JP2724341B2 - レトルト豆腐の製造方法 - Google Patents

レトルト豆腐の製造方法

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    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23CDAIRY PRODUCTS, e.g. MILK, BUTTER OR CHEESE; MILK OR CHEESE SUBSTITUTES; MAKING THEREOF
    • A23C21/00Whey; Whey preparations
    • A23C21/02Whey; Whey preparations containing, or treated with, microorganisms or enzymes
    • A23C21/023Lactose hydrolysing enzymes, e.g. lactase, B-galactosidase

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、長期保存可能なレトルト豆腐の製造方法に
関し、更に詳しくは弾力性に優れたレトルト豆腐の製造
方法に関する。
〔従来の技術〕
凝固剤を添加した豆乳を耐熱性容器に充填密封した
後、レトルト処理を行って殺菌と同時に豆乳を凝固させ
て無菌状態に豆腐を形成する、いわゆるレトルト豆腐の
製造方法が、これまで種々提案されている。例えば、特
開昭60−149354号の公報の実施例1には、100メッシュ
のフルイにかけた豆乳を使用してレトルト豆腐を製造す
る方法が開示され、また、特開昭63−304961号公報に
は、150μ以下の不溶性粒子を多く含むレトルト豆腐の
製造方法が開示されている。さらに、特開昭59−88058
号公報、特開昭60−87751号公報、特開昭61−58551号公
報及び特開昭62−257358号公報にもレトルト豆腐の製造
方法が開示されている。
しかしながら、豆腐に長期保存性を付与させるため
に、レトルト殺菌といった110℃以上の高温高圧処理を
施した場合、上記方法では豆腐の弾力性に欠け、低品質
の豆腐しか得られないといった問題があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
従って、本発明はすぐれた弾力性を有する高品質のレ
トルト豆腐を製造できる方法を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は110℃以上の高温高圧処理を施さない通常の
豆腐の製造においては問題とならない豆乳中に残存する
みじんと呼ばれる細かい粒子のおからまでも除去した豆
乳を用いると、レトルト豆腐の製造においては、特異的
に弾力性のある豆腐を得ることができるといった知見に
基づいてなされたのである。
すなわち、本発明は、呉からおからを除去した豆乳に
凝固剤を添加し、これを耐熱性容器に充填密封した後レ
トルト処理するレトルト豆腐の製造方法において、上記
豆乳中に存在する不溶固形物が全豆乳量の3重量%以下
であることを特徴とするレトルト豆腐の製造方法を提供
する。
本発明で使用する豆乳は常法により製造することがで
きる。例えば、丸大豆若しくは脱皮大豆を原料とし、
(原料)→水浸漬→加水→磨砕(呉)→加熱処理→おか
ら分離→(豆乳)→冷却の諸工程に従って製造される。
場合によっては「呉」の段階で加熱処理を省き直接分離
工程に付して豆乳とすることもできる。ただし、この場
合には「豆乳」の段階で加熱処理を施す必要がある。こ
のような加熱処理は、適度な蛋白の熱変性を生じさせ、
その結果得られる豆腐の保水性を高め、更にその口当た
りを良好にすることができる。該加熱処理は、例えば約
80〜100℃にて、約30秒〜10分間の条件により施すこと
が望ましい。
又、上記豆乳を噴霧乾燥等により粉末化もしくは顆粒
化した所謂粉末豆乳を使用することも可能である。この
場合には、該粉末豆乳を水または湯中に分散溶解させた
後使用する。
本発明では、豆乳として乾燥固形分濃度8〜13重量
%、好ましくは10〜12重量%のものを使用するのがよ
い。
本発明で用いる凝固剤としては従来から豆腐の凝固剤
として公知のいかなるものも使用可能であり、例えばグ
ルコノデルタラクトン(以下、G.D.L.という)などのラ
クトン類、硫酸カルシウムなどの二価金属塩類を挙げる
ことができる。これらは単独でもしくは二種以上を併用
することもできる。凝固剤の添加量は、豆乳100重量部
当たり0.1〜0.5重量部、好ましくは0.15〜0.3重量部と
するのがよい。
凝固剤は常法に従って使用する。即ち、その粉末を直
接豆乳と混合したり、あるいは予め水に溶解させて溶液
として豆乳に添加することもできる。
尚、本発明において得られた豆腐の組織をより一層均
一なものとするためには、レトルト処理前における凝固
の進行をできるかぎり抑制することが望ましく、そのた
めには凝固剤と混合する際の豆乳温度を5〜30℃に調整
するのが望ましい。とりわけ、豆乳と凝固剤とを容器に
充填する前に予め混合する場合において、凝固剤として
硫酸カルシウム等の速効性タイプのものを使用する場合
には、豆乳を予め5〜20℃に冷却したり、凝固遅延剤と
してピロリン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム等の
ポリリン酸塩を添加して、凝固の進行を抑制し、充填操
作に支障がないようにすることが望ましい。
本発明では、豆乳と凝固剤とを充填した耐熱性容器を
密封後レトルト処理し、豆乳の凝固と滅菌を同時に行
う。本発明で豆乳を充填する容器としては、ポリプロピ
レン、ポリ塩化ビニリデン、エチレンビニルアルコール
樹脂等のレトルト処理に耐え得る合成樹脂により成型さ
れた耐熱性容器等が例示できる。
レトルト処理における熱媒体としては、水蒸気、熱水
等通常レトルト処理に使用するものを用いることができ
る。レトルト処理条件としては、豆腐を常温で長期間保
存することができる条件であればよく、具体的には110
〜130℃、5〜100分間の条件で該処理を施す。
本発明では、不溶固形物が全豆乳量の3重量%以下、
好ましくは2重量%以下の豆乳を使用することを特徴と
する。ここで、不溶性固形物とは、呉からおからを除去
した後に豆乳中に残存するみじんと呼ばれる細かい粒子
のおからを意味する。
本発明では、上記豆乳中に含まれる不溶固形物量は、
例えば、日立高速冷却遠心機CR20B2を用い、1690×g、
3分間の遠心分離条件で測定することができる。具体的
には、豆乳500gを遠心管に充填し、上記条件により遠心
分離処理を施す。該処理後、上澄液を除去し、次いで、
遠心管の開口部を下部に向け、この状態を5分間保持さ
せた後、不溶固形物が固着している遠心管の重量を測定
し(このときの重量をAgとする)、下記の計算式から計
算する。
本発明において、不溶固形物が全豆乳量の3重量%以
下となるようにするには、豆乳をろ過又は遠心分離等に
よることができる。例えば、150メッシュより細かい篩
を用いてろ過処理を施すのがよい。
本発明において、豆乳中の不溶固形物量が3重量%よ
り多いものを使用すると、弾力性の良好な豆腐を得るこ
とができない。
〔発明の効果〕
本発明により得られる豆腐は、レトルト処理を施して
いるので、長期間保存することができ、かつ、レトルト
処理を施しているにもかかわらず、通常の豆腐と略同様
の弾力性を有した食感の良好なものが得られる。
次に実施例により本発明を説明する。
〔実施例〕
参考例1 丸大豆6kgを水浸漬(室温、15時間)した後、これに2
6kgの水を添加して磨砕した。次いで、該磨砕物を98℃
になるまで5.5分間加熱した後、80メッシュの篩を有す
る豆腐用おから絞り機(装置明:(株)高井製作所製、
FM−3−C型)によりおからを分離した。
該分離により得られた豆乳を、20℃まで冷却した。引
き続き、上記処理を施した豆乳(豆乳中に存在する不溶
固形物は4.2%であった)1kgに凝固剤としてG.D.Lを2.8
g添加混合し、これをポリプロピレン容器に150g充填し
た。次いで該容器を密封して、90℃、40分で湯殺菌処理
を施し、通常の豆腐を得た。
実施例1 参考例1により得られた豆乳を、更に325メッシュの
振動篩によりろ過処理を施し、これを20℃まで冷却し
た。引き続き、上記ろ過処理を施した豆乳(豆乳中に存
在する不溶固形物は1.3%であった)1kgに凝固剤として
G.D.Lを2.0g添加混合し、これをポリプロピレン容器に1
50g充填した。次いで該容器を密封して、121℃、22分で
レトルト(蒸気式)処理を施し、レトルト豆腐を得た。
実施例2 325メッシュの篩に替えて150メッシュの振動篩により
ろ過処理を施した豆乳(豆乳中に存在する不溶固形物は
3.0%であった)を使用した以外は、実施例1と同様の
方法によりレトルト豆腐を得た。
比較例1 参考例1により得られた豆乳(豆乳中に存在する不溶
固形物は4.2%であった)を使用した以外は、実施例1
と同様の方法によりレトルト豆腐を得た。
比較例2 325メッシュの篩に替えて120メッシュの振動篩により
ろ過処理を施した豆乳(豆乳中に存在する不溶固形物は
3.3%であった)を使用した以外は、実施例1と同様の
方法によりレトルト豆腐を得た。
上記参考例1により得られた通常の豆腐、実施例1〜
2及び比較例1〜2により得られたレトルト豆腐の弾力
性(歯切れの良さ)の評価を第1表に示す。表中の評価
は、下記の基準に基づいた15人のパネルの平均値であ
る。
尚、表中における豆乳中に含まれる不溶固形物量は以
下の方法により測定した。
使用装置:日立高速冷却遠心機CR20B2 遠心分離条件:1690×g、3分間 測定方法:豆乳500gを遠心管に充填し、上記条件により
遠心分離処理を施した後、上澄液を除去した。次いで、
遠心管の開口部を下部に向け、この状態を5分間保持さ
せた後、不溶固形物が固着している遠心管の重量を測定
し(このときの重量をAgとする)、下記の計算式から求
めた。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不溶性固形分濃度が3重量%以上でかつ可
    溶性糖分が実質的に除去されていない豆乳に凝固剤を添
    加し、これを耐熱性容器に充填密封した後レトルト処理
    することを特徴とする、可溶性糖分が実質的に除去され
    ていないレトルト豆腐の製造方法。
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