JP2722778B2 - ミシンの加工布送り装置 - Google Patents
ミシンの加工布送り装置Info
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- JP2722778B2 JP2722778B2 JP13085190A JP13085190A JP2722778B2 JP 2722778 B2 JP2722778 B2 JP 2722778B2 JP 13085190 A JP13085190 A JP 13085190A JP 13085190 A JP13085190 A JP 13085190A JP 2722778 B2 JP2722778 B2 JP 2722778B2
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- Japan
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- sewing machine
- guide rail
- machine arm
- work cloth
- moving means
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はミシンの加工布送り装置に関する。
[従来の技術] 従来のこの種のミシンの加工布送り装置としては、例
えば特開昭61−73683号公報に記載されたものがある。
えば特開昭61−73683号公報に記載されたものがある。
この装置は、ミシンアームの直交方向に配置されるガ
イドレールと、ミシンテーブル上で加工布を保持する保
持部材をガイドレールに沿ってミシンアームの直交方向
に移動する直交方向移動手段と、ガイドレールとともに
保持部材をミシンアームの平行方向に移動する平行方向
移動手段とを備える。これらガイドレールと直交方向移
動手段と平行方向移動手段とからなる2軸の移動機構に
より、ミシンテーブル上で加工布を2次元の広がりをも
って自在に移動する。
イドレールと、ミシンテーブル上で加工布を保持する保
持部材をガイドレールに沿ってミシンアームの直交方向
に移動する直交方向移動手段と、ガイドレールとともに
保持部材をミシンアームの平行方向に移動する平行方向
移動手段とを備える。これらガイドレールと直交方向移
動手段と平行方向移動手段とからなる2軸の移動機構に
より、ミシンテーブル上で加工布を2次元の広がりをも
って自在に移動する。
上記2軸の移動機構はミシンアームに向き合って設け
たテーブルの収容部内に配置される。これは2軸の移動
機構が比較的大きな容積を占め、ミシンアームの側に重
ねて配置できないからである。したがって、操作者は、
2軸の移動機構やミシンアームが邪魔にならないテーブ
ルの側面から加工布をセットしたり、ミシンの下糸の交
換等を行なったりしている。
たテーブルの収容部内に配置される。これは2軸の移動
機構が比較的大きな容積を占め、ミシンアームの側に重
ねて配置できないからである。したがって、操作者は、
2軸の移動機構やミシンアームが邪魔にならないテーブ
ルの側面から加工布をセットしたり、ミシンの下糸の交
換等を行なったりしている。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来のミシンの加工布送り装置は、加工布を2次
元的に移動できる領域、つまり縫製エリアを大型化した
場合の使い勝手の向上が望まれた。
元的に移動できる領域、つまり縫製エリアを大型化した
場合の使い勝手の向上が望まれた。
即ち、上記従来の構成では、縫製エリアを大型化する
ために、2軸の移動機構を大きくしてテーブルを拡大す
ると、テーブルの側面から、加工布のセットや下糸のボ
ビン交換等の作業位置が遠のく結果、作業性の悪化を招
く。
ために、2軸の移動機構を大きくしてテーブルを拡大す
ると、テーブルの側面から、加工布のセットや下糸のボ
ビン交換等の作業位置が遠のく結果、作業性の悪化を招
く。
本発明のミシンの加工布送り装置は上記課題を解決
し、この種の加工布送り装置の使い勝手の向上を図るこ
とを目的とする。
し、この種の加工布送り装置の使い勝手の向上を図るこ
とを目的とする。
発明の構成 [課題を解決するための手段] 本発明のミシンの加工布送り装置は、 ミシンアームの直交方向に配置したガイドレールと、 該ガイドレールに摺動自在に支持され、加工布をミシ
ンテーブルに広げて保持する保持部材と、 該保持部材をガイドレールに沿って、前記ミシンアー
ムの直交方向に移動する直交方向移動手段と、 前記ガイドレールとともに前記保持部材をミシンアー
ムの平行方向に移動する平行方向移動手段と を備えるミシンの加工布送り装置において、 前記直交方向移動手段は、 前記保持部材に固定されたラックと、 前記ガイドレールに回動自在に支持され、前記保持部
材のラックに噛み合うピニオンと、 該ピニオンの軸芯に固定され、前記ミシンアームの平
行方向に回動自在に支持されたスプライン軸と、 該スプライン軸が挿通され、そのスプラインに噛み合
うスプライン穴を軸芯に有する回動部材と、 該回動部材を回動する駆動手段とを備えてなり、 前記ガイドレールを、前記ミシンテーブルの上部であ
って、前記ミシンアームの下方の空間に配置し、 該ガイドレールに直交し前記ミシンアームに平行な前
記スプライン軸を、前記ミシンアームのベッドの上方に
配置したことを特徴とする。
ンテーブルに広げて保持する保持部材と、 該保持部材をガイドレールに沿って、前記ミシンアー
ムの直交方向に移動する直交方向移動手段と、 前記ガイドレールとともに前記保持部材をミシンアー
ムの平行方向に移動する平行方向移動手段と を備えるミシンの加工布送り装置において、 前記直交方向移動手段は、 前記保持部材に固定されたラックと、 前記ガイドレールに回動自在に支持され、前記保持部
材のラックに噛み合うピニオンと、 該ピニオンの軸芯に固定され、前記ミシンアームの平
行方向に回動自在に支持されたスプライン軸と、 該スプライン軸が挿通され、そのスプラインに噛み合
うスプライン穴を軸芯に有する回動部材と、 該回動部材を回動する駆動手段とを備えてなり、 前記ガイドレールを、前記ミシンテーブルの上部であ
って、前記ミシンアームの下方の空間に配置し、 該ガイドレールに直交し前記ミシンアームに平行な前
記スプライン軸を、前記ミシンアームのベッドの上方に
配置したことを特徴とする。
[作用] 上記構成を有する本発明のミシンの加工布送り装置に
おいては、ガイドレールに沿って保持部材を直交方向移
動手段により、ミシンアームの直交方向に移動する。ま
た、ガイドレールとともに保持部材を平行方向移動手段
により、ミシンアームの平行方向に移動する。直交方向
移動手段では、駆動手段により回動される回動部材がス
プライン軸を回動し、スプライン軸がピニオンを回動し
てラックを送り、保持部材をミシンアームの直交方向に
移動する。平行方向移動手段によりガイドレールがミシ
ンアームの平行方向に移動しても、スプライン軸が回動
部材に噛み合い、ピニオンに回動運動を伝達してラック
を送り、保持部材を移動する。上記ガイドレールはミシ
ンテーブルの上部であって、ミシンアームの下方の空間
に配置され、このガイドレールに直交しミシンアームに
平行なスプライン軸はミシンアームのベッドの上方に配
置される。つまり、直交方向移動手段と平行方向移動手
段とが、ミシンアームの側に重ねて配置される。操作者
はミシンアームに向き合って、ミシンアームの下方に配
置される保持部材に加工布をセットしたり、下糸のボビ
ンの交換を行なう。ミシンアームおよび保持部材は、上
述したように重ねて配置され、対向する操作者から近い
ので、これら作業は容易になる。このことは直交方向移
動手段と平行方向移動手段とを大きくし、縫製エリアを
大型化しても変わらない。
おいては、ガイドレールに沿って保持部材を直交方向移
動手段により、ミシンアームの直交方向に移動する。ま
た、ガイドレールとともに保持部材を平行方向移動手段
により、ミシンアームの平行方向に移動する。直交方向
移動手段では、駆動手段により回動される回動部材がス
プライン軸を回動し、スプライン軸がピニオンを回動し
てラックを送り、保持部材をミシンアームの直交方向に
移動する。平行方向移動手段によりガイドレールがミシ
ンアームの平行方向に移動しても、スプライン軸が回動
部材に噛み合い、ピニオンに回動運動を伝達してラック
を送り、保持部材を移動する。上記ガイドレールはミシ
ンテーブルの上部であって、ミシンアームの下方の空間
に配置され、このガイドレールに直交しミシンアームに
平行なスプライン軸はミシンアームのベッドの上方に配
置される。つまり、直交方向移動手段と平行方向移動手
段とが、ミシンアームの側に重ねて配置される。操作者
はミシンアームに向き合って、ミシンアームの下方に配
置される保持部材に加工布をセットしたり、下糸のボビ
ンの交換を行なう。ミシンアームおよび保持部材は、上
述したように重ねて配置され、対向する操作者から近い
ので、これら作業は容易になる。このことは直交方向移
動手段と平行方向移動手段とを大きくし、縫製エリアを
大型化しても変わらない。
[実施例] 以下本発明のミシンの加工布送り装置の一実施例を説
明する。第1図は実施例の加工布送り装置の斜視図であ
る。
明する。第1図は実施例の加工布送り装置の斜視図であ
る。
加工布送り装置は、クランプ装置1と、ガイドレール
3と、平行方向移動手段5と、直交方向移動手段7とを
備える。これらはいずれも、ミシンアームMおよびミシ
ンテーブルTの間の空間と、ミシンテーブルTの上部と
にわたって構成される。
3と、平行方向移動手段5と、直交方向移動手段7とを
備える。これらはいずれも、ミシンアームMおよびミシ
ンテーブルTの間の空間と、ミシンテーブルTの上部と
にわたって構成される。
クランプ装置1はミシンテーブルTの上部に配置され
る。実施例のクランプ装置1は、押え枠11と、持ち上げ
機構13と、昇降用エアシリンダ15と、イジェクト装置17
とを備える。
る。実施例のクランプ装置1は、押え枠11と、持ち上げ
機構13と、昇降用エアシリンダ15と、イジェクト装置17
とを備える。
押え枠11は、加工布を載置したカセットCの上面に係
合し、カセットCをミシンテーブルT上で確実に保持す
る。持ち上げ機構13は折曲する腕を備え、昇降用エアシ
リンダ15によりその折曲腕を曲げたり伸ばしたりして、
押え枠11を昇降する。イジェクト装置17はカセットCの
取出時に、カセットCを操作者側に押し出す。
合し、カセットCをミシンテーブルT上で確実に保持す
る。持ち上げ機構13は折曲する腕を備え、昇降用エアシ
リンダ15によりその折曲腕を曲げたり伸ばしたりして、
押え枠11を昇降する。イジェクト装置17はカセットCの
取出時に、カセットCを操作者側に押し出す。
このクランプ装置1は、ガイドレール3に沿って移動
する支持部材21に結合されており、支持部材21と一体に
移動する。押え枠11の後方には補助クランプ装置19が構
成される。補助クランプ装置19はその鈎手によってカセ
ットCの押えを補助する。
する支持部材21に結合されており、支持部材21と一体に
移動する。押え枠11の後方には補助クランプ装置19が構
成される。補助クランプ装置19はその鈎手によってカセ
ットCの押えを補助する。
なお、クランプ装置1は公知であって、例えば特公昭
63−61033号公報に詳述されている。公知の構成のいず
れを用いてもよい。
63−61033号公報に詳述されている。公知の構成のいず
れを用いてもよい。
次に、ガイドレール3を説明する。
ガイドレール3は、図示するように、ミシンテーブル
Tの上部であってミシンアームMの下方の空間に、ミシ
ンアームMの直交方向に配置される。このガイドレール
3の前面にはリニアウェイレート31が長手方向に固定さ
れる。ガイドレール3の両脇の後部には、支持部材33が
直交方向に取り付けられる。支持部材33はその下面にガ
イド部35を備えており、レール37に摺動自在に支持され
る。レール37はミシンテーブルTの後方の基台上に、ミ
シンアームMの平行方向に固定される。以上の構成によ
り、ガイドレール3はミシンアームMの平行方向に、摺
動自在に支持される。
Tの上部であってミシンアームMの下方の空間に、ミシ
ンアームMの直交方向に配置される。このガイドレール
3の前面にはリニアウェイレート31が長手方向に固定さ
れる。ガイドレール3の両脇の後部には、支持部材33が
直交方向に取り付けられる。支持部材33はその下面にガ
イド部35を備えており、レール37に摺動自在に支持され
る。レール37はミシンテーブルTの後方の基台上に、ミ
シンアームMの平行方向に固定される。以上の構成によ
り、ガイドレール3はミシンアームMの平行方向に、摺
動自在に支持される。
次に、上記ガイドレール3をミシンアームMの平行方
向に移動する平行方向移動手段5を説明する。第2図は
平行方向移動手段5の概要を示す斜視図である。
向に移動する平行方向移動手段5を説明する。第2図は
平行方向移動手段5の概要を示す斜視図である。
平行方向移動手段5は、2本のタイミングベルト51
と、動力伝達軸53と、ACサーボモータ55とをその主要素
とする。
と、動力伝達軸53と、ACサーボモータ55とをその主要素
とする。
タイミングベルト51は、動力伝達軸53の両端に連結し
たタイミングプーリ53A、および図示しない回動自在に
支持したタイミングプーリの間に張り渡される。タイミ
ングベルトの張り渡し方向は、ミシンアームMと平行で
ある。このタイミングベルト51には、略L字形状の固定
部材51Aの一辺がねじ止めされる。固定部材51Aの他辺
は、既述したガイドレール3の支持部材33に固定され
る。こうして、タイミングベルト51は、第1図に示すよ
うに、上記レール37の近傍の基台に沿って、ミシンテー
ブルTの後部下方に配置される。
たタイミングプーリ53A、および図示しない回動自在に
支持したタイミングプーリの間に張り渡される。タイミ
ングベルトの張り渡し方向は、ミシンアームMと平行で
ある。このタイミングベルト51には、略L字形状の固定
部材51Aの一辺がねじ止めされる。固定部材51Aの他辺
は、既述したガイドレール3の支持部材33に固定され
る。こうして、タイミングベルト51は、第1図に示すよ
うに、上記レール37の近傍の基台に沿って、ミシンテー
ブルTの後部下方に配置される。
動力伝達軸53は、第2図に示すように、台57に固定し
た軸受部材59に回動自在に支持される。台57はミシンア
ームMのベッドM1の下方の基台に固定される。動力伝達
軸53の両端部には上記タイミングプーリ53Aがキーによ
り一体に連結される。動力伝達軸53が挿通された大径の
タイミングプーリ53Bはキーを用いて動力伝達軸53に一
体に連結される。タイミングプーリ53Bは、タイミング
ベルト61を下方の小径のタイミングプーリ63との間に張
り渡す。小径のタイミングプーリ63は大径の歯車65に同
じ軸で連結される。歯車65は、ACサーボモータ55の出力
軸に一体に連結した歯車67に噛み合う。この構成では、
ACサーボモータ55の回動が、歯車65,67と、タイミング
プーリ63と、タイミングベルト61と、タイミングプーリ
53Bとを介して動力伝達軸53を回動する。動力伝達軸53
は両端のタイミングプーリ53Aを介してタイミングベル
ト51を回動し、固定部材51Aに固定した支持部材33を移
動する。こうして、ガイドレール3がミシンアームMの
平行方向に移動される。
た軸受部材59に回動自在に支持される。台57はミシンア
ームMのベッドM1の下方の基台に固定される。動力伝達
軸53の両端部には上記タイミングプーリ53Aがキーによ
り一体に連結される。動力伝達軸53が挿通された大径の
タイミングプーリ53Bはキーを用いて動力伝達軸53に一
体に連結される。タイミングプーリ53Bは、タイミング
ベルト61を下方の小径のタイミングプーリ63との間に張
り渡す。小径のタイミングプーリ63は大径の歯車65に同
じ軸で連結される。歯車65は、ACサーボモータ55の出力
軸に一体に連結した歯車67に噛み合う。この構成では、
ACサーボモータ55の回動が、歯車65,67と、タイミング
プーリ63と、タイミングベルト61と、タイミングプーリ
53Bとを介して動力伝達軸53を回動する。動力伝達軸53
は両端のタイミングプーリ53Aを介してタイミングベル
ト51を回動し、固定部材51Aに固定した支持部材33を移
動する。こうして、ガイドレール3がミシンアームMの
平行方向に移動される。
次に、直交方向移動手段7を説明する。
第3図にその概要を斜視図で示す。
直交方向移動手段7は、クランプ装置1を支持する支
持部材21をミシンアームMの直交方向に移動する。な
お、支持部材21の上部にはリニアウェイレール31に係合
するガイド23が複数取り付けられる。
持部材21をミシンアームMの直交方向に移動する。な
お、支持部材21の上部にはリニアウェイレール31に係合
するガイド23が複数取り付けられる。
この直交方向移動手段7は、ラック71と、ピニオン73
と、スプライン軸75と、タイミングプーリ79と、タイミ
ングベルト81と、タイミングプーリ83と、ACサーボモー
タ85とを備える。
と、スプライン軸75と、タイミングプーリ79と、タイミ
ングベルト81と、タイミングプーリ83と、ACサーボモー
タ85とを備える。
ラック71は、上記支持部材21の底部の張り出しに固定
される。ラック71の下面は、ガイドレール3の下部のカ
ムフォロア39により案内される。ピニオン73はガイドレ
ール3に回動自在に支持され、ラック21に噛み合う。ス
プライン軸75はピニオン73の軸芯に固定される。ミシン
アームMのベッドM1上には、スプライン軸75の軸受部材
77が固定され、スプライン軸75をミシンアームMの平行
方向に回動自在かつ摺動自在に支持する。タイミングプ
ーリ79は、スプライン軸75のスプラインに噛み合うスプ
ライン穴を軸芯に有する。そのスプライン穴にスプライ
ン軸75が摺動自在に通される。タイミングベルト81は、
タイミングプーリ77とタイミングプーリ83との間に張り
渡される。タイミングプーリ83はACサーボモータ85の出
力軸に直接あるいは減速機構を介して連結される。以上
の構成では、ACサーボモータは、タイミングプーリ83
と、タイミングベルト81と、タイミングプーリ79とを介
してスプライン軸75を回動する。スプライン軸75の回動
はピニオン73に伝達され、ラック71をガイドレール3に
沿って送る。こうして支持部材21、ひいてはクランプ装
置1の支持する加工布のカセットCが、ミシンアームM
の直交方向に移動される。
される。ラック71の下面は、ガイドレール3の下部のカ
ムフォロア39により案内される。ピニオン73はガイドレ
ール3に回動自在に支持され、ラック21に噛み合う。ス
プライン軸75はピニオン73の軸芯に固定される。ミシン
アームMのベッドM1上には、スプライン軸75の軸受部材
77が固定され、スプライン軸75をミシンアームMの平行
方向に回動自在かつ摺動自在に支持する。タイミングプ
ーリ79は、スプライン軸75のスプラインに噛み合うスプ
ライン穴を軸芯に有する。そのスプライン穴にスプライ
ン軸75が摺動自在に通される。タイミングベルト81は、
タイミングプーリ77とタイミングプーリ83との間に張り
渡される。タイミングプーリ83はACサーボモータ85の出
力軸に直接あるいは減速機構を介して連結される。以上
の構成では、ACサーボモータは、タイミングプーリ83
と、タイミングベルト81と、タイミングプーリ79とを介
してスプライン軸75を回動する。スプライン軸75の回動
はピニオン73に伝達され、ラック71をガイドレール3に
沿って送る。こうして支持部材21、ひいてはクランプ装
置1の支持する加工布のカセットCが、ミシンアームM
の直交方向に移動される。
以上説明した実施例の加工布送り装置は、ガイドレー
ル3をミシンテーブルTの上部であってミシンアームM
の下方の空間に配置し、スプライン軸75をミシンアーム
MのベッドM1の上方に配置することにより、直交方向移
動手段7と平行方向移動手段5とをミシンアームの側に
重ねて配置する。ガイドレール3はミシンアームMと同
じ側にある。操作者はミシンアームMに向き合って、ク
ランプ装置1に加工布のカセットCをセットしたり、下
糸のボビンの交換を行なう。
ル3をミシンテーブルTの上部であってミシンアームM
の下方の空間に配置し、スプライン軸75をミシンアーム
MのベッドM1の上方に配置することにより、直交方向移
動手段7と平行方向移動手段5とをミシンアームの側に
重ねて配置する。ガイドレール3はミシンアームMと同
じ側にある。操作者はミシンアームMに向き合って、ク
ランプ装置1に加工布のカセットCをセットしたり、下
糸のボビンの交換を行なう。
したがって、実施例の加工布送り装置によれば、加工
布のカセットCのセットや下糸のボビンの交換などの作
業位置が操作者に近く、これら作業が容易になり、使い
勝手の向上を図ることができるという効果を奏する。こ
のことは直交方向移動手段7と、平行方向移動機構5と
を大きくし、縫製エリアを大型化しても変わらない。
布のカセットCのセットや下糸のボビンの交換などの作
業位置が操作者に近く、これら作業が容易になり、使い
勝手の向上を図ることができるという効果を奏する。こ
のことは直交方向移動手段7と、平行方向移動機構5と
を大きくし、縫製エリアを大型化しても変わらない。
また、スプライン軸75がミシンアームMのベッドM1の
上部にあるから、スプライン軸75がベッドM1から外れた
ところにある場合より、直交方向移動手段7の移動量が
同じであっても加工布送り装置を小さくできる利点があ
る。
上部にあるから、スプライン軸75がベッドM1から外れた
ところにある場合より、直交方向移動手段7の移動量が
同じであっても加工布送り装置を小さくできる利点があ
る。
さらに、ガイドレール3が外部に露出するから、ガイ
ドレール3を延長して、ミシンアームMの直交方向移動
手段7の移動量を増加することができる利点がある。
ドレール3を延長して、ミシンアームMの直交方向移動
手段7の移動量を増加することができる利点がある。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこ
うした実施例に何等限定されるものではなく、例えば平
行方向移動手段はラックとピニオンとを用いる構成な
ど、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。
うした実施例に何等限定されるものではなく、例えば平
行方向移動手段はラックとピニオンとを用いる構成な
ど、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。
発明の効果 以上詳述したように、本発明のミシンの加工布送り装
置によれば、直交方向移動手段と平行方向移動手段とを
ミシンアームの側に重ねて配置できるから、縫製エリア
を大型化しても、加工布のセットや下糸のボビンの交換
の作業位置が操作者に近く、作業が容易になり、使い勝
手の向上を図ることができるという効果を奏する。
置によれば、直交方向移動手段と平行方向移動手段とを
ミシンアームの側に重ねて配置できるから、縫製エリア
を大型化しても、加工布のセットや下糸のボビンの交換
の作業位置が操作者に近く、作業が容易になり、使い勝
手の向上を図ることができるという効果を奏する。
第1図は本発明の一実施例としてのミシンの加工布送り
装置の斜視図、第2図はその平行方向移動手段を示す斜
視図、第3図はその直交方向移動手段を示す斜視図であ
る。 1……クランプ装置、3……ガイドレール 5……平行方向移動手段 7……直交方向移動手段 71……ラック、73……ピニオン 75……スプライン軸、C……加工布のカセット M……ミシンアーム、T……ミシンテーブル
装置の斜視図、第2図はその平行方向移動手段を示す斜
視図、第3図はその直交方向移動手段を示す斜視図であ
る。 1……クランプ装置、3……ガイドレール 5……平行方向移動手段 7……直交方向移動手段 71……ラック、73……ピニオン 75……スプライン軸、C……加工布のカセット M……ミシンアーム、T……ミシンテーブル
Claims (1)
- 【請求項1】ミシンアームの直交方向に配置したガイド
レールと、 該ガイドレールに摺動自在に支持され、加工布をミシン
テーブルに広げて保持する保持部材と、 該保持部材をガイドレールに沿って、前記ミシンアーム
の直交方向に移動する直交方向移動手段と、 前記ガイドレールとともに前記保持部材をミシンアーム
の平行方向に移動する平行方向移動手段と を備えるミシンの加工布送り装置において、 前記直交方向移動手段は、 前記保持部材に固定されたラックと、 前記ガイドレールに回動自在に支持され、前記保持部材
のラックに噛み合うピニオンと、 該ピニオンの軸芯に固定され、前記ミシンアームの平行
方向に回動自在に支持されたスプライン軸と、 該スプライン軸が挿通され、そのスプラインに噛み合う
スプライン穴を軸芯に有する回動部材と、 該回動部材を回動する駆動手段とを備えてなり、 前記ガイドレールを、前記ミシンテーブルの上部であっ
て、前記ミシンアームの下方の空間に配置し、 該ガイドレールに直交し前記ミシンアームに平行な前記
スプライン軸を、前記ミシンアームのベッドの上方に配
置した ことを特徴とするミシンの加工布送り装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13085190A JP2722778B2 (ja) | 1990-05-21 | 1990-05-21 | ミシンの加工布送り装置 |
US07/669,001 US5081943A (en) | 1990-05-08 | 1991-03-13 | Work fabric feeding device for automatic sewing apparatus |
DE4113234A DE4113234C2 (de) | 1990-05-08 | 1991-04-23 | Nähgutzuführungseinrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13085190A JP2722778B2 (ja) | 1990-05-21 | 1990-05-21 | ミシンの加工布送り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0424056A JPH0424056A (ja) | 1992-01-28 |
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