JP2720599B2 - 健康管理システム - Google Patents

健康管理システム

Info

Publication number
JP2720599B2
JP2720599B2 JP2327116A JP32711690A JP2720599B2 JP 2720599 B2 JP2720599 B2 JP 2720599B2 JP 2327116 A JP2327116 A JP 2327116A JP 32711690 A JP32711690 A JP 32711690A JP 2720599 B2 JP2720599 B2 JP 2720599B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exercise
data
subject
level
central processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2327116A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04197278A (ja
Inventor
昌一 加藤
芳夫 松野
伸 銅谷
英太郎 倉本
義彦 菅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2327116A priority Critical patent/JP2720599B2/ja
Publication of JPH04197278A publication Critical patent/JPH04197278A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2720599B2 publication Critical patent/JP2720599B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は健康管理システムに関し、特に、体力測定に
より得られたデータを情報処理装置で解析して、最適な
運動種目および運動強度を提示するシステムに関する。
[従来の技術およびその問題点] 従来、この種の健康管理システムとしては、情報処理
装置が身体測定で得られたデータ、例えば身長と体重を
解析し、被測定者が指定した運動種目、例えば歩行をど
の程度の強度で実施すれば健康の維持、更には改善を図
れるかを提示するものであった。
例えば、被測定者が、身体測定の結果、中程度の肥満
度であるとの評価を得たと仮定する。もし、被測定者が
特に好みの運動種目がなく一般的な歩行を指定したとす
ると、情報処理装置は、被測定者の健康の改善に必要な
歩行速度を指定する。ところが、被測定者が野球を指定
すると、情報処理装置はその実施可能性を考慮すること
なく一週間当り参加すべき試合時間を提示する。
詳述すると、かかる従来の健康管理システムでは、ま
ず、測定者が被測定者の体躯を測定して情報処理装置に
そのデータを供給すると、情報処理装置は、被測定者の
体型の標準的な体型からの偏差を縮減するのに必要な消
費カロリーを計算する。次に、情報処理装置は指定され
た運動種目で上記算出されたカロリーを消費するために
必要とされる運動強度を計算し、これを被測定者に提示
するのである。
従来の健康管理システムは、単に、体型を示すデータ
を解析するのみであったので、被測定者が指定する運動
種目の適、不適を判断することなく指定された運動種目
を適切なものとして受け入れ、運動強度を計算してい
た。
このような運動強度の計算では、指定された運動種目
が被測定者に適しているか否かを心肺機能等の内科的見
地から判断することなく受け入れていたので、指定され
た運動種目が被測定者の健康を害するものである場合も
あり、総合的な健康管理が達成できないという問題点を
有していた。
また、従来の健康管理システムでは、運動強度が指定
された運動の本質から見て実現可能か否かの判断をする
ことなく、単に、運動強度を単位時間当りの消費カロリ
ーと実施の頻度で提示していた。しかしながら、仕事を
持つ通常の成人の場合、団体競技は単位期間(例えば、
1カ月)当りに実施できる頻度に限界があり、情報処理
装置の提示する運動強度がその限度を超えているなら提
示そのものが無意味であり、従来の健康管理システムは
提供できる情報の有効性にも問題があった。
[問題点を解決するための手段] 本願発明の要旨は、第1図に示されているように、被
測定者の体力測定データに基づき被測定者の体力を評価
する手段1と、運動種目毎の実施目的、運動強度、消費
カロリーおよび単位期間当りの実施可能回数を供給する
基礎データ保持手段2と、被測定者の体力評価を勘案し
て運動目的を決定する運動目的決定手段3と、被測定者
の体力評価を勘案して運動強度を決定する手段4と、被
測定者の体力評価を勘案して目標とすべき単位期間当り
の消費カロリーを決定する手段5と、上記決定された運
動目的に合致した運動種目を基礎データ保持手段中の運
動種目から選択する第1選択手段6と、上記決定された
目標とする運動強度範囲の運動強度を有する運動種目を
基礎データ保持手段中の運動種目から選択する第2選択
手段7と、上記決定された目標とすべき単位期間当りの
消費カロリーを運動種目毎の単位実施回数当り消費され
る消費カロリーおよび実施可能回数に比較して実施可能
な運動種目を基礎データ保持手段中の運動種目から選択
する第3選択手段8と、第1、第2および第3選択手段
が選択した運動種目の論理積から推奨する運動種目、運
動強度および頻度を決定し被測定者に提示する手段9と
を含む健康管理システムである。
[発明の作用] ある人が自らの体力に適した運動種目、運動量及び実
施頻度を知りたいときには、その人は、まず、種々の測
定項目からなる体力測定を受け、手段1が被測定者の体
力測定データに基づき被測定者の体力を評価する。一
方、基礎データ保持手段2は運動種目毎の実施目的、運
動強度、消費カロリーおよび単位期間当りの実施可能回
数アクセス可能な状態で保持している。
運動種目等の決定に際しては、運動目的決定手段3が
被測定者の体力評価を勘案して運動目的を決定し、手段
4が被測定者の体力評価を勘案して運動強度を決定す
る。さらに、手段5は被測定者の体力評価を勘案して目
標とすべき単位期間当りの消費カロリーを決定する。
次に、第1選択手段6が上記決定された運動目的に合
致した運動種目を基礎データ保持手段中の運動種目から
選択し、第2選択手段7が上記決定された目標とする運
動強度範囲の運動強度を有する運動種目を基礎データ保
持手段中の運動種目から選択し、更に、第3選択手段8
が上記決定された目標とすべき抽出期間当りの消費カロ
リーを運動種目毎の単位実施回数当り消費される消費カ
ロリーおよび実施可能回数に比較して実施可能な運動種
目を基礎データ保持手段中の運動種目から選択する。か
ようにして、第1、第2および第3選択手段がそれぞれ
選択すると、手段9は選択した運動種目の論理積から推
奨する運動種目、運動強度および頻度を決定し、被測定
者に提示する。
[実施例] 第2図は本願発明に係る健康管理システムのハードウ
エア構成を示すブロック図であり、第3図は第2図に示
されたハードウエアにより実行される手順を示すフロー
チャートである。
第2図において、21は中央処理装置を示しており、本
実施例の場合、この中央処理装置21はマイクロプロセッ
サで実現されている。健康管理用プログラムがプログラ
ムメモリ23にオペレイティングシステムの制御下で読み
込まれると、 中央処理装置21は内部バスシステム22を介してプログラ
ムメモリ23中の命令コードを順次フェッチし、第3図に
示されている各機能を実現する。すなわち、中央処理装
置21はフロッピディスクコントローラ24にフロッピディ
スクドライバー25中のフロッピ26からワーキングメモリ
27にデータ転送を実行させ、ワーキングメモリ27内に後
述するデータベースおよびメッセージリストを保持させ
る。
中央処理装置21は更にキーボード28からインターフェ
ース29を介してインプットされるキー動作を判別し、各
種データをワーキングメモリ27内に一時的に保持する。
ワーキングメモリ27内の各種データは、後に詳述するよ
うに、転送、演算およびデータベースとの比較に付さ
れ、その結果をメッセージリストと参照して、推奨され
る運動種目、運動強度および頻度を表すメッセージデー
タを形成する。続いて、中央処理装置21はメッセージデ
ータをビデオメモリ30に転送し、グラフィクコントロー
ラ31に命令を与えてメッセージデータを順次読みださ
す。グラフィックコントローラ31は読みだしたメッセー
ジデータをキャラクタディスプレイ32に供給し、運動種
目、運動強度、頻度等を提示するメッセージを表示す
る。
更に、中央処理装置21はキーボード28から与えられる
ユーザの命令に応答して、ワーキングメモリ27内のメッ
セージデータをプリンタ33に供給し、所定の記録用紙34
上にメッセージを印刷する。
次に、健康管理用プログラムを構成する命令コードの
シーケンスを第3図を参照して説明する。中央処理装置
21は、まず、ハードウエアの初期化を実行し、次いで、
フロッピイディスクコントローラ24にフロッピディスク
26に記憶されているデータベースおよびメッセージリス
トを構成するデータの転送を命令する。フロッピイディ
スクコントローラ24はフロッピイディスクドライバ25に
フロッピイ26のセクタアドレス等を与え、指定されたデ
ータをワーキングメモリ27に転送する。その結果、デー
タベースとメッセージリストはワーキングメモリ27内に
設定され(ステップS1)、中央処理装置21はキーボード
28を定期的に走査しつつ、体力測定データの入力の有無
を判断する(ステップS2)。体力データの入力の無い間
は、ステップS2の判断がノー(N)となるので、中央処
理装置21はステップ2を繰り返し実行して体力測定デー
タの入力を待つ。
本実施例の場合は、体力測定が最大酸素摂取量(ミリ
リットル/kg分)、体脂肪率(%)、筋力および筋持久
力(上体起こしの回数)、柔軟性(長座体前屈の可能距
離)、調整力(開眼片足立ちの持続時間および棒反応時
の距離)について実施され、それぞれの測定値(以下、
測定値データという)がキーボード28からインプットさ
れる。また、被測定者の年齢、性別(以下、個人データ
という)もキーボード28からインプットされる。これと
調和して、ベータベースは、最大酸素摂取量の性別およ
び年齢毎のレベル別データで構成される最大酸素摂取量
データファイル、体脂肪率の性別および年齢毎のレベル
別データで構成される体脂肪率データファイル、上体起
こし回数の性別および年齢毎のレベル別データで構成さ
れる筋力/筋持久力データファイル、長座体前屈距離の
性別および年齢毎のレベル別データで構成される柔軟性
データファイル、開眼方足立ち時間および棒反応時の距
離を性別および年齢毎のレベル別データで構成される調
整力データファイルを含んでいる。データベースは、更
に、上記測定項目のレベルデータの標準的組み合せと総
合体力評価に関するメッセージ、更に、運動目的との関
係を示す総合体力評価データファイルを有している。デ
ータベースを構成する他のデータファイルは、フローチ
ャートの説明に必要な箇所でそれぞれ説明する。
かかる体力測定の測定値データおよび個人データがイ
ンプットされると、測定値データおよび個人データはイ
ンターフェース29を介して中央処理装置21に取り込ま
れ、中央処理装置21は測定値データおよび個人データで
あることをソフトウエア(詳細なステッのは説明を省略
する)で判断した後、ワーキングメモリ27に転送し、所
定のアドレスに保持する。かようにして測定値データと
個人データがワーキングメモリ27に記憶されると、ステ
ップS2の判断はイエス(Y)となるので、中央処理装置
21は体力評価サブルーチンS3を実行する。
体力評価サブルーチンS3のシーケンスは第4図〜第5
図に示されている。中央処理装置21は最大酸素摂取量デ
ータファイルから個人データと一致する選別および年齢
のレベル別データ1つ読みだし(ステップS31)、測定
値データと一致するか否かを判断する(ステップS3
2)。ステップS32の判断結果がノーの場合は、最大摂取
量データファイルから他のレベル別データを読みだし、
再び測定値データと一致するか否かを判断する。このよ
うにして最大酸素摂取量データファイルのレベル別デー
タに順次アクセスし、測定値データと一致するレベル別
データを捜す。最大酸素摂取量データファイルは第6図
に示されているように構成されており、個人データで性
別と年齢とが特定されると、一連のレベル別データが選
択される。従って、これらの一連のデータが測定値デー
タと順次比較されることになる。
いずれかのレベル別データが測定値データと一致する
なら、ステップS32の判断結果はイエスとなるので、一
致したレベル別データに付された評価レベル(1,2,...
L)を表す評価レベルデータがワーキングメモリ27に転
送されてワーキングメモリ27の予め割り当てられたアド
レスに保持される(ステップS33)。
中央処理装置21は、次ぎに、体脂肪率データファイル
のレベル別データにアクセスする。体脂肪率データファ
イルも第6図に示されているような構成を有しているの
で、個人データで示された性別および年齢範囲で選択さ
れた一連のレベル別データが順次読みだされる。すなわ
ち、一連のレベル別データの内の1つが読みだされ(ス
テップS34)、測定値データと一致するか否かが判断さ
れる(ステップS35)。一致しない間は、ステップS34と
S35とを繰り返し、測定値データと一致するレベル別デ
ータを捜す。測定値データと一致するレベル別データが
発見されると、中央処理装置21は該レベルベルデータに
付与されている評価レベルを表す評価レベルデータをワ
ーキングメモリ27に転送し、予め割り与えられているア
ドレスに保持する(ステップS36)。
中央処理装置21は、次ぎに、筋力/筋持久力データフ
ァイルのレベル別データにアクセスする。筋力/筋持久
力データファイルも第6図に示されているような構成を
有しているので、個人データで示された性別および年齢
範囲で選択された一連のレベル別データが順次読みださ
れる。すなわち、一連のレベル別データの内の1つが読
みだされ(ステップS37)、測定値データと一致するか
否かが判断される(ステップS38)。一致しない間は、
ステップS37とS38とを繰り返し実行し、測定値データと
一致するレベル別データを捜す。測定値データと一致す
るレベル別データが発見されると、中央処理装置21は該
レベルベルデータに付与されている評価レベルを表す評
価レベルデータをワーキングメモリ27に転送し、予め割
り与えられているアドレスに保持する(ステップS3
9)。
中央処理装置21は、次ぎに、柔軟性データファイルの
レベル別データにアクセスする。柔軟性データファイル
も第6図に示されているような構成を有しているので、
個人データで示された性別および年齢範囲で選択された
一連のレベル別データが順次読みだされる。すなわち、
一連のレベル別データの内の1つが読みだされ(ステッ
プS40)、測定値データと一致するか否かが判断される
(ステップS41)。一致しない間は、ステップS40とS41
とを繰り返し実行し、測定値データと一致するレベル別
データを捜す。測定値データと一致するレベル別データ
が発見されると、中央処理装置21は該レベルベルデータ
に付与されている評価レベルを表す評価レベルデータを
ワーキングメモリ27に転送し、予め割り与えられている
アドレスに保持する(ステップS42)。
中央処理装置21は、次ぎに、調整力データファイルの
レベル別データにアクセスする。調整力データファイル
は開眼片足立ち時間に関するデータファイルと棒反応時
距離に関するデータファイルとの総称であり、いずれの
データファイルも第6図に示されているような構成を有
している。
中央処理装置21は、まず、開眼片足立ち時間に関する
データファイルのレベル別データにアクセスする。すな
わち、個人データで示された性別および年齢範囲で選択
された一連のレベル別データが順次読みだされる。一連
のレベル別データの内の1つが読みだされ(ステップS4
3)、測定値データと一致するか否かが判断される(ス
テップS44)。一致しない間は、ステップS43とS44とを
繰り返し実行し、測定値データと一致するレベル別デー
タを捜す。測定値データと一致するレベル別データが発
見されると、中央処理装置21は該レベルベルデータに付
与されている評価レベルを表す評価レベルデータをワー
キングメモリ27に転送し、予め割り与えられているアド
レスに保持する(ステップS45)。次ぎに、中央処理装
置21は、棒反応時距離に関するデータファイルのレベル
別データにアクセスする。すなわち、個人データで示さ
れた性別および年齢範囲で選択された一連のレベル別デ
ータが順次読みだされる。一連のレベル別データの内の
1つが読みだされ(ステップS46)、測定値データと一
致するか否かが判断される(ステップS47)。一致しな
い間は、ステップS46とS47とを繰り返し実行し、測定値
データと一致するレベル別データを捜す。測定値データ
と一致するレベル別データが発見されると、中央処理装
置21は該レベルベルデータに付与されている評価レベル
を表す評価レベルデータをワーキングメモリ27に転送
し、予め割り与えられているアドレスに保持する(ステ
ップS48)。このように各項目に関する評価レベルが決
まると、中央処理装置21は運動目的決定サブルーチンS4
を実行する。
運動目的決定サブルーチンS4が開始すると、中央処理
装置21は評価レベルデータをワーキングメモリ27から読
みだし、評価レベルの組み合せを作成する(ステップS4
9)。総合体力評価データファイルは第7図に示されて
いるように、測定項目に対する評価レベルの標準的組み
合せを示す部分と、各組み合わせについての総合評価の
メッセージに関する部分とで構成されており、被測定者
に関する評価レベルの組み合せが決定されると、その組
み合せに対応する総合評価が決定される。
従って、中央処理装置21は、標準的組み合せ例を順次
読みだし(ステップS50)、読みだされた標準的組み合
せが被測定者の評価レベルの組み合せに一致するか否か
を判断する(ステップS50)。一致しない間は、ステッ
プS50とS51とを繰り返し実行し、一致すると、該一致し
た標準的組み合せに対応する選択タイプを示すパラメー
タ、選択優先順位を示すパラメータおよび運動効果デー
タをワーキングメモリ27の予め割り当てられたアドレス
に保持する(ステップS52)。選択タイプに関するパラ
メータは、選択優先順位のパラメータと組み合わされ
て、体力評価の総合的メッセージの決定に利用される。
総合的メッセージの例としては、「太り過ぎなので、ま
ず減量を目的とします」とか、「心肺系の働きを高め
て、持久力をつけましょう」とか、「関節の動きを高め
て、柔軟性を増しましょう」などがある。
運動目的決定サブルーチンS4が終了すると、該サブル
ーチンS4で決定された運動目的に合致した運動種目の選
択がなされる。この選択は以下の説明で合目的種目選択
サブルーチンS5と称する。既に説明したように、データ
ベース中には、上記体力評価サブルーチンS3および運動
目的決定サブルーチンS4で使用されるデータファイル以
外にも様々なデータファイルが含まれており、その1つ
が第8A図に示されている運動種目別の効果程度を示すデ
ータで構成された運動種目別効果データファイルであ
る。このデータファイルは後述する運動種目毎の運動強
度を示すデータで構成された運動強度データファイルお
よび運動の継続時間に関するデータで構成された運動時
間データファイル(第8B図参照)と一体で構成されてお
り、種々の運動種目が持久力の向上、筋力の増強、柔軟
性の向上および調整力の向上にそれぞれどの程度資する
かを示すものである。例えば、毎分60メートルの歩行は
持久力の向上には効果があるが、その他の項目について
は効果が小さいか期待できないことを示すデータが付さ
れている。そこで、中央処理装置21は運動種目効果デー
タファイルから効果の程度を示すデータを順次読みだ
し、既に決定されている運動目的に関して顕著な効果を
期待できる運動種目を選択する。こうして選択された運
動種目に関する情報はワーキングメモリ27に記録され
る。
次に、中央処理装置21は目標とする運動強度を計算す
る。第9図に示されているように、中央処理装置21は、
まず、ワーキングメモリ27から体脂肪率に関するレベル
データを読み込み(ステップS71)、更に、最大運動強
度データファイル(第10図参照)から体脂肪率のレベル
データを1つ読み出す(ステップS72)。最大運動強度
データファイルは1〜N頁で構成されており、各頁の初
めに体脂肪率のレベルデータが書き込まれている。従っ
て、ステップS71およびステップS72で各々読み出された
レベルデータが一致すれば、ステップS73の判断はイエ
ス(Y)となり、最大運動強度データファイル中の1頁
が指定されることになる。しかしながら、不一致の場合
には、中央処理装置21はステップS72とS73を繰り返し
て、レベルデータの一致する頁を捜す。一時には、必用
な頁が特定されるので(ステップS74)、中央処理装置2
1はワーキングメモリ27から最大酸素摂取量のレベルデ
ータを読み込む(ステップS75)。次に、中央処理装置2
1は指定された頁から最大酸素摂取量のレベルデータを
読みだし(ステップS76)、一致するか否かを判断する
(ステップS77)。不一致時には、ステップS76とS77が
繰り返され、一致したら、該最大酸素摂取量のレベルデ
ータに付随している最大運動強度データVO2MAXを特定す
る(ステップS78)。続いて、中央処理装置21は所定の
方程式に最大運動強度データを代入して目標運動強度ME
T1を算出する(ステップS79)。次に、ワーキングメモ
リ27からステップS5で選択された運動種目に関するデー
タを1つ読みだし(ステップS80)、該運動種目の運動
強度MET2を運動強度データファイルから読み出す(ステ
ップS82)。もし、読み出された運動強度MET2が目標運
動強度MET1と等しいか大きければ、その運動種目は不適
当なので、中央処理装置21はステップS80〜S81を繰り返
し、ワーキングメモリ27からステップS5で選択された他
の運動種目に関するデータを読み出し、その運動強度ME
T2を目標運動強度MET1と比較する。もし、その運動種目
の運動強度が目標運動強度未満なら、その運動種目は運
動強度の見地から適切なので、性別、年齢範囲が個人デ
ータから見て適切なら(ステップS83がイエス)、その
運動種目をワーキングメモリ27の所定アドレスに記録す
る(ステップS84)。中央処理装置21はステップS5で選
択された全ての運動種目についてステップS82およびS83
の判断がなされたか否かを調べ(ステップS85)、未判
断の運動種目があれば、ステップS80〜S84を繰り返す
が、全ての運動種目について判断がなされたなら、リタ
ーンする。
続いて、中央処理装置21は合運動時間種目サブルーチ
ンに進み(ステップS7)、ステップS6で選択された運動
種目の内から実施時間の観点から適当なものを選択す
る。すなわち、第11図に示されているように、中央処理
装置21は個人データから被測定者の体重を示すデータW
と性別を示すデータを読み出し(ステップS91)、次
に、ステップS6で選択された運動種目の内の1つをワー
キングメモリ27から読み出す(ステップS92)。その運
動種目に関する運動強度MET2、実施可能な頻度M、実施
可能な運動時間T1,T2がデータファイルから読み出され
る(ステップS93)。次に、中央処理装置21は運動強度M
ET2と体重Wとを所定の方程式に代入してその運動種目
を1分間実施したときの消費カロリーEを算出する(ス
テップS94)。中央処理装置21は消費カロリーEを頻度
Mで除し、1週間当りに必要なカロリーを消費するため
に1回当りに実施すべき運動時間Tを計算する(ステッ
プS95)。中央処理装置21は、この運動時間Tが実施可
能な運動時間の範囲内であるか否かを判断し(ステップ
S96)、範囲内ならワーキングメモリ27にその運動種目
に関する情報を保存し(ステップS97)、範囲外ならス
テップS92〜S96を繰り返し実施する。こうしてステップ
S6で選択された全ての運動種目について運動時間の検討
がなされると、ステップS98の判断結果がイエスになる
ので、中央処理装置21はリターンする。
このようにしてステップS5〜S7の実施後にワーキング
メモリ27に保存されている運動種目は3回の選択の論理
積であり、体力および実施可能性の見地からいずれも適
切な運動種目といえる。
従って、中央処理装置21は適切な運動種目とその種目
に関する推奨運動強度と推奨実施時間に関するメッセー
ジと、総合体力評価のメッセージとをメッセージリスト
を参照しつつ作成し、それらのメッセージを表すデータ
をビデオメモリ30に転送する(ステップS8)。この後、
中央処理装置21はグラフィクコントローラ31にメッセー
ジを表すデータをディスプレイ32上に表示することを指
示し、もし、キーボード28からメッセージの印字が要求
されると、中央処理装置21はメッセージを表すデータを
インターフェース29を介してプリンタ33に送出する。プ
リンタ33はメッセージを所定の記録用紙に印字する(ス
テップS9)。
このようにして一連のサブルーチンが終了すると、中
央処理装置21は他の被測定者のために一連のサブルーチ
ンを再実行すべきか否かを判断し(ステップS10)、再
実行の場合はステップS2に戻る。一方、再実行の指示が
無いときには、終了の指示があるか否かを判断し(ステ
ップS11)、指示がなければステップS10に戻り、指示が
あれば終了する。
なお、上記実施例では、運動目的による選択がなされ
た後に、運動強度、運動時間等に基づく選択がなされた
が、予め、運動目的を達成するために目標とすべき運動
強度と、目標とすべき消費カロリーを計算しておき、そ
の後、運動目的による選択、運動強度による選択および
運動時間による選択を連続して実行してもよい。
また、運動目的による選択は、その運動目的に関して
効果が顕著な運動を選択したが、選択された運動種目が
運動強度等による選択で不適とされた場合は、再び、運
動目的による選択を繰り返し、この再度の選択において
は、顕著な効果は期待できないものの通常の効果を期待
できるものを選択するようにすることもできる。この場
合は、第1回目のループでは、効果の程度を示すパラメ
ータを顕著な効果を示す値に設定しておき、ステップS
5,S6,S7の実施後、推奨できる運動種目の無いなら、効
果の程度を示すパラメータを第2段階の効果を示す値に
設定しなおして再びステップS5〜S7を実行するようにし
てもよい。
[発明の効果] 以上説明してきたように、本発明に係る健康管理シス
テムは、総合的な体力評価に基づき運動の目的を選択
し、しかも、該目的および被測定者の体力と実施可能性
を考慮して適切な運動種目を選択する。従って、容易に
実施可能な運動種目について実施強度と時間が提示さ
れ、被測定者は健康を害することなく、実行することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願発明のクレーム対応図、 第2図は本願発明の一実施例のハードウエアの構成を示
すブロック図、 第3図は一実施例に係る健康管理システムで実行される
手順を示すフローチャート、 第4図は体力評価サブルーチンの手順を示すフローチャ
ート、 第5図は運動目的決定サブルーチンの手順を示すフロー
チャート、 第6図は各データファイルの構成を示す図、 第7図は総合体力評価データファイルの構成を示す図、 第8図A図および第8B図は総合体力評価データファイル
の構成を示す図、 第9図は合強度種目選択サブルーチンのフローチャー
ト、 第10図は最大運動強度データファイルの構成を示す図、 第11図は合運動時間種目選択サブルーチンのフローチャ
ートである。 1……体力を評価する手段、 2……基礎データ保持手段、 3……運動目的を決定する手段、 4……運動強度を決定する手段、 5……消費カロリーを決定する手段、 6……第1選択手段、 7……第2選択手段、 8……第3選択手段。
フロントページの続き (72)発明者 倉本 英太郎 東京都千代田区大手町1丁目5番2号 三菱金属株式会社内 (72)発明者 菅野 義彦 東京都千代田区大手町1丁目5番2号 三菱金属株式会社内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定者の体力測定データに基づき被測定
    者の体力を評価する手段と、 運動種目毎の実施目的、運動強度、消費カロリーおよび
    単位期間当りの実施可能回数を供給する基礎データ保持
    手段と、 被測定者の体力評価を勘案して運動目的を決定する運動
    目的決定手段と、 被測定者の体力評価を勘案して運動強度を決定する手段
    と、 被測定者の体力評価を勘案して目標とすべき単位期間当
    りの消費カロリーを決定する手段と、 上記決定された運動目的に合致した運動種目を基礎デー
    タ保持手段中の運動種目から選択する第1選択手段と、 上記決定された目標とする運動強度範囲の運動強度を有
    する運動種目を基礎データ保持手段中の運動種目から選
    択する第2選択手段と、 上記決定された目標とすべき単位期間当りの消費カロリ
    ーを運動種目毎の単位実施回数当り消費される消費カロ
    リーおよび実施可能回数に比較して実施可能な運動種目
    を基礎データ保持手段中の運動種目から選択する第3選
    択手段と、 第1、第2および第3選択手段が選択した運動種目の論
    理積から推奨する運動種目、運動強度および頻度を決定
    し、被測定者に提示する手段とを含む健康管理システ
    ム。
JP2327116A 1990-11-28 1990-11-28 健康管理システム Expired - Lifetime JP2720599B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2327116A JP2720599B2 (ja) 1990-11-28 1990-11-28 健康管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2327116A JP2720599B2 (ja) 1990-11-28 1990-11-28 健康管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04197278A JPH04197278A (ja) 1992-07-16
JP2720599B2 true JP2720599B2 (ja) 1998-03-04

Family

ID=18195481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2327116A Expired - Lifetime JP2720599B2 (ja) 1990-11-28 1990-11-28 健康管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2720599B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015146135A1 (ja) * 2014-03-27 2015-10-01 セイコーエプソン株式会社 運動提示装置、運動提示方法及び運動提示プログラム

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0644270A (ja) * 1992-01-20 1994-02-18 Shimadzu Corp フィットネス・プログラム選定装置
JP2003320064A (ja) * 2002-05-07 2003-11-11 Konami Sports Life Corp 運動支援システム
JP4617755B2 (ja) 2004-07-27 2011-01-26 パナソニック電工株式会社 運動補助装置
JP4517938B2 (ja) * 2005-05-26 2010-08-04 パナソニック電工株式会社 運動補助装置
JP2010119687A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Panasonic Electric Works Co Ltd 揺動型運動装置
JP5423102B2 (ja) * 2009-03-30 2014-02-19 富士通株式会社 体力判定装置、体力判定方法、体力判定プログラム及び携帯端末装置
JP6024067B2 (ja) * 2012-10-09 2016-11-09 レッツスポーツ株式会社 健康支援タイプ別に重力への順応性とエネルギー消費量を算定し、最適な健康支援プログラムを提供するための方法及びシステム
JP6277920B2 (ja) * 2014-09-24 2018-02-14 ブラザー工業株式会社 情報処理装置及びプログラム
CN112842308B (zh) * 2020-12-29 2023-03-10 广东湾区智能终端工业设计研究院有限公司 运动推荐显示方法及可穿戴设备、计算设备、存储介质

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015146135A1 (ja) * 2014-03-27 2015-10-01 セイコーエプソン株式会社 運動提示装置、運動提示方法及び運動提示プログラム
JP2015186542A (ja) * 2014-03-27 2015-10-29 セイコーエプソン株式会社 運動提示装置、運動提示方法及び運動提示プログラム
CN106132301A (zh) * 2014-03-27 2016-11-16 精工爱普生株式会社 运动提示装置、运动提示方法以及运动提示程序

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04197278A (ja) 1992-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Stellingwerff Case study: body composition periodization in an olympic-level female middle-distance runner over a 9-year career
JP2720599B2 (ja) 健康管理システム
TWI650713B (zh) 客製化的訓練建議
US6040531A (en) Process for controlling body weight
US6663564B2 (en) Process for controlling body weight
JP2011078728A (ja) 身体状態評価装置、状態推測装置、歩幅推測装置、及び、健康管理システム
WO1991003282A1 (en) Activity guidance process, system and kit
CN110032572B (zh) 规划健身课程的方法及系统
CN109589564B (zh) 定制化健身计划生成系统
JP2001314538A (ja) インターネットを通した健康増進器具の制御方法及びこれを利用した健康増進システム
CN112349380A (zh) 基于云计算的健身指导方法、装置、设备及存储介质
US20050064995A1 (en) Exercise support system
JP2720601B2 (ja) 体力診断システム
JPH0852244A (ja) トレーニング装置
Tang et al. Design enhancement of overall Paralympics wheelchair for para table tennis competition
JPH04197277A (ja) 健康管理システム
JP2000083935A (ja) 表示制御装置
JP2002360755A (ja) 運動アドバイスプログラム及び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、並びに運動アドバイス方法
JP2002113127A (ja) 定置式自転車
CN113902461A (zh) 评价装置、评价系统以及非临时性存储介质
CN114867538A (zh) 游戏装置以及计算机可读记录介质
CN112349387A (zh) 数据管理方法、装置、智能穿戴设备及存储介质
US20190217184A1 (en) Generation device and generation method
JP2720600B2 (ja) 体力診断システム
JPH1124548A (ja) 加速シミュレーションシステム