JP4807163B2 - エレベーターの安全装置 - Google Patents

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本発明は、エレベーターの安全装置に関するものである。
エレベーターの安全装置に関する従来技術として、例えば米国特許第4,662,481号(以下、特許文献1という)に開示された発明が知られている。
この特許文献1は、乗りかごの上部にガバナ装置が設置されている。
ガバナ装置について説明すると、レールに対向して取り付けられたタイヤ部材とレールとの間の摩擦力によりタイヤ部材を回転させて乗りかごの速度を検出している。さらにタイヤ部材の回転に伴って生じるフライウエートの遠心力を利用してタイヤ部材の回転を強制停止させるようになっている。タイヤ部材の回転が強制的に停止させられると、レールとタイヤ部材との間の摩擦力によって、回転支点を持った回転部材が前記回転支点を中心に回転して、回転部材に取り付けられたリンク部材を引上げる。リンク部材の引上げにより非常止め装置を作動させることによって乗りかごが緊急停止する。
この特許文献1のタイヤ部材はタイヤ部材自身が回転して乗りかごの速度を検出する機能と、タイヤ部材の回転を強制的に停止させてタイヤ部材とレールとの間に摩擦力を発生させ、前記摩擦力が回転部材を回転させる力となってリンク部材を引上げて非常止め装置を作動させる機能とを有している。
USP第4,662,481号
上記特許文献1は上述したように、非常停止装置動作開始のスイッチングとなるのはレールに常時接触して回転しているタイヤ部材がレール上で停止することであるため、タイヤ部材はレールに対して所定の押し付け力が必要である。そのため、レール自身にも所定の強度を持たせておく必要があるし、常にタイヤ部材がレールに接触回転しているためタイヤ部材表面の摩擦係数が変化する恐れがある。
本発明の目的は、タイヤ部材の停止によるスイッチングを止め、軽い力で非常停止装置を動作させることが可能なエレベーターの安全装置を提供することにある。
上記の目的は、乗りかごの移動方向に沿って昇降路壁面に設けられたガイドレールと、このガイドレールに接触して乗りかごの移動速度を検出するガバナと、このガバナによって前記乗りかごが所定の速度を超過した時に動作する引上げスイッチと、この引上げスイッチの動作によって引上げロッドを引上げる引上げレバーと、前記引上げロッドが引上げられることにより動作して前記ガイドレールを把持して非常止め引上げロッドを引上げる引上げ機構と、引上げられた前記非常止め引上げロッドにより動作する非常止め装置とから構成されるエレベーターの安全装置において、
前記引上げ機構は、前記引上げロッドと、前記前記引上げロッドに設けられたブレーキ部材と、前記ブレーキ部材が前記ガイドレールと接触した際に前記ガイドレール上に停止される引上げ部と、前記引上げ部に接続された前記非常止め引上げロッドからなり、
前記引上げ機構を作動させる前記引上げロッドを引上げる力は前記引上げ機構の非常止め引上げロッド引上げ力より小さいことにより達成される。
また上記の目的は、前記引上げ機構は前記ガイドレールを2個のブレーキ部材によって挟持するように構成され、通常の前記ブレーキ部材はばねにより反ガイドレール方向に広げられていることにより達成される。
また上記の目的は、前記ブレーキ部材としてローラを備え、前記引上げレバーの動作により前記ローラは前記ガイドレールと前記引上げ部との間に形成された隙間に入り込むことにより達成される。
本発明によれば、タイヤ部材の停止によるスイッチングを止め、軽い力で非常停止装置を動作させることが可能なエレベーター安全装置を提供することができる。
まず一般的なエレベーターを図8で説明する。
図8において、エレベーターは一端におもり10が取り付けられ、他端に乗りかご1が取り付けられた主ロープ9が巻き上げ機8に巻き付けられた構成となっている。この巻き上げ機8の回転に伴って主ロープ9が移動して乗りかご1が上下動するようになっている。また上下動する際に横揺れなど乗り心地を悪くする振動が乗りかご1に与えられないように、乗りかご1の両脇にはガイドローラ(図示せず)が設置され、このガイドローラがガイドレール4を挟み込むように支持している。
さらに乗りかご1には、エレベーターが異常な速度で移動した場合にブレーキを作用させる非常止め装置2と、この非常止め装置2を動作させる作動レバー3とが具備されている。作動レバー3とガバナロープ6とは連結され、ガバナロープ6はガバナ5とガバナ用シーブ7とに巻き付けられて乗りかご1の移動に伴い上下に移動する。ガバナ5は、乗りかご1と共に移動するガバナロープ6の移動速度を検出する手段を持つとともに、乗りかご1が異常な速度で移動していることを検出した時、ガバナロープ6を把持してガバナロープ6の移動を停止させ、作動レバー3を上方に引上げることで非常止め装置2を作動させて乗りかご1を停止させる機能を備えている。
上記ガバナ5は乗りかごの最上部にある機械室に設置されるか、機械室を備えていないエレベーターでは昇降路内に取り付けられているのが一般的であるが、いずれの形式のものにおいても昇降路内にガバナロープ6を張り渡すことが必要である。
ところが、昨今のエレベーターシステムの更なる省スペース化,低コスト化の要求のために昇降路内にガバナロープ6を張り渡す必要がないガバナ装置、すなわち乗りかご1にガバナ5を取り付けるようにしたガバナロープレスのガバナ装置が提案されている。また、ガバナロープ6は運転状態や地震により伸縮して振動することによりロープの外れが発生する恐れがあるため、ロープレスのガバナ装置が望まれている。さらにガバナロープ6そのものの重量や移動することによる慣性力のため、ガバナロープ6の把持力は大きくなり、それに伴ってガバナロープ6の把持を行うための作動力も大きくなってしまう。
そこで、上記の従来技術(特許文献1)のようにガバナロープレスのガバナ装置があるが上述したようにタイヤ部材の摩擦係数変化にともなう問題発生が考えられる。
そこで、本発明ではタイヤ部材を用いない安全装置を種々検討した結果、以下のような実施例を得ることができた。
以下、本発明の安全装置を図面を用いて説明する。
図1はロープレスのガバナを備えるエレベーターの概略構成図である。
図1において、安全装置を具備するエレベーターは一端におもり10が取り付けられ、他端に乗りかご1が接続された主ロープ9がある。この主ロープ9を巻きつけて乗りかご1に移動力を付与するのが巻き上げ機8である。乗りかご1の移動方向に沿って昇降路壁面に乗りかご1を挟むガイドレール4が設けられている。ガイドローラ(図示せず)は乗りかご1に取り付けられてガイドレール4を挟み込むことにより乗りかご1の振動を抑えるものである。
また前記エレベーターは、乗りかご1の上方にガイドレール4に対向し、前記ガイドレール4に接触して乗りかごの移動速度を検出するガバナ18が設置されている。プーリ
16はガバナ18が設置されたガイドレールと反対側のガイドレール4に押し付けられて取り付けられている。引上げレバー11は前記ガバナ18によって所定の速度以上になった時に動作するものである。この引上げレバー11には引上げロッド12が連結されている。引上げ機構13は引上げロッド12の動作によってガイドレール4を把持して非常止め引上げロッド14を引上げるものである。非常止め装置2は非常止め引上げロッド14に接続され、乗りかご1に設置されている。連動リンク部材15は非常止め装置2間を接続して非常止め装置2を同時に動作させるようになっている。これらの各機構はすべてが乗りかご1上の免振ベース17上に取り付けられている。
乗りかご1が異常な速度で移動していることをガバナ18で検知すると、引上げレバー11が動作して引上げロッド12を引上げる。引上げロッド12の引上げ動作により、引上げ機構13がガイドレールを把持して、引上げ機構13に連結された非常止め引上げロッド14と、乗りかご1に設置された非常止め装置2との間に速度差が発生して非常止め装置2を動作させる。
次にガバナについて、図2及び図3を用いてその概略を説明する。
図2は本発明の一実施例を備えたガバナの側面図である。
図3は本実施例の動作を説明するガバナの側面図である。
図2において、ガバナ18は図1で説明したガイドレール4に対向して接するガバナプーリ34が取り付けられている。このガバナプーリ34の内部には回転可能に支持された振り子35が2個取り付けられている。36は振り子35間を連結する連結棒である。38はモータの電源を切断するスイッチである。37はスイッチ38の入切りをするスイッチレバーである。39は引上げレバー11を動作させる引上げスイッチである。41はガバナプーリ34をガイドレール4に押付ける力を発生させる押付けばねである。40はこれら機構要素からなるガバナを固定するためのプレートである。
ガイドレール4に当接するガバナプーリ34のガイドレール4との接触面は、振動吸収やガイドレール継ぎ目による騒音などの低減のため、ゴムなどの弾性体で構成されても良い。さらに引上げレバー11(図1と同一物を示す)に引上げばね44が取り付けられており、引上げスイッチ39が動作したとき、引上げばね44が引上げレバー11を押し上げて、引上げロッド12(図1と同一物を示す)を移動させる。引上げロッド12は引上げ機構13に連結され、また引上げ機構13には非常止め装置との間を連結する非常止め引上げロッド14(図1と同一物を示す)が取り付けられている。また引上げ機構13はその移動を上ストッパ45及び下ストッパ46により規制されている。
図3において、引上げ機構の動作までの過程を説明すると、ガイドレール4に当接するガバナプーリ34は、乗りかごが図面下側に移動することにより反時計方向に回転する。回転速度があらかじめ設定した第一の速度に達すると、ガバナプーリ34の回転に伴う遠心力により二つの振り子35が遠心方向に押し広げられてスイッチレバー37を矢印のように反時計方向に移動してスイッチ38から離間する。さらに速度が超過して第二の速度に達すると、引上げスイッチ39を図のように回転させ、引上げばね44による引上げレバー11の移動を可能とする。圧縮されていた引上げばね44が開放されることにより引上げレバー11(図1と同一物を示す)が図面上方(矢印方向)に移動し引上げロッド12(図1と同一物を示す)が移動して引上げ機構13の動作が開始する。この時引上げばね44は引上げ機構13を動作させるだけの力を発生させるだけでよく、後述する非常止め装置を動作させるために必要な力でなくても良い。引上げ機構13の動作しつつ乗りかごは更に降下するため、非常止め引上げロッド14(図1と同一物を示す)が引上げられることになり非常止め装置(図示せず)が動作する。
続いて、本実施例を備えた引上げ機構の詳細を図4から図5,図6から図7を用いて説明する。
図4は本発明の一実施例を備えた引上げ機構の一例を示す図である。
図4(a)に示した引上げ機構13において、引上げロッド12はガイドレール4を挟み込むように配置されたブレーキ部材であるローラ19を支持するリンク機構21と連結されている。ローラ19が取り付けられている一端とは別の他端には、リターンばね20が取り付けられている。ローラ19は2個取り付けられており、通常は2個のローラが引上げ機構13の内部で押し広げられる方向(反ガイドレール4方向)にリターンばね20で支持されている。またローラ19を穴部に嵌合するように引上げ部材である引上げくさび部22が配置されている。さらに引上げくさび部22には、非常止め引上げロッド14が接続されている。
図4(b)に示した引上げ機構13において、引上げくさび部22とローラ19とが接触する引上げくさび部摩擦面22a及び22bは傾斜しており、引上げロッド12が矢印A方向に引上げられた場合には、2個のローラ19が引上げ機構13とガイドレール4との間の隙間(傾斜部)に入り込むので、引上げくさび部22とローラ19,ガイドレール4の間には強い接触力(矢印B)が発生して引上げくさび部22を停止させる。
引上げ機構13を復帰させる場合には、ローラ19を隙間から外すことによりリターンばね20が復元して元の状態に復帰することになる。
図5は第2の実施例を備えた引上げ機構を示す図である。
図5の引上げ機構において、図4のようにブレーキ部材であるローラをレールの両側に配置するのではなく、片側のみに配置することにより構造の簡略化を図ったものである。
図5(a)に示した引上げ機構13は、ねじりばねのような回転力を発生する部材を備える回転支点24を有する引上げロッド23と、ブレーキ部材であるローラ19と、ローラ19を嵌合する穴部を有する引上げくさび部25と、引上げくさび部25に一端を接続され、他端を非常止め装置に接続した引上げロッド14とから成っている。
引上げくさび部25において、ローラ19と接触する引上げくさび部摩擦面25aは傾斜状になっている。またガイドレール4と接触する引上げくさび部摩擦面25bは、ガイドレール4に平行な面になっている。また回転支点24に設置されている図示していないねじりばねのような回転力を発生する部材により、ローラ19は引上げくさび部摩擦面25aに絶えず接触するように付勢されている。
図5(b)及び図5(c)を用いて動作を説明すると、図示していない引上げレバーにより矢印Cのごとく引上げロッドが引上げられると、ローラ19は、引上げくさび部摩擦面25aとガイドレール4に接触する。ローラ19が引上げくさび部25とガイドレール4に接触すると、矢印Dのように引上げくさび部25に力が作用して、矢印E方向に引上げくさび部25を移動させる。ローラ19が引上げくさび部25が形成する傾斜部にかみ込むと、ガイドレール4とローラ19の摩擦力によりさらにかみ込むようになり、引上げくさび部摩擦面25bはついにはガイドレール4と接触して、ローラ19と引上げくさび部25,ガイドレール4との間に強い接触力(矢印F,矢印G)が発生する。その結果、引上げ機構13は、ガイドレール4上に停止して非常止め引上げロッドを引上げて非常止め装置を動作させる。
尚、図5の場合も図4と同様に引上げくさび部25とガイドレール4,ローラ19の接触を解放して復帰するとき(例えば、引上げくさび部を上方へ移動させる)、回転支点24に備わっているねじりばねにより自動でガイドレールから離れて元の位置に復帰する。
次に引上げ機構の他の一例を図6を用いて説明する。
図6は第3の実施例を備えた引上げ機構を示す図である。
図6(a)に示した引上げ機構13において、引上げ機構13はシャフト26aを備える引上げロッド26と、長穴27aと回転支点27bを持つブレーキ部材であるリーディング部材27と、リーディング部材27にばね力を付与するリターンばね29と、回転支点27bとリターンばね29の一端を固定する引上げブロック28と、引上げブロック
28に取り付けられた非常止め引上げロッド14とから成っている。リターンばね29は一端をリーディング部材27に固定されており、ガイドレール4から離間させる方向にばね力を作用させている。またシャフト26aと長穴27aは嵌めあわされており、長穴
27a内をシャフト26aが移動可能に成っている。
図6(a)及び図6(b)を用いて動作を説明する。矢印Hのように引上げロッド26が図面上方に引上げられると、回転支点27bを中心にしてリーディング部材27が矢印Jのように回転する。その結果、リーディング部材27とガイドレール4が接触する。リーディング部材27が接触すると、その接触面移動方向前縁では、リーディング部材27がガイドレール4に食い込むようになり、初期の接触力よりも大きな力が作用するようになり、この力によって引上げブロック28は停止させられる。引上げブロック28が停止することにより、非常止め引上げロッドも停止し、移動している乗りかごや非常止め装置と速度差が発生するため、非常止め装置を作動させる力が付与される。
引上げ機構が復帰する場合、引上げブロック28を例えば上方に移動させると、リターンばね29のばね力によりリーディング部材27はガイドレール4から離間させられ、元の位置に復帰する。
図7は第4の実施例を備えた引上げ機構を示す図である。
図7の引上げ機構は、図6のようにブレーキ部材であるリーディング部材をレールの両側に配置するのではなく、片側のみに配置することにより構造の簡略化を図ったものである。
図7(a)に示した引上げ機構13において、引上げ機構13はシャフト30aを備える引上げロッド30と、長穴31bと回転支点31aを持つブレーキ部材であるリーディング部材31と、リーディング部材31にばね力を付与するリターンばね33と、回転支点31aとリターンばね33の一端を固定する引上げブロック32と、引上げブロック
32に取り付けられた非常止め引上げロッド14と、から成っている。リターンばね33は、一端をリーディング部材31に固定されており、ガイドレール4から離間させる方向にばね力を作用させている。またシャフト30aと長穴31bは嵌めあわされており、長穴31b内をシャフト30aが移動可能に成っている。
図7(b)及び図7(c)を用いて動作を説明する。矢印Kのように引上げロッド30が図面上方に引上げられると、回転支点31aを中心にしてリーディング部材31が矢印Lのように回転する。その結果、リーディング部材31とガイドレール4が接触する。リーディング部材31が接触し、さらに矢印Kの方向に引上げられると、ついには引上げブロックの端面とガイドレール4とが接触するようになり、引上げブロック32に大きなブレーキ力が作用する。その結果、引上げブロック32が停止することにより、非常止め引上げロッドも停止し、移動している乗りかごや非常止め装置と速度差が発生するため、非常止め装置を作動させる力が付与される。
引上げ機構が復帰する場合、引上げブロック32を例えば、上方に移動させると、リターンばね33のばね力によりリーディング部材31はガイドレール4から離間させられ、元の位置に復帰する。
本発明は以上説明したように、
1.乗りかごの移動方向に沿って昇降路壁面に設けられたガイドレールと、このガイドレールに接触して乗りかごの移動速度を検出するガバナと、このガバナによって前記乗りかごが所定の速度を超過した時に動作する引上げスイッチと、この引上げスイッチの動作によって前記ガイドレールを把持して非常止め引上げロッドを引上げる引上げ機構と、引上げられた前記引上げロッドにより動作する非常止め装置とから構成されるエレベーターの安全装置において、前記引上げスイッチの作動力は前記引上げ機構の非常止め引上げロッド引上げ力より小さくしたものである。
2.乗りかごの移動方向に沿って昇降路壁面に設けられたガイドレールと、このガイドレールに接触して乗りかごの移動速度を検出するガバナと、このガバナによって前記乗りかごが所定の速度を超過した時に動作する引上げスイッチと、この引上げスイッチの動作によって前記ガイドレールを把持して非常止め引上げロッドを引上げさせるための作動力を与える引上げレバーと、引上げられた前記引上げロッドにより動作する非常止め装置とから構成されるエレベーターの安全装置において、前記引上げレバーと連動する引上げロッドには前記ガイドレールを挟待するローラを有する引上げ機構を備え、前記引上げレバーの動作により前記ローラは前記ガイドレールと前記引上げ機構との間に形成された隙間に入り込むようにしたものである。
3.前記引上げ機構は前記ガイドレールを2個のローラによって挟持するように構成され、通常の前記ローラはばねにより反ガイドレール方向に広げられているようにしたものである。
4.前記引上げ機構に回転支持されたブレーキ部材を備え、このブレーキ部材は前記引上げレバーの動作により前記ガイドレールと前記引上げ機構との間に形成された隙間に入り込むようにしたものである。
5.前記引上げ機構は前記ガイドレールを2個のブレーキ部材によって挟持するように構成され、通常の前記ローラはばねにより反ガイドレール方向に広げられているようにしたものである。
本発明の一実施例を備えたエレベーター装置の全体構成図である。 本発明の一実施例を備えたガバナを示す図である。 本発明の一実施例を備えたガバナの動作を説明する図である。 本発明の一実施例を備えた引上げ機構を説明する図である。 本発明の一実施例を備えた引上げ機構を説明する図である。 本発明の一実施例を備えた引上げ機構を説明する図である。 本発明の一実施例を備えた引上げ機構を説明する図である。 一般的なエレベーター装置の全体構成図である。
符号の説明
1…乗りかご、2…非常止め装置、3…作動レバー、4…ガイドレール、5,18…ガバナ、6…ガバナロープ、7…ガバナ用シーブ、8…巻き上げ機、9…主ロープ、10…おもり、11…引上げレバー、12,23,26,30…引上げロッド、13…引上げ機構、14,47…非常止め引上げロッド、15…連動リンク部材、16…プーリ、17…免振ベース、19…ローラ、20,29,33…リターンばね、21…リンク機構、22,25…引上げくさび部、22a,22b…引上げくさび部摩擦面、24,27b,31a…回転支点、26a,30a…シャフト、27,31…リーディング部材、27a,31b…長穴部、28,32…引上げブロック、34…ガバナプーリ、35…振り子、36…連結棒、37…スイッチレバー、38…スイッチ、39…引上げスイッチ、40…プレート、41…押付けばね、42…引上げレバー、44…引上げばね、45…上ストッパ、46…下ストッパ。

Claims (3)

  1. 乗りかごの移動方向に沿って昇降路壁面に設けられたガイドレールと、このガイドレールに接触して乗りかごの移動速度を検出するガバナと、このガバナによって前記乗りかごが所定の速度を超過した時に動作する引上げスイッチと、この引上げスイッチの動作によって引上げロッドを引上げる引上げレバーと、前記引上げロッドが引上げられることにより動作して前記ガイドレールを把持して非常止め引上げロッドを引上げる引上げ機構と、引上げられた前記非常止め引上げロッドにより動作する非常止め装置とから構成されるエレベーターの安全装置において、
    前記引上げ機構は、前記引上げロッドと、前記前記引上げロッドに設けられたブレーキ部材と、前記ブレーキ部材が前記ガイドレールと接触した際に前記ガイドレール上に停止される引上げ部と、前記引上げ部に接続された前記非常止め引上げロッドからなり、
    前記引上げ機構を作動させる前記引上げロッドを引上げる力は前記引上げ機構の非常止め引上げロッド引上げ力より小さいことを特徴とするエレベーターの安全装置。
  2. 請求項記載のエレベーターの安全装置において、
    前記引上げ機構は前記ガイドレールを2個のブレーキ部材によって挟持するように構成され、通常の前記ブレーキ部材はばねにより反ガイドレール方向に広げられていることを特徴とするエレベーターの安全装置。
  3. 請求項1又は2のいずれかに記載のエレベーターの安全装置において、
    前記ブレーキ部材としてローラを備え、前記引上げレバーの動作により前記ローラは前記ガイドレールと前記引上げとの間に形成された隙間に入り込むことを特徴とするエレベーターの安全装置。
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