JP2725045B2 - アンカーボルトの施工方法 - Google Patents

アンカーボルトの施工方法

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、建物の骨組材を基礎コンクリート側に取
り付けて支持させるアンカーボルトの施工方法に関する
ものである。
従来の技術 鉄骨構造の建物においては、基礎コンクリートに予め
アンカーボルトを埋設し、このアンカーボルトで建物駆
体側の骨組材を支持する方法が取られている。この場
合、アンカーボルトは上向きの引張力と水平方向の剪断
力の双方を負担するような構造となっている。そして、
前記骨組材には予めボルト穴が形成されており、基礎側
に埋設されたアンカーボルトの先端をこのボルト穴に差
し込んで、ナットで締結する方法が取られている。
発明が解決しようとする課題 一般に、住宅用に使用されるアンカーボルトは直径14
φ〜16φぐらいのものが多く用いられており、これに対
するボルト穴の直径は、そのボルト径+1mmと定められ
ている。
このように、アンカーボルトとボルト穴との間の余裕
が小さいのは、このアンカーボルトが水平方向の剪断力
(横ずれ力)を負担しているためであり、ボルト穴がボ
ルト径に比較して大きすぎると、このような剪断力を充
分に負担できないからである。
従って、アンカーボルトを予め基礎コンクリートに埋
設する際には、この1mmの誤差の範囲内に収めなければ
ならない。しかしながら、10m〜40mもの間布状に屈折し
ながら続く基礎コンクリートの天端に、1mまたは2mごと
に埋設される数多いアンカーボルトを、その延べ長さの
範囲内で1mmの誤差内に施工するのは至難の技である。
そのため、従来においては、基礎コンクリート硬化後
に、アンカーボルトの位置修正に非常に多くの時間を費
やし(例えば1棟当たり半日から1日程度必要)、ま
た、そのような位置修正を行なうためにはアンカーボル
トを折り曲げる必要があり、そのために基礎コンクリー
トにひび割れを生じやすくするという不都合があった。
この発明は、このような従来の欠点を解消して、アンカ
ーボルトを引張力負担用のものと剪断力負担用のものと
に分けることによって、アンカーボルトの設置作業を容
易にしたものである。
課題を解決するための手段 上記の目的を達成するため、この発明では、基礎コン
クリートに埋設されたアンカーボルトで建物の骨組材を
支持するものにおいて、前記基礎コンクリートを予め埋
設される引張力負担用アンカーボルトと、骨組材より下
向きに突出された剪断力負担用アンカーボルトとから構
成し、引張力負担用アンカーボルトを前記骨組材のボル
ト穴へ差し込んで締結するとともに、剪断力負担用アン
カーボルトを基礎コンクリート上に形成された凹所内に
差し込み、この凹所内へ充填したモルタル等の硬化剤に
よってその剪断力負担用アンカーボルトを基礎コンクリ
ート側へ一体に埋設することを特徴としている。
また、前記凹所の内壁に沿って金網かごを設けること
により、この金網かごによって水平力に対する抵抗力を
増大させることができる。
実施例 この発明の実施例を示す第1図において、(1)は、
基礎コンクリートであり、この基礎コンクリート(1)
には、構造駆体の柱部分に対応して各々2本のアンカー
ボルト(2)(2)…が、所要の間隔をおいて埋設され
る。アンカーボルト(2)(2)…には、それぞれ柱脚
台座(3)が外嵌されて、基礎コンクリート(1)上に
設置されている。このアンカーボルト(2)は引張力を
負担するためのもので、例えば、直径16mm程度のものが
用いられる。更に、上記のようにして所要間隔をおいて
配置されたアンカーボルト(2)(2)間には、直方形
状の凹所(4)が形成されている。この凹所(4)は、
基礎コンクリート(1)が硬化する前に、その基礎コン
クリート(1)の天端から第4図のような金網かご
(5)を埋め込み、その金網かご(5)によって囲まれ
る部分を掘り出すことによって形成することができる。
これにより、金網かご(5)は凹所(4)の内壁に沿っ
て設置された状態になる。
次に(7)は、この発明の骨組材を構成する垂直断面
コの字形の鋼製土台であり、その下辺(8)に、前記引
張力負担用アンカーボルト(2)(2)…に合わせてボ
ルト穴(9)(9)が形成されている。(10)(10)
は、第3図で示すように、その上端に直径23mm〜24mmの
雄螺子(11)を形成した剪断力負担用アンカーボルトで
あって、この剪断力負担用アンカーボルト(10)を2本
で一対として、前記土台(7)の下辺(8)へ形成した
別のボルト穴(12)(12)へ下側から差し込み、上部側
のナット(13)で、下向きに突出するような状態で締め
付け固定されている。この場合、剪断力負担用アンカー
ボルト(10)を差し込むボルト穴(12)は、その雄螺子
(11)の直径23〜24mmに対して25mm程度のものが開口さ
れるが、ボルト穴の径を統一するため、他の引張力負担
用アンカーボルト(2)(2)を差し込むためのボルト
穴(9)も25mm程度のものとする。
上記第1図は、土台(7)設置前の状態を示してお
り、上記のように剪断力負担用アンカーボルト(10)を
予め突出させた状態に取り付けておいて、その剪断力負
担用アンカーボルト(10)を前記の凹所(4)内に差し
込むとともに、基礎コンクリート(1)より突出する引
張力負担用アンカーボルト(2)(2)の上端を、それ
に対応するボルト穴(9)へ差し込んで、この引張力負
担用アンカーボルト(2)を従来と同様にナットで締め
付け固定する。このとき、前記凹所(4)内には予めモ
ルタルその他の硬化剤(14)が充填されており、その硬
化剤を充填させた状態で剪断力負担用アンカーボルト
(10)を差し込むと、硬化した段階で基礎コンクリート
(1)と一体に埋設されることになる。この種の硬化剤
としては、例えば収縮性の少ない無収縮モルタルが最適
である。また、上記において、引張力負担用アンカーボ
ルト(2)を差し込むボルト穴(9)は、そのボルトの
直径16mmに対し25mmと充分な余裕があり、従って、アン
カーボルト(2)の直径に対して9mm余裕があることに
なり、従来のようにアンカーボルト(2)の位置を正確
に設定する必要がない。
第5図及び第6図は、より大きな剪断力を負担させる
ようにしたもので、第5図では2本の剪断力負担用アン
カーボルト(10)(10)間を垂直プレート(15)によっ
て一体に連結したもの、他方、第6図では、更にその垂
直プレート(15)と直角な方向に別の垂直プレート(1
6)を溶接して、十字形に配置したものを示している。
発明の効果 以上のように、この発明によれば、アンカーボルトを
剪断力負担用のものと引張力負担用のものとに分けてお
り、引張力負担用のアンカーボルトは、その引張力強度
を増すため基礎コンクリートへ深く埋設しておくことが
必要であるが、剪断力負担用アンカーボルトはそのよう
に深く埋設させる必要がなく、この発明では、剪断力負
担用アンカーボルトを骨組材側より予め突出させて、こ
れを基礎コンクリートの凹所内へ差し込むことによって
設置し、他方、引張力負担用アンカーボルトを差し込む
ためのボルト穴は、引張力のみを考えれば余裕を小さく
取る必要がなく、従って、その引張力負担用アンカーボ
ルトの埋設時の精度にもそれほど厳密なものは必要とさ
れず、アンカーボルトの設置がそれだけ容易に行なえる
という効果がある。従って、従来のような熟練者が細心
の注意をもってアンカーボルトを施工する必要がなく、
経験の少ない者でも短時間のうち施工できる。加えてア
ンカーボルトの位置修正も必要となることから、それに
伴うコンクリートのひび割れの発生の虞れもなくなると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例を示すアンカーボルト部分
の分解斜視図、第2図は、同じく剪断力負担用アンカー
ボルト部分で切断した要部縦断面図、第3図は、剪断力
負担用アンカーボルトの斜視図、第4図は金網かごの斜
視図、第5図及び第6図は、剪断力負担用アンカーボル
トの他の実施例を示す斜視図である。 (1)……基礎コンクリート、 (2)……引張力負担用アンカーボルト、 (4)……凹所、(5)……金網かご、 (7)……建物の土台、 (10)……剪断力負担用アンカーボルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 幹夫 大阪府大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 平松 哲雄 大阪府大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 谷川 清次 大阪府大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハウス株式会社内

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基礎コンクリートに埋設されたアンカーボ
    ルトで建物の骨組材を支持するものにおいて、前記基礎
    コンクリートに予め埋設される引張力負担用アンカーボ
    ルトと、骨組材より下向きに突出された剪断力負担用ア
    ンカーボルトとから構成し、引張力負担用アンカーボル
    トを前記骨組材のボルト穴へ差し込んで締結するととも
    に、剪断力負担用アンカーボルトを基礎コンクリート上
    に形成された凹所内に差し込み、この凹所内へ充填した
    モルタル等の硬化剤によってその剪断力負担用アンカー
    ボルトを基礎コンクリート側へ一体に埋設することを特
    徴とするアンカーボルトの施工方法。
  2. 【請求項2】凹所の内壁に沿って金網かごを設置した請
    求項1記載のアンカーボルトの施工方法。
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