JP5539044B2 - エレベーターの制動装置 - Google Patents

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本発明は、エレベーターの制動装置に係り、特に、アクチュエータを用いて昇降速度が規定値を超えたとき、または、昇降体が未制御状態で走行した際にこの昇降体を制動するエレベーターの制動装置に関するものである。
アクチュエータを用いて昇降体を制動するものとして、弾性力に抵抗する作動力を有し、所定の条件で電源遮断されるアクチュエータと、このアクチュエータの電源遮断に応じて弾性力により被制動体に摺接して昇降体を減速停止する制動子とを備えたものがある。そして、このようなアクチュエータを用いた装置を、昇降速度が所定値を超えたとき、または、昇降体が未制御状態で走行した際に昇降体を制動するものとして適用することが挙げられている。
しかし、このような装置では、制動子を弾性力により被制動体に摺接して昇降体を停止させるために、一定以上の弾性力を設定する必要がある一方、昇降体の通常走行のために弾性力が常時負荷された制動子を開放状態に保持するため、アクチュエータは弾性力に抵抗する作動力を有する必要があり、したがって、アクチュエータの容量を大きなものとすることを要し、ひいては装置の大型化や施設費用の増加を招くという問題があった。また、弾性力に抵抗する力を有したアクチュエータとしても、制動子と被制動体の隙間を十分に確保しようとすると、更にアクチュエータの容量を大きなものとする必要があった。
そこで、従来、互いに対向するように対となって配置されるとともに、軸を介して回動可能に設けられる制動用アームと、これらの制動用アーム間に介設される制動用弾性体と、互いに対向するように対となって配置されるとともに、軸を介して回動可能に設けられる作動用アームと、これらの作動用アーム間に介設される作動用弾性体およびアクチュエータと、制動用アームおよび作動用アームのそれぞれの端部により支持され、反制動面にV字の側面形状をなすように2つの斜面が形成された制動子、作動用アームの端部により支持され、制動子のそれぞれの斜面と概略平行となる2つの斜面が形成される作動用斜面体、および制動用アームの端部により支持され、制動子のそれぞれの斜面と概略平行となる2つの斜面が形成される制動用斜面体を有してなる制動部とを備えた制動装置とし、制動用弾性体と作動用弾性体とを独立して設けた構造とすることで、作動用弾性体の弾性力を小さくすることを可能とし、ひいてはアクチュエータの容量を小さなものとしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−83640号公報(段落番号0016〜0019、図3)
前述した従来のものにあっては、アクチュエータの通電遮断により作動用弾性体の弾性力により作動用斜面体が被制動体であるガイドレール方向に移動することで制動子はガイドレールに押し付けられ、次いで、制動子は、作動用斜面体の斜面および制動用斜面体の斜面に沿って、昇降体の下降移動時には上方に移動し、上昇移動時には下方に移動する。しかしながら、作動用斜面体および制動用斜面体と制動子とは面接触であるとともに、作動用斜面体および制動用斜面体が制動子をガイドレールに押し付けた状態にあることから、作動用斜面体および制動用斜面体と制動子との間の摩擦係数は大きなものとなり、制動子をガイドレールに摺接させつつ円滑に上方移動、または下方移動させることが難しいという問題があった。
本発明は、前述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、制動時に制動子を被制動体に沿って円滑に移動させることのできるエレベーターの制動装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、対となって配置されるとともに、反制動面に、V字の側面形状をなす2つの斜面が形成され、被制動体に押し付けられたときの摩擦力により、昇降体の下降移動時には上方に移動し、上昇移動時には下方に移動する制動子と、この制動子の反制動面に配置され、アクチュエータの通電遮断により前記制動子を前記被制動体方向に変位する作動体と、前記制動子のそれぞれの斜面と概略平行となる2つの斜面を有するとともに、制動用弾性体により前記被制動体方向に押圧力が付与される制動体とを備え、昇降する前記昇降体を非常制動するエレベーターの制動装置において、前記制動子と前記作動体との間で転動する作動動作用補助ローラと、前記制動子と前記制動体との間で転動する制動動作用補助ローラを、前記制動子の上下方向移動動作中に前記制動子と前記作動体および前記制動体とが直接接することを防ぐ位置に配設し、アクチュエータの通電遮断により前記作動体が前記制動子を前記被制動体方向に変位させると、前記作動動作用補助ローラによって前記作動体と前記被制動体との間を前記制動子が上方または下方に移動し、前記制動子がさらに上方または下方に移動すると、前記制動子が前記制動動作用補助ローラに接触して前記制動体と前記被制動体との間を移動して前記制動体と前記被制動体との間に前記制動子が入り込むことにより制動することを特徴としている。
このように構成した本発明では、制動子が被制動体に当接し、次いで被制動体に沿って摺動する際、制動子と作動体および制動体との間で複数のローラが転動する。これによって、制動時に制動子を被制動体に沿って円滑に移動させることができる。
また、本発明は、前記ローラの少なくとも一部を上下方向に移動可能とするとともに、これらのローラを初期位置に復帰させる復帰用弾性体を設けたことを特徴としている。
このように構成した本発明では、制動動作後に上下方向に移動可能なローラを復帰用弾性体により確実に初期位置に復帰させることで、通常運転へ円滑に移行することができる。
さらに、本発明は、前記制動子と前記制動体との間で回動するローラの少なくとも一部が、ニードルベアリングからなることを特徴としている。
このように構成した本発明では、制動子と制動体との間で回動するローラの少なくとも一部をニードルベアリングとすることにより、制動子が制動体と被制動体との間に入り込む際に生じる大きな圧力にも耐える堅牢性を確保することができる。
本発明によれば、制動時に制動子を被制動体に沿って円滑に移動させることができ、確実な非常制動を実現することができる。
本発明の制動装置が設置される位置を示すエレベーターの概略構成図である。 本発明によるエレベーターの制動装置の一実施例を示す要部概略上面図である。 本実施例における制動装置の要部概略正面図である。 本実施例における制動装置の要部概略側面図である。 本実施例における制動装置の一部部品を取外した要部概略正面図である。 本実施例における制動装置の一部部品を取外した要部概略側面図である。 制動子をガイドレールに接触させたときの状態を示す要部概略正面図である。 異常下降移動時に制動子がガイドレールに押圧され上方移動している途中の状態を示す要部概略正面図である。 異常下降移動時に制動子がガイドレールに押圧され上方移動している途中の状態を示す他の要部概略正面図である。 異常下降移動時に制動子がガイドレールに押圧され上方移動している途中の状態を示すさらに他の要部概略正面図である。 異常下降移動時に制動子がガイドレールに押圧され上方移動した状態を示す要部概略正面図である。 制動装置がガイドレールに対し芯ずれして設置された場合にあって、異常下降移動時に制動子がガイドレールに押圧され上方移動している途中の状態を示す要部概略正面図である。 制動装置がガイドレールに対し芯ずれして設置された場合にあって、異常下降移動時に制動子がガイドレールに押圧され上方移動している途中の状態を示す他の要部概略正面図である。 異常上昇移動時に制動子がガイドレールに押圧され下方移動した状態を示す要部概略正面図である。
以下、本発明によるエレベーター制動装置の実施例を図により説明する。
エレベーターは図1に示すように、機械室1に設けられた巻上機の綱車2にロープ3が巻き掛けられており、乗かご4とつり合いおもり5は、それぞれロープ3の両端に接続されている。乗かご4は、昇降路6内で、かご側ガイドレール7により案内されているとともに、つり合いおもり5は、つり合いおもり側ガイドレール8により案内され、巻上機の綱車2が回転することにより、乗かご4およびつり合いおもり5は昇降路6内を昇降する。そして、本実施形態の制動装置10は、乗かご4の上部に図示しないボルトで締着されて固定されている。
本実施形態の制動装置10は、図2から図6に示すように、互いに対向するように対となって配置されるとともに、軸11を介して回動可能に設けられる制動用アーム12と、これらの制動用アーム12間に介設される制動用弾性体13と、制動用アーム12の内側にあって互いに対向するように対となって配置されるとともに、軸11を介して回動可能に設けられる作動用アーム14と、これらの作動用アーム14間に介設される作動用弾性体15およびアクチュエータ16と、制動用アーム12および作動用アーム14の端部に配置される制動手段20とを備えている。
制動手段20は、対となって配置されるとともに、反制動面に、V字の側面形状をなす2つの斜面が形成され、被制動体、例えばかご側ガイドレール7に押し付けられたときの摩擦力により、乗かご4の下降移動時には上方に移動し、上昇移動時には下方に移動する制動子21と、この制動子21の反制動面に配置され、アクチュエータ16の通電遮断により制動子21をかご側ガイドレール7方向に変位する作動体22と、制動子21のそれぞれの斜面と概略平行となる2つの斜面を有するとともに、制動用弾性体13によりかご側ガイドレール7方向に押圧力が付与される制動体23と、作動体22を挟み込むように配置され、かご側ガイドレール7の伸長方向に沿うように設けられる垂直部24a、およびこの垂直部24aと直交する方向に延設される水平部24bを有し、垂直部24aで制動子21を挟み込むとともに、水平部24bが制動子21の溝部21aに係合することで、制動子21を上下方向移動可能に案内する第1のガイドプレート24と、制動体23の上下端のそれぞれにあって第1のガイドプレート24から延設されるように配置され、かご側ガイドレール7の伸長方向に沿うように設けられる垂直部25aを有し、この垂直部25aで制動子21を挟み込むことで、制動子21を上下方向移動可能に案内可能な第2のガイドプレート25と、制動子21に軸支される第1の作動動作用補助ローラ26と、作動体22に軸支され、この作動体22の四隅に配置される第2の作動動作用補助ローラ27と、制動体23の上下端にあって、上下方向に移動可能に取付けられる第1の制動動作用補助ローラ28と、第2の作動動作用補助ローラ27に隣接するように制動体23に軸支される第2の制動動作用補助ローラ29と、制動体23の下端に設けられ、第1の制動動作用補助ローラ28を初期位置に復帰させる復帰用弾性体30とを備えている。なお、前述した第1の作動動作用補助ローラ26、第2の作動動作用補助ローラ27、第1の制動動作用補助ローラ28、および第2の制動動作用補助ローラ29は、制動子21の上下方向移動動作中に、制動子21と作動体22および制動体23とが直接接することを防ぐ位置に配設されている。また、前述した第1の制動動作用補助ローラ28は枠体に軸支された複数のニードルベアリングからなっている。さらに、図3、図5、図7〜図11は、便宜上、制動装置10のかご側ガイドレール7の一方側に配置される機器のみが記載されており、実際には、図12および図13に示すように、かご側ガイドレール7を挟み込むようにして対となって配置されている。
本実施形態にあっては、通常運転時、アクチュエータ16は通電され、図2および図5に示すように、作動用弾性体15の弾性力に打ち勝ち制動子21をかご側ガイドレール7から離間した状態に保持している。そして、例えば図示しない速度検出器が乗かご4の異常下降移動を感知すると、この速度検出器から制動装置10に電気的な信号が入力され、制動装置10はアクチュエータ16への電流を遮断する。このアクチュエータ16の通電遮断に応じて、作動用アーム14間に介設される作動用弾性体15の弾性力により作動用アーム14が軸11を介して回動し、図7に示すように、作動体22がかご側ガイドレール7方向に移動して制動子21がかご側ガイドレール7に押し付けられる。このとき第1の作動動作用補助ローラ26は作動体22に当接している。このように制動子21がかご側ガイドレール7に押し付けられた状態から乗かご4が下降することにより、摩擦力により制動子21は、図8から図11に示すように、上方へと移動する。このとき、まず図8に示すように、第1の作動動作用補助ローラ26が作動体22に接しつつ転動し、次に、図9に示すように、第2の作動動作用補助ローラ27が制動子21に接しつつ転動する。さらに、第2の制動動作用補助ローラ29が制動子21に接しつつ転動し、次いで、図10に示すように、第1の制動動作用補助ローラ28が制動子21に接しつつ転動し、この後、図11に示すように、制動子21は最上位置に到達した時点でさらなる移動が阻まれ、第1の制動動作用補助ローラ28とかご側ガイドレール7との間で挟み込まれた状態となる。また、第1の制動動作用補助ローラ28は制動子21が押し付けられつつ上方に移動することに応じて、それ自体も上方に移動する。このようにしてかご側ガイドレール7と制動体23との間に制動子21が入り込むことにより、制動用アーム12は軸11を介して回動し、制動用アーム12間に介設される制動用弾性体13の弾性力により制動子21は適切な押圧力でかご側ガイドレール7に押し付けられ、乗かご4を制動する。この制動動作後、エレベーターを通常運転へと復帰する場合、アクチュエータ16に通電を行うとともに、復帰運転により乗かご4が異常動作と反対方向である上方向に運転する。これにより制動子21は初期位置に復帰するとともに、第1の制動動作用補助ローラ28は制動子21との接触が無くなることで自重により落下して初期位置に復帰する。なお、ここでは、図7〜図11に基づき、制動装置10がかご側ガイドレール7に対し芯ずれなく設置されている場合、すなわち、制動装置10の対となる機器が、かご側ガイドレール7を挟み、芯ずれすることなく配置された場合における、各部位の動作について説明した。
次に、図12および図13に基づき、制動装置10がかご側ガイドレール7に対し芯ずれして設置された場合について説明する。
前述と同様の条件で制動装置10が作動し、作動体22がかご側ガイドレール7方向に移動して制動子21がかご側ガイドレール7に押し付けられ、第1の作動動作用補助ローラ26は作動体22に当接する。このとき、制動装置10がかご側ガイドレール7に対し芯ずれして設置されていることから、かご側ガイドレール7を挟み左右で、制動子21と制動体23との間隙に差異が生じる。この状態から乗かご4が下降することにより、摩擦力により制動子21は上方へと移動するが、例えば図12に示すように、制動子21と制動体23との間隙が狭い側にあって、第2の制動動作用補助ローラ29が制動子21に接しつつ転動するとともに、第1の制動動作用補助ローラ28が制動子21に接しつつ転動している状態にあるとき、制動子21と制動体23との間隙が広い側にあっては、第2の作動動作用補助ローラ27は制動子21に接しつつ転動しているが、第2の制動動作用補助ローラ29と第1の制動動作用補助ローラ28は制動子21に接していない状態となる。この後、さらに制動子21が上方向へ移動することで、かご側ガイドレール7を挟み対となって配置される制動装置10の機器の芯が合ったとき、図13に示すように、制動子21と制動体23との間隙が広い側の制動子21も第1の制動動作用補助ローラ28と接しつつ転動する。この後の動作については前述したものと同等であるので説明を省略する。
一方、図示しない速度検出器が乗かご4の異常上昇移動を感知すると、制動子21はかご側ガイドレール7に押し付けられつつ下降することで乗かご4を制動する。この乗かご4の異常上昇移動における制動手順の詳細については説明を省略するが、前述した乗かご4の異常下降移動における主な手順と異なる点は、図14に示すように、制動子21が押し付けられつつ下方に移動することに応じて、それ自体も上方に移動した第1の制動動作用補助ローラ28が、エレベーターを通常運転へと復帰する際、復帰用弾性体30の弾性力により初期位置に復帰するようになっていることである。
本実施形態によれば、制動子21と作動体22および制動体23との間で回動する複数のローラ26、27、28、29を、制動子21の上下方向移動動作中に、制動子21と作動体22および制動体23とが直接接することを防ぐ位置に配設することで、制動時に制動子21を被制動体であるかご側ガイドレール7に沿って円滑に移動させることができ、確実な非常制動を実現することができる。また、制動動作後、上下方向に移動可能な第1の制動動作用補助ローラ28を復帰用弾性体30により確実に初期位置に復帰させることで、通常運転へ円滑に移行することができる。さらに、第1の制動動作用補助ローラ28をニードルベアリングとすることにより、制動子21が第1の制動動作用補助ローラ28とかご側ガイドレール7との間に入り込む際に生じる大きな圧力にも耐える堅牢性を確保することができる。
1 機械室
2 綱車
3 ロープ
4 乗かご
5 つり合いおもり
6 昇降路
7 かご側ガイドレール
8 つり合いおもり側ガイドレール
10 制動装置
11 軸
12 制動用アーム
13 制動用弾性体
14 作動用アーム
15 作動用弾性体
16 アクチュエータ
20 制動手段
21 制動子
21a 溝部
22 作動体
23 制動体
24 第1のガイドプレート
24a 垂直部
24b 水平部
25 第2のガイドプレート
25a 垂直部
26 第1の作動動作用補助ローラ
27 第2の作動動作用補助ローラ
28 第1の制動動作用補助ローラ
29 第2の制動動作用補助ローラ
30 復帰用弾性体

Claims (3)

  1. 対となって配置されるとともに、反制動面に、V字の側面形状をなす2つの斜面が形成され、被制動体に押し付けられたときの摩擦力により、昇降体の下降移動時には上方に移動し、上昇移動時には下方に移動する制動子と、この制動子の反制動面に配置され、アクチュエータの通電遮断により前記制動子を前記被制動体方向に変位する作動体と、前記制動子のそれぞれの斜面と概略平行となる2つの斜面を有するとともに、制動用弾性体により前記被制動体方向に押圧力が付与される制動体とを備え、昇降する前記昇降体を非常制動するエレベーターの制動装置において、
    前記制動子と前記作動体との間で転動する作動動作用補助ローラと、前記制動子と前記制動体との間で転動する制動動作用補助ローラを、前記制動子の上下方向移動動作中に前記制動子と前記作動体および前記制動体とが直接接することを防ぐ位置に配設し
    アクチュエータの通電遮断により前記作動体が前記制動子を前記被制動体方向に変位させると、前記作動動作用補助ローラによって前記作動体と前記被制動体との間を前記制動子が上方または下方に移動し、前記制動子がさらに上方または下方に移動すると、前記制動子が前記制動動作用補助ローラに接触して前記制動体と前記被制動体との間を移動して前記制動体と前記被制動体との間に前記制動子が入り込むことにより制動することを特徴とするエレベーターの制動装置。
  2. 前記ローラの少なくとも一部を上下方向に移動可能とするとともに、これらのローラを初期位置に復帰させる復帰用弾性体を設けたことを特徴とする請求項1記載のエレベーターの制動装置。
  3. 前記制動子と前記制動体との間で回動するローラの少なくとも一部が、ニードルベアリングからなることを特徴とする請求項1記載のエレベーターの制動装置。
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