    はカウンタウエイトの移動方向と平行ではなく、かつ垂
    直でもないことを特徴とする安全装置。
  16. 【請求項16】 請求項9に記載の安全装置において、
    前記カウンタウエッジごとにひとつの前記圧力バネが
    設けられており、該圧力バネの長手方向は、前記エレベ
    ータ箱またはカウンタウエイトの移動方向と異なり、前
    記圧力バネの長手方向は、前記エレベータ箱またはカウ
    ンタウエイトの移動方向と平行ではなく、かつ垂直でも
    く、前記圧力バネは前記カウンタウエッジに力を加え
    て、該カウンタウエッジを前記ガイドレールの方へ押し
    つけることを特徴とする安全装置。
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