JP4517938B2 - 運動補助装置 - Google Patents

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Description

本発明は、使用者に他動的な運動刺激を与えることにより意識的に身体を動かすことなく使用者の筋肉を伸縮させる運動補助装置に関するものである。
近年、使用者が搭乗する搭乗台を自動的に揺動させる運動補助装置(たとえば、特許文献1参照)、使用者が両脚をかけるペダルを自動的に回転させる運動補助装置などが提案されている。この種の運動補助装置は、使用者に他動的な運動刺激を与えるものであり、使用者が意識して能動的に身体を動かさなくとも筋肉を伸縮させることができる。このような他動的な運動刺激であっても、筋肉が伸縮すれば筋肉にブドウ糖が取り込まれて糖代謝が高まるから、ブドウ糖を消費させることになり、ひいては糖尿病の改善に寄与すると考えられる。つまり、高血糖、高インスリン血症の改善の結果、生活習慣病(糖尿病、肥満、高脂血症など)の改善に寄与すると言える。
筋収縮による糖代謝を効率的に行うには、体積の大きい筋肉(とくに有酸素運動に寄与する赤筋(遅筋))に筋収縮を生じさせることが望ましく、大腿部や背部の筋肉を筋収縮させることが有効と考えられる。大腿部の筋肉の筋収縮を促す運動補助装置としては、使用者が足を着いた状態で使用者の臀部を支持する支持台を設け、支持台を傾動させるように構成したものがある(たとえば、特許文献2参照)。
特開平11−155836号公報 特開2005−58733号公報
ところで、この種の運動補助装置では適正な運動量の指針を設けることが望ましい。運動量の指針があれば運動量の過不足を防ぐことになり、また目標が設定されることによって運動に対する使用者の意欲の向上にもつながる。従来の運動補助装置では、運動中の脈動を検出し脈拍数(心拍数)などをパラメータに用いて運動強度を加減するものが知られている。これは脈拍数を管理することによって、運動中の事故を防止したり、単位時間当たりの負荷の変化を少なくすることが目的である。つまり、現状では、生活習慣病に関連すると言われている脂肪量を適正化するように、使用者ごとに運動量を加減するという発想の運動補助装置は提案されていない。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、脂肪量および筋肉量に応じて運動の強度および運動量を適正化する運動補助装置を提供することにある。
請求項1の発明は、使用者の身体の一部を支持する支持台と、使用者が足を載せる足置台と、使用者の脚部に作用する使用者の体重による負荷を変化させるように支持台の傾き角度を時間経過に伴って変化させる駆動機構部と、使用者が手で把持することができる握り部と、足置台および握り部とにそれぞれ設けた電極と、所要の電極間で通電するとともに既定の電極間の電位差を検出し使用者の体重が与えられると使用者の脂肪量と筋肉量とを推算する推算部と、脂肪量と筋肉量とのうちの少なくとも一方をパラメータとして使用者に適した支持台の動作速度と動作時間を決定して駆動機構部に指示する制御部とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、使用者の筋肉量と脂肪量とを計測することにより支持台の動作速度や動作時間を使用者に合わせることができ、使用者に合わせて負荷の大きさや運動量を適正化することができる。しかも、足置台は支持台とともに必須の構成であり、筋肉量および脂肪量を計測する際に必要になる足側の電極を足置台に設けることができるから、足置台に電極を設けることで、使用者が足置台に足を載せる位置の目安にもなる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記制御部は、使用者の体重と筋肉量とを用いて目標とする単位時間当たりのエネルギ代謝量が得られるように支持台の動作速度を決めるエネルギ代謝量演算部を備えることを特徴とする。
この構成によれば、目標とするエネルギ代謝量が得られるように支持台の動作速度を決めるから、単位時間当たりのエネルギ代謝量に見合うように運動強度を調節することが可能になる。
請求項3の発明では、請求項1または請求項2の発明において、前記足置台と前記支持台とのうち少なくとも足置台に荷重センサと、荷重センサにより検出した荷重の合計から使用者の体重を推算する体重推算部とを備え、体重推算部で求めた体重を推算部で用いることを特徴とする。
この構成によれば、脂肪量および筋肉量を推算するのに必要な体重が自動的に計測されるから、体重を入力する手間がかからず、また体重が誤入力されることによる脂肪量および筋肉量の誤演算が生じるのを防止できる。
請求項4の発明では、請求項1ないし請求項3のいずれかの発明において、前記支持台は使用者の臀部を載せる部位の高さ位置が調節可能であって、当該高さ位置を検出する長さセンサと、使用者が定位置に位置するときに長さセンサで求めた高さ位置から使用者の脚長を推算する身長推算部とを備え、身長推算部で求めた身長を推算部で用いることを特徴とする。
この構成によれば、脂肪量および筋肉量を推算するのに必要な脚長が自動的に計測されるから、別途に脚長を計測する手間がかからず、また誤入力されることによる脂肪量および筋肉量の誤演算が生じるのを防止できる。
請求項5の発明では、請求項1ないし請求項4のいずれかの発明において、前記支持台の動作速度および動作時間を運動メニューとして人の生体プロフィールに対応付けたメニュー記憶部と、使用者の生体プロフィールを入力する入力部とを備え、入力部から入力された生体プロフィールが運動メニュー記憶部に照合されることにより運動メニューが抽出され、制御部は抽出された運動メニューに従って前記駆動機構部に指示を与えることを特徴とする。
この構成によれば、病気や体調や運動歴のような使用者ごとの生体プロフィールを考慮した支持台の動作速度や動作時間を決めることができるから、使用者に応じたきめ細かい対応が可能になる。
請求項6の発明では、請求項1ないし請求項5のいずれかの発明において、使用者の脂肪量と筋肉量とのうちの少なくとも脂肪量の履歴を格納する履歴記憶部と、履歴記憶部に格納された履歴から運動効果を評価する評価部とを備え、前記制御部は評価部での結果に応じた指示を前記駆動機構部に与えることを特徴とする。
この構成によれば、使用者の脂肪量や筋肉量の履歴をとり、さらに脂肪量や筋肉量の変化を評価することにより、達成しようとする運動効果に応じて支持台の動作速度や動作自家を調節することができる。
本発明の構成によれば、使用者の筋肉量と脂肪量とを計測することにより支持台の動作速度や動作時間を使用者に合わせて適正化することができるという利点がある。
(実施形態1)
図1に本実施形態の全体構成を示す。床のような設置面に設置される架台1を有しており、使用者Mが臀部を載せる支持台2と、使用者Mが足F(図2参照)を載せる一対の足置台3とが架台1に設けられる。足置台3の上面は踵側から爪先側に向かって下り傾斜している。支持台2は、架台1に立設した柱状の支柱体21と、駆動機構部4を収納した筐体22と、筐体22の上に配置され使用者Mが臀部を載せる座部23とからなる。座部23は駆動機構部4に連結されており、駆動機構部4により座部23が移動され時間経過に伴って傾き角度を変化させる。また、左右の足置台3はそれぞれ、上下方向に伸縮するパンタグラフ状の機構とばねとを用いて架台1に支持され、架台1に対して上下方向に変位可能になっている。
本実施形態の運動補助装置を使用するにあたっては、使用者Mは足置台3の上面に素足の足裏を密着させるように足置台3に足を載せ、かつ座部23に臀部を載せる。駆動機構部4は架台1の上面に対する座部23の上面の傾斜角度を変化させることにより、使用者Mの自重で脚に作用する負荷の大きさを変化させる。いま、架台1の上面(水平面とする)に対して座部23の上面が略平行であるときの座部23に作用する荷重をG11とし、足置台3に作用する荷重をG12とし、架台1の上面に対して座部23の上面が傾いたときの座部23に作用する荷重をG21とし、足置台3に作用する荷重をG22とすれば、G11/G12>G21/G22になる。要するに、座部23が傾くほど使用者Mは立っている状態に近付き、それだけ使用者Mの自重で脚部に作用する荷重が大きくなる。こうして座部23の傾き角度に応じて使用者Mの脚部(とくに、大腿部)に作用する負荷が変化する。
駆動機構部4の具体的な構造はここでは示さないが、駆動源としてのモータを1個または2個備え、座部23が架台1と平行な位置と架台1に対して傾く位置との間で往復移動し、かつ支柱体21と各一方の足置台3とを含む面内でそれぞれ傾くようにギア、クランク機構を用いて構成してある。もちろん、リンク、カムなどの他の適宜の機械要素を組み合わせて構成することも可能である。また、片側の脚への傾斜方向は、膝の屈伸方向に略一致する。これにより、膝関節に痛みがある人でも使用できる。架台1に対する座部23の上面の角度が変化すると、使用者Mの脚部に作用する荷重が増減し、結果的に足置台3に作用する荷重も増減するから足置台3が上下方向に変位する。このとき、座部23に載せた使用者Mの臀部の位置と足置台23に載せた足裏の位置との相対距離が略一定に保たれるから、膝関節の曲げ角度はほとんど変化しない。すなわち、等尺性筋収縮の状態として、膝関節に痛みを持つ使用者Mであっても膝関節の痛みの発生を抑制することができる。なお、足置台3の昇降には駆動源を用いてもよい。駆動源の制御はマイクロコンピュータを主構成とする制御部10がドライブ回路12を介して行う。ドライブ回路12は制御部10と駆動機構部4との間のインターフェイスであって、制御部10の出力を受けて駆動機構部4の駆動源に電力を供給する。制御部10の構成は後述する。
座部23を支柱体21と各一方の足置台3とを含む面内で傾くように構成しているのは、膝関節に左右方向の力が作用しないようにするためであって、膝関節に痛みを持つ使用者Mでも使用することが可能になる。しかも、使用者Mの自重による荷重が片脚ずつに作用するから、両脚に同時に荷重を作用させる場合よりも大きい荷重を与えることができる。また、膝関節に痛みがある場合には膝関節の伸展位置からの曲げ角度を所定角度(たとえば、40度)以上に大きくすると痛みが大きくなることが知られているから、座部23の傾き角度は膝関節の曲げ角度が所定角度以下に保たれるように制限される。なお、膝関節の曲げ角度を所定角度とするために、座部23の初期位置(つまり、座部23の高さ位置)および架台1に対する足置台3の位置は調節可能になっている。
座部23の高さ位置の調節には、ガスケットスプリングを用いることができる。また、支柱体21の構造を自動車のサドルを上下させる構成と同様の構造とし、2本の筒体を入れ子状に結合したものを用いるとともに、外側の筒体の筒口に割溝を形成しておき、割溝の幅をレバーで調節可能にしておく。あるいはまた、座部23をモータで昇降させる電動式の構成としてもよい。さらには、座部23を駆動機構部4に対して着脱可能とし、種々の高さ寸法の座部23を交換可能に結合する構成を採用してもよい。
架台1において両足置台3の間の部位にはポール5aが立設され、ポール5aの上端にはポール5aから左右に張り出したハンドル5bが設けられる。つまり、ポール5aとハンドル5bとでT字状をなしている。ハンドル5bの長手方向の両端部にはそれぞれ使用者が手で把持することのできる握り部5が設けられ、ハンドル5bの長手方向の中間部にはタッチパネル式の入力部6が取り付けられる。したがって、入力部6はデータの入力機能だけでなく表示機能も併せ持つ。握り部5は運動補助装置の動作時において必要に応じて使用者Mが握ることはできるが、通常は握り部5を握らずに使用する。
ところで、各足置台3には図2に示すように、各一対の電極8a,8bが設けられ、各握り部5には図3に示すように、各一対の電極8c,8dが設けられる。これらの電極8a〜8dは、使用者Mに微弱な高周波電流を通電して生体のインピーダンスを計測するために設けられている。すなわち、電極8a,8cは高周波電流を通電するために設けられ、電極8b,8dは電圧を検出するために設けられている。以下では、電極8a,8cを信号電極、8b,8dを測定電極と呼ぶ。
生体のインピーダンスを求めるのは使用者Mの体脂肪率を求めるためであって、この技術は生体インピーダンス法として知られている。すなわち、体内の脂肪が他の部位よりも水分含量が少ないことに着眼し、体内の脂肪量が多いほどインピーダンスが大きくなることを利用して脂肪量を推定するのである。具体的には、適宜の2個の信号電極8a,8cの間に高周波電流を通電し、当該信号電極8a,8cに隣接する2個の測定電極8b,8dの間の電位差を検出することにより、生体のインピーダンスを検出する。
したがって、信号電極8a,8cおよび測定電極8b,8dは推算部11に接続されており、推算部11では、適宜の信号電極8a,8cに一定電流である高周波電流を通電し、測定電極8b,8dで検出された電圧に基づいて生体のインピーダンスを推定する。なお、信号電極8a,8cおよび測定電極8b,8dの組み合わせが複数種類あるときには、どの電極間のインピーダンスを測定するかを識別するために高周波電流の周波数を異ならせる。
たとえば、両手間のインピーダンスと両足間のインピーダンスと手足間のインピーダンスとを求めれば、手足間のインピーダンスから両手間および両足間のインピーダンスを減算することによって、胴体部のインピーダンスを求めることができる。インピーダンスは脂肪量と相関を持っているから、推定部11では求めたインピーダンスから胴体部の体脂肪の量を推定する。
また、体重に占める体脂肪量が少なければ筋肉量が多いと推定することができる。つまり、手足間で測定した体脂肪量と体重とをパラメータとして筋肉量を推定することができる。特定のスポーツ選手を除けば、脚部の筋肉量は推定した筋肉量に相関を持つと考えられるから、上述の方法で筋肉量を推定すれば脚部の筋肉量を推定したことになる。ここに、推定部11において脂肪量と筋肉量とを推定するにはインピーダンスだけではなく、身長と体重と性別と年齢とのうち少なくとも体重が身体的特徴量として必要であるから、入力部6から身体的特徴量を入力する。また、入力部6は上述のようにデータの表示機能を有しているから、推定した脂肪量や筋肉量を入力部6で表示するようにしてもよい。ここに、身体的特徴量としては、体重と身長とを与えれば、脂肪量の推定精度が高くなるが、体重のみが既知であっても脂肪量の推定は可能である。
上述のようにして推算部11で推定した使用者Mの脂肪量と筋肉量とを制御部10に与えると、制御部10では脂肪量および筋肉量に応じて適切な運動が可能になるように駆動機構部4を制御する。制御部10では、使用者Mによらず運動量をほぼ等しくするように駆動機構部4を動作させるか、使用者Mの脂肪量が多いほど運動量を増やすように駆動機構部4を動作させる。運動量は、支持台2を動作させる動作時間と、支持台2を動作させる動作速度との積であるから、動作時間が長く動作速度が速いほど運動量は多くなる。
ここで、使用者Mの運動量は、たとえばブドウ糖の消費量ないしエネルギ代謝量として求める。すなわち、運動中の使用者Mの姿勢がほぼ決まっているので、座部23の動作速度と使用者Mの体重とによって脚部に作用する荷重を推定することができる。脚部の筋肉量は上述のように推算部11で求められているから、脚部に作用する荷重と筋肉量とを用いて単位時間当たりのブドウ糖の消費量を求めることができる。実際には、制御部10に設けたエネルギ代謝量演算部10aにおいて、目標とする単位時間当たりのエネルギ代謝量と推算部11で求めた筋肉量と使用者Mの体重とを用いて座部23の動作速度を決める。この動作速度を駆動制御部4に指示することにより、目標とする単位時間当たりのエネルギ代謝量が得られるように座部23を駆動することができる。
なお、本実施形態では、推定部11で推定した脂肪量および筋肉量に応じて制御部10が駆動機構部4を制御しているが、脂肪量と筋肉量との一方のみで駆動機構部4を制御することも可能である。また、簡易な構成としては、推定部11で推定した脂肪量や筋肉量とは連動させずに駆動機構部4を制御する構成であってもよい。連動させなければ制御部10の構成が簡単になる。この場合、使用者Mが入力部6に表示される脂肪量や筋肉量の推定値を見て運動量を設定する構成とすればよい。
(実施形態2)
実施形態1では、入力部6から身長および体重を入力する構成を採用しているが、使用者Mが身長や体重を正しく記憶しているとは限らず、誤った値を入力するおそれがある。そこで、本実施形態では、使用者Mの身長と体重とを自動的に計測する機能を付加し、入力部6からの身長と体重とのデータ入力を不要とした例を示す。
まず、体重を計測する技術について説明する。本実施形態では使用者Mの体重を計測するために両足置台3に荷重センサ7a(図4参照)を設けている。荷重センサ7aは、圧電素子を備えるロードセル、あるいはスプリングの引張量を差動トランスで検出するものを用いる。
したがって、使用者Mが座部23に着座する前に足置台3に載って立つと、両足置台3に設けた荷重センサ7aで足置台3に作用する荷重を計測することができ、両荷重センサ7aで計測された荷重の加算値を使用者Mの体重として用いることができる。荷重センサ7aの計測値の加算は推算部11に設けた体重推算部11aで行う。ここに、体重の計測時には握り部5を把持しないことはいうまでもない。
ただし、膝に痛みがある使用者Mでは握り部5を把持せず足置台3に載るのは負担になることもある。そこで、足置台3に加えて座部23にも荷重センサ7aを設ける構成を採用してもよい。この構成では、体重の計測時において運動時と同様に、足置台3に足を載せるとともに座部23に着座することによって使用者Mの体重を3点で支持する。座部23に着座すれば握り部5を把持しなくとも使用者Mの膝への負担が少なくなるから、使用者Mの体重は足置台3と座部23とに作用することになり、3個の荷重センサ7aでの計測値を加算すれば使用者Mの体重を計測することができる。
一方、使用者Mの身長は、運動時において使用者Mの膝関節の曲げ角度を所定角度にすることを利用して推測する。実施形態1で説明したように、使用者Mの膝関節の曲げ角度を所定角度に保つために、座部23の高さ位置が調節可能になっている。また、座部23の高さ位置は長さセンサ7bにより検出される。足置台3に足を載せる位置は適宜のマークなどにより規定される。したがって、座部23の高さ位置を調節し、膝関節の曲げ角度を所定角度(たとえば40度)にすれば、長さセンサ7bで検出される座部23の高さ位置を用いて使用者Mの脚長を求めることができる。この演算は推算部11に設けた身長推算部11bで行う。ここで、脚長からは正確な身長を推定することはできないが、身長を求めるのは脚部の筋肉量を推定するためであるから身長ではなく脚長でも目的を達成することができる。
体重と同様に身長(脚長)についても装置の調節によって自動的に推定することができるから、別途に身長や脚長を計測する手間がかからず、入力部6から身長を入力する場合のような誤入力の可能性を防止することができる。他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態3)
上述した各実施形態では、筋肉量の推定のために、体重、身長、性別、年齢を入力部6から入力しているが、使用者Mに関して他の生体プロフィールも入力部6から入力すれば、運動量をより適切に決定することができる。図5に示す構成は、実施形態2の構成において使用者Mに適した運動メニューを生成する機能を付加したものである。ただし、運動メニューを生成する機能は実施形態1の構成に付加してもよい。
たとえば、疾患の有無および種類、血圧のような体調、運動歴などを生体プロフィールとして入力する場合を想定すれば、同じ運動量でも負荷の大きさ(つまり、動作速度)を加減することが可能になる。一例を挙げると、血圧が高い使用者Mには、負荷を軽減して運動時間を長くすることによって目的とする負荷量(運動量)を達成できるように運動メニューを作成し、この運動メニューを駆動制御部4に指示するのである。運動メニューは標準的なものを生体プロフィールのタイプ別にメニュー記憶部9aに格納しておき、使用者Mが生体プロフィールを入力したときに、メニュー記憶部9aから類似する生体プロフィールに対応する運動メニューを抽出して使用する。ここに、生体プロフィールのうち血圧のような属性については、入力部6から入力されると、低血圧、正常血圧、高血圧などのように分類を行った後にメニュー記憶部9aと照合する。
上述のように入力部6から入力される使用者Mの生体プロフィールに関して情報量を増加させることにより、使用者Mに適した運動メニューをきめ細かく設定することができ、使用者Mに応じた動作速度および動作時間を設定することが可能になる。
ところで、メニュー記憶部9aとは別に履歴記憶部9bを設け、各使用者Mごとの脂肪量や筋肉量の変化について履歴を記憶するようにしてもよい。つまり、運動のたびに脂肪量と筋肉量とを推定するから、推定した脂肪量と筋肉量とを日時(図示しない時計部で計時する)ととともに履歴記憶部9bに記憶させるのである。履歴記憶部9bに格納された履歴から1ヶ月単位などの適宜の期間ごとに評価部13で運動効果が評価される。評価部13では、たとえば、期間の始点と終点との脂肪量の差を求め、脂肪量の差が規定した目標値よりも小さいときには、1回の運動量を増加させるように運動メニューを補正する。運動量は上述のように座部23の動作速度と動作時間との積であるから、評価部13での評価により運動量が不足していると判断した場合には、制御部10では動作速度または動作時間を増加させるように駆動制御部4に指示を与える。ここでは目標値を脂肪量について設定しているが筋肉量について設定したり、脂肪量と筋肉量との両方とについて設定したりしてもよい。
履歴記憶部9bに格納した脂肪量や筋肉量の変化の履歴は、入力部6に呼び出して表示できるようにしてある。脂肪量や筋肉量の変化を使用者Mに示すことにより、運動の動機付けを行うことができる。なお、メニュー記憶部9aおよび履歴記憶部9bは一つの記憶装置によって実現することが可能である。他の構成および動作は上述した実施形態と同様である。
なお、上述した各実施形態では、使用者Mの臀部を支持する構成を例示したが、臀部に限らず使用者Mの身体の一部を支持できる構成であれば本発明の技術思想を適用可能であって、たとえば使用者Mを上方からハーネスで吊り下げる構成を採用することもできる。
(a)は実施形態を示す外観斜視図、(b)は実施形態1を示すブロック図である。 実施形態1の要部平面図である。 実施形態1の要部斜視図である。 実施形態2を示すブロック図である。 実施形態3を示すブロック図である。
符号の説明
1 架台
2 支持台
3 足置台
4 駆動機構部
5 握り部
6 入力部
7a 荷重センサ
7b 長さセンサ
8a〜8c 電極
9a メニュー記憶部
9b 履歴記憶部
10 制御部
10a エネルギ代謝量演算部
11 推算部
11a 体重推算部
11b 身長推算部
12 ドライブ回路
13 評価部
M 使用者

Claims (6)

  1. 使用者の身体の一部を支持する支持台と、使用者が足を載せる足置台と、使用者の脚部に作用する使用者の体重による負荷を変化させるように支持台の傾き角度を時間経過に伴って変化させる駆動機構部と、使用者が手で把持することができる握り部と、足置台および握り部とにそれぞれ設けた電極と、所要の電極間で通電するととも既定の電極間の電位差を検出し使用者の体重が与えられると使用者の脂肪量と筋肉量とを推算する推算部と、脂肪量と筋肉量とのうちの少なくとも一方をパラメータとして使用者に適した支持台の動作速度と動作時間を決定して駆動機構部に指示する制御部とを備えることを特徴とする運動補助装置。
  2. 前記制御部は、使用者の体重と筋肉量とを用いて目標とする単位時間当たりのエネルギ代謝量が得られるように支持台の動作速度を決めるエネルギ代謝量演算部を備えることを特徴とする請求項1記載の運動補助装置。
  3. 前記足置台と前記支持台とのうち少なくとも足置台に荷重センサと、荷重センサにより検出した荷重の合計から使用者の体重を推算する体重推算部とを備え、体重推算部で求めた体重を推算部で用いることを特徴とする請求項1または請求項2記載の運動補助装置。
  4. 前記支持台は使用者の臀部を載せる部位の高さ位置が調節可能であって、当該高さ位置を検出する長さセンサと、使用者が定位置に位置するときに長さセンサで求めた高さ位置から使用者の脚長を推算する身長推算部とを備え、身長推算部で求めた身長を推算部で用いることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の運動補助装置。
  5. 前記支持台の動作速度および動作時間を運動メニューとして人の生体プロフィールに対応付けたメニュー記憶部と、使用者の生体プロフィールを入力する入力部とを備え、入力部から入力された生体プロフィールが運動メニュー記憶部に照合されることにより運動メニューが抽出され、制御部は抽出された運動メニューに従って前記駆動機構部に指示を与えることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の運動補助装置。
  6. 使用者の脂肪量と筋肉量とのうちの少なくとも脂肪量の履歴を格納する履歴記憶部と、履歴記憶部に格納された履歴から運動効果を評価する評価部とを備え、前記制御部は評価部での結果に応じた指示を前記駆動機構部に与えることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の運動補助装置。
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