JPH0416160A - レトルト豆腐の製造方法 - Google Patents
レトルト豆腐の製造方法Info
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- JPH0416160A JPH0416160A JP2117053A JP11705390A JPH0416160A JP H0416160 A JPH0416160 A JP H0416160A JP 2117053 A JP2117053 A JP 2117053A JP 11705390 A JP11705390 A JP 11705390A JP H0416160 A JPH0416160 A JP H0416160A
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23C—DAIRY PRODUCTS, e.g. MILK, BUTTER OR CHEESE; MILK OR CHEESE SUBSTITUTES; MAKING THEREOF
- A23C21/00—Whey; Whey preparations
- A23C21/02—Whey; Whey preparations containing, or treated with, microorganisms or enzymes
- A23C21/023—Lactose hydrolysing enzymes, e.g. lactase, B-galactosidase
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Beans For Foods Or Fodder (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、長期保存可能なレトルト豆腐の製造方法に関
し、更に詳しくは弾力性に優れたレトルト豆腐の製造方
法に関する。
し、更に詳しくは弾力性に優れたレトルト豆腐の製造方
法に関する。
凝固剤を添加した豆乳を耐熱性容器に充填密封した後、
レトルト処理を行って殺菌と同時に豆乳を凝固させて無
菌状態の豆腐を形成する、いわゆるレトルト豆腐の製造
方法が、これまで種々提案されている。例えば、特開昭
60−149354号公報の実施例1には、100メツ
シユのフルイにかけた豆乳を使用してレトルト豆腐を製
造する方法が開示され、また、特開昭63−30496
1号公報には、150μ以下の不溶性粒子を多く含むレ
トルト豆腐の製造方法が開示されている。
レトルト処理を行って殺菌と同時に豆乳を凝固させて無
菌状態の豆腐を形成する、いわゆるレトルト豆腐の製造
方法が、これまで種々提案されている。例えば、特開昭
60−149354号公報の実施例1には、100メツ
シユのフルイにかけた豆乳を使用してレトルト豆腐を製
造する方法が開示され、また、特開昭63−30496
1号公報には、150μ以下の不溶性粒子を多く含むレ
トルト豆腐の製造方法が開示されている。
さらに、特開昭59−88058号公報、特開昭60−
87751号公報、特開昭61−58551号公報及び
特開昭62−257358号公報にもレトルト豆腐の製
造方法が開示されている。
87751号公報、特開昭61−58551号公報及び
特開昭62−257358号公報にもレトルト豆腐の製
造方法が開示されている。
しかしながら、豆腐に長期保存性を付与させるために、
レトルト殺菌といった110℃以上の高温高圧処理を施
した場合、上記方法では豆腐の弾力性に欠け、低品質の
豆腐しか得られないといった問題があった。
レトルト殺菌といった110℃以上の高温高圧処理を施
した場合、上記方法では豆腐の弾力性に欠け、低品質の
豆腐しか得られないといった問題があった。
従って、本発明はすぐれた弾力性を有する高品質のレト
ルト豆腐を製造できる方法を提供することを目的とする
。
ルト豆腐を製造できる方法を提供することを目的とする
。
本発明は110℃以上の高温高圧処理を施さない通常の
豆腐の製造においては問題とならない豆乳中に残存する
みじんと呼ばれる細かい粒子のおからまでも除去した豆
乳を用いると、レトルト豆腐の製造においては、特異的
に弾力性のある豆腐を得ることができるといった知見に
基づいてなされたのである。
豆腐の製造においては問題とならない豆乳中に残存する
みじんと呼ばれる細かい粒子のおからまでも除去した豆
乳を用いると、レトルト豆腐の製造においては、特異的
に弾力性のある豆腐を得ることができるといった知見に
基づいてなされたのである。
すなわち、本発明は、呉からおからを除去した豆乳に凝
固剤を添加し、これを耐熱性容器に充填密封した後レト
ルト処理するレトルト豆腐の製造方法において、上記豆
乳中に存在する不溶固尼物が全豆乳量の3重量%以下で
あることを特徴とするレトルト豆腐の製造方法を提供す
る。
固剤を添加し、これを耐熱性容器に充填密封した後レト
ルト処理するレトルト豆腐の製造方法において、上記豆
乳中に存在する不溶固尼物が全豆乳量の3重量%以下で
あることを特徴とするレトルト豆腐の製造方法を提供す
る。
本発明で使用する豆乳は常法により製造することができ
る。例えば、丸大豆若しくは脱皮大豆を原料とし、(原
料)−水浸漬一加水一磨砕く呉)−加熱処理一おから分
離=(豆乳)−冷却の諸工程に従って製造される。場合
によっては「呉」の段階で加熱処理を省き直接分離工程
に付して豆乳とすることもできる。ただし、この場合に
は二豆乳」の段階で加熱処理を施す必要がある。このよ
うな加熱処理は、適度な蛋白の熱変性を生じさせ、その
結果得られる豆腐の保水性を高め、更にその口当たりを
良好にすることができる。該加熱処理は、例えば約80
〜100℃にて、約30秒〜10分間の条件により施す
ことが望ましい。
る。例えば、丸大豆若しくは脱皮大豆を原料とし、(原
料)−水浸漬一加水一磨砕く呉)−加熱処理一おから分
離=(豆乳)−冷却の諸工程に従って製造される。場合
によっては「呉」の段階で加熱処理を省き直接分離工程
に付して豆乳とすることもできる。ただし、この場合に
は二豆乳」の段階で加熱処理を施す必要がある。このよ
うな加熱処理は、適度な蛋白の熱変性を生じさせ、その
結果得られる豆腐の保水性を高め、更にその口当たりを
良好にすることができる。該加熱処理は、例えば約80
〜100℃にて、約30秒〜10分間の条件により施す
ことが望ましい。
又、上記豆乳を噴霧乾燥等により粉末化もしくは顆粒化
した所謂粉末豆乳を使用することも可能である。この場
合には、該粉末豆乳を水または渦中に分散溶解させた後
使用する。
した所謂粉末豆乳を使用することも可能である。この場
合には、該粉末豆乳を水または渦中に分散溶解させた後
使用する。
本発明では、豆乳として乾燥固形分濃度8〜13重量%
、好ましくは10〜12重量%のものを使用するのがよ
い。
、好ましくは10〜12重量%のものを使用するのがよ
い。
本発明で用いる凝固剤よしては従来から豆腐の凝固剤と
して公知のいかなるものも使用可能であり、例えばグル
コノデルタラクトン(以下、G。
して公知のいかなるものも使用可能であり、例えばグル
コノデルタラクトン(以下、G。
D、 L、 という)などのラクトン類、硫酸カル
シウムなどの二価金属塩類を挙げることができる。
シウムなどの二価金属塩類を挙げることができる。
これらは単独でもしくは二種以上を併用することもでき
る。凝固剤の添加量は、豆乳10.0重量部当たり0.
1〜0.5重量部、好ましくは0.15〜0.3重量部
とするのがよい。
る。凝固剤の添加量は、豆乳10.0重量部当たり0.
1〜0.5重量部、好ましくは0.15〜0.3重量部
とするのがよい。
凝固剤は常法に従って使用する。即ち、その粉末を直接
豆乳と混合したり、あるいは予約水に溶解させて溶液と
して豆乳に添加することもできる。
豆乳と混合したり、あるいは予約水に溶解させて溶液と
して豆乳に添加することもできる。
尚、本発明において得られた豆腐の組織をより一層均−
なものとするためには、レトルト処理前における凝固の
進行をできるかぎり抑制することが望ましく、そのため
には凝固剤と混合する際の豆乳温度を5〜30℃に調整
するのが望ましい。
なものとするためには、レトルト処理前における凝固の
進行をできるかぎり抑制することが望ましく、そのため
には凝固剤と混合する際の豆乳温度を5〜30℃に調整
するのが望ましい。
とりわけ、豆乳と凝固剤とを容器に充填する前に予め混
合する場合において、凝固剤として硫酸カルシウム等の
速効性タイプのものを使用する場合には、豆乳を予め5
〜20℃に冷却したり、凝固遅延剤としてピロリン酸ナ
トリウム、ポリリン酸す) IJウム等のポIJ IJ
ン酸塩を添加して、凝固の進行を抑制し、充填操作に支
障がなし)ようにすることが望ましい。
合する場合において、凝固剤として硫酸カルシウム等の
速効性タイプのものを使用する場合には、豆乳を予め5
〜20℃に冷却したり、凝固遅延剤としてピロリン酸ナ
トリウム、ポリリン酸す) IJウム等のポIJ IJ
ン酸塩を添加して、凝固の進行を抑制し、充填操作に支
障がなし)ようにすることが望ましい。
本発明では、豆乳と凝固剤とを充填した耐熱性容器を密
封後レトルト処理し、豆乳の凝固と滅菌を同時に行う。
封後レトルト処理し、豆乳の凝固と滅菌を同時に行う。
本発明で豆乳を充填する容器としては、ポリプロピレン
、ポリ塩化ビニリデン、エチレンビニルアルコール樹脂
等のレトルト処理に耐え得る合成樹脂により成型された
耐熱性容器等が例示できる。
、ポリ塩化ビニリデン、エチレンビニルアルコール樹脂
等のレトルト処理に耐え得る合成樹脂により成型された
耐熱性容器等が例示できる。
レトルト処理における熱媒体としては、水蒸気、熱水等
通常レトルト処理に使用するものを用いることができる
。レトルト処理条件としては、豆腐を常温で長期間保存
することができる条件であればよく、具体的には110
〜130℃、5〜100分間の条件で該処理を施す。
通常レトルト処理に使用するものを用いることができる
。レトルト処理条件としては、豆腐を常温で長期間保存
することができる条件であればよく、具体的には110
〜130℃、5〜100分間の条件で該処理を施す。
本発明では、不溶固形物が全豆乳量の3重量%以下、好
ましくは2重量%以下の豆乳を使用することを特徴とす
る。ここで、不溶性固形物とは、呉からおからを除去し
た後に豆乳中に残存するみじんと呼ばれる細かい粒子の
おからを意味する。
ましくは2重量%以下の豆乳を使用することを特徴とす
る。ここで、不溶性固形物とは、呉からおからを除去し
た後に豆乳中に残存するみじんと呼ばれる細かい粒子の
おからを意味する。
本発明では、上記豆乳中に含まれる不溶固形物量は、例
えば、日立高速冷却遠心機CR20B2を用い、169
0xg、3分間の遠心分離条件で測定することができる
。具体的には、豆乳500gを遠心管に充填し、上記条
件により遠心分離処理を施す。該処理後、上澄液を除去
し、次いで、遠心管の開口部を下部に向け、この状態を
5分間保持させた後、不溶固形物が固着している遠心管
の重量を測定しくこのときの重量をAgとする)、下記
の計算式から計算する。
えば、日立高速冷却遠心機CR20B2を用い、169
0xg、3分間の遠心分離条件で測定することができる
。具体的には、豆乳500gを遠心管に充填し、上記条
件により遠心分離処理を施す。該処理後、上澄液を除去
し、次いで、遠心管の開口部を下部に向け、この状態を
5分間保持させた後、不溶固形物が固着している遠心管
の重量を測定しくこのときの重量をAgとする)、下記
の計算式から計算する。
本発明において、不溶固形物が全豆乳量の3重量%以下
となるようにするには、豆乳をろ過又は遠心分離等によ
ることができる。例えば、150メツシユより細い篩を
用いてろ過処理を施すのがよい。
となるようにするには、豆乳をろ過又は遠心分離等によ
ることができる。例えば、150メツシユより細い篩を
用いてろ過処理を施すのがよい。
本発明において、豆乳中の不溶固形物量が3重量%より
多いものを使用すると、弾力性の良好な豆腐を得ること
ができない。
多いものを使用すると、弾力性の良好な豆腐を得ること
ができない。
本発明により得られる豆腐は、レトルト処理を施してい
るので、長期間保存することができ、かつ、レトルト処
理を施しているにもかかわらず、通常の豆腐と略同様の
弾力性を有した食感の良好なものが得られる。
るので、長期間保存することができ、かつ、レトルト処
理を施しているにもかかわらず、通常の豆腐と略同様の
弾力性を有した食感の良好なものが得られる。
次に実施例により本発明を説明する。
参考例I
丸大豆6 kgを水浸漬(室温、15時間)した後、こ
れに26kgの水を添加して磨砕した。次いで、該磨砕
物を98℃になるまで5.5分間加熱した後、80メツ
シユの篩を有する豆腐用おから絞り機(装置名:■高井
製作所製、FM−3−C型)によりおからを分離した。
れに26kgの水を添加して磨砕した。次いで、該磨砕
物を98℃になるまで5.5分間加熱した後、80メツ
シユの篩を有する豆腐用おから絞り機(装置名:■高井
製作所製、FM−3−C型)によりおからを分離した。
該分離により得られた豆乳を、20℃まで冷却した。引
き続き、上記処理を施した豆乳(豆乳中に存在する不溶
固形物は4.2%であった)1kgに凝固剤としてG、
D、 Lを2.8g添加混合し、これをポリプロ
ピレン容器に150g充填した。次いで該容器を密封し
て、90℃、40分で湯殺菌処理を施し、通常の豆腐を
得た。
き続き、上記処理を施した豆乳(豆乳中に存在する不溶
固形物は4.2%であった)1kgに凝固剤としてG、
D、 Lを2.8g添加混合し、これをポリプロ
ピレン容器に150g充填した。次いで該容器を密封し
て、90℃、40分で湯殺菌処理を施し、通常の豆腐を
得た。
実施例1
参考例1により得られた豆乳を、更に325メツシユの
振動篩によりろ過処理を施し、これを20℃まで冷却し
た。引き続き、上記ろ過処理を施した豆乳(豆乳中に存
在する不溶固形物は1.3%であった)1kgに凝固剤
としてG、D、Lを2.0g添加混合し、これをポリプ
ロピレン容器に150g充填した。次いで該容器を密封
して、121℃、22分でレトルト(蒸気式)処理を施
し、レトルト豆腐を得た。
振動篩によりろ過処理を施し、これを20℃まで冷却し
た。引き続き、上記ろ過処理を施した豆乳(豆乳中に存
在する不溶固形物は1.3%であった)1kgに凝固剤
としてG、D、Lを2.0g添加混合し、これをポリプ
ロピレン容器に150g充填した。次いで該容器を密封
して、121℃、22分でレトルト(蒸気式)処理を施
し、レトルト豆腐を得た。
実施例2
325メツシユの篩に替えて150メツシユの振動篩に
よりろ過処理を施した豆乳(豆乳中に存在する不溶固形
物は3.0%であった)を使用した以外は、実施例1と
同様の方法によりレトルト豆腐を得た。
よりろ過処理を施した豆乳(豆乳中に存在する不溶固形
物は3.0%であった)を使用した以外は、実施例1と
同様の方法によりレトルト豆腐を得た。
比較例1
参考例1により得られた豆乳(豆乳中に存在する不溶固
形物は4.2%であった)を使用した以外は、実施例1
と同様の方法によりレトルト豆腐を得た。
形物は4.2%であった)を使用した以外は、実施例1
と同様の方法によりレトルト豆腐を得た。
比較例2
325メツシユの篩に替えて120メツシユの振動篩に
よりろ過処理を施した豆乳(豆乳中に存在する不溶固形
物は3.3%であった)を使用した以外は、実施例1と
同様の方法によりレトルト豆腐を得た。
よりろ過処理を施した豆乳(豆乳中に存在する不溶固形
物は3.3%であった)を使用した以外は、実施例1と
同様の方法によりレトルト豆腐を得た。
上記参考例1により得られた通常の豆腐、実施例1〜2
及び比較例1〜2により得られたレトルト豆腐の弾力性
(歯切れの良さ)の評価を第1表に示す。表中の評価は
、下記の基準に基づいた15人のパネルの平均値である
。
及び比較例1〜2により得られたレトルト豆腐の弾力性
(歯切れの良さ)の評価を第1表に示す。表中の評価は
、下記の基準に基づいた15人のパネルの平均値である
。
評価基準 1:弾力性がなく歯切れが悪い↑
↓
5:弾力性があり歯切れが良い
尚、表中における豆乳中に含まれる不溶固形物量は以下
の方法により測定した。
の方法により測定した。
使用装置:日立高速冷却遠心機CR20B2遠心分離条
件:1690Xg、3分間 測定方法:豆乳500gを遠心管に充填し、上記条件に
より遠心分離処理を施した 後、上澄液を除去した。次いで、遠 心管の開口部を下部に向け、この状 態を5分間保持させた後、不溶固形 物が゛固着している遠心管の重量を測 定しくこのときの重量をAgとする) 下記の計算式から求めた。
件:1690Xg、3分間 測定方法:豆乳500gを遠心管に充填し、上記条件に
より遠心分離処理を施した 後、上澄液を除去した。次いで、遠 心管の開口部を下部に向け、この状 態を5分間保持させた後、不溶固形 物が゛固着している遠心管の重量を測 定しくこのときの重量をAgとする) 下記の計算式から求めた。
Claims (1)
- 呉からおからを除去した豆乳に凝固剤を添加し、これを
耐熱性容器に充填密封した後レトルト処理するレトルト
豆腐の製造方法において、上記豆乳中に存在する不溶固
形物が全豆乳量の3重量%以下であることを特徴とする
レトルト豆腐の製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2117053A JP2724341B2 (ja) | 1990-05-07 | 1990-05-07 | レトルト豆腐の製造方法 |
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