JP5081137B2 - エレベーターの制動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エレベーターの制動装置に係り、特に、アクチュエータを用いて昇降速度が所定値を超えたとき、または、昇降体が未制御状態で走行した際にこの昇降体を制動するエレベーターの制動装置に関する。
アクチュエータを用いて昇降体を制動するものとして、弾性力に抗する作動力を有し、所定の条件で電源遮断されるアクチュエータと、このアクチュエータの電源遮断に応じて弾性力によりガイドレールに摺接して昇降体を減速停止する制動子とを備えたものがある。そして、このようなアクチュエータを用いた装置を、昇降速度が所定値を超えたとき、または、昇降体が未制御状態で走行した際に昇降体を制動するものとして適用することが挙げられている。
しかし、このような装置では、制動子を弾性力によりガイドレールに摺接して昇降体を停止させるために、一定以上の弾性力を設定する必要がある一方、昇降体の通常走行のために弾性力が常時負荷された制動子を開放状態に保持するため、アクチュエータは弾性力に抗する作動力を有する必要があり、したがって、アクチュエータの容量を大きなものとすることを要し、ひいては装置の大型化や設置費用の増加を招くという問題があった。また、弾性力に抗する吸引力を有したアクチュエータとしても、制動子とガイドレールの間隙を十分に確保しようとすると、更にアクチュエータの容量を大きなものとする必要があった。
そこで、ガイドレールに押し付けられたときの摩擦力により、昇降体の下降移動時には上方に移動し、上昇移動時には下方に移動する楔状の制動子と、V字の側面形状をなすように2つの斜面が形成され、制動子をガイドレールとの間で挟み込むくわえ金とを設けるとともに、アクチュエータの通電遮断時に連結棒を介して制動子を制動位置方向に移動させる作動用弾性体と、ガイドレールに摺接した制動子に押圧力を付与し適切な制動力を得る制動用弾性体とを独立して設けた構造とすることで、作動用弾性体の弾性力を小さくすることを可能とし、ひいてはアクチュエータの容量を小さなものとすることが考えられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−277013号公報(段落番号0029〜0035、図5)
しかしながら、前述した従来のものでは、連結棒の一端にアクチュエータ、その他端に制動子が取付けられる構造であり、昇降体の両側にあって制動装置の制動時に制動子がガイドレールとくわえ金との間で挟み込まれた際の反力は、昇降体をガイドレールから離れる方向に押圧するもの、およびガイドレールを昇降体から離れる方向に押圧するものとなり、昇降体を歪めたり、ガイドレールの取付け位置をずらしたりする要因となり、好ましいものではなかった。
また、可動する制動子が片側にしか設置されていないため、必要となる制動力を発揮するためには、制動用弾性体のたわみを確保するために装置が大型化するといった問題があった。また制動用弾性体をばね定数の高いものとし、たわみ量が少なくとも必要な制動力を確保する手段もあるが、この場合、微小なたわみ量変化が制動力に大きな影響を及ぼすことから、各部寸法管理を厳しくする必要があった。
本発明は、前述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、作動用弾性体と制動用弾性体とを独立したものにしつつ、制動時に生じる反力が他の機器に影響を及ぼすことを防ぐことができるとともに、必要となる制動力を発揮するにあたり、小型で低コスト化が可能となるエレベーターの制動装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る発明は、ガイドレールにより案内される昇降体に設けられたエレベーターの制動装置において、互いに対向するように対となって配置されるとともに、軸を介して回動可能に設けられる制動用アームと、これらの制動用アーム間に介設される制動用弾性体と、互いに対向するように対となって配置されるとともに、軸を介して回動可能に設けられる作動用アームと、これらの作動用アーム間に介設される作動用弾性体およびアクチュエータと、前記制動用アームおよび前記作動用アームの端部に配置されるとともに、前記ガイドレールに押し付けられたときの摩擦力により、昇降体の下降移動時には上方に移動し、上昇移動時には下方に移動する対となる制動子、および制動動作後、前記制動子を中立位置に復帰させる復帰部を有してなる制動手段とを備えたことを特徴としている。
このように構成した本発明の請求項1に係る発明では、アクチュエータの通電を遮断することで、作動用アーム間に介設される作動用弾性体の弾性力により対となる制動子がガイドレールを挟持するようにして押し付けられるとともに、このときの摩擦力により制動子は、昇降体の下降移動時には上方に移動し、上昇移動時には下方に移動する。この状態で制動用アーム間に介設される制動用弾性体の弾性力により適切な押圧力で制動子がガイドレールに押し付けられ制動力を得る。そして、制動子がガイドレールに押し付けられる際の反力は対となる制動用アームを回動させるものとなるとともに、この反力は制動用アーム間に介設される制動用弾性体により吸収されることから、制動時に生じる反力が他の機器に影響を及ぼすことはない。また、制動用弾性体と作動用弾性体とを独立して設けた構造とすることで、作動用弾性体の弾性力を小さくすることを可能とし、ひいてはアクチュエータの容量を小さなものとすることができる。さらに、復帰部により制動動作後、制動子を確実に中立位置に復帰させることで、通常運転への円滑な移行を実現することができる。
また、本発明の請求項2に係る発明は、前記復帰部は、前記作動用アームに連結される軸と、この軸を介して前記制動子と対向するように配置されるとともに、前記軸により押圧され、その弾性力により前記制動子を左右方向にあって中立位置に復帰させる左右方向復帰用弾性体とを備えてなることを特徴としている。
このように構成した本発明の請求項2に係る発明では、制動動作後、復帰運転によりアクチュエータに通電が行われ作動用アームが回動すると、左右方向復帰用弾性体は作動用アームと連動する軸により押圧され圧縮状態となる。この後、復帰運転により昇降体が異常動作と反対方向に運転され、制動子が上下方向にあって中立位置となったとき、左右方向復帰用弾性体の弾性力により制動子はガイドレールから離間する方向に移動し、左右方向にあって中立位置に復帰する。
また、本発明の請求項3に係る発明は、前記復帰部は、一端が前記制動子の下端に当接するとともに、他端が昇降体側に当接するように配置され、前記制動子を上下方向にあって中立位置に復帰させる上下方向復帰用弾性体を備えてなることを特徴としている。
このように構成した本発明の請求項3に係る発明では、昇降体の上昇移動時に制動動作が行なわれることによって下方に移動する制動子により上下方向復帰用弾性体は圧縮状態となる。この後、復帰運転により昇降体が下降運転されると、上下方向復帰用弾性体の弾性力により制動子は上下方向にあって中立位置に復帰する。一方、昇降体の下降移動時に制動動作が行なわれると制動子は上方に移動する。この間、上下方向復帰用弾性体は伸長状態を保持する。この後、復帰運転により昇降体が上昇運転されると、制動子は自重により落下するとともにその下端が上下方向復帰用弾性体に当接することで上下方向にあって中立位置に復帰する。
本発明によれば、アクチュエータの容量を小さなものとしつつ、制動時に生じる反力が他の機器に影響を及ぼすことを防ぐことができる。これによって、装置の小型化および低コスト化を図ることができるとともに、エレベーター機器を高精度の状態に保ち、信頼性の高いものとすることができる。また、制動動作後、制動子を確実に中立位置に復帰させることで、通常運転への円滑な移行を実現することができる。
以下、本発明に係るエレベーターの制動装置の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明の制動装置が設置される位置を示すエレベーターの概略構成図、図2は本発明に係るエレベーターの制動装置の一実施形態を示す概略上面図、図3は本実施形態における制動装置の概略正面図、図4は図3のA−A線に沿う要部横断面図、図5は図3のB−B線に沿う要部縦断面図、図6はアクチュエータへの電流を遮断したときの状態を示す概略上面図、図7はアクチュエータへの電流を遮断したときの状態を示す概略正面図、図8はアクチュエータへの電流を遮断したときの状態を示す要部横断面図、図9は異常下降移動時に制動子をガイドレールに押圧しているときの状態を示す概略正面図、図10は異常上昇移動時に制動子をガイドレールに押圧しているときの状態を示す概略正面図、図11は復帰運転によりアクチュエータに通電したときの状態を示す概略上面図、図12は復帰運転によりアクチュエータに通電したときの状態を示す概略正面図、図13は復帰運転によりアクチュエータに通電したときの状態を示す要部横断面図、図14は復帰運転により昇降体が異常動作と反対方向に運転されたときの状態を示す概略正面図、図15は復帰運転により昇降体が異常動作と反対方向に運転されたときの状態を示す要部横断面図である。
エレベーターは図1に示すように、機械室1に設けられた巻上機の綱車2にロープ3が巻き掛けられており、乗かご4とつり合いおもり5は、それぞれロープ3の両端に接続されている。乗かご4は、昇降路6内で、かご側ガイドレール7により案内されているとともに、つり合いおもり5は、つり合いおもり側ガイドレール8により案内され、巻上機の綱車2が回転することにより、乗かご4およびつり合いおもり5は昇降路6内を昇降する。そして、本実施形態の制動装置10は、乗かご4の上部に図示しないボルトで締着されて固定されている。
本実施形態の制動装置10は、図2および図3に示すように、互いに対向するように対となって配置されるとともに、軸11を介して回動可能に設けられる制動用アーム12と、これらの制動用アーム12間に介設される制動用弾性体13と、制動用アーム12の内側にあって互いに対向するように対となって配置されるとともに、軸11を介して回動可能に設けられる作動用アーム14と、これらの作動用アーム14間に介設される作動用弾性体15およびアクチュエータ16と、制動用アーム12および作動用アーム14の端部に配置される制動手段20とを備えている。
制動手段20は、反制動面にV字の側面形状をなすように2つの斜面が形成されるとともに、かご側ガイドレール7に押し付けられたときの摩擦力により、乗かご4の下降移動時には上方に移動し、上昇移動時には下方に移動する対となる制動子21と、作動用アーム14の端部に支持され、互いに向かい合う2枚の板材からなり、かご側ガイドレール7の伸長方向に沿って延設される垂直部22aおよびこの垂直部22aと直交する方向に延設される水平部22bを有し、垂直部22aの端部で制動子21を挟み込むようにして上下方向移動可能に支持する制動子ガイドプレート22と一体的に設けられ、制動子21のそれぞれの斜面と概略平行となる2つの斜面が形成される作動用斜面体23と、制動動作後、制動子21を中立位置に復帰させる復帰部24と、制動用アーム12の端部に形成され、制動子21のそれぞれの斜面と概略平行となる斜面25とを有してなっている。なお、制動子21の制動面と直交する2つの垂直面にはそれぞれ凹部が形成され、これらの凹部に垂直部22aの端部が係合されることにより上下方向移動可能に支持されている。
復帰部24は、作動用アーム14と連結される軸24aと、制動子ガイドプレート22の水平部22bの端部に挟み込むようにして固定される左右方向復帰用固定板24bと、軸24aを介して制動子21と対向するように配置されるとともに、軸24aにより押圧され、その弾性力により制動子21を左右方向にあって中立位置に復帰させる左右方向復帰用弾性体24cと、軸24aと左右方向復帰用弾性体24cとの間に介設される左右方向復帰用可動板24dと、制動子21の下端に当接するように配置される上下方向復帰用板24eと、上端が上下方向復帰用板24e、下端がかご側部材と締結された制動装置10の基板26に位置するように立設される上下方向復帰用軸24fと、この上下方向復帰用軸24fがその空隙に挿通され、制動子21を上下方向にあって中立位置に復帰させる上下方向復帰用弾性体24gとを備えている。
本実施形態にあっては、通常運転時、アクチュエータ16は通電され、図2〜図3に示すように、作動用弾性体15の弾性力に打ち勝ち制動子21をかご側ガイドレール7から離間した状態に保持している。このとき、制動子21は図3、図4に示すように、その斜面のそれぞれが作動用斜面体23の斜面と対向状態となる中立位置に保持されている。
そして、例えば図示しない速度検出器が乗かご4の異常下降移動を感知すると、この速度検出器から制動装置10に電気的な信号が入力され、制動装置10はアクチュエータ16への電流を遮断する。このアクチュエータ16の通電遮断に応じて、図6〜図8に示すように、作動用アーム14間に介設される作動用弾性体15の弾性力により作動用アーム14が軸11を介して回動し、この作動用アーム14の端部に支持された制動子ガイドプレート22および作動用斜面体23がかご側ガイドレール7方向に移動して制動子21がかご側ガイドレール7に押し付けられる。そして、図9に示すように、かご側ガイドレール7に押し付けられた状態で乗かご4が下降することにより制動子21は摩擦力により作動用斜面体23の斜面、次いで、制動用アーム12の斜面25に沿って上方に移動する。このようにしてかご側ガイドレール7と制動用アーム12および作動用斜面体23との間に制動子21が入り込むことにより、制動用アーム12は軸11を介して回動し、制動用アーム12間に介設される制動用弾性体13の弾性力により制動子21は適切な押圧力でかご側ガイドレール7に押し付けられ、乗かご4を制動する。
この制動動作後、エレベーターを通常運転へと復帰する場合、まず、図11〜図13に示すように、アクチュエータ16に通電を行い、作動用アーム14を回動させる。この作動用アーム14の回動に応じ、左右方向復帰用弾性体24cは作動用アーム14と連動する軸24aにより押圧され、左右方向復帰用固定板24bと左右方向復帰用可動板24dとの間で圧縮状態となる。この後、復帰運転により乗かご4が異常動作と反対方向である上方向に運転されると、図14、図15に示すように、制動子21は自重により落下し、その下端が上下方向復帰用板24eに当接することで上下方向にあって中立位置に復帰する。このようにして、制動子21と制動用アーム12との接触が無くなり、制動子21の斜面のそれぞれが作動用斜面体23の斜面と対向状態になると、左右方向復帰用弾性体24cの弾性力により制動子21はかご側ガイドレール7から離間する方向に移動し、左右方向にあって中立位置に復帰する。
一方、図示しない速度検出器が乗かご4の異常上昇移動を感知すると、この速度検出器から制動装置10に電気的な信号が入力され、制動装置10はアクチュエータ16への電流を遮断する。このアクチュエータ16の通電遮断に応じて、図6〜図8に示すように、作動用アーム14間に介設される作動用弾性体15の弾性力により作動用アーム14が軸11を介して回動し、この作動用アーム14の端部に支持された制動子ガイドプレート22および作動用斜面体23がかご側ガイドレール7方向に移動して制動子21がかご側ガイドレール7に押し付けられる。そして、図10に示すように、かご側ガイドレール7に押し付けられた状態で乗かご4が上昇することにより制動子21は摩擦力により作動用斜面体23の斜面、次いで、制動用アーム12の斜面25に沿って下方に移動する。このようにしてかご側ガイドレール7と制動用アーム12および作動用斜面体23との間に制動子21が入り込むことにより、制動用アーム12は軸11を介して回動し、制動用アーム12間に介設される制動用弾性体13の弾性力により制動子21は適切な押圧力でかご側ガイドレール7に押し付けられ、乗かご4を制動する。このとき、下方に移動した制動子21により上下方向復帰用弾性体24gは上下方向復帰用板24eとかご側部材と締結された制動装置10の基板26との間で圧縮状態となる。
この制動動作後、エレベーターを通常運転へと復帰する場合、まず、図11に示すように、アクチュエータ16に通電を行い、作動用アーム14を回動させる。この作動用アーム14の回動に応じ、左右方向復帰用弾性体24cは作動用アーム14と連動する軸24aにより押圧され、左右方向復帰用固定板24bと左右方向復帰用可動板24dとの間で圧縮状態となる。この後、復帰運転により乗かご4が異常動作と反対方向である下方向に運転されると、図14、図15に示すように、制動子21は上下方向復帰用弾性体24gの弾性力により上下方向にあって中立位置に復帰する。このようにして、制動子21と制動用アーム12との接触が無くなり、制動子21の斜面のそれぞれが作動用斜面体23の斜面と対向状態になると、左右方向復帰用弾性体24cの弾性力により制動子21はかご側ガイドレール7から離間する方向に移動し、左右方向にあって中立位置に復帰する。
本実施形態によれば、制動子21がかご側ガイドレール7に押し付けられる際の反力は対となる制動用アーム12を回動させるものとなるとともに、この反力は制動用アーム12間に介設される制動用弾性体13により吸収されることから、制動時に生じる反力が他の機器に影響を及ぼすことはない。また、制動用弾性体13と作動用弾性体15とを独立して設けた構造とすることで、作動用弾性体15の弾性力を小さくすることを可能とし、ひいてはアクチュエータ16の容量を小さなものとすることができる。これによって、装置の小型化および低コスト化を図ることができるとともに、エレベーター機器を高精度の状態に保ち、信頼性の高いものとすることができる。また、制動装置10は、前述したようにその主要部位がそれぞれ対となり左右対称となって設けられる構造であるとともに、制動用アーム12および作動用アーム14は同一の軸11を介して回動するものであることから、円滑に各部位を動作させることができるとともに、対となる制動子21を均一にガイドレールに摺接させ、安定した制動力を得ることができる。さらに、制動動作後、制動子21を確実に中立位置に復帰させることで、通常運転への円滑な移行を実現することができる。
本発明の制動装置が設置される位置を示すエレベーターの概略構成図である。 本発明に係るエレベーターの制動装置の一実施形態を示す概略上面図である。 本実施形態における制動装置の概略正面図である。 図3のA−A線に沿う要部横断面図である。 図3のB−B線に沿う要部縦断面図である。 アクチュエータへの電流を遮断したときの状態を示す概略上面図である。 アクチュエータへの電流を遮断したときの状態を示す概略正面図である。 アクチュエータへの電流を遮断したときの状態を示す要部横断面図である。 異常下降移動時に制動子をガイドレールに押圧しているときの状態を示す概略正面図である。 異常上昇移動時に制動子をガイドレールに押圧しているときの状態を示す概略正面図である。 復帰運転によりアクチュエータに通電したときの状態を示す概略上面図である。 復帰運転によりアクチュエータに通電したときの状態を示す概略正面図である。 復帰運転によりアクチュエータに通電したときの状態を示す要部横断面図である。 復帰運転により昇降体が異常動作と反対方向に運転されたときの状態を示す概略正面図である。 復帰運転により昇降体が異常動作と反対方向に運転されたときの状態を示す要部横断面図である。
符号の説明
1 機械室
2 綱車
3 ロープ
4 乗かご
5 つり合いおもり
6 昇降路
7 かご側ガイドレール
8 つり合いおもり側ガイドレール
10 制動装置
11 軸
12 制動用アーム
13 制動用弾性体
14 作動用アーム
15 作動用弾性体
16 アクチュエータ
20 制動手段
21 制動子
22 制動子ガイドプレート
22a 垂直部
22b 水平部
23 作動用斜面体
24 復帰部
24a 軸
24b 左右方向復帰用固定板
24c 左右方向復帰用弾性体
24d 左右方向復帰用可動板
24e 上下方向復帰用板
24f 上下方向復帰用軸
24g 上下方向復帰用弾性体
25 斜面
26 基板

Claims (3)

  1. ガイドレールにより案内される昇降体に設けられたエレベーターの制動装置において、
    互いに対向するように対となって配置されるとともに、軸を介して回動可能に設けられる制動用アームと、これらの制動用アーム間に介設される制動用弾性体と、互いに対向するように対となって配置されるとともに、軸を介して回動可能に設けられる作動用アームと、これらの作動用アーム間に介設される作動用弾性体およびアクチュエータと、前記制動用アームおよび前記作動用アームの端部に配置されるとともに、前記ガイドレールに押し付けられたときの摩擦力により、昇降体の下降移動時には上方に移動し、上昇移動時には下方に移動する対となる制動子、および制動動作後、前記制動子を中立位置に復帰させる復帰部を有してなる制動手段とを備えたことを特徴とするエレベーターの制動装置。
  2. 前記復帰部は、前記作動用アームに連結される軸と、この軸を介して前記制動子と対向するように配置されるとともに、前記軸により押圧され、その弾性力により前記制動子を左右方向にあって中立位置に復帰させる左右方向復帰用弾性体とを備えてなることを特徴とする請求項1記載のエレベーターの制動装置。
  3. 前記復帰部は、一端が前記制動子の下端に当接するとともに、他端が昇降体側に当接するように配置され、前記制動子を上下方向にあって中立位置に復帰させる上下方向復帰用弾性体を備えてなることを特徴とする請求項1記載のエレベーターの制動装置。
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